【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2022年1月22日(土)
【山 域】奥美濃 大ダワ周辺
【天 候】晴れ
【メンバー】わしたか、sato、山日和
【コース】夜叉龍神社7:15---9:40神岳ダム---13:30大ダワ15:00---17:10夜叉龍神社

 今週も大雪が降った。ありがたいことに夜叉龍神社の駐車場はしっかり除雪されていた。
先着していた登山者から声を掛けられた。去年ミノマタで会ったFさんだ。トガスへ向かうFさんを見送り、こち
らは長い林道歩きへ踏み出す。大きなスコップを持って犬を2匹散歩させていたおじさんと挨拶。除雪でもする
のかと思うようなスコップで犬のウンコを豪快に川へ投げ捨てたのには笑ってしまった。

 意外なことに林道は除雪されていた。これはラッキー、このまま神岳ダムまで行ければ楽勝である。
しかし現実はそう甘くなく、程なく除雪終了点に到達。そんなにうまい話は転がっていないのだ。
かなり積もったようで、スネからヒザ下程度のラッセルだが雪は軽い。
 横を流れる坂内川は、水の流れているところだけが黒く、広い河原は真っ白な雪原となっている。
頭上には文句の付けようのない青空が広がり、谷間の奥には烏帽子山の白い三角錐が輝いていた。


P1220018_1.JPG

 谷幅が狭くなり、地形図にガケ記号の書かれたところが唯一の難所だ。40度以上はあるだろう急斜面に積もっ
た雪は、林道からそのまま川へと続いている。幸いにも積もったばかりの雪は柔らかく、用意してきたピッケル
を使うこともなく、慎重にステップを刻んで通過できた。

 林道を進むにつれ雪は湿りを帯びてきたようで、雪面に残るスノーシューの跡の形状が変わってきた。
バイクランドを過ぎてようやく神岳ダムに到着。出発から2時間以上が経過しているが、ここからが本当の登山な
のである。ダム堤の通路も欄干を超す雪に覆われている。対岸へ渡って、尾根の取付き点を探った。


P1220044_1.JPG

 急斜面にジグザグを切って120mほど上がれば大ダワの北尾根に乗る。ここからが極楽尾根の始まりだ。
最初の内はミズナラ主体の林だが、やがてブナの森に変わる。一昨年の12月、まだ雪の積もっていない時に見た
池も今は雪の下。延々と続くブナの森を進む。


P1220097_1.JPG

 高度が上がるにつれ、背後に隠れていた高丸や三周ヶ岳と言った奥美濃の重鎮が姿を現した。トガス南尾根の
奥から蕎麦粒山の端正な三角錐が徐々に頭をもたげる。

 
パノラマ4_1_1.jpg

 大ダワ山頂の北側に広がる山上台地は、緩やかな尾根と谷を組み合わせた複雑な地形を形作っている。
山上台地の一角に差し掛かった。ここが大ダワ北尾根の白眉とも呼べる場所だ。1000mを超える標高だが、谷筋
だけではなく尾根上にもトチの巨木が散見される素晴らしい場所である。ブナよりもむしろトチの方が優勢に思
えるのが不思議だ。
 微妙なうねりを見せる雪面にブナやミズナラ、トチの巨木が影を落とす。季節限定の芸術作品のような地形に
酔いながら歩く。


P1220141_1_1.JPG

 林相が潅木主体に変わると大ダワの山頂に到着だ。南側の展望が一気に開け、金糞岳の巨体に目を奪われる。
琵琶湖方面は霞み気味でよく見えないのが残念だが、申し分のない大パノラマである。
わしたかさんは初の大ダワ登頂。北尾根から初大ダワという人も珍しいだろう。
 出発から6時間強を要してしまった。老兵の山日和と足に故障を抱えるわしたかさんの代わりに、ここまでの
ラッセルの9割がたはsatoさんに任せっきりだった。
追随するのもひと苦労のハイペースでラッセルをこなすsatoさん抜きでは登頂は不可能だっただろう。


P1220174_1.JPG

 食後は山上台地の雪原を散策するつもりだったが、時間が押しているので早めに切り上げねばならない。
金糞岳を正面に極上のランチ場を設営する。ポカポカと暖かく、昼寝でもしたくなるような陽気だ。


パノラマ2_1_1.jpg

 早めと言いながらも1時間半のランチタイムを取、タイムリミットと決めていた3時に下山開始。
トレースがあるかもという目論見は崩れ、緩んだ午後の重い雪に楽勝ムードが消えた。
20年振りに歩く南東尾根だったが、あまり印象に残っていなかった。改めて歩いてみると、終始蕎麦粒山に見守
られる展望と、素晴らしいブナ林のいい尾根だと再認識させられた。


P1220237_1.JPG

 結局最後の最後までラッセル三昧で、ヘロヘロになりながら駐車地の夜叉龍神社に着地。
参拝して無事下山のお礼に手を合わせた。
 車に戻ってさあ帰り支度と思ったら車のキーが見当たらない。いつも入れているザックの内ポケットにキーの
姿がなかったのだ。ここで「山頂に車のキーを忘れてきたらどうする?」と冗談を言っていたのが現実になって
しまったのか。真っ青になってザックの中身を全部放り出すと、底から姿を現わしてホッとひと息。
どうやらポケットを開け閉めした時にこぼれ落ちたようだ。
最後にアクシデントもどきが待っていたが、ノートレースの奥美濃を存分に味わい尽くした一日だった。

                      山日和
sato
記事: 422
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by sato »

