【台高】濃霧の池木屋山東尾根を歩く  何も見えねーぜ ワイルドだろー

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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

【台高】濃霧の池木屋山東尾根を歩く  何も見えねーぜ ワイルドだろー

投稿記事 by わりばし »

【日 付】2012年6月30日(土)
【山 域】台高
【コース】宮の谷P6:25---8:58奥ノ出合---10:45池木屋山--13:21野江股ノ頭縦走路---16:10宮の谷P
【メンバー】単独

 台高に通うようになってから日が浅く、まだまだ知らない山域が多い。こうした山域に入る足掛かりは登山道になる。登山道とは言っても台高の三重県側は人も少なく静かな山歩きが楽しめる。池木屋山東尾根に行きたかったので、宮の谷から池木屋山と野江股ノ頭を周回するコースを選んだ。

 早朝の宮の谷駐車場には車は無く、伐採後に木の皮をはがした白木が積まれていた。登山届を出し、鉄橋の宮の谷遊歩道を歩く。風折谷の出合をすぎ、高滝の水音が聞こえだす。高滝手前で崖が崩れていたので下から巻いて高滝到着。水量も多く滝口から直接真っ直ぐに落ちている。巻き道は、以前より整備はされているものの滝の高巻きにロープが設置されているだけだ。お地蔵さんを越えて猫滝。

[attachment=4]IMG_5598.jpg[/attachment]
 猫滝はこじんまりとはしているが深いカマを持ち新緑の森から流れ落ちるさまは日本庭園の滝を思わせる。猫滝も高巻いてたどり着いた場所には窯跡があった。炭は、青空平まで担ぎ上げてから蓮に運んだのだろうか。しばらく歩くとドッサリ滝。その名の通りすだれ状にドッサリと水しぶきをあげている。高巻いくと滝口はナメになっており、そのまま滝となって落ちている。

[attachment=3]IMG_5607.jpg[/attachment]
 奥ノ出合には、小屋跡のような場所に木材を運び出すウインチの動力の一部が残されていた。こんな重いものどうやって運んだのだろう。動力は何を使っていたのだろう。登山道は出合の尾根をトラバースしながら進み、途中で隣の尾根に移っている。尾根を上って行くと、1210mの大岩のあたりからブナやミズナラの大木が出はじめ明るい自然林にかわっていく。途中から檜もあらわれるが自生の木なのだろうか。

 霧降山や東尾根が近づいてくると山頂はもうすぐだ。下草のない草原に新緑のブナ林が広がっており、今にもロングソックスのアグネスチャンが出てきそうな感じだ。以前来たのは秋だったのでこんな印象はうけなかったが、この季節の山頂部はなかなかいい。

[attachment=2]IMG_5637.jpg[/attachment]
 ここから東尾根に入る。山頂で休憩していた時には見えていた野江股ノ頭の山頂が、大和谷からガスがわいてきて見えなくなった。東尾根はどこでも歩ける感じで二重山稜などもあらわれる。ブナ林の稜線歩きだが、稜線を離れると下草が生い茂っており野性味を感じる。

[attachment=1]IMG_5645.jpg[/attachment]
 焼山谷が見える伐採地にはジキタリスの群落があった。この時、一瞬焼山谷の下部のガスが消えて谷筋が見えたが、それ以外は大和谷側は真っ白だった。P1332を下った滝谷の源頭部からは沢音が聞こえ水場として使えそうだ。ここから野江股ノ頭までコースタイムで2時間、地図上の距離にしては時間がかかる山域のようだ。

 ガスに包まれた稜線歩きもいいもんだなんて思いながら歩いていると、大和谷方面のP1245への分岐をすぎたあたりから雨が降り出した。おまけにガスも濃くなってきた。おいおい、めんどくさそうな山域でガスかよ。何にも見えねえぜ。ワイルドだろー。

[attachment=0]IMG_5668.jpg[/attachment]
 登山道は分岐から北側に方向を変え広い尾根を下って行く。テープを確認して下って行くとどうも方向がおかしい。最後にテープを見た場所までもどってみると地図ではわかりづらい水越側の尾根にトラバースして乗るようだ。トラバースした尾根を下り水越に到着。雨の中の濃霧状態は相変わらずで、できるだけ稜線に忠実に歩くようにする。急な岩稜を上って行くとテープが出てきた。上りきったところは野江股ノ頭からの縦走路だった。
 
 ここまでくれば、歩いたことのあるコースなので一安心。晴れていれば野江股ノ頭によるつもりだったが、この雨でパス。滝見台に向かうこの道は通常は歩きやすいのだが、今日は雨のためにぬかるんでいて時間がかかる。おしんのようにひたすら下る。ナイフリッジのあたりでは野江股ノ頭の山容はなんとなく見えたが、再びガスに包まれた。このコースのテープは以前より少なくなっている。野江股谷に下すコース整備の一環としてつけられていたのが野江股林道が使えなくなり野江股谷コースのテープはかなり間引かれている。下降地点のテープは最低限残されているが、以前と比べるとかなり少なくなっている。

 P1024をすぎ植林になった所から宮の谷に下る。かなり急な斜面だが、こちらのほうは以前より歩かれているようだ。途中、植林のど真ん中の残されたミズナラの木にあいさつをして下る。今日は犬飛びから行こうとおもっていたのだが、いつの間にか宮の谷に下ってしまった。濡れずに渡渉できる地点があったので渡り、白木の伐採で使われた杣道を上り駐車地に着いた。駐車場には私の車があるのみだった。

 着替えをすると6匹のヒルが服や靴下についていた。この時のために仕入れたキンカンで撃退した。さいわいヒルに血を吸われていなかった。キンカンは、ヒルの撃退にも使えるし、かゆみ止めにも使えるのでとても便利だ。
添付ファイル
東尾根
東尾根
東尾根
東尾根
池木屋山 山頂部
池木屋山 山頂部
ドッツサリ滝
ドッツサリ滝
猫滝
猫滝
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【台高】濃霧の池木屋山東尾根を歩く  何も見えねーぜ ワイルドだろー

投稿記事 by biwaco »

わりばし大将、こんちは~
この雨が止んだら梅雨も明けるんやろか?

