週末は天気が不安定で，朝になると前日夕方の天気予報がひっくり返る事態になっている．11日（土）はO氏と沢登りの予定だったのだが，土曜日朝の天気予報を見て急きょ中止の連絡を入れる．午後から土砂降りとなり，中止の判断が正しかったことを知る．12日（日）は前日の天気予報が悪く，山へ行く予定はなかったのだが，朝起きてみると1日天気が持ちそうなので，急きょ出掛けることにした．今日は白滝谷からツメカリ谷へグルリップしてみよう．
【 日 付 】2012年8月12日（日）
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】くもり時々晴れ
【 ルート 】朝明キャンプ場駐車場 8:20 --- 9:20 縦走路出会い --- 9:40 入渓 --- 10:50 愛知川 --- 11:15 ツメカリ谷出会い --- 11:35 昼食休憩 12:15 --- 13:50 入渓終了点 --- 14:50朝明キャンプ場駐車場
天気予報が悪かったせいか日曜日にもかかわらず朝明の駐車場は閑散としていて，私がついた時には先着の車が一台あるきりだった．今日は静かな山歩きになりそうだ．
林道コースを通って白滝谷道に直接出ることにする．薄曇りの天気なのだが，気温はそれなりに高くて汗が噴き出してくる．白滝谷に出て，登山道が沢と交差するあたりで沢の準備をして入渓する．白滝谷はナメが多く，滝も斜滝が大部分なのでほとんどの部分を気楽に歩いていける．沢登りのエキスパートだとつまらなくて歩く気にならないだろうが，私のような初心者ならばそれなりに楽しめるところだ．
- 白滝谷に多いナメ
1時間ほどで愛知川（神崎川）に合流する．愛知川をツメカリ谷出会いまで下降する．ツメカリ谷は今回初めて行くので楽しみだ．最初に出てきたのはエメラルドグリーンの釜を持った2mの滝．ここは泳いで登り口にたどりつき，滝身を登る．シャワーが気持ちいい．
- 最初の2m滝 滝身を直登
次は5m滝．ここも泳いで登り口にたどりつき，シャワーを浴びながら左側の滝身を登る．
- 5m滝 左側をシャワーで登る
6mすだれ滝は滝身の左側を簡単に登ることができた．すだれ滝の上の岩で昼食にする．休憩中に誰かに会うかと思ったが，結局誰にも会わなかった．やはり今日は静かな山歩きになりそうだ．おにぎりを食べながら右手の指に違和感を感じたのでふと見てみると，右手薬指でヒルさんが一匹食事を開始しているところだった．食事中申し訳なかったが，ひきはがして石の間で昇天していただく．無理にひきはがしたせいか，針が残ったみたい．
- 6mすだれ滝 左側を登る
食事のあとは10m多段の滝．どこでも好きなように歩けるのでとても気分がいい．その次は裏見の滝．滝の裏をくぐりぬけて登るのがお作法らしいが，その時は知らなかったので，そのまま左側を登ってしまう．
- 裏見の滝 左側を登った
このあと源流部の雰囲気のところを登っていくと，赤黄のテープが張ってあった．予定していた白滝谷への乗越部なので，右折し，テープに沿って小さな尾根を越える．テープと踏み跡があるので，迷うことはなかった．尾根を越えるとすぐに白滝谷の支流にで，そこを下ると朝入渓したところだった．
沢装備を解き，林道コースを下って駐車場に戻った．結局，誰にも出会わず，静かな山歩きだった．ツメカリ谷は滝の多くがきれいな釜を持っていて，滝はすべて直登できるので，初心者でも気軽に楽しむことのできるいい谷だった．
おはようございます、シュークリームさん。