山日和さま わしたかさま

こんにちは。
夢のような風景を味わい尽くした雪山旅でしたね。
雪の北尾根からの大ダワは夢見ていたルートでした。お話が挙がった時、どきどきしました。
でも、降雪直後の林道歩きにかかる時間が気になりました。
わしたかさんとの初雪山旅。山頂でお昼の時間を楽しみたいなぁ、と。
それに、このコースは登りの途中でタイムリミットになったら、また長い林道を戻らなければならない・・・。
心配性の私に、山日和さんは「大丈夫!」ときっぱり。そうかぁ、と気持ちが楽になりました。

たっぷりの雪が積もった坂内川上。
以前、高丸烏帽子山方面に向かおうとしたものの、神社で除雪が終わっていて諦めた思い出があり、
除雪された林道を見て、えっと驚き、うれしくなりました。
1.5時間ぐらいで行けるかもと思いましたが、現実は甘くはなかったですね。
程なく雪道、でも軽い雪でよかった、と、ほっとしたのもつかの間。湿り雪のラッセルに。

心配していた崖地点の急斜面は、
山日和さんがしっかりとトレースをつけてくださり、安心して通ることが出来ました。

雪が重くなり、ダムまで2時間以上かかってしまいましたが、まだ9時半過ぎ。
大丈夫。この雪質でも4時間ぐらい頑張れば山頂に着けると思いました。

最初に取りついた斜面は、急こう配過ぎて数メートルで諦め、西に移動。
緩そうな箇所からふたたび取りつきましたが、やっぱり急こう配。
足を踏み出すと雪が崩れ、尾根芯に乗るまでひと苦労でした。

雪まみれになり、息を弾ませ辿り着いた北尾根には、風紋が一面に描かれていました。
ブナ林の中、どこまでも続く白く青いさざ波。雪と風、光と影が織り成す、透き通った美の世界。
この日、ここを訪れたわたしたちにしか見られることのなかった朝露のような情景。
カリカリに見えてズボッと潜る雪の波を漕いでいくのは、しんどくもしあわせな時間でした。

楽しみにしていた雪で覆われた池。
鼻歌を歌うようにうねるまっしろな雪面に描かれた幾筋もの木々のまっくろな影。
足を踏み入れると、そこはお山のうつくしき迷宮世界、と木々の囁く声が聞こえてきそうな光景でした。

奥美濃の山やまがちょこんと姿を現し、少しずつそのうつくしいお姿を見せていってくれるのを、
こころ躍りながら、振り返り、振り返り眺めましたね。
ひと際白く輝く烏帽子山の凛としたお姿が印象的でした。

そして、いよいよ大ダワ山上台地。うれしくて、暫しからだの力が抜けてしまいました。
素晴らしいとしか言いようがない、素晴らしい世界でした。
雪の締まった日に、夢見心地でくるくる歩き回ったことがありますが、
たっぷりまっさらな雪の降り積もった山上の台地は、
やわらかな風景がより丸みを帯び、静謐さに満ち溢れていました。
青い青い空、白い白い雪の花に飾られた木々・・・、ほんとうに奇跡のような光景でした。

ただ、雪は、降りそそぐお日さまの光で重かったですね。
雪が重いと、ある程度斜度があった方が足が進みます。
でも、重い雪が、今、というかけがえのないうつくしい時間を、より深く感じさせてくれました。
今だけの風景、もう二度と見ることの出来ない風景を、一歩一歩味わえました。

山頂が近づいた時、わしたかさんが大ダワは初めてと知りました。
三人で山頂に立った時の感慨はひとしおでした。

真冬のお日さまがやさしく見守る穏やかな青空の下、
大展望を楽しみながら、待望のぜい沢なお昼の時間を過ごすことが出来ました。
びっくり、うれしい出会いも。まっしろなうさぎ、かわいかったですね。

南東尾根は、蕎麦粒山が見つめる急こう配の尾根、という印象が強かったのですが、
うつくしいブナの林の尾根、とあらためて感じました。
ヤブがすっかり隠れ、つるりとした雪原も味わえ、きれいだなぁ、とうっとり。

スイスイ歩けず、下りもラッセル続きでしたね。
一歩進むごとに、スノーシューの上にずしりと雪が乗り、抜けなくなることも。
振り返ると、わたしたちが刻んだ白い道が。胸が熱くなりました。

スミマセン。うれしかったので長々書き綴ってしまいました。
山日和さんとわしたかさんの山を味わうこころに、重なりを感じながらのしあわせな山旅でした。
ありがとうございました。

夕闇迫る少し前に神社に着き、ほっこり笑顔の中で起った山日和さんのカギ探し。
こころに焼き付いた山旅を、より印象深いものにさせていただきました(笑)。

sato
アバター
わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、山日和さん。

大きなスコップを持って犬を2匹散歩させていたおじさんと挨拶。除雪でもする
のかと思うようなスコップで犬のウンコを豪快に川へ投げ捨てたのには笑ってしまった。

こういうの良いですねえ。
雪国ならではの知恵ですね。


 谷幅が狭くなり、地形図にガケ記号の書かれたところが唯一の難所だ。40度以上はあるだろう急斜面に積もっ
た雪は、林道からそのまま川へと続いている。幸いにも積もったばかりの雪は柔らかく、用意してきたピッケル
を使うこともなく、慎重にステップを刻んで通過できた。
 


ここ嫌ですねえ。
一人だとビビっちゃいそうです。


  高度が上がるにつれ、背後に隠れていた高丸や三周ヶ岳と言った奥美濃の重鎮が姿を現した。トガス南尾根の
奥から蕎麦粒山の端正な三角錐が徐々に頭をもたげる。

 
これは奥美濃じゃないと見られない。
でも三重からだとアクセスも悪いし遠いよなあ。
:mrgreen:

 大ダワ山頂の北側に広がる山上台地は、緩やかな尾根と谷を組み合わせた複雑な地形を形作っている。
山上台地の一角に差し掛かった。ここが大ダワ北尾根の白眉とも呼べる場所だ。1000mを超える標高だが、谷筋
だけではなく尾根上にもトチの巨木が散見される素晴らしい場所である。ブナよりもむしろトチの方が優勢に思
えるのが不思議だ。
 微妙なうねりを見せる雪面にブナやミズナラ、トチの巨木が影を落とす。季節限定の芸術作品のような地形に
酔いながら歩く。


トチの巨木はどっしりしていて好きです。
この山域で生きていくにはトチの方が利用価値があったでしょうね。


 
 出発から6時間強を要してしまった。老兵の山日和と足に故障を抱えるわしたかさんの代わりに、ここまでの
ラッセルの9割がたはsatoさんに任せっきりだった。
追随するのもひと苦労のハイペースでラッセルをこなすsatoさん抜きでは登頂は不可能だっただろう。


エッ・・ドウイウコト? :lol:

 早めと言いながらも1時間半のランチタイムを取、タイムリミットと決めていた3時に下山開始。
トレースがあるかもという目論見は崩れ、緩んだ午後の重い雪に楽勝ムードが消えた。
20年振りに歩く南東尾根だったが、あまり印象に残っていなかった。改めて歩いてみると、終始蕎麦粒山に見守
られる展望と、素晴らしいブナ林のいい尾根だと再認識させられた。


蕎麦粒山も今年は大変だろうな。
もう少し時間を置かないと。



 真っ青になってザックの中身を全部放り出すと、底から姿を現わしてホッとひと息。
どうやらポケットを開け閉めした時にこぼれ落ちたようだ。
最後にアクシデントもどきが待っていたが、ノートレースの奥美濃を存分に味わい尽くした一日だった。

良かったですね、落ちた場所がザックの中で・・
お疲れさまでした。
今年は雪が多いので楽しみでもあり
悩むところでもあります。

                     わりばし


バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by バーチャリ »

山日和 さん こんにちは


今週も大雪が降った。ありがたいことに夜叉龍神社の駐車場はしっかり除雪されていた。


ここの駐車場は安心して停められますので安心ですね。


]谷幅が狭くなり、地形図にガケ記号の書かれたところが唯一の難所だ。40度以上はあるだろう急斜面に積もっ
た雪は、林道からそのまま川へと続いている。幸いにも積もったばかりの雪は柔らかく、用意してきたピッケル
を使うこともなく、慎重にステップを刻んで通過できた。


滑り台ですね、 緊張しますね。


 林道を進むにつれ雪は湿りを帯びてきたようで、雪面に残るスノーシューの跡の形状が変わってきた。
バイクランドを過ぎてようやく神岳ダムに到着。出発から2時間以上が経過しているが、ここからが本当の登山な
のである。ダム堤の通路も欄干を超す雪に覆われている。対岸へ渡って、尾根の取付き点を探った。


大ダワと有り夜叉龍神社からと思ったら神岳ダムからなんですね。
林道の緊張する2時間の歩きですか わしたかさん satoさん、山日和さん流石3人さんですね。
安心しての林道のスケルトン歩きの霊仙でしたが


急斜面にジグザグを切って120mほど上がれば大ダワの北尾根に乗る。ここからが極楽尾根の始まりだ。
最初の内はミズナラ主体の林だが、やがてブナの森に変わる。一昨年の12月、まだ雪の積もっていない時に見た
池も今は雪の下。延々と続くブナの森を進む。


無雪期の時はやぶなんでしょうか?

大ダワ山頂の北側に広がる山上台地は、緩やかな尾根と谷を組み合わせた複雑な地形を形作っている。
山上台地の一角に差し掛かった。ここが大ダワ北尾根の白眉とも呼べる場所だ。1000mを超える標高だが、谷筋
だけではなく尾根上にもトチの巨木が散見される素晴らしい場所である。ブナよりもむしろトチの方が優勢に思
えるのが不思議だ。


山日和さん達のレポに感化されトチ木を意識するようになりました(*_*)
そうそう今日は妹がついた栃モチをもらいに行くことになってます。

 微妙なうねりを見せる雪面にブナやミズナラ、トチの巨木が影を落とす。季節限定の芸術作品のような地形に
酔いながら歩く。


これだから雪山はやめられないのですね。


わしたかさんは初の大ダワ登頂。北尾根から初大ダワという人も珍しいだろう。
 出発から6時間強を要してしまった。老兵の山日和と足に故障を抱えるわしたかさんの代わりに、ここまでの
ラッセルの9割がたはsatoさんに任せっきりだった。
追随するのもひと苦労のハイペースでラッセルをこなすsatoさん抜きでは登頂は不可能だっただろう。


かぼそいsatoさん頼もしいですね。

 早めと言いながらも1時間半のランチタイムを取、タイムリミットと決めていた3時に下山開始。
トレースがあるかもという目論見は崩れ、緩んだ午後の重い雪に楽勝ムードが消えた。


3時下山開始ですか?

 車に戻ってさあ帰り支度と思ったら車のキーが見当たらない。いつも入れているザックの内ポケットにキーの
姿がなかったのだ。ここで「山頂に車のキーを忘れてきたらどうする?」と冗談を言っていたのが現実になって
しまったのか。真っ青になってザックの中身を全部放り出すと、底から姿を現わしてホッとひと息。
どうやらポケットを開け閉めした時にこぼれ落ちたようだ。
最後にアクシデントもどきが待っていたが、ノートレースの奥美濃を存分に味わい尽くした一日だった。


いつも入れている場所にないと慌てますよね
出て来て良かったですね。

お疲れ様でした。

   バーチャリ
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by 山日和 »

satoさん、どうもです。

それに、このコースは登りの途中でタイムリミットになったら、また長い林道を戻らなければならない・・・。
心配性の私に、山日和さんは「大丈夫!」ときっぱり。そうかぁ、と気持ちが楽になりました。


