【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
【日 付】2022年3月21日(月)
【山 域】奥越 打波川流域周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】下打波6:40---8:00 P712m---9:00 P976m---10:00大嵐山---12:15松鞍山14:00---15:55大嵐山---16:30 P976m
---17:35林道---18:00駐車地
下打波の集落は深い雪の中にひっそりと佇んでいた。人の気配のしない集落を抜けて、奥越林道の入口に車
を停める。目の前にはバス停があり、何に使っていたのだろうか水場が設えられていた。
林道を20mほど進んだところで雪の壁に阻まれた。当然ながら除雪されているはずもない。
1m以上も積もった雪の上によっこらしょと上がって、目的の尾根の末端へ向かう。
尾根芯にはすでにヤブが出ているので、斜面をトラバースして尾根に乗る。
一段上がったところで先ほどの林道の続きに出会った。ここからは植林ながらもスノーシューで快適に歩く
ことができた。雪はよく締まっている。
しかし肝心の天気は少し悪い方へ振れたようで、空の色はどんよりと沈んでいる。予報では曇りのち晴れだ。
予報を信じて進もう。
やがて植林が切れると感じのいいブナ混じりの雑木林に変わった。地形図でこの尾根を見ると、712m標高点
のあたりで右手の谷と合流するかのように尾根の形がなくなる。実際にはどんな地形なのか興味津々である。
広い雑木の疎林となっている712mまで来た。なかなかいいところだ。見上げると谷を挟んだ隣の尾根が覆い
かぶさるように高いところを走っている。並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで
尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
さて、ここから隣の尾根の976m標高点まで260mの急登が待っている。ヒールリフターを利かせて、ジグザグ
を切ることもなく一直線に登って行く。湿り気を帯びた重い雪だが、締まっていればスノーシューのフレームが
ガッチリと食い込んでピタッと止まる。まさにスノーシュー向けの急斜面だ。ワカンだと相当苦労するに違いな
い。あたりは若いながらも見渡す限りブナの純林である。
やがて傾斜が緩むと、尾根は緩やかにカーブを描いて976mで隣の尾根と合流する。
ブナも少し太さを増してきた。実にいい雰囲気だ。
ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、
決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も
楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。
そこそこの大木も多く、これまで見たブナ林の中でも、足の指も動員して確実に20本の指には入るだろう。
967m標高点の手前で林道に出会う。鏡の部分だけ頭を出したカーブミラーがなければ林道だとは気付かないか
もしれない。
大嵐山の山頂は展望はないが、ブナに囲まれた落ち着いたピークだ。
ここまで来るだけでも十分満足できる山頂であるが、時間はまだ10時。先に進まないという選択肢はない。
ブナ林を抜けて少し進むと大展望地に飛び出した。右手には荒島岳と木無山が間近に迫る。特に純白の荒島岳
は無垢の美しい姿で誘いかけてくるようだ。木無山もいつもとは違う方向からの姿が新鮮だった。
左手には経ヶ岳から赤兎山が並び、その奥には山頂部が雲に隠れているが白山と別山が荒島以上の白さを誇って
いる。裏側から見る愛する石徹白の山々の姿も新鮮だ。
そしてこれから進む正面には松鞍山と枇杷倉山が存在感たっぷりの姿でこちらを見下ろしていた。
どんぐりのような枇杷倉山の鋭鋒は人を拒絶しているような佇まいで、松鞍山へ続く稜線は取り付く島もないよ
うな急角度で一気に高度を下げている。
松鞍山はずんぐりとした形だが、思ったよりも近くに見えた。こういう時は調子が悪くない証拠である。
ここからは大嵐山までと打って変わって展望の雪尾根歩きが続く。この展望は伐採と引き換えのものなので、
喜ぶべきなのか微妙なところではあるのだが。
頭上にはいつしか青空が広がり、暑いぐらいの日差しを浴びて歩く。
一旦1008mの鞍部まで下ると山頂まではあと400mの登りだ。じっくり確実に歩を進めて行こう。
右下に広がる広大な台地は池ヶ原と呼ばれる開拓地の跡である。ここではオウレンの栽培が盛んだったようだ。
松鞍山への最後の登りにかかると尾根芯は地肌が出て、風下側に堆積した雪も大きな段差と割れ目が現れ始め
た。尾根芯にはそこはかとなく踏み跡があるようだ。その踏み跡を利用したり、雪の上へ出たり、左手の谷の雪
渓を歩いたりと、あの手この手を駆使して山頂へ近付いて行く。
左に回り込んだところにある山頂手前の樹林には霧氷が残っているようだ。そう言えば、ここまでの雪面にも
至るところに霧氷の残骸が落ちていた。昨日なら満開の霧氷の中を歩けたのだろう。
急登が終わって東西に長細い山頂台地の一角に立った。ここからはまたブナの森が始まる。
かなりの巨木もあり、風格のあるその姿を背景にした経ヶ岳や赤兎山は実に絵になる。
辿り着いた松鞍山頂はここまでの変化に富んだ道程からするとやや平凡だが、これはこれで十分だ。控えめな
霧氷も落ちずに待っていてくれた。
少し風があるので東側の雪堤下に陣取ってランチタイムとする。真正面の枇杷倉山と雪稜で繋がる小白山が凄い
迫力である。風がないここはポカポカ陽気で、先週に続いて防寒着要らずだ。
休んでいる間にも日差しで霧氷がバラバラと落ちる音がひっきりなしに響いていた。
先週と違って、元来た道を戻らなければならない下山の行程は長い。いつまでも去り難い山頂だが踏ん切りを
つけよう。
往路と反対向きの展望を楽しみながら下って行く。雪は少し腐ってきたようだが、そうでもないところもあり、
どういう加減で差が出るのか不思議である。
976m標高点からは変化を付けるために南西への尾根を選んだ。この尾根も悪くはないが、植林が出るのが早く、
急斜面を七転八倒しながら転げ落ちるように下る。
林道に下りたって少し進むと採石場があり、その先まで除雪されていた。谷山川は雪融け水を轟々と響かせな
がら流れている。
空から冷たいものが落ち始めた。天気は下り坂なのだろう。
駐車地に戻る頃にはあたりは薄暗くなってきた。ちょっとのんびりし過ぎたか。
しかし登ることはないかもしれないと思っていた奥越の秘峰、松鞍山に立てた喜びと引き換えならば何でもない。
今シーズン一番の充実した山旅だった。
山日和
【山 域】奥越 打波川流域周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】下打波6:40---8:00 P712m---9:00 P976m---10:00大嵐山---12:15松鞍山14:00---15:55大嵐山---16:30 P976m
---17:35林道---18:00駐車地
下打波の集落は深い雪の中にひっそりと佇んでいた。人の気配のしない集落を抜けて、奥越林道の入口に車
を停める。目の前にはバス停があり、何に使っていたのだろうか水場が設えられていた。
林道を20mほど進んだところで雪の壁に阻まれた。当然ながら除雪されているはずもない。
1m以上も積もった雪の上によっこらしょと上がって、目的の尾根の末端へ向かう。
尾根芯にはすでにヤブが出ているので、斜面をトラバースして尾根に乗る。
一段上がったところで先ほどの林道の続きに出会った。ここからは植林ながらもスノーシューで快適に歩く
ことができた。雪はよく締まっている。
しかし肝心の天気は少し悪い方へ振れたようで、空の色はどんよりと沈んでいる。予報では曇りのち晴れだ。
予報を信じて進もう。
やがて植林が切れると感じのいいブナ混じりの雑木林に変わった。地形図でこの尾根を見ると、712m標高点
のあたりで右手の谷と合流するかのように尾根の形がなくなる。実際にはどんな地形なのか興味津々である。
広い雑木の疎林となっている712mまで来た。なかなかいいところだ。見上げると谷を挟んだ隣の尾根が覆い
かぶさるように高いところを走っている。並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで
尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
さて、ここから隣の尾根の976m標高点まで260mの急登が待っている。ヒールリフターを利かせて、ジグザグ
を切ることもなく一直線に登って行く。湿り気を帯びた重い雪だが、締まっていればスノーシューのフレームが
ガッチリと食い込んでピタッと止まる。まさにスノーシュー向けの急斜面だ。ワカンだと相当苦労するに違いな
い。あたりは若いながらも見渡す限りブナの純林である。
やがて傾斜が緩むと、尾根は緩やかにカーブを描いて976mで隣の尾根と合流する。
ブナも少し太さを増してきた。実にいい雰囲気だ。
ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、
決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も
楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。
そこそこの大木も多く、これまで見たブナ林の中でも、足の指も動員して確実に20本の指には入るだろう。
967m標高点の手前で林道に出会う。鏡の部分だけ頭を出したカーブミラーがなければ林道だとは気付かないか
もしれない。
大嵐山の山頂は展望はないが、ブナに囲まれた落ち着いたピークだ。
ここまで来るだけでも十分満足できる山頂であるが、時間はまだ10時。先に進まないという選択肢はない。
ブナ林を抜けて少し進むと大展望地に飛び出した。右手には荒島岳と木無山が間近に迫る。特に純白の荒島岳
は無垢の美しい姿で誘いかけてくるようだ。木無山もいつもとは違う方向からの姿が新鮮だった。
左手には経ヶ岳から赤兎山が並び、その奥には山頂部が雲に隠れているが白山と別山が荒島以上の白さを誇って
いる。裏側から見る愛する石徹白の山々の姿も新鮮だ。
そしてこれから進む正面には松鞍山と枇杷倉山が存在感たっぷりの姿でこちらを見下ろしていた。
どんぐりのような枇杷倉山の鋭鋒は人を拒絶しているような佇まいで、松鞍山へ続く稜線は取り付く島もないよ
うな急角度で一気に高度を下げている。
松鞍山はずんぐりとした形だが、思ったよりも近くに見えた。こういう時は調子が悪くない証拠である。
ここからは大嵐山までと打って変わって展望の雪尾根歩きが続く。この展望は伐採と引き換えのものなので、
喜ぶべきなのか微妙なところではあるのだが。
頭上にはいつしか青空が広がり、暑いぐらいの日差しを浴びて歩く。
一旦1008mの鞍部まで下ると山頂まではあと400mの登りだ。じっくり確実に歩を進めて行こう。
右下に広がる広大な台地は池ヶ原と呼ばれる開拓地の跡である。ここではオウレンの栽培が盛んだったようだ。
松鞍山への最後の登りにかかると尾根芯は地肌が出て、風下側に堆積した雪も大きな段差と割れ目が現れ始め
た。尾根芯にはそこはかとなく踏み跡があるようだ。その踏み跡を利用したり、雪の上へ出たり、左手の谷の雪
渓を歩いたりと、あの手この手を駆使して山頂へ近付いて行く。
左に回り込んだところにある山頂手前の樹林には霧氷が残っているようだ。そう言えば、ここまでの雪面にも
至るところに霧氷の残骸が落ちていた。昨日なら満開の霧氷の中を歩けたのだろう。
急登が終わって東西に長細い山頂台地の一角に立った。ここからはまたブナの森が始まる。
かなりの巨木もあり、風格のあるその姿を背景にした経ヶ岳や赤兎山は実に絵になる。
辿り着いた松鞍山頂はここまでの変化に富んだ道程からするとやや平凡だが、これはこれで十分だ。控えめな
霧氷も落ちずに待っていてくれた。
少し風があるので東側の雪堤下に陣取ってランチタイムとする。真正面の枇杷倉山と雪稜で繋がる小白山が凄い
迫力である。風がないここはポカポカ陽気で、先週に続いて防寒着要らずだ。
休んでいる間にも日差しで霧氷がバラバラと落ちる音がひっきりなしに響いていた。
先週と違って、元来た道を戻らなければならない下山の行程は長い。いつまでも去り難い山頂だが踏ん切りを
つけよう。
往路と反対向きの展望を楽しみながら下って行く。雪は少し腐ってきたようだが、そうでもないところもあり、
どういう加減で差が出るのか不思議である。
976m標高点からは変化を付けるために南西への尾根を選んだ。この尾根も悪くはないが、植林が出るのが早く、
急斜面を七転八倒しながら転げ落ちるように下る。
林道に下りたって少し進むと採石場があり、その先まで除雪されていた。谷山川は雪融け水を轟々と響かせな
がら流れている。
空から冷たいものが落ち始めた。天気は下り坂なのだろう。
駐車地に戻る頃にはあたりは薄暗くなってきた。ちょっとのんびりし過ぎたか。
しかし登ることはないかもしれないと思っていた奥越の秘峰、松鞍山に立てた喜びと引き換えならば何でもない。
今シーズン一番の充実した山旅だった。
山日和
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
山日和さま
こんばんは。
今日は春の嵐。
あちこちのお山の雪がどんどん解けていく音を感じ、なんだか落ち着かないような変な一日でした。
春分の日、大野の町の田んぼの雪は大分融けていましたが、下打波はまだ深い雪の中でしたね。
