目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

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biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by biwaco »

 いつの間にか8月。原発が動かないとヤブサイトも真っ暗!? なんてヒヤヒヤしてたら夜も昼間も猛暑のオリンピック(現地は涼しい?)観戦で、足りないのは電気でなく睡眠だったりして…。これで高校野球が始まったらどないなるの(>_<)

 …ってなわけで、遅くなったレポ、所在証明(ダラダラと長いだけです)だと思ってお許しくださいマセ。m(__)m 


【 日 付 】2012年7月25日(水)~27日(金)
【 山 域 】両白/白山北部登山路周回 

【メンバー】単独
【 天 候 】高曇り~晴れ
【 ルート 】25日(水)=新岩間温泉駐車場-加賀新道登山口-ゴンドラ山頂駅-檜倉-しかり場分岐-長倉山-奥長倉避難小屋(泊)
26日(木)=避難小屋-奥長倉山-美女坂の頭-天池-油池-長坂-四塚山-七倉辻-岩間道-小桜平避難小屋(泊)
27日(金)=避難小屋-楽々新道-丸石谷登山口-林道-新岩間温泉駐車場


 梅雨が明けた。とはいってもしっかり晴れるのは次週以降だろう。なんて思っていたら、ケータイ着信。珍しくチャリちゃんからだ。なんでも白山北部あたりをうろついてるとか。岡崎のHさんと一緒らしい。ケータイはすぐ切れてしまったが、こちらの山スイッチは入ってしまったよ~!
 昨年、岩間道から中宮道を周回した(避難小屋2泊)。残るは西側の尾添尾根(加賀禅定道)と楽々新道の周回だ。いつか行こうと思っていたのだが、体力を考えたらその可能性は毎年小さくなっていく。なので、今行くしかない!のだ。

 毎日がホリデー。お天気だけが判断基準。いや、経済的制約ってもんは勿論あるのだが…。それはそれで、なんとかなるやろ…と、カミサンの顔色を窺うと、ほとんど諦め顔。「止めてもどうせ行くやろな(-_-;)」

 そういうわけで24日、交通費節約ルートで一里野へ向かう。一里野スキー場にはまだ夕刻前。ゴンドラ「rio」は動いていないので山頂駅までの登山口を確認しておく。岩間道への林道を20分ほどで新岩間温泉へ。休業していた山崎旅館が営業再開してる。仲居のお姉さんにあいさつして写真など撮らせてもらう。なんでも道路が崩壊して遅れたが今年7月初めからオープンされたという。歴史ある山の湯の復活は、とにかくもめでたいことだ。
 登山者用の駐車場には車が3台。一画に停め、横にテントを張る。今日はここで寝て、明日の朝、自転車でチェック済みの登山口へ下る予定。
 ところで、昨年には使えたここのトイレだが、いまは使用不可なので、要注意。

1日目(25日)
 パッキングをやり直しながら考える。できる限り軽くせな…。で、毒液アワワはメンバー落ち! 車で待機だ。昨夜の一人宴会で戴いたから、まあいいや。

 6:15 起き出した山崎旅館の泊まり客を尻目に駐車場を後にする。登山口近くにある作業小屋の軒先に自転車をデポ。小屋の近くに水場がある。水はいくらあっても足りないくらいだろうが、重さを考えればむやみには担げない。その加減の判断が難しいところなんだろう。予定のルートではこの先、水場はほとんどない。一応、「水場」表示がある油坂と小桜平もこの時期、実際は涸れている可能性が高いのだ。となれば、本来なら5、6Lは必要かも? とは思うものの、持ったのは3L。これ以上、担げません~(@_@;) なんて居直ってみたが、これじゃあいくらなんでも少なすぎるんだが…。

 6:55 加賀禅定道はハライ谷登山口から入る場合が多いようだが、ゴンドラ山頂駅に出るこの巡視路からも取り付ける。草ヤブが刈り込まれた登山路はかなりの急登だが、1時間余りでいきなりススキの原っぱへ。左手にゴンドラ駅舎が見える。
 標高点1045の展望台。尾添川の谷を挟んでドンブリを伏せたようなブナオ山がデンと構える。その向こうにスーパー林道の北側の山の稜線。
 展望台の裏側から縦走路が伸びる。歩き易い登山路。やがてスキー場から回り込んでくる林道を横切り登山路に復帰。急坂を登りきると右手に桧の古木。おや、左にも。存在感ある巨木があちこちに。「檜倉」の標柱がある。なるほどなるほど。
檜倉の古木
檜倉の古木
P7250107.jpg (72.4 KiB) 閲覧された回数 3377 回
 平坦になるとブナも現われ、「木実谷頭」の標柱を過ぎ、急坂を登るとみごとなブナの林。ここで一服だ。
 「緑の谷峠」標柱を過ぎ、足元の花を愛でながら進むと展望が開け、薄いガスの向こうに奥長倉山から美女坂あたりの稜線が浮かぶ。

 10:45 しかり場分岐。ハライ谷登山口からの道(檜新宮参道)と合流。檜新宮まで下れば水(御仏供水)が得られるのだが、余分なアルバイトはごめん。
 市販地図だと、泊り予定の奥長倉避難小屋まで1時間40分。天気はまずまずだし、時間はタップリ。休みながらゆっくり行くことにする。緩やかになった登りを進むと、右手に刈り込みがあり、標石柱と「長倉山(本峰)1660.57m」のプレート。
 もう12時前。まだアップダウンがある。長倉山から3回目の登り返し。上の潅木のなかで人声がすると思ったら、避難小屋が現れた。今日の宿だ。13時を回ったところ。
 人声の主は和歌山からの中高年男女3人組。ちょうど小屋前のテーブルでランチが終わったところらしい。中宮道のゴマ平避難小屋と室堂の2泊で、背中のザックは60L級。今日は一里野からタクシーで金沢へ出るという。こちらは車利用ばかりだが、アクセス方法は様々。どれが便利、どれが安上がり、どれが安楽…と一概には言えない。

