【中央アルプス】南駒ケ岳で壁無し避難小屋の一夜

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skywalk
記事: 519
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

【中央アルプス】南駒ケ岳で壁無し避難小屋の一夜

投稿記事 by skywalk »

【 日 付 】2021年7月25日~26日
【 山 域 】 中央アルプス
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れから曇り
【 ルート 】伊奈川ダム手前ゲート8:05>福栃沢登山口>越百山>仙厓嶺>南駒ケ岳>すり鉢窪避難小屋
      避難小屋5:00>赤椰子岳>往路下山

7月25日(日)から中央アルプス南駒が岳に登りました。お天気が直前まで、はっきりしなかったので当日の朝4時半に自宅を出発し伊奈川ダム手前のゲートに着くと8時になってしまいました。急いで荷物をまとめMTBを押して出発しました。半時間歩いてようやくダム奥の旧ゲートに着きましたが、登山口は、まだ先です。
 9時20分、福栃沢の登山口に着きました。ここから斜面をジグザグに登っていきます。この時点で、もう汗だら。夏山はやはり前夜泊して朝一番から登らないときついです。
 45分かかって4合目の下のコルに着きました。ここからは緩やかな尾根を登っていきます。
 中央アルプスの登山道は大概針葉樹林の尾根です。
薄暗い林床に咲いているのはギンリョウソウとカニコウモリのような地味な花だけです。
2千mを越えて明るいナナカマドの林を抜けたところに水場があります。水場では年配のご夫婦が給水していました。私も1L給水して今後に備えます。
林床にはゴゼンタチバナも出てきました。
越百小屋を過ぎると落葉樹林になりました。
林床にはカニコウモリに混じって小さな花も咲いています。
14時8分、越百山(2613m)に着きました。
越百山はハイマツと白ザレのコントラストが美しい山です。
IMGP8408.JPG
ガスの多い日でしたが、南駒が岳と手前の仙涯嶺がかろうじて見えました。
IMGP8409.JPG
6~8枚の花弁を持つツマトリソウは見間違える心配なさそうです。
仙涯嶺が近づき高度が上がるとハクサンシャクナゲが出てきました。
仙涯嶺はロードオブザリングに出てくる魔の山みたいです。柔和で美しい越百山とは対照的です。
15時36分、仙涯嶺に着きました。今日の宿泊地はすり鉢窪なので、南駒ケ岳を越えて行かねばなりません。
岩場のザレ地に花が上向きに咲いていたのでイワギキョウかと思いましたが、花弁の中に産毛が生えていたのでチシマギキョウかもしれません。
仙涯嶺の北端ピーク手前で左の鎖場を下り巻き降りていきます。
バットレスを眺めながら下って行きます。
コルまで下ったら南駒が岳を残すのみです。
南駒が岳の東斜面には素晴らしいお花畑が広がっていました。花の種類と多さは中央アルプスでも随一ではないかと思います。まずはミヤマダイコンソウ。
そして、ここでもコバイケイソウが大開花していました。前週の別山と同様に当たり年のようです。
IMGP8421.JPG
シナノキンバイは北アルプスでも大群落を見かけることは少ないですが、ここでは当たり前のように咲いています。
ハクサンチドリが見られたのも嬉しい。
キバナノコマノツメは小ぶりな花ですが、よく見るとしっかりキスミレです。
シオガマと言えばヨツバシオガマが代表的です。
アオノツガザクラもしっかり自己主張しています。
目だたないので見落とすところでしたが、クロユリまで咲いていました。これで夏山の豪華メンバーが勢揃いです。
17時3分、やっとのことで南駒ヶ岳に着きました。ここまでくれば、もう安心です。
南駒の北斜面を下りコルから更にすり鉢カールを下って行くのみ。カールは花の楽園なのですが、カメラのバッテリが切れてきました。
IMGP8432.JPG
ハクサンイチゲとシナノキンバイのコラボを撮ったらバッテリダウン。残りは携帯のカメラで撮ろうとしたらレンズにゴミが付着していてハンカチでこすっても取れません。無理にこすって傷がついたら元も子もないので諦めました。
カールの底の避難小屋に着いたら驚愕の事実が待っていました。小屋の西側の壁がなくなっていたのです。トイレも吹き飛ばされたように下のヤブに引っかかっていました。西壁の柱が全部折れていたので雪崩の直撃を受けたみたいですが、何十年も使っていてそんな話は聞いたことがないし全く予想していませんでした。
小屋の内側は応急的にビニルシートが貼ってありましたが、強度的な問題もあるので中央の通路部分と屋根裏部分は解放されています。夜中に強風が吹かないことを願って眠るしかありません。
ジタバタしても仕方ないのでビールを飲み夕食を食べて寝る準備をしました。
幸い穏やかな夜で睡眠薬を飲んで何とか眠れました。
(二日目)
朝起きるとガスっていて展望はありませんでした。
カップ麺を作って朝食にし5時に出発しました。コルまで登ってもガスで何も見えません。取あえず予定通り空木岳まで往復するつもりで赤椰子岳に登りましたが、ここでトラブル発生。ガスでルートが分からなくなりコンパスで北へ向かったつもりがコルへ戻ってしまいました。まさに霧に包まれたような気分でしたが、これも神様の思し召しと自分に都合よく解釈して空木岳往復は諦めました。空木岳に登ったところで展望はないだろうし今回の旅のハイライトは南駒ヶ岳のお花畑なので美味しいところは頂いた。往路を引き換えして登山口に戻りました。
MTBに跨れば林道を下る一方です。1時間15分かかって登った林道をたったの20分でゲートに戻れました。
 今回は避難小屋の壁がないという状況にうろたえましたが、無事に降りられてラッキーでした。小屋の修理は未定ということですが、ぜひとも修理して残して頂きたいと思います。
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【中央アルプス】南駒ケ岳で壁無し避難小屋の一夜

