【鈴鹿】霊仙山南尾根でリョウシ、コザトへ
Posted: 2021年5月09日(日) 15:06
【 日 付 】2021年5月4日(火)
【 山 域 】 鈴鹿北部
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】五僧峠9時10分>白谷出会>リョウシ>コザト>白谷林道>白谷出合>五僧峠
霊仙山の避難小屋を使って普段歩けないようなルートで頂上を目指せないかと地形図を眺めながら図上シミュレーションしていたら霊仙山最高点から南に伸びる尾根を伝っていくと権現谷と白谷の出会うところまで何とか繋がっている。あくまで図上の話だから実際に歩けるかどうかは分からない。ヤマレコで調べたら3月29日にそのルートを登ったレポがあったので途中まで現地調査に出かけてみた。
5月4日(火)9時9分、五僧峠に駐車して白谷出会いまで徒歩で歩く。五僧峠を起点にしたのは、本番を想定して白谷出合までの距離と時間を体感しておくためだ。時山から五僧峠まではもちろんその先の白谷出会いまで立派な舗装道路がついていたのは意外だった。
林道は様々な花に彩られていた。道路に垂れ下る鮮やかな黄色の花はヤマブキ。道端にはスミレやハコベが目立つ。ムラサキケマンも時折咲いている。一か所だけだが、ニリンソウも咲いていた。
40分ほどで白谷出合に着き尾根の取り付きを探ってみるが、結局のところ出合の急なザレ斜面を登る以外なかった。
尾根筋に上がる手前で足元を見ると変わった花が咲いている。エビちゃんだった。こんなところに人知れず咲いているのは驚いたが、尾根を登っていく途中にはもっと大きな群落もあった。詳しく書くと愛好家と称するマニアに盗掘される怖れがあるので花名さえ書けないが、ご覧のとおりです。 小さな紫の花は何だっけな。
尾根は石灰岩がゴロゴロするカレンフェルトで歩きにくい。若いころに比べて関節のヒアルロン酸が半減した足には堪える。 しかし落葉樹の新緑が気持ちよいところだった。アルカリ土壌でヤブがないのもありがたい。
正面に見えてきたトンガリピークが722mのリョウシのようだ。 足元にはヒメレンゲまで咲いていた。これなら苦労して霊仙山に登る必要もないワ。
4枚花弁の白い花は何だっけな。
大してして期待もしてなかったけどリョウシは落葉樹の疎林に覆われた癒しスポットだった。
リョウシから見る霊仙山は南面が壁のように険しいガレ斜面で本番で登頂するには難所となりそうだ。今日は眺めるだけだが、本番で撤退することになっても挑戦する価値は十分ある。
半円形に続くリョウシの山頂を東端までいくと緑の二重テープが巻いてありそこから東に植林の尾根が続いていた。
緩やかな尾根を登っていくとコザト山頂(830m)に着いた。山頂域は細長く
その東端に手書き標識がかけてあった。
リョウシほど雰囲気は良くないが、霊仙山まで続く尾根が見渡せた。ここでランチを済ませたら休む間もなくその尾根を進んだ。 ・798mを過ぎて下って行くところでダマシ尾根に入ってしまった。地形図をよく見ると尾根が左寄りに続いていて自然に騙されるようになっている。暫く下っ気づかず尾根が谷のほうに下っていて右手に本来の尾根が見えてきたので引き返すとに緑や白のテープが二重にまいてあった。ここでは緑の二重テープに要注意だ。
痩せた尾根にアセビが生えて藪のようになったところを抜けると白谷林道の上部に出た。地形図に出ているU字カーブだと思って林道を進むと、また同じようなカーブが出てきた。おかしいと思ってナビのスイッチを入れると最初のカーブは後から追加された分岐林道のようで地形図には出ていないところだった。
林道が尾根と離れていくところで尾根側には白テープが巻いてあった。偵察はここまでだ。
Uターンしてカレンフェルトのゴツゴツした尾根を下ったら下山を終える頃には足首がガクガクしてまともに歩けそうにない。
退屈だが、白谷林道を延々と下っていこう。その方が安全で時間も節約できるだろう。
北東に向けて林道を下って行くと白谷の源頭である四丁横掛のコルが近づいてくる。
霊仙山頂附近も迫ってくるが、南面ガレ斜面は要塞のように横一列に広がり進入を拒否しているかのようだ。
白谷まで下ると工事用道路のようなものが源流に向け少し付けられているが、すぐに行き止まりだろう。
林道を軽四で上がってきたおっちゃんが「どこへ登ったん?クマ見んかった?」と聞いてくる。クマに注意の標識は沢山でているが、幸いにして出くわすことはなかった。
延々と林道を歩いて白谷出合に戻った。さらに往路を引き返して15時半に五僧峠に帰着。