 さて、今夜はやはりひとり寝かな? 取り敢えず荷物をおろし遅くなったランチだ。食欲がない。そうだ、保冷バッグにトマトが入ってるはず。丸ごと齧り付く。冷たい果汁が喉をうるおしてくれる。毒液アワワの比ではない。こんなに美味しいならもっと担いできたら良かった。もうひとつは朝用に残しておこう。
 外をひと回りしてから一眠り。うつらうつらと3時間ほど。そろそろ夕刻だ。外へ出てみる。小屋の周りに咲く花に綺麗な蝶が舞う。名前は知らない。アゲハチョウに似ているが青っぽい羽根。よく聞くアサギマダラかも?
 西から上がってきたガスが尾根を越えて丸石谷を埋めてゆく。明日は晴れるだろうか?
さあ、暗くなる前に夕食を食べてしまおう。小屋に戻り湯を沸かす。メニューはα米にレトルトカレー。ワカメの味噌汁。なんとか食べられそうだ。明日のために食べきらないと。
奥長倉小屋の夕景
奥長倉小屋の夕景
P7250232.jpg (30.78 KiB) 閲覧された回数 3377 回
 18:30 夕景を見に外へ。奥長倉山まで登ってみる。ほんの10分ほど。西陽を浴びて四塚山~七倉岳の稜線がくっきり。丸石谷はガスに埋まったままだが上空はすっきりした青空。沈みかけた西陽が小屋を照らす。刻々と彩を変えていく西の空。
結局、同宿者はないみたい。あとは寝るだけだ。


2日目(26日)
 6:10 朝食を済ませ出発。5時発の予定だったが1時間遅れ。今日は七倉辻から空身で山頂のお池巡りでもして、16時頃には小桜平小屋着の予定なのだが、水と体力の残量を見て判断することにする。
 狙った通りの好天。!(^^)! 振り返れば笈ヶ岳~大笠山の青いシルエット。遠く北アルプスや立山・剱岳の稜線も望める。背中の荷物もやや軽くなったこともありスタートは快調。
 奥長倉山を下った鞍部に「水飲み場5分」の標識が倒れている。左のヤブを下ればいいのだろうが、涸れている可能性の方が高いので、そのまま進む。
 美女坂の登りは結構きつい。鞍部から頭まで1時間近くかかってしまった。なんで「美女」なのか知らないが、汗でビジョビジョにはなる。(>_<)
 しかし、ここからは眺望も楽しみながらの稜線歩き。左に百四丈滝が滝音とともに現れる。この斜面を滝壺まで下ると下から滝を見上げることができる。でも今は、その余裕はないなあ…。残雪期なら、とは思うが実現の可能性は極めて無限小?だ。少し入った展望台から眺めるだけでガマンしておこう。
百四丈滝
百四丈滝
P7260290.jpg (56.29 KiB) 閲覧された回数 3377 回
 低いササの湿地帯になると木道が現われた。平坦、もしくは緩やかな登りで、これなら楽々だ。ニッコウキスゲやハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、時々クロユリも咲く。四塚山が少しずつ近づいてくる。

 8:25 おや、水だ! ・2138pの手前の雪田の下部から草地に向けて融水が流れ出している。朝陽にキラキラと光る流れ。こりゃ、神の恵みや!(^^)!
 この先の油池の水場が涸れていないとは保証できない。ここで冷たい水に出会えるとはラッキーとしか言えない。草地に入ると伏流になってしまっているので、雪田のすぐ下でシェラカップを使って水を汲む。ゴミを濾すために茶漉しネットを持ってきたのが役立つ。すぐに2Lタンクは満杯に。500mlのペットボトル2本にも詰め、体内にもカップ2杯分を流し込む。さすがに氷が融けたばかりの水は冷たい!
 本当は雪渓の融水をそのまま飲むのはお腹には良くないのだろう。が、いまはそんなことは言ってられない。

 9:00 下りかけるとすぐ「加賀室跡」の石垣と平坦地があり、その先に天池。この池の水もきれいで、いざというときは飲料になる(要煮沸)。ピークを巻くように水平に付けられた登山路は助かる。

 9:50 油池で一休み。水はすでに確保したが、水場確認のため西側へ踏み跡を下ってみる。小さな涸れ沢に沿った踏み跡を5分余りで水場らしい沢に出る。水はチョロチョロと一応流れているが、いつ涸れても不思議ではない。

 時計を見ればもう10時半だ。これでは山頂のお池巡りはパスだなあ。(@_@;)
 となれば、気が楽になる。夕刻までに小屋へ着けばいい。とはいえ、カメワリ坂、長坂と続く登りはキツくて長い。(>_<) 歩いてきたラクダの背中のような尾根を振り返りながら、登ってゆく。
四塚山のケルン群
四塚山のケルン群
P7260390.jpg (60.8 KiB) 閲覧された回数 3377 回
 12:30 やっと平坦になり湿地帯に木道が現われると北竜ヶ馬場。雪渓の融水で登山路は小川状態だ。まもなく四塚山のケルンに到着。油池から約2時間。湿原の花を撮りに室堂方面からやってきた単独者が二人と出会う。
 四塚山の三角点は北西のピークにあるようだが南東のピーク・2530のほうが高い。ピークへの登山路は見当たらなかったのでどちらも素通り。七倉山との鞍部でランチにする。

 13:30 目の前に聳える七倉山へは通行禁止となっている。登山路は南側を巻く。10分で七倉辻。大きな雪渓が残っている。大汝山の写真だけ撮って岩間道へ。七倉山への登り口は見当たらない。
 小桜平の小屋まで2時間余とあるからすぐだなと思ったら大間違い。清浄ヶ原~見返坂を、右手の火の御子峰の景観を眺めながら下る。

 15:55 やっとこさで楽々新道との分岐。あと15分、がんばろう。ハクサンコザクラが咲きそろう登山路を下ると右前方に避難小屋が見えてくる。小屋の前の水場はやはり湿地と化して流れはない。昨年よりも涸れている感じ。
 小さく「こんにちは~」と声をかけて入る。室内は真っ暗。誰もいない。荷を下ろし、三方の雨戸を開けると一変、明るい部屋になる。まだ木の香りが残る真新しい小屋。一昨年に改築されたばかりだ。
貸切の小桜平小屋
貸切の小桜平小屋
P7260449.jpg (40.83 KiB) 閲覧された回数 3377 回
 この小屋からも北の窓から笈ヶ岳~大笠山が近い。
 夕食はα米の五目御飯。半分だけ食べて残りは朝食にとっておく。塩コンブを熱湯で戻したスープが美味しい。ヘタなインスタントみそ汁よりも美味いかも?

