【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

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biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by biwaco »

【 日 付 】2012年6月24日(日)
【 山 域 】広野ダム~三国岳 
【メンバー】kitayama-walkさん、biwaco
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】広野ダム-登山口-夜叉ヶ池-三国岳-ヤブ尾根(撤退)-三国岳-登山口

 6月は私にとって何かと縁が深い月なのだ。結婚記念日、滋賀県への引越し記念日、初孫の誕生日…といろいろあって、24日はバースデーなんである。
 この日をどうやって祝おうか? 誰も祝ってなどくれないから…というわけではないのだが、お天気も良さそうだ。この歳まで山歩きをさせてもらってることに感謝し、やっぱり山で6.24を過ごそう。(^O^)/

 kitayama-walkさんが三国岳へ行きたいとか言ってことを思い出し、メールを入れると二つ返事でエサに掛かった。ふ、ふ、ふ、釣りは仕掛けとポイントとエサの3点セットで決まりなんだぜー!
「仕掛け」は広野ダムから夜叉ヶ池~三国岳。時間があれば左千方までのピストン。
 ヤブ地獄ルートなので今庄のコンビニ集合を1時間早めて6時に設定。これなら左千方ゲットも楽勝(^O^)/と踏んだのは、ハヤマッタかな?

安全祈願祭の準備
安全祈願祭の準備
P6240010.jpg (54.63 KiB) 閲覧された回数 4195 回
 6:45 岩谷川林道終点。残雪期にはダムからこの林道を延々歩くのだろうが、biwa爺にはそんな体力はない。
 終点の広場では「山開き神事」の準備中。テントを張り祭壇設営など地元の10数人で手際良く進められていく。
コアジサイとササユリ
コアジサイとササユリ
P6240025.jpg (53.22 KiB) 閲覧された回数 4195 回
 6:50 式典は8時ころからというので、橋を渡って出発。整備された登山道の傍にはコアジサイ、ササユリが出迎え。
 7:20 「岩谷のトチノキ」との看板があるので見上げるとそれらしい大木が聳える。樹齢300年、樹高35m、幹周10mとある。相方はわざわざ木の下まで斜面を登って行く。
 どうせ追い付かれるので先に進む。地形図や余呉トレイルマップと少し違い、トチノキの先から右の尾根に取り付く。空は薄曇り、これから晴れてくるのだろう。ひんやりとした空気が嬉しいが、さすがに汗ばんでくる。
 7:40 ミズナラに混じってブナも現われはじめる。いい雰囲気の尾根。
「夜叉ヶ池まで1000m」「池まで500m」の表示板が順番に。「200m」「100m」と続き、平坦な木道になると池に到着。
 8:30 荷を降ろして一休み。

 アカハライモリが睨みを利かせる横をヤシャゲンゴロウが急ぎ足で走り(泳ぎ)抜ける。動かなければ見落としそうなくらい小さい。岸辺の樹木にはモリアオガエルのアワワ卵が白い花のようにぶら下がっている。この池、魚はいないんだろうか? ウグイとか…。
 説明板がある。イモリはヤシャゲンゴロウ(絶滅危惧種)の天敵だって。(@_@;)
 ただ、モリアオガエルのオタマジャクシのほうが美味しいので、イモリに食べられるのは後回しになるらしい。こんだけアワ卵があればヤシャゲンちゃんは当分安泰だろう。
 モリアオガエルはその分、大量の卵が必要になる。子どもをイモリから守り、自分もヘビや野鳥に脅えながらの生きる戦いである。そういえば池中のオタマジャクシの姿は希薄だったなあ?
 カエルの犠牲をよそに生き延びる…。しかも人間様の保護まで受けて…。となればゲンちゃんも肩身が狭いだろうなあ…という気にもなる。
 人間界でも最近、「生活保護」バッシングが盛んだが、弱肉強食は自然界だけにして欲しいなあ…と思う。
 ところでイモリの天敵っていないんだろうか?

 …とか考えていたら、湖面がいきなり持ち上がり、得体のしれない生物が頭を出した。なんだなんだ?
 口にはイモリを数匹咥えている。赤黒の斑模様のイモリのお腹がのたうつ。悲鳴こそ響かないのだが、静かな夜叉ヶ池に修羅場が繰り広げられる。
 あっという間の出来事で、現実なのか幻想だったのかさえ定かでない。
怪物の正体は伝説の姫の化身なのか、夜叉ゲンちゃんのボスなのか…(@_@;)

 目が覚めた。さて、ここからが本日の核心部なのだ。
夜叉ヶ池と三周ヶ岳(左奥)
夜叉ヶ池と三周ヶ岳(左奥)
P6240071.jpg (49.76 KiB) 閲覧された回数 4195 回
 8:45 夜叉ヶ丸への岩壁を登る。ニッコウキスゲ、アザミが咲く。見下ろせばハート形にも見える湖面が光る。夜叉壁の向こう、対岸の左奥に三周ヶ岳。右に延びる尾根の先には黒壁(高丸)が近い。あれくらいならすぐやな?と思ってはいけない。ってことくらいは分かる。行くなら残雪期しかないだろう。

 9:05 夜叉ヶ丸。さて、ヤブ突入の準備だ。ストックを畳んでザックに固定。スパッツや足回りを確認。kitayamaさんはヤブ用のお化粧まで始めた。虫除けローション?
 ここから三国岳までは一応登山路はある。両側から被さるササを両手で掻き分けながら進めば迷うことはない。下りなので疲れも感じない。ササの海を平泳ぎ状態の両腕がちょっとシンドイかな?

 9:30 登り返してp1206。灌木が増えてきて道が分かりにくい。見失ったりなんとか復帰したり。が、遂に進路を塞がれる。ササの合間から尾根を見据えて右へトラバース。あったあった! ササを踏み分けた道型に復帰。
 雪で倒れた木の枝が進路を塞ぐ。この時のために持ってきた生木剪定用のノコの出番だ。やや遠慮気味にだが邪魔な枝を払う。最低限の切払いなのでお許しくださいね。
 10:15 鞍部は湿地帯で、少しだが水が流れている。このまま飲料にするのは躊躇われるが、不測の場合は命の水にもなるだろう。
夏の一夜の苫家跡
夏の一夜の苫家跡
P6240087.jpg (74.1 KiB) 閲覧された回数 4195 回
 10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。この岩の下でダニに噛まれながら朝を迎えたあの日。一周忌のお線香をあげに来れて気が休まりました。
 10:40 ここを登れば山頂か? と、やや力が入ってしまったがササ原の向こうに本物が待っている。すぐそこなんだが足元のバリアが邪魔をする。

 11:10 三国岳山頂へ。夜叉ヶ丸から2時間で来れた。まずまずのペース。この調子なら左千方までも大丈夫だろう。
「行きますか? あっこまで…」
 kitayamaさんの声も明るい。
「取り敢えず休憩、まずはアワワですね~」!(^^)!
 お昼休憩にする。腹ごしらえしてから行くけんね~! 待ってろよ、左千方め。(^^)/
あの山の頂まで…
あの山の頂まで…
P6240093.jpg (60.13 KiB) 閲覧された回数 4195 回
 11:45 「そろそろ行きましょうか?」と相方。ちょっと早すぎる。まだalcが抜けてないがな…(@_@;)
 しかし、時間を考えたら、やはり「そろそろ…」なんだ。ここからはこれまでとは様子が違う。道型なんてもんはない。とにかく時間を決めて、行ける所まで行って引き返しましょう。
 とは言っても、昨年には余呉トレイルCのみなさんがルート開削してくれたのだ。それに、とにかくも昨夏は逆からとはいえ一度通っているのだから…。

 山頂の切り開き広場からササの踏み分けが2ヵ所。当然、やって来た踏み分けでない方へ足を踏み出す。直ぐに踏み分けは消えてなくなる。それどころか方向まで東を向いている。違うがな、これじゃ谷へ降りてしまう。(@_@;)
 ササと灌木のジャングルを掻き分けて尾根筋へトラバース。数メートル離れるだけで相方の姿は見えなくなる。GPSを頼りに声を掛け合いながら正しいルートを探す。ほんまに鳥の首みたいに見える左千方(鳥首峠)の頭を見据えながら軌道修正して行くのだが、これがなかなか大変なのだ。
 しかもalcの毒はまだ抜けない。しまった、やはりあと30分は休んでおかな…(>_<)
 甘い期待は見事に破綻。一気に疲れと不安感が襲う。

 12:45 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。あかん、休もー(>_<)
 薄曇りとはいえ日差しが眩しいがタオルを被って昼寝タイム。30分のつもりが1時間近くになってしまった。
 それにしても、今日は山開きで安全祈願祭までやってたのだから、もう少し登山者があっても良さそうなもんだ。昼寝中もその前も、三国岳まで来たのは我々だけのようだ。朝、夜叉ヶ丸から見下ろした池の周りには何人かの登山者があったのに…。

 13:50 下山にかかる。一旦下って鞍部からp1206へ。三国岳と標高差は3mしかないのに、これがなかなかシンドイ。往路では何度かルートロスしたのだが、下りなのでそんなにダメージはなかったのだ。疲れた老体にはルート探しと登りのササコギはキツイ。(@_@;)

 15:50 p1206。あれ? もう2時間経過してる。やはり往路より遅い。

 16:40 岩壁を下って夜叉ヶ池。一休み。さすがにもう誰もいない。なんでもシーズン中は若い女性看視員がおられると聞いていたが、そのお姿もない。じつに残念である。(-_-;)
 まあ、ここまでくればあとは一般登山路を下るだけだ。ビバークも闇下も免れた。
 
 17:57 計算したように18時前に登山口駐車場。安全祈願祭の飾り付けもテントもきれいに片づけられていて、ハルゼミの鳴き声だけが響く登山口だった。

 R365で長浜まで走り、お風呂と食事でバースデーを祝ってもらう。相手がkitayamaさんでなくて、○○ちゃんならもっと嬉しいのに~!(^^)!
 なんてことは大きい声ではゼッタイ言わない。

 kitayama-walkさん、またまた老体にお付き合い、感謝でした。しかし、あの冷えた生アワワ、涸れたお腹に浸み渡りました~(@_@;)

             ~biwaco
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by カッチャン »

