【鈴鹿】釈迦ヶ岳流れ谷でシャワー&アスレチック
Posted: 2021年7月05日(月) 13:14
【 日 付 】2021年6月30日(水)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】曇りから小雨
【 ルート 】水無口>流れ谷>中尾根道>大蔭ガレ>松尾尾根>水無口
6月下旬に出撃の機会を伺っていたら不安定な天気の日が多いし自分の体調とも合わず躊躇するうちに7月から梅雨も本格化して晴れの予報が無くなってきた。これはまずいと6月30日(水)に望みをかけて出かけてみた。
今回の行き先は釈迦ヶ岳の流れ谷だ。
朝8時半、水無口のトイレに駐車して出発。流れ谷左岸の作業道路を進み終点の堰堤二つを巻いて入渓したら、もう一つ堰堤があった。
三つ目の堰堤も左岸から巻いて谷を進むとゴーロばかり続くが、心配はいらない。
奇麗な斜滝が出迎えてくれてほっとする。
落口がハングした小滝が第一関門。昨年は右岸の棚に取りつけず某W氏の先例に習って落口の手前で脚を大きく開いてステミングで何とか登れたので今回も同様に挑戦。ところが、今回は両手が届いても脚が届かない。脚が縮んだ?そんなことはないだろう。身体が固くなっただけのことだ。
やむなく右岸の棚に再挑戦。前回はなかなか取りつけなかったものが今回は案外簡単に取りつけた。 次の8m滝は出る幕がないので左から高巻く。岩場に溜まった落ち葉を踏んで登ったので上に出たらヒルが一匹付いてきた。 正面に10m滝がチョロチョロ落ちているところがco530mの二股なので右股に入る。
二連になったゴルジュ滝は左の岩場から巻き上がれそうだが、沢ハイカーにも多少の意地があるので、ここは老人優待パスなど使わず正面突破していこう。一段目はシャワークライミングになるが、緩いので問題なし。二段目は落口がハング気味で噴き出す水流をまともに受ける。幸い手掛かりはしっかりしていて不安なく登れた。
次の10m滝は左のヤブ斜面をモンキークライムで高巻く。 4mの直瀑は小巻に越えるしかない。
5m滝は立ち上がっているように見えたが、取りついてみると易しかった。
CS4mは滝身の右岩壁を登ったが、足場の繫がりがうまくいかずちょっと手こずった。真ん中の流れを登ったほうが上りやすそうだが、もうシャワーは浴びたくない。
倒木が引っかかる多段滝を登り
細い小滝を正面から越える。
今日のお花はコナスビだけ。
倒木に覆われているのが終盤7m滝かな。
小滝の上にひし形の岩が見えるところがco780mの二股らしい。雨がポツポツ当たってきた。山頂に出るまでは天気はもつと思っていたが、山の天気は不安定だ。ここで遡行は終了し左股を少し進んだところから左の中尾根に登った。約100m登ったところで中尾根コースに出た。
中尾根を進むと庵座谷コースの分岐標識に出た。
そのまま中尾根を進むと松尾尾根に合流した。ガスって視界はないが、大蔭ガレまで行ってみよう。
大蔭ガレの絶景は、やはりガスに霞んでいた。山頂まで行っても仕方ないのでここでランチにした。霧は時に雨粒となり、時に枝葉を伝ってポタポタと落ちてくる。どちらにしても着ているものは乾くことなく濡れたままだ。松尾尾根からトットと下山して車に戻ろう。
13時40分、水無口のトイレに帰着。雨は上がっていたが、着替えをしていたら大粒の雨が降り出した。もう一つ嫌なお土産ももらった。スパッツを外すとくるぶしの上に吸血の跡があった。犯人はすでに逃走し赤い血だけが滴っていた。もう一方の靴を脱ぐと靴下の上にもう一匹の未遂犯を見つけた。こちらも共犯ということで極刑を言い渡した。
駐車場の横には傷を癒すかのようにホタルブクロが咲いていた。
流れ谷は沢ナビでの評価が低いので長く放置していたのだが、行ってみると面白くて最近の定番沢にしている。そういえば「沢ナビ」のサイトが今年閉鎖されたそうでこちらの方が驚いた。素人同然の私が一人で色んな知らない沢に入っていけたのは沢ナビのお陰だったので何とも残念だ。
シャワー&アスレチックの沢を存分に楽しんだツケは翌日上半身とお尻の筋肉痛となって回ってきたが、一日遊ばせてもらった対価として十分リーズナブルで納得できるものだ。むしろ上体の筋肉や大殿筋をシェープアップしてカッコよくなれるかもしれない。そうなればトレーニングジムに通う費用と時間を節約できるからお釣りがくるくらいだ。