3日目(27日)
 6:30 床と土間の掃除を済ませてから下山路へ。じつは分岐まで登り返して岩間道を下ろうか?とも考えたのだが、未踏の楽々新道を選ぶ。楽々で下れそうな名前に引っ張られる…。
 ササとナナカマドなどの灌木、背の低いハイマツ(?)の間の道を下って行く。小桜平は池塘があり細い踏み板が架けてあった。
 ここを過ぎると両側を樹木に遮られ見晴らしのない単調な道が続く。名前とは裏腹に荒れたところもあり、登るにも下るにもけっして「楽々」な道ではない。市販地図にも丸石谷登山口までなんの記載もないが、変化も面白味も全くない、足が「ガクガクシンドー」(>_<)だったのだ。
 10:00 やっとのことで登山口に出た。林道がヘアピンカーブしたところで、倒れた標識柱が草に埋もれかけている。しかも林道から少し離れているので、登ってきたら分かりにくいだろう。ネットのレポに、気づかず通り過ぎたという書き込みがいくつかあったが、さもありなんである。
 こちらは下山なのでそんなことはなかったが、替わりに、林道をどっちへ進めばいいのか分からなくなる。疲れた頭に地図を思い浮かべるのだが、こころもとない。GPSで現地確認し左右を確認して右へ進む。
 きっちり20分歩いて山崎旅館の前の駐車場へ。今回も無事に帰れたなあ…。なんとなく感慨深い。

 自転車を回収してから「天領」の露天風呂で汗を流す。レストランが営業していないので缶ビールで一人乾杯。休憩ルームで、TVから流れる国会中継を子守歌替わりに昼寝。人声で目が覚めるともう正午を過ぎている。そろそろ帰らないと。
 勝山の「8番らーめん」(美味しい!)のラーメン+餃子定食で空きっ腹を癒し、帰路も木之本まで一般国道を走る。

              ~biwaco
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by ふ~さん »

こんばんは、Biwaさま。
 梅雨が明けた。とはいってもしっかり晴れるのは次週以降だろう。なんて思っていたら、ケータイ着信。珍しくチャリちゃんからだ。なんでも白山北部あたりをうろついてるとか。岡崎のHさんと一緒らしい。ケータイはすぐ切れてしまったが、こちらの山スイッチは入ってしまったよ~!
スイッチ入っちゃいましたか・・・チャリさん、ご無沙汰してますね。
 毎日がホリデー。お天気だけが判断基準。いや、経済的制約ってもんは勿論あるのだが…。それはそれで、なんとかなるやろ…と、カミサンの顔色を窺うと、ほとんど諦め顔。「止めてもどうせ行くやろな(-_-;)」
とうとう、奥さん手なずけましたな。私も今の状態に持ち込むのに幾星霜・・・
 パッキングをやり直しながら考える。できる限り軽くせな…。で、毒液アワワはメンバー落ち! 車で待機だ。昨夜の一人宴会で戴いたから、まあいいや。
Biwaさんにとっては大英断だね。
 さて、今夜はやはりひとり寝かな? 取り敢えず荷物をおろし遅くなったランチだ。食欲がない。そうだ、保冷バッグにトマトが入ってるはず。丸ごと齧り付く。冷たい果汁が喉をうるおしてくれる。
わかるわかる。山ではキュウリに塩ふっただけでもおいしいよね。
 低いササの湿地帯になると木道が現われた。平坦、もしくは緩やかな登りで、これなら楽々だ。ニッコウキスゲやハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、時々クロユリも咲く。四塚山が少しずつ近づいてくる。
いいな、いいな。私などは時期が早すぎて6月末の車山ではニッコウキスゲを拝めなかったし・・・近年シカの食害でニッコウキスゲが激減してるって聞いてたから心配もしてたけど、霧ヶ峰のあたりじゃ、ニッコウキスゲの旬は7月末くらいだよね。ひと月早かった^^;
 時計を見ればもう10時半だ。これでは山頂のお池巡りはパスだなあ。(@_@;)
 となれば、気が楽になる。夕刻までに小屋へ着けばいい。
お池巡りはいつでもまた。この決断は素晴らしい。

 
小さく「こんにちは~」と声をかけて入る。室内は真っ暗。誰もいない。荷を下ろし、三方の雨戸を開けると一変、明るい部屋になる。まだ木の香りが残る真新しい小屋。一昨年に改築されたばかりだ。
小さく「こんにちは~」・・・だなんてどうして?昨年に引き続いて二度目の利用?主みたいなもんでしょ?もっとも昨年はハプニングがありましたね~
名前とは裏腹に荒れたところもあり、登るにも下るにもけっして「楽々」な道ではない。市販地図にも丸石谷登山口までなんの記載もないが、変化も面白味も全くない、足が「ガクガクシンドー」(>_<)だったのだ。
ビジョビジョ坂と並んで座布団剥奪の刑ですね(-_-;)

 自転車を回収してから「天領」の露天風呂で汗を流す。レストランが営業していないので缶ビールで一人乾杯。休憩ルームで、TVから流れる国会中継を子守歌替わりに昼寝。人声で目が覚めるともう正午を過ぎている。そろそろ帰らないと。
 勝山の「8番らーめん」(美味しい!)のラーメン+餃子定食で空きっ腹を癒し、帰路も木之本まで一般国道を走る。

              ~biwaco
そして、今回のオチは・・・?正直に告白しなされ。ともあれ、三日間の白山漬け、お疲れさまでした!

