【大分豊後】意外にスリルが楽しめた由布岳

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副館長
記事: 240
登録日時: 2013年2月11日(月) 16:26

【大分豊後】意外にスリルが楽しめた由布岳

投稿記事 by 副館長 »

【日付】2021年5月31日
【山域】豊後
【メンバー】HY氏、副館長
【天候】快晴
【ルート】7:05正面登山口→7:20分岐→9:05お鉢→9:25西峰→10:40東峰→12:15日向岳分岐→13:00正面登山口


九重連山を2日間堪能した翌日は、由布岳へ。学生の頃、この麓の塚原牧場で牛の世話を手伝ったことがある思い出の地だ。
正面登山口から登山開始。すると、若々しい女性が足早に抜かしていった。頂上付近で降りてくる彼女とまた会ったが、今回880回目の由布岳登山という強者であった。山中であった人は地元の常連さんがほとんど。地元に愛されている山だ。
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この女性が由布岳登山880回目だそうです。
この女性が由布岳登山880回目だそうです。
麓の草原から急に樹林帯に入る。陰になって、涼しい。今日も梅雨とは思えない快晴である。正面登山道は極めて登りやすく、頂上のお鉢(噴火口)が近づいてくると、ミヤマキリシマが咲いていた。
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お鉢の鞍部に上がり、時計回りに1周する。まずは西峰への登頂だが、これまでと様相が一変し、鎖場が連続する急登である。由布岳を遠くから見ると、とんがった双耳峰だが、まさにそれをよじ登る感じ。頂上からは、360度の絶景。思い出の塚原牧場を見下ろすと、なくなって整地されている。中国資本の大規模太陽光発電所ができるので反対運動をしていると地元の登山者が教えてくれた。
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そこからお鉢周りを続ける。途中、何度も岩場を通り、よじ登ったり張り付いたりして通過。なかなかのスリルだ。大キレットの縦走のようで、しかも、岩に登るのか、左右のどちらかを巻くのかルートも間違いやすい。遠くから地元のおばちゃんが大声で「そっちじゃないよ、右側に行くの!」と教えてくれた。
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東峰まで行き、下山は東側から正面登山口に戻った。このルートも、下りのしばらくはクサリ場の連続で、カニの縦這いを下りるかの如くである。地元の慣れたおばちゃんも、「私はあのルートは登りにしか使わない」と言っており、大丈夫かなと心配したが、足場も鎖もあるので、不安はなかった。
日向岳への分岐からは、林の中を進むが、踏み跡は薄くどこでも歩けるような雰囲気なので、マーキングを見落とさないように進んだ。
下山したのは昼過ぎ。軽い登山のつもりで弁当も持たずに行ったが、変化が激しく、面白さと結構な登りごたえのある山だった。
最後に編集したユーザー 副館長 [ 2021年6月19日(土) 17:43 ], 累計 1 回
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【大分豊後】意外にスリルが楽しめた由布岳

投稿記事 by 山日和 »

副館長さん、こんばんは。
しかし、すごい連投ですねえ。なにか下心でもあるんですか? :mrgreen:

九重連山を2日間堪能した翌日は、由布岳へ。学生の頃、この麓の塚原牧場で牛の世話を手伝ったことがある思い出の地だ。

九州の山はほとんど縁がないですわ。
高校の修学旅行で高千穂峰に登ったのと、出張と称して久住山に登っただけ。 :lol:

正面登山口から登山開始。すると、若々しい女性が足早に抜かしていった。頂上付近で降りてくる彼女とまた会ったが、今回880回目の由布岳登山という強者であった。

凄い人がいるんですね。「若々しい」と「若い」はニュアンスが違いますが・・・ :mrgreen:

お鉢の鞍部に上がり、時計回りに1周する。まずは西峰への登頂だが、これまでと様相が一変し、鎖場が連続する急登である。由布岳を遠くから見ると、とんがった双耳峰だが、まさにそれをよじ登る感じ。