いやー、山のフォーラム花盛りで何よりですね。 :D

台高守り神三人衆(わりばしさん、グーさん、zippさん順不同)は、台高の平和と幸せのため今日も行く。
播磨屋さんは、「山と信心」について研究生活に入ったようだ。
シュークリさんは、優雅な避暑生活に。三歩の跡は任せときなさいと。
宮指路さんは、あいかわらず何処に出没するか推測不能だし・・・。
たんぽぽさんは、孤高の人になっているし(奥さんが糊口の人になっていないか心配だし・・・。)

いずれもほとんどわからない山域、かろうじてわかるレポはと・・・、あったー。
あっ、やっぱり激ヤブ三人衆(biwacoさん、kitayamaさん、越前さん順不同)の山域だ。

恐る恐るちょっかい出してみよーと。

ビワさーん、こんにちワットはエネルギーの単位です。
6月は私にとって何かと縁が深い月なのだ。結婚記念日、滋賀県への引越し記念日、初孫の誕生日…といろいろあって、24日はバースデーなんである。
 30歳のお誕生日おめでとうございます。(とっちゃんが50過ぎたらひとつずつ若返っていくとゆうてはりました。)
 
kitayama-walkさんが三国岳へ行きたいとか言ってたことを思い出し、メールを入れると二つ返事でエサに掛かった。ふ、ふ、ふ、釣りは仕掛けとポイントとエサの3点セットで決まりなんだぜー!
biwaさんkitaさんは江戸時代(○○道中)からの腐れ縁ですよ。 ;)
「仕掛け」は広野ダムから夜叉ヶ池~三国岳。時間があれば左千方までのピストン。
 ヤブ地獄ルートなので今庄のコンビニ集合を1時間早めて6時に設定。これなら左千方ゲットも楽勝(^O^)/と踏んだのは、ハヤマッタかな?
役行者オヅco、役行者オヅlk コンビなら超楽勝(^O^)/
 
6:45 岩谷川林道終点。残雪期にはダムからこの林道を延々歩くのだろうが、biwa爺にはそんな体力はない。
 懐かしいルートです。残雪期、この林道を延々(えーんえーん)と泣きながら歩き、夜叉、三国、左千方、中津峠と神又峰の間のピーク(1060)まで、ピストンをした時のことを思い出しました。
  
モリアオガエルはその分、大量の卵が必要になる。子どもをイモリから守り、自分もヘビや野鳥に脅えながらの生きる戦いである。そういえば池中のオタマジャクシの姿は希薄だったなあ?
 カエルの犠牲をよそに生き延びる…。しかも人間様の保護まで受けて…。となればゲンちゃんも肩身が狭いだろうなあ…という気にもなる。
 人間界でも最近、「生活保護」バッシングが盛んだが、弱肉強食は自然界だけにして欲しいなあ…と思う。
 ところでイモリの天敵っていないんだろうか?
 …とか考えていたら、湖面がいきなり持ち上がり、得体のしれない生物が頭を出した。なんだなんだ?
 口にはイモリを数匹咥えている。赤黒の斑模様のイモリのお腹がのたうつ。悲鳴こそ響かないのだが、静かな夜叉ヶ池に修羅場が繰り広げられる。
 あっという間の出来事で、現実なのか幻想だったのかさえ定かでない。
怪物の正体は伝説の姫の化身なのか、夜叉ゲンちゃんのボスなのか…(@_@;)
 目が覚めた。
生物学者の顔、小説家の顔、妖怪人間の・・・、その正体は・・・。 :?
 
右に延びる尾根の先には黒壁(高丸)が近い。あれくらいならすぐやな?と思ってはいけない。ってことくらいは分かる。行くなら残雪期しかないだろう。
無雪期にはぜひokuガイドを。
 
9:05 夜叉ヶ丸。さて、ヤブ突入の準備だ。ストックを畳んでザックに固定。スパッツや足回りを確認。kitayamaさんはヤブ用のお化粧まで始めた。
新婚初夜のドキドキ感が・・・。  :oops:
 
9:30 登り返してp1206。灌木が増えてきて道が分かりにくい。見失ったりなんとか復帰したり。が、遂に進路を塞がれる。ササの合間から尾根を見据えて右へトラバース。あったあった! ササを踏み分けた道型に復帰。
恍惚のひと時を・・・。
 
10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。この岩の下でダニに噛まれながら朝を迎えたあの日。一周忌のお線香をあげに来れて気が休まりました。
怖いものなしの原点にたどりつきましたね。 :D  
11:10 三国岳山頂へ。夜叉ヶ丸から2時間で来れた。まずまずのペース。この調子なら左千方までも大丈夫だろう。
「行きますか? あっこまで…」
 kitayamaさんの声も明るい。
やっぱり役行者の高弟はちゃいますね。
「取り敢えず休憩、まずはアワワですね~」!(^^)!
 お昼休憩にする。腹ごしらえしてから行くけんね~! 待ってろよ、左千方め。(^^)/
左千方だったんですね。Quiz何処徘徊のレスに、江越国境でbiwaさんほどの猛者が撤退とあったので上谷山とばかり・・・。
ここからはこれまでとは様子が違う。道型なんてもんはない。とにかく時間を決めて、行ける所まで行って引き返しましょう。
 とは言っても、昨年には余呉トレイルCのみなさんがルート開削してくれたのだ。それに、とにかくも昨夏は逆からとはいえ一度通っているのだから…。
 山頂の切り開き広場からササの踏み分けが2ヵ所。当然、やって来た踏み分けでない方へ足を踏み出す。直ぐに踏み分けは消えてなくなる。それどころか方向まで東を向いている。違うがな、これじゃ谷へ降りてしまう。(@_@;)
 ササと灌木のジャングルを掻き分けて尾根筋へトラバース。数メートル離れるだけで相方の姿は見えなくなる。GPSを頼りに声を掛け合いながら正しいルートを探す。ほんまに鳥の首みたいに見える左千方(鳥首峠)の頭を見据えながら軌道修正して行くのだが、これがなかなか大変なのだ。
 しかもalcの毒はまだ抜けない。 12:45 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。
撤退しようと、お二人の男をしっかと見ました。ヤブの誇りです。
 
それにしても、今日は山開きで安全祈願祭までやってたのだから、もう少し登山者があっても良さそうなもんだ。昼寝中もその前も、三国岳まで来たのは我々だけのようだ。朝、夜叉ヶ丸から見下ろした池の周りには何人かの登山者があったのに…。
この時期に三国、左千方を実行する○態は、あと越前さんぐらいですよ。
  
16:40 岩壁を下って夜叉ヶ池。一休み。さすがにもう誰もいない。なんでもシーズン中は若い女性看視員がおられると聞いていたが、そのお姿もない。じつに残念である。(-_-;)
 まあ、ここまでくればあとは一般登山路を下るだけだ。ビバークも闇下も免れた。
 R365で長浜まで走り、お風呂と食事でバースデーを祝ってもらう。相手がkitayamaさんでなくて、○○ちゃんならもっと嬉しいのに~!(^^)!
 なんてことは大きい声ではゼッタイ言わない。
相手は夜叉で知り合いになりそのまま長浜でお祝いをしてもらう予定だった若い女性看視員さんのはずだったと・・・。 :mrgreen:
kitayama-walkさん、またまた老体にお付き合い、感謝でした。しかし、あの冷えた生アワワ、涸れたお腹に浸み渡りました~(@_@;)
お疲れ様でした。次のbiwakita道中は何処へ(^^)
           
カッチャン 
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by 宮指路 »

Biwacoさん、こんばんは~

6月は私にとって何かと縁が深い月なのだ。結婚記念日、滋賀県への引越し記念日、初孫の誕生日…といろいろあって、24日はバースデーなんである。

お目っとうございやす。山頂にケーキを持って行かにゃ~

この日をどうやって祝おうか? 誰も祝ってなどくれないから…というわけではないのだが、

そういう時は是非ヤブガールを連れて行きましょう

 kitayama-walkさんが三国岳へ行きたいとか言ってことを思い出し、メールを入れると二つ返事でエサに掛かった。ふ、ふ、ふ、釣りは仕掛けとポイントとエサの3点セットで決まりなんだぜー!

どうせならヤブガールも引っ掛けましょう

 6:45 岩谷川林道終点。残雪期にはダムからこの林道を延々歩くのだろうが、biwa爺にはそんな体力はない。
 終点の広場では「山開き神事」の準備中。テントを張り祭壇設営など地元の10数人で手際良く進められていく。


この日は神主さんが夜叉が池まで登るんですよね

  7:40 ミズナラに混じってブナも現われはじめる。いい雰囲気の尾根。
「夜叉ヶ池まで1000m」「池まで500m」の表示板が順番に。「200m」「100m」と続き、平坦な木道になると池に到着。


この道は夏でも涼しい気持の良い登山道です


  カエルの犠牲をよそに生き延びる…。しかも人間様の保護まで受けて…。となればゲンちゃんも肩身が狭いだろうなあ…という気にもなる。
 人間界でも最近、「生活保護」バッシングが盛んだが、弱肉強食は自然界だけにして欲しいなあ…と思う。


ビワさんも生活保護者にならないでね

 ところでイモリの天敵っていないんだろうか?
 …とか考えていたら、湖面がいきなり持ち上がり、得体のしれない生物が頭を出した。なんだなんだ?
 口にはイモリを数匹咥えている。赤黒の斑模様のイモリのお腹がのたうつ。悲鳴こそ響かないのだが、静かな夜叉ヶ池に修羅場が繰り広げられる。
 あっという間の出来事で、現実なのか幻想だったのかさえ定かでない。
怪物の正体は伝説の姫の化身なのか、夜叉ゲンちゃんのボスなのか…(@_@;)


ひょっとしてオオサンショウウオとか?

