【南会津】kasayaさん追っかけ会津駒ケ岳(青春18きっぷ列車の山旅)

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通風山
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登録日時: 2011年2月11日(金) 08:12
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【南会津】kasayaさん追っかけ会津駒ケ岳(青春18きっぷ列車の山旅)

投稿記事 by 通風山 »

【日 付】2012年9月1日(土)~2日(日)
【山 域】会津 会津駒ケ岳
【天 候】晴れのち雨
【メンバー】単独
【コース】豊橋0:18+(ムーンライトながら)+4:57品川5:02++5:19上野5:35++6:30栗橋7:06++7:31新大平下7:34++9:25会津高原尾瀬口9:50=10:55駒ケ岳登山口バス停11:05—11:30滝沢登山口—12:45水場12:55—14:10駒の小屋14:15—14:32会津駒ケ岳—15:00中門大池—15:06中門岳—15:50駒の小屋(泊)
駒の小屋7:30—8:25大津岐峠—10:05キリンテバス停11:17=12:35会津高原尾瀬口12:53++15:38栗橋15:46++17:36大船17:42++18:51熱海18:54++21:29浜松21:39++22:12豊橋   23:50自宅

 7月に車を走らせて、只見湖からシルバーラインで桧枝岐村から会津駒ケ岳を目指そうとしたら、シルバーラインが通行止めであえなく頓挫してしまった。大失敗であったのだ。
 そんな中kasayaさんの会津駒ケ岳のレポを見ていたら、やっぱり行きたくなった。池塘よ待っていてくれ!
 前回の失敗があるので夏限定発売の青春18きっぷで行くことにした。ムーンライトながらも数年前から夏限定となっている。なかなか座席指定の予約が取れないのだが、なんとかインターネットで調べて、プッシュホン予約で最後の一枚が確保できた。
 名鉄で豊橋に向かうとJRの改札口には0:00の改札を待つ人が20人ほど。日が明けるのを待っているのだ。これも青春18きっぷの風物詩であろう。

 久しぶりのムーンライトながらではあったが、比較的よく眠れたと思う。はっと目を覚ますと横浜についていた。
 白んでいく都会の高層ビルを眺めながら、JR、東武鉄道、野岩鉄道と乗り継いで会津高原尾瀬口駅に降り立った。
 15人ほどの登山者がバスを待つ。水を確保して僕もバスに乗り込んだ。
 会津駒ケ岳登山口で降りたのは5人。整備されたトイレを使わせてもらって歩き始めた。

 車利用者はここからの歩きが25分ほど短縮できる。晩夏といえるのかどうなのか、汗が噴出してくる。ひと汗書いて滝沢登山口の急な木造階段前にたどりついた。
 登山道は高度差1200mをとにかく登り一辺倒だ。わずかでも下った記憶がない。

 登山道から谷に5分ほど下った水場で水を補給する。冷たくておいしい。調理用の水をペットボトルに汲んでいこう。今夜のねぐらは自炊の山小屋だ。

 天気予報が一日前と違って急に悪くなっていた。湿った風の風上のほうが暗い。明日は曇りの予報になってしまっていた。
 これは明日の頂上と中門岳の予定を、今日に前倒ししなきゃいけないなと思いつつ見上げると会津駒ケ岳と中門岳のたおやかな稜線が目に入ってきた。
 「竜ヶ岳みたいだ!」直感的にそんなことをつぶやいた。ここまで来ても鈴鹿なのかよヲイと自嘲してみる。
登山道から駒ケ岳が顔をのぞかせた
登山道から駒ケ岳が顔をのぞかせた
 しかし緑のいい稜線だ。まさに池塘のありそうな丘だ。
 そう思って歩いていくと駒の小屋が見えてきた。
 「アルプスの少女ハイジの家だ!」緑の稜線に立つこげ茶色の小屋のシルエットがまたいい。
 このあたりから登山道は木道になる。
駒の小屋
駒の小屋
 小屋に到着して受付を済ませ、管理人に「中門岳」まで行けるか相談した。管理人いわく「天気が下り坂ですから、空が暗くなったら引き返したほうがいいですね。」とのこと。

 ザックの中身を雨具、ヘッデン、ツエルトぐらいに減らして駒ケ岳~中門岳へと向かう。
 木道をひたすら歩く。Kasayaさんの探検路を気にしながら行くが残念ながら今回はパスだ。
 駒ケ岳の頂上から中門岳方面を見れば青年登山者が一人。意外に静かな山行きとなってきたぞ。
 