写真の水場、ここでお野菜等を洗っていたのでしょうね。上段がきれいなもの、下段が土がついたりしたものを。
村が出来た時から、この山水は村人の暮らしを支えていたのだなぁ、と思いました。
取りついた尾根は、標高700メートルで尾根が細くなり、その先で消えている面白い地形。
こんな地形に気が付くと、わくわくします。
広葉樹マークでしたので、ちょっと期待していましたが、期待通りの素敵な尾根でした。
・976までは一気に一直線に登りましたね。ブナの森を真っすぐに登っていくのは気持ちよかったです。
・976から大嵐山山頂までは、そう、ブナや地形の妙に惹かれる人にとって、うっとりため息の続く尾根でしたね。
舟窪地形、二重山稜では、右と左どちらをあるこうか迷ってしまいましたが、行きも帰りも、山日和さんと別の方へ。
「いい尾根だなぁ、いいブナ林だなぁ、これまで見たブナ林の中で20本の指に入るなぁ」と、
山日和さん、ご満悦で歩いていましたね。
そして、大嵐山山頂に着くと、「満足したからここまででいいかな」とおっしゃいましたね。
えっ?と思いましたが、それだけ大満足という意味だったのですね。
山頂先は素晴らしい展望地。霧氷で飾られた木無山が存在感を放っていました。
荒島岳は胸に痛みを覚えるうつくしさでした。
真正面にはずんぐりとしたお姿の松鞍山。枇杷倉山はどんぐり?どんぐりの形に見えましたか。
そうかぁ!枇杷の種もどんぐりのような形ですね。お隣同士の「まつくらやま」と「びわくらやま」。
「くら」の字が違うのは何故なのかなぁ、と思っていました(笑)。
大嵐山までは樹林の山旅、ここからは展望の山旅が展開していきましたね。
でも、この素晴らしい展望は伐採と引き換えのものなのですね。池ヶ原周辺の林道はすごいですね。
雪のない季節は伐採地の痛々しい姿にかなしい気持ちになり、雪で覆われた季節は大展望とよろこぶ。身勝手な私です。
鞍部からの最後の登りは、尾根芯は雪が融け、斜面は雪割れが起こっている箇所がありましたが、
山日和さんの判断力で、後に続く私は安心して登ることが出来ました。
山上台地のブナの森も素晴らしかったですね。数本あったダケカンバが風景に深みを持たせていました。
ブナの木立の向こう、もくもく雲の下に佇む凛々しい経ヶ岳とたおやかな赤兎山。ほんとうに絵になる風景でした。
そして、霧氷!道中、昨日の霧氷の欠片が落ちていて、今日はダメかな、と思っていたのでうれしかったです。
うれしくて、手に取り口に含んでいました。
舌にのせるとふわっと融け、きりりとした透明な冬の名残の味が口の中に広がりました。
辿り着いた山頂は、かわいらしい山頂でしたね。
ずんぐりむっくり見えるお山の上には静謐なブナの森の台地とかわいい山頂。
人もお山も外見と内面は違うのだなぁ。いろんな内面を持っているのだなぁ、としみじみ。
時計を見るとちょうどお昼。
雲間に覗く青空と、迫力ある石徹白の山を眺めながらのぜいたくなお昼の時間を過ごしました。
上に書いたことと異なりますが、山は仰ぎ見る場所によって外見ががらりと変わったりしますよね。
石徹白のお山は、岐阜県側は白く明るくのびやかな山容で、福井県側は黒みを帯び険しい山容。
打波川側からそれぞれのお山に向かうのは、条件がそろわないと難しいのでしょうね。雪の季節、道路も通行止めですし。
松鞍山から枇杷倉山の稜線も厳しそうでしたね。あの雪壁と雪割れ、今にもまた崩れそうでした。
この日はどこかの谷や斜面で起った雪崩の音を何回か聞きましたね。
陽が射すとぽかぽか暖かく、去り難さに輪をかけていましたが、戻らなければならない時間に。
重い腰を上げ、さぁ出発と進みかけたのに、後ろ髪を引かれ、北に伸びる尾根を覗きにいったりしてしまいました。
来た道を戻りましたが、余裕があったら池ヶ原に降りて戻る案がありましたね。
池ヶ原は訪れてみたい場所でした。谷の奥に開けた不思議な地形。ここで江戸時代から暮らしの営みがあったそうです。。
戦後は、開拓者によって焼畑が行われ、学校(分校)も出来、牧場も作られたそうです。
でも生活は厳しく、昭和50年ごろ廃村となってしまいました。
日本各地の山中で、こういう暮らしがあった、ということを知っておきたいな、と思っています。
池ヶ原は湿原地としても興味深いです。いつか、お花の季節に訪れてみようと思います。
そう、福井県の山中で見られるオウレン畑(跡)。気になり調べてみました。
かつてオウレンは各地で栽培されていたそうですが、
現在、産地は福井県大野市の白山麓周辺だけに。「越前オウレン」として商用の栽培を続けているそうです。
ぱらぱらと落ちる霧氷の声を聞きながらブナの森へと戻っていきました。
お日さまの光を浴び、透明になった霧氷のはかない煌めきが目に染みました。
・976から南西に伸びる尾根は、最初はよかったですが、途中から植林がちの急斜面の尾根に。
夕方になり雪が腐り、ズルズル滑り快適ではありませんでしたね。登りに使ったら違う印象だったのでしょうが。
最後は、今回もピンポイントで着地出来てほっとしました。
山頂でのんびりしすぎて18時になってしまいましたが、ヘッドライトを使わずに駐車地に戻れてよかったです。
ほぼ、往復の山旅でしたが、行きと帰りでは目に映る風景も異なり、樹林と展望の山旅を満喫した一日でした。
ありがとうございます。
今度は、まっさらな雪で覆われた日、大嵐山までのんびりとブナの森と地形の妙を楽しみながら歩きたいなぁ、と思いました。
sato
こんばんは。
今日は春の嵐。
あちこちのお山の雪がどんどん解けていく音を感じ、なんだか落ち着かないような変な一日でした。
春分の日、大野の町の田んぼの雪は大分融けていましたが、下打波はまだ深い雪の中でしたね。
写真の水場、ここでお野菜等を洗っていたのでしょうね。上段がきれいなもの、下段が土がついたりしたものを。
村が出来た時から、この山水は村人の暮らしを支えていたのだなぁ、と思いました。
取りついた尾根は、標高700メートルで尾根が細くなり、その先で消えている面白い地形。
こんな地形に気が付くと、わくわくします。
広葉樹マークでしたので、ちょっと期待していましたが、期待通りの素敵な尾根でした。
・976までは一気に一直線に登りましたね。ブナの森を真っすぐに登っていくのは気持ちよかったです。
・976から大嵐山山頂までは、そう、ブナや地形の妙に惹かれる人にとって、うっとりため息の続く尾根でしたね。
舟窪地形、二重山稜では、右と左どちらをあるこうか迷ってしまいましたが、行きも帰りも、山日和さんと別の方へ。
「いい尾根だなぁ、いいブナ林だなぁ、これまで見たブナ林の中で20本の指に入るなぁ」と、
山日和さん、ご満悦で歩いていましたね。
そして、大嵐山山頂に着くと、「満足したからここまででいいかな」とおっしゃいましたね。
えっ?と思いましたが、それだけ大満足という意味だったのですね。
山頂先は素晴らしい展望地。霧氷で飾られた木無山が存在感を放っていました。
荒島岳は胸に痛みを覚えるうつくしさでした。
真正面にはずんぐりとしたお姿の松鞍山。枇杷倉山はどんぐり?どんぐりの形に見えましたか。
そうかぁ!枇杷の種もどんぐりのような形ですね。お隣同士の「まつくらやま」と「びわくらやま」。
「くら」の字が違うのは何故なのかなぁ、と思っていました(笑)。
大嵐山までは樹林の山旅、ここからは展望の山旅が展開していきましたね。
でも、この素晴らしい展望は伐採と引き換えのものなのですね。池ヶ原周辺の林道はすごいですね。
雪のない季節は伐採地の痛々しい姿にかなしい気持ちになり、雪で覆われた季節は大展望とよろこぶ。身勝手な私です。
鞍部からの最後の登りは、尾根芯は雪が融け、斜面は雪割れが起こっている箇所がありましたが、
山日和さんの判断力で、後に続く私は安心して登ることが出来ました。
山上台地のブナの森も素晴らしかったですね。数本あったダケカンバが風景に深みを持たせていました。
ブナの木立の向こう、もくもく雲の下に佇む凛々しい経ヶ岳とたおやかな赤兎山。ほんとうに絵になる風景でした。
そして、霧氷!道中、昨日の霧氷の欠片が落ちていて、今日はダメかな、と思っていたのでうれしかったです。
うれしくて、手に取り口に含んでいました。
舌にのせるとふわっと融け、きりりとした透明な冬の名残の味が口の中に広がりました。
辿り着いた山頂は、かわいらしい山頂でしたね。
ずんぐりむっくり見えるお山の上には静謐なブナの森の台地とかわいい山頂。
人もお山も外見と内面は違うのだなぁ。いろんな内面を持っているのだなぁ、としみじみ。
時計を見るとちょうどお昼。
雲間に覗く青空と、迫力ある石徹白の山を眺めながらのぜいたくなお昼の時間を過ごしました。
上に書いたことと異なりますが、山は仰ぎ見る場所によって外見ががらりと変わったりしますよね。
石徹白のお山は、岐阜県側は白く明るくのびやかな山容で、福井県側は黒みを帯び険しい山容。
打波川側からそれぞれのお山に向かうのは、条件がそろわないと難しいのでしょうね。雪の季節、道路も通行止めですし。
松鞍山から枇杷倉山の稜線も厳しそうでしたね。あの雪壁と雪割れ、今にもまた崩れそうでした。
この日はどこかの谷や斜面で起った雪崩の音を何回か聞きましたね。
陽が射すとぽかぽか暖かく、去り難さに輪をかけていましたが、戻らなければならない時間に。
重い腰を上げ、さぁ出発と進みかけたのに、後ろ髪を引かれ、北に伸びる尾根を覗きにいったりしてしまいました。
来た道を戻りましたが、余裕があったら池ヶ原に降りて戻る案がありましたね。
池ヶ原は訪れてみたい場所でした。谷の奥に開けた不思議な地形。ここで江戸時代から暮らしの営みがあったそうです。。
戦後は、開拓者によって焼畑が行われ、学校(分校)も出来、牧場も作られたそうです。
でも生活は厳しく、昭和50年ごろ廃村となってしまいました。
日本各地の山中で、こういう暮らしがあった、ということを知っておきたいな、と思っています。
池ヶ原は湿原地としても興味深いです。いつか、お花の季節に訪れてみようと思います。
そう、福井県の山中で見られるオウレン畑(跡)。気になり調べてみました。
かつてオウレンは各地で栽培されていたそうですが、
現在、産地は福井県大野市の白山麓周辺だけに。「越前オウレン」として商用の栽培を続けているそうです。
ぱらぱらと落ちる霧氷の声を聞きながらブナの森へと戻っていきました。
お日さまの光を浴び、透明になった霧氷のはかない煌めきが目に染みました。
・976から南西に伸びる尾根は、最初はよかったですが、途中から植林がちの急斜面の尾根に。
夕方になり雪が腐り、ズルズル滑り快適ではありませんでしたね。登りに使ったら違う印象だったのでしょうが。
最後は、今回もピンポイントで着地出来てほっとしました。
山頂でのんびりしすぎて18時になってしまいましたが、ヘッドライトを使わずに駐車地に戻れてよかったです。
ほぼ、往復の山旅でしたが、行きと帰りでは目に映る風景も異なり、樹林と展望の山旅を満喫した一日でした。
ありがとうございます。
今度は、まっさらな雪で覆われた日、大嵐山までのんびりとブナの森と地形の妙を楽しみながら歩きたいなぁ、と思いました。
sato
最後に編集したユーザー sato [ 2022年3月26日(土) 21:24 ], 累計 1 回
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
山日和 さん こんばんんは
下打波の集落は深い雪の中にひっそりと佇んでいた。人の気配のしない集落を抜けて、奥越林道の入口に車
を停める。目の前にはバス停があり、何に使っていたのだろうか水場が設えられていた。
なんか写真を見ると情緒ありますね。
林道を20mほど進んだところで雪の壁に阻まれた。当然ながら除雪されているはずもない。
1m以上も積もった雪の上によっこらしょと上がって、目的の尾根の末端へ向かう。
尾根芯にはすでにヤブが出ているので、斜面をトラバースして尾根に乗る。
今年は雪が多く残つている様な気がします。
しかし肝心の天気は少し悪い方へ振れたようで、空の色はどんよりと沈んでいる。予報では曇りのち晴れだ。
予報を信じて進もう。
先日 敗退した銀杏峰と反対ですね。
朝は雲一つない晴が黒い雲が被る様になりました。
広い雑木の疎林となっている712mまで来た。なかなかいいところだ。見上げると谷を挟んだ隣の尾根が覆い
かぶさるように高いところを走っている。並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで
尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
納得されましたか良かった
難しいコースですねアイコン祭りになりそう。
さて、ここから隣の尾根の976m標高点まで260mの急登が待っている。ヒールリフターを利かせて、ジグザグ
を切ることもなく一直線に登って行く。湿り気を帯びた重い雪だが、締まっていればスノーシューのフレームが
ガッチリと食い込んでピタッと止まる。まさにスノーシュー向けの急斜面だ。ワカンだと相当苦労するに違いな
い。あたりは若いながらも見渡す限りブナの純林である。
ブナ好きな人にはたまりませんね。
いいな~ いいな~
やがて傾斜が緩むと、尾根は緩やかにカーブを描いて976mで隣の尾根と合流する。
ブナも少し太さを増してきた。実にいい雰囲気だ。
ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、
決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も
楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。
そこそこの大木も多く、これまで見たブナ林の中でも、足の指も動員して確実に20本の指には入るだろう。
指の5本では無くて20本の指ですか?