 8:45 夜叉ヶ丸への岩壁を登る。ニッコウキスゲ、アザミが咲く。見下ろせばハート形にも見える湖面が光る。夜叉壁の向こう、対岸の左奥に三周ヶ岳。右に延びる尾根の先には黒壁(高丸)が近い。あれくらいならすぐやな?と思ってはいけない。ってことくらいは分かる。行くなら残雪期しかないだろう。

この時期に夜叉が池駐車場から黒壁に登ったことがありますがまあ藪が酷いったらありゃしませんワ。でも赤い布が誘導してくれました。

 9:30 登り返してp1206。灌木が増えてきて道が分かりにくい。見失ったりなんとか復帰したり。が、遂に進路を塞がれる。ササの合間から尾根を見据えて右へトラバース。あったあった! ササを踏み分けた道型に復帰。

一応踏み跡があるんですね

 雪で倒れた木の枝が進路を塞ぐ。この時のために持ってきた生木剪定用のノコの出番だ。やや遠慮気味にだが邪魔な枝を払う。最低限の切払いなのでお許しくださいね。

いざという時は必要かもですね。私も持っていますが今のところ使ったことはありません

 10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。この岩の下でダニに噛まれながら朝を迎えたあの日。一周忌のお線香をあげに来れて気が休まりました。

でも感慨深い場所でもありますね

 12:45 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。あかん、休もー(>_<)
 薄曇りとはいえ日差しが眩しいがタオルを被って昼寝タイム。30分のつもりが1時間近くになってしまった。
  13:50 下山にかかる。一旦下って鞍部からp1206へ。三国岳と標高差は3mしかないのに、これがなかなかシンドイ。往路では何度かルートロスしたのだが、下りなのでそんなにダメージはなかったのだ。疲れた老体にはルート探しと登りのササコギはキツイ。(@_@;)


う~ん、残念でしたね。左千方の激ヤブは手強かったですね

  16:40 岩壁を下って夜叉ヶ池。一休み。さすがにもう誰もいない。なんでもシーズン中は若い女性看視員がおられると聞いていたが、そのお姿もない。じつに残念である。(-_-;)

初耳やなぁ~。今度行ってみるかな


                           宮指路


 
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

【江越美国境】三国岳-左千方は遠かった(ヤブこぎにへこたれる)

投稿記事 by kitayama-walk »

【日 付】 2012年6月24日(日曜)
【天 候】 曇り時々晴れ
【山 域】 江越美国境
【メンバー】 biwaco、kitayama-walk
【コース】 6:50岩谷登山口 7:15第一渡渉点 7:20トチの巨木 7:50池まで1000m地点 8:30夜叉ヶ池8:45 9:00夜叉丸 
       9:30P1206 10:35鞍部(水場) 11:10三国岳(昼食)11:45 (左千方途中引き返す) 12:40三国岳(昼寝)13:50
      15:55P1206 16:30夜叉丸 16:45夜叉ヶ池17:00 17:35トチの巨木 18:00岩谷登山口


 梅雨入りで週末も雨日和が続き、このところ山に行けていない。今週末は梅雨の中休みとなりそうと思っていたところに、biwacoさんから
山行のお誘いメールが届いた。夜叉ヶ池から黒壁(高丸・1316.3m)か三国岳へ「ヤブこぎ」に行きませんかと。夜叉ヶ池には過去2回来た
ことがある。最初は2008/6/14で、福井県側の岩谷登山口から夜叉ヶ池に登り、三周ヶ岳(1292m)までピストンした。2回目は2009/6/14
で、今度は岐阜県側の池ノ又登山口から夜叉ヶ池に登り、まず三国岳までピストン氏、次いで三周ヶ岳までピストンした。黒壁(高丸)は、
三周ヶ岳への稜線上のP1252から東へ2キロ余りあるが、相当なヤブが予想されるのでパスした。三国岳(1209m)までのヤブこぎは経験
済みだが、さらに未踏の左千方(1196.8m)への約1キロの激ヤブこぎに挑戦してみたいと思った。biwacoさんは、昨年8月ビバークしなが
ら左千方&三国岳を「制覇」した強者で、今年4月残雪期にも奥川並から谷山経由で左千方を落としている。未踏の左千方は私には憧れ
の山頂とも言ってよい。何でも6月24日(日)はbiwacoさんの誕生日だとか。それなら左千方山頂で祝杯を挙げようということになった。

 2011年4月に刊行された草川啓三氏の「琵琶湖の北に連なる山」(ナカニシヤ出版)の案内によると、「三国岳から左千方までは藪こぎで
約1時間」と書かれていた。そこで、登山計画を立ててみた。7:00岩谷登山口-8:30夜叉ヶ池-10:30三国岳-11:30左千方12:30-13:30
三国岳-15:30夜叉ヶ池-16:30岩谷登山口というコースタイム。休憩時間を入れると下山は17時までと楽勝であったが・・・。

 4時過ぎに京都の自宅を出発し、4時30分京都東ICから名神高速に乗り、米原JCTから北陸道に入り、今庄ICで降り、biwacoさんとの待
ち合わせ場所(4/8の上谷山のときと同じ)のファミマ今庄店に6時前に到着。コンビニで水・食料を調達して、広野ダムに向かう。ダムから
岩谷林道に入り、約4.7キロ走ると夜叉龍神社の鳥居前にある登山口に到着した。ここにはトイレと10台ほど駐車場があり、夜叉龍神社の
ご神木とも言ってよい樹齢400年のカツラの巨樹が出迎えてくれる。今年は林道崩壊などで山開きが遅れ、今日24日に山開きを行うという
ことで、地元の方々(今庄観光協会)が安全祈願祭の準備にやってきていた。鳥居の前に祭壇を設え、テントを張って、山開きの神事を執り
行うのだ。登山者代表として玉串を奉納してもらえないかと打診されたが、神事は8時からというので待ち時間がなく丁重にお断りした。鳥居
の脇に「幽幻伝説 夜叉ヶ池」の石碑があり、「花は人の目を誘ふ 水は人の心を引く 君も夜叉ヶ池を見に来たと云ふ」という泉鏡花の小説
の一文が刻まれていた。

 山開きの準備をしている地元の人々を尻目に、鳥居をくぐり、岩谷川に架けられた橋を渡り、左手の登山道に入る。大きなトチの木を左手に
見送りながら、右手に付けられた樹林の中の登山道をゆっくりと登っていく。登山道の脇にはコアジザイやササユリの花が咲いていて早くも目
を楽しませてくれる。10分ほどで登りが終わると、今度は渓谷沿いに水平歩道が付けられている。山腹をうまく利用した登山道は危険箇所も
なく快適に歩くことができる。左手下を見ると100mほどもあろうかと思われる崖下に谷があり、やがて夜叉ヶ滝と呼ばれる滝が見えてきた。
滝下に降りることができないかと下降路を探したが、見つからなかった。

 水平歩道はさらに続き、やがて沢がせり上がってくると、沢に架かった橋を渡る。渡ったところに「池まで2000m」という最初の標識があった。
この標識は、これから1500m、1000m、500m、200mと続いている。すぐに2つ目の橋があり、これを渡ると、「岩谷のトチノキ 樹齢300年、
樹高35m、幹周10m」と書かれた銘板があり、2本の大トチがあった。よく見ると、奥にあるトチの木の傍まで行ける道が付けられていたので
登ってみた。樹齢400年、幹回り7.3m、樹高20mと書かれていたので、銘板に書かれていたのはもう1本のトチの木のようだ。
トチの巨木
トチの巨木
 トチの木を過ぎると、登山道は沢を離れて、ジグザグの登りとなり、ここからが本格的な登りとなる。ジグザグの登りが終わると、尾根に出て
くる。このあたりから地形図に書かれている登山道と外れることになる。ブナやナラの自然林の中に付けられた登山道は適当な傾斜になって
いて、池まで1500m、1000mと標識があり、実に心地のよい快適な登りとなっている。池まで200mの標識を過ぎ、落石を跨ぐと、傾斜がなく
なり、正面に三周ヶ岳を見ながら灌木の中を行くと、木道が出てきて夜叉ヶ池に着いた。夜叉ヶ池の標高は1099mで、池畔には夜叉龍神社
の奥宮の祠がある。池の周囲には木道・ロープが設置してあり、池の縁に降りていけなくなっていた。池面は静かで、まさに別天地の様相で
ある。この時期はモリアオガエルの産卵期であり、池周辺の楓や榛の木には白い泡の卵がたくさんぶら下がっていた。

 右手に夜叉ヶ池を半周すると、夜叉峠に出た。東側斜面(岐阜県側)は崖になっていて、ニッコウキスゲが斜面一面に咲き誇っていた。北に
向かうと三周ヶ岳であるが、今回は県境稜線を南に向かい、ニッコウキスゲ、アザミ、イブキトラノオの咲く岩稜を急登して行く。途中で後ろを
振り返ると、三周ヶ岳と貝殻のような形の夜叉ヶ池がよく見えるようになる。稜線の左手に何やら立っているものがあることに気づいたが、これ
はライブカメラであった。15分ほどで夜叉丸(1212m)に着いたが、ここは夜叉ヶ池山とも呼ばれている(なお、新分県登山ガイド「福井県の山」
では、もう少し先のP1206が夜叉ヶ池山として紹介されている)。夜叉丸からの展望はよく、北方向には三周ヶ岳と高丸(黒壁)が鎮座し、その
間には能郷白山とイソクラ(磯倉)が見える。東方向には、雷倉、蕎麦粒山、花房山、天狗山、小津権現山、鍋倉山などの山々が見える。
夜叉丸手前から三周ヶ岳と夜叉ヶ池を眺望する
夜叉丸手前から三周ヶ岳と夜叉ヶ池を眺望する
 さて、夜叉丸から先はヤブこぎに突入することから、ここで長袖シャツに着替えし、虫除けのムヒを顔面、首筋にたんと塗布し、ヤブこぎに備え
た。すぐに背丈ほどの笹ヤブになるが、まずめざすのはP1206である。夜叉丸からは下りになっているが、右手にはP1206から三国岳に続く稜
線がはっきりと見渡せる。ヤブこぎになってはいるが、足下には踏み跡がはっきりしている。平泳ぎの恰好でササ漕ぎをしながら、一旦鞍部に
下ってから登り返しとなるが、次第にヤブが少なくなり、P1206に着いた。ここは眺望もなく単なる通過点であるが、よく見ると境界標(石標)が
ある。
激ヤブこぎ-P1206からの下り
激ヤブこぎ-P1206からの下り
 P1206からは右手に下りになっているが、踏み跡は薄く不鮮明になっている。所々にある赤や黄のテープを頼りにヤブこぎをする。何だか稜
線を左に外していると思ったところ、biwacoさんが注意した。よく見ると、ササの上にマムシがとぐろを巻いているではないか。気づかなかった
ら足下を噛みつかれたのではないかと思うとぞっとした。不鮮明な尾根筋を確認しながら鞍部に下ると、そこには水場があり、煮沸すれば飲料
用にもなると思われた。登り返しはさほどのヤブではなく、快調に進んでいく。やがて、左手に小さな岩穴があった。biwacoさん曰く、「去年の
8月、左千方~三国岳から下りで時間切れとなり、ここでビバークした」と。biwacoさんの顔を見ると、忌まわしいというより「懐かしい」感じであ
った。さらにヤブこぎを続けると、次第に灌木もなくなってきて、ササ原になり、ポンと切り開きに飛び出した。おお、ここが懐かしい3年ぶりの三
国岳山頂であった。時刻は11時10分、夜叉丸から約2時間、予定より40分遅れているが、まずます予定どおりの歩きとなっている。
ササが刈り込まれた三国岳山頂
ササが刈り込まれた三国岳山頂
左千方が見える(三国岳山頂から)
左千方が見える(三国岳山頂から)
 2時間余りのヤブこぎと、昼時間に近いこともあり、三国岳山頂にてランチタイムとした。まずは保冷剤で冷やしたアワワで、biwacoさんの誕
生日を祝って乾杯だ! 今日のランチはコンビニで調達した助六すしと冷し中華(小)である。天気はまずまずの晴れ模様、雨の心配はない。
暫し至福のときを過ごしたが、憧れの左千方に行かなければならない。三国岳山頂からは尾根伝いに左千方が近くに見える。わずかな距離
だが、激ヤブこぎになることは承知の助である。草川氏によると左千方まで1時間だが、13時まで行動し、無理なら途中で引き返すことにして、
11:45三国岳を出発した。三国岳山頂は円形に刈り込まれているが、来たところと反対側にある踏み分に入ると、少し下ったところで踏み跡が
なくなっていた。方向を確認すると左千方に続く尾根はもっと右にあることが分かる。尾根筋に戻るべく、そのまま右手に灌木とヤブをかき分け
ながら進むが、ジャングルそのものである。今度は尾根筋から右手に外れてしまい、再び軌道修正をする。そうこうしているうちに尾根筋に戻っ
たものの、かなり時間が経過してしまったため、このジャングルのような激ヤブを漕いでいく意欲がすっ飛んでしまった。biwacoさんと相談の上、
やむなく左千方はあきらめることとし、三国岳に引き返した。