会津駒ケ岳山頂から中門岳方面
会津駒ケ岳山頂から中門岳方面
 
 三角点にタッチして中門岳を目指す。お目当ての池塘があちらこちらに現れる。赤とんぼも飛んで~花も咲いて~♪
 鼻歌交じりに歩くと最大池塘の中門大池についた。先ほどの青年がニコニコしている。いい風景は人を和やかにさせてくれるようだ。
中門大池
中門大池
 中門岳最高点で木道はUターン。ずいぶんガスってきてしまった。ひうち岳もぜんぜん見えない。

 小屋に戻って宴会の真っ盛りの脇で、食事。とはいってもカップラーメンとサバの缶詰だ。あとは缶ビール1本と酒2合も飲んじゃった。
 その後は当然のごとく8時前には爆睡していた。

 明け方は横殴りの雨に目が覚める。あら~~
 さらに縛睡して起きたのが6時半ごろだ。アルファ米とカップ味噌汁に湯を注いで簡単な朝食は終わり。

 雨の中迷ったが来た道を戻ろうか迷いに迷ったが、予定通り大津岐峠を目指すことにした。
 晴れていれば展望がすばらしいであろう富士見林道と呼ばれる尾根道も、横殴りの雨で左の耳の穴に雨が吹き込んでくる。
 濡れた木道に足を取られないように歩く。御池からの登山者と合流する大津岐峠まではあまり歩かれていないのが踏みあとでわかった。
大津岐峠には大きな道標がひっくり返っている
大津岐峠には大きな道標がひっくり返っている
 大津岐峠からは立派な登山道となって、意外や意外、ブナのすばらしい森になってきた。あっちこっちに下っても下っても立派なブナブナブナ~だ。
 予想外の展開にやっぱりこっちに来てよかった。と思うのだ。ただ50年ほど前の年号と一緒に幹に名前などが刻み込まれている。50年前の傷を消すように育つブナの生命力もすごいが、残念でならないと思った。
予想外のブナの穴場的なキリンテ登山道
予想外のブナの穴場的なキリンテ登山道
 やがて国道352号線に出て登山道は終わる。キリンテという変わった名前のバス停についた。
 バスの到着時刻までに一時間ぐらいあるので、バス停前の「みやまえ食堂」に立ち寄って「裁ちそば」なるものをいただくことにした。細く平たいざるそばであったが10割そばで実においしいそばであった。
 ついでに雨にぬれた合羽や服など着替えさせてもらい、またしてもビールをグビグビ。最近は山に入ったときだけは飲んでしまっている。
 ここのご主人と話が弾んで檜枝岐村のことをいろいろ教えてもらう。
 「檜枝岐村の住人の苗字はほとんどが『星』『橘』『平野』の3つしかない」
 「平家の落ち武者伝説がある。」
 キリンテ登山道のブナのすばらしい森と落書きのことを残念がると
 「昭和初期の開拓で大津岐峠を越えて大津岐ダムあたりまで農地を開墾しに行った、その時の道しるべがブナの傷跡。キリンテはその前衛基地だった。」
 「やせた土地だったので農作物はソバぐらいしかなかった。」
 話が尽きることがなかったが、バスの気配がした。傘に入れてもらってバス停でお別れとなる。これもまた楽しい思い出となった。
 さてとまた12時間ほど揺られて帰るとするか。

 おまけ、今回スマホと連携させながらGPSのログをHOLUX m-241 で取ってみた。それが以下。二日目スタート時の10分間はログが暴れまくっていたので、編集カットした。
 見た感じルートラボはログを間引くのかな??

[latlanglab]b3353150eae4ce466fc0e7ee4ecb56b8[/latlanglab]

    つう
通風山
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【南会津】kasayaさん追っかけ会津駒ケ岳(青春18きっぷ列車の山旅)

投稿記事 by Kasaya »

通風山さん こんばんは
タイトルを見たとき一瞬自分のレポに誰かがレスをつけたのかと思ってしまいました。

 7月に車を走らせて、只見湖からシルバーラインで桧枝岐村から会津駒ケ岳を目指そうとしたら、シルバーラインが通行止めであえなく頓挫してしまった。大失敗であったのだ。 
これで今シーズンはもう無いと思ってました。