 ふ~さん
緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by 緑水 »

ビワジサマ、緑チャン今年テーマにあったレポありがたく読ませてもらいましたよ。 ;)
biwaco さんが書きました: いつの間にか8月。 
8月の声は山では秋風が吹きますな、もう空き無視が鳴きだしてます。なぜか子ネコも鳴いてるよ。
【 ルート 】25日(水)=新岩間温泉駐車場-加賀新道登山口-ゴンドラ山頂駅-檜倉-しかり場分岐-長倉山-奥長倉避難小屋(泊)
 毎日がホリデー。お天気だけが判断基準。いや、経済的制約ってもんは勿論あるのだが…。それはそれで、なんとかなるやろ…と、カミサンの顔色を窺うと、ほとんど諦め顔。「止めてもどうせ行くやろな(-_-;)」。


この恩と死になって、ヨメの顔色伺うんですかな。
土下座して許しお貰うなんての人もいるけど、アキラメさせヤナアカンよな。ジジイの鏡になってくださいな。
俺がお前の死に水はとってやるってね。 :roll:

 休業していた山崎旅館が営業再開してる。仲居のお姉さんにあいさつして写真など撮らせてもらう。なんでも道路が崩壊して遅れたが今年7月初めからオープンされたという。歴史ある山の湯の復活は、とにかくもめでたいことだ。
 登山者用の駐車場には車が3台。一画に停め、横にテントを張る。今日はここで寝て、明日の朝、自転車でチェック済みの登山口へ下る予定。
 ところで、昨年には使えたここのトイレだが、いまは使用不可なので、要注意。
トイレ使えないんですか :cry:
元湯の林道補修してましたけど、コレは閉鎖でしたかな。いけたら萌タン号と長逗留したいなあ思ってますの。
名物のヨッパライに逢いたいのだワン。

1日目(25日)
 パッキングをやり直しながら考える。できる限り軽くせな…。で、毒液アワワはメンバー落ち! 車で待機だ。昨夜の一人宴会で戴いたから、まあいいや。

 持ったのは3L。これ以上、担げません~(@_@;) なんて居直ってみたが、これじゃあいくらなんでも少なすぎるんだが…。

保冷バッグにトマトが入ってるはず。丸ごと齧り付く。冷たい果汁が喉をうるおしてくれる。毒液アワワの比ではない。こんなに美味しいならもっと担いできたら良かった。もうひとつは朝用に残しておこう。
暗くなる前に夕食を食べてしまおう。小屋に戻り湯を沸かす。メニューはα米にレトルトカレー。ワカメの味噌汁。なんとか食べられそうだ。明日のために食べきらないと。
山での食物が一番気になるよな。メシくわなパワーがでないよ。
 9:50 油池で一休み。水はすでに確保したが、水場確認のため西側へ踏み跡を下ってみる。小さな涸れ沢に沿った踏み跡を5分余りで水場らしい沢に出る。水はチョロチョロと一応流れているが、いつ涸れても不思議ではない。

 夕食はα米の五目御飯。半分だけ食べて残りは朝食にとっておく。塩コンブを熱湯で戻したスープが美味しい。ヘタなインスタントみそ汁よりも美味いかも?
α米っての食べたことないんだよな、腹持ちは好いのかな。

 
勝山の「8番らーめん」(美味しい!)のラーメン+餃子定食で空きっ腹を癒し、帰路も木之本まで一般国道を走る。

              ~biwaco

いろいろ参考になりましたワン。

好い山遊びをです。

               緑水
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by biwaco »

ふ~さん、こんち~(^_-)
フェンシングの太田くん、バドの垣岩さん…と、近江っ子が頑張ってます。爺も負けてられへん~のですが、体が…(>_<)
スイッチ入っちゃいましたか・・・チャリさん、ご無沙汰してますね。
そうなんです。
白山の地図広げてたら携帯が鳴って、ビックリしました。
6月の東面台地の時はとっちゃんのメールでスイッチオンでしたし、去年の赤木沢の時は…ネ(^_-) そんなんばっかりです。
とうとう、奥さん手なずけましたな。私も今の状態に持ち込むのに幾星霜・・・
やはり生活のパートナーとしての期待が残っている間は、ダメです。
何も期待できないなあ…との悟りさえ開いてもらえれば、あとは簡単。(^_-)

毒液アワワはメンバー落ち! 車で待機だ。
Biwaさんにとっては大英断だね。
出征の朝、涙の別れでした。
せっかくここまで身を冷やしてついてきたのに…。いざ本番になって置いてけぼりだとは(>_<)
アワワたちの嘆声を掻き消すかのように、後ろ髪を引かれる思いで自転車のペダルを漕いだのです。

そうだ、保冷バッグにトマトが入ってるはず。丸ごと齧り付く。冷たい果汁が喉をうるおしてくれる。
わかるわかる。山ではキュウリに塩ふっただけでもおいしいよね。
貴重な水分補強アイテムでした。アワワの替わりにエントリーしておいて、これだけは作戦勝ちでしたね。
いいな、いいな。私などは時期が早すぎて6月末の車山ではニッコウキスゲを拝めなかったし・・・近年シカの食害でニッコウキスゲが激減してるって聞いてたから心配もしてたけど、霧ヶ峰のあたりじゃ、ニッコウキスゲの旬は7月末くらいだよね。ひと月早かった^^;
元気なニッコウキスゲ
元気なニッコウキスゲ
P7260283.jpg (69.82 KiB) 閲覧された回数 3233 回
シカが食べるんですか? 籾糠湿原のニッコウキスゲは透明のアブラムシにたかられて瀕死状態でした。
花の名前はあまり分かりませんが、少なくとも20種類は咲いてました。

小さく「こんにちは~」と声をかけて入る。室内は真っ暗。誰もいない。荷を下ろし、三方の雨戸を開けると一変、明るい部屋になる。まだ木の香りが残る真新しい小屋。一昨年に改築されたばかりだ。
小さく「こんにちは~」・・・だなんてどうして?昨年に引き続いて二度目の利用?主みたいなもんでしょ?もっとも昨年はハプニングがありましたね~
小屋のノートを見たら、今年だけでもう2度も利用しているご夫婦がおられました。
年に1度なんて、リピーターの末席にもあずかれないでしょうよ。(>_<)
昨年の北登山路ハプニングは次の日からですよ~。

名前とは裏腹に荒れたところもあり、登るにも下るにもけっして「楽々」な道ではない。
変化も面白味も全くない、足が「ガクガクシンドー」(>_<)だったのだ。
ビジョビジョ坂と並んで座布団剥奪の刑ですね(-_-;)
美女とか楽々だとか、ほんまに看板に騙されたらエライ目に会いますワ。(>_<)
そして、今回のオチは・・・?正直に告白しなされ。ともあれ、三日間の白山漬け、お疲れさまでした!
こうしてお返事書けるまでに体力も戻ってまいりました。またどっか連れてっておくれやす。m(__)m
えっ? オチが怖くて付いて歩けないって?
そういや、今回も…。オチと言えるかどうか…。