まったく知識がないんですが、なかなか面白そうですね。 :D

そこからお鉢周りを続ける。途中、何度も岩場を通り、よじ登ったり張り付いたりして通過。なかなかのスリルだ。大キレットの縦走のようで、しかも、岩に登るのか、左右のどちらかを巻くのかルートも間違いやすい。遠くから地元のおばちゃんが大声で「そっちじゃないよ、右側に行くの!」と
東峰まで行き、下山は東側から正面登山口に戻った。このルートも、下りのしばらくはクサリ場の連続で、カニの縦這いを下りるかの如くである。地元の慣れたおばちゃんも、「私はあのルートは登りにしか使わない」と言っており、大丈夫かなと心配したが、足場も鎖もあるので、不安はなかった。


まったりした山かと思ったら、結構ハードなルートなんですね。家から2時間ぐらいで行けるなら行ってみたいです。 :mrgreen:

                         山日和
副館長
記事: 240
登録日時: 2013年2月11日(月) 16:26

Re: 【大分豊後】意外にスリルが楽しめた由布岳

投稿記事 by 副館長 »

山日和さん、こんにちは。気づくのが遅れて、返信が遅くなってすいません。
しかし、すごい連投ですねえ。なにか下心でもあるんですか? :mrgreen:
20回は書き込みしておかないといけませんので :D
これで何回になったのでしょう?
九州の山はほとんど縁がないですわ。
高校の修学旅行で高千穂峰に登ったのと、出張と称して久住山に登っただけ。 :lol:
私は学生時代、春休みに屋久島と開聞岳、韓国岳には登りました。
しかし、九州となると行くには決断がいりますよね。行ってみると案外すぐなのですが。
今回は同行者が航空券(格安)、宿、レンタカーなどすべて準備・予約してくれたので、お気楽でした。

凄い人がいるんですね。「若々しい」と「若い」はニュアンスが違いますが・・・ :mrgreen:
実際、40代ぐらいと思いますが、毎週欠かさず登っても17年かかるので、もっといってるのかな。
まったく知識がないんですが、なかなか面白そうですね。 :D
お鉢に出るまではトレラン向きの山と思ったんですが、お鉢は大キレットの縦走を思い出させました。
変化が大きいのが魅力です。

まったりした山かと思ったら、結構ハードなルートなんですね。家から2時間ぐらいで行けるなら行ってみたいです。 :mrgreen:
行ってみてください。費用さえ気にしなければ、すぐに行けます。お金持ちの山日和さんなら大丈夫。

     副館長
yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【大分豊後】意外にスリルが楽しめた由布岳

投稿記事 by yamaneko0922 »

副館長 
遅レスで大変失礼いたします。

由布岳は二年前の初夏、すぐ隣の鶴見岳から縦走したことがあり、当時の写真と共にレスをさせて頂こうと思いつつ、ここしばらく、忙しい日々が続いており・・・仕事の合間に無理矢理に山行を入れるからなのですが・・・本日は私も九州からの新幹線の車内でレスを作成しております。

まず由布岳の山麓には漆黒の牛が多く放牧されており、すぐ間近で牛を見た覚えがあります。副館長が学生の頃に世話をされたという塚原牧場の放牧地ではないでしょうか?

由布院の街中を流れる大分川沿いには今頃、蛍が飛び交っていることでしょうね。私も由布院の街は気に入っており、九州での出張にかこつけてはついつい足を運びたくなるところです。

由布岳に登る前日も由布院に宿をとり、まずは由布岳のすぐ左手に見えている飯盛ヶ城に登ったのでした。山一面を牧草が覆っているために独特の景観になっていますが、まるで緑の天鵞絨(ビロード)を敷き詰めたかのような山肌が美しいですね。

由布岳の登山路やこの飯盛ヶ城に疎らに生えている樹々が全て柏の樹であったのを思い出します。柏餅を包んでいる葉が実際に樹から生えているのはなかなか目にしないのですが、柏の樹が独特の景観を作っているように思います。

私は鶴見岳から縦走して来たので日向越から東峰に登り、マタエを経て西峰に登りました。日向越からの登りは急登や多少の鎖場はありましたが、それほど難しいルートではなかったように思います。スリルがあるのは西峰の登りですよね。

