【鈴鹿】適水量の中ノ谷でシャワークライム

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skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

【鈴鹿】適水量の中ノ谷でシャワークライム

投稿記事 by skywalk »

【 日 付 】2021年8月27日(金)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】宮妻狭P>不動の滝>中ノ谷>鎌尾根>カズラ道>宮妻狭P

8月27日(金)鎌ヶ岳の中ノ谷へ行きました。最近ここへ行ってないなぁと思ったら7年ぶりでした。
 朝8時26分、宮妻狭Pを出発。林道を歩いていき不動ノ滝標識から谷に降りました。ヤブコギのSクリームさん達がお盆前にここを遡行しており、その際、不動滝から入渓したというので私も真似てみました。
 不動滝は傾斜の強いスラブ滝で直登は無理ですが、左の岸壁がゴツゴツして足場が多く登れそうです。実際登ってみると足場もうまく繋がって無理なく登れました。
IMGP8503.JPG
そのまま沢を歩いて林道の橋をくぐり堰堤を右岸から高巻きました。
すると早速この沢で一番の10m滝が現れます。左の滝を登っていき最後は滝を横切って右から滝上に出るのが普通のようですが、水量が少し多めだったので左の岩場から滝上に出ました。微妙なホールドもあり多少不安も感じました。
IMGP8505.JPG
後は暫く小滝の連続で水と戯れていきます。
二つ目の堰堤は谷が浅いので簡単に越えられます。
そして奇麗な連瀑を越えていきます。
末広の小滝など多彩な滝をどんどん越えていきます。
そして「く」の字滝から細いゴルジュを抜けます。
この滝で第一ゴルジュは終り。
第二ゴルジュの入口が、この樋状滝で難易度の高い所です。Sさん達が入った時は増水していてSさんも先に突破したMさんのロープに助けられたそうです。
今回はさほど水量もなかったので登れましたが、滝芯には、ほとんど引っかかるところがないので足を開いて跨ぎながら登りました。
IMGP8515.JPG
ゴルジュの出口の滝も最後のところが噴き出す水流に突っ込む感じで嫌らしいので大きく足を開いてステミングで抜けました。とにかくここは逃げ場がないのでたっぷりシャワーを浴びます。
シャワーの仕上げはこの末広がりの滝になります。右下から斜めに登って左の棚に出るときにたっぷりのシャワーを浴びます。いつもは左からヘツって直接棚に登っていたのでシャワーを浴びずに済みましたが、今回は標準コースで洗礼を受けました。
普通に登れる二条滝はホッとします。
大きな岸壁から飛沫滝が落ちているところが北谷の出会いです。北谷に入ったことはありませんが、某YBさんが面白い所だと言って見えたので行ってみる価値はありそうです。
今回は左股本流を進みます。細いゴルジュに大小の岩がゴロゴロ詰まった滝は
ちょっと曲者です。落口の下までは取あえず登って行けるのですが、そこで足場のない大きなギャップが行くてを阻みます。正攻法では登れないので滝の右側の岩に手を乗せて体を浮かせ足を開いたり体を斜めに倒したりして足の押し付けながら登りました。落口の横に張り出している岩が邪魔をするので最後は四つん這いになって落口に出ます。
IMGP8521.JPG
白岩8m滝がフィナーレとなります。7年前の写真を見たら右側の直瀑が殆どの水を集めていましたが、今回は左側の方が多いくらいです。ここは傾斜も強くしっかりしたホールドも少ないので巻き上がった方がいいかもしれません。
IMGP8522.JPG
左右の滝の間の岩壁を直登しましたが、上から見るとこんな感じですから無理しない方が良さそうです。
源流のガレ谷を詰めていきますが、大きな岩でも浮いていてゴロンとくることがあるので慎重に登っていきます。
詰めのザレ斜面でアサギマダラが沢山集まってフジバカマの蜜を吸っていました。花の少ない時期だから仕方なく吸っているのかと思ったらアサギマダラはこの花が好きなんだそうだ。
谷の源頭は衝立岩の南側のコルなのですが、もう少し南の・1028m附近に出ました
正午丁度に衝立岩に着きました。ランチにしようと思ったのですが、朝スーパーで買ったはずのパンやおにぎりがありません。車の中に置き忘れてしまいました。仕方なく非常食としてザックに入れてあるカロリーメイトで済ませました。
稜線の砂礫に咲いていたノコンギクみたいな花はコモノギクのようです。三重県では絶滅危惧種Ⅱ類だそうです。
鎌ヶ岳は見るだけにして鎌尾根のP1からカズラ谷道で下山しました。
13時53分、宮妻狭Pに戻りました。下段のキャンプ場には10台以上駐車していて過行く夏の終りを楽しんでいるようでした。
中ノ谷はユニークな細いゴルジュを抜けるところがミソですが、水量が多すぎると歯が立たないので、そのあたりを勘案して行った方が良さそうです。今回は程よい水量で楽しめました。
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】適水量の中ノ谷でシャワークライム