                           ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by biwaco »

緑水 さんが書きました:ビワジサマ、緑チャン今年テーマにあったレポありがたく読ませてもらいましたよ。 ;)
緑ちゃん、ご無沙汰であります。白山はいいね!どこから攻めても、攻めがいがあります。(^_-)
この恩と死になって、ヨメの顔色伺うんですかな。
土下座して許しお貰うなんての人もいるけど、アキラメさせヤナアカンよな。ジジイの鏡になってくださいな。
俺がお前の死に水はとってやるってね。 :roll:
まあ、半分以上は諦めてるんですけどね。残り火ってやつがなかなか消えない。死に水でも掛けんと消えんのかも?
 ところで、昨年には使えたここのトイレだが、いまは使用不可なので、要注意。
トイレ使えないんですか :cry:
元湯の林道補修してましたけど、コレは閉鎖でしたかな。いけたら萌タン号と長逗留したいなあ思ってますの。
名物のヨッパライに逢いたいのだワン。
登山口のトイレは外観はきれいなんですが使用不能。水が出ません。
山崎旅館のオヤジさんに聞くと、県がなかなか直してくれないと言ってました。
元湯への林道(岩間道)は車は入れないけど、歩きなら1時間ほど。長逗留ならテントが要りますね。
休憩小屋(トイレ付)があるので、寝袋だけでも寝れますけど。
露天風呂もあるし、飲み水はジャージャー出てるし…。
 夕食はα米の五目御飯。半分だけ食べて残りは朝食にとっておく。塩コンブを熱湯で戻したスープが美味しい。ヘタなインスタントみそ汁よりも美味いかも?
α米っての食べたことないんだよな、腹持ちは好いのかな。
昔のα米と比べたら美味くなったということです。(昔のを食べてないので何とも…)
尾西とか、サカタとかいくつかのメーカーから出てます。白飯で200円台、五目御飯やピラフで350円くらい。でき上がりで260gです。密閉チャック付きなので残しても大丈夫です。
biwa爺はレトルトのカレー(1袋100円くらい)を持っていって白飯にかけて食べます。スキ焼ドンブリや中華ドンブリでもいいです。
朝は残した白飯に塩コンブやフリカケを掛けてお茶づけにすると喉を通りやすいです。
スーパーは置いてないところもあるので、biwa爺はホームセンターの防災グッズコーナーで買います。ネットでも買えるけどね。

以上、「α米で山食を充実~♪」コーナーでした。(^_-)
いろいろ参考になりましたワン。
好い山遊びをです。
               緑水
美味しい山遊びを~
            ~biwaco
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by たんぽぽ »

biwa爺ちゃま、こんばんは。

【 ルート 】25日(水)=新岩間温泉駐車場-加賀新道登山口-ゴンドラ山頂駅-檜倉-しかり場分岐-長倉山-奥長倉避難小屋(泊)
26日(木)=避難小屋-奥長倉山-美女坂の頭-天池-油池-長坂-四塚山-七倉辻-岩間道-小桜平避難小屋(泊)
27日(金)=避難小屋-楽々新道-丸石谷登山口-林道-新岩間温泉駐車場

このクソ暑い中、長~い尾根を延々とよく歩きなはりますね~
たんぽぽなら途中で干からびてしまいますがな。

 毎日がホリデー。お天気だけが判断基準。いや、経済的制約ってもんは勿論あるのだが…。それはそれで、なんとかなるやろ…と、カミサンの顔色を窺うと、ほとんど諦め顔。「止めてもどうせ行くやろな(-_-;)」
奥方もいよいよ悟りの境地?

 パッキングをやり直しながら考える。できる限り軽くせな…。で、毒液アワワはメンバー落ち! 車で待機だ。昨夜の一人宴会で戴いたから、まあいいや。
おおっ!毒液アワワとの縁を断つとはBiwa爺ちゃまもかなり高い境地にまで登り詰めておられますなあ~

となれば、本来なら5、6Lは必要かも? とは思うものの、持ったのは3L。これ以上、担げません~(@_@;) なんて居直ってみたが、これじゃあいくらなんでも少なすぎるんだが…。
ゲッ、3リットルなんて、死ぬ~っ

 さて、今夜はやはりひとり寝かな? 取り敢えず荷物をおろし遅くなったランチだ。食欲がない。そうだ、保冷バッグにトマトが入ってるはず。丸ごと齧り付く。冷たい果汁が喉をうるおしてくれる。毒液アワワの比ではない。こんなに美味しいならもっと担いできたら良かった。もうひとつは朝用に残しておこう。 
水3リットルにトマト2個、しかも保冷パック付!!
Biwa爺ちゃまっていつからそんな強力になったんっすか??

外をひと回りしてから一眠り。うつらうつらと3時間ほど。そろそろ夕刻だ。外へ出てみる。小屋の周りに咲く花に綺麗な蝶が舞う。名前は知らない。アゲハチョウに似ているが青っぽい羽根。よく聞くアサギマダラかも?
夕刻に見るのは夕来斑と申します。

 8:25 おや、水だ! ・2138pの手前の雪田の下部から草地に向けて融水が流れ出している。朝陽にキラキラと光る流れ。こりゃ、神の恵みや!(^^)! 
ラッキ~!いっぱい飲んでや!

この先の油池の水場が涸れていないとは保証できない。ここで冷たい水に出会えるとはラッキーとしか言えない。草地に入ると伏流になってしまっているので、雪田のすぐ下でシェラカップを使って水を汲む。ゴミを濾すために茶漉しネットを持ってきたのが役立つ。
茶漉しネットまで用意してるなんて、そのまま夜逃げするとか。
いったい何キロ背負ってきたの?

すぐに2Lタンクは満杯に。500mlのペットボトル2本にも詰め、体内にもカップ2杯分を流し込む。さすがに氷が融けたばかりの水は冷たい!
本当は雪渓の融水をそのまま飲むのはお腹には良くないのだろう。が、いまはそんなことは言ってられない。

大丈夫。大丈夫、たんぽぽぽんぽんが実証済みでっせ。

 小さく「こんにちは~」と声をかけて入る。室内は真っ暗。誰もいない。荷を下ろし、三方の雨戸を開けると一変、明るい部屋になる。まだ木の香りが残る真新しい小屋。一昨年に改築されたばかりだ。
二日とも貸し切り小屋ですか・・・
このクソ暑い最中いかに〇〇タイルートを歩いてるかってことですよ。(人のことは言えんだろって?)

