【台高】第2回 グーさんの天井桟敷ツアー
Posted: 2022年4月24日(日) 18:53
【山域】台高・宮ノ谷渓谷周辺
【山行日】2022年4月23日(土)
【天候】晴れ時々くもり
【メンバー】グー、ナズナ、シュークリーム、わりばし、タイラ、アオバ*ト
【コースタイム】宮ノ谷駐車場7:45、谷分岐渡渉点8:20、Co710二股9:30~9:50、架線中継所10:30~10:40、
天井桟敷10:55~11:40、P1083往復11:55~12:05、Co710二股13:50、本流渡渉点15:00、駐車場15:30
宮ノ谷渓谷の赤い桟橋の掛かる遊歩道をルンルンと歩くこと30分、
グーさんは、飛び石でヒョイヒョイと本流を渡って、優美な小滝の前に立つ。
「みんな写真撮ってね~グーのお気に入りの滝。」 ワクワクドキドキ、グーさんワールドの始まり始まり。
それにしても、地形図を見る限り、どう考えてもこんなところに道があるとは思えない。
苔むしたゴロゴロ岩を乗り越え、とんでもなく急な谷筋を高巻いて行く。
「道があるでしょ?」「???」
楽しいけれど、とんでもなくハード。今回のルート図の赤い輪は極々小さい。
いつも歩いている10分の1くらいよりももっと小さい。いったいどれだけハードなんだ。
ゼイゼイしながらグーさんの後を追う。もうずいぶん進んだろうと思ったら、二股の710までまだまだ遠いと言う。
さらにそこから、標高差200の急斜面の登りが待っている。先が思いやられるが、深い深い渓谷美と自然林の混生林に癒される。
グーさんとナズナさんは、ツツジもシャクナゲも咲いていないね~、これだと山桜もどうだろうとしきりと心配されていらっしゃるが、
その時その場にあるものを楽しむ派の私には、そんなことは心配無用だ。
やがて、炭焼きに使われていたと言うしっかりした道形が現れて、大きな炭焼窯跡のある710二股に着いた。
見上げる斜面には、うっすらと谷地形と尾根地形が隠されている。
右手の谷地形は、芽吹いたばかりの背の高い樹林が美しい。 グーさんお気に入りの本日の核心部。基本登っていくのは左寄り尾根地形。
極力獣道を探して、落石させないよう、小さくジグを切って登って行ってね~とグーさんより指示がある。
わりばしさんとシューさんは斜度の大きい右寄り登れ~とか、グーさんはひどいことを言っている。
途中、足元不安定な中トラバースして右列の樹林の中の撮影ポイントに誘導してもらう。
振り返ると写真の画面に収まり切れないほどのすばらしい光景が広がっていた。 小1時間の格闘の末、木材搬出架線の中継場所だったという天井桟敷西尾根の尾根芯に上がる。やれやれ。
ここまで来たら、天井桟敷は近い。タラタラと標高差100の尾根芯を辿るのみだが、足の疲労感半端ない。
皆さんは全然涼しい顔。つくづく台高をホームグランドにしている人たちは凄いなと思う。
ナズナさんの着いたよと言うほんわかした声が風に乗る。
芝居好きの常連さんが集う「天井桟敷席」。
何て言うか、この雰囲気そのまま。
山桜が咲いていようがいまいが、優美な風折滝の眺め、やっぱり想像していた通りのすてきな場所だった。 少し奥まった場所で風を避けてお昼。ナズナ食堂よりお裾分け頂き、グーさんからは山桜の代わりねと桜餅頂き、
初めてご一緒するわりばしさん、シュークリームさんともお話できて、極上のひとときを過ごす。
店仕舞いして、ザック置いて、P1083を往復する、辺りは混生林の疎林のすてきな雰囲気。
シュークリームさんより、あれが野江股谷ノ頭と教えて頂く。木々の枝越しに覗く谷の大崩落は凄まじかった。
天井桟敷に戻り、後半戦。 心もとないトラバースの連続と激下りの中、わりばしさんのジョークが冴え渡る。
大笑いして緊張感ほぐれて危険地帯無事通過。
ザレの危険地帯の中、白いつぼみが散見されていた。
グーさんの秘密の花園は?もしかして、と期待が高まる。
白いぼんぼりの群落が遠目に見えて来る。
こんなにも険しく厳しい場所に人知れず生まれてきた子たちに出会えた奇跡。グーさんに感謝します。 再びガレガレの激下り、見覚えのある窯の煙突の残骸が見える。午前中わりばしさんが掘り出した煙突だ。
二股710に降りてきたのだった。まだ全部終わってないのに、何だかすごく感慨深かった。
一休みして、朝通ってきた炭焼きの道を下って帰路につく。先頭は私。生徒は復習の義務あり。
しかしながら朝歩いたばかりなのに、逆方向からだと全く違う道のようだった。
後ろから何度か修正されながら、谷筋から右岸小尾根に乗り移る分岐に来る。
少しの区間、行きと違うルートに入る。再びグーさん先頭。
ここから本流渡渉までの区間がいちばんスリリングだったかも。
小滝前で一服しながら、
『グーさんの天井桟敷ルート、はたしてこれは道なのか、一般登山道に成り得るのか。』
今回のツアーの隠されたテーマを皆が議論している。
「こんなの道じゃない、案内人がいないと遭難してしまう」と、グーさんは責められて?いましたが、
楽しかったかどうかは、また別の話。
超絶楽しくて、超絶すばらしいかったです。
さて、第3回ツアーは開催されるや否や。
案内人のグーさん、同行して下さった皆さま、ありがとうございました! (グーさん、レポ文中、記載誤りなどありましたら、ご指摘下さい。)