そうそう、そうなんですよね。
大丈夫の根拠は・・・ありません。 :lol:

たっぷりの雪が積もった坂内川上。
以前、高丸烏帽子山方面に向かおうとしたものの、神社で除雪が終わっていて諦めた思い出があり、


10年前、ここから歩いて烏帽子へ行きました。4月になってもたっぷり雪が積もっていた年だったけど、
林道はラッセルの必要もなく、1時間チョイでダムまで行けました。

P1220010_1.JPG

除雪された林道を見て、えっと驚き、うれしくなりました。
1.5時間ぐらいで行けるかもと思いましたが、現実は甘くはなかったですね。
程なく雪道、でも軽い雪でよかった、と、ほっとしたのもつかの間。湿り雪のラッセルに。


そうそうウマイ話は転がってないですよね。 :mrgreen:

雪が重くなり、ダムまで2時間以上かかってしまいましたが、まだ9時半過ぎ。
大丈夫。この雪質でも4時間ぐらい頑張れば山頂に着けると思いました。


想定よりも時間がかかったけど、尾根に乗れば少しは雪質も変わるかと期待してましたが。


P1220045_1.JPG

[q_yab]雪まみれになり、息を弾ませ辿り着いた北尾根には、風紋が一面に描かれていました。
ブナ林の中、どこまでも続く白く青いさざ波。雪と風、光と影が織り成す、透き通った美の世界。
この日、ここを訪れたわたしたちにしか見られることのなかった朝露のような情景。
カリカリに見えてズボッと潜る雪の波を漕いでいくのは、しんどくもしあわせな時間でした。
[/q_yab]
無雪期とは違う姿を見せてくれました。美しいブナの尾根でしたね。
私は後ろをついて行くだけでしたが。 :mrgreen:


P1220097_1.JPG

奥美濃の山やまがちょこんと姿を現し、少しずつそのうつくしいお姿を見せていってくれるのを、
こころ躍りながら、振り返り、振り返り眺めましたね。
ひと際白く輝く烏帽子山の凛としたお姿が印象的でした。

展望が利き始めると、一段と気分が上がりますね。
快晴の日ならではの特権です。

そして、いよいよ大ダワ山上台地。うれしくて、暫しからだの力が抜けてしまいました。
素晴らしいとしか言いようがない、素晴らしい世界でした。
雪の締まった日に、夢見心地でくるくる歩き回ったことがありますが、
たっぷりまっさらな雪の降り積もった山上の台地は、
やわらかな風景がより丸みを帯び、静謐さに満ち溢れていました。
青い青い空、白い白い雪の花に飾られた木々・・・、ほんとうに奇跡のような光景でした。


左から上がってきた谷とその向こうの尾根が作り出すなめらかな地形と、点在するトチやブナ、ミズナラの
大木が素晴らしい世界を作り上げてましたね。
木の上に乗った夥しい量の雪にもびっくりしました。


P1220143_1.JPG

ただ、雪は、降りそそぐお日さまの光で重かったですね。
雪が重いと、ある程度斜度があった方が足が進みます。


私はどっちにしても足が進まないけどね。 :lol:

冬のお日さまがやさしく見守る穏やかな青空の下、
大展望を楽しみながら、待望のぜい沢なお昼の時間を過ごすことが出来ました。
びっくり、うれしい出会いも。まっしろなうさぎ、かわいかったですね。


ちょっと時間が押してしまったけど、ここでさっさとランチタイムを済ませようという気はさらさらなかったですね。
山頂台地を散策する時間がなかったのは残念。


パノラマ1_2_1.jpg

南東尾根は、蕎麦粒山が見つめる急こう配の尾根、という印象が強かったのですが、
うつくしいブナの林の尾根、とあらためて感じました。


久し振りに歩いた尾根だったけど、改めて良さを見直しました。


P1220232_1.JPG

スイスイ歩けず、下りもラッセル続きでしたね。
一歩進むごとに、スノーシューの上にずしりと雪が乗り、抜けなくなることも。
振り返ると、わたしたちが刻んだ白い道が。胸が熱くなりました。


ホント、重い雪でした。下りといえども足に負担のかかる雪質でしたね。

夕闇迫る少し前に神社に着き、ほっこり笑顔の中で起った山日和さんのカギ探し。
こころに焼き付いた山旅を、より印象深いものにさせていただきました(笑)。


最後のアトラクション?は余計でした。
一瞬真っ青になりましたよ。
ハワイのホテルに車のキーを置き忘れて帰国して以来の衝撃でした。 :mrgreen:

             山日和
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by 山日和 »

わりばしさん、どうもです。

>大きなスコップを持って犬を2匹散歩させていたおじさんと挨拶。除雪でもする
のかと思うようなスコップで犬のウンコを豪快に川へ投げ捨てたのには笑ってしまった。


こういうの良いですねえ。
雪国ならではの知恵ですね。


知恵っていうんですかねえ。 :mrgreen:

ここ嫌ですねえ。
一人だとビビっちゃいそうです。


結構嫌らしいところです。昔たんぽぽさんがここを回避するために川へ下りてハマってしまい、高丸を断念したことがあったようです。 :lol:


P1220017_1.JPG

 これは奥美濃じゃないと見られない。
でも三重からだとアクセスも悪いし遠いよなあ。


津からだとちょっと遠いかもね。

トチの巨木はどっしりしていて好きです。
この山域で生きていくにはトチの方が利用価値があったでしょうね。


ブナに比べてトチは尊重されてますね。
トチの実は食用になるけどブナの実は聞いたことがないし。

>ここまでのラッセルの9割がたはsatoさんに任せっきりだった。
追随するのもひと苦労のハイペースでラッセルをこなすsatoさん抜きでは登頂は不可能だっただろう。