池木屋山の東尾根と言えば、このGWに初めて行って参りました。
でも、宮の谷からのグルリンポンコースってどんなんかな~(?_?)
 台高に通うようになってから日が浅く、まだまだ知らない山域が多い。
てっきり大将は台高リピーターやと思ってました。まあ、あの3兄弟の域ではないにしても…。(^_-)
 早朝の宮の谷駐車場には車は無く、伐採後に木の皮をはがした白木が積まれていた。登山届を出し、鉄橋の宮の谷遊歩道を歩く。風折谷の出合をすぎ、高滝の水音が聞こえだす。高滝手前で崖が崩れていたので下から巻いて高滝到着。水量も多く滝口から直接真っ直ぐに落ちている。巻き道は、以前より整備はされているものの滝の高巻きにロープが設置されているだけだ。お地蔵さんを越えて猫滝。
 猫滝はこじんまりとはしているが深いカマを持ち新緑の森から流れ落ちるさまは日本庭園の滝を思わせる。猫滝も高巻いてたどり着いた場所には窯跡があった。炭は、青空平まで担ぎ上げてから蓮に運んだのだろうか。しばらく歩くとドッサリ滝。その名の通りすだれ状にドッサリと水しぶきをあげている。高巻いくと滝口はナメになっており、そのまま滝となって落ちている。
高滝、猫滝、どっさり滝…と、高巻きの連続ですか!(@_@;)
いっそ右手の尾根から行った方が楽なんでは?
 霧降山や東尾根が近づいてくると山頂はもうすぐだ。下草のない草原に新緑のブナ林が広がっており、今にもロングソックスのアグネスチャンが出てきそうな感じだ。以前来たのは秋だったのでこんな印象はうけなかったが、この季節の山頂部はなかなかいい。
♪居眠りしたのね いつか
小川のせせらぎ きいて
レンゲの花を枕に
いま 目が覚めた


こんなところで昼寝してたら先へ進めないよ~。(@_@;)
小屋池へは寄らなかったの?
 ここから東尾根に入る。山頂で休憩していた時には見えていた野江股ノ頭の山頂が、大和谷からガスがわいてきて見えなくなった。東尾根はどこでも歩ける感じで二重山稜などもあらわれる。ブナ林の稜線歩きだが、稜線を離れると下草が生い茂っており野性味を感じる。
ガレの倒木尾根もあったでしょうが。ジャングルジムみたいな…。
倒木尾根
倒木尾根
P5060113.jpg (62.49 KiB) 閲覧された回数 2334 回
 P1332を下った滝谷の源頭部からは沢音が聞こえ水場として使えそうだ。ここから野江股ノ頭までコースタイムで2時間、地図上の距離にしては時間がかかる山域のようだ。
滝谷源頭へ下って給水しました。稜線から近いし豊富な水量です。
千石山南側から南では最適の水場でした。
ここから野江股の頭までは丁度2時間でした。大将なら1時間半でOKでしょう。(^^)/
 ガスに包まれた稜線歩きもいいもんだなんて思いながら歩いていると、大和谷方面のP1245への分岐をすぎたあたりから雨が降り出した。おまけにガスも濃くなってきた。おいおい、めんどくさそうな山域でガスかよ。何にも見えねえぜ。ワイルドだろー。
雨でもマッコリでも降ってこい~! マイルドだぜ~(^^)/
 登山道は分岐から北側に方向を変え広い尾根を下って行く。テープを確認して下って行くとどうも方向がおかしい。最後にテープを見た場所までもどってみると地図ではわかりづらい水越側の尾根にトラバースして乗るようだ。トラバースした尾根を下り水越に到着。
ここ、我々も左へ振ってしまいました。普通に尾根を進むと左へ行ってしまうんです。右手に水越への尾根が見えて修正でした。同じようなことやってますね。
雨の中の濃霧状態は相変わらずで、できるだけ稜線に忠実に歩くようにする。急な岩稜を上って行くとテープが出てきた。上りきったところは野江股ノ頭からの縦走路だった。
この岩稜が一番緊張しました。
 
 ここまでくれば、歩いたことのあるコースなので一安心。晴れていれば野江股ノ頭によるつもりだったが、この雨でパス。滝見台に向かうこの道は通常は歩きやすいのだが、今日は雨のためにぬかるんでいて時間がかかる。
地形図の破線のルートですか? 様子が分からなかったので我々は野江股の頭まで行ってナンノキ平経由で下りました。
(ところで、地形図では「江股の頭」で「野」がないのですが、どっちが正しい野?)
 P1024をすぎ植林になった所から宮の谷に下る。かなり急な斜面だが、こちらのほうは以前より歩かれているようだ。途中、植林のど真ん中の残されたミズナラの木にあいさつをして下る。今日は犬飛びから行こうとおもっていたのだが、いつの間にか宮の谷に下ってしまった。濡れずに渡渉できる地点があったので渡り、白木の伐採で使われた杣道を上り駐車地に着いた。駐車場には私の車があるのみだった。
・1024から犬飛びへ下る道があるんですね。犬でなくても飛んで渡渉できる?
 着替えをすると6匹のヒルが服や靴下についていた。この時のために仕入れたキンカンで撃退した。さいわいヒルに血を吸われていなかった。キンカンは、ヒルの撃退にも使えるし、かゆみ止めにも使えるのでとても便利だ。
へえ~、キンカンねえ…。私は本来の用途?にしか使ったことないですけど。
○○薬局で買っておこうっと。

         ~biwaco
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】濃霧の池木屋山東尾根を歩く  何も見えねーぜ ワイルドだろー

投稿記事 by シュークリーム »

わりばしさん,こんばんは.
このところ連続して台高歩きですね.