 引き返してわかったことだが、三国岳の山頂は県境稜線より少し東南に出っ張っていることから、左千方に行くには、山頂から少し戻ってから
右手の笹ヤブに突入することになっていたのだ。しかし、後の祭り、時刻は12:45、もう左千方まで行くことができないので、疲れを癒すため、三
国岳山頂で昼寝をすることにした。薄い日差しの下、タオルをかぶって横になると、忽ち寝入ってしまった。biwacoさんも同じだったようで、目が
覚めるともう1時間近く経過してしまっていた。13:50下山にかかる。帰りは勝手知った道と思っていたら、そうでもなかった。やはりP1206に登る
ところが不鮮明で、マムシの恐怖に怯えながら再びヤブこぎを強いられた。何とかP1206まで帰ってきたと思ったら、もう4時前だ。再び鞍部に下
り、夜叉丸に登り返し、夜叉ヶ池に着いたから5時前になっていた。急いで下山しよう。下山は実に楽であった。この登山道は傾斜がきつくなく、
適度になっているので、どんどんと早足で下ることができた。登山口にはちょうど1時間で下ることができ、まだまだ明るい6時に到着したが、残
っていた車は私たちの車だけであった。

 帰りは、国道365号線で走り、栃ノ木峠を経て、木之本に下り、それからあねがわ温泉まで行き、天ざるそばでbiwacoさんの誕生日を再び祝
った。温泉は照明を落としてあり、暗がりの中でのんびりと1時間あまり浸かっていた。今日は激ヤブこぎで疲れ、目標の左千方に行けなかった
ものの、よい一日であった。左千方登頂は次回までのお預けとなった。
written by kitayama-walk
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by 柳川洞吹 »

biwacoさん こんばんは

 6月は私にとって何かと縁が深い月なのだ。結婚記念日、滋賀県への引越し記念日、初孫の誕生日…といろいろあって、24日はバースデーなんである。

おお、お誕生日おめでとうございます。
「冥土の旅の一里塚」とも言いますね。

 この日をどうやって祝おうか? 誰も祝ってなどくれないから…というわけではないのだが、お天気も良さそうだ。この歳まで山歩きをさせてもらってることに感謝し、やっぱり山で6.24を過ごそう。(^O^)/

素晴らしい心掛けですね。

 終点の広場では「山開き神事」の準備中。テントを張り祭壇設営など地元の10数人で手際良く進められていく。
 6:50 式典は8時ころからというので、橋を渡って出発。


登山者代表で参加してほしいと言われたんですってね。
参加すれば面白かったのに。
ゲンゴロウ饅頭のお土産ももらえたかもよ。

 雪で倒れた木の枝が進路を塞ぐ。この時のために持ってきた生木剪定用のノコの出番だ。やや遠慮気味にだが邪魔な枝を払う。最低限の切払いなのでお許しくださいね。

準備万端憂いなしですね。

 10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。この岩の下でダニに噛まれながら朝を迎えたあの日。一周忌のお線香をあげに来れて気が休まりました。

このときのことは記事になってないのですかね。
ブログ拝見しましたが、当該日と思われる山名をクリックすると、他の山行記事にリンクされていて。

 11:10 三国岳山頂へ。夜叉ヶ丸から2時間で来れた。まずまずのペース。この調子なら左千方までも大丈夫だろう。
「行きますか? あっこまで…」
 kitayamaさんの声も明るい。
「取り敢えず休憩、まずはアワワですね~」!(^^)!
 お昼休憩にする。腹ごしらえしてから行くけんね~! 待ってろよ、左千方め。(^^)/


左千方から「逃げへんわい。来れるもんやったら来てみい!」て返ってきそうやな。

 11:45 「そろそろ行きましょうか?」と相方。ちょっと早すぎる。まだalcが抜けてないがな…(@_@;)
 しかし、時間を考えたら、やはり「そろそろ…」なんだ。ここからはこれまでとは様子が違う。道型なんてもんはない。とにかく時間を決めて、行ける所まで行って引き返しましょう。


アワワ入っちゃったら、もう動くのいやになりますがな。

 しかもalcの毒はまだ抜けない。しまった、やはりあと30分は休んでおかな…(>_<)
 甘い期待は見事に破綻。一気に疲れと不安感が襲う。
 12:45 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。あかん、休もー(>_<)


あ~あ、振り出しに戻ってしもうたがな。

 それにしても、今日は山開きで安全祈願祭までやってたのだから、もう少し登山者があっても良さそうなもんだ。昼寝中もその前も、三国岳まで来たのは我々だけのようだ。朝、夜叉ヶ丸から見下ろした池の周りには何人かの登山者があったのに…。

あんね、普通のハイキングの人は夜叉ヶ池でお弁当食べておしまい。
ちょっと足を延ばす山登り人で、三周まで。
三国岳のほうへ行くのは編隊の関係の人だけだよ~ん。

 16:40 岩壁を下って夜叉ヶ池。一休み。さすがにもう誰もいない。なんでもシーズン中は若い女性看視員がおられると聞いていたが、そのお姿もない。じつに残念である。(-_-;)

これは、夜叉姫の化身やな。
ラスカルくんを掴まれて、池に引きずりこまれまっせ。

 R365で長浜まで走り、お風呂と食事でバースデーを祝ってもらう。相手がkitayamaさんでなくて、○○ちゃんならもっと嬉しいのに~!(^^)!

○○には「たんぽぽ」って入るんやね。
字余りやけど。

 なんてことは大きい声ではゼッタイ言わない。

だから小さい声で言う?
ネットやったら小さい字で書かないと、いっしょでっせ。

よいお誕生日を!
                      洞吹(どうすい)
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by 越前 »

biwacoさん、こんばんは。上谷山以来ですね、今後ともよろしくお願いいたします。
ブログへのご訪問&コメントもありがとうございます。
さて、カッチャンも書かれていますが私にとってここはホームグラウンドとなります。夜叉ヶ池は「山」を始める前から家族で訪れたこともありました。


> 【 山 域 】広野ダム~三国岳 【メンバー】kitayama-walkさん、biwaco
三国岳は今年私も 5/05 , 6/02 と山頂を踏んでいます。そして同行者は上谷山でもご一緒でしたkitayama-walkさんですね。


> 6月は私にとって何かと縁が深い月なのだ。24日はバースデーなんである
私も19日が誕生日、トシは内緒ですがbiwacoさんとの年齢差はサッカーに関係あるかもしれません(^^ゞ


> 岩谷川林道終点。残雪期にはダムからこの林道を延々歩くのだろうが、biwa爺にはそんな体力はない。
上谷山を、あの手倉山経由で広野集落から登っておいて何をおっしゃいますか。
あ、そういえば手倉の岩谷川林道対岸、黒谷山での私のトレース(足跡)がやぶこぎに登場してた ↑ のにはビックリでしたね~。


> 地形図や余呉トレイルマップと少し違い、トチノキの先から右の尾根に取り付く。
言われてみれば・・・それは全く気付きませんでした。


> この池、魚はいないんだろうか? ウグイとか…。
福井県人としてのお願いですが、地元では固有種で天然記念物の夜叉ゲンゴローを守るために涙ぐましいまでの努力をしています。
まさか誰も魚の放流まではしないと思いますが、排泄物や食事など池への汚染につながる行為はくれぐれもご注意願います。特に監視員のいない季節にお忘れなきよう・・・。


> 両側から被さるササを両手で掻き分けながら進めば迷うことはない。下りなので疲れも感じない。ササの海を平泳ぎ状態の両腕がちょっとシンドイかな?
そうそう、あの笹の背丈の高さではどうしても手が疲れてしまいますね。


> 雪で倒れた木の枝が進路を塞ぐ。この時のために持ってきた生木剪定用のノコの出番だ。やや遠慮気味にだが邪魔な枝を払う。最低限の切払いなのでお許しくださいね。
余呉トレイルの壇上さんは、片手用の剪定ばさみを愛用されているとか・・・私も15mmまでOKというやつをホームセンターで買ってきましたが、どこの薮で使おうかな?


