【南伊勢】再訪姫越山・座佐の高-新桑竈から芦浜・座佐浜を周回
Posted: 2014年6月22日(日) 14:01
【日 付】 2014年4月19日(土)
【天 候】 晴れ後曇り
【山 域】 南伊勢
【メンバー】Y田、kitayama-walk
【コース】 7:30新桑竈-7:40吉田橋-8:05尾根道分岐-8:40尾根出合-8:50▲姫越山9:00-9:05のろし台跡-9:10芦浜分岐
-10:00芦浜海岸10:50-11:25座佐の高分岐-11:45座佐の高12:00-12:15芦浜分岐-12:30P323-13:05▲座佐-13:20座
佐浜-14:25たまご浜-14:45新桑竈
http://kitayamawa.exblog.jp/21913094/
4/5に錦集落から姫越山・座佐の高に登り、芦浜海岸を周回した。その後、Zippさんやわりばしさんから、新桑竈から
のルートがあり、芦浜と並んで、座佐浜という海岸もあり、姫越山&座佐の高、芦浜&座佐浜をセットにして周回したらど
うかというアドバイスがあった。なるほどと思い、もう一度新桑竈集落から姫越山と座佐の高に登り、芦浜と座佐浜の2つ
の海岸を歩いて周回してみた。
今回は前回の錦集落からのルートとはできるだけ異なったルートで歩くようにした。海抜0mの新桑竈から登り始め、ま
ず503mの姫越山に登り、海抜0mの芦浜に下る。そして、再び海抜423mの座佐の高に登り返し、また海抜0mの座佐浜
に下る。さらに海抜210m尾根を越えてたまご浜に下り、最後は80mの尾根を越えて新桑竈に戻る。わずか500mほどの
低山なれど、アップダウンを繰り返す累積標高差があるコース設定となっているだけに歩き応えのあるルートと言える。
新桑竈の集落の入口(奥にロッジさらくわがある)の手前の空き地に車を停めさせてもらうことにした(7:30)。ここには、
「潮の香りただよう尾根道」という案内板があり、 姫越山と座佐の高への登山道が分かりやすく描かれていた。まず姫越
山に登るため新桑竈の集落に入る。ここには宝暦年間の石の古井戸があるが、見落としてしまった。そのまま歩くと吉田
橋があるが(7:40)、これを左に見送って進むと「←姫越山」の案内標識があり、これに従い川を渡ると山道に入っていく。
登山道は明瞭であり、ウバメガシの樹林の中を登っていく。やがて「古道脇道」(熊野脇道)と「尾根道」と書かれた分岐が
ある(8:05)。 今回は尾根道を登ることにしていたため右に進む。ここからの尾根道ははっきりしているが、結構急登にな
っている。やがて右手に展望が開けたが、新桑竈の集落と古和浦湾であろう。さらに急登が続くが、やがて尾根に出た。
ここから左折して尾根を辿れば姫越山に着くが、右手に「展望所」と書かれていたので立ち寄ってみた。ここは樹木が伐
採されており人為的に展望所を作ってあり、先ほどの展望地よりはっきりと新桑竈集落と古和浦湾を一望することができ
る(8:40)。
尾根出合の標高がca460mだから姫越山まで40mほど登ることになるが、尾根道は雑木林の中に続いている。姫越山
の山頂に飛び出すのかと思ったら、山頂から少し東寄りの登山道に合流して右に行くと、見覚えのある空地に出た。ここ
が二等三角点のある姫越山山頂である(8:50)。今回も天気がよく西南方向に熊野灘が広がり眼下に芦浜がよく見える。
10分ほど小休止して東に向かうと、すぐに「のろし台跡」に出てくるが、よく見ると新桑への分岐点でもある(9:05)。つまり
先ほどの「古道脇道」(熊野脇道)との合流点であった。このとき、たぬきのような小動物がだだっと逃げていく姿を見たが
すぐに引き返してきて、私たちに対し威嚇する。「何だ!こいつは?」と思い、こちらもにらみ返してやる。しばらくの間、緊
張関係が生まれたが、しびれを切らしたのか、ヤツの方が再び逃げ去っていった。このときはたぬきの顔じゃないし、ハク
ビシンかな?と思っていたら、あとで調べてみるとニホンアナグマであった。
次は芦浜まで下るのであるが、前回は新桑分岐(吉田橋に下る)のある「唐人殺し峠」まで行った。今回はca430m地点
から南に登る尾根を下ってみることした。最初は急な下りとなっているが、踏み跡はしっかりついていた。やがてトラバー
スする作業道(杣道)を2、3度横切るところから道が怪しくなってきたが、とにかく左寄りに下っていけば最後は谷に出る
だろうと予想しながら下る。果たして予想どおり谷に下りてきた。谷に沿いながら歩いていくと、唐人殺し峠から下ってきた
道と合流し、作業小屋前を通過し、海跡湖である芦浜池に出た。さらに進んで芦浜海岸に到着した(10:00)。少し早い時
間であったが、天気も景色もよいので、ここでランチタイムとした。
ランチタイム後(10:50)、座佐の高に向かうことにするが、唐人殺し峠に登るのではなく、座佐の高の南尾根に合流す