投稿記事 by シュークリーム »

skywalkさん,こんにちは。
中の谷に行かれたんですね。手頃な滝がたくさんあって楽しませてくれる谷です。
不動滝から10m滝,一番奥の5m滝など全部フリーで登られたんですね。軽量級のskywalkさんがほいほいと身軽に登られるのが目に見えるようです。
私はいつも単独で行くときもロープで確保しながら登っています。最後の5m滝はもう怖くて登る気になりません。


大きな岸壁から飛沫滝が落ちているところが北谷の出会いです。北谷に入ったことはありませんが、某YBさんが面白い所だと言って見えたので行ってみる価値はありそうです。

北谷は一度行ったことがありますが,30mほどの斜滝がありますので,単独では行かない方が良いかと思います。と言っても,shywalkさんなら身軽に登ってしまうかもしれませんが。

今回は左股本流を進みます。細いゴルジュに大小の岩がゴロゴロ詰まった滝は
ちょっと曲者です。落口の下までは取あえず登って行けるのですが、そこで足場のない大きなギャップが行くてを阻みます。正攻法では登れないので滝の右側の岩に手を乗せて体を浮かせ足を開いたり体を斜めに倒したりして足の押し付けながら登りました。落口の横に張り出している岩が邪魔をするので最後は四つん這いになって落口に出ます。


ここは手がかりがなくて背が低い私はいつも登れません。いつもはカムとスリングを使ってなんとか登っています。
フリーで登ってしまうなんてすごいですね。
skywalkさんならボルダリングをやらせても身軽に登ってしまいそうですね。

いい山旅を・・・
添付ファイル
台高・木屋谷
台高・木屋谷
                         @シュークリーム@
skywalk
記事: 509
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【鈴鹿】適水量の中ノ谷でシャワークライム

投稿記事 by skywalk »

シューさん、こんばんは。
不動滝から10m滝,一番奥の5m滝など全部フリーで登られたんですね。軽量級のskywalkさんがほいほいと身軽に登られるのが目に見えるようです。
私はいつも単独で行くときもロープで確保しながら登っています。最後の5m滝はもう怖くて登る気になりません。

10m滝は確保してから滝を横切るつもりでしたが、左手の岩場からそのまま登れたので登ってしまいました。最後の5m滝も偵察だけのつもりで取りついたら最後まで登ってしまいました。登ってから下を見ると足が震える感じです。
IMGP8523.JPG
怖いですね。
大岩のゴルジュ滝もたろーさんのブログを見て最初に行った時は登れるところがなくてうろたえました。いつも変態登りで突破していたのですが、今回もギャップのことを忘れていてルートを探し回りました。カムは持っていたので適当に突っ込んでみたほうが楽だったかな。
skywalkさんならボルダリングをやらせても身軽に登ってしまいそうですね。
身が軽いことは確かですが、基本梯子登りしかできません。必要に迫られて変態登りもやってみますが、きちんとトレーニングを受けた人にはかないません。
久々の中ノ谷は楽しかったです。
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