967m標高点の手前で林道に出会う。鏡の部分だけ頭を出したカーブミラーがなければ林道だとは気付かないか
もしれない。
大嵐山の山頂は展望はないが、ブナに囲まれた落ち着いたピークだ。
ここまで来るだけでも十分満足できる山頂であるが、時間はまだ10時。先に進まないという選択肢はない。
レイさんのHPを見て大嵐山までいいと思いましたが
展望は無いのですか?
ブナ林を抜けて少し進むと大展望地に飛び出した。右手には荒島岳と木無山が間近に迫る。特に純白の荒島岳
は無垢の美しい姿で誘いかけてくるようだ。木無山もいつもとは違う方向からの姿が新鮮だった。
左手には経ヶ岳から赤兎山が並び、その奥には山頂部が雲に隠れているが白山と別山が荒島以上の白さを誇って
いる。裏側から見る愛する石徹白の山々の姿も新鮮だ。
大展望ですね。
経ヶ岳や赤兎山の雪のレポは上りませんね。
松鞍山はずんぐりとした形だが、思ったよりも近くに見えた。こういう時は調子が悪くない証拠である。
そうそうその気持ち凄く分かります。
一旦1008mの鞍部まで下ると山頂まではあと400mの登りだ。じっくり確実に歩を進めて行こう。
へえー そんなに登るのですか
右下に広がる広大な台地は池ヶ原と呼ばれる開拓地の跡である。ここではオウレンの栽培が盛んだったようだ。
オウレンの栽培されていたのですか
今年はオウレンの花が咲く頃に姥が岳に行く予定ですが
しかし登ることはないかもしれないと思っていた奥越の秘峰、松鞍山に立てた喜びと引き換えならば何でもない。
今シーズン一番の充実した山旅だった。
おめでとうございます。
ずつと温めて見えたのですね松鞍山に立てて良かったですね(*_*)
内緒で教えてうるっと来たでしょう。
バーチャリ
下打波の集落は深い雪の中にひっそりと佇んでいた。人の気配のしない集落を抜けて、奥越林道の入口に車
を停める。目の前にはバス停があり、何に使っていたのだろうか水場が設えられていた。
なんか写真を見ると情緒ありますね。
林道を20mほど進んだところで雪の壁に阻まれた。当然ながら除雪されているはずもない。
1m以上も積もった雪の上によっこらしょと上がって、目的の尾根の末端へ向かう。
尾根芯にはすでにヤブが出ているので、斜面をトラバースして尾根に乗る。
今年は雪が多く残つている様な気がします。
しかし肝心の天気は少し悪い方へ振れたようで、空の色はどんよりと沈んでいる。予報では曇りのち晴れだ。
予報を信じて進もう。
先日 敗退した銀杏峰と反対ですね。
朝は雲一つない晴が黒い雲が被る様になりました。
広い雑木の疎林となっている712mまで来た。なかなかいいところだ。見上げると谷を挟んだ隣の尾根が覆い
かぶさるように高いところを走っている。並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで
尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
納得されましたか良かった
難しいコースですねアイコン祭りになりそう。
さて、ここから隣の尾根の976m標高点まで260mの急登が待っている。ヒールリフターを利かせて、ジグザグ
を切ることもなく一直線に登って行く。湿り気を帯びた重い雪だが、締まっていればスノーシューのフレームが
ガッチリと食い込んでピタッと止まる。まさにスノーシュー向けの急斜面だ。ワカンだと相当苦労するに違いな
い。あたりは若いながらも見渡す限りブナの純林である。
ブナ好きな人にはたまりませんね。
いいな~ いいな~
やがて傾斜が緩むと、尾根は緩やかにカーブを描いて976mで隣の尾根と合流する。
ブナも少し太さを増してきた。実にいい雰囲気だ。
ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、
決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も
楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。
そこそこの大木も多く、これまで見たブナ林の中でも、足の指も動員して確実に20本の指には入るだろう。
指の5本では無くて20本の指ですか?
967m標高点の手前で林道に出会う。鏡の部分だけ頭を出したカーブミラーがなければ林道だとは気付かないか
もしれない。
大嵐山の山頂は展望はないが、ブナに囲まれた落ち着いたピークだ。
ここまで来るだけでも十分満足できる山頂であるが、時間はまだ10時。先に進まないという選択肢はない。
レイさんのHPを見て大嵐山までいいと思いましたが
展望は無いのですか?
ブナ林を抜けて少し進むと大展望地に飛び出した。右手には荒島岳と木無山が間近に迫る。特に純白の荒島岳
は無垢の美しい姿で誘いかけてくるようだ。木無山もいつもとは違う方向からの姿が新鮮だった。
左手には経ヶ岳から赤兎山が並び、その奥には山頂部が雲に隠れているが白山と別山が荒島以上の白さを誇って
いる。裏側から見る愛する石徹白の山々の姿も新鮮だ。
大展望ですね。
経ヶ岳や赤兎山の雪のレポは上りませんね。
松鞍山はずんぐりとした形だが、思ったよりも近くに見えた。こういう時は調子が悪くない証拠である。
そうそうその気持ち凄く分かります。
一旦1008mの鞍部まで下ると山頂まではあと400mの登りだ。じっくり確実に歩を進めて行こう。
へえー そんなに登るのですか
右下に広がる広大な台地は池ヶ原と呼ばれる開拓地の跡である。ここではオウレンの栽培が盛んだったようだ。
オウレンの栽培されていたのですか
今年はオウレンの花が咲く頃に姥が岳に行く予定ですが
しかし登ることはないかもしれないと思っていた奥越の秘峰、松鞍山に立てた喜びと引き換えならば何でもない。
今シーズン一番の充実した山旅だった。
おめでとうございます。
ずつと温めて見えたのですね松鞍山に立てて良かったですね(*_*)
内緒で教えてうるっと来たでしょう。
バーチャリ
最後に編集したユーザー バーチャリ [ 2022年3月27日(日) 04:03 ], 累計 1 回
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
山日和さん、こんばんは。
>【日 付】2022年3月21日(月)
【山 域】奥越 打波川流域周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】下打波6:40---8:00 P712m---9:00 P976m---10:00大嵐山---12:15松鞍山14:00---15:55大嵐山---16:30 P976m
---17:35林道---18:00駐車地
どこなんだろ~~と思いながら読んで、地図で探すのは楽しいですね。
というかやっと面白いと思えるようになったというか・・・
>下打波の集落は深い雪の中にひっそりと佇んでいた。人の気配のしない集落を抜けて、奥越林道の入口に車
を停める。目の前にはバス停があり、何に使っていたのだろうか水場が設えられていた。
色んな所に出かけるだけでも楽しそう・・・
と思ってもらえるような文章を私も心掛けなくては・・・(無理そうだけど)
>林道を20mほど進んだところで雪の壁に阻まれた。当然ながら除雪されているはずもない。
1m以上も積もった雪の上によっこらしょと上がって、目的の尾根の末端へ向かう。
尾根芯にはすでにヤブが出ているので、斜面をトラバースして尾根に乗る。
やっぱり最初から厳しそう・・というか最初はどこでも厳しいのかな。
>一段上がったところで先ほどの林道の続きに出会った。ここからは植林ながらもスノーシューで快適に歩く
ことができた。雪はよく締まっている。
しかし肝心の天気は少し悪い方へ振れたようで、空の色はどんよりと沈んでいる。予報では曇りのち晴れだ。
予報を信じて進もう。
月曜日は黒い雲があるけど晴れているというか変なお天気でしたね。
>やがて植林が切れると感じのいいブナ混じりの雑木林に変わった。地形図でこの尾根を見ると、712m標高点
のあたりで右手の谷と合流するかのように尾根の形がなくなる。実際にはどんな地形なのか興味津々である。
まず、大嵐山を地図(アプリ)で探して、そして登山口。
当然登山道ではないので難しいですが、今回は P712-P976 と辿れるのでよくわかりました。
尾根の形がなくなる・・・なるほど~~楽しい授業です。
>広い雑木の疎林となっている712mまで来た。なかなかいいところだ。見上げると谷を挟んだ隣の尾根が覆い
かぶさるように高いところを走っている。並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで
尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
ちょっと難しいけれど何となく想像できました
>さて、ここから隣の尾根の976m標高点まで260mの急登が待っている。ヒールリフターを利かせて、ジグザグ
を切ることもなく一直線に登って行く。湿り気を帯びた重い雪だが、締まっていればスノーシューのフレームが
ガッチリと食い込んでピタッと止まる。まさにスノーシュー向けの急斜面だ。ワカンだと相当苦労するに違いな
い。あたりは若いながらも見渡す限りブナの純林である。
スノーシュー向けの・・・かなりの急斜面なんでしょうね
>やがて傾斜が緩むと、尾根は緩やかにカーブを描いて976mで隣の尾根と合流する。
ブナも少し太さを増してきた。実にいい雰囲気だ。
いいお写真ですね~~
>ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、
決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も
楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。
そこそこの大木も多く、これまで見たブナ林の中でも、足の指も動員して確実に20本の指には入るだろう。
舟窪地形、二重山稜、段丘状etc.・・・お勉強お勉強
>967m標高点の手前で林道に出会う。鏡の部分だけ頭を出したカーブミラーがなければ林道だとは気付かないか
もしれない。
大嵐山の山頂は展望はないが、ブナに囲まれた落ち着いたピークだ。
ここまで来るだけでも十分満足できる山頂であるが、時間はまだ10時。先に進まないという選択肢はない。
ここまででいいから来たいなぁ
>ブナ林を抜けて少し進むと大展望地に飛び出した。右手には荒島岳と木無山が間近に迫る。特に純白の荒島岳
は無垢の美しい姿で誘いかけてくるようだ。木無山もいつもとは違う方向からの姿が新鮮だった。
左手には経ヶ岳から赤兎山が並び、その奥には山頂部が雲に隠れているが白山と別山が荒島以上の白さを誇って
いる。裏側から見る愛する石徹白の山々の姿も新鮮だ。
見ても全然わからない私も荒島岳はわかります
>そしてこれから進む正面には松鞍山と枇杷倉山が存在感たっぷりの姿でこちらを見下ろしていた。
どんぐりのような枇杷倉山の鋭鋒は人を拒絶しているような佇まいで、松鞍山へ続く稜線は取り付く島もないよ
うな急角度で一気に高度を下げている。
松鞍山はずんぐりとした形だが、思ったよりも近くに見えた。こういう時は調子が悪くない証拠である。
調子が悪いとまだまだに思えるってことですね。私はいつもだなぁ・・・
>ここからは大嵐山までと打って変わって展望の雪尾根歩きが続く。この展望は伐採と引き換えのものなので、
喜ぶべきなのか微妙なところではあるのだが。
頭上にはいつしか青空が広がり、暑いぐらいの日差しを浴びて歩く。
やっぱり1,2月の寒さとは全然違いますよね。
>一旦1008mの鞍部まで下ると山頂まではあと400mの登りだ。じっくり確実に歩を進めて行こう。
右下に広がる広大な台地は池ヶ原と呼ばれる開拓地の跡である。ここではオウレンの栽培が盛んだったようだ。
松鞍山への最後の登りにかかると尾根芯は地肌が出て、風下側に堆積した雪も大きな段差と割れ目が現れ始め
た。尾根芯にはそこはかとなく踏み跡があるようだ。その踏み跡を利用したり、雪の上へ出たり、左手の谷の雪
渓を歩いたりと、あの手この手を駆使して山頂へ近付いて行く。
左に回り込んだところにある山頂手前の樹林には霧氷が残っているようだ。そう言えば、ここまでの雪面にも
至るところに霧氷の残骸が落ちていた。昨日なら満開の霧氷の中を歩けたのだろう。
あと400mはツラいなぁ~~
横山でも霧氷がたくさん落ちていました。
急登が終わって東西に長細い山頂台地の一角に立った。ここからはまたブナの森が始まる。