 15人ほどの登山者がバスを待つ。水を確保して僕もバスに乗り込んだ。 
バス停があることは知ってますが、乗ったことがありません。

 車利用者はここからの歩きが25分ほど短縮できる。
此処を車で上がると楽ですが、帰りは必然的に此処に戻ることになります。

 登山道は高度差1200mをとにかく登り一辺倒だ。わずかでも下った記憶がない。
でもあまり急なところはないでしょう

 そう思って歩いていくと駒の小屋が見えてきた。
 「アルプスの少女ハイジの家だ!」緑の稜線に立つこげ茶色の小屋のシルエットがまたいい。
 
上から見てもかわいいですよ。
上から見た小屋
上から見た小屋
 木道をひたすら歩く。Kasayaさんの探検路を気にしながら行くが残念ながら今回はパスだ。 
初めてならやっぱり会津駒に中門岳でしょう。

駒ケ岳の頂上から中門岳方面を見れば青年登山者が一人。意外に静かな山行きとなってきたぞ。
 
山は午後からはどこでも静かになりますね。有名な山も狙い目の時間かも

 三角点にタッチして中門岳を目指す。お目当ての池塘があちらこちらに現れる。赤とんぼも飛んで~花も咲いて~♪
 鼻歌交じりに歩くと最大池塘の中門大池についた。先ほどの青年がニコニコしている。いい風景は人を和やかにさせてくれるようだ。

この辺りは穏やかでいいですね。此処までほとんど水平に歩いてこられるし。

 雨の中迷ったが来た道を戻ろうか迷いに迷ったが、予定通り大津岐峠を目指すことにした。 
こちらは一回行っただけです。

大津岐峠には大きな道標がひっくり返っている
以前行ったときは確か45度ほどに傾いていましたがとうとう倒れましたか。

 大津岐峠からは立派な登山道となって、意外や意外、ブナのすばらしい森になってきた。あっちこっちに下っても下っても立派なブナブナブナ~だ。 
へー!それは知りませんでした。

 ここのご主人と話が弾んで檜枝岐村のことをいろいろ教えてもらう。 
いい出会いがありましたねえ。車だとさっと行って帰ってくるだけ。こういうのもいいですねえ
お疲れ様でした。
 見た感じルートラボはログを間引くのかな??
自分のPCでは何も表示されません。何かをインストールしないといけないんでしょうね
Kasaya
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わりばし
記事: 1774
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【南会津】kasayaさん追っかけ会津駒ケ岳(青春18きっぷ列車の山旅)

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、通風山さん。

 前回の失敗があるので夏限定発売の青春18きっぷで行くことにした。ムーンライトながらも数年前から夏限定となっている。なかなか座席指定の予約が取れないのだが、なんとかインターネットで調べて、プッシュホン予約で最後の一枚が確保できた。

大垣発ですね。夏限定ですか、知らなかった。
昔は夜のJRバスかどちらかをよく使いました。


   これは明日の頂上と中門岳の予定を、今日に前倒ししなきゃいけないなと思いつつ見上げると会津駒ケ岳と中門岳のたおやかな稜線が目に入ってきた。
 「竜ヶ岳みたいだ!」直感的にそんなことをつぶやいた。ここまで来ても鈴鹿なのかよヲイと自嘲してみる。

たしかに、尾根をしたがえて竜みたいです。

ザックの中身を雨具、ヘッデン、ツエルトぐらいに減らして駒ケ岳~中門岳へと向かう。
 木道をひたすら歩く。Kasayaさんの探検路を気にしながら行くが残念ながら今回はパスだ。
 駒ケ岳の頂上から中門岳方面を見れば青年登山者が一人。意外に静かな山行きとなってきたぞ。

天気のおかげで、静かな歩きになってラッキーですね。 
 
 三角点にタッチして中門岳を目指す。お目当ての池塘があちらこちらに現れる。赤とんぼも飛んで~花も咲いて~♪
 鼻歌交じりに歩くと最大池塘の中門大池についた。先ほどの青年がニコニコしている。いい風景は人を和やかにさせてくれるようだ。

青年よ群れることなく、ひとり自然に身を置くところがいいですね。

 雨の中迷ったが来た道を戻ろうか迷いに迷ったが、予定通り大津岐峠を目指すことにした。
 晴れていれば展望がすばらしいであろう富士見林道と呼ばれる尾根道も、横殴りの雨で左の耳の穴に雨が吹き込んでくる。
 濡れた木道に足を取られないように歩く。御池からの登山者と合流する大津岐峠まではあまり歩かれていないのが踏みあとでわかった。

メインルートとそれ以外のルートの落差は有名な山ほどはげしいですね。

 大津岐峠からは立派な登山道となって、意外や意外、ブナのすばらしい森になってきた。あっちこっちに下っても下っても立派なブナブナブナ~だ。
 予想外の展開にやっぱりこっちに来てよかった。と思うのだ。ただ50年ほど前の年号と一緒に幹に名前などが刻み込まれている。50年前の傷を消すように育つブナの生命力もすごいが、残念でならないと思った。

雪が多い場所はブナが育ちやすいんですかね?