> 鞍部は湿地帯で、少しだが水が流れている。このまま飲料にするのは躊躇われるが、不測の場合は命の水にもなるだろう。
5/05には、こんな山頂近くでも雪解け水の流れが速かったですね。


> ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。
確かに二度とは・・・私は、何もすることがない長い大晦日の夜を坐ったままで過ごしました。救いはケータイがつながり、ややこしいことにはならなかったこと。


> 三国岳山頂へ。夜叉ヶ丸から2時間で来れた。まずまずのペース。この調子なら左千方までも大丈夫だろう。「行きますか? あっこまで…」 kitayamaさんの声も明るい。
たったの一キロのこと、ホント近く感じますよね。しかし・・・
biwacoさんや余呉トレイル倶楽部は昨年の夏にかなりの時間をかけて、私が雪の消えた直後の 6/02 に一時間半、カッチャンは残雪の残る5/13 に四十分、実際には渡ってないですが残雪の繋がっていた5/05は私の目測で十五分。
只の笹薮道ではない左千方ー三国岳。雪がなくなり葉っぱの繁った完全なる薮、相当の覚悟が必要です。
なのに・・・

> 「取り敢えず休憩、まずはアワワですね~」!(^^)!
ダメですよ~

> 鳥の首みたいに見える左千方(鳥首峠)の頭を見据えながら軌道修正して行くのだが、これがなかなか大変なのだ。
葉っぱのないはずの私のときも、気がつくと上谷山を正面にして下ってたりして・・・。

> 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。
私は下戸なのでよくわかりませんが、完全なる薮への敗因はやっぱり・・・。


> なんでもシーズン中は若い女性看視員がおられると聞いていたが、そのお姿もない。じつに残念である。(-_-;)
夜叉ヶ池の監視員の中に、登山者への注意態度がよく問題となるヒトが・・ぶっちゃけ、こわ~いおじさんがいるんですが、その方とも会わなかったのは幸せだったのでは?


> 相手がkitayamaさんでなくて、○○ちゃんならもっと嬉しいのに~!(^^)!
あらら、なんてことを。

biwacoさんの今後のレポを楽しみにしております。
越前
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by たんぽぽ »

Biwa爺ちゃま、おはようさんです。

 6月は私にとって何かと縁が深い月なのだ。結婚記念日、滋賀県への引越し記念日、初孫の誕生日…といろいろあって、24日はバースデーなんである。
遅ればせながらオメデトウゴザイマス。
道真公の怨霊が都にいかずちを落としたという雷記念日の二日前と覚えておきましょう。

 この日をどうやって祝おうか? 誰も祝ってなどくれないから…というわけではないのだが、お天気も良さそうだ。この歳まで山歩きをさせてもらってることに感謝し、やっぱり山で6.24を過ごそう。(^O^)/
いじけて山にこもらなくてもいいのに・・・

「仕掛け」は広野ダムから夜叉ヶ池~三国岳。時間があれば左千方までのピストン。
 ヤブ地獄ルートなので今庄のコンビニ集合を1時間早めて6時に設定。これなら左千方ゲットも楽勝(^O^)/と踏んだのは、ハヤマッタかな?

ナ、ナントまたも懲りずに禁断の領域に足を踏み入れるんですか!
奥方の了解なんてもちろんとってませんわね~

 6:45 岩谷川林道終点。残雪期にはダムからこの林道を延々歩くのだろうが、biwa爺にはそんな体力はない。
 終点の広場では「山開き神事」の準備中。テントを張り祭壇設営など地元の10数人で手際良く進められていく。

Biwa生誕祭の祭壇づくりですか、これはぶったまげた!

 アカハライモリが睨みを利かせる横をヤシャゲンゴロウが急ぎ足で走り(泳ぎ)抜ける。動かなければ見落としそうなくらい小さい。岸辺の樹木にはモリアオガエルのアワワ卵が白い花のようにぶら下がっている。この池、魚はいないんだろうか? ウグイとか…。
今朝のTVでも水俣で“アカハライモリ”ってやってました。
ニッポンにはイモリは一種しかいないのになんでわざわざアカハラって接頭語つけるんやろうね。
美濃側の岸を覗いてみてください。
尾張の系統を引き継ぐクロハライモリってのがいるかもしれませんよ。

 ところでイモリの天敵っていないんだろうか?
キョロロロロロ~♪のアカショウビンなんぞはイモリ大好物でしょう。
でもここのイモリちゃんは龍神の子供たちだから、アカショウビンが近寄れないように魔力がかかってるんよ。

 …とか考えていたら、湖面がいきなり持ち上がり、得体のしれない生物が頭を出した。なんだなんだ?
 口にはイモリを数匹咥えている。赤黒の斑模様のイモリのお腹がのたうつ。悲鳴こそ響かないのだが、静かな夜叉ヶ池に修羅場が繰り広げられる。
 あっという間の出来事で、現実なのか幻想だったのかさえ定かでない。
怪物の正体は伝説の姫の化身なのか、夜叉ゲンちゃんのボスなのか…(@_@;)

泰澄さまが封じ込めた龍神を爺ちゃまの妄想で勝手に呼び出したらあかんで~

 9:05 夜叉ヶ丸。さて、ヤブ突入の準備だ。ストックを畳んでザックに固定。スパッツや足回りを確認。kitayamaさんはヤブ用のお化粧まで始めた。虫除けローション?
F氏とお化粧競わせたら面白そう。
玉ちゃんもぶったまげるカモ。

 10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。この岩の下でダニに噛まれながら朝を迎えたあの日。一周忌のお線香をあげに来れて気が休まりました。
ナンマイダブ、ナンマイダブ。

「行きますか? あっこまで…」
 kitayamaさんの声も明るい。
「取り敢えず休憩、まずはアワワですね~」!(^^)!
 お昼休憩にする。腹ごしらえしてから行くけんね~! 待ってろよ、左千方め。(^^)/

本丸攻めの前にアワワはないでしょ!
Biwa爺ちゃま大丈夫??

 しかもalcの毒はまだ抜けない。しまった、やはりあと30分は休んでおかな…(>_<)
 甘い期待は見事に破綻。一気に疲れと不安感が襲う。
 12:45 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。あかん、休もー(>_<)

ほ~ら言わんこっちゃない。

 16:40 岩壁を下って夜叉ヶ池。一休み。さすがにもう誰もいない。なんでもシーズン中は若い女性看視員がおられると聞いていたが、そのお姿もない。じつに残念である。(-_-;)
 まあ、ここまでくればあとは一般登山路を下るだけだ。ビバークも闇下も免れた。

憧れのビバーク&闇下も昨年は十分楽しみましたからもういいですよね。

 R365で長浜まで走り、お風呂と食事でバースデーを祝ってもらう。相手がkitayamaさんでなくて、○○ちゃんならもっと嬉しいのに~!(^^)!
 なんてことは大きい声ではゼッタイ言わない。

最善のパートナーを追求するBiwa爺ちゃまの飽くなき野望ですね。
お疲れさまでした。

退屈な雨降りは玉ちゃんの夜叉でもいかがでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=bdy4qKJx ... ure=relmfu
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by biwaco »

カッチャン、こんにちは~
雨の休日、いかがお過ごし? えっ、山に行って留守だって?
いったいどこを彷徨してるのやら…(@_@;)
台高守り神三人衆(わりばしさん、グーさん、zippさん順不同)は、台高の平和と幸せのため今日も行く。
播磨屋さんは、「山と信心」について研究生活に入ったようだ。
シュークリさんは、優雅な避暑生活に。三歩の跡は任せときなさいと。
宮指路さんは、あいかわらず何処に出没するか推測不能だし・・・。
たんぽぽさんは、孤高の人になっているし(奥さんが糊口の人になっていないか心配だし・・・。)
ヤブの権化=ふ~さんの消息が分からんので捜索隊でも出そうかと心配して…ません。(@_@;)
いずれもほとんどわからない山域、かろうじてわかるレポはと・・・、あったー。
あっ、やっぱり激ヤブ三人衆(biwacoさん、kitayamaさん、越前さん順不同)の山域だ。
あのね、激ヤブ徘徊派三銃士のパッケージと言えば、「ふ~さん・okuちゃん・越前さん」が今売れ筋なんでっせ。
biwa-kitaは珍道中コンビって名付けたのはカッチャンでしょう(^_-)
恐る恐るちょっかい出してみよーと。
アタシはいつも、遅る遅るちょっかい出してますけど。
ビワさーん、こんにちワットはエネルギーの単位です。
 30歳のお誕生日おめでとうございます。(とっちゃんが50過ぎたらひとつずつ若返っていくとゆうてはりました。)
なら、ほんまは今年で70歳ってことかいな…(@_@;)
もう、人を子ども?扱いしおって、ケシカラン!(怒) 
そう言えば緑ちゃんは60過ぎたら0歳からリセットやといってたなあ。
biwaさんkitaさんは江戸時代(○○道中)からの腐れ縁ですよ。 ;)
やじきた道中なら聞いたけど…、ビワキタ道中とはねえ?
 懐かしいルートです。残雪期、この林道を延々(えーんえーん)と泣きながら歩き、夜叉、三国、左千方、中津峠と神又峰の間のピーク(1060)まで、ピストンをした時のことを思い出しました。
なんとピストンですか! あなたは何者? 夜叉の竜神さんの化身なの?
生物学者の顔、小説家の顔、妖怪人間の・・・、その正体は・・・。 :?
アルツの爺いでした。(>_<)

 
10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。
怖いものなしの原点にたどりつきましたね。 :D
怖いものを知った原点です。 

腹ごしらえしてから行くけんね~! 待ってろよ、左千方め。(^^)/
左千方だったんですね。江越国境でbiwaさんほどの猛者が撤退とあったので上谷山とばかり・・・。
上谷山なんかに向かってたら、また笹藪ホテルにお泊り確実です。

ここからはこれまでとは様子が違う。道型なんてもんはない。とにかく時間を決めて、行ける所まで行って引き返しましょう。……
しかもalcの毒はまだ抜けない。 12:45 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。
撤退しようと、お二人の男をしっかと見ました。ヤブの誇りです。
巻いたシッポが見えましたか。たしかにヤブのホコリダニに咽てました。
ヤブを分けるkitaさん
ヤブを分けるkitaさん
P6240104.jpg (73.78 KiB) 閲覧された回数 3931 回
この時期に三国、左千方を実行する○態は、あと越前さんぐらいですよ。
もう一人はいらっしゃるでしょうが。身近に…(^_-)
相手は夜叉で知り合いになりそのまま長浜でお祝いをしてもらう予定だった若い女性看視員さんのはずだったと・・・。 :mrgreen:
なんでも看視員はコワイおじさんの場合もあるそうで。(>_<)
お疲れ様でした。次のbiwakita道中は何処へ(^^)
           
どっかの温泉ツアーでも計画しましょうか。

                  ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by biwaco »

946カモさん、こんにちは。
7月は雨でスタートですね。
6月は私にとって何かと縁が深い月なのだ。…といろいろあって、24日はバースデーなんである。

お目っとうございやす。山頂にケーキを持って行かにゃ~
ケーキの替わりにアワワ持って上がりました。
 kitayama-walkさんが三国岳へ行きたいとか言ってことを思い出し、メールを入れると二つ返事でエサに掛かった。ふ、ふ、ふ、釣りは仕掛けとポイントとエサの3点セットで決まりなんだぜー!