投稿記事 by バーチャリ »

skywalk さんこんばんは

【 天 候 】晴れから曇り
【 ルート 】伊奈川ダム手前ゲート8:05>福栃沢登山口>越百山>仙厓嶺>南駒ケ岳>すり鉢窪避難小屋
      避難小屋5:00>赤椰子岳>往路下山


懐かしいコースです。
伊奈川ダム何回か通いましたが
越百山 南駒ケ岳を日帰りで 山の先輩に連れてもらったり

子供と小屋泊まりで縦走したり懐かしいです。


7月25日(日)から中央アルプス南駒が岳に登りました。お天気が直前まで、はっきりしなかったので当日の朝4時半に自宅を出発し伊奈川ダム手前のゲートに着くと8時になってしまいました。急いで荷物をまとめMTBを押して出発しました。半時間歩いてようやくダム奥の旧ゲートに着きましたが、登山口は、まだ先です。
 
前夜発はされないのですね。

9時20分、福栃沢の登山口に着きました。ここから斜面をジグザグに登っていきます。この時点で、もう汗だら。夏山はやはり前夜泊して朝一番から登らないときついです。
 
夏は朝早くの行動が楽ですね。
4日の三ノ峰は5時半に歩きだしました。

45分かかって4合目の下のコルに着きました。ここからは緩やかな尾根を登っていきます。
 中央アルプスの登山道は大概針葉樹林の尾根です。


そうですね。
ブナの印象はないですね。

薄暗い林床に咲いているのはギンリョウソウとカニコウモリのような地味な花だけです。
2千mを越えて明るいナナカマドの林を抜けたところに水場があります。水場では年配のご夫婦が給水していました。私も1L給水して今後に備えます。


ここの水場はたすかりますね。

林床にはゴゼンタチバナも出てきました。

まだ咲いてましたか?
標高が高いからまださいているのですね。

越百小屋を過ぎると落葉樹林になりました。

越百小屋に何回かお世話になりました。



林床にはカニコウモリに混じって小さな花も咲いています。
14時8分、越百山(2613m)に着きました。
越百山はハイマツと白ザレのコントラストが美しい山です。


そうですうですね白くザレてますね。
越百山の響きが素敵ですよね。


6~8枚の花弁を持つツマトリソウは見間違える心配なさそうです。


ツマトリソウ最近見てません。

仙涯嶺が近づき高度が上がるとハクサンシャクナゲが出てきました。
仙涯嶺はロードオブザリングに出てくる魔の山みたいです。柔和で美しい越百山とは対照的です。
15時36分、仙涯嶺に着きました。今日の宿泊地はすり鉢窪なので、南駒ケ岳を越えて行かねばなりません。


仙涯嶺の岩と紅葉がのコントラスト素晴らしかったです。


岩場のザレ地に花が上向きに咲いていたのでイワギキョウかと思いましたが、花弁の中に産毛が生えていたのでチシマギキョウかもしれません。
仙涯嶺の北端ピーク手前で左の鎖場を下り巻き降りていきます。
バットレスを眺めながら下って行きます。