  バスの到着時刻までに一時間ぐらいあるので、バス停前の「みやまえ食堂」に立ち寄って「裁ちそば」なるものをいただくことにした。細く平たいざるそばであったが10割そばで実においしいそばであった。
 ついでに雨にぬれた合羽や服など着替えさせてもらい、またしてもビールをグビグビ。最近は山に入ったときだけは飲んでしまっている。

公共交通機関を使った山歩きの特典です。
日常とは違う感じで、気分が和らぎますね。

 
  「昭和初期の開拓で大津岐峠を越えて大津岐ダムあたりまで農地を開墾しに行った、その時の道しるべがブナの傷跡。キリンテはその前衛基地だった。」
 「やせた土地だったので農作物はソバぐらいしかなかった。」
 
私たちの生活も高度経済成長以降かなりかわりましたね。
開墾に入った当時は大変だったんでしょうね。


話が尽きることがなかったが、バスの気配がした。傘に入れてもらってバス停でお別れとなる。これもまた楽しい思い出となった。
 
地元の人との一杯ひっかけての会話が、最近の通さんの山歩きの無くてはならないコンセプトになってきましたね。
遠いところお疲れ様でした。

                                                        わりばし
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通風山
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記事: 942
登録日時: 2011年2月11日(金) 08:12
お住まい: 愛知県常滑市

Re: 【南会津】kasayaさん追っかけ会津駒ケ岳(青春18きっぷ列車の山旅)

投稿記事 by 通風山 »

kasayaさん、こんにちは。

これで今シーズンはもう無いと思ってました。

いえいえ虎視眈々と会津駒ケ岳は標的にしていましたよ。 :lol:
車で失敗したので、僕の場合どうも公共交通機関のほうが気合が入っていいような気がします。
それでも結構登山者のバス利用はあるようですよ。
車を滝沢登山口に置いてキリンテに下山して、バスで駒ケ岳登山口までなら15分のバス区間ですのでこれで自家用車でも周回は可能ですよ。
ただしバス停から駐車地まで20分ほどのアルバイトはありますけどね。kasayaさんならどうってこと無いと思うけど。

 木道をひたすら歩く。Kasayaさんの探検路を気にしながら行くが残念ながら今回はパスだ。 
初めてならやっぱり会津駒に中門岳でしょう。


そのとおりです。中門岳までの雰囲気がこれまたいいです。湿地帯の花もよかったですよ。
ガスが出てきてましたので展望はいまいちでしたが、お目当ての池塘が見られてよかったですわ。

大津岐峠には大きな道標がひっくり返っている
以前行ったときは確か45度ほどに傾いていましたがとうとう倒れましたか。


でかい道標ですので、クレーンがないと立てられないでしょう。
最初はどうやって立てたのやら・・・・。

 大津岐峠からは立派な登山道となって、意外や意外、ブナのすばらしい森になってきた。あっちこっちに下っても下っても立派なブナブナブナ~だ。 
へー!それは知りませんでした。


なかなかのブナの森でしたよ。次回はぜひ!!
またあのあたりの穴場を教えてくださいね。

  つう
通風山
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通風山
管理人
記事: 942
登録日時: 2011年2月11日(金) 08:12
お住まい: 愛知県常滑市

Re: 【南会津】kasayaさん追っかけ会津駒ケ岳(青春18きっぷ列車の山旅)

投稿記事 by 通風山 »

わりばしさん、こんにちは。
雨上がりの晴れ間で蒸し暑いです。

大垣発ですね。夏限定ですか、知らなかった。
昔は夜のJRバスかどちらかをよく使いました。


ムーンライトながらは青春18きっぷ発売期間のみの運行ですから、春と夏と年末年始に運行されているようですよ。
裏技的に(って普通にかもしれませんが)攻めると、東京まで出て、そこから夜行バスで東北へというのが便数が多くていいかもしれません。
やっぱりトーキョーは違いますね。余談で方向がぜんぜん違いますが、新宿~白馬直行バスなんて毎日出てるんじゃないかな。