 台高に通うようになってから日が浅く、まだまだ知らない山域が多い。こうした山域に入る足掛かりは登山道になる。登山道とは言っても台高の三重県側は人も少なく静かな山歩きが楽しめる。池木屋山東尾根に行きたかったので、宮の谷から池木屋山と野江股ノ頭を周回するコースを選んだ。

池木屋山東尾根は気持ちの良いコースですよね.私も似たようなコースで周回したことがあります.


 早朝の宮の谷駐車場には車は無く、伐採後に木の皮をはがした白木が積まれていた。登山届を出し、鉄橋の宮の谷遊歩道を歩く。風折谷の出合をすぎ、高滝の水音が聞こえだす。高滝手前で崖が崩れていたので下から巻いて高滝到着。水量も多く滝口から直接真っ直ぐに落ちている。巻き道は、以前より整備はされているものの滝の高巻きにロープが設置されているだけだ。お地蔵さんを越えて猫滝。

結構歩いている人が多いから,道ははっきりしているでしょう.

 霧降山や東尾根が近づいてくると山頂はもうすぐだ。下草のない草原に新緑のブナ林が広がっており、今にもロングソックスのアグネスチャンが出てきそうな感じだ。以前来たのは秋だったのでこんな印象はうけなかったが、この季節の山頂部はなかなかいい。

昔のアグネスチャンですね.大体私と同年代だということがわかります :D

 焼山谷が見える伐採地にはジキタリスの群落があった。この時、一瞬焼山谷の下部のガスが消えて谷筋が見えたが、それ以外は大和谷側は真っ白だった。P1332を下った滝谷の源頭部からは沢音が聞こえ水場として使えそうだ。ここから野江股ノ頭までコースタイムで2時間、地図上の距離にしては時間がかかる山域のようだ。

確かにこの辺りに「山と高原地図」では水場のマークが出ていましたね.私はよくわかりませんでした

 ガスに包まれた稜線歩きもいいもんだなんて思いながら歩いていると、大和谷方面のP1245への分岐をすぎたあたりから雨が降り出した。おまけにガスも濃くなってきた。おいおい、めんどくさそうな山域でガスかよ。何にも見えねえぜ。ワイルドだろー。
晴れていれば台高の全ルートが見渡せる場所ですけどね

 登山道は分岐から北側に方向を変え広い尾根を下って行く。テープを確認して下って行くとどうも方向がおかしい。最後にテープを見た場所までもどってみると地図ではわかりづらい水越側の尾根にトラバースして乗るようだ。トラバースした尾根を下り水越に到着。

ここ,皆さん間違えるんです.私も最初歩いた時は間違えました. 

野江股谷に下すコース整備の一環としてつけられていたのが野江股林道が使えなくなり野江股谷コースのテープはかなり間引かれている。下降地点のテープは最低限残されているが、以前と比べるとかなり少なくなっている。

そうですか,野江股林道が使えなくなっているんですか.よくあっちの方に降りたもんですが.

 P1024をすぎ植林になった所から宮の谷に下る。かなり急な斜面だが、こちらのほうは以前より歩かれているようだ。途中、植林のど真ん中の残されたミズナラの木にあいさつをして下る。今日は犬飛びから行こうとおもっていたのだが、いつの間にか宮の谷に下ってしまった。濡れずに渡渉できる地点があったので渡り、白木の伐採で使われた杣道を上り駐車地に着いた。駐車場には私の車があるのみだった。

このコースは使ったことがないですね.今度機会があったら行ってみます.道らしきものは一応あるんですか?

 着替えをすると6匹のヒルが服や靴下についていた。この時のために仕入れたキンカンで撃退した。さいわいヒルに血を吸われていなかった。キンカンは、ヒルの撃退にも使えるし、かゆみ止めにも使えるのでとても便利だ。

この地域でこの時期はヒルの2,3匹は仕様がないですね.私も久しぶりに昨日ヒルにやられました(^^;)
                         @シュークリーム@
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】濃霧の池木屋山東尾根を歩く  何も見えねーぜ ワイルドだろー

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、biwacoさん。

この雨が止んだら梅雨も明けるんやろか?

梅雨もそろそろ終わりでしょう。

池木屋山の東尾根と言えば、このGWに初めて行って参りました。
でも、宮の谷からのグルリンポンコースってどんなんかな~(?_?)

biwacoさんが相方と天泊したコースでしたねえ。
 台高に通うようになってから日が浅く、まだまだ知らない山域が多い。
てっきり大将は台高リピーターやと思ってました。まあ、あの3兄弟の域ではないにしても…。(^_-)

リピーター=英語では犯罪の再犯者の意味にかぎり使われる。
3兄弟は相当な悪ですねえ。
:twisted:
 早朝の宮の谷駐車場には車は無く、伐採後に木の皮をはがした白木が積まれていた。登山届を出し、鉄橋の宮の谷遊歩道を歩く。風折谷の出合をすぎ、高滝の水音が聞こえだす。高滝手前で崖が崩れていたので下から巻いて高滝到着。水量も多く滝口から直接真っ直ぐに落ちている。巻き道は、以前より整備はされているものの滝の高巻きにロープが設置されているだけだ。お地蔵さんを越えて猫滝。
 猫滝はこじんまりとはしているが深いカマを持ち新緑の森から流れ落ちるさまは日本庭園の滝を思わせる。猫滝も高巻いてたどり着いた場所には窯跡があった。炭は、青空平まで担ぎ上げてから蓮に運んだのだろうか。しばらく歩くとドッサリ滝。その名の通りすだれ状にドッサリと水しぶきをあげている。高巻いくと滝口はナメになっており、そのまま滝となって落ちている。
高滝、猫滝、どっさり滝…と、高巻きの連続ですか!(@_@;)
いっそ右手の尾根から行った方が楽なんでは?

