【鈴鹿】「ベニバナ」探索~2週続けて探し物行脚
Posted: 2021年6月03日(木) 18:01
【日付】2021年5月24日(月)、6月2日(水)
【山域】鈴鹿
【天候】24日/曇りのち小雨、2日/曇り
【メンバー】単独
梅雨にも「コロナ」のように、「第X波」といった波があるんだろうか? 6月に入ったというのに、週末の雨のあとは晴れマークが続いている。
気が付いたら5月はほとんど山遊び無しに終わりそうだったので、24日、思い切って出かけてみた。
じつは4月末、霊仙山近くの山域へ白玉ちゃんを愛でに行ったのだが、そこで出会った方(Sさん)と「ベニ玉」ちゃんの話になり、10数年前の記憶が甦った。たしか、×××辺り(所在地の詳細は控えます)で…?
Sさんによると、滋賀県内ではベニバナの植生は希少で、「確認できたら知らせてほしい」とのことだった。その約束もあったので、記憶を辿って植生地を訪ねてみたのだが、1週間後に再訪することになるとは想定外だった。
記憶はほぼ当たりで、それらしい個体や群生を見つけたのだが、すべて蕾(?)で、紅白どころか、種類も、どんな色や形の花が咲くのかも判別不明。蕾らしき先端の膨らみを写真に撮り、帰宅後、メールでSさんに送った。
ちなみにSさんは植物の研究者で、希少種、絶滅危惧種などの保護活動もされておられる。
Sさんからのお返事で、「ベニバナの可能性が高い」とのことだった。白玉との違いについて、オシベの下部が白いまま、メシベの先端が鉤状に曲がる、開花時期は白玉より遅い…などいくつか判別ポイントも教えていただいた。
その後、6月に入り、ちょっと壊していた体調も回復した。そうなると、そろそろ開花してるかも?と気になってくる。続いている好天も木曜日から悪化しそう…。
と2日、再訪して見ることにした。
ポイントを蕾が多かった2カ所に絞り、最短距離ルートを選んだ。A地点は標高820mほど。駐車地から1時間ほどで到着した。蕾は大半が開花していたが、すべて白い花! 覚悟はしていたものの、せめて一輪だけでも…の願いは叶わなかった。
しかし、Sさんから教わった判別基準に照らしてみると、確かにオシベ、メシベの特徴はベニバナのものだ。離れてはいるものの同じ山域で4月末に見た白玉とは明らかな違いが確認できた。
「これは花弁は白いけれど、れっきとしたベニバナなんや!」
そう思い直すと、わざわざ再訪したことが報われた気になった。 そうなると、谷を挟んだB地点の蕾が気になってくる。10数年前の記憶もその地点だった。往路を駐車地まで引き返し、B地点へ。1時間半くらいで標高900mを超える台地へ付いた。
ここの蕾はまだ固く、花を開いているのは1割にも満たないくらい。その花もやはり白色だ。しかし、花の中を覗いてみると、すべて特徴はベニバナのものだった。
以前の記憶では、紅色の花もあったように記憶している。これから開く花の中にピンクの花弁が隠れているのだろうか? 紅色のベニバナヤマシャクヤクに出会えることはできるのか? 私が知らないだけで、知る人ぞ知る世界なのかもしれないのだが、また宿題が残ってしまった。
ところで、この日(2日)、B地点近くで尾根を行く長蛇の集団に出会った。最後尾のリーダーらしい男性に聞くと18人だそうだ。「うちの会では30~40人の時もある」と、ドヤ顔で。「お世話が大変でしょうね。時節がらもありますしね…、お気を付けて」と声を掛け、見送った。ふと、ヤブオフの中止が頭をよぎり、重ねて考えてしまう。
~びわ爺
【山域】鈴鹿
【天候】24日/曇りのち小雨、2日/曇り
【メンバー】単独
梅雨にも「コロナ」のように、「第X波」といった波があるんだろうか? 6月に入ったというのに、週末の雨のあとは晴れマークが続いている。
気が付いたら5月はほとんど山遊び無しに終わりそうだったので、24日、思い切って出かけてみた。
じつは4月末、霊仙山近くの山域へ白玉ちゃんを愛でに行ったのだが、そこで出会った方(Sさん)と「ベニ玉」ちゃんの話になり、10数年前の記憶が甦った。たしか、×××辺り(所在地の詳細は控えます)で…?
Sさんによると、滋賀県内ではベニバナの植生は希少で、「確認できたら知らせてほしい」とのことだった。その約束もあったので、記憶を辿って植生地を訪ねてみたのだが、1週間後に再訪することになるとは想定外だった。
記憶はほぼ当たりで、それらしい個体や群生を見つけたのだが、すべて蕾(?)で、紅白どころか、種類も、どんな色や形の花が咲くのかも判別不明。蕾らしき先端の膨らみを写真に撮り、帰宅後、メールでSさんに送った。
ちなみにSさんは植物の研究者で、希少種、絶滅危惧種などの保護活動もされておられる。
Sさんからのお返事で、「ベニバナの可能性が高い」とのことだった。白玉との違いについて、オシベの下部が白いまま、メシベの先端が鉤状に曲がる、開花時期は白玉より遅い…などいくつか判別ポイントも教えていただいた。
その後、6月に入り、ちょっと壊していた体調も回復した。そうなると、そろそろ開花してるかも?と気になってくる。続いている好天も木曜日から悪化しそう…。
と2日、再訪して見ることにした。
ポイントを蕾が多かった2カ所に絞り、最短距離ルートを選んだ。A地点は標高820mほど。駐車地から1時間ほどで到着した。蕾は大半が開花していたが、すべて白い花! 覚悟はしていたものの、せめて一輪だけでも…の願いは叶わなかった。
しかし、Sさんから教わった判別基準に照らしてみると、確かにオシベ、メシベの特徴はベニバナのものだ。離れてはいるものの同じ山域で4月末に見た白玉とは明らかな違いが確認できた。
「これは花弁は白いけれど、れっきとしたベニバナなんや!」
そう思い直すと、わざわざ再訪したことが報われた気になった。 そうなると、谷を挟んだB地点の蕾が気になってくる。10数年前の記憶もその地点だった。往路を駐車地まで引き返し、B地点へ。1時間半くらいで標高900mを超える台地へ付いた。
ここの蕾はまだ固く、花を開いているのは1割にも満たないくらい。その花もやはり白色だ。しかし、花の中を覗いてみると、すべて特徴はベニバナのものだった。
以前の記憶では、紅色の花もあったように記憶している。これから開く花の中にピンクの花弁が隠れているのだろうか? 紅色のベニバナヤマシャクヤクに出会えることはできるのか? 私が知らないだけで、知る人ぞ知る世界なのかもしれないのだが、また宿題が残ってしまった。
ところで、この日(2日)、B地点近くで尾根を行く長蛇の集団に出会った。最後尾のリーダーらしい男性に聞くと18人だそうだ。「うちの会では30~40人の時もある」と、ドヤ顔で。「お世話が大変でしょうね。時節がらもありますしね…、お気を付けて」と声を掛け、見送った。ふと、ヤブオフの中止が頭をよぎり、重ねて考えてしまう。
~びわ爺