今日の偵察ミッションは無事に終了。本番は何時になるか分からないが、挑戦し甲斐のありそうな好コースだった。
【 山 域 】 鈴鹿北部
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】五僧峠9時10分>白谷出会>リョウシ>コザト>白谷林道>白谷出合>五僧峠
霊仙山の避難小屋を使って普段歩けないようなルートで頂上を目指せないかと地形図を眺めながら図上シミュレーションしていたら霊仙山最高点から南に伸びる尾根を伝っていくと権現谷と白谷の出会うところまで何とか繋がっている。あくまで図上の話だから実際に歩けるかどうかは分からない。ヤマレコで調べたら3月29日にそのルートを登ったレポがあったので途中まで現地調査に出かけてみた。
5月4日(火)9時9分、五僧峠に駐車して白谷出会いまで徒歩で歩く。五僧峠を起点にしたのは、本番を想定して白谷出合までの距離と時間を体感しておくためだ。時山から五僧峠まではもちろんその先の白谷出会いまで立派な舗装道路がついていたのは意外だった。
林道は様々な花に彩られていた。道路に垂れ下る鮮やかな黄色の花はヤマブキ。道端にはスミレやハコベが目立つ。ムラサキケマンも時折咲いている。一か所だけだが、ニリンソウも咲いていた。
40分ほどで白谷出合に着き尾根の取り付きを探ってみるが、結局のところ出合の急なザレ斜面を登る以外なかった。
尾根筋に上がる手前で足元を見ると変わった花が咲いている。エビちゃんだった。こんなところに人知れず咲いているのは驚いたが、尾根を登っていく途中にはもっと大きな群落もあった。詳しく書くと愛好家と称するマニアに盗掘される怖れがあるので花名さえ書けないが、ご覧のとおりです。 小さな紫の花は何だっけな。
尾根は石灰岩がゴロゴロするカレンフェルトで歩きにくい。若いころに比べて関節のヒアルロン酸が半減した足には堪える。 しかし落葉樹の新緑が気持ちよいところだった。アルカリ土壌でヤブがないのもありがたい。
正面に見えてきたトンガリピークが722mのリョウシのようだ。 足元にはヒメレンゲまで咲いていた。これなら苦労して霊仙山に登る必要もないワ。
4枚花弁の白い花は何だっけな。
大してして期待もしてなかったけどリョウシは落葉樹の疎林に覆われた癒しスポットだった。
リョウシから見る霊仙山は南面が壁のように険しいガレ斜面で本番で登頂するには難所となりそうだ。今日は眺めるだけだが、本番で撤退することになっても挑戦する価値は十分ある。
半円形に続くリョウシの山頂を東端までいくと緑の二重テープが巻いてありそこから東に植林の尾根が続いていた。
緩やかな尾根を登っていくとコザト山頂(830m)に着いた。山頂域は細長く
その東端に手書き標識がかけてあった。
リョウシほど雰囲気は良くないが、霊仙山まで続く尾根が見渡せた。ここでランチを済ませたら休む間もなくその尾根を進んだ。 ・798mを過ぎて下って行くところでダマシ尾根に入ってしまった。地形図をよく見ると尾根が左寄りに続いていて自然に騙されるようになっている。暫く下っ気づかず尾根が谷のほうに下っていて右手に本来の尾根が見えてきたので引き返すとに緑や白のテープが二重にまいてあった。ここでは緑の二重テープに要注意だ。
痩せた尾根にアセビが生えて藪のようになったところを抜けると白谷林道の上部に出た。地形図に出ているU字カーブだと思って林道を進むと、また同じようなカーブが出てきた。おかしいと思ってナビのスイッチを入れると最初のカーブは後から追加された分岐林道のようで地形図には出ていないところだった。
林道が尾根と離れていくところで尾根側には白テープが巻いてあった。偵察はここまでだ。
Uターンしてカレンフェルトのゴツゴツした尾根を下ったら下山を終える頃には足首がガクガクしてまともに歩けそうにない。
退屈だが、白谷林道を延々と下っていこう。その方が安全で時間も節約できるだろう。
北東に向けて林道を下って行くと白谷の源頭である四丁横掛のコルが近づいてくる。
霊仙山頂附近も迫ってくるが、南面ガレ斜面は要塞のように横一列に広がり進入を拒否しているかのようだ。
白谷まで下ると工事用道路のようなものが源流に向け少し付けられているが、すぐに行き止まりだろう。
林道を軽四で上がってきたおっちゃんが「どこへ登ったん?クマ見んかった?」と聞いてくる。クマに注意の標識は沢山でているが、幸いにして出くわすことはなかった。
延々と林道を歩いて白谷出合に戻った。さらに往路を引き返して15時半に五僧峠に帰着。
今日の偵察ミッションは無事に終了。本番は何時になるか分からないが、挑戦し甲斐のありそうな好コースだった。