かなりの巨木もあり、風格のあるその姿を背景にした経ヶ岳や赤兎山は実に絵になる。
辿り着いた松鞍山頂はここまでの変化に富んだ道程からするとやや平凡だが、これはこれで十分だ。控えめな
霧氷も落ちずに待っていてくれた。
少し風があるので東側の雪堤下に陣取ってランチタイムとする。真正面の枇杷倉山と雪稜で繋がる小白山が凄い
迫力である。風がないここはポカポカ陽気で、先週に続いて防寒着要らずだ。
休んでいる間にも日差しで霧氷がバラバラと落ちる音がひっきりなしに響いていた。
少しでも霧氷を見ることができてよかったですね~~
>先週と違って、元来た道を戻らなければならない下山の行程は長い。いつまでも去り難い山頂だが踏ん切りを
つけよう。
往路と反対向きの展望を楽しみながら下って行く。雪は少し腐ってきたようだが、そうでもないところもあり、
どういう加減で差が出るのか不思議である。
976m標高点からは変化を付けるために南西への尾根を選んだ。この尾根も悪くはないが、植林が出るのが早く、
急斜面を七転八倒しながら転げ落ちるように下る。
林道に下りたって少し進むと採石場があり、その先まで除雪されていた。谷山川は雪融け水を轟々と響かせな
がら流れている。
空から冷たいものが落ち始めた。天気は下り坂なのだろう。
駐車地に戻る頃にはあたりは薄暗くなってきた。ちょっとのんびりし過ぎたか。
しかし登ることはないかもしれないと思っていた奥越の秘峰、松鞍山に立てた喜びと引き換えならば何でもない。
今シーズン一番の充実した山旅だった。
今シーズン一番とは!たくさんの山行の中でもそれ程だったんですね~~(#^.^#)
ちーたろー
>【日 付】2022年3月21日(月)
【山 域】奥越 打波川流域周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】下打波6:40---8:00 P712m---9:00 P976m---10:00大嵐山---12:15松鞍山14:00---15:55大嵐山---16:30 P976m
---17:35林道---18:00駐車地
どこなんだろ~~と思いながら読んで、地図で探すのは楽しいですね。
というかやっと面白いと思えるようになったというか・・・
>下打波の集落は深い雪の中にひっそりと佇んでいた。人の気配のしない集落を抜けて、奥越林道の入口に車
を停める。目の前にはバス停があり、何に使っていたのだろうか水場が設えられていた。
色んな所に出かけるだけでも楽しそう・・・
と思ってもらえるような文章を私も心掛けなくては・・・(無理そうだけど)
>林道を20mほど進んだところで雪の壁に阻まれた。当然ながら除雪されているはずもない。
1m以上も積もった雪の上によっこらしょと上がって、目的の尾根の末端へ向かう。
尾根芯にはすでにヤブが出ているので、斜面をトラバースして尾根に乗る。
やっぱり最初から厳しそう・・というか最初はどこでも厳しいのかな。
>一段上がったところで先ほどの林道の続きに出会った。ここからは植林ながらもスノーシューで快適に歩く
ことができた。雪はよく締まっている。
しかし肝心の天気は少し悪い方へ振れたようで、空の色はどんよりと沈んでいる。予報では曇りのち晴れだ。
予報を信じて進もう。
月曜日は黒い雲があるけど晴れているというか変なお天気でしたね。
>やがて植林が切れると感じのいいブナ混じりの雑木林に変わった。地形図でこの尾根を見ると、712m標高点
のあたりで右手の谷と合流するかのように尾根の形がなくなる。実際にはどんな地形なのか興味津々である。
まず、大嵐山を地図(アプリ)で探して、そして登山口。
当然登山道ではないので難しいですが、今回は P712-P976 と辿れるのでよくわかりました。
尾根の形がなくなる・・・なるほど~~楽しい授業です。
>広い雑木の疎林となっている712mまで来た。なかなかいいところだ。見上げると谷を挟んだ隣の尾根が覆い
かぶさるように高いところを走っている。並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで
尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
ちょっと難しいけれど何となく想像できました
>さて、ここから隣の尾根の976m標高点まで260mの急登が待っている。ヒールリフターを利かせて、ジグザグ
を切ることもなく一直線に登って行く。湿り気を帯びた重い雪だが、締まっていればスノーシューのフレームが
ガッチリと食い込んでピタッと止まる。まさにスノーシュー向けの急斜面だ。ワカンだと相当苦労するに違いな
い。あたりは若いながらも見渡す限りブナの純林である。
スノーシュー向けの・・・かなりの急斜面なんでしょうね
>やがて傾斜が緩むと、尾根は緩やかにカーブを描いて976mで隣の尾根と合流する。
ブナも少し太さを増してきた。実にいい雰囲気だ。
いいお写真ですね~~
>ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、
決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も
楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。
そこそこの大木も多く、これまで見たブナ林の中でも、足の指も動員して確実に20本の指には入るだろう。
舟窪地形、二重山稜、段丘状etc.・・・お勉強お勉強
>967m標高点の手前で林道に出会う。鏡の部分だけ頭を出したカーブミラーがなければ林道だとは気付かないか
もしれない。
大嵐山の山頂は展望はないが、ブナに囲まれた落ち着いたピークだ。
ここまで来るだけでも十分満足できる山頂であるが、時間はまだ10時。先に進まないという選択肢はない。
ここまででいいから来たいなぁ
>ブナ林を抜けて少し進むと大展望地に飛び出した。右手には荒島岳と木無山が間近に迫る。特に純白の荒島岳
は無垢の美しい姿で誘いかけてくるようだ。木無山もいつもとは違う方向からの姿が新鮮だった。
左手には経ヶ岳から赤兎山が並び、その奥には山頂部が雲に隠れているが白山と別山が荒島以上の白さを誇って
いる。裏側から見る愛する石徹白の山々の姿も新鮮だ。
見ても全然わからない私も荒島岳はわかります
>そしてこれから進む正面には松鞍山と枇杷倉山が存在感たっぷりの姿でこちらを見下ろしていた。
どんぐりのような枇杷倉山の鋭鋒は人を拒絶しているような佇まいで、松鞍山へ続く稜線は取り付く島もないよ
うな急角度で一気に高度を下げている。
松鞍山はずんぐりとした形だが、思ったよりも近くに見えた。こういう時は調子が悪くない証拠である。
調子が悪いとまだまだに思えるってことですね。私はいつもだなぁ・・・
>ここからは大嵐山までと打って変わって展望の雪尾根歩きが続く。この展望は伐採と引き換えのものなので、
喜ぶべきなのか微妙なところではあるのだが。
頭上にはいつしか青空が広がり、暑いぐらいの日差しを浴びて歩く。
やっぱり1,2月の寒さとは全然違いますよね。
>一旦1008mの鞍部まで下ると山頂まではあと400mの登りだ。じっくり確実に歩を進めて行こう。
右下に広がる広大な台地は池ヶ原と呼ばれる開拓地の跡である。ここではオウレンの栽培が盛んだったようだ。
松鞍山への最後の登りにかかると尾根芯は地肌が出て、風下側に堆積した雪も大きな段差と割れ目が現れ始め
た。尾根芯にはそこはかとなく踏み跡があるようだ。その踏み跡を利用したり、雪の上へ出たり、左手の谷の雪
渓を歩いたりと、あの手この手を駆使して山頂へ近付いて行く。
左に回り込んだところにある山頂手前の樹林には霧氷が残っているようだ。そう言えば、ここまでの雪面にも
至るところに霧氷の残骸が落ちていた。昨日なら満開の霧氷の中を歩けたのだろう。
あと400mはツラいなぁ~~
横山でも霧氷がたくさん落ちていました。
急登が終わって東西に長細い山頂台地の一角に立った。ここからはまたブナの森が始まる。
かなりの巨木もあり、風格のあるその姿を背景にした経ヶ岳や赤兎山は実に絵になる。
辿り着いた松鞍山頂はここまでの変化に富んだ道程からするとやや平凡だが、これはこれで十分だ。控えめな
霧氷も落ちずに待っていてくれた。
少し風があるので東側の雪堤下に陣取ってランチタイムとする。真正面の枇杷倉山と雪稜で繋がる小白山が凄い
迫力である。風がないここはポカポカ陽気で、先週に続いて防寒着要らずだ。
休んでいる間にも日差しで霧氷がバラバラと落ちる音がひっきりなしに響いていた。
少しでも霧氷を見ることができてよかったですね~~
>先週と違って、元来た道を戻らなければならない下山の行程は長い。いつまでも去り難い山頂だが踏ん切りを
つけよう。
往路と反対向きの展望を楽しみながら下って行く。雪は少し腐ってきたようだが、そうでもないところもあり、
どういう加減で差が出るのか不思議である。
976m標高点からは変化を付けるために南西への尾根を選んだ。この尾根も悪くはないが、植林が出るのが早く、
急斜面を七転八倒しながら転げ落ちるように下る。
林道に下りたって少し進むと採石場があり、その先まで除雪されていた。谷山川は雪融け水を轟々と響かせな
がら流れている。
空から冷たいものが落ち始めた。天気は下り坂なのだろう。
駐車地に戻る頃にはあたりは薄暗くなってきた。ちょっとのんびりし過ぎたか。
しかし登ることはないかもしれないと思っていた奥越の秘峰、松鞍山に立てた喜びと引き換えならば何でもない。
今シーズン一番の充実した山旅だった。
今シーズン一番とは!たくさんの山行の中でもそれ程だったんですね~~(#^.^#)
ちーたろー
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
satoさん、どうもです。お疲れさまでした。
春分の日、大野の町の田んぼの雪は大分融けていましたが、下打波はまだ深い雪の中でしたね。
写真の水場、ここでお野菜等を洗っていたのでしょうね。上段がきれいなもの、下段が土がついたりしたものを。
村が出来た時から、この山水は村人の暮らしを支えていたのだなぁ、と思いました。
勝原の駅を過ぎて打波川沿いの道へ入ると空気が変わりましたね。
雪崩で通行止めになったらどうしようかと。
あの水場はそういう用途だったのかな。生活の場だったんですね。
取りついた尾根は、標高700メートルで尾根が細くなり、その先で消えている面白い地形。
こんな地形に気が付くと、わくわくします。
広葉樹マークでしたので、ちょっと期待していましたが、期待通りの素敵な尾根でした。
地形図を見てあれっと思ってた場所でした。現場を見てなるほどでしたね。
・976までは一気に一直線に登りましたね。ブナの森を真っすぐに登っていくのは気持ちよかったです。
260mの急登だったけど、よく締まった雪のおかげでヒールリフターを利かせて階段を登るように登れました。
細いながらも全面ブナ林で気持ち良く歩けましたね。
・976から大嵐山山頂までは、そう、ブナや地形の妙に惹かれる人にとって、うっとりため息の続く尾根でしたね。
舟窪地形、二重山稜では、右と左どちらをあるこうか迷ってしまいましたが、行きも帰りも、山日和さんと別の方へ。
「いい尾根だなぁ、いいブナ林だなぁ、これまで見たブナ林の中で20本の指に入るなぁ」と、
山日和さん、ご満悦で歩いていましたね。
こんないいブナ林だとは思ってなかったので大喜びでした。
後の19本はどこだとは聞かないで下さい。
そして、大嵐山山頂に着くと、「満足したからここまででいいかな」とおっしゃいましたね。
えっ?と思いましたが、それだけ大満足という意味だったのですね。
冗談半分本気半分でした。ここでやめようと言ったらどんな顔するかなと。
山頂先は素晴らしい展望地。霧氷で飾られた木無山が存在感を放っていました。
荒島岳は胸に痛みを覚えるうつくしさでした。
この角度から木無を見ることがなかったので新鮮でした。しかも川の対岸にドーンと。
荒島の姿も見事でしたね。
真正面にはずんぐりとしたお姿の松鞍山。枇杷倉山はどんぐり?どんぐりの形に見えましたか。
そうかぁ!枇杷の種もどんぐりのような形ですね。お隣同士の「まつくらやま」と「びわくらやま」。
「くら」の字が違うのは何故なのかなぁ、と思っていました(笑)。
倉は嵓で険阻なイメージなのかな。対する鞍は馬の鞍のようなイメージ。
昨日、大谷山から見た松鞍はまさに馬の鞍と言うか、ふたこぶラクダみたいでした。
大嵐山までは樹林の山旅、ここからは展望の山旅が展開していきましたね。
でも、この素晴らしい展望は伐採と引き換えのものなのですね。池ヶ原周辺の林道はすごいですね。