べく、芦浜海岸から北東に延びる尾根を登っていくことにした。鳥居のある祠の裏手から取り付くと、尾根には踏み跡が
しっかりとついていた。P168を通過し、どんどん登っていくと座佐の高への分岐点に着いた(11:25)。ここから座佐の高
へは急登になっているが、時折、芦浜池と芦浜海岸を見ながら登っていくと、座佐の高に到着した(11:45)。山頂には
錦湾から登ってきた4、5名のグループがランチタイムだった。ここからは、座佐浜と古和浦湾が一望できる。
15分ほど小休止して(12:00)、今度は座佐浜に下ることした。登ってきた南尾根を再び下り、芦浜への分岐点を右に
見送り、尾根を東南に下っていく。左手に座佐浜、座佐池と古和浦湾が見えるところもある。やがて尾根道は右手に熊
野灘が見えるようになると、断崖の上を歩くようになった。しかし、転落するような危険な箇所はないので、注意して歩け
ばよい。少しアップダウンしているが、尾根道は左に回り込むような形で続いている。やがて「座佐」という点名の四等三
角点を通過して(13:05)北上すると、樹木にテープがたくさん巻きつけてあるところがあった。ここが座佐浜への下降点
である。そのままどんどん下っていくと、座佐浜の南端に着地した(13:20)。
座佐浜の左手には、南池と北池の2つの海跡湖がある。2つの池と海岸に挟まれた座佐浜を北上する。北端に近い
部分で左手に登山道の入口があり、すぐに新桑を案内する標識が出てきた。ここからたまご浜をめざすことになるが、
最初は尾根ではなく、沢伝いに登山道が付けられている。 テープが付けられていたので迷うことはなかったが、もしテ
ープがないと迷いやすい道であろう。やがて登山道は尾根に出てしばらく登っていくと座佐の高に登る分岐を通過する。
この分岐点はca210mほどである。古和浦湾を挟んで対岸にある薄月池(海跡湖)が見える。座佐浜道と呼ばれる登山
道は再びたまご浜に向かって下っている。たまご浜はどんなところかと期待したが、意外と狭く、浜の景色も養殖地の感
を呈していて期待が外れた(14:25)。たまご浜から新桑に戻るには、もうひと山(80mほど)越えなければならない。この
尾根から座佐の高に向かう登山道(座佐の高道)がついているが、これを左に見送り、新桑に向かって下っていく。
最後は小川を渡渉して堰堤を越えると「ロッジさらくわ」に出てきて、駐車地まで戻った(14:45)。帰りは阿曽温泉に立ち
寄って汗を流した。
【天 候】 晴れ後曇り
【山 域】 南伊勢
【メンバー】Y田、kitayama-walk
【コース】 7:30新桑竈-7:40吉田橋-8:05尾根道分岐-8:40尾根出合-8:50▲姫越山9:00-9:05のろし台跡-9:10芦浜分岐
-10:00芦浜海岸10:50-11:25座佐の高分岐-11:45座佐の高12:00-12:15芦浜分岐-12:30P323-13:05▲座佐-13:20座
佐浜-14:25たまご浜-14:45新桑竈
http://kitayamawa.exblog.jp/21913094/
4/5に錦集落から姫越山・座佐の高に登り、芦浜海岸を周回した。その後、Zippさんやわりばしさんから、新桑竈から
のルートがあり、芦浜と並んで、座佐浜という海岸もあり、姫越山&座佐の高、芦浜&座佐浜をセットにして周回したらど
うかというアドバイスがあった。なるほどと思い、もう一度新桑竈集落から姫越山と座佐の高に登り、芦浜と座佐浜の2つ
の海岸を歩いて周回してみた。
今回は前回の錦集落からのルートとはできるだけ異なったルートで歩くようにした。海抜0mの新桑竈から登り始め、ま
ず503mの姫越山に登り、海抜0mの芦浜に下る。そして、再び海抜423mの座佐の高に登り返し、また海抜0mの座佐浜
に下る。さらに海抜210m尾根を越えてたまご浜に下り、最後は80mの尾根を越えて新桑竈に戻る。わずか500mほどの
低山なれど、アップダウンを繰り返す累積標高差があるコース設定となっているだけに歩き応えのあるルートと言える。
新桑竈の集落の入口(奥にロッジさらくわがある)の手前の空き地に車を停めさせてもらうことにした(7:30)。ここには、
「潮の香りただよう尾根道」という案内板があり、 姫越山と座佐の高への登山道が分かりやすく描かれていた。まず姫越
山に登るため新桑竈の集落に入る。ここには宝暦年間の石の古井戸があるが、見落としてしまった。そのまま歩くと吉田
橋があるが(7:40)、これを左に見送って進むと「←姫越山」の案内標識があり、これに従い川を渡ると山道に入っていく。
登山道は明瞭であり、ウバメガシの樹林の中を登っていく。やがて「古道脇道」(熊野脇道)と「尾根道」と書かれた分岐が
ある(8:05)。 今回は尾根道を登ることにしていたため右に進む。ここからの尾根道ははっきりしているが、結構急登にな