 自転車を回収してから「天領」の露天風呂で汗を流す。レストランが営業していないので缶ビールで一人乾杯。
ずっと辛抱していたアワワです、さぞかし旨かったことでしょう。

 勝山の「8番らーめん」(美味しい!)のラーメン+餃子定食で空きっ腹を癒し、帰路も木之本まで一般国道を走る。
タダ券やるから店の宣伝しろって言われたの?
それよりヤブで宣伝するからお勘定タダにしてもらう方が得策かも。
長丁場お疲れさんでした!
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by Kasaya »

biwacoさん こんばんは
先日白山で少年Kさんにお会いしてから、この白山の北面ルートが気になってまーす。
どういうアクセスとルートがいいのかと

【 ルート 】25日(水)=新岩間温泉駐車場-加賀新道登山口-ゴンドラ山頂駅-檜倉-しかり場分岐-長倉山-奥長倉避難小屋(泊)
26日(木)=避難小屋-奥長倉山-美女坂の頭-天池-油池-長坂-四塚山-七倉辻-岩間道-小桜平避難小屋(泊)
27日(金)=避難小屋-楽々新道-丸石谷登山口-林道-新岩間温泉駐車場

やっぱり2泊は要りそうですね。

 昨年、岩間道から中宮道を周回した(避難小屋2泊)。残るは西側の尾添尾根(加賀禅定道)と楽々新道の周回だ。いつか行こうと思っていたのだが、体力を考えたらその可能性は毎年小さくなっていく。なので、今行くしかない!のだ。
山は逃げないのですが、やっぱり行ける季節も限られますよね

サンの顔色を窺うと、ほとんど諦め顔。「止めてもどうせ行くやろな(-_-;)」
絶大なる信頼(^▽^)/

 パッキングをやり直しながら考える。できる限り軽くせな…。で、毒液アワワはメンバー落ち! 車で待機だ。昨夜の一人宴会で戴いたから、まあいいや。
重量は気になりますもんね。アルコールは全く無しですか?

水はいくらあっても足りないくらいだろうが、重さを考えればむやみには担げない。その加減の判断が難しいところなんだろう。予定のルートではこの先、水場はほとんどない。一応、「水場」表示がある油坂と小桜平もこの時期、実際は涸れている可能性が高いのだ。
これが一番の関心ごと。小桜平は水があると聞いたのですが、どうもこの時期は怪しそうですね。
避難小屋が現れた。今日の宿だ。13時を回ったところ。 
余裕の行程ですね。確か前回は色々合ったような気がしますが

今日は一里野からタクシーで金沢へ出るという。こちらは車利用ばかりだが、アクセス方法は様々。どれが便利、どれが安上がり、どれが安楽…と一概には言えない。
一里野経由のバスやシャトルもあるそうですね。時間の制約がありますが、これも使えそうです。

 18:30 夕景を見に外へ。奥長倉山まで登ってみる。ほんの10分ほど。西陽を浴びて四塚山~七倉岳の稜線がくっきり。丸石谷はガスに埋まったままだが上空はすっきりした青空。沈みかけた西陽が小屋を照らす。刻々と彩を変えていく西の空。

山での宿泊はこういうのが見られていいですね。こんなときが好きなんです。

左に百四丈滝が滝音とともに現れる。この斜面を滝壺まで下ると下から滝を見上げることができる。
立派な滝ですね。その位置から見るだけでも価値がありそう

 8:25 おや、水だ! ・2138pの手前の雪田の下部から草地に向けて融水が流れ出している。朝陽にキラキラと光る流れ。こりゃ、神の恵みや!(^^)!
ありがたや。水はどれだけあってもいいのです

 本当は雪渓の融水をそのまま飲むのはお腹には良くないのだろう。が、いまはそんなことは言ってられない。
私も何度か飲んでますが、今までお腹を壊したことはありません。

七倉山への登り口は見当たらない。 
これどうしてないのでしょうね。私も昨年探しましたが見つかりませんでした。

小屋の前の水場はやはり湿地と化して流れはない。昨年よりも涸れている感じ。 
登山地図には水と書いてありますが。要注意ですね

 夕食はα米の五目御飯。半分だけ食べて残りは朝食にとっておく。塩コンブを熱湯で戻したスープが美味しい。ヘタなインスタントみそ汁よりも美味いかも?
塩昆布スープは軽くて良さそうですね。山で何を食べるか。軽くて嵩張らずおいしいもの。朝はいつもお茶漬けになっちゃいます。

名前とは裏腹に荒れたところもあり、登るにも下るにもけっして「楽々」な道ではない。市販地図にも丸石谷登山口までなんの記載もないが、変化も面白味も全くない、足が「ガクガクシンドー」(>_<)だったのだ。 
なるほどねえ。初めて行くなら岩間新道のほうがいいのかな

 きっちり20分歩いて山崎旅館の前の駐車場へ。今回も無事に帰れたなあ…。なんとなく感慨深い。
今回は残念ながらハプニングが無かったようですね(^_^.)
じっくりと歩けたようでうらやましい気がします
お疲れ様です。参考になりました
kASAYA
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by 宮指路 »

Biwacoさん、こんにちは

  昨年、岩間道から中宮道を周回した(避難小屋2泊)。残るは西側の尾添尾根(加賀禅定道)と楽々新道の周回だ。いつか行こうと思っていたのだが、体力を考えたらその可能性は毎年小さくなっていく。なので、今行くしかない!のだ。

8月4日~5日に観光新道~御前峰~池巡り~南竜テント場~別山~チブリ尾根を4人で下りてきました。観光新道は人が少なくお花が綺麗でしたよ
ハクサンフウロ.jpg
ハクサンフウロ.jpg (24.46 KiB) 閲覧された回数 3160 回
 毎日がホリデー。お天気だけが判断基準。いや、経済的制約ってもんは勿論あるのだが…。それはそれで、なんとかなるやろ…と、カミサンの顔色を窺うと、ほとんど諦め顔。「止めてもどうせ行くやろな(-_-;)」