その前に九重のミヤマキリシマを見に行った時も由布院の同じ温泉宿に投宿したのですが、下からでもミヤマキリシマツツジが山肌をピンク色に染めているのがわかるほどで、この時に登る機会がなかったのが何とも悔やまれるところでした。副館長は絶好のタイミングで九重と由布岳を楽しまれたようで、良かったですね。私も再びホタルの飛び交う由布院の街を訪ねてみたくなりました。もちろん、九重か由布岳に登るのが前提ですが。
山猫 🐾
副館長
記事: 240
登録日時: 2013年2月11日(月) 16:26

Re: 【大分豊後】意外にスリルが楽しめた由布岳

投稿記事 by 副館長 »

yamanekoさん、こんばんは。仕事が忙しくて、やぶこぎネットを見られなく、コメントいただいたのに気づきませんでした。
由布岳は二年前の初夏、すぐ隣の鶴見岳から縦走したことがあり、当時の写真と共にレスをさせて頂こうと思いつつ、ここしばらく、忙しい日々が続いており・・・仕事の合間に無理矢理に山行を入れるからなのですが・・・本日は私も九州からの新幹線の車内でレスを作成しております。
お忙しいところ、ありがとうございます。実は私も21日に職場内で立場が変わり、その対応とこれまでの仕事の整理であたふたしています。もうすぐ落ち着くと思いますが。
まず由布岳の山麓には漆黒の牛が多く放牧されており、すぐ間近で牛を見た覚えがあります。副館長が学生の頃に世話をされたという塚原牧場の放牧地ではないでしょうか?
九州でも有数の大きな牧場だということでした。ワンゲルの春合宿で、農協に紹介してもらって宿食事つき・無給で働きました。その塚原牧場がなくなって更地になっており、中国資本の巨大太陽光発電所ができる計画だそうです。
由布院の街中を流れる大分川沿いには今頃、蛍が飛び交っていることでしょうね。私も由布院の街は気に入っており、九州での出張にかこつけてはついつい足を運びたくなるところです。
そうですねえ。私が行った時にはまだ早いのか、蛍の話はききませんでした。今、私の家の近所の森では蛍が飛んでいます。ヒメボタルですが。
由布岳に登る前日も由布院に宿をとり、まずは由布岳のすぐ左手に見えている飯盛ヶ城に登ったのでした。山一面を牧草が覆っているために独特の景観になっていますが、まるで緑の天鵞絨(ビロード)を敷き詰めたかのような山肌が美しいですね。
由布岳の登山路やこの飯盛ヶ城に疎らに生えている樹々が全て柏の樹であったのを思い出します。柏餅を包んでいる葉が実際に樹から生えているのはなかなか目にしないのですが、柏の樹が独特の景観を作っているように思います。
まるで芝生のようにきれいで、何でかなと思いましたが、毎年、野焼きしているらしいですね。
私は鶴見岳から縦走して来たので日向越から東峰に登り、マタエを経て西峰に登りました。日向越からの登りは急登や多少の鎖場はありましたが、それほど難しいルートではなかったように思います。スリルがあるのは西峰の登りですよね。
たしかに。鎖場がいくつか続きますが、カニのタテバイというのは言い過ぎでした。西峰で会ったおばちゃんがそう言っていたので。
鉢回りの方がスリルはありますね。鉢までの道ほどきちんと鎖はついていなくて、どっちから行けばいいのか、ちょっと迷うところもありました。

その前に九重のミヤマキリシマを見に行った時も由布院の同じ温泉宿に投宿したのですが、下からでもミヤマキリシマツツジが山肌をピンク色に染めているのがわかるほどで、この時に登る機会がなかったのが何とも悔やまれるところでした。副館長は絶好のタイミングで九重と由布岳を楽しまれたようで、良かったですね。私も再びホタルの飛び交う由布院の街を訪ねてみたくなりました。もちろん、九重か由布岳に登るのが前提ですが。
温泉でくつろいて、ゆっくり山歩きを楽しみたいですね。定年になればそんな日々が待っていると思っていましたが、実際に再就職して、休日はきちんと休めるようになりましたが、忙しさは全然変わらない、というかむしろ余裕がなくなって、こんなはずではなかったと思っているこのごろです。

     副館長
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