どうせならヤブガールも引っ掛けましょう
ヤブガ好みの仕掛けもエサも思い浮かばんもんで…。
安全祈願祭の準備
安全祈願祭の準備
P6240009.jpg (54.56 KiB) 閲覧された回数 3825 回
  終点の広場では「山開き神事」の準備中。テントを張り祭壇設営など地元の10数人で手際良く進められていく。

この日は神主さんが夜叉が池まで登るんですよね
そうでしたか。8時からというので待てずに先にスタートでした。
ビワさんも生活保護者にならないでね
ロンリネス・ジョージやヤシャゲンゴロウみたいに絶滅危惧種になるまでは自力で生きて参りまする。
この時期に夜叉が池駐車場から黒壁に登ったことがありますがまあ藪が酷いったらありゃしませんワ。でも赤い布が誘導してくれました。
よくもまあ行きましたねえ。(@_@;)
ところで、あの山はなんで「黒壁」っていうんでしょうか?
長浜に「黒壁スクエア」(観光スポット)ってあるけど、まあ無関係か。
 9:30 登り返してp1206。灌木が増えてきて道が分かりにくい。見失ったりなんとか復帰したり。が、遂に進路を塞がれる。ササの合間から尾根を見据えて右へトラバース。あったあった! ササを踏み分けた道型に復帰。

一応踏み跡があるんですね
三国岳まではあるんですが、なんせ注意しないと見失う…。
 雪で倒れた木の枝が進路を塞ぐ。この時のために持ってきた生木剪定用のノコの出番だ。

いざという時は必要かもですね。私も持っていますが今のところ使ったことはありません
やたら切り開くと問題なんで控え目に最小限ヤブの剪定しました。
 10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。この岩の下でダニに噛まれながら朝を迎えたあの日。一周忌のお線香をあげに来れて気が休まりました。

でも感慨深い場所でもありますね
自分のお墓参りみたいなもんです。
 12:45 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。あかん、休もー(>_<)
 


う~ん、残念でしたね。左千方の激ヤブは手強かったですね
もう1時間早くスタートしたら行けたかも。
946さん、もし行かれるなら、監視員のお姉さんによろしくね~。

                ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by biwaco »

洞吹和尚サマ、お越しやす。
一里塚を60何回も周回できて嬉しい限りです。(^_-)

 この日をどうやって祝おうか? この歳まで山歩きをさせてもらってることに感謝し、やっぱり山で6.24を過ごそう。(^O^)/
素晴らしい心掛けですね。
和尚さまは素晴らしい袈裟がけで…。(^^)/

  6:50 式典は8時ころからというので、橋を渡って出発。
登山者代表で参加してほしいと言われたんですってね。
参加すれば面白かったのに。
ゲンゴロウ饅頭のお土産ももらえたかもよ。
kitayamaさんに玉串奉納役をと頼まれたそうなんですが…。返す返す残念でした。
下山したらお土産の残りでも置いてないかと思ったんですけど、ゲンゴロウ饅頭どころか、チリひとつ落ちてませんでした。

 10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。この岩の下でダニに噛まれながら朝を迎えたあの日。一周忌のお線香をあげに来れて気が休まりました。
このときのことは記事になってないのですかね。
ブログ拝見しましたが、当該日と思われる山名をクリックすると、他の山行記事にリンクされていて。
あれ? さすがにお恥ずかしい話で、ヤブレポは遠慮したんですが…。
ブログの記事、あとでリンクをチェックしときます。

 「取り敢えず休憩、まずはアワワですね~」!(^^)!
 お昼休憩にする。腹ごしらえしてから行くけんね~! 待ってろよ、左千方め。(^^)/

左千方から「逃げへんわい。来れるもんやったら来てみい!」て返ってきそうやな。
昼食後、「さあ、いくでー!」と立ち上がったまでは威勢もよかったんですが…(@_@;)
アワワ入っちゃったら、もう動くのいやになりますがな。
それを忘れてました。(>_<)
「行くなら飲むな、飲むなら行くな」ですな。

  12:45 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。あかん、休もー(>_<)
あ~あ、振り出しに戻ってしもうたがな。
戻れてよかったのかも。そのまんま、ヤブの藻屑に消えてしもたら…。(>_<)

 それにしても、今日は山開きで安全祈願祭までやってたのだから、もう少し登山者があっても良さそうなもんだ。
人っ子一人いない夕刻の夜叉ヶ池
人っ子一人いない夕刻の夜叉ヶ池
P6240115.jpg (59.27 KiB) 閲覧された回数 3823 回
あんね、普通のハイキングの人は夜叉ヶ池でお弁当食べておしまい。
ちょっと足を延ばす山登り人で、三周まで。
三国岳のほうへ行くのは編隊の関係の人だけだよ~ん。
ああ、池を三周じゃなくて…。
危ないオスプレイ編隊は来んといてほしいですねえ。

 16:40 岩壁を下って夜叉ヶ池。一休み。さすがにもう誰もいない。なんでもシーズン中は若い女性看視員がおられると聞いていたが、そのお姿もない。じつに残念である。(-_-;)
これは、夜叉姫の化身やな。
ラスカルくんを掴まれて、池に引きずりこまれまっせ。
なんでも、夜叉ヶ池伝説って、コワ~イお話なんですね。
まあ、ラスカルはゲンゴちゃんにちょっかい出して龍神さまの怒りを買うようなオイタはしませんから、ご安心。

 R365で長浜まで走り、お風呂と食事でバースデーを祝ってもらう。相手がkitayamaさんでなくて、○○ちゃんならもっと嬉しいのに~!(^^)!
○○には「たんぽぽ」って入るんやね。
字余りやけど。
滅相もない(>_<) 洞吹なら字数合いますけど?
だから小さい声で言う?
ネットやったら小さい字で書かないと、いっしょでっせ。
小さい字、どうやって書くの?
小さい声で教えて…

             ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by biwaco »

越前さん、こんにちは。
雨の日曜日はパソに向かってお返事をしたためておりまする。
さて、カッチャンも書かれていますが私にとってここはホームグラウンドとなります。夜叉ヶ池は「山」を始める前から家族で訪れたこともありました。
夜叉ヶ池までの登山路は本当によく整備されてますね。池から先との差が大き過ぎて面喰います。
> 6月は私にとって何かと縁が深い月なのだ。24日はバースデーなんである
私も19日が誕生日、トシは内緒ですがbiwacoさんとの年齢差はサッカーに関係あるかもしれません(^^ゞ
おや、同じ6月生まれでしたか!
サッカーといえば11、それともハーフタイム15、いや前後半の45? ってことはまだ未成年!!!
> 地形図や余呉トレイルマップと少し違い、トチノキの先から右の尾根に取り付く。
言われてみれば・・・それは全く気付きませんでした。
昔はもう少し谷沿いに進んだんでしょうか? あの水平歩道はあとから付けた道のようです。
> この池、魚はいないんだろうか? ウグイとか…。
福井県人としてのお願いですが、地元では固有種で天然記念物の夜叉ゲンゴローを守るために涙ぐましいまでの努力をしています。
まさか誰も魚の放流まではしないと思いますが、排泄物や食事など池への汚染につながる行為はくれぐれもご注意願います。特に監視員のいない季節にお忘れなきよう・・・。
琵琶湖もそうですが、平地の池や沼は釣り用の外来種の放流で困ってます。
まさか夜叉ヶ池までバス釣りに来る人はいないでしょうが…。
夜叉ゲンちゃんを守るためにマナーを守りましょうね(^^)/
> 両側から被さるササを両手で掻き分けながら進めば迷うことはない。下りなので疲れも感じない。ササの海を平泳ぎ状態の両腕がちょっとシンドイかな?
そうそう、あの笹の背丈の高さではどうしても手が疲れてしまいますね。
平泳ぎにバタフライ、クロールはとても無理みたい。潜水って手もありました。
おかげで方が張って…。
> 雪で倒れた木の枝が進路を塞ぐ。この時のために持ってきた生木剪定用のノコの出番だ。やや遠慮気味にだが邪魔な枝を払う。最低限の切払いなのでお許しくださいね。
余呉トレイルの壇上さんは、片手用の剪定ばさみを愛用されているとか・・・私も15mmまでOKというやつをホームセンターで買ってきましたが、どこの薮で使おうかな?
檀上さんとは電話でお話したことがあります。(道路情報聞くのに)
越前さんはバッタリされたんですね。
剪定ばさみでもうちょっとルートを切り開いておいて下さい。
> ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。
確かに二度とは・・・私は、何もすることがない長い大晦日の夜を坐ったままで過ごしました。救いはケータイがつながり、ややこしいことにはならなかったこと。
真冬にどこで座ってたんですか? よくもまあ…(@_@;)
三国岳へあと少し
三国岳へあと少し
P6240090.jpg (69.49 KiB) 閲覧された回数 3413 回
> 三国岳山頂へ。夜叉ヶ丸から2時間で来れた。まずまずのペース。この調子なら左千方までも大丈夫だろう。「行きますか? あっこまで…」 kitayamaさんの声も明るい。
たったの一キロのこと、ホント近く感じますよね。しかし・・・
biwacoさんや余呉トレイル倶楽部は昨年の夏にかなりの時間をかけて、私が雪の消えた直後の 6/02 に一時間半、カッチャンは残雪の残る5/13 に四十分、実際には渡ってないですが残雪の繋がっていた5/05は私の目測で十五分。
只の笹薮道ではない左千方ー三国岳。雪がなくなり葉っぱの繁った完全なる薮、相当の覚悟が必要です。
なのに・・・
雪の有る無しでこんなにも違うんですね。片道15分で済むところが3時間もかかる…。状況判断能力の問われるところです。こればかりはGPSでも答えは出ませんね。
> 「取り敢えず休憩、まずはアワワですね~」!(^^)!
ダメですよ~
毒水の誘いを振り切るだけの修行が足りません。(>_<)
> 鳥の首みたいに見える左千方(鳥首峠)の頭を見据えながら軌道修正して行くのだが、これがなかなか大変なのだ。
> 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。
私は下戸なのでよくわかりませんが、完全なる薮への敗因はやっぱり・・・。
まあ、それも大きな一因かも。
> なんでもシーズン中は若い女性看視員がおられると聞いていたが、そのお姿もない。じつに残念である。(-_-;)
夜叉ヶ池の監視員の中に、登山者への注意態度がよく問題となるヒトが・・ぶっちゃけ、こわ~いおじさんがいるんですが、その方とも会わなかったのは幸せだったのでは?
へえ~、池守さんですか。出会う前にお供え物でも届けておかないと。
biwacoさんの今後のレポを楽しみにしております。
ヤブへの投稿、お待ちしてます~(^^)/

                  ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by biwaco »

ぽぽんたツアコン、雨の休日はおひまかな?