たしかに、尾根をしたがえて竜みたいです。

岩のゴツゴツもいいですが、緑がまぶしい一面の山塊もすばらしいですね。
秋には草紅葉になるのかな?笹のところはだめでしょうけど。

青年よ群れることなく、ひとり自然に身を置くところがいいですね。

おだやかな自然と同化してましたね。ガサツな僕も最近たおやかになってると思いません? :P

メインルートとそれ以外のルートの落差は有名な山ほどはげしいですね。

これを狙ってるところもあります。そんなコース取りに生きがいを感じる今日この頃です。
60歳越えたら一般道のメインルートしか歩かないから(キッパリ!)、それまではゴソゴソやりたいですね。

公共交通機関を使った山歩きの特典です。
日常とは違う感じで、気分が和らぎますね。


まったりとはできますが、長時間だとお尻や腰が痛くなってきます。
で、キオスクでまたビールですわ。そうすると知らず知らずのうちに寝ています。(単なる酔っ払いの乗客になってます)

私たちの生活も高度経済成長以降かなりかわりましたね。
開墾に入った当時は大変だったんでしょうね。


桧枝岐は隠れ里のような歴史があるようで、峠を越えて農作業に行っていたようです。
以下は桧枝岐村回廊のHPより引用です。

  村の生い立ちを調べると村内の遺跡から発掘された土器の文様から縄文時代にさかのぼることが出来る。7ケ所の遺跡の内、下ノ原遺跡は現在畑になっているが檜枝岐発祥の地とされ、昔 「小屋の原村 」 と言われた時代にも集落はこの下ノ原一帯であったと考えられている。村名から想像するとこの時代は堀立小屋が10数軒程度の部落で住民は獣の肉や木の実などで生活していたと思われる。そこへ延暦13年(794)紀州牟婁郡星の里から藤原金晴が来て住みつき、承和11年(844)には越後国より藤原常衡・大友師門・熊谷勘解由の三人が来て村を開いたと伝えられている。
  檜枝岐村は現在に至るまで星・平野・橘の3つの姓がほとんどで、星については藤原金晴が住みついたのが始まりで、家紋は九曜星。平野については、京なまりと檜枝岐の言葉が似ていること、家紋が平家と同じ揚羽蝶であること、平野についての記録が無いことから、平家の落人説が有力である。橘については古文書によると「 永禄12年(1569)勢州治田より楠助兵衛橘好正来り滝沢に居を構えて住む。之より橘姓の初めとする 」とあり、家紋は御前橘である

 
地元の人との一杯ひっかけての会話が、最近の通さんの山歩きの無くてはならないコンセプトになってきましたね。
遠いところお疲れ様でした。


自分の知らないことが聞けていいですよ。
酔っ払っていないふりをして聞き入るのは至難の業ですが。でもこれがいいのかも。
わりばしさんも、また素敵な山旅に出会えますように!

  つう
通風山
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【南会津】kasayaさん追っかけ会津駒ケ岳(青春18きっぷ列車の山旅)

投稿記事 by たんぽぽ »

コモエスタス、つうさん。
あれっ、もう赤坂とはちゃいましたね、スンマセン。

 前回の失敗があるので夏限定発売の青春18きっぷで行くことにした。ムーンライトながらも数年前から夏限定となっている。なかなか座席指定の予約が取れないのだが、なんとかインターネットで調べて、プッシュホン予約で最後の一枚が確保できた。
 名鉄で豊橋に向かうとJRの改札口には0:00の改札を待つ人が20人ほど。日が明けるのを待っているのだ。これも青春18きっぷの風物詩であろう。

かつての大垣発東京行き鈍行が“ムーンライトながら”なんてシャラくさい名前をつけてもらって走ってるんですね。
若い頃はカネがないんで(今も変わらないが・・・)新幹線の半値で行けるこの鈍行を時々使いました。
通路に新聞紙敷いて寝ていくのがイチバン快適だったなあ。
通路に新聞紙と言えば・・・
二十歳前の北ア山行には名古屋23時50分発急行「赤倉」や「きそ」を利用していて、新聞紙ベッドで寝る登山者で溢れてましたね。

 会津駒ケ岳登山口で降りたのは5人。整備されたトイレを使わせてもらって歩き始めた。
ぽぽんたが訪れた10月は路駐する車がズラ~ッ、人、人、人でしたよ。

 登山道から谷に5分ほど下った水場で水を補給する。冷たくておいしい。調理用の水をペットボトルに汲んでいこう。今夜のねぐらは自炊の山小屋だ。
一泊での~んびりできたんですね。

