【台高】北山索道 キヨラ(京良)谷駅跡

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むらまさ
記事: 17
登録日時: 2023年4月25日(火) 16:32
お住まい: 三重県津市

【台高】北山索道 キヨラ(京良)谷駅跡

投稿記事 by むらまさ »

【 日 付 】 2024年3月20日
【 山 域 】 台高 北山索道 京良谷駅跡
【メーバー】 むらまさ・F氏
【 天 候 】 曇り
【 ルート 】 8:00 クチスボダムトイレPー8:30 又口川渡渉ー9:00 又口川発電所の水路探索ー
      10:00 尾根取付ー10:30 ダム電線横断ヶ所(索道ワイヤー)ー10:50 京良谷駅跡ー
      11:50 電線(索道ワイヤー)ー12:45 ダム隧道工事現場施設跡?ー13:40 右林道奥ー
      14:40 又口川林道渡渉ヶ所
 

1ヶ月以上経てってますが、ご了承お願いします。
昨年熊野古道センターで先人たち軌跡の講演があり、京良谷中継駅舎跡が判りましたと報告が有ったので尾鷲のF氏を誘って行ってきました。

F氏は尾鷲周辺の山に詳しくガイドもされていて、昔の又口川発電所の水路を探索しようと。
又口川に取水堤を作り左岸に導水路を通して今のクチスボダムの下に落として発電していたそうです。
一部道路と並行に走っていて見えるところもあるそうです。
左岸の水路は埋まっているのか、流されたのか判りませんが、途中コンクリートの集水設備のような遺構が在りました。
その先は発電所があり水路も寸断されています。
黒川静夫さんの三重の水力発電に詳しく書かれています。
又口川発電所の水路遺構
又口川発電所の水路遺構

古道センターの方に場所聞いたら行けばすぐ判ると。
kzoさんにも確認したら、古道センターの発見場所で間違いなさそうと。
渡渉ヶ所から尾根に取り付きひたすら登っていきます。
最初の取り付きヶ所はやぶですが、少し登ると歩きやすい尾根になります。
途中作業道か木馬道が何本も交差していました。
しばらく登ると発電設備の電柱があり、その下に30mm位のワイヤーが顔を出していました。
ここが駅?余りにも狭すぎます。
発電設備電柱の所に索道ワイヤー
発電設備電柱の所に索道ワイヤー

F氏から頂いた地図(昔の北山索道の地図と今の地図に予想位置を落とした)によると
もう少し上の530m地点が怪しいと!
崩された土の急斜面登ると、広い平場があり製材された木が少し、落ち葉や枝が多く地面が見えていません。
山側は明らかに削られています。削った土を斜面に落としたようです。
もっと上かもと630m位まで確認しましたが、やはり530m地点が怪しいと戻りました。
余り決定的な遺構は有りませんでしたが、座金・ビン・煉瓦は有りました。斜面に煉瓦で積まれモルタル塗ってある物も。
後から古道センターのパネル資料確認したら、受索の部品があちらこちらに有ったと書いてあり、
もっと粘って探さないとだめだなと思い金属探知機持ってもう一度行かねばと安いの買ってしまいました。
530m地点の平場(京良谷駅跡)
530m地点の平場(京良谷駅跡)
製材された木材
製材された木材
レンガとモルタルの何か?
レンガとモルタルの何か?
kzoさんに頂いた古道センターパネル写真
kzoさんに頂いた古道センターパネル写真

他に何かないかと、発電設備の電柱まで戻ると京良谷に降りる方向にピンクテープが続いています。
ピンクテープは途中までで、急斜面のやぶこぎになり、何とか谷に降りれました。
途中尾根からの木馬道と交差し炭焼跡で休憩し、京良谷の支流へ出ました。
そこには、ボルトの出た基礎や飯場跡のような広場・トンネル・河を渡る柱脚等があり先に林道が有りました。
推測すると発電所の取水トンネル工事の横穴の資材搬入出設備が有ったんではないかと思います。
危ないのでトンネル入り口は埋められたみたいですが、口が開いてしまっていて上の岩が落ちそうで危険でした。
ボルトが出ている基礎?
ボルトが出ている基礎?
橋脚
橋脚

その後林道で発電所の取水設備を見学し、林道を帰って来ました。
行きは石の上を落ちないように又口川を渡れましたが、帰りは諦めて靴を脱いで渡りました。

次回は、金属探知機持って駅舎跡と、古和谷駅舎跡に越える為に稜線を切通しした所が有るという事で
探索したいと考えています。
最後に編集したユーザー むらまさ [ 2024年5月04日(土) 20:18 ], 累計 2 回
むらまさ
歴史や物語の有る山が好きです!
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わりばし
記事: 1775
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】北山索道 キヨラ(京良)谷駅跡

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、むらまささん。

F氏は尾鷲周辺の山に詳しくガイドもされていて、昔の又口川発電所の水路を探索しようと。
又口川に取水堤を作り左岸に導水路を通して今のクチスボダムの下に落として発電していたそうです。
一部道路と並行に走っていて見えるところもあるそうです。
左岸の水路は埋まっているのか、流されたのか判りませんが、途中コンクリートの集水設備のような遺構が在りました。
その先は発電所があり水路も寸断されています。
黒川静夫さんの三重の水力発電に詳しく書かれています。