 6月は私にとって何かと縁が深い月なのだ。…24日はバースデーなんである。
遅ればせながらオメデトウゴザイマス。
道真公の怨霊が都にいかずちを落としたという雷記念日の二日前と覚えておきましょう。
道真公の生誕日は6月25日だそうで、一日早い私はやはり天才?

 この日をどうやって祝おうか? 誰も祝ってなどくれないから…というわけではないのだが、お天気も良さそうだ。この歳まで山歩きをさせてもらってることに感謝し、やっぱり山で6.24を過ごそう。(^O^)/
いじけて山にこもらなくてもいいのに・・・
いじけ組の行動にも、理由付けがいるんです。

「仕掛け」は広野ダムから夜叉ヶ池~三国岳。時間があれば左千方までのピストン。
 ヤブ地獄ルートなので今庄のコンビニ集合を1時間早めて6時に設定。これなら左千方ゲットも楽勝(^O^)/と踏んだのは、ハヤマッタかな?
ナ、ナントまたも懲りずに禁断の領域に足を踏み入れるんですか!
奥方の了解なんてもちろんとってませんわね~
カミサンはそこがどんな所か全く知りません。山はすべて同じようなところと思っておりますゆえ。
まあ、分かるのは、雪は冷たい、歩けば汗が出る…くらいかな?

 終点の広場では「山開き神事」の準備中。テントを張り祭壇設営など地元の10数人で手際良く進められていく。
Biwa生誕祭の祭壇づくりですか、これはぶったまげた!
主賓が先に山に入ってしまうのもどうかな…とは思ったのですが。
「あとはよしなに…」と出発しました。
今朝のTVでも水俣で“アカハライモリ”ってやってました。
ニッポンにはイモリは一種しかいないのになんでわざわざアカハラって接頭語つけるんやろうね。
美濃側の岸を覗いてみてください。
尾張の系統を引き継ぐクロハライモリってのがいるかもしれませんよ。
ハラグロイモリなら永田町や霞が関あたりに棲息していそうですが…。
クロマユイモリはお笑い芸人。(^^)/

 ところでイモリの天敵っていないんだろうか?
キョロロロロロ~♪のアカショウビンなんぞはイモリ大好物でしょう。
でもここのイモリちゃんは龍神の子供たちだから、アカショウビンが近寄れないように魔力がかかってるんよ。
池畔での飲食はダメらしいから、イッショウビンもアカショウビンもダメでしょう。(>_<)
だからイモリ天国だ。ヤシャゲンゴロウを守るなら天敵のイモリを退治するのが早いと思うんだけどなあ…。

 …とか考えていたら、湖面がいきなり持ち上がり、得体のしれない生物が頭を出した。なんだなんだ?
 怪物の正体は伝説の姫の化身なのか、夜叉ゲンちゃんのボスなのか…(@_@;)
泰澄さまが封じ込めた龍神を爺ちゃまの妄想で勝手に呼び出したらあかんで~
最近、「妄想」の世界に浸るのがオモロイんです。
目の悪い女性に想いを寄せるって、本来ピュアな愛なんですけどね。(^_-)

 9:05 夜叉ヶ丸。さて、ヤブ突入の準備だ。ストックを畳んでザックに固定。スパッツや足回りを確認。kitayamaさんはヤブ用のお化粧まで始めた。虫除けローション?
F氏とお化粧競わせたら面白そう。
玉ちゃんもぶったまげるカモ。
みたよ~、ラストのurl。
三国岳劇場でレアものフィルム再上映! 玉ちゃんに替わる加藤剛の相手役はふ~太郎か、北山歩か…

 10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。この岩の下でダニに噛まれながら朝を迎えたあの日。一周忌のお線香をあげに来れて気が休まりました。
ナンマイダブ、ナンマイダブ。
ありがたやありがたや~
ニッコウキスゲでもどうぞ
ニッコウキスゲでもどうぞ
P6240061.jpg (38.88 KiB) 閲覧された回数 3410 回
「行きますか? あっこまで…」
 kitayamaさんの声も明るい。
「取り敢えず休憩、まずはアワワですね~」!(^^)!
 お昼休憩にする。腹ごしらえしてから行くけんね~! 待ってろよ、左千方め。(^^)/
本丸攻めの前にアワワはないでしょ!
Biwa爺ちゃま大丈夫??
みんなそうおっしゃります。景気づけに一杯!と思ったんですけど…

 しかもalcの毒はまだ抜けない。しまった、やはりあと30分は休んでおかな…(>_<)
 甘い期待は見事に破綻。一気に疲れと不安感が襲う。
 12:45 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。あかん、休もー(>_<)
ほ~ら言わんこっちゃない。
やっぱりダメでした。

 R365で長浜まで走り、お風呂と食事でバースデーを祝ってもらう。相手がkitayamaさんでなくて、○○ちゃんならもっと嬉しいのに~!(^^)!
 なんてことは大きい声ではゼッタイ言わない。
最善のパートナーを追求するBiwa爺ちゃまの飽くなき野望ですね。
お疲れさまでした。
野望がなくなったら山へ行く意味がないじゃないですか。
野を望み 山を望んで ササキノゾミ
(なんじゃそれ?)

                     ~biwaco
アバター
柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by 柳川洞吹 »

小さい字、どうやって書くの?
小さい声で教えて…


ほら、ごにょごにょごにょ ごにょごにょごにょ

よいナイショ話しを!
                                     洞吹(どうすい)
アバター
わりばし
記事: 1774
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、山越商人の末裔biwaco殿。

 6月は私にとって何かと縁が深い月なのだ。結婚記念日、滋賀県への引越し記念日、初孫の誕生日…といろいろあって、24日はバースデーなんである。
 この日をどうやって祝おうか? 誰も祝ってなどくれないから…というわけではないのだが、お天気も良さそうだ。この歳まで山歩きをさせてもらってることに感謝し、やっぱり山で6.24を過ごそう。(^O^)/

山に行くのによくこれだけ理由を並べましたね。
滋賀県に引っ越しって、山越商人の末裔じゃないんだ。
:|

 kitayama-walkさんが三国岳へ行きたいとか言ってことを思い出し、メールを入れると二つ返事でエサに掛かった。ふ、ふ、ふ、釣りは仕掛けとポイントとエサの3点セットで決まりなんだぜー!
「仕掛け」は広野ダムから夜叉ヶ池~三国岳。時間があれば左千方までのピストン。
 ヤブ地獄ルートなので今庄のコンビニ集合を1時間早めて6時に設定。これなら左千方ゲットも楽勝(^O^)/と踏んだのは、ハヤマッタかな?

今回も闇下バスターのkitayama-walkさんとでしたか。
いい相方が見つかりましたねえ。
kitayama-walkさんて知的な感じがするのですが・・・
人間やっぱり自分に無いものを求めるのかなあ?


 6:45 岩谷川林道終点。残雪期にはダムからこの林道を延々歩くのだろうが、biwa爺にはそんな体力はない。
 終点の広場では「山開き神事」の準備中。テントを張り祭壇設営など地元の10数人で手際良く進められていく。

お神酒の準備はまだのようですね。

  9:05 夜叉ヶ丸。さて、ヤブ突入の準備だ。ストックを畳んでザックに固定。スパッツや足回りを確認。kitayamaさんはヤブ用のお化粧まで始めた。虫除けローション?
 ここから三国岳までは一応登山路はある。両側から被さるササを両手で掻き分けながら進めば迷うことはない。下りなので疲れも感じない。ササの海を平泳ぎ状態の両腕がちょっとシンドイかな?

kitayama-walkさんてヤブコギバスターでもあるんだ。

 9:30 登り返してp1206。灌木が増えてきて道が分かりにくい。見失ったりなんとか復帰したり。が、遂に進路を塞がれる。ササの合間から尾根を見据えて右へトラバース。あったあった! ササを踏み分けた道型に復帰。
 雪で倒れた木の枝が進路を塞ぐ。この時のために持ってきた生木剪定用のノコの出番だ。やや遠慮気味にだが邪魔な枝を払う。最低限の切払いなのでお許しくださいね。

昔の鈴鹿みたいですね。

 10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。二度としたくはない体験だ。この岩の下でダニに噛まれながら朝を迎えたあの日。一周忌のお線香をあげに来れて気が休まりました。

もう一年になりますか。
蚊取り線香を持ってましたよね。
わけのわからん事だけ覚えてるなあ。


  11:10 三国岳山頂へ。夜叉ヶ丸から2時間で来れた。まずまずのペース。この調子なら左千方までも大丈夫だろう。
「行きますか? あっこまで…」
 kitayamaさんの声も明るい。
「取り敢えず休憩、まずはアワワですね~」!(^^)!
 お昼休憩にする。腹ごしらえしてから行くけんね~! 待ってろよ、左千方め。(^^)/
 11:45 「そろそろ行きましょうか?」と相方。ちょっと早すぎる。まだalcが抜けてないがな…(@_@;)
 しかし、時間を考えたら、やはり「そろそろ…」なんだ。ここからはこれまでとは様子が違う。道型なんてもんはない。とにかく時間を決めて、行ける所まで行って引き返しましょう。

闇下バスターが作動しましたね。
kitayama-walkさんもbiwacoさんの事がわかってきたようで・・
:lol:

 山頂の切り開き広場からササの踏み分けが2ヵ所。当然、やって来た踏み分けでない方へ足を踏み出す。直ぐに踏み分けは消えてなくなる。それどころか方向まで東を向いている。違うがな、これじゃ谷へ降りてしまう。(@_@;)
 ササと灌木のジャングルを掻き分けて尾根筋へトラバース。数メートル離れるだけで相方の姿は見えなくなる。GPSを頼りに声を掛け合いながら正しいルートを探す。ほんまに鳥の首みたいに見える左千方(鳥首峠)の頭を見据えながら軌道修正して行くのだが、これがなかなか大変なのだ。
 しかもalcの毒はまだ抜けない。しまった、やはりあと30分は休んでおかな…(>_<)
 甘い期待は見事に破綻。一気に疲れと不安感が襲う。

昔の御池そのものです。

 12:45 1時間の彷徨後、三国岳山頂へ舞い戻る。あかん、休もー(>_<)
 薄曇りとはいえ日差しが眩しいがタオルを被って昼寝タイム。30分のつもりが1時間近くになってしまった。
 それにしても、今日は山開きで安全祈願祭までやってたのだから、もう少し登山者があっても良さそうなもんだ。昼寝中もその前も、三国岳まで来たのは我々だけのようだ。朝、夜叉ヶ丸から見下ろした池の周りには何人かの登山者があったのに…。

ハハハ、普通の人は来ない所なんですね。

 17:57 計算したように18時前に登山口駐車場。安全祈願祭の飾り付けもテントもきれいに片づけられていて、ハルゼミの鳴き声だけが響く登山口だった。

お見事です。

 R365で長浜まで走り、お風呂と食事でバースデーを祝ってもらう。相手がkitayamaさんでなくて、○○ちゃんならもっと嬉しいのに~!(^^)!
 なんてことは大きい声ではゼッタイ言わない。

お祝いしてもらってよかったですね。
biwacoさんにはピッタリの相方ですね。
kitayama-walkさんがどう思っているかは知らないけど・・・
:twisted:
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by biwaco »

わりばしさん、こんばんは
明日からまた雨だって(>_<) 今、TVの天気予報でユウてます。
山に行くのによくこれだけ理由を並べましたね。
滋賀県に引っ越しって、山越商人の末裔じゃないんだ。
:|
理由のない出張は旅費を出してもらえません。(>_<)
末裔じゃないけど末席にでも置いてもらえたら…と、もぐりこみました。
生誕祭…じゃなくて安全祈願祭の祭壇
生誕祭…じゃなくて安全祈願祭の祭壇
P6240021.jpg (72.04 KiB) 閲覧された回数 3367 回
今回も闇下バスターのkitayama-walkさんとでしたか。
いい相方が見つかりましたねえ。
kitayama-walkさんて知的な感じがするのですが・・・
人間やっぱり自分に無いものを求めるのかなあ?
なに、biwa爺は痴的だって? 
kitayama-walkさんてヤブコギバスターでもあるんだ。
あのクールな美顔の表情を変えず、円月殺法でヤブを切り開かれます。
笹たちは我慢できず覆いかぶさって行くのですが、あえなくkitayama狂四郎の剣の餌食と化すのでした。
 10:25 ビバーク地点。昨年夏の忌まわしい記憶が甦る。
もう一年になりますか。
蚊取り線香を持ってましたよね。
わけのわからん事だけ覚えてるなあ。
ほんまにね。biwa爺も忘れてましたワ。(@_@;)
ツエルトは忘れても蚊取り線香は持って行ったんですから…。
ってことは、夜露の冷たさよりも蚊やブヨのほうが怖かったってこと?
 11:45 「そろそろ行きましょうか?」と相方。ちょっと早すぎる。まだalcが抜けてないがな…(@_@;)
 しかし、時間を考えたら、やはり「そろそろ…」なんだ。ここからはこれまでとは様子が違う。道型なんてもんはない。とにかく時間を決めて、行ける所まで行って引き返しましょう。
闇下バスターが作動しましたね。
kitayama-walkさんもbiwacoさんの事がわかってきたようで・・
:lol:
ちょっと焦っておられたようで…。(@_@;)
 ササと灌木のジャングルを掻き分けて尾根筋へトラバース。数メートル離れるだけで相方の姿は見えなくなる。GPSを頼りに声を掛け合いながら正しいルートを探す。ほんまに鳥の首みたいに見える左千方(鳥首峠)の頭を見据えながら軌道修正して行くのだが、これがなかなか大変なのだ。
昔の御池そのものです。
奥ノ平山からボタンブチまで行くのが決死隊の覚悟だったとか。
 それにしても、今日は山開きで安全祈願祭までやってたのだから、もう少し登山者があっても良さそうなもんだ。昼寝中もその前も、三国岳まで来たのは我々だけのようだ。朝、夜叉ヶ丸から見下ろした池の周りには何人かの登山者があったのに…。
ハハハ、普通の人は来ない所なんですね。
みなさん、夜叉ヶ池までですって。
 17:57 計算したように18時前に登山口駐車場。安全祈願祭の飾り付けもテントもきれいに片づけられていて、ハルゼミの鳴き声だけが響く登山口だった。
お見事です。
玉串供えんかったから…。(>_<)
 R365で長浜まで走り、お風呂と食事でバースデーを祝ってもらう。
お祝いしてもらってよかったですね。
biwacoさんにはピッタリの相方ですね。
kitayama-walkさんがどう思っているかは知らないけど・・・
なにかと頼りがいがあります。わりばし大将と同じで…。(^^)/

                 ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by biwaco »

和尚サマ、御託宣ありがとうございます。
ほら、ごにょごにょごにょ ごにょごにょごにょ

よいナイショ話しを!
 
 

そうか、そうか!

裏口覗いたら仕掛けが見えましたわ(^^)/

ナイショ話は耳元で囁いてね~
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

ホントはね、左千方がターゲットだったんです

投稿記事 by kitayama-walk »

 3年前に夜叉ヶ池から三国岳まではヤブ漕いで2時間で行けたのです。このときは、左千方には関心もなく、むしろ
三周ヶ岳の方に向いていたから、また2時間かけて夜叉ヶ池まで引き返し、今度は三周ヶ岳までピストンしたんです。

 ところが、最近は左千方のことがやたらネットに出てくるので、残雪期に谷山経由で行こうと思っていたのですが、
今年は天候に恵まれず行く機会を失ってしまったのですね。ならば、無雪期にヤブこぎを覚悟して、三国岳経由でピス
トンしようかと考えていました。草川啓三氏の「琵琶湖の北に連なる山」152頁には「三国岳から左千方まで藪こぎで約
1時間」と書かれているのを見て、往復2時間あれば行けると思っていました。

 しかしですね。直前になって、越前さんという強者のブログを見ると、今年6/2に左千方⇒三国岳を歩かれているの
ですが、1時間50分かかっている。こりゃあ、1時間では到底歩けないと判断。それにしても60歳を越える草川氏が1時
間で歩いているのには驚きです。

 7:00岩谷登山口-8:30夜叉ヶ池-10:30三国岳-11:30左千方12:30-13:30三国岳-15:30夜叉ヶ池-16:30
岩谷登山口という計画を立ててみて、実際、三国岳到着が11:00と30分遅れでした。ホントに左千方に行くのであれば
三国岳で昼ご飯+アワワはダメなんです。まあ、biwacoさんの誕生日ということにほだされてしまい、アワワで乾杯と
やった瞬間、左千方は遠のいてしまったのでした。
ヤブこぎ地獄の中で左千方を眺める
ヤブこぎ地獄の中で左千方を眺める
泳ぐヤシャゲンゴロウ
泳ぐヤシャゲンゴロウ
written by kitayama-walk
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: ホントはね、左千方がターゲットだったんです

投稿記事 by biwaco »

kitayama-walkさん、山ではお世話になりました。今晩からまた雨らしいですね。
梅雨が明けたらどこ行こうかな~(^^)/
Re: ホントはね、左千方がターゲットだったんです
そりゃあそうでしょう(^^)/ 三国まで行ったら目の前の鳥首ピークまで寄ってこなきゃあ。
実はbiwa爺も虎視眈眈、あわよくば、行き掛けの駄賃に…と、狙ってたんですよ。
草川啓三氏の「琵琶湖の北に連なる山」152頁には「三国岳から左千方まで藪こぎで約
1時間」と書かれているのを見て、往復2時間あれば行けると思っていました。

 しかしですね。直前になって、越前さんという強者のブログを見ると、今年6/2に左千方⇒三国岳を歩かれているの
ですが、1時間50分かかっている。こりゃあ、1時間では到底歩けないと判断。それにしても60歳を越える草川氏が1時
間で歩いているのには驚きです。

昨夏の彷徨の時は、左千方~三国は実質2時間余りでした。(休憩、コースアウト分除く)
okuちゃんなら1時間で行くかも?
草川さんはホンマに歩かれたんでしょうかね?(ん…、空中浮遊の術の達人?)
 三国岳到着が11:00と30分遅れでした。ホントに左千方に行くのであれば
三国岳で昼ご飯+アワワはダメなんです。まあ、biwacoさんの誕生日ということにほだされてしまい、アワワで乾杯と
やった瞬間、左千方は遠のいてしまったのでした。
禁断の水で乾杯!
禁断の水で乾杯!
P6240096.jpg (67.48 KiB) 閲覧された回数 3360 回
いやはや、ご迷惑をおかけしました。
ターゲットの左千方はアワワのアワのように夏空に消えてしまいましたね。
やはり禁断の実(水)は食べては行けなかったんですね。ここから転落の道が始まった…。反省(>_<)
左千方は次の機会までの宿題にしときましょう。

おや、替わりにゲンちゃんゲット!

                ~biwaco
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【江越美国境/三国岳】誕生日をヤブ山で祝うのも一趣向かも?

投稿記事 by ふ~さん »

biwacoさま、こんばんは。

せっかくの誕生日だと言うのに、一日ヤブにまみれてたんですか?孫、ひ孫に囲まれて都心の洗練された高級レストランで豪勢なディナーでHappy Birthday!がお似合いなのに・・・!(嘘つきは泥棒の始まり^^;)
ヤブの権化=ふ~さんの消息が分からんので捜索隊でも出そうかと心配して…ません。(@_@;)
↑ これは私じゃないでしょう。 〇〇ちゃんこそ、All You Need Is Yabuですかね。

 ふ~さん
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