 そう思って歩いていくと駒の小屋が見えてきた。
 「アルプスの少女ハイジの家だ!」緑の稜線に立つこげ茶色の小屋のシルエットがまたいい。

ここの小屋は実にメルヘンティック。
池に小屋の影が映るのがまたいい!
草の上で寝てればペーターの口笛が聞こえてきそうやね~

 小屋に到着して受付を済ませ、管理人に「中門岳」まで行けるか相談した。管理人いわく「天気が下り坂ですから、空が暗くなったら引き返したほうがいいですね。」とのこと。
ダラダラと木道の上を歩くだけだけど・・・

 駒ケ岳の頂上から中門岳方面を見れば青年登山者が一人。意外に静かな山行きとなってきたぞ。
夏場は登山者少なめかな。
陽射しを遮る樹木がないから、晴れたらキョーレツな暑さだもんね。

 大津岐峠からは立派な登山道となって、意外や意外、ブナのすばらしい森になってきた。あっちこっちに下っても下っても立派なブナブナブナ~だ。
中部地方と違ってブナの限界標高が低いですから、下ってくるとブナワールドがいいしょう。
この辺りまで北上するとブナも少し色白だね。

 話が尽きることがなかったが、バスの気配がした。傘に入れてもらってバス停でお別れとなる。これもまた楽しい思い出となった。
 さてとまた12時間ほど揺られて帰るとするか。

いい山旅の締めくくりとなりましたね、お疲れさま!

ぽぽんたは東の腰袴山の麓にある木賊(とくさ)温泉の混浴で締めました。
ゆ~ときますが、おサルとの混浴とちゃいまっせ!
平ヶ岳から見る山容に魅力全くなしでしたが、登るとすばらしい山でした
平ヶ岳から見る山容に魅力全くなしでしたが、登るとすばらしい山でした
アバター
通風山
管理人
記事: 942
登録日時: 2011年2月11日(金) 08:12
お住まい: 愛知県常滑市

Re: 【南会津】kasayaさん追っかけ会津駒ケ岳(青春18きっぷ列車の山旅)

投稿記事 by 通風山 »

だんでらいおんさん、こんばんは。

かつての大垣発東京行き鈍行が“ムーンライトながら”なんてシャラくさい名前をつけてもらって走ってるんですね。
若い頃はカネがないんで(今も変わらないが・・・)新幹線の半値で行けるこの鈍行を時々使いました。
通路に新聞紙敷いて寝ていくのがイチバン快適だったなあ。
通路に新聞紙と言えば・・・
二十歳前の北ア山行には名古屋23時50分発急行「赤倉」や「きそ」を利用していて、新聞紙ベッドで寝る登山者で溢れてましたね。


なんとまあ昭和のよき時代のお話ですね。
かつて名鉄常滑線はJRの北アルプス号を乗り入れていたんですよ。
正確に言うと北アルプス号の列車を名鉄の通常のダイヤに組み込ませて列車を使い、突如名古屋から「北アルプス号」と名前を変えて高山線に乗り入れてました。
ですから常滑からそのまま高山に行くことができたのです。
名鉄の列車は赤色が基本でしたから、白い列車が駅につくと田舎の駅ではなかなかハイカラだった記憶があります。

 会津駒ケ岳登山口で降りたのは5人。整備されたトイレを使わせてもらって歩き始めた。
ぽぽんたが訪れた10月は路駐する車がズラ~ッ、人、人、人でしたよ。


紅葉の時期はまた格別なんでしょうか。
はたまた第一次百名山ブームの頃のおはなしでしょうか。

池に小屋の影が映るのがまたいい!
草の上で寝てればピーターの口笛が聞こえてきそうやね~


まったりしてきました。天気がいまいちでしたがガスの真っ只中ではなかったので、よしとしておきたいです。

 大津岐峠からは立派な登山道となって、意外や意外、ブナのすばらしい森になってきた。あっちこっちに下っても下っても立派なブナブナブナ~だ。
中部地方と違ってブナの限界標高が低いですから、下ってくるとブナワールドがいいしょう。
この辺りまで北上するとブナも少し色白だね。


やっぱり東北地方の端くれとはいえ、ブナは一級品ですね。
意外な展開に雨の山行きも楽しくなりました。

ぽぽんたは東の腰袴山の麓にある木賊(とくさ)温泉の混浴で締めました。
ゆ~ときますが、おサルとの混浴とちゃいまっせ!