そのうち私もそんな身分になりそうですが、でも山は続けたいナ

 そういうわけで24日、交通費節約ルートで一里野へ向かう。一里野スキー場にはまだ夕刻前。ゴンドラ「rio」は動いていないので山頂駅までの登山口を確認しておく。岩間道への林道を20分ほどで新岩間温泉へ。休業していた山崎旅館が営業再開してる。

登山口に温泉があれば帰りが楽しみですね


 パッキングをやり直しながら考える。できる限り軽くせな…。で、毒液アワワはメンバー落ち! 車で待機だ。昨夜の一人宴会で戴いたから、まあいいや。

こりゃまた勇気の要る決断でしたね

 6:15 起き出した山崎旅館の泊まり客を尻目に駐車場を後にする。登山口近くにある作業小屋の軒先に自転車をデポ。小屋の近くに水場がある。水はいくらあっても足りないくらいだろうが、重さを考えればむやみには担げない。その加減の判断が難しいところなんだろう。予定のルートではこの先、水場はほとんどない。一応、「水場」表示がある油坂と小桜平もこの時期、実際は涸れている可能性が高いのだ。となれば、本来なら5、6Lは必要かも? とは思うものの、持ったのは3L。これ以上、担げません~(@_@;) なんて居直ってみたが、これじゃあいくらなんでも少なすぎるんだが…。

私も3リットルが限界か、というより2リットル以上持ったことがないのでこれではテント泊失格ですわ

  平坦になるとブナも現われ、「木実谷頭」の標柱を過ぎ、急坂を登るとみごとなブナの林。ここで一服だ。
 「緑の谷峠」標柱を過ぎ、足元の花を愛でながら進むと展望が開け、薄いガスの向こうに奥長倉山から美女坂あたりの稜線が浮かぶ。


白山は1500m付近までブナが楽しめ、その上に行くと花が楽しめるので至れり尽くせりですね

 さて、今夜はやはりひとり寝かな? 取り敢えず荷物をおろし遅くなったランチだ。食欲がない。そうだ、保冷バッグにトマトが入ってるはず。丸ごと齧り付く。冷たい果汁が喉をうるおしてくれる。毒液アワワの比ではない。こんなに美味しいならもっと担いできたら良かった。もうひとつは朝用に残しておこう。

山で生野菜はおいしそうですね。生の胡瓜もいけるかも

  狙った通りの好天。!(^^)! 振り返れば笈ヶ岳~大笠山の青いシルエット。遠く北アルプスや立山・剱岳の稜線も望める。背中の荷物もやや軽くなったこともありスタートは快調。

天気が良ければ気分もウキウキ、背中の荷物も軽くなりますね

 
 8:25 おや、水だ! ・2138pの手前の雪田の下部から草地に向けて融水が流れ出している。朝陽にキラキラと光る流れ。こりゃ、神の恵みや!(^^)!
 この先の油池の水場が涸れていないとは保証できない。ここで冷たい水に出会えるとはラッキーとしか言えない。


山ガールに出会うより嬉しかった?


                                 宮指路
山ガール.jpg
山ガール.jpg (19.02 KiB) 閲覧された回数 3160 回
越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by 越前 »

biwacoさん、こんばんは。
白山の超がつきそうなくらいのマイナールートへの挑戦ですね。(笑)
ま、メインルートと比してと言う意味で、登山道や避難小屋の整備はきちんとされてますから、もっとたくさんの人に歩いて欲しいところですが、ちょっと距離が長すぎるのがネックですね。
白山の北ルートには、私にもいろいろと思い出のある場所です。

昨年、岩間道から中宮道を周回した(避難小屋2泊)。残るは西側の尾添尾根(加賀禅定道)と楽々新道の周回だ。いつか行こうと思っていたのだが、体力を考えたらその可能性は毎年小さくなっていく。なので、今行くしかない!のだ。
文章だけを読むとなにやら悲壮感も漂ってきそうですが、私は八十を過ぎても自分の意志と脚で白山へ登っておられる方を知っています。
結局、biwacoさんもそうなるのでは?
できれば私も続きたいですね。
「水場」表示がある油坂と小桜平もこの時期、実際は涸れている可能性が高いのだ。となれば、本来なら5、6Lは必要かも?
なにか違和感・・・。
確かに言われる通りなんですが七月の白山、探せばいくらでもある雪渓の雪を当てにした山行計画を組めば、泡水だっていくらでもOK!
加賀禅定道はハライ谷登山口から入る場合が多いようだが、ゴンドラ山頂駅に出るこの巡視路からも取り付ける。
その道、知りませんでした。(^^ゞ
私は、ゴンドラと林道・ハライ谷に加えて禁断の導水管歩きなんてのも・・・
10:45 しかり場分岐。ハライ谷登山口からの道(檜新宮参道)と合流。
今年の三月、導水管コース(?)から、ここまででした。
今夜はやはりひとり寝かな? 取り敢えず荷物をおろし遅くなったランチだ。食欲がない。そうだ、保冷バッグにトマトが入ってるはず。丸ごと齧り付く。冷たい果汁が喉をうるおしてくれる。毒液アワワの比ではない。こんなに美味しいならもっと担いできたら良かった。
私の場合で避難小屋の貸切になる割合は八割程度ですね。
夏山でのご馳走、とまと&きゃうりは私もよく持って行きます。
さあ、暗くなる前に夕食を食べてしまおう。小屋に戻り湯を沸かす。メニューはα米にレトルトカレー。ワカメの味噌汁。なんとか食べられそうだ。明日のために食べきらないと。
食いしん坊のワタシ、そんな心配はしたことないです。(^^ゞ
18:30 夕景を見に外へ。奥長倉山まで登ってみる。ほんの10分ほど。西陽を浴びて四塚山~七倉岳の稜線がくっきり。丸石谷はガスに埋まったままだが上空はすっきりした青空。沈みかけた西陽が小屋を照らす。刻々と彩を変えていく西の空。
日帰りでは見ることのできない山上のドラマを独り占め。ってトコですね。
6:10 朝食を済ませ出発。5時発の予定だったが1時間遅れ。今日は七倉辻から空身で山頂のお池巡りでもして、16時頃には小桜平小屋着の予定なのだが、水と体力の残量を見て判断することにする。
 狙った通りの好天。!(^^)! 振り返れば笈ヶ岳~大笠山の青いシルエット。遠く北アルプスや立山・剱岳の稜線も望める。
単独の気楽さですね。
その景色思い浮かべてみますが、やっぱりナマでみたいです。
美女坂の登りは結構きつい。
一昨年の冬は条件がよくてここまでたどりつけましたが、装備・技術両面の不備により滑落の恐怖に負けて敗退となりました。
左に百四丈滝が滝音とともに現れる。この斜面を滝壺まで下ると下から滝を見上げることができる。
条件の揃う四月には、雪と滝のしぶきの造りだす大きな滝つぼのドームが観にいけるようです。
また無雪期のお昼過ぎ、決まった時刻に虹のショーが展望台から見ることができるそうです。
どちらもまだ私には宿題として残っています。
さすがに氷が融けたばかりの水は冷たい!
 本当は雪渓の融水をそのまま飲むのはお腹には良くないのだろう。が、いまはそんなことは言ってられない。
湧き水ではない地表水で問題になるのは、人間も含めた動物に起因する菌。雪渓の融水は危険は限りなくゼロに近いと思われます。
夕刻までに小屋へ着けばいい。とはいえ、カメワリ坂、長坂と続く登りはキツくて長い。(>_<) 歩いてきたラクダの背中のような尾根を振り返りながら、登ってゆく。
そう、私もとても長く感じました。
小さく「こんにちは~」と声をかけて入る。室内は真っ暗。誰もいない。荷を下ろし、三方の雨戸を開けると一変、明るい部屋になる。まだ木の香りが残る真新しい小屋。一昨年に改築されたばかりだ。
改築前の小屋はひどかった。(泊まってはいませんが)
チブリ小屋や甚の助小屋も新しくなってます。つぎは殿ヶ池かな?なにしろ小屋の数が多いから大変だ。
未踏の楽々新道を選ぶ。楽々で下れそうな名前に引っ張られる…。
足が「ガクガクシンドー」(>_<)だったのだ。
うまい!
登ってきたら分かりにくいだろう。ネットのレポに、気づかず通り過ぎたという書き込みがいくつかあったが、さもありなんである。
しっかりと私もやられました。(笑)
今回も無事に帰れたなあ…。なんとなく感慨深い。
無理のない計画、無理のない判断、そして慎重な行動。
そんな安全登山っていうヤツを繰り返していけばいいんでしょうね。