雪のない季節は伐採地の痛々しい姿にかなしい気持ちになり、雪で覆われた季節は大展望とよろこぶ。身勝手な私です。
まあ、それが人間の性というものです。
鞍部からの最後の登りは、尾根芯は雪が融け、斜面は雪割れが起こっている箇所がありましたが、
山日和さんの判断力で、後に続く私は安心して登ることが出来ました。
判断力というか、そっちしか歩けそうになかったもんで。
山上台地のブナの森も素晴らしかったですね。数本あったダケカンバが風景に深みを持たせていました。
ブナの木立の向こう、もくもく雲の下に佇む凛々しい経ヶ岳とたおやかな赤兎山。ほんとうに絵になる風景でした。
このブナ林は予想外でした。大木も多く、ダケカンバやミズナラも彩りを添えてましたね。
そして、霧氷!道中、昨日の霧氷の欠片が落ちていて、今日はダメかな、と思っていたのでうれしかったです。
うれしくて、手に取り口に含んでいました。
舌にのせるとふわっと融け、きりりとした透明な冬の名残の味が口の中に広がりました。
これも想定外。ミニサイズながら霧氷まで味わうことができてラッキーでした。
satoさんはいつも実際に味わってますが。
辿り着いた山頂は、かわいらしい山頂でしたね。
ずんぐりむっくり見えるお山の上には静謐なブナの森の台地とかわいい山頂。
人もお山も外見と内面は違うのだなぁ。いろんな内面を持っているのだなぁ、としみじみ。
山頂はやや平凡ながらも味わいのある場所でしたね。展望全開といかないところが奥ゆかしい。
人もお山もっていうのが意味深ですね。
雲間に覗く青空と、迫力ある石徹白の山を眺めながらのぜいたくなお昼の時間を過ごしました。
上に書いたことと異なりますが、山は仰ぎ見る場所によって外見ががらりと変わったりしますよね。
石徹白のお山は、岐阜県側は白く明るくのびやかな山容で、福井県側は黒みを帯び険しい山容。
打波川側からそれぞれのお山に向かうのは、条件がそろわないと難しいのでしょうね。雪の季節、道路も通行止めですし。
風を避けられる絶好のランチ場でした。これだけ間近に厳しい枇杷倉の西面と小白山への雪稜を眺められるところはないでしょう。
打波川沿いの県道は以前は除雪されてたけど、集落に人がいなくなった今では、国境稜線の西側からのアプローチが非常に困難になりましたね。hillwandererさんみたいな怪物は別として。
松鞍山から枇杷倉山の稜線も厳しそうでしたね。あの雪壁と雪割れ、今にもまた崩れそうでした。
この日はどこかの谷や斜面で起った雪崩の音を何回か聞きましたね。
あの西面はどうやったら通過できるんでしょうね。
陽が射すとぽかぽか暖かく、去り難さに輪をかけていましたが、戻らなければならない時間に。
重い腰を上げ、さぁ出発と進みかけたのに、後ろ髪を引かれ、北に伸びる尾根を覗きにいったりしてしまいました。
まだ先が長いからねえ。と言いながら、なかなか出発しませんでした。
来た道を戻りましたが、余裕があったら池ヶ原に降りて戻る案がありましたね。
池ヶ原は訪れてみたい場所でした。谷の奥に開けた不思議な地形。ここで江戸時代から暮らしの営みがあったそうです。。
戦後は、開拓者によって焼畑が行われ、学校(分校)も出来、牧場も作られたそうです。
でも生活は厳しく、昭和50年ごろ廃村となってしまいました。
日本各地の山中で、こういう暮らしがあった、ということを知っておきたいな、と思っています。
池ヶ原は湿原地としても興味深いです。いつか、お花の季節に訪れてみようと思います。
絵に描いたモチに終わってしまったけど、雪に覆われた池ヶ原を散策してみたいという気持ちがありました。
かつてはどんな暮らしがあったんでしょうねえ。湿原はほとんど乾燥してしまったようですが。
そう、福井県の山中で見られるオウレン畑(跡)。気になり調べてみました。
かつてオウレンは各地で栽培されていたそうですが、
現在、産地は福井県大野市の白山麓周辺だけに。「越前オウレン」として商用の栽培を続けているそうです。
なるほど、豆知識ですね。
・976から南西に伸びる尾根は、最初はよかったですが、途中から植林がちの急斜面の尾根に。
夕方になり雪が腐り、ズルズル滑り快適ではありませんでしたね。登りに使ったら違う印象だったのでしょうが。
途中でヒザが痛み出したこともあって、なかなか苦労させられました。
スノーシューを脱いだらズボズボいきそうだったし。
最後は、今回もピンポイントで着地出来てほっとしました。
山頂でのんびりしすぎて18時になってしまいましたが、ヘッドライトを使わずに駐車地に戻れてよかったです。
うまい具合にソフトランディングできました。のんびりし過ぎというより、もう少し早立ちが必要かな。いつものことだけど。
ほぼ、往復の山旅でしたが、行きと帰りでは目に映る風景も異なり、樹林と展望の山旅を満喫した一日でした。
こういう山なら往復も悪くないなと思いましたよ。
今度は、まっさらな雪で覆われた日、大嵐山までのんびりとブナの森と地形の妙を楽しみながら歩きたいなぁ、と思いました。
それもいいですね。山頂の先の大展望地でのんびりランチタイム。
山日和
春分の日、大野の町の田んぼの雪は大分融けていましたが、下打波はまだ深い雪の中でしたね。
写真の水場、ここでお野菜等を洗っていたのでしょうね。上段がきれいなもの、下段が土がついたりしたものを。
村が出来た時から、この山水は村人の暮らしを支えていたのだなぁ、と思いました。
勝原の駅を過ぎて打波川沿いの道へ入ると空気が変わりましたね。
雪崩で通行止めになったらどうしようかと。
あの水場はそういう用途だったのかな。生活の場だったんですね。
取りついた尾根は、標高700メートルで尾根が細くなり、その先で消えている面白い地形。
こんな地形に気が付くと、わくわくします。
広葉樹マークでしたので、ちょっと期待していましたが、期待通りの素敵な尾根でした。
地形図を見てあれっと思ってた場所でした。現場を見てなるほどでしたね。
・976までは一気に一直線に登りましたね。ブナの森を真っすぐに登っていくのは気持ちよかったです。
260mの急登だったけど、よく締まった雪のおかげでヒールリフターを利かせて階段を登るように登れました。
細いながらも全面ブナ林で気持ち良く歩けましたね。
・976から大嵐山山頂までは、そう、ブナや地形の妙に惹かれる人にとって、うっとりため息の続く尾根でしたね。
舟窪地形、二重山稜では、右と左どちらをあるこうか迷ってしまいましたが、行きも帰りも、山日和さんと別の方へ。
「いい尾根だなぁ、いいブナ林だなぁ、これまで見たブナ林の中で20本の指に入るなぁ」と、
山日和さん、ご満悦で歩いていましたね。
こんないいブナ林だとは思ってなかったので大喜びでした。
後の19本はどこだとは聞かないで下さい。
そして、大嵐山山頂に着くと、「満足したからここまででいいかな」とおっしゃいましたね。
えっ?と思いましたが、それだけ大満足という意味だったのですね。
冗談半分本気半分でした。ここでやめようと言ったらどんな顔するかなと。
山頂先は素晴らしい展望地。霧氷で飾られた木無山が存在感を放っていました。
荒島岳は胸に痛みを覚えるうつくしさでした。
この角度から木無を見ることがなかったので新鮮でした。しかも川の対岸にドーンと。
荒島の姿も見事でしたね。
真正面にはずんぐりとしたお姿の松鞍山。枇杷倉山はどんぐり?どんぐりの形に見えましたか。
そうかぁ!枇杷の種もどんぐりのような形ですね。お隣同士の「まつくらやま」と「びわくらやま」。
「くら」の字が違うのは何故なのかなぁ、と思っていました(笑)。
倉は嵓で険阻なイメージなのかな。対する鞍は馬の鞍のようなイメージ。
昨日、大谷山から見た松鞍はまさに馬の鞍と言うか、ふたこぶラクダみたいでした。
大嵐山までは樹林の山旅、ここからは展望の山旅が展開していきましたね。
でも、この素晴らしい展望は伐採と引き換えのものなのですね。池ヶ原周辺の林道はすごいですね。
雪のない季節は伐採地の痛々しい姿にかなしい気持ちになり、雪で覆われた季節は大展望とよろこぶ。身勝手な私です。
まあ、それが人間の性というものです。
鞍部からの最後の登りは、尾根芯は雪が融け、斜面は雪割れが起こっている箇所がありましたが、
山日和さんの判断力で、後に続く私は安心して登ることが出来ました。
判断力というか、そっちしか歩けそうになかったもんで。
山上台地のブナの森も素晴らしかったですね。数本あったダケカンバが風景に深みを持たせていました。
ブナの木立の向こう、もくもく雲の下に佇む凛々しい経ヶ岳とたおやかな赤兎山。ほんとうに絵になる風景でした。
このブナ林は予想外でした。大木も多く、ダケカンバやミズナラも彩りを添えてましたね。
そして、霧氷!道中、昨日の霧氷の欠片が落ちていて、今日はダメかな、と思っていたのでうれしかったです。
うれしくて、手に取り口に含んでいました。
舌にのせるとふわっと融け、きりりとした透明な冬の名残の味が口の中に広がりました。
これも想定外。ミニサイズながら霧氷まで味わうことができてラッキーでした。
satoさんはいつも実際に味わってますが。
辿り着いた山頂は、かわいらしい山頂でしたね。
ずんぐりむっくり見えるお山の上には静謐なブナの森の台地とかわいい山頂。
人もお山も外見と内面は違うのだなぁ。いろんな内面を持っているのだなぁ、としみじみ。
山頂はやや平凡ながらも味わいのある場所でしたね。展望全開といかないところが奥ゆかしい。
人もお山もっていうのが意味深ですね。
雲間に覗く青空と、迫力ある石徹白の山を眺めながらのぜいたくなお昼の時間を過ごしました。
上に書いたことと異なりますが、山は仰ぎ見る場所によって外見ががらりと変わったりしますよね。
石徹白のお山は、岐阜県側は白く明るくのびやかな山容で、福井県側は黒みを帯び険しい山容。
打波川側からそれぞれのお山に向かうのは、条件がそろわないと難しいのでしょうね。雪の季節、道路も通行止めですし。
風を避けられる絶好のランチ場でした。これだけ間近に厳しい枇杷倉の西面と小白山への雪稜を眺められるところはないでしょう。
打波川沿いの県道は以前は除雪されてたけど、集落に人がいなくなった今では、国境稜線の西側からのアプローチが非常に困難になりましたね。hillwandererさんみたいな怪物は別として。
松鞍山から枇杷倉山の稜線も厳しそうでしたね。あの雪壁と雪割れ、今にもまた崩れそうでした。
この日はどこかの谷や斜面で起った雪崩の音を何回か聞きましたね。
あの西面はどうやったら通過できるんでしょうね。
陽が射すとぽかぽか暖かく、去り難さに輪をかけていましたが、戻らなければならない時間に。
重い腰を上げ、さぁ出発と進みかけたのに、後ろ髪を引かれ、北に伸びる尾根を覗きにいったりしてしまいました。
まだ先が長いからねえ。と言いながら、なかなか出発しませんでした。
来た道を戻りましたが、余裕があったら池ヶ原に降りて戻る案がありましたね。
池ヶ原は訪れてみたい場所でした。谷の奥に開けた不思議な地形。ここで江戸時代から暮らしの営みがあったそうです。。
戦後は、開拓者によって焼畑が行われ、学校(分校)も出来、牧場も作られたそうです。
でも生活は厳しく、昭和50年ごろ廃村となってしまいました。
日本各地の山中で、こういう暮らしがあった、ということを知っておきたいな、と思っています。
池ヶ原は湿原地としても興味深いです。いつか、お花の季節に訪れてみようと思います。
絵に描いたモチに終わってしまったけど、雪に覆われた池ヶ原を散策してみたいという気持ちがありました。
かつてはどんな暮らしがあったんでしょうねえ。湿原はほとんど乾燥してしまったようですが。
そう、福井県の山中で見られるオウレン畑(跡)。気になり調べてみました。
かつてオウレンは各地で栽培されていたそうですが、
現在、産地は福井県大野市の白山麓周辺だけに。「越前オウレン」として商用の栽培を続けているそうです。
なるほど、豆知識ですね。
・976から南西に伸びる尾根は、最初はよかったですが、途中から植林がちの急斜面の尾根に。
夕方になり雪が腐り、ズルズル滑り快適ではありませんでしたね。登りに使ったら違う印象だったのでしょうが。
途中でヒザが痛み出したこともあって、なかなか苦労させられました。
スノーシューを脱いだらズボズボいきそうだったし。
最後は、今回もピンポイントで着地出来てほっとしました。
山頂でのんびりしすぎて18時になってしまいましたが、ヘッドライトを使わずに駐車地に戻れてよかったです。
うまい具合にソフトランディングできました。のんびりし過ぎというより、もう少し早立ちが必要かな。いつものことだけど。
ほぼ、往復の山旅でしたが、行きと帰りでは目に映る風景も異なり、樹林と展望の山旅を満喫した一日でした。
こういう山なら往復も悪くないなと思いましたよ。