黒川さんそんな本も出されていましたね。
松阪工業の教員だったからこちらの方が専門かも。


F氏から頂いた地図(昔の北山索道の地図と今の地図に予想位置を落とした)によると
もう少し上の530m地点が怪しいと!
崩された土の急斜面登ると、広い平場があり製材された木が少し、落ち葉や枝が多く地面が見えていません。
山側は明らかに削られています。削った土を斜面に落としたようです。
もっと上かもと630m位まで確認しましたが、やはり530m地点が怪しいと戻りました。
余り決定的な遺構は有りませんでしたが、座金・ビン・煉瓦は有りました。斜面に煉瓦で積まれモルタル塗ってある物も。
後から古道センターのパネル資料確認したら、受索の部品があちらこちらに有ったと書いてあり、
もっと粘って探さないとだめだなと思い金属探知機持ってもう一度行かねばと安いの買ってしまいました。

昔行こうかなと思っていたものの行けずじまいです。
レンガは赤レンガだけでしたか。
北山索道は、初期に蒸気で動かしていた時期があって
古和駅には動力の残骸と耐熱レンガが残っています。
京良谷駅は通過駅だから無いとは思いますが・・・


他に何かないかと、発電設備の電柱まで戻ると京良谷に降りる方向にピンクテープが続いています。
ピンクテープは途中までで、急斜面のやぶこぎになり、何とか谷に降りれました。
途中尾根からの木馬道と交差し炭焼跡で休憩し、京良谷の支流へ出ました。
そこには、ボルトの出た基礎や飯場跡のような広場・トンネル・河を渡る柱脚等があり先に林道が有りました。
推測すると発電所の取水トンネル工事の横穴の資材搬入出設備が有ったんではないかと思います。
危ないのでトンネル入り口は埋められたみたいですが、口が開いてしまっていて上の岩が落ちそうで危険でした。

いろんな時代が交差していて楽しい場所ですね。
北山索道もこの電力を使っていたってことですか?


その後林道で発電所の取水設備を見学し、林道を帰って来ました。
行きは石の上を落ちないように又口川を渡れましたが、帰りは諦めて靴を脱いで渡りました。

私は雪山以外はいつも沢靴で歩いています。
便利ですよ。


次回は、金属探知機持って駅舎跡と、古和谷駅舎跡に越える為に稜線を切通しした所が有るという事で
探索したいと考えています。

切通しの写真は見たことがあります。
金属探知機って根性入ってますね。
楽しみにしています。

                        わりばし


むらまさ
記事: 17
登録日時: 2023年4月25日(火) 16:32
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】北山索道 キヨラ(京良)谷駅跡

投稿記事 by むらまさ »

わりばしさんこんにちは。
レスありがとうございます。

左岸の水路は埋まっているのか、流されたのか判りませんが、途中コンクリートの集水設備のような遺構が在りました。
その先は発電所があり水路も寸断されています。
黒川静夫さんの三重の水力発電に詳しく書かれています。


黒川さんそんな本も出されていましたね。
松阪工業の教員だったからこちらの方が専門かも。


黒川さんの専門は、水車(タービン)みたいですね。
鉱山でどのように排水していたかを、伊勢治田銀銅山の今昔でも詳しく書かれていましたですね。
あかりと動力(三重の電気史)も書かれてて専門は電気(タービン)ですかね?
私の会社のすぐ近くにお家が有り、一度玄関まで行ったのですが迷惑かなと訪ねませんでした。

もっと上かもと630m位まで確認しましたが、やはり530m地点が怪しいと戻りました。
余り決定的な遺構は有りませんでしたが、座金・ビン・煉瓦は有りました。斜面に煉瓦で積まれモルタル塗ってある物も。
後から古道センターのパネル資料確認したら、受索の部品があちらこちらに有ったと書いてあり、
もっと粘って探さないとだめだなと思い金属探知機持ってもう一度行かねばと安いの買ってしまいました。


昔行こうかなと思っていたものの行けずじまいです。
レンガは赤レンガだけでしたか。
北山索道は、初期に蒸気で動かしていた時期があって
古和駅には動力の残骸と耐熱レンガが残っています。
京良谷駅は通過駅だから無いとは思いますが・・・


耐火煉瓦では無く、普通の煉瓦で何かを作ってモルタルを塗った物?が斜面に転がっていました。

そこには、ボルトの出た基礎や飯場跡のような広場・トンネル・河を渡る柱脚等があり先に林道が有りました。
推測すると発電所の取水トンネル工事の横穴の資材搬入出設備が有ったんではないかと思います。
危ないのでトンネル入り口は埋められたみたいですが、口が開いてしまっていて上の岩が落ちそうで危険でした。

いろんな時代が交差していて楽しい場所ですね。
北山索道もこの電力を使っていたってことですか?


尾鷲第一発電所の工事着手は昭和34年7月で運転開始は37年4月なので、関係ないと思いますが、いろいろな遺構が残っていますね。

その後林道で発電所の取水設備を見学し、林道を帰って来ました。
行きは石の上を落ちないように又口川を渡れましたが、帰りは諦めて靴を脱いで渡りました。


私は雪山以外はいつも沢靴で歩いています。
便利ですよ。


底はフェルトのタイプですか? メーカー良かったら教えて下さい。

次回は、金属探知機持って駅舎跡と、古和谷駅舎跡に越える為に稜線を切通しした所が有るという事で
探索したいと考えています。


切通しの写真は見たことがあります。
金属探知機って根性入ってますね。
楽しみにしています。


古道センターの講演でH氏が紹介されていました。
金属探知機は5cm位しか反応しない3,000円位のやつです。
落ち葉に隠れた金属に反応するかと!
またいろいろと教えて下さい。
よろしくお願いします。

                       
むらまさ
歴史や物語の有る山が好きです!
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