エッ・・ドウイウコト? :lol:


書いた通りです。
彼女のラッセル能力は驚くべきものがありますよ。
とにかく速い!! :o


P1220055_1.JPG

蕎麦粒山も今年は大変だろうな。
もう少し時間を置かないと。


結構厳しいでしょうね。
3月に入ってからが適期でしょう。

良かったですね、落ちた場所がザックの中で・・

キーを入れていた雨蓋の内側のポケットを開けたのはランチタイムだけだったし、片付けの時に何も忘れていない
のを確認してたんだけど、さすがに焦りました。 :oops:

今年は雪が多いので楽しみでもあり
悩むところでもあります。


そうですねえ。昨日今日の大雪で当分雪不足の心配はなさそうですが、ちょっと落ち着いてからでないと目的を達するのは難しそうですね。

                        山日和
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by 山日和 »

バーチャリさん、どうもです。

>今週も大雪が降った。ありがたいことに夜叉龍神社の駐車場はしっかり除雪されていた。

ここの駐車場は安心して停められますので安心ですね。

ありがたいことです。昔は除雪してなくて、林道入口の除雪終了点に止めてました。


P1220002_1.JPG

滑り台ですね、 緊張しますね。

ここがこの日の最大の核心部だと思ってたんですが・・・ :oops:

大ダワと有り夜叉龍神社からと思ったら神岳ダムからなんですね。
林道の緊張する2時間の歩きですか わしたかさん satoさん、山日和さん流石3人さんですね。


普通はそうでしょう。普通じゃないもんで。 :lol:

>最初の内はミズナラ主体の林だが、やがてブナの森に変わる。一昨年の12月、まだ雪の積もっていない時に見た池も今は雪の下。延々と続くブナの森を進む。

無雪期の時はやぶなんでしょうか?


ほとんどヤブ無しで快適に歩けます。山頂台地に乗ってからがちょっと鬱陶しいぐらいですね。


P1220127_1.JPG

山日和さん達のレポに感化されトチ木を意識するようになりました(*_*)
そうそう今日は妹がついた栃モチをもらいに行くことになってます。

トチの巨木は風格ありますよね。
栃餅の味はいかがでしたか? :D

>微妙なうねりを見せる雪面にブナやミズナラ、トチの巨木が影を落とす。季節限定の芸術作品のような地形に酔いながら歩く。

これだから雪山はやめられないのですね。


そうなんですよね~ :lol:

P1220095_1.JPG

かぼそいsatoさん頼もしいですね。

あの細い体のどこにこんなパワーがあるのかとビックリします。
スピードもokuちゃん並みの速さです。 :shock:

3時下山開始ですか?

3時チョイ過ぎだったかな?
逆算して闇下回避できるギリギリの時間までゆっくりしました。


P1220180_1.JPG

いつも入れている場所にないと慌てますよね
出て来て良かったですね。


さすがに焦りました。
下山してザックの中身を全部出したのは生まれて初めてでした。 :mrgreen:

           山日和
skywalk
記事: 522
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by skywalk »

山日和さん、こんにちは。
先着していた登山者から声を掛けられた。去年ミノマタで会ったFさんだ。トガスへ向かうFさんを見送り、こち
らは長い林道歩きへ踏み出す。

山日和さんは、顔が広いこともあるけど色んなところで色んな人に出会いますね。人を引き付ける力も御有りなのかな。
犬のウンコには読んでいても笑ってしまいました。

 谷幅が狭くなり、地形図にガケ記号の書かれたところが唯一の難所だ。40度以上はあるだろう急斜面に積もっ
た雪は、林道からそのまま川へと続いている。

私ならここで諦めてUターンだ。

神岳ダムに到着。出発から2時間以上が経過しているが、ここからが本当の登山なのである。
いやはや何ともすごい山行だ。オオダワを北尾根から攻めようなんて普通思いつかないと思うけどYBさんは普通じゃないからこれでいいのですね。

急斜面にジグザグを切って120mほど上がれば大ダワの北尾根に乗る。ここからが極楽尾根の始まりだ。
最初の内はミズナラ主体の林だが、やがてブナの森に変わる。

バリバリコースを選んだ甲斐がありましたね。

高度が上がるにつれ、背後に隠れていた高丸や三周ヶ岳と言った奥美濃の重鎮が姿を現した。トガス南尾根の
奥から蕎麦粒山の端正な三角錐が徐々に頭をもたげる。

南東尾根から登ってもこの辺りの展望は素晴らしいです。

林相が潅木主体に変わると大ダワの山頂に到着だ。南側の展望が一気に開け、金糞岳の巨体に目を奪われる。
琵琶湖方面は霞み気味でよく見えないのが残念だが、申し分のない大パノラマである。

大ダワからの展望は素晴らしいです。ワシタカさんが初めてというのはもったいないというか今回登れて良かった。
強力ラッセル車のsatoさん、頼もしい。

結局最後の最後までラッセル三昧で、ヘロヘロになりながら駐車地の夜叉龍神社に着地。
行程時間10時間!とてもついて行けんワ。

車に戻ってさあ帰り支度と思ったら車のキーが見当たらない。
スマートキーじゃなかったですか。私はスキー場でキーを落とし途方に暮れたことがあります。鍵屋を呼んで仮キーを作ってもらったら1万5千円ほどかかったと思います。夜叉龍神社では鍵屋さん来てくれるかな。スマートキーだとドアが開いてもエンジンを掛けられんワ。便利なようで不便やな。
青ざめるようなおまけもあって長く記憶に残る山行になりましたね。お疲れさまでした。
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by 山日和 »

skywalkさん、どうもです。

山日和さんは、顔が広いこともあるけど色んなところで色んな人に出会いますね。人を引き付ける力も御有りなのかな。
犬のウンコには読んでいても笑ってしまいました。

実際の面積は別にして、顔が広いわけではないですよ。
たまたまHPやブログで知った人が同じような指向の人で、似たような山域で出くわしてるだけです。

>40度以上はあるだろう急斜面に積もった雪は、林道からそのまま川へと続いている。
私ならここで諦めてUターンだ。


いやいや、そんなことはないでしょう~ :lol:

いやはや何ともすごい山行だ。オオダワを北尾根から攻めようなんて普通思いつかないと思うけどYBさんは普通じゃないからこれでいいのですね。

ダムまで車で入れる時期には結構歩かれてると思いますけどね。昔、やぶこぎでも洞吹さんやokuちゃんのレポが上がってたと思います。

>最初の内はミズナラ主体の林だが、やがてブナの森に変わる。
バリバリコースを選んだ甲斐がありましたね。


この尾根はいいですよ。無雪期でも十分歩けるし、池もあります。 :D


P1220119_1.JPG

南東尾根から登ってもこの辺りの展望は素晴らしいです。

そうですね。南東尾根は久しぶりだったのでこんなに展望がよかったのかと見直しました。

大ダワからの展望は素晴らしいです。ワシタカさんが初めてというのはもったいないというか今回登れて良かった。
強力ラッセル車のsatoさん、頼もしい。


初めてだと思ってなかったので、途中であきらめないで良かったです。あきらめてあの林道を戻る方が大変だけど。
satoさんのラッセル力には目を瞠るものがあります。


P1220153_1.JPG

行程時間10時間!とてもついて行けんワ。

私の行程が長いのは休憩が長いからです。今回のランチタイムはちょっと短めの1時間半でした。 :mrgreen:

スマートキーじゃなかったですか。私はスキー場でキーを落とし途方に暮れたことがあります。鍵屋を呼んで仮キーを作ってもらったら1万5千円ほどかかったと思います。夜叉龍神社では鍵屋さん来てくれるかな。スマートキーだとドアが開いてもエンジンを掛けられんワ。便利なようで不便やな。
青ざめるようなおまけもあって長く記憶に残る山行になりましたね。お疲れさまでした。


スマートキーです。便利だけど、イザという時にはかえって困ることがありますね。
家に電話してスペアキーを持って来てもらうしかないかなと思ってました。 :lol:

               山日和
わしたか
記事: 140
登録日時: 2016年10月26日(水) 23:39

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by わしたか »

山日和さん、satoさん、こんばんは。

いろいろあってハシビロコウレスで申し訳ありません。

大きなスコップを持って犬を2匹散歩させていたおじさんと挨拶。除雪でもする
のかと思うようなスコップで犬のウンコを豪快に川へ投げ捨てたのには笑ってしまった。


あのキレのある腰の回転、室伏かと思いました笑

谷幅が狭くなり、地形図にガケ記号の書かれたところが唯一の難所だ。40度以上はあるだろう急斜面に積もっ
た雪は、林道からそのまま川へと続いている。幸いにも積もったばかりの雪は柔らかく、用意してきたピッケル
を使うこともなく、慎重にステップを刻んで通過できた。


ステップ切っていただいてありがとうございました。
かっちかちなら腰が引けるくらいの高度感でした。

一昨年の12月、まだ雪の積もっていない時に見た
池も今は雪の下。延々と続くブナの森を進む。


ここ、微妙な起伏が美しく惹かれる地形でした。
無雪期に再訪決定です!

大ダワ山頂の北側に広がる山上台地は、緩やかな尾根と谷を組み合わせた複雑な地形を形作っている。
山上台地の一角に差し掛かった。ここが大ダワ北尾根の白眉とも呼べる場所だ。1000mを超える標高だが、谷筋
だけではなく尾根上にもトチの巨木が散見される素晴らしい場所である。ブナよりもむしろトチの方が優勢に思
えるのが不思議だ。
 微妙なうねりを見せる雪面にブナやミズナラ、トチの巨木が影を落とす。季節限定の芸術作品のような地形に
酔いながら歩く


巨トチと巨ブナの混合林という見慣れない林相にレア感あって、とても良かったです。
雪が締まっていれば駆け回りたいところでした。

林相が潅木主体に変わると大ダワの山頂に到着だ。南側の展望が一気に開け、金糞岳の巨体に目を奪われる。

金糞岳の北尾根が竜のようで迫力ありました。

わしたかさんは初の大ダワ登頂。北尾根から初大ダワという人も珍しいだろう。

国道からいつでも行けるだろうと取り置きしてました(いつでも行ける=なかなか行かないの法則)。
ちなみに無雪期を含め奥美濃の山に初めて入ったのは、3月の高丸というのも珍しいかも。

出発から6時間強を要してしまった。老兵の山日和と足に故障を抱えるわしたかさんの代わりに、ここまでの
ラッセルの9割がたはsatoさんに任せっきりだった。
追随するのもひと苦労のハイペースでラッセルをこなすsatoさん抜きでは登頂は不可能だっただろう。


satoさん神でした~
神岳ダムに着いた時点ですでにかなり痛くて、単独だったら泣きながら引き返してました笑
手持ちのロキソニンでは足りずsatoさんのもいただきました。satoさんありがとうございました。

トレースがあるかもという目論見は崩れ、緩んだ午後の重い雪に楽勝ムードが消えた。
20年振りに歩く南東尾根だったが、あまり印象に残っていなかった。改めて歩いてみると、終始蕎麦粒山に見守
られる展望と、素晴らしいブナ林のいい尾根だと再認識させられた