今度は、まっさらな雪で覆われた日、大嵐山までのんびりとブナの森と地形の妙を楽しみながら歩きたいなぁ、と思いました。
それもいいですね。山頂の先の大展望地でのんびりランチタイム。
山日和
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
バーチャリさん、どうもです。
>目の前にはバス停があり、何に使っていたのだろうか水場が設えられていた。
なんか写真を見ると情緒ありますね。
人工物ですけど、面白い作りでした。
今年は雪が多く残っている様な気がします。
そうですね。どこへ行っても去年よりは多いです。
>しかし肝心の天気は少し悪い方へ振れたようで、空の色はどんよりと沈んでいる。予報では曇りのち晴れだ。
予報を信じて進もう。
先日 敗退した銀杏峰と反対ですね。
朝は雲一つない晴が黒い雲が被る様になりました。
どちらがいいかと言えば、もちろん前者ですね。
>谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
納得されましたか良かった
難しいコースですねアイコン祭りになりそう。
アイコン祭り???
ブナ好きな人にはたまりませんね。
いいな~ いいな~
これはまだ序の口でした。
そこそこの大木も多く、これまで見たブナ林の中でも、足の指も動員して確実に20本の指には入るだろう。
指の5本では無くて20本の指ですか?
両手両足総動員です。足の指は折りにくいですが。
レイさんのHPを見て大嵐山までいいと思いましたが
展望は無いのですか?
大嵐山まででも十分満足できると思います。レイさんも書いてましたが、山頂から少し進むと他大展望地があります、
大展望ですね。
経ヶ岳や赤兎山の雪のレポは上りませんね。
見事な眺めでした。
この時期の赤兎は登りにくい山ですからねえ。経ヶ岳も厳しいし。
>松鞍山はずんぐりとした形だが、思ったよりも近くに見えた。こういう時は調子が悪くない証拠である。
そうそうその気持ち凄く分かります。
そうですよね。調子が良くないとはるか彼方に見えます。
>一旦1008mの鞍部まで下ると山頂まではあと400mの登りだ。じっくり確実に歩を進めて行こう。
へえー そんなに登るのですか
そこまで600mぐらいしか登ってないし。
オウレンの栽培されていたのですか
今年はオウレンの花が咲く頃に姥が岳に行く予定ですが
結構有名ですよ。姥ヶ岳のオウレンもいいですね。サンカヨウと時期が合えば最高です。
ずっと温めて見えたのですね松鞍山に立てて良かったですね(*_*)
内緒で教えてうるっと来たでしょう。
温めてはなかったんですが、もう登ることはないかもと思ってました。
破顔一笑でしたがうるっとは来ませんでしたよ。
山日和
>目の前にはバス停があり、何に使っていたのだろうか水場が設えられていた。
なんか写真を見ると情緒ありますね。
人工物ですけど、面白い作りでした。
今年は雪が多く残っている様な気がします。
そうですね。どこへ行っても去年よりは多いです。
>しかし肝心の天気は少し悪い方へ振れたようで、空の色はどんよりと沈んでいる。予報では曇りのち晴れだ。
予報を信じて進もう。
先日 敗退した銀杏峰と反対ですね。
朝は雲一つない晴が黒い雲が被る様になりました。
どちらがいいかと言えば、もちろん前者ですね。
>谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
納得されましたか良かった
難しいコースですねアイコン祭りになりそう。
アイコン祭り???
ブナ好きな人にはたまりませんね。
いいな~ いいな~
これはまだ序の口でした。
そこそこの大木も多く、これまで見たブナ林の中でも、足の指も動員して確実に20本の指には入るだろう。
指の5本では無くて20本の指ですか?
両手両足総動員です。足の指は折りにくいですが。
レイさんのHPを見て大嵐山までいいと思いましたが
展望は無いのですか?
大嵐山まででも十分満足できると思います。レイさんも書いてましたが、山頂から少し進むと他大展望地があります、
大展望ですね。
経ヶ岳や赤兎山の雪のレポは上りませんね。
見事な眺めでした。
この時期の赤兎は登りにくい山ですからねえ。経ヶ岳も厳しいし。
>松鞍山はずんぐりとした形だが、思ったよりも近くに見えた。こういう時は調子が悪くない証拠である。
そうそうその気持ち凄く分かります。
そうですよね。調子が良くないとはるか彼方に見えます。
>一旦1008mの鞍部まで下ると山頂まではあと400mの登りだ。じっくり確実に歩を進めて行こう。
へえー そんなに登るのですか
そこまで600mぐらいしか登ってないし。
オウレンの栽培されていたのですか
今年はオウレンの花が咲く頃に姥が岳に行く予定ですが
結構有名ですよ。姥ヶ岳のオウレンもいいですね。サンカヨウと時期が合えば最高です。
ずっと温めて見えたのですね松鞍山に立てて良かったですね(*_*)
内緒で教えてうるっと来たでしょう。
温めてはなかったんですが、もう登ることはないかもと思ってました。
破顔一笑でしたがうるっとは来ませんでしたよ。
山日和
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
ちーたろーさん、どうもです。
どこなんだろ~~と思いながら読んで、地図で探すのは楽しいですね。
というかやっと面白いと思えるようになったというか・・・
これが世に言う「成長」ってヤツですね。
色んな所に出かけるだけでも楽しそう・・・
と思ってもらえるような文章を私も心掛けなくては・・・(無理そうだけど)
知らない場所を訪れるのは新鮮で楽しいですね。
ここの前は何度となく通ってたけど、いつも車で通り過ぎるだけだったので。
>尾根芯にはすでにヤブが出ているので、斜面をトラバースして尾根に乗る。
やっぱり最初から厳しそう・・というか最初はどこでも厳しいのかな。
それほどでもないですよ。スノー衆ぐらいの感じ。
月曜日は黒い雲があるけど晴れているというか変なお天気でしたね。
曇りのち晴れだったので、それを信じるしかないです。
まず、大嵐山を地図(アプリ)で探して、そして登山口。
当然登山道ではないので難しいですが、今回は P712-P976 と辿れるのでよくわかりました。
尾根の形がなくなる・・・なるほど~~楽しい授業です。
授業が楽しくなってきましたか。先生うれしいです。
>広い雑木の疎林となっている712mまで来た。なかなかいいところだ。見上げると谷を挟んだ隣の尾根が覆いかぶさるように高いところを走っている。並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
ちょっと難しいけれど何となく想像できました
想像できるようになっただけでも成長の跡が見られますね。
スノーシュー向けの・・・かなりの急斜面なんでしょうね
普通はスノーシューは急な登りが苦手というイメージでしょうが、ちょっと湿り気のある締まった雪ならヒールリフターを利かせて、階段を登るようなイメージで歩いて行けます。
フレーム全体がアイゼンのようなMSRのライトニング系ならではですが。
>やがて傾斜が緩むと、尾根は緩やかにカーブを描いて976mで隣の尾根と合流する。
ブナも少し太さを増してきた。実にいい雰囲気だ。
いいお写真ですね~~
モデルがいいからというわけじゃないですね。
舟窪地形、二重山稜、段丘状etc.・・・お勉強お勉強
人間いくつになっても勉強です。
> 大嵐山の山頂は展望はないが、ブナに囲まれた落ち着いたピークだ。
ここまで来るだけでも十分満足できる山頂であるが、時間はまだ10時。先に進まないという選択肢はない。
ここまででいいから来たいなぁ
ここでランチタイムというのもいいプランだと思います。
スノー衆向きのコースかも。
見ても全然わからない私も荒島岳はわかります
昨日はずっと屏風山を荒島と勘違いしてました。
>松鞍山はずんぐりとした形だが、思ったよりも近くに見えた。こういう時は調子が悪くない証拠である。
調子が悪いとまだまだに思えるってことですね。私はいつもだなぁ・・・
それは調子のせいじゃなくて・・・
やっぱり1,2月の寒さとは全然違いますよね。
風の冷たさが違うし、日差しの強さも雲泥の差ですね。
あと400mはツラいなぁ~~
横山でも霧氷がたくさん落ちていました。
あと2時間。12時ぐらいはなんとかと気合を入れました。
少しでも霧氷を見ることができてよかったですね~~
これは期待していなかっただけにうれしかったですね。
satoさんは霧氷を食べるのが趣味なので大喜びでした。
今シーズン一番とは!たくさんの山行の中でもそれ程だったんですね~~(#^.^#)
展望もブナ林も距離的にも(17キロぐらい)、標高的にも、山の位置的にも申し分のない山行でした。
山日和
どこなんだろ~~と思いながら読んで、地図で探すのは楽しいですね。
というかやっと面白いと思えるようになったというか・・・
これが世に言う「成長」ってヤツですね。
色んな所に出かけるだけでも楽しそう・・・
と思ってもらえるような文章を私も心掛けなくては・・・(無理そうだけど)
知らない場所を訪れるのは新鮮で楽しいですね。
ここの前は何度となく通ってたけど、いつも車で通り過ぎるだけだったので。
>尾根芯にはすでにヤブが出ているので、斜面をトラバースして尾根に乗る。
やっぱり最初から厳しそう・・というか最初はどこでも厳しいのかな。
それほどでもないですよ。スノー衆ぐらいの感じ。
月曜日は黒い雲があるけど晴れているというか変なお天気でしたね。
曇りのち晴れだったので、それを信じるしかないです。
まず、大嵐山を地図(アプリ)で探して、そして登山口。
当然登山道ではないので難しいですが、今回は P712-P976 と辿れるのでよくわかりました。
尾根の形がなくなる・・・なるほど~~楽しい授業です。
授業が楽しくなってきましたか。先生うれしいです。
>広い雑木の疎林となっている712mまで来た。なかなかいいところだ。見上げると谷を挟んだ隣の尾根が覆いかぶさるように高いところを走っている。並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
ちょっと難しいけれど何となく想像できました
想像できるようになっただけでも成長の跡が見られますね。
スノーシュー向けの・・・かなりの急斜面なんでしょうね
普通はスノーシューは急な登りが苦手というイメージでしょうが、ちょっと湿り気のある締まった雪ならヒールリフターを利かせて、階段を登るようなイメージで歩いて行けます。
フレーム全体がアイゼンのようなMSRのライトニング系ならではですが。
>やがて傾斜が緩むと、尾根は緩やかにカーブを描いて976mで隣の尾根と合流する。
ブナも少し太さを増してきた。実にいい雰囲気だ。
いいお写真ですね~~
モデルがいいからというわけじゃないですね。
舟窪地形、二重山稜、段丘状etc.・・・お勉強お勉強
人間いくつになっても勉強です。
> 大嵐山の山頂は展望はないが、ブナに囲まれた落ち着いたピークだ。
ここまで来るだけでも十分満足できる山頂であるが、時間はまだ10時。先に進まないという選択肢はない。
ここまででいいから来たいなぁ
ここでランチタイムというのもいいプランだと思います。
スノー衆向きのコースかも。
見ても全然わからない私も荒島岳はわかります
昨日はずっと屏風山を荒島と勘違いしてました。
>松鞍山はずんぐりとした形だが、思ったよりも近くに見えた。こういう時は調子が悪くない証拠である。
調子が悪いとまだまだに思えるってことですね。私はいつもだなぁ・・・
それは調子のせいじゃなくて・・・
やっぱり1,2月の寒さとは全然違いますよね。
風の冷たさが違うし、日差しの強さも雲泥の差ですね。
あと400mはツラいなぁ~~
横山でも霧氷がたくさん落ちていました。
あと2時間。12時ぐらいはなんとかと気合を入れました。
少しでも霧氷を見ることができてよかったですね~~
これは期待していなかっただけにうれしかったですね。
satoさんは霧氷を食べるのが趣味なので大喜びでした。
今シーズン一番とは!たくさんの山行の中でもそれ程だったんですね~~(#^.^#)
展望もブナ林も距離的にも(17キロぐらい)、標高的にも、山の位置的にも申し分のない山行でした。
山日和
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
山日和導師サマ、春ですね~(^^♪
遅ればせながらのレポ感想文提出です。
「松鞍山」ですか…。表題を見て真っ先に思ったのは、どこから入ったんやろ?ってこと。この時期、奥越広域林道は車どころか雪の滑り台だろうし…。(?_?)