高巻き3連チャンです。
最近はコブシ平コースはよく歩かれているので、たぶん楽でしょうね。
暑そうだけど・・

高滝
高滝
 霧降山や東尾根が近づいてくると山頂はもうすぐだ。下草のない草原に新緑のブナ林が広がっており、今にもロングソックスのアグネスチャンが出てきそうな感じだ。以前来たのは秋だったのでこんな印象はうけなかったが、この季節の山頂部はなかなかいい。
♪居眠りしたのね いつか
小川のせせらぎ きいて
レンゲの花を枕に
いま 目が覚めた


こんなところで昼寝してたら先へ進めないよ~。(@_@;)
小屋池へは寄らなかったの?

小屋池は以前に行ったことがあったので、パスしました。
この季節の小屋池も雰囲気が違うんでしょうね。

 ここから東尾根に入る。山頂で休憩していた時には見えていた野江股ノ頭の山頂が、大和谷からガスがわいてきて見えなくなった。東尾根はどこでも歩ける感じで二重山稜などもあらわれる。ブナ林の稜線歩きだが、稜線を離れると下草が生い茂っており野性味を感じる。
ガレの倒木尾根もあったでしょうが。ジャングルジムみたいな…。

倒木尾根から奇跡的に焼山谷が見えました。
焼山谷とジキタリス
焼山谷とジキタリス
 ガスに包まれた稜線歩きもいいもんだなんて思いながら歩いていると、大和谷方面のP1245への分岐をすぎたあたりから雨が降り出した。おまけにガスも濃くなってきた。おいおい、めんどくさそうな山域でガスかよ。何にも見えねえぜ。ワイルドだろー。
雨でもマッコリでも降ってこい~! マイルドだぜ~(^^)/

結構降っていて、結局下山するまで降られ続けでした。
おまけにガスるし。

濃霧の東尾根
濃霧の東尾根
 登山道は分岐から北側に方向を変え広い尾根を下って行く。テープを確認して下って行くとどうも方向がおかしい。最後にテープを見た場所までもどってみると地図ではわかりづらい水越側の尾根にトラバースして乗るようだ。トラバースした尾根を下り水越に到着。
ここ、我々も左へ振ってしまいました。普通に尾根を進むと左へ行ってしまうんです。右手に水越への尾根が見えて修正でした。同じようなことやってますね。

ガスで尾根が見えない状態だったので、テープと方向をたよりに歩いていました。
ここは、わかりづらいですね。

雨の中の濃霧状態は相変わらずで、できるだけ稜線に忠実に歩くようにする。急な岩稜を上って行くとテープが出てきた。上りきったところは野江股ノ頭からの縦走路だった。
この岩稜が一番緊張しました。

ガスで何も見えなかったので、緊張することなく登れました。 
 ここまでくれば、歩いたことのあるコースなので一安心。晴れていれば野江股ノ頭によるつもりだったが、この雨でパス。滝見台に向かうこの道は通常は歩きやすいのだが、今日は雨のためにぬかるんでいて時間がかかる。
地形図の破線のルートですか? 様子が分からなかったので我々は野江股の頭まで行ってナンノキ平経由で下りました。
(ところで、地形図では「江股の頭」で「野」がないのですが、どっちが正しい野?)

破線ルートです。ただ。尾根から宮の谷にトラバースしながら下りている部分は今はありません。
P1024を超えた植林から下りるのが現在のルートです。
エアリアマップには野江股ノ頭が使われています。
野江股谷の頂上という意味では、野江股ノ頭が正しいような気がします。

 P1024をすぎ植林になった所から宮の谷に下る。かなり急な斜面だが、こちらのほうは以前より歩かれているようだ。途中、植林のど真ん中の残されたミズナラの木にあいさつをして下る。今日は犬飛びから行こうとおもっていたのだが、いつの間にか宮の谷に下ってしまった。濡れずに渡渉できる地点があったので渡り、白木の伐採で使われた杣道を上り駐車地に着いた。駐車場には私の車があるのみだった。
・1024から犬飛びへ下る道があるんですね。犬でなくても飛んで渡渉できる?

植林地の下部から犬飛びの橋の所に出る道があるようです。
 着替えをすると6匹のヒルが服や靴下についていた。この時のために仕入れたキンカンで撃退した。さいわいヒルに血を吸われていなかった。キンカンは、ヒルの撃退にも使えるし、かゆみ止めにも使えるのでとても便利だ。
へえ~、キンカンねえ…。私は本来の用途?にしか使ったことないですけど。
○○薬局で買っておこうっと。

沢屋さんの本に書いてあったんですよ。
塩よりコンパクトで実用性があります。

       
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】濃霧の池木屋山東尾根を歩く  何も見えねーぜ ワイルドだろー

投稿記事 by zipp »


 わりばしさん、こんばんは~

【コース】宮の谷P6:25---8:58奥ノ出合---10:45池木屋山--13:21野江股ノ頭縦走路---16:10宮の谷P
 おぉ~、台高のヒルにチュ~された快感が忘れられずに、三度!四度!!と求道者のようにヒル巣窟へのルート取りですね :shock:

 台高に通うようになってから日が浅く、まだまだ知らない山域が多い。こうした山域に入る足掛かりは登山道になる。登山道とは言っても台高の三重県側は人も少なく静かな山歩きが楽しめる。池木屋山東尾根に行きたかったので、宮の谷から池木屋山と野江股ノ頭を周回するコースを選んだ。
 あれ?以前滝見尾根を歩いていたわりばしさんのレポを読んだ記憶が・・・。
あれは、風折滝から滝見尾根でしたか。

 早朝の宮の谷駐車場には車は無く、伐採後に木の皮をはがした白木が積まれていた。
 まぁ、この時期に宮ノ谷に入る人は、多くないですわ。…というかほとんどいないんじゃないの?(^^;。

 猫滝はこじんまりとはしているが深いカマを持ち新緑の森から流れ落ちるさまは日本庭園の滝を思わせる。
 猫滝は、滝と云い釜といい、美しい滝です。
[attachment=0]P8134912_640.jpg[/attachment]
 奥ノ出合には、小屋跡のような場所に木材を運び出すウインチの動力の一部が残されていた。こんな重いものどうやって運んだのだろう。動力は何を使っていたのだろう。
 奥の出合の左岸には飯場の小屋が残ってますよ。ヘリで運んだのかなぁ?

途中から檜もあらわれるが自生の木なのだろうか。
自生ですよね。

下草のない草原に新緑のブナ林が広がっており、今にもロングソックスのアグネスチャンが出てきそうな感じだ。以前来たのは秋だったのでこんな印象はうけなかったが、この季節の山頂部はなかなかいい。
 オッカノウエ、ヒナゲシノォハナ~♪ でしょうかしらん?

 ガスに包まれた稜線歩きもいいもんだなんて思いながら歩いていると、大和谷方面のP1245への分岐をすぎたあたりから雨が降り出した。おまけにガスも濃くなってきた。おいおい、めんどくさそうな山域でガスかよ。何にも見えねえぜ。ワイルドだろー。
 この日、天気予報より早く雨が降り出しましたね。
この日、わたしは宮川支流散歩でしたが、早い雨に、オイオイ!ですた。

 登山道は分岐から北側に方向を変え広い尾根を下って行く。テープを確認して下って行くとどうも方向がおかしい。最後にテープを見た場所までもどってみると地図ではわかりづらい水越側の尾根にトラバースして乗るようだ。トラバースした尾根を下り水越に到着。雨の中の濃霧状態は相変わらずで、できるだけ稜線に忠実に歩くようにする。急な岩稜を上って行くとテープが出てきた。上りきったところは野江股ノ頭からの縦走路だった。
 わたしの記憶では、テープを追うとトラバース加減で水越に着くのでした。まぁ、ここで迷っても急峻な垣外俣谷側には入り込まないと思いますが。
ここは、岩陵を登らずとも、トラバース道(まーきんぐ道ですが)が滝見尾根に通じてます。が、わかりづらいかも(^^;。

 滝見台に向かうこの道は通常は歩きやすいのだが、今日は雨のためにぬかるんでいて時間がかかる。おしんのようにひたすら下る。
 この滝見尾根、急いでいると辛いんですよね。アップダウンあってなかなか標高を落とさないんだもの。

 P1024をすぎ植林になった所から宮の谷に下る。かなり急な斜面だが、こちらのほうは以前より歩かれているようだ。途中、植林のど真ん中の残されたミズナラの木にあいさつをして下る。今日は犬飛びから行こうとおもっていたのだが、いつの間にか宮の谷に下ってしまった。濡れずに渡渉できる地点があったので渡り、白木の伐採で使われた杣道を上り駐車地に着いた。駐車場には私の車があるのみだった。
 ミズナラぢゃないバッテン。トチノキですばい(^^)。
宮ノ谷まで降りちゃいましたか。

着替えをすると6匹のヒルが服や靴下についていた。この時のために仕入れたキンカンで撃退した。さいわいヒルに血を吸われていなかった。キンカンは、ヒルの撃退にも使えるし、かゆみ止めにも使えるのでとても便利だ。
 今季、わたしの防虫グッズには、「はっか油」が加わりました(^^)。これはブヨ・蚊対策なんだけど、ヒルにも使えるかと試してみたい。ヒル対策は、やっぱ今も塩です(^^)。

添付ファイル
猫滝裏見
猫滝裏見
   zipp
アバター
わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】濃霧の池木屋山東尾根を歩く  何も見えねーぜ ワイルドだろー

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

 台高に通うようになってから日が浅く、まだまだ知らない山域が多い。こうした山域に入る足掛かりは登山道になる。登山道とは言っても台高の三重県側は人も少なく静かな山歩きが楽しめる。池木屋山東尾根に行きたかったので、宮の谷から池木屋山と野江股ノ頭を周回するコースを選んだ。

池木屋山東尾根は気持ちの良いコースですよね.私も似たようなコースで周回したことがあります.


奥座敷のような風情がありますね。大和谷から上ってもおもしろそうです。

 早朝の宮の谷駐車場には車は無く、伐採後に木の皮をはがした白木が積まれていた。登山届を出し、鉄橋の宮の谷遊歩道を歩く。風折谷の出合をすぎ、高滝の水音が聞こえだす。高滝手前で崖が崩れていたので下から巻いて高滝到着。水量も多く滝口から直接真っ直ぐに落ちている。巻き道は、以前より整備はされているものの滝の高巻きにロープが設置されているだけだ。お地蔵さんを越えて猫滝。

結構歩いている人が多いから,道ははっきりしているでしょう.