出発の時はトレースないほうがいいなぁと思っていましたが、山ボーイの心は気まぐれです :D

山頂の北面が良すぎたのであれですが、往路ならじゅうぶん感動できる尾根ですね。

 車に戻ってさあ帰り支度と思ったら車のキーが見当たらない。いつも入れているザックの内ポケットにキーの
姿がなかったのだ。ここで「山頂に車のキーを忘れてきたらどうする?」と冗談を言っていたのが現実になって
しまったのか。真っ青になってザックの中身を全部放り出すと、底から姿を現わしてホッとひと息。


新しいタイプのアトラクションかと思いました :mrgreen:


山日和さん、satoさん同行させていただきありがとうございました。


わしたか
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by 山日和 »

わしたかさん、どうもです。

いろいろあってハシビロコウレスで申し訳ありません。

いつまでも動かないヤツですね。
去年どうぶつ王国で見たヤツは動きま回ってましたが。 :mrgreen:

あのキレのある腰の回転、室伏かと思いました笑

繰り上げ金メダル確実でしたね。 :lol:


P1220026_1.JPG

ステップ切っていただいてありがとうございました。
かっちかちなら腰が引けるくらいの高度感でした。


真下に川が見えてるんで恐い場面です。雪が柔らかくて助かりました。
林道で私が役立ったのはここだけだったけど。 :mrgreen:

>一昨年の12月、まだ雪の積もっていない時に見た
池も今は雪の下。延々と続くブナの森を進む。

ここ、微妙な起伏が美しく惹かれる地形でした。
無雪期に再訪決定です!


いいところです。隣の尾根にもいくつか池があります。
問題は山頂部だけ。無雪期もここだけ雪が積もってたらいいんだけどね。

P1220077_1_1.JPG

巨トチと巨ブナの混合林という見慣れない林相にレア感あって、とても良かったです。
雪が締まっていれば駆け回りたいところでした。


なかなか無い構成の森です。ほんとうならここでゆっくり遊びたかったけど、時間と体力が・・・
これを目的にするなら神社裏から登らないとですね。あるいは雪がビシビシに締まった3月以降か。

金糞岳の北尾根が竜のようで迫力ありました。

金の竜の背に乗って~♪byみゆき ですね。 :D


P1220172_1.JPG

>わしたかさんは初の大ダワ登頂。北尾根から初大ダワという人も珍しいだろう。

国道からいつでも行けるだろうと取り置きしてました(いつでも行ける=なかなか行かないの法則)。


登山あるあるです。 :lol:

ちなみに無雪期を含め奥美濃の山に初めて入ったのは、3月の高丸というのも珍しいかも。

それはかなりの変人と言えましょう。しかし、それまで能郷白山や小津権現も登ったことなかったの?

>追随するのもひと苦労のハイペースでラッセルをこなすsatoさん抜きでは登頂は不可能だっただろう。

satoさん神でした~
神岳ダムに着いた時点ですでにかなり痛くて、単独だったら泣きながら引き返してました笑
手持ちのロキソニンでは足りずsatoさんのもいただきました。satoさんありがとうございました。


かなり痛そうでしたね。下山でも変則走法で、後から見てて痛々しかったです。


後光が差してました(^^♪
後光が差してました(^^♪

出発の時はトレースないほうがいいなぁと思っていましたが、山ボーイの心は気まぐれです :D

山頂の北面が良すぎたのであれですが、往路ならじゅうぶん感動できる尾根ですね。


楽勝で下山できると思ってたからね。
南東尾根はその良さを改めて見直しました。


P1220229_1.JPG

>車に戻ってさあ帰り支度と思ったら車のキーが見当たらない。いつも入れているザックの内ポケットにキーの姿がなかったのだ。ここで「山頂に車のキーを忘れてきたらどうする?」と冗談を言っていたのが現実になってしまったのか。真っ青になってザックの中身を全部放り出すと、底から姿を現わしてホッとひと息。

新しいタイプのアトラクションかと思いました :mrgreen:


これで芸の幅が広がりましたわ。 :mrgreen:

                        山日和
わしたか
記事: 140
登録日時: 2016年10月26日(水) 23:39

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by わしたか »

山日和さん、こんばんは~。

出発から6時間強を要してしまった。老兵の山日和と足に故障を抱えるわしたかさんの代わりに、ここまでの
ラッセルの9割がたはsatoさんに任せっきりだった。


急斜面もがしがし歩かれていて、ラッセルは体格ではないと勉強になりました。
P1220337.JPG

後光が差してました(^^♪

そして山日和さんの足からは光が!
黄金の足ならぬ翡翠の足
黄金の足ならぬ翡翠の足

>ちなみに無雪期を含め奥美濃の山に初めて入ったのは、3月の高丸というのも珍しいかも。

それはかなりの変人と言えましょう。しかし、それまで能郷白山や小津権現も登ったことなかったの?


能郷はヒトが多そう、と食わず嫌いで、小津権現はスノー衆に参加したとき初めて名前を知りました。
わたし兵庫のふつうの山屋なので笑

>神岳ダムに着いた時点ですでにかなり痛くて、単独だったら泣きながら引き返してました笑
手持ちのロキソニンでは足りずsatoさんのもいただきました。satoさんありがとうございました。

かなり痛そうでしたね。下山でも変則走法で、後から見てて痛々しかったです。


痛みが少ない歩き方を模索した結果、キャプテン翼の日向くんのタイガーショットにたどり着きました。
下山するまでに3000点くらい入れたと思います :lol:

[YouTube]https://youtu.be/WJ268BUeVJs[/YouTube]

今年のガンバもそれぐらい入れてほしいものです :lol:

ではでは~~~


わしたか
添付ファイル
楽園への門
楽園への門
sato
記事: 422
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by sato »