まさか、下打波から歩きだったとは、なんちゅうロングルート!
松鞍山の名前を初めて知ったのはいつだったかなあ? 記録を辿ると、なんのことはない、つい1昨年の春でした。ブログにその訳を記していました。
暇にまかせてあれこれマップサーフィン。そこで舞い降りた「お告げ」が閃く。地形図にも記載がないのに、自分の名前が呼ばれたような…! 枇杷倉山(・1517)、そしてその前衛の△1173.3の点名は「琵琶ヶ鞍」。ビワクラ…!漢字は違っても音声は同じ感じで、ちょっと嬉しい感じ♪
たしか数年前だったかの、山日和導師のレポが甦る。(ま、甦ったのは山の名前だけで状況は霧の中だけど)
とても小白山から周回なんぞできる世界ではないのだが、せめてその「琵琶ヶ鞍」の三角点だけでも踏んでみたいもんだ。
で、この時は新雪で化粧直しした奥越林道を可能なところまで軽4駆で登り、枇杷倉山への尾根を辿るも桂島山(点名「琵琶ヶ鞍」)までで断念。それでも松鞍山から枇杷倉山~小白山の稜線や、対岸の能郷白山、平家岳らしい山々が眺められて満足でした。
今シーズンはまだ終わってませんけど?とっておきの山旅が残ってたりして!(^_-)
~追憶の山旅に浸るびわ爺
遅ればせながらのレポ感想文提出です。
「松鞍山」ですか…。表題を見て真っ先に思ったのは、どこから入ったんやろ?ってこと。この時期、奥越広域林道は車どころか雪の滑り台だろうし…。(?_?)
まさか、下打波から歩きだったとは、なんちゅうロングルート!
松鞍山の名前を初めて知ったのはいつだったかなあ? 記録を辿ると、なんのことはない、つい1昨年の春でした。ブログにその訳を記していました。
暇にまかせてあれこれマップサーフィン。そこで舞い降りた「お告げ」が閃く。地形図にも記載がないのに、自分の名前が呼ばれたような…! 枇杷倉山(・1517)、そしてその前衛の△1173.3の点名は「琵琶ヶ鞍」。ビワクラ…!漢字は違っても音声は同じ感じで、ちょっと嬉しい感じ♪
たしか数年前だったかの、山日和導師のレポが甦る。(ま、甦ったのは山の名前だけで状況は霧の中だけど)
とても小白山から周回なんぞできる世界ではないのだが、せめてその「琵琶ヶ鞍」の三角点だけでも踏んでみたいもんだ。
で、この時は新雪で化粧直しした奥越林道を可能なところまで軽4駆で登り、枇杷倉山への尾根を辿るも桂島山(点名「琵琶ヶ鞍」)までで断念。それでも松鞍山から枇杷倉山~小白山の稜線や、対岸の能郷白山、平家岳らしい山々が眺められて満足でした。
地図読みと地形読みは合わせて真実が見えてくるってことですね。理論と実践の結合(^^♪並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
大嵐山まで3時間半。このプロセスを楽しみながらの充実タイムでしょう。ここのブナ林はベスト20ですか? いったい頭の中に幾つのブナ林が入ってるんでしょうね(^_-)ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。
枇杷倉山の西稜はヤバイらしいですね。眺めるだけにしといた方が無難でしょう。どんぐりのような枇杷倉山の鋭鋒は人を拒絶しているような佇まいで、松鞍山へ続く稜線は取り付く島もないような急角度で一気に高度を下げている。
400mはキツイ! とくにco1150からの300mほどはメゲてしまいそうだわ(>_<)一旦1008mの鞍部まで下ると山頂まではあと400mの登りだ。じっくり確実に歩を進めて行こう。
「池ヶ原」という地名は打波川をはさんだ対岸の奥越高原にもありますね。山のふもとに池があるのは当たり前でしょうけど。右下に広がる広大な台地は池ヶ原と呼ばれる開拓地の跡である。ここではオウレンの栽培が盛んだったようだ。
ほんとにお疲れさまでした。しかし登ることはないかもしれないと思っていた奥越の秘峰、松鞍山に立てた喜びと引き換えならば何でもない。
今シーズン一番の充実した山旅だった。
今シーズンはまだ終わってませんけど?とっておきの山旅が残ってたりして!(^_-)
~追憶の山旅に浸るびわ爺
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
びわ爺さま 山日和さま
こんばんは。
松鞍山の山頂で、枇杷倉山を眺めながら、びわ爺さんの名前の山だ、と山日和さんとお話していました。
やっぱり「びわ」に呼ばれ、向かわれていたのですね。桂島山の点名は「琵琶ヶ鞍」なのですね。
枇杷倉山に松鞍山、そして琵琶ヶ鞍、面白いですね。
びわ爺さんの池ヶ原の記述にえっ?と思いました。
わたし、勘違いをしていました。
学校や牧場があったのは、びわ爺さんがおっしゃった奥越高原の池ヶ原ですね。
『霧の谷Ⅱ』の「松鞍山」で、池ヶ原に村があったことを知り、ネットで「池ヶ原」を調べ、ノートに書き写していました。
そのノートを見ながら、コメントを書いてしまいました。
びわ爺さんのご指摘で、わたしが書き写した「池ヶ原」は、奥越高原の「池ヶ原」と知りました。
ありがとうございます。
そう、湿原もですが、「松鞍山」を、きちんと読むと、池ヶ原はかつての湿原と分かります。
『福井の山150』にも、「池を見るどころか、草とヤブの平地を横切ることもできなかった」と書かれています。
わたしの中で、池ヶ原湿原が描かれてしまっていたのですね(汗)。
でも、湿原はもはやなくても、ヤブでも、暮らしの営みがあった池ヶ原を訪れてみたいです。
sato
こんばんは。
松鞍山の山頂で、枇杷倉山を眺めながら、びわ爺さんの名前の山だ、と山日和さんとお話していました。
やっぱり「びわ」に呼ばれ、向かわれていたのですね。桂島山の点名は「琵琶ヶ鞍」なのですね。
枇杷倉山に松鞍山、そして琵琶ヶ鞍、面白いですね。
びわ爺さんの池ヶ原の記述にえっ?と思いました。
わたし、勘違いをしていました。
学校や牧場があったのは、びわ爺さんがおっしゃった奥越高原の池ヶ原ですね。
『霧の谷Ⅱ』の「松鞍山」で、池ヶ原に村があったことを知り、ネットで「池ヶ原」を調べ、ノートに書き写していました。
そのノートを見ながら、コメントを書いてしまいました。
びわ爺さんのご指摘で、わたしが書き写した「池ヶ原」は、奥越高原の「池ヶ原」と知りました。
ありがとうございます。
そう、湿原もですが、「松鞍山」を、きちんと読むと、池ヶ原はかつての湿原と分かります。
『福井の山150』にも、「池を見るどころか、草とヤブの平地を横切ることもできなかった」と書かれています。
わたしの中で、池ヶ原湿原が描かれてしまっていたのですね(汗)。
でも、湿原はもはやなくても、ヤブでも、暮らしの営みがあった池ヶ原を訪れてみたいです。
sato
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
biwa爺さん、どうもレス。
「松鞍山」ですか…。表題を見て真っ先に思ったのは、どこから入ったんやろ?ってこと。この時期、奥越広域林道は車どころか雪の滑り台だろうし…。(?_?)
まさか、下打波から歩きだったとは、なんちゅうロングルート!
この時期はこのルート一択ですね。昔なら上打波までの県道とか谷山川の林道が除雪されてましたが。
暇にまかせてあれこれマップサーフィン。そこで舞い降りた「お告げ」が閃く。地形図にも記載がないのに、自分の名前が呼ばれたような…! 枇杷倉山(・1517)、そしてその前衛の△1173.3の点名は「琵琶ヶ鞍」。ビワクラ…!漢字は違っても音声は同じ感じで、ちょっと嬉しい感じ♪
たしか数年前だったかの、山日和導師のレポが甦る。(ま、甦ったのは山の名前だけで状況は霧の中だけど)
とても小白山から周回なんぞできる世界ではないのだが、せめてその「琵琶ヶ鞍」の三角点だけでも踏んでみたいもんだ。
桂島山の点名は「琵琶ヶ倉」でしたね。どこから来た名前なんでしょうねえ。
それから「琵琶」と「枇杷」の違いはなんぞや。
で、この時は新雪で化粧直しした奥越林道を可能なところまで軽4駆で登り、枇杷倉山への尾根を辿るも桂島山(点名「琵琶ヶ鞍」)までで断念。それでも松鞍山から枇杷倉山~小白山の稜線や、対岸の能郷白山、平家岳らしい山々が眺められて満足でした。
どっから取り付いたんですか?
地図読みと地形読みは合わせて真実が見えてくるってことですね。理論と実践の結合(^^♪
これがアカデミック登山です。
大嵐山まで3時間半。このプロセスを楽しみながらの充実タイムでしょう。ここのブナ林はベスト20ですか? いったい頭の中に幾つのブナ林が入ってるんでしょうね(^_-)
ベスト10は言い過ぎかなと思っただけです。
枇杷倉山の西稜はヤバイらしいですね。眺めるだけにしといた方が無難でしょう。
ここはロープを使わないと厳しそうです。
400mはキツイ! とくにco1150からの300mほどはメゲてしまいそうだわ(>_<)
数字を見ればしんどいですけど、2時間足らずの頑張りだと思えば・・・
展望とブナ林も応援してくれました。
「池ヶ原」という地名は打波川をはさんだ対岸の奥越高原にもありますね。山のふもとに池があるのは当たり前でしょうけど。
六呂師高原の方ですね。こっちはよく知らないなあ。
ほんとにお疲れさまでした。
今シーズンはまだ終わってませんけど?とっておきの山旅が残ってたりして!(^_-)
今週も行って参りましたよ。
山日和
「松鞍山」ですか…。表題を見て真っ先に思ったのは、どこから入ったんやろ?ってこと。この時期、奥越広域林道は車どころか雪の滑り台だろうし…。(?_?)