しまった~~~、そば食って、おっさんと民俗学やってる場合じゃなかった。
また調査不足を露呈させてしまったか。ぐやじ~~~~。

平ヶ岳から見る山容に魅力全くなしでしたが、登るとすばらしい山でした

ほおぉ やっぱし草紅葉になるんだ。メモメモ。

  つう
通風山
緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 【南会津】kasayaさん追っかけ会津駒ケ岳(青春18きっぷ列車の山旅)

投稿記事 by 緑水 »

おはようございます、夏が過ぎて想い出に秋風情を訪ねる。青空が待ちどしいですね。
この秋は桜島へ行きたいなあ、屋久島もなんてね。


名のある巨木を見に行きたいのだよなあ。それと祭りだワン。
名のある巨木を見に行きたいのだよなあ。それと祭りだワン。
通風山 さんが書きました:【日 付】2012年9月1日(土)~2日(日)
【山 域】会津 会津駒ケ岳

 7月に車を走らせて、只見湖からシルバーラインで桧枝岐村から会津駒ケ岳を目指そうとしたら、シルバーラインが通行止めであえなく頓挫してしまった。大失敗であったのだ。
青春切符での山遊びは、心が青春でなくては出来ないことですよね。
緑ちゃんもこの切符使って色んな所へ行きましたです。
人と一期一会の出会い、これも目的のひとつでした。

7月に車を走らせて、只見湖からシルバーラインで桧枝岐村から会津駒ケ岳を目指そうとしたら、シルバーラインが通行止めであえなく頓挫してしまった。大失敗であったのだ。
シルバーライン、齢重ねてから潜るトンネル。秋と春に、トンネル抜けると銀山平キノコウリのオバチャンと話した。
ココは好い基地になりますね。


 会津駒ケ岳登山口で降りたのは5人。整備されたトイレを使わせてもらって歩き始めた。
 天気予報が一日前と違って急に悪くなっていた。湿った風の風上のほうが暗い。明日は曇りの予報になってしまっていた。
 これは明日の頂上と中門岳の予定を、今日に前倒ししなきゃいけないなと思いつつ見上げると会津駒ケ岳と中門岳のたおやかな稜線が目に入ってきた。
 「竜ヶ岳みたいだ!」直感的にそんなことをつぶやいた。ここまで来ても鈴鹿なのかよヲイと自嘲してみる。
列車での遊びは変更が効きませんものね、やっちゃえって成りますもんね。
天気は二の次に成るから、ムリになるときもありますよね。

どこの山に行ってもベースに成るのは、マイマウンテンですよね。鈴鹿山と比べてしまいますよね。
このくらいの歩きは御在所から釈迦までとかね。身体が反応してしまいますわ。


 そう思って歩いていくと駒の小屋が見えてきた。
 「アルプスの少女ハイジの家だ!」緑の稜線に立つこげ茶色の小屋のシルエットがまたいい。
 

ココの登りは、端からブナの森抜ければ草原ダモンネ。振り返れば燧岳が見えるよ。
次はアレだなっう感じでしたね。
小屋中の玄関に大きな熊の毛皮が掛けられてましたか。残酷って感じでしたね。


 
駒ケ岳の頂上から中門岳方面を見れば青年登山者が一人。意外に静かな山行きとなってきたぞ。
  
 三角点にタッチして中門岳を目指す。お目当ての池塘があちらこちらに現れる。赤とんぼも飛んで~花も咲いて~♪
 鼻歌交じりに歩くと最大池塘の中門大池についた。先ほどの青年がニコニコしている。いい風景は人を和やかにさせてくれるようだ。
一人での山歩きを思いながらも、どこか心に素敵な人と出会わないかなあって。
その人とこの自然を話し、共有できればなんて思う自分がありませんか。
この山行があと振り向けば、成就く醗酵していくんですよね。
そして老いぼれれば、また訪ねてみように思いますよ。原動力だになります。

 小屋に戻って宴会の真っ盛りの脇で、食事。とはいってもカップラーメンとサバの缶詰だ。あとは缶ビール1本と酒2合も飲んじゃった。
 その後は当然のごとく8時前には爆睡していた。
この小屋は開放されてましたか、奥の部屋へは鍵がかかりは入れなかったなあ。
避難小屋として使えるんだですね。