岩場に咲くイワギキョウいいですね。


コルまで下ったら南駒が岳を残すのみです。
南駒が岳の東斜面には素晴らしいお花畑が広がっていました。花の種類と多さは中央アルプスでも随一ではないかと思います。まずはミヤマダイコンソウ。
そして、ここでもコバイケイソウが大開花していました。前週の別山と同様に当たり年のようです。


skywalk さんもコバイケイソウ当たり年と感じられましたか?
私は6月20日に別山に行きましたが
コバイケイソウの楽園でしたね。



シナノキンバイは北アルプスでも大群落を見かけることは少ないですが、ここでは当たり前のように咲いています。
ハクサンチドリが見られたのも嬉しい。
キバナノコマノツメは小ぶりな花ですが、よく見るとしっかりキスミレです。


沢山咲いてますね

キバナノコマノツメ可愛花ですよね。
八つ岳のコースがキバナノコマノツメが導てくれました。
花が見れるようになると疲れを忘れますね。




17時3分、やっとのことで南駒ヶ岳に着きました。ここまでくれば、もう安心です。
南駒の北斜面を下りコルから更にすり鉢カールを下って行くのみ。カールは花の楽園なのですが、カメラのバッテリが切れてきました。


カールは🌸が多いですよね・
最近はスマホで写していますの電池の減りが早くつい最近バッテリを買いました。



カールの底の避難小屋に着いたら驚愕の事実が待っていました。小屋の西側の壁がなくなっていたのです。トイレも吹き飛ばされたように下のヤブに引っかかっていました。西壁の柱が全部折れていたので雪崩の直撃を受けたみたいですが、何十年も使っていてそんな話は聞いたことがないし全く予想していませんでした。
小屋の内側は応急的にビニルシートが貼ってありましたが、強度的な問題もあるので中央の通路部分と屋根裏部分は解放されています。夜中に強風が吹かないことを願って眠るしかありません。
ジタバタしても仕方ないのでビールを飲み夕食を食べて寝る準備をしました。
幸い穏やかな夜で睡眠薬を飲んで何とか眠れました。


睡眠薬を使われいるのですか?
私は密造酒(梅))を飲んでますが




朝起きるとガスっていて展望はありませんでした。
カップ麺を作って朝食にし5時に出発しました。コルまで登ってもガスで何も見えません。取あえず予定通り空木岳まで往復するつもりで赤椰子岳に登りましたが、ここでトラブル発生。ガスでルートが分からなくなりコンパスで北へ向かったつもりがコルへ戻ってしまいました。まさに霧に包まれたような気分でしたが、これも神様の思し召しと自分に都合よく解釈して空木岳往復は諦めました。空木岳に登ったところで展望はないだろうし今回の旅のハイライトは南駒ヶ岳のお花畑なので美味しいところは頂いた。往路を引き換えして登山口に戻りました。


自分に都合よく解釈して  私は特に良くあります。



MTBに跨れば林道を下る一方です。1時間15分かかって登った林道をたったの20分でゲートに戻れました。
 今回は避難小屋の壁がないという状況にうろたえましたが、無事に降りられてラッキーでした。小屋の修理は未定ということですが、ぜひとも修理して残して頂きたいと思います。


お疲れ様でした。
思いでの多い中央アルプス又訪ねて見たくなりましたが
コースが長いから無理でしょう。

バーチャリ


  
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【中央アルプス】南駒ケ岳で壁無し避難小屋の一夜

投稿記事 by 山日和 »

skywalkさん、こんばんは。

 9時20分、福栃沢の登山口に着きました。ここから斜面をジグザグに登っていきます。この時点で、もう汗だら。夏山はやはり前夜泊して朝一番から登らないときついです。

この道は日も当たらないけど、さすがにこの時間になると暑くなってきますね。夏は早立ちが何よりですね。

 中央アルプスの登山道は大概針葉樹林の尾根です。
薄暗い林床に咲いているのはギンリョウソウとカニコウモリのような地味な花だけです。


ちょっと退屈してしまいそうな登山道ですが、人も少ないし気楽に歩けますね。

14時8分、越百山(2613m)に着きました。
越百山はハイマツと白ザレのコントラストが美しい山です。


地味だけどいい山です。

仙涯嶺はロードオブザリングに出てくる魔の山みたいです。柔和で美しい越百山とは対照的です。

ここは見た目は恐そうだけど、なんてことなく通過してしまいます。雰囲気はいいですけどね。

南駒が岳の東斜面には素晴らしいお花畑が広がっていました。花の種類と多さは中央アルプスでも随一ではないかと思います。まずはミヤマダイコンソウ。
そして、ここでもコバイケイソウが大開花していました。前週の別山と同様に当たり年のようです。