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】曇りから小雨
【 ルート 】水無口>流れ谷>中尾根道>大蔭ガレ>松尾尾根>水無口
6月下旬に出撃の機会を伺っていたら不安定な天気の日が多いし自分の体調とも合わず躊躇するうちに7月から梅雨も本格化して晴れの予報が無くなってきた。これはまずいと6月30日(水)に望みをかけて出かけてみた。
今回の行き先は釈迦ヶ岳の流れ谷だ。
朝8時半、水無口のトイレに駐車して出発。流れ谷左岸の作業道路を進み終点の堰堤二つを巻いて入渓したら、もう一つ堰堤があった。
三つ目の堰堤も左岸から巻いて谷を進むとゴーロばかり続くが、心配はいらない。
奇麗な斜滝が出迎えてくれてほっとする。
落口がハングした小滝が第一関門。昨年は右岸の棚に取りつけず某W氏の先例に習って落口の手前で脚を大きく開いてステミングで何とか登れたので今回も同様に挑戦。ところが、今回は両手が届いても脚が届かない。脚が縮んだ?そんなことはないだろう。身体が固くなっただけのことだ。
やむなく右岸の棚に再挑戦。前回はなかなか取りつけなかったものが今回は案外簡単に取りつけた。 次の8m滝は出る幕がないので左から高巻く。岩場に溜まった落ち葉を踏んで登ったので上に出たらヒルが一匹付いてきた。 正面に10m滝がチョロチョロ落ちているところがco530mの二股なので右股に入る。
二連になったゴルジュ滝は左の岩場から巻き上がれそうだが、沢ハイカーにも多少の意地があるので、ここは老人優待パスなど使わず正面突破していこう。一段目はシャワークライミングになるが、緩いので問題なし。二段目は落口がハング気味で噴き出す水流をまともに受ける。幸い手掛かりはしっかりしていて不安なく登れた。
次の10m滝は左のヤブ斜面をモンキークライムで高巻く。 4mの直瀑は小巻に越えるしかない。
5m滝は立ち上がっているように見えたが、取りついてみると易しかった。
CS4mは滝身の右岩壁を登ったが、足場の繫がりがうまくいかずちょっと手こずった。真ん中の流れを登ったほうが上りやすそうだが、もうシャワーは浴びたくない。
倒木が引っかかる多段滝を登り
細い小滝を正面から越える。
今日のお花はコナスビだけ。
倒木に覆われているのが終盤7m滝かな。
小滝の上にひし形の岩が見えるところがco780mの二股らしい。雨がポツポツ当たってきた。山頂に出るまでは天気はもつと思っていたが、山の天気は不安定だ。ここで遡行は終了し左股を少し進んだところから左の中尾根に登った。約100m登ったところで中尾根コースに出た。
中尾根を進むと庵座谷コースの分岐標識に出た。
そのまま中尾根を進むと松尾尾根に合流した。ガスって視界はないが、大蔭ガレまで行ってみよう。
大蔭ガレの絶景は、やはりガスに霞んでいた。山頂まで行っても仕方ないのでここでランチにした。霧は時に雨粒となり、時に枝葉を伝ってポタポタと落ちてくる。どちらにしても着ているものは乾くことなく濡れたままだ。松尾尾根からトットと下山して車に戻ろう。
13時40分、水無口のトイレに帰着。雨は上がっていたが、着替えをしていたら大粒の雨が降り出した。もう一つ嫌なお土産ももらった。スパッツを外すとくるぶしの上に吸血の跡があった。犯人はすでに逃走し赤い血だけが滴っていた。もう一方の靴を脱ぐと靴下の上にもう一匹の未遂犯を見つけた。こちらも共犯ということで極刑を言い渡した。
駐車場の横には傷を癒すかのようにホタルブクロが咲いていた。
流れ谷は沢ナビでの評価が低いので長く放置していたのだが、行ってみると面白くて最近の定番沢にしている。そういえば「沢ナビ」のサイトが今年閉鎖されたそうでこちらの方が驚いた。素人同然の私が一人で色んな知らない沢に入っていけたのは沢ナビのお陰だったので何とも残念だ。
シャワー&アスレチックの沢を存分に楽しんだツケは翌日上半身とお尻の筋肉痛となって回ってきたが、一日遊ばせてもらった対価として十分リーズナブルで納得できるものだ。むしろ上体の筋肉や大殿筋をシェープアップしてカッコよくなれるかもしれない。そうなればトレーニングジムに通う費用と時間を節約できるからお釣りがくるくらいだ。