アオバ*ト
【山行日】2022年4月23日(土)
【天候】晴れ時々くもり
【メンバー】グー、ナズナ、シュークリーム、わりばし、タイラ、アオバ*ト
【コースタイム】宮ノ谷駐車場7:45、谷分岐渡渉点8:20、Co710二股9:30~9:50、架線中継所10:30~10:40、
天井桟敷10:55~11:40、P1083往復11:55~12:05、Co710二股13:50、本流渡渉点15:00、駐車場15:30
宮ノ谷渓谷の赤い桟橋の掛かる遊歩道をルンルンと歩くこと30分、
グーさんは、飛び石でヒョイヒョイと本流を渡って、優美な小滝の前に立つ。
「みんな写真撮ってね~グーのお気に入りの滝。」 ワクワクドキドキ、グーさんワールドの始まり始まり。
それにしても、地形図を見る限り、どう考えてもこんなところに道があるとは思えない。
苔むしたゴロゴロ岩を乗り越え、とんでもなく急な谷筋を高巻いて行く。
「道があるでしょ?」「???」
楽しいけれど、とんでもなくハード。今回のルート図の赤い輪は極々小さい。
いつも歩いている10分の1くらいよりももっと小さい。いったいどれだけハードなんだ。
ゼイゼイしながらグーさんの後を追う。もうずいぶん進んだろうと思ったら、二股の710までまだまだ遠いと言う。
さらにそこから、標高差200の急斜面の登りが待っている。先が思いやられるが、深い深い渓谷美と自然林の混生林に癒される。
グーさんとナズナさんは、ツツジもシャクナゲも咲いていないね~、これだと山桜もどうだろうとしきりと心配されていらっしゃるが、
その時その場にあるものを楽しむ派の私には、そんなことは心配無用だ。
やがて、炭焼きに使われていたと言うしっかりした道形が現れて、大きな炭焼窯跡のある710二股に着いた。
見上げる斜面には、うっすらと谷地形と尾根地形が隠されている。
右手の谷地形は、芽吹いたばかりの背の高い樹林が美しい。 グーさんお気に入りの本日の核心部。基本登っていくのは左寄り尾根地形。
極力獣道を探して、落石させないよう、小さくジグを切って登って行ってね~とグーさんより指示がある。
わりばしさんとシューさんは斜度の大きい右寄り登れ~とか、グーさんはひどいことを言っている。
途中、足元不安定な中トラバースして右列の樹林の中の撮影ポイントに誘導してもらう。
振り返ると写真の画面に収まり切れないほどのすばらしい光景が広がっていた。 小1時間の格闘の末、木材搬出架線の中継場所だったという天井桟敷西尾根の尾根芯に上がる。やれやれ。
ここまで来たら、天井桟敷は近い。タラタラと標高差100の尾根芯を辿るのみだが、足の疲労感半端ない。
皆さんは全然涼しい顔。つくづく台高をホームグランドにしている人たちは凄いなと思う。
ナズナさんの着いたよと言うほんわかした声が風に乗る。
芝居好きの常連さんが集う「天井桟敷席」。
何て言うか、この雰囲気そのまま。
山桜が咲いていようがいまいが、優美な風折滝の眺め、やっぱり想像していた通りのすてきな場所だった。 少し奥まった場所で風を避けてお昼。ナズナ食堂よりお裾分け頂き、グーさんからは山桜の代わりねと桜餅頂き、
初めてご一緒するわりばしさん、シュークリームさんともお話できて、極上のひとときを過ごす。
店仕舞いして、ザック置いて、P1083を往復する、辺りは混生林の疎林のすてきな雰囲気。
シュークリームさんより、あれが野江股谷ノ頭と教えて頂く。木々の枝越しに覗く谷の大崩落は凄まじかった。
天井桟敷に戻り、後半戦。 心もとないトラバースの連続と激下りの中、わりばしさんのジョークが冴え渡る。
大笑いして緊張感ほぐれて危険地帯無事通過。
ザレの危険地帯の中、白いつぼみが散見されていた。
グーさんの秘密の花園は?もしかして、と期待が高まる。
白いぼんぼりの群落が遠目に見えて来る。
こんなにも険しく厳しい場所に人知れず生まれてきた子たちに出会えた奇跡。グーさんに感謝します。 再びガレガレの激下り、見覚えのある窯の煙突の残骸が見える。午前中わりばしさんが掘り出した煙突だ。
二股710に降りてきたのだった。まだ全部終わってないのに、何だかすごく感慨深かった。
一休みして、朝通ってきた炭焼きの道を下って帰路につく。先頭は私。生徒は復習の義務あり。
しかしながら朝歩いたばかりなのに、逆方向からだと全く違う道のようだった。
後ろから何度か修正されながら、谷筋から右岸小尾根に乗り移る分岐に来る。
少しの区間、行きと違うルートに入る。再びグーさん先頭。
ここから本流渡渉までの区間がいちばんスリリングだったかも。
小滝前で一服しながら、
『グーさんの天井桟敷ルート、はたしてこれは道なのか、一般登山道に成り得るのか。』
今回のツアーの隠されたテーマを皆が議論している。
「こんなの道じゃない、案内人がいないと遭難してしまう」と、グーさんは責められて?いましたが、
楽しかったかどうかは、また別の話。
超絶楽しくて、超絶すばらしいかったです。
さて、第3回ツアーは開催されるや否や。
案内人のグーさん、同行して下さった皆さま、ありがとうございました! (グーさん、レポ文中、記載誤りなどありましたら、ご指摘下さい。)
アオバ*ト