まさか、下打波から歩きだったとは、なんちゅうロングルート!
この時期はこのルート一択ですね。昔なら上打波までの県道とか谷山川の林道が除雪されてましたが。
暇にまかせてあれこれマップサーフィン。そこで舞い降りた「お告げ」が閃く。地形図にも記載がないのに、自分の名前が呼ばれたような…! 枇杷倉山(・1517)、そしてその前衛の△1173.3の点名は「琵琶ヶ鞍」。ビワクラ…!漢字は違っても音声は同じ感じで、ちょっと嬉しい感じ♪
たしか数年前だったかの、山日和導師のレポが甦る。(ま、甦ったのは山の名前だけで状況は霧の中だけど)
とても小白山から周回なんぞできる世界ではないのだが、せめてその「琵琶ヶ鞍」の三角点だけでも踏んでみたいもんだ。
桂島山の点名は「琵琶ヶ倉」でしたね。どこから来た名前なんでしょうねえ。
それから「琵琶」と「枇杷」の違いはなんぞや。
で、この時は新雪で化粧直しした奥越林道を可能なところまで軽4駆で登り、枇杷倉山への尾根を辿るも桂島山(点名「琵琶ヶ鞍」)までで断念。それでも松鞍山から枇杷倉山~小白山の稜線や、対岸の能郷白山、平家岳らしい山々が眺められて満足でした。
どっから取り付いたんですか?
地図読みと地形読みは合わせて真実が見えてくるってことですね。理論と実践の結合(^^♪
これがアカデミック登山です。
大嵐山まで3時間半。このプロセスを楽しみながらの充実タイムでしょう。ここのブナ林はベスト20ですか? いったい頭の中に幾つのブナ林が入ってるんでしょうね(^_-)
ベスト10は言い過ぎかなと思っただけです。
枇杷倉山の西稜はヤバイらしいですね。眺めるだけにしといた方が無難でしょう。
ここはロープを使わないと厳しそうです。
400mはキツイ! とくにco1150からの300mほどはメゲてしまいそうだわ(>_<)
数字を見ればしんどいですけど、2時間足らずの頑張りだと思えば・・・
展望とブナ林も応援してくれました。
「池ヶ原」という地名は打波川をはさんだ対岸の奥越高原にもありますね。山のふもとに池があるのは当たり前でしょうけど。
六呂師高原の方ですね。こっちはよく知らないなあ。
ほんとにお疲れさまでした。
今シーズンはまだ終わってませんけど?とっておきの山旅が残ってたりして!(^_-)
今週も行って参りましたよ。
山日和
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
山日和さん、こんばんは~。
山日和さんのレポは地形図見ながらじっくり読もうと思いながら積読になってまして、
水曜にようやく九頭竜シリーズを終えました、、、と思ったら大谷山がアップされてました!
(源頭フェチの)オラ、ワクワクすっぞ[cv.野沢雅子]
ピークを踏めなくなったらそういう地理の旅もいいなと思いました。
高丸のJP南尾根もそんな感じだったような。
(ブナフェチの)オラ、ワクワクすっぞ(略)
(地理フェチの)オラ(略)
帰りに寄るなら、松鞍山南東尾根から南西の枝尾根で降りて、うろうろした後トラバースしてP1008に戻る感じですかね。
(巨樹フェチの)オ...(略)
masaさんみたいに雪崩で足止めは勘弁ですが笑
ではでは~~~
わしたか
山日和さんのレポは地形図見ながらじっくり読もうと思いながら積読になってまして、
水曜にようやく九頭竜シリーズを終えました、、、と思ったら大谷山がアップされてました!
高時川の廃村跡もそうですが、ヒトの営みの跡というのは侘しさのほかにも、そこはかとない懐かしさがありますね。下打波の集落は深い雪の中にひっそりと佇んでいた。人の気配のしない集落を抜けて、奥越林道の入口に車
を停める。目の前にはバス停があり、何に使っていたのだろうか水場が設えられていた。
確かに面白そうな谷の食い込み方ですね!地形図でこの尾根を見ると、712m標高点のあたりで右手の谷と合流するかのように尾根の形がなくなる。
実際にはどんな地形なのか興味津々である。
(源頭フェチの)オラ、ワクワクすっぞ[cv.野沢雅子]
なるほど、そうなるんですね。広い雑木の疎林となっている712mまで来た。なかなかいいところだ。見上げると谷を挟んだ隣の尾根が覆い
かぶさるように高いところを走っている。並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで
尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
ピークを踏めなくなったらそういう地理の旅もいいなと思いました。
ここもとても興味深い。ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、
決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も
楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。
高丸のJP南尾根もそんな感じだったような。
山日和さんがめったに言わない"〇本の指に入る"というブナ林は、そこそこの大木も多く、これまで見たブナ林の中でも、足の指も動員して確実に20本の指には入るだろう
(ブナフェチの)オラ、ワクワクすっぞ(略)
あ、もう1本ありますね。21本目のブナ林も気になるところです足の指も動員して確実に20本の指
ここもとても面白そう。右下に広がる広大な台地は池ヶ原と呼ばれる開拓地の跡である。ここではオウレンの栽培が盛んだったようだ
(地理フェチの)オラ(略)
帰りに寄るなら、松鞍山南東尾根から南西の枝尾根で降りて、うろうろした後トラバースしてP1008に戻る感じですかね。
老練な雰囲気の巨木たちですね。急登が終わって東西に長細い山頂台地の一角に立った。ここからはまたブナの森が始まる。
かなりの巨木もあり、風格のあるその姿を背景にした経ヶ岳や赤兎山は実に絵になる。
(巨樹フェチの)オ...(略)
この一言にすべてが詰まってますね。やはり行かなければ!今シーズン一番の充実した山旅だった。
masaさんみたいに雪崩で足止めは勘弁ですが笑
ではでは~~~
わしたか
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
わしたかさん、どうもです。
山日和さんのレポは地形図見ながらじっくり読もうと思いながら積読になってまして、
水曜にようやく九頭竜シリーズを終えました、、、と思ったら大谷山がアップされてました!
早よせんと周回遅れになりますよ。
高時川の廃村跡もそうですが、ヒトの営みの跡というのは侘しさのほかにも、そこはかとない懐かしさがありますね。
そうなんですよね。ふるさとを捨てた、捨てざるを得なかった人々の心情に思いを馳せますよね。
確かに面白そうな谷の食い込み方ですね!
(源頭フェチの)オラ、ワクワクすっぞ[cv.野沢雅子]
むしろアイデンティティ
>並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで
尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
なるほど、そうなるんですね。
ピークを踏めなくなったらそういう地理の旅もいいなと思いました。
地形図を眺めているといろんな発見がありますね。この目で見てみたいと思わされる地形を見つけた時は気分が上がります。
>ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、
決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も
楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。[/quote]
ここもとても興味深い。
高丸のJP南尾根もそんな感じだったような。
共通項はありますね。こっちの方が平坦ですが。
山日和さんがめったに言わない"〇本の指に入る"というブナ林は、
(ブナフェチの)オラ、ワクワクすっぞ(略)
アイデンティティ~
>足の指も動員して確実に20本の指
あ、もう1本ありますね。21本目のブナ林も気になるところです
それはさぞ立派な・・・
老練な雰囲気の巨木たちですね。
(巨樹フェチの)オ...(略)
だんだん手抜きが激しくなってきましね。
巨〇フェチだと恐い・・・・
この一言にすべてが詰まってますね。やはり行かなければ!
masaさんみたいに雪崩で足止めは勘弁ですが笑
見てましたか。一応生活道路の県道だから助かりましたね。
もし林道だったらお手上げです。
山日和
山日和さんのレポは地形図見ながらじっくり読もうと思いながら積読になってまして、
水曜にようやく九頭竜シリーズを終えました、、、と思ったら大谷山がアップされてました!
早よせんと周回遅れになりますよ。
高時川の廃村跡もそうですが、ヒトの営みの跡というのは侘しさのほかにも、そこはかとない懐かしさがありますね。
そうなんですよね。ふるさとを捨てた、捨てざるを得なかった人々の心情に思いを馳せますよね。
確かに面白そうな谷の食い込み方ですね!
(源頭フェチの)オラ、ワクワクすっぞ[cv.野沢雅子]
むしろアイデンティティ
>並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで
尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
なるほど、そうなるんですね。
ピークを踏めなくなったらそういう地理の旅もいいなと思いました。
地形図を眺めているといろんな発見がありますね。この目で見てみたいと思わされる地形を見つけた時は気分が上がります。
>ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、
決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も
楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。[/quote]
ここもとても興味深い。
高丸のJP南尾根もそんな感じだったような。
共通項はありますね。こっちの方が平坦ですが。
山日和さんがめったに言わない"〇本の指に入る"というブナ林は、
(ブナフェチの)オラ、ワクワクすっぞ(略)
アイデンティティ~
>足の指も動員して確実に20本の指
あ、もう1本ありますね。21本目のブナ林も気になるところです
それはさぞ立派な・・・
老練な雰囲気の巨木たちですね。
(巨樹フェチの)オ...(略)
だんだん手抜きが激しくなってきましね。
巨〇フェチだと恐い・・・・
この一言にすべてが詰まってますね。やはり行かなければ!
masaさんみたいに雪崩で足止めは勘弁ですが笑
見てましたか。一応生活道路の県道だから助かりましたね。
もし林道だったらお手上げです。
山日和
Re: 【奥越】静寂と展望の縦走路 大嵐山から松鞍山へ
山日和サマ、横レス、ごめんなさい。satoさんへのレスが漏れてました。<m(__)m>
satoさん、お返事遅れてすみません。
枇杷倉山と琵琶ヶ鞍(桂島山)、松鞍山の池ヶ原と奥越高原の池ヶ原、紛らわしいですね~(^_-)
点標「琵琶ヶ鞍」に足を向けたのは2年前の3月。山日和さんら、ヤブメンのレポに釣られてマップサーフィンしてたら見つけました。山の名前に親近感を覚えググっていたら、近くに2つも! こりゃいつか行かんとなあ…と、ダメもとで九頭竜川へ向かいました。
「池ヶ原」はネット情報はほとんど六呂師の方ですね。始めは分からず、どうも様子がヘンやなあ?と思ってたんですが、地図の表記を見つけて納得。ただ、satoさんにようにメモしたりさらに詳しく調べたりできないのがびわ爺式の弱点です。
先日、木無山からお二人の辿った稜線を眺めていました。打波からの長い長い尾根はとても爺の足腰に負えるもんではないでしょうね。広域林道の雪がなくなったら、池ヶ原からヤブを漕いで…、などと、とんでもない妄想を逞しくし、ルートを目で追っておりました。
2年前は琵琶ヶ鞍までで、林道の車へリターンしましたが、枇杷倉山や松鞍山まで辿りつける日は、はたして来るんでしょうか?
~びわ爺
satoさん、お返事遅れてすみません。
枇杷倉山と琵琶ヶ鞍(桂島山)、松鞍山の池ヶ原と奥越高原の池ヶ原、紛らわしいですね~(^_-)
点標「琵琶ヶ鞍」に足を向けたのは2年前の3月。山日和さんら、ヤブメンのレポに釣られてマップサーフィンしてたら見つけました。山の名前に親近感を覚えググっていたら、近くに2つも! こりゃいつか行かんとなあ…と、ダメもとで九頭竜川へ向かいました。
「池ヶ原」はネット情報はほとんど六呂師の方ですね。始めは分からず、どうも様子がヘンやなあ?と思ってたんですが、地図の表記を見つけて納得。ただ、satoさんにようにメモしたりさらに詳しく調べたりできないのがびわ爺式の弱点です。
先日、木無山からお二人の辿った稜線を眺めていました。打波からの長い長い尾根はとても爺の足腰に負えるもんではないでしょうね。広域林道の雪がなくなったら、池ヶ原からヤブを漕いで…、などと、とんでもない妄想を逞しくし、ルートを目で追っておりました。
2年前は琵琶ヶ鞍までで、林道の車へリターンしましたが、枇杷倉山や松鞍山まで辿りつける日は、はたして来るんでしょうか?
~びわ爺