この縦走路は9月しか歩いたことがないので、花とはほとんど無縁でした。そんなに素晴らしいお花畑があるんですね。

カールの底の避難小屋に着いたら驚愕の事実が待っていました。小屋の西側の壁がなくなっていたのです。トイレも吹き飛ばされたように下のヤブに引っかかっていました。西壁の柱が全部折れていたので雪崩の直撃を受けたみたいですが、何十年も使っていてそんな話は聞いたことがないし全く予想していませんでした。

言葉を失って呆然と立ち尽くす姿が目に浮かびます。 :o

小屋の内側は応急的にビニルシートが貼ってありましたが、強度的な問題もあるので中央の通路部分と屋根裏部分は解放されています。夜中に強風が吹かないことを願って眠るしかありません。
ジタバタしても仕方ないのでビールを飲み夕食を食べて寝る準備をしました。
幸い穏やかな夜で睡眠薬を飲んで何とか眠れました。


天気が悪くならなくて良かったですね。雨が降って風でも吹いたら最悪です。水は担ぎ上げたんですか?

取あえず予定通り空木岳まで往復するつもりで赤椰子岳に登りましたが、ここでトラブル発生。ガスでルートが分からなくなりコンパスで北へ向かったつもりがコルへ戻ってしまいました。まさに霧に包まれたような気分でしたが、これも神様の思し召しと自分に都合よく解釈して空木岳往復は諦めました。

おやおや、リングワンデリングですか。何も見えなかったら山頂でもどこでも同じだし、いいんじゃないですか。 :lol:

空木岳に登ったところで展望はないだろうし今回の旅のハイライトは南駒ヶ岳のお花畑なので美味しいところは頂いた。往路を引き換えして登山口に戻りました。

北沢へ下りずに往復したんですね。林道歩きの回避?

 今回は避難小屋の壁がないという状況にうろたえましたが、無事に降りられてラッキーでした。小屋の修理は未定ということですが、ぜひとも修理して残して頂きたいと思います。

ここは一度泊まってみたいと思いながら行けてない小屋です。ぜひ修復してほしいものですね。

                       山日和
skywalk
記事: 519
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【中央アルプス】南駒ケ岳で壁無し避難小屋の一夜

投稿記事 by skywalk »

バーチャリさん、こんにちは。
前夜発はされないのですね。
天気予報が微妙で直前まで迷ってました。で翌朝家を出ました。

そうですね。
ブナの印象はないですね。

悪くはないですけどちょっと長いかな。

ここの水場はたすかりますね。
夏山は給水が大事ですから2千m以上で給水できるのはありがたいです。

まだ咲いてましたか?
標高が高いからまださいているのですね。

ゴゼンタチバナは割合広い範囲に咲いています。

越百小屋に何回かお世話になりました。
よく営業できているなと思いますが、近くに小屋はなく貴重なところです。

そうですうですね白くザレてますね。
越百山の響きが素敵ですよね。

越百山は英語のコスモス(宇宙)に似てい居てスカイウォーカーの故郷を思い出します。

仙涯嶺の岩と紅葉がのコントラスト素晴らしかったです。
紅葉もいいですね。

岩場に咲くイワギキョウいいですね。
イワギキョウやコマクサは水分も栄養も乏しいザレ地で頑張っていて感心します。

skywalk さんもコバイケイソウ当たり年と感じられましたか?
私は6月20日に別山に行きましたが
コバイケイソウの楽園でしたね。

確かに当たり年だとおもいました。しかし、毒草だし他の植物を圧迫しないかと心配にもなります。

キバナノコマノツメ可愛花ですよね。
八つ岳のコースがキバナノコマノツメが導てくれました。
花が見れるようになると疲れを忘れますね。

小さな花で見落としがちですが、よく見ると可愛いです。

カールは🌸が多いですよね・
最近はスマホで写していますの電池の減りが早くつい最近バッテリを買いました。

カールにはハクサンフウロやクルマユリも咲いていましたが、バッテリ切れになりました。帰ってから早速充電し、携帯のカメラもアルコールでレンズを拭いてやりました。

睡眠薬を使われいるのですか?
私は密造酒(梅))を飲んでますが

不眠症でホテルに泊まるときも使っています。密造酒ですめばいいのですが。
自分に都合よく解釈して  私は特に良くあります。
自分をごまかすにも理由がないとね。

思いでの多い中央アルプス又訪ねて見たくなりましたが
コースが長いから無理でしょう。

私も避難小屋がないといけなくなるのでぜひ残してほしいです。
ご拝読ありがとうございました
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【中央アルプス】南駒ケ岳で壁無し避難小屋の一夜