 大津岐峠からは立派な登山道となって、意外や意外、ブナのすばらしい森になってきた。あっちこっちに下っても下っても立派なブナブナブナ~だ。
 予想外の展開にやっぱりこっちに来てよかった。と思うのだ。ただ50年ほど前の年号と一緒に幹に名前などが刻み込まれている。50年前の傷を消すように育つブナの生命力もすごいが、残念でならないと思った。
好い森に出会ってよかったですね。
ブナの幹に落傷付けるの見るけど、ブナはそんなこと意に帰してない、緑チャンの生まれた頃なんだって感心することあります。


 
ついでに雨にぬれた合羽や服など着替えさせてもらい、またしてもビールをグビグビ。最近は山に入ったときだけは飲んでしまっている。
 ここのご主人と話が弾んで檜枝岐村のことをいろいろ教えてもらう。
 
 キリンテ登山道のブナのすばらしい森と落書きのことを残念がると
 「昭和初期の開拓で大津岐峠を越えて大津岐ダムあたりまで農地を開墾しに行った、その時の道しるべがブナの傷跡。キリンテはその前衛基地だった。」
 


いいですねと地の古老と話すなんて、老婆だともっと楽しい話になったかもですよ。
青春切符の想いで、ひとつ書きますわ。出来ればどうぞ。

JRで赤穂まで行き、フェリーで小豆島に渡り、バリエーションで山頂に行く。公園ですよそこでテント。
次の日は小豆島を徘徊してね、美味いもの食ってフェリーで高松に出るよ。
JRで戻るのさ、小豆島の島から出たいが出られない、ガールとの想いで話が甦りますなあ。 :roll:


                 緑水
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通風山
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登録日時: 2011年2月11日(金) 08:12
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Re: 【南会津】kasayaさん追っかけ会津駒ケ岳(青春18きっぷ列車の山旅)

投稿記事 by 通風山 »

緑水さん、こんにちは。
今日は半日仕事で、家にいました。たまにはじっとしてなきゃね。 ;)

名のある巨木を見に行きたいのだよなあ。それと祭りだワン。

この木はブログにあった、イトシロの巨樹ですね。圧巻ですね。

青春切符での山遊びは、心が青春でなくては出来ないことですよね。
緑ちゃんもこの切符使って色んな所へ行きましたです。
人と一期一会の出会い、これも目的のひとつでした。


この季節になるとなぜかほとんど毎回買ってますね。中毒性があるんでしょうか。
途中下車が自由にできるので、夫婦でも気ままな旅ができたりします。


ココの登りは、端からブナの森抜ければ草原ダモンネ。振り返れば燧岳が見えるよ。
次はアレだなっう感じでしたね。
小屋中の玄関に大きな熊の毛皮が掛けられてましたか。残酷って感じでしたね。


燧岳が見えたら良かったんですが、残念ながら遠景は草津白根山がチラッと見えただけで、ガスに包まれてしまいました。
小屋は素泊まりの自炊専用の有人小屋で、3000円でした。
僕は2階の部屋を指定されましたので、緑水さんの時は無人だったのかな?
熊の毛皮がありました。宿泊客も25人ぐらいと混雑していたので気になりませんでしたが、ひとりだとぞっとしてたかもしれません。

 キリンテ登山道のブナのすばらしい森と落書きのことを残念がると
 「昭和初期の開拓で大津岐峠を越えて大津岐ダムあたりまで農地を開墾しに行った、その時の道しるべがブナの傷跡。キリンテはその前衛基地だった。」
 


いいですねと地の古老と話すなんて、老婆だともっと楽しい話になったかもですよ。


 その土地の変わったところを見つけては、なんでこうなってんの?とか聞いてしまいますね。
 喜んで話してくれる人が多いですよ。
 最後はお国自慢でシャンシャンとなるのですが、そうなった時の笑顔がいいですね。
 お別れのタイミングもバスや列車の到着だったりすると、なかなか粋でいいもんです。

青春切符の想いで、ひとつ書きますわ。出来ればどうぞ。

JRで赤穂まで行き、フェリーで小豆島に渡り、バリエーションで山頂に行く。公園ですよそこでテント。
次の日は小豆島を徘徊してね、美味いもの食ってフェリーで高松に出るよ。
JRで戻るのさ、小豆島の島から出たいが出られない、ガールとの想いで話が甦りますなあ。


 緑水さんも相変わらず、まったりした山旅をされてますね。
 このまったりが激烈な藪漕ぎ、滝登りへとの肥やしとなっていくんじゃないかな~~とか感じています。

 また気が向いたら(ホントはぜひとも)新規レポ書いたってください。
 コメントありがとうございました。

    つう
通風山
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