ははっきりしていて歩きやすいのですが、なにせ自然のバンドをそのまま使っている場所もあり見た目以上に危なそうです。
池木屋山
池木屋山
 霧降山や東尾根が近づいてくると山頂はもうすぐだ。下草のない草原に新緑のブナ林が広がっており、今にもロングソックスのアグネスチャンが出てきそうな感じだ。以前来たのは秋だったのでこんな印象はうけなかったが、この季節の山頂部はなかなかいい。

昔のアグネスチャンですね.大体私と同年代だということがわかります :D

わかっていただけましたか。
白いソックスでしたね。
:D

 焼山谷が見える伐採地にはジキタリスの群落があった。この時、一瞬焼山谷の下部のガスが消えて谷筋が見えたが、それ以外は大和谷側は真っ白だった。P1332を下った滝谷の源頭部からは沢音が聞こえ水場として使えそうだ。ここから野江股ノ頭までコースタイムで2時間、地図上の距離にしては時間がかかる山域のようだ。

確かにこの辺りに「山と高原地図」では水場のマークが出ていましたね.私はよくわかりませんでした

水場マークの場所です。
季節にもよると思いますが、今はけっこうな沢音をさせていました。

ジキタリス
ジキタリス
 ガスに包まれた稜線歩きもいいもんだなんて思いながら歩いていると、大和谷方面のP1245への分岐をすぎたあたりから雨が降り出した。おまけにガスも濃くなってきた。おいおい、めんどくさそうな山域でガスかよ。何にも見えねえぜ。ワイルドだろー。

晴れていれば台高の全ルートが見渡せる場所ですけどね

何にも見えません。雨の降り出しも予想よりかなり早かったです。
東尾根の二重山稜
東尾根の二重山稜
 登山道は分岐から北側に方向を変え広い尾根を下って行く。テープを確認して下って行くとどうも方向がおかしい。最後にテープを見た場所までもどってみると地図ではわかりづらい水越側の尾根にトラバースして乗るようだ。トラバースした尾根を下り水越に到着。

ここ,皆さん間違えるんです.私も最初歩いた時は間違えました. 

注意していたのですが尾根すら見えず、間違いを方向で確認して修正しました。

野江股谷に下すコース整備の一環としてつけられていたのが野江股林道が使えなくなり野江股谷コースのテープはかなり間引かれている。下降地点のテープは最低限残されているが、以前と比べるとかなり少なくなっている。

そうですか,野江股林道が使えなくなっているんですか.よくあっちの方に降りたもんですが.

大雨で林道が使えなくなるまでは、ナンノキ平から野江股ノ頭を経て滝見尾根から下る周回コースを地元ではアピールしてましたね。

 P1024をすぎ植林になった所から宮の谷に下る。かなり急な斜面だが、こちらのほうは以前より歩かれているようだ。途中、植林のど真ん中の残されたミズナラの木にあいさつをして下る。今日は犬飛びから行こうとおもっていたのだが、いつの間にか宮の谷に下ってしまった。濡れずに渡渉できる地点があったので渡り、白木の伐採で使われた杣道を上り駐車地に着いた。駐車場には私の車があるのみだった。

このコースは使ったことがないですね.今度機会があったら行ってみます.道らしきものは一応あるんですか?

植林の杣道が続いています。
野江股への下山が敬遠され、こちらの道は以前より整備されています。


 着替えをすると6匹のヒルが服や靴下についていた。この時のために仕入れたキンカンで撃退した。さいわいヒルに血を吸われていなかった。キンカンは、ヒルの撃退にも使えるし、かゆみ止めにも使えるのでとても便利だ。

この地域でこの時期はヒルの2,3匹は仕様がないですね.私も久しぶりに昨日ヒルにやられました(^^;)

季節と場所ですね。
沢筋と植林地は要注意です。
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【台高】濃霧の池木屋山東尾根を歩く  何も見えねーぜ ワイルドだろー

投稿記事 by 宮指路 »

わりばしさん、こんばんは

 台高に通うようになってから日が浅く、まだまだ知らない山域が多い。こうした山域に入る足掛かりは登山道になる。登山道とは言っても台高の三重県側は人も少なく静かな山歩きが楽しめる。池木屋山東尾根に行きたかったので、宮の谷から池木屋山と野江股ノ頭を周回するコースを選んだ。
最近台高詣でが続きますね
台高はあまり歩いていませんが、この時期はヒルが気になりますね。


 猫滝はこじんまりとはしているが深いカマを持ち新緑の森から流れ落ちるさまは日本庭園の滝を思わせる。猫滝も高巻いてたどり着いた場所には窯跡があった。炭は、青空平まで担ぎ上げてから蓮に運んだのだろうか。しばらく歩くとドッサリ滝。その名の通りすだれ状にドッサリと水しぶきをあげている。高巻いくと滝口はナメになっており、そのまま滝となって落ちている。

滝が多いコースは目を楽しませてくれますね

 霧降山や東尾根が近づいてくると山頂はもうすぐだ。下草のない草原に新緑のブナ林が広がっており、今にもロングソックスのアグネスチャンが出てきそうな感じだ。以前来たのは秋だったのでこんな印象はうけなかったが、この季節の山頂部はなかなかいい。

暗い登山道から急に明るい場所に出るとそんな気分になりますね

 ガスに包まれた稜線歩きもいいもんだなんて思いながら歩いていると、大和谷方面のP1245への分岐をすぎたあたりから雨が降り出した。おまけにガスも濃くなってきた。おいおい、めんどくさそうな山域でガスかよ。何にも見えねえぜ。ワイルドだろー。