わしたかさま

こんばんは。
お返事を書こうとした時、「ハシビロコウレス」って何?と、頭の中が疑問符の渦に。
ハシビロコウのレスポンスの略と気づきました。
では、ハシビロコウって何?
ネットは便利ですね。検索したら、お茶目な鳥のお姿が。
アフリカ東部から中央部のパピルスの繁る湿地やその周辺の草地に生息するコウノトリ目の鳥。
動かない鳥として知られている。独りでいるのが好き。
青みがかった美しい色の羽に、黄色から青色へと色が変わる眼・・・。
面白い!お返事を忘れて、ハシビロコウと遊んでしまいました。
生息地域が、20代終わりから30代にかけて旅していた地域でしたので、
当時のことを思い出し、旅日記を引っ張り出して読みふけってしまいました。
気が付くと2時間近く経過。ありがとうございます。楽しく懐かしい時間を過ごさせていただきました。

そう、そう、輝く大ダワ雪山旅の話ですね。

ワンちゃん、わしたかさんになついていましたね。
わたしが撫でても、すぐわしたかさんの方へ。ちょっとくやしかったです。

積雪期の林道歩きは、デブリがあったら、雪の急斜面になっていたら、と心配になります。
この日は、おふたりと一緒でしたので、落ち着いて歩くことが出来ました。

山中の池や窪地の緩やかな地形、わたしも大好きです。微妙な起伏に見入ってしまいます。
素敵でしたね。

まっしろな山上台地にトチとブナとミズナラが立ち並ぶ光景も、ほんとうにうつくしかったですね。
初めて目にした時、こんなところにトチの巨木が、と、びっくりしました。
思い返すと、また訪れたくなります。

わしたかさんは、高丸が初めての奥美濃のお山でしたか。高丸かっこいいですよね。
能郷白山、小津権現山も味わい深いお山ですよ。
何度訪れても、いいお山だなぁ、としみじみと感じます。
金糞岳も好きなお山。先週、いきなり思い立ち向かっていました。
竜のような北尾根ではなく、近江側の花房尾でしたが。

足の痛みは辛いですよね。でも、歩きたい。
わたしは太ももの付け根は痛くなったことは無いのですが、昨夏から秋にかけて膝痛で悩まされました。
頭痛持ちでもあるので、ロキソニンは必需品です。お役に立てて?うれしいです。

山頂に着いた時、トレースが無くてわたしはうれしかったです。
下りもわたしたちの足跡を刻めると。でも、ここまで雪が重くなっているとは・・・。
足を引っこ抜くのに力が要りましたので、わしたかさん、しんどいだろうな、と思いました。
わたしも、左足首が痛くなりました。

最後の新種のアトラクション?
冷静を装っていた山日和さんのお顔が焦ってきたのが印象的でした(笑)。
いろんなことがよみがえり、いい一日だったなぁ、としんみり。
こちらこそありがとうございました。
次は、鳥の名前の覚え方教えてください!
HISの「渡り鳥」(お気に入りの歌。カモを見ると口ずさんでしまいます)
を聞きながら楽しみにしております。

sato
わしたか
記事: 140
登録日時: 2016年10月26日(水) 23:39

Re: 【奥美濃】静寂と新雪の大ダワ北尾根を行く

投稿記事 by わしたか »

satoさん、こんばんは~。
お返事を書こうとした時、「ハシビロコウレス」って何?と、頭の中が疑問符の渦に。
ハシビロコウのレスポンスの略と気づきました。
亀レスの上位互換です()
生息地域が、20代終わりから30代にかけて旅していた地域でしたので、
当時のことを思い出し、旅日記を引っ張り出して読みふけってしまいました
おお、東部や中央部ならケニアやウガンダ、コンゴ行ってみたいですね。
蔵前仁一のゴーゴーアフリカ読みかえしたくなりました。
気が付くと2時間近く経過。ありがとうございます。楽しく懐かしい時間を過ごさせていただきました。
satoさんもハシビロコウ :D
ワンちゃん、わしたかさんになついていましたね。
わたしが撫でても、すぐわしたかさんの方へ。ちょっとくやしかったです。
なぜか動物には好かれるんですよね~。
ウチのねっこも家族の中で一番わたしに寄ってきます。
(なんでもやってくれる奴隷として扱われているのかもですが)
山中の池や窪地の緩やかな地形、わたしも大好きです。微妙な起伏に見入ってしまいます。
素敵でしたね。
そうですよね。
尾根を登っているとき、雪が波のようにうねっている造形を、satoさんが崩すのがしのびないからと迂回されていたの、
satoさんらしいと思いました :D
まっしろな山上台地にトチとブナとミズナラが立ち並ぶ光景も、ほんとうにうつくしかったですね。
初めて目にした時、こんなところにトチの巨木が、と、びっくりしました。
無雪期も行かれているんですよね。
いい山は春夏秋冬、行きたくなりますね。
能郷白山、小津権現山も味わい深いお山ですよ。
何度訪れても、いいお山だなぁ、としみじみと感じます。
食わず嫌いでした。
行ってみないとわかりませんね。
頭痛持ちでもあるので、ロキソニンは必需品です。お役に立てて?うれしいです。
ラッセルといい、ホントありがとうございました。
山頂に着いた時、トレースが無くてわたしはうれしかったです。
下りもわたしたちの足跡を刻めると。
元気な時ならウエルカムなのですが。
最後の新種のアトラクション?
冷静を装っていた山日和さんのお顔が焦ってきたのが印象的でした(笑)。
あ、これはマジなやつだと。
次は、鳥の名前の覚え方教えてください!
HISの「渡り鳥」(お気に入りの歌。カモを見ると口ずさんでしまいます)
ガッテン承知の助です。

「わたりどり」といえばAlexandrosしか知らなかったので検索して聞いてみたら、
こ、これは頭の中で無限ループしそうなリズムと歌詞ですね!
しかも忌野清志郎と坂本冬美、細野晴臣のユニット。
さっそくプレイリストに加えました笑


わしたか
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