っている。やがて右手に展望が開けたが、新桑竈の集落と古和浦湾であろう。さらに急登が続くが、やがて尾根に出た。
ここから左折して尾根を辿れば姫越山に着くが、右手に「展望所」と書かれていたので立ち寄ってみた。ここは樹木が伐
採されており人為的に展望所を作ってあり、先ほどの展望地よりはっきりと新桑竈集落と古和浦湾を一望することができ
る(8:40)。
尾根出合の標高がca460mだから姫越山まで40mほど登ることになるが、尾根道は雑木林の中に続いている。姫越山
の山頂に飛び出すのかと思ったら、山頂から少し東寄りの登山道に合流して右に行くと、見覚えのある空地に出た。ここ
が二等三角点のある姫越山山頂である(8:50)。今回も天気がよく西南方向に熊野灘が広がり眼下に芦浜がよく見える。
10分ほど小休止して東に向かうと、すぐに「のろし台跡」に出てくるが、よく見ると新桑への分岐点でもある(9:05)。つまり
先ほどの「古道脇道」(熊野脇道)との合流点であった。このとき、たぬきのような小動物がだだっと逃げていく姿を見たが
すぐに引き返してきて、私たちに対し威嚇する。「何だ!こいつは?」と思い、こちらもにらみ返してやる。しばらくの間、緊
張関係が生まれたが、しびれを切らしたのか、ヤツの方が再び逃げ去っていった。このときはたぬきの顔じゃないし、ハク
ビシンかな?と思っていたら、あとで調べてみるとニホンアナグマであった。
次は芦浜まで下るのであるが、前回は新桑分岐(吉田橋に下る)のある「唐人殺し峠」まで行った。今回はca430m地点
から南に登る尾根を下ってみることした。最初は急な下りとなっているが、踏み跡はしっかりついていた。やがてトラバー
スする作業道(杣道)を2、3度横切るところから道が怪しくなってきたが、とにかく左寄りに下っていけば最後は谷に出る
だろうと予想しながら下る。果たして予想どおり谷に下りてきた。谷に沿いながら歩いていくと、唐人殺し峠から下ってきた
道と合流し、作業小屋前を通過し、海跡湖である芦浜池に出た。さらに進んで芦浜海岸に到着した(10:00)。少し早い時
間であったが、天気も景色もよいので、ここでランチタイムとした。
ランチタイム後(10:50)、座佐の高に向かうことにするが、唐人殺し峠に登るのではなく、座佐の高の南尾根に合流す
べく、芦浜海岸から北東に延びる尾根を登っていくことにした。鳥居のある祠の裏手から取り付くと、尾根には踏み跡が
しっかりとついていた。P168を通過し、どんどん登っていくと座佐の高への分岐点に着いた(11:25)。ここから座佐の高
へは急登になっているが、時折、芦浜池と芦浜海岸を見ながら登っていくと、座佐の高に到着した(11:45)。山頂には
錦湾から登ってきた4、5名のグループがランチタイムだった。ここからは、座佐浜と古和浦湾が一望できる。
15分ほど小休止して(12:00)、今度は座佐浜に下ることした。登ってきた南尾根を再び下り、芦浜への分岐点を右に
見送り、尾根を東南に下っていく。左手に座佐浜、座佐池と古和浦湾が見えるところもある。やがて尾根道は右手に熊
野灘が見えるようになると、断崖の上を歩くようになった。しかし、転落するような危険な箇所はないので、注意して歩け
ばよい。少しアップダウンしているが、尾根道は左に回り込むような形で続いている。やがて「座佐」という点名の四等三
角点を通過して(13:05)北上すると、樹木にテープがたくさん巻きつけてあるところがあった。ここが座佐浜への下降点
である。そのままどんどん下っていくと、座佐浜の南端に着地した(13:20)。
座佐浜の左手には、南池と北池の2つの海跡湖がある。2つの池と海岸に挟まれた座佐浜を北上する。北端に近い
部分で左手に登山道の入口があり、すぐに新桑を案内する標識が出てきた。ここからたまご浜をめざすことになるが、
最初は尾根ではなく、沢伝いに登山道が付けられている。 テープが付けられていたので迷うことはなかったが、もしテ
ープがないと迷いやすい道であろう。やがて登山道は尾根に出てしばらく登っていくと座佐の高に登る分岐を通過する。
この分岐点はca210mほどである。古和浦湾を挟んで対岸にある薄月池(海跡湖)が見える。座佐浜道と呼ばれる登山
道は再びたまご浜に向かって下っている。たまご浜はどんなところかと期待したが、意外と狭く、浜の景色も養殖地の感
を呈していて期待が外れた(14:25)。たまご浜から新桑に戻るには、もうひと山(80mほど)越えなければならない。この
尾根から座佐の高に向かう登山道(座佐の高道)がついているが、これを左に見送り、新桑に向かって下っていく。
最後は小川を渡渉して堰堤を越えると「ロッジさらくわ」に出てきて、駐車地まで戻った(14:45)。帰りは阿曽温泉に立ち
寄って汗を流した。