展望のない山は気の抜けたコーラみたいで味気く甘いだけだぜ~


 登山道は分岐から北側に方向を変え広い尾根を下って行く。テープを確認して下って行くとどうも方向がおかしい。最後にテープを見た場所までもどってみると地図ではわかりづらい水越側の尾根にトラバースして乗るようだ。トラバースした尾根を下り水越に到着。雨の中の濃霧状態は相変わらずで、できるだけ稜線に忠実に歩くようにする。急な岩稜を上って行くとテープが出てきた。上りきったところは野江股ノ頭からの縦走路だった。

知らない道は視界が利かないと怖いですね。
方向がおかしいとスグに気づくのはさすがです。
鈴鹿でも滋賀県側は視界がなく知らない道だと怖そうですね。

 
 ここまでくれば、歩いたことのあるコースなので一安心。晴れていれば野江股ノ頭によるつもりだったが、この雨でパス。滝見台に向かうこの道は通常は歩きやすいのだが、今日は雨のためにぬかるんでいて時間がかかる。おしんのようにひたすら下る。

山頂ではアグネスチャンで下山道はおしんだぜ~ワイルドだろ~(意味不明)

 着替えをすると6匹のヒルが服や靴下についていた。この時のために仕入れたキンカンで撃退した。さいわいヒルに血を吸われていなかった。キンカンは、ヒルの撃退にも使えるし、かゆみ止めにも使えるのでとても便利だ。私は佐目子谷では「昼下がりのジョニー」というスプレー品を靴にスプレーして使いましたが、お陰様でヒルには出合ませんでした。
キンカンは使えそうですね。


                           宮指路
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
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Re: 【台高】濃霧の池木屋山東尾根を歩く  何も見えねーぜ ワイルドだろー

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、ZIPPさん。
喫煙していたころはZIPPOを使っていたわりばしです。


【コース】宮の谷P6:25---8:58奥ノ出合---10:45池木屋山--13:21野江股ノ頭縦走路---16:10宮の谷P
 おぉ~、台高のヒルにチュ~された快感が忘れられずに、三度!四度!!と求道者のようにヒル巣窟へのルート取りですね :shock:

ヒル巣窟ですか。だから人がいないのか。
実感しましたです。


 台高に通うようになってから日が浅く、まだまだ知らない山域が多い。こうした山域に入る足掛かりは登山道になる。登山道とは言っても台高の三重県側は人も少なく静かな山歩きが楽しめる。池木屋山東尾根に行きたかったので、宮の谷から池木屋山と野江股ノ頭を周回するコースを選んだ。
 あれ?以前滝見尾根を歩いていたわりばしさんのレポを読んだ記憶が・・・。
あれは、風折滝から滝見尾根でしたか。

そうです。
風折滝から上って野江股ノ頭をピストンしたんでした。


 早朝の宮の谷駐車場には車は無く、伐採後に木の皮をはがした白木が積まれていた。
 まぁ、この時期に宮ノ谷に入る人は、多くないですわ。…というかほとんどいないんじゃないの?(^^;。

 猫滝はこじんまりとはしているが深いカマを持ち新緑の森から流れ落ちるさまは日本庭園の滝を思わせる。
 猫滝は、滝と云い釜といい、美しい滝です。

得意の裏撮りですね。
大きな滝もいいのですが、また違った良さが猫滝にはありますね。


 奥ノ出合には、小屋跡のような場所に木材を運び出すウインチの動力の一部が残されていた。こんな重いものどうやって運んだのだろう。動力は何を使っていたのだろう。
 奥の出合の左岸には飯場の小屋が残ってますよ。ヘリで運んだのかなぁ?

そうなんですか。戦後ならヘリでしょうね。
奥ノ出合の動力の残骸
奥ノ出合の動力の残骸
途中から檜もあらわれるが自生の木なのだろうか。
自生ですよね。

おお・・正解した。 :idea:
自生の檜
自生の檜
下草のない草原に新緑のブナ林が広がっており、今にもロングソックスのアグネスチャンが出てきそうな感じだ。以前来たのは秋だったのでこんな印象はうけなかったが、この季節の山頂部はなかなかいい。
 オッカノウエ、ヒナゲシノォハナ~♪ でしょうかしらん?

ZIPPさんの青春時代でしょうかしらん?

 ガスに包まれた稜線歩きもいいもんだなんて思いながら歩いていると、大和谷方面のP1245への分岐をすぎたあたりから雨が降り出した。おまけにガスも濃くなってきた。おいおい、めんどくさそうな山域でガスかよ。何にも見えねえぜ。ワイルドだろー。
 この日、天気予報より早く雨が降り出しましたね。
この日、わたしは宮川支流散歩でしたが、早い雨に、オイオイ!ですた。

雨は予想以上に早かったですね。
ギリギリ持つかなと思っていたので、まさか4時間もカッパを着るとは思ってもみませんでした。

東尾根
東尾根
 登山道は分岐から北側に方向を変え広い尾根を下って行く。テープを確認して下って行くとどうも方向がおかしい。最後にテープを見た場所までもどってみると地図ではわかりづらい水越側の尾根にトラバースして乗るようだ。トラバースした尾根を下り水越に到着。雨の中の濃霧状態は相変わらずで、できるだけ稜線に忠実に歩くようにする。急な岩稜を上って行くとテープが出てきた。上りきったところは野江股ノ頭からの縦走路だった。
 わたしの記憶では、テープを追うとトラバース加減で水越に着くのでした。まぁ、ここで迷っても急峻な垣外俣谷側には入り込まないと思いますが。
ここは、岩陵を登らずとも、トラバース道(まーきんぐ道ですが)が滝見尾根に通じてます。が、わかりづらいかも(^^;。