投稿記事 by Kasaya »

skywalkさん こんばんは
タイトルが気になって読んでみたら、擂鉢窪の避難小屋がほとんど崩壊しかけているということでびっくりです。
私がこの小屋を使ったのは2009年のことなのでもう12年も前のことになります。大きな避難小屋で当日は
大雨になったのですが、しっかりと守ってくれました。トイレももちろんありました。それが雪崩で崩れてしまった
みたいですね。壁がないなんて想像しがたい!
 擂鉢の中にあるこの小屋は独特の景観があって印象深い小屋でした。ここに水場があったら最高だなあと思った
ものです。今は自宅から遠くなって、なかなか行けませんががもう一度訪れたいものです。ちなみに他の宿泊者は
いなかったのですか。
 また仙涯嶺も越百から歩いたのですが、ガスの中で印象がありません。なんかすごいところを歩いている気がすると
いうだけでした。山は天気によって雰囲気がガラッと違いますからね。
今回は空木に行けなくて残念でした。山は逃げないのでまたチャレンジできますね。
お疲れ様でした。
kasaya
skywalk
記事: 519
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【中央アルプス】南駒ケ岳で壁無し避難小屋の一夜

投稿記事 by skywalk »

山日和さん、こんにちは。
この道は日も当たらないけど、さすがにこの時間になると暑くなってきますね。夏は早立ちが何よりですね。
直前まで行くかか行かないか迷っていて前夜泊できませんでした。暑いのは分かってましたから無理せずゆるゆる進みました。

ちょっと退屈してしまいそうな登山道ですが、人も少ないし気楽に歩けますね。
単調な針葉樹林で花も殆ど見られないから黙々と歩くだけです。北沢側のルートも似たような感じです。

地味だけどいい山です。
それまでの単調な山歩きが一気に展望が開けて気分もパーッと晴れます。

ここは見た目は恐そうだけど、なんてことなく通過してしまいます。雰囲気はいいですけどね。
鎖場から左に降りてうまくトラバースして抜けられるようになっていますが、ここで迷ったらまずいだろうな。

この縦走路は9月しか歩いたことがないので、花とはほとんど無縁でした。そんなに素晴らしいお花畑があるんですね。
私の知る限り中央アルプスでは随一だと思います。もっとも千畳敷カールなど歩いたことはないのですが。

言葉を失って呆然と立ち尽くす姿が目に浮かびます。 :o
「何じゃ、これは!」というしかなかったです。

天気が悪くならなくて良かったですね。雨が降って風でも吹いたら最悪です。水は担ぎ上げたんですか?
本当に天候に助けられました。水は持って行った分と、途中で給水した分に小屋の雨水タンクも朝夕の調理に使いました。昔は百閒ナギの上で給水できましたが、今は殆ど取れません。

おやおや、リングワンデリングですか。何も見えなかったら山頂でもどこでも同じだし、いいんじゃないですか。 :lol:

はい、もうリングワンデリングルリンポンです。高度計に付いている電子コンパスで確認したのですが、赤椰子岳に磁鉄鉱でも埋まっているのかな。
北沢から下山すると登山口のうさぎ平からゲートまで2時間以上かかりますからね。MTBでゲートに戻った時、若い女の子二人がウサギ平から歩いてきたそうで私のMTBを羨望と尊敬をもって眺めてました。

ここは一度泊まってみたいと思いながら行けてない小屋です。ぜひ修復してほしいものですね。
公式にはテント場もないので営業小屋を使わざるをえなくなります。小屋の西側の柱ごと無くなったといっても両端の柱だけは奇跡的に残っていて屋根が崩れずに残ったので技術的には十分修理可能と思います。お願い、直してぇ~
skywalk
記事: 519
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【中央アルプス】南駒ケ岳で壁無し避難小屋の一夜

投稿記事 by skywalk »

kasayaさん、こんにちは。
私はここを常宿にしていて毎年のように利用しています。越百山の登山口は日本アルプスのなかでも自宅から最も近いところなので貴重なんです。
この避難小屋は造りもしっかりしていて越百小屋より立派なくらいです。それが壊れるなんて想像もしていませんでした。
すり鉢カールのお花畑は素晴らしくてそれが見れなくなったら大変です。昔は百閒ナギに落ち行く手前で給水できたのですが、最近はほとんどとれません。雨水タンクが設けられているので煮炊きに使う分はそれを使えます。
仙厓嶺の山頂標識は南ピークのすぐ北側にありますが、南ピークに這いあがってみると景色もいいです。
避難小屋が使えないと空木岳も遠くなってなかなか行けなくなります。小屋の修理を願うのみです。
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