トラバースしながら道がついているのはわかっていたのですが、濃霧の中でテープを探すより、間違えにくいストレートなルートから行こうと思いました。

 滝見台に向かうこの道は通常は歩きやすいのだが、今日は雨のためにぬかるんでいて時間がかかる。おしんのようにひたすら下る。
 この滝見尾根、急いでいると辛いんですよね。アップダウンあってなかなか標高を落とさないんだもの。

雨の滝見尾根は、長く感じました。

 P1024をすぎ植林になった所から宮の谷に下る。かなり急な斜面だが、こちらのほうは以前より歩かれているようだ。途中、植林のど真ん中の残されたミズナラの木にあいさつをして下る。今日は犬飛びから行こうとおもっていたのだが、いつの間にか宮の谷に下ってしまった。濡れずに渡渉できる地点があったので渡り、白木の伐採で使われた杣道を上り駐車地に着いた。駐車場には私の車があるのみだった。
 ミズナラぢゃないバッテン。トチノキですばい(^^)。
宮ノ谷まで降りちゃいましたか。

ははは・・不正解
トチノキでした。教えてもらっていたのに・・・トホホ
宮ノ谷に下りちゃうし。
:oops:

着替えをすると6匹のヒルが服や靴下についていた。この時のために仕入れたキンカンで撃退した。さいわいヒルに血を吸われていなかった。キンカンは、ヒルの撃退にも使えるし、かゆみ止めにも使えるのでとても便利だ。
 今季、わたしの防虫グッズには、「はっか油」が加わりました(^^)。これはブヨ・蚊対策なんだけど、ヒルにも使えるかと試してみたい。ヒル対策は、やっぱ今も塩です(^^)。

早速、はっか油を買ってきました。無水エタノールと精製水と調合してはっかスプレーを作るつもりです。

                                                       わりばし
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】濃霧の池木屋山東尾根を歩く  何も見えねーぜ ワイルドだろー

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、宮指路さん。

 台高に通うようになってから日が浅く、まだまだ知らない山域が多い。こうした山域に入る足掛かりは登山道になる。登山道とは言っても台高の三重県側は人も少なく静かな山歩きが楽しめる。池木屋山東尾根に行きたかったので、宮の谷から池木屋山と野江股ノ頭を周回するコースを選んだ。
最近台高詣でが続きますね
台高はあまり歩いていませんが、この時期はヒルが気になりますね。

この時期はヒルで、これからは虫ですね。
虫の多さは鈴鹿ではなかなか経験出来ない多さです。
私もモスキートネットを買いました。


 霧降山や東尾根が近づいてくると山頂はもうすぐだ。下草のない草原に新緑のブナ林が広がっており、今にもロングソックスのアグネスチャンが出てきそうな感じだ。以前来たのは秋だったのでこんな印象はうけなかったが、この季節の山頂部はなかなかいい。

暗い登山道から急に明るい場所に出るとそんな気分になりますね

草原の輝きって感じです。
ひなげしは無かったのですがこんな花が咲いていました。

丘の上の花
丘の上の花
 ガスに包まれた稜線歩きもいいもんだなんて思いながら歩いていると、大和谷方面のP1245への分岐をすぎたあたりから雨が降り出した。おまけにガスも濃くなってきた。おいおい、めんどくさそうな山域でガスかよ。何にも見えねえぜ。ワイルドだろー。

展望のない山は気の抜けたコーラみたいで味気く甘いだけだぜ~

「キャップを捨てたらただの黒い水になるぜー」ってやつですね。
東尾根
東尾根
 登山道は分岐から北側に方向を変え広い尾根を下って行く。テープを確認して下って行くとどうも方向がおかしい。最後にテープを見た場所までもどってみると地図ではわかりづらい水越側の尾根にトラバースして乗るようだ。トラバースした尾根を下り水越に到着。雨の中の濃霧状態は相変わらずで、できるだけ稜線に忠実に歩くようにする。急な岩稜を上って行くとテープが出てきた。上りきったところは野江股ノ頭からの縦走路だった。

知らない道は視界が利かないと怖いですね。
方向がおかしいとスグに気づくのはさすがです。
鈴鹿でも滋賀県側は視界がなく知らない道だと怖そうですね。

尾根が広い場所は、地図に表れない地形があるのでガスると嫌ですね。 
焼山谷源頭部のジキタリス
焼山谷源頭部のジキタリス
 ここまでくれば、歩いたことのあるコースなので一安心。晴れていれば野江股ノ頭によるつもりだったが、この雨でパス。滝見台に向かうこの道は通常は歩きやすいのだが、今日は雨のためにぬかるんでいて時間がかかる。おしんのようにひたすら下る。

山頂ではアグネスチャンで下山道はおしんだぜ~ワイルドだろ~(意味不明)

本当にそのぐらいのテンションの差です。
カッパを着て、木をつかみながら下りると、木から水が落ちてきますし。
ずぶ濡れです。


 着替えをすると6匹のヒルが服や靴下についていた。この時のために仕入れたキンカンで撃退した。さいわいヒルに血を吸われていなかった。キンカンは、ヒルの撃退にも使えるし、かゆみ止めにも使えるのでとても便利だ。

私は佐目子谷では「昼下がりのジョニー」というスプレー品を靴にスプレーして使いましたが、お陰様でヒルには出合ませんでした。
キンカンは使えそうですね。

私もヤマビルファイターを使いましたが、雨の日は流れ落ちて関係ないみたいです。
これからはZIPPさんに教えてもらったはっか油でスプレーを作り、直接肌につけるともりです。
ヒルにつかれた後の対応にはキンカンはいいですよ。



                          
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