越前
越前
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by biwaco »

光陰矢の如し~
お盆はいかがお過ごしですか?

このクソ暑い中、長~い尾根を延々とよく歩きなはりますね~
たんぽぽなら途中で干からびてしまいますがな。


人生、残りが心もとなくなると、じっとしておれんようになるんですワ。(-。-)y-゜゜゜
まあ、ポポンタちゃんの日帰りルートを3日掛けて歩いてるみたいなもんですけど。

 パッキングをやり直しながら考える。できる限り軽くせな…。で、毒液アワワはメンバー落ち! 車で待機だ。昨夜の一人宴会で戴いたから、まあいいや。
おおっ!毒液アワワとの縁を断つとはBiwa爺ちゃまもかなり高い境地にまで登り詰めておられますなあ~


「欲しがりません、勝つまでは!」
なでしこも火の鳥ニッポンも、ガマンガマンのメダルでしたから…。

となれば、本来なら5、6Lは必要かも? とは思うものの、持ったのは3L。これ以上、担げません~(@_@;) なんて居直ってみたが、これじゃあいくらなんでも少なすぎるんだが…。
ゲッ、3リットルなんて、死ぬ~っ


ん? やっぱり、少なすぎるから? 

 さて、今夜はやはりひとり寝かな? 取り敢えず荷物をおろし遅くなったランチだ。食欲がない。そうだ、保冷バッグにトマトが入ってるはず。丸ごと齧り付く。冷たい果汁が喉をうるおしてくれる。毒液アワワの比ではない。こんなに美味しいならもっと担いできたら良かった。もうひとつは朝用に残しておこう。 
水3リットルにトマト2個、しかも保冷パック付!!
Biwa爺ちゃまっていつからそんな強力になったんっすか??


強力でなくて剛力でっせ、アヤメちゃんは。auスマホにしたからね~(^^)/

外をひと回りしてから一眠り。うつらうつらと3時間ほど。そろそろ夕刻だ。外へ出てみる。小屋の周りに咲く花に綺麗な蝶が舞う。名前は知らない。アゲハチョウに似ているが青っぽい羽根。よく聞くアサギマダラかも?
夕刻に見るのは夕来斑と申します。


ユウライハン? ウイグル自治区かタジキスタンあたりですか、原産地は?

 8:25 おや、水だ! ・2138pの手前の雪田の下部から草地に向けて融水が流れ出している。朝陽にキラキラと光る流れ。こりゃ、神の恵みや!(^^)! 
ラッキ~!いっぱい飲んでや!
命の水を汲む
命の水を汲む
P7260317.jpg (64.67 KiB) 閲覧された回数 3036 回
この先の油池の水場が涸れていないとは保証できない。ここで冷たい水に出会えるとはラッキーとしか言えない。草地に入ると伏流になってしまっているので、雪田のすぐ下でシェラカップを使って水を汲む。ゴミを濾すために茶漉しネットを持ってきたのが役立つ。
茶漉しネットまで用意してるなんて、そのまま夜逃げするとか。
いったい何キロ背負ってきたの?


濾過フィルターは昨年の小桜平小屋の教訓です。羽虫入りの水って、喉に引っかかるもんね。(@_@;)

すぐに2Lタンクは満杯に。500mlのペットボトル2本にも詰め、体内にもカップ2杯分を流し込む。さすがに氷が融けたばかりの水は冷たい!
本当は雪渓の融水をそのまま飲むのはお腹には良くないのだろう。が、いまはそんなことは言ってられない。

大丈夫。大丈夫、たんぽぽぽんぽんが実証済みでっせ。


もともと腹の中は真っ黒ですから~(^_-) 
ますます快調で、なにも異変は起こりませんでしたです。

 小さく「こんにちは~」と声をかけて入る。室内は真っ暗。誰もいない。荷を下ろし、三方の雨戸を開けると一変、明るい部屋になる。まだ木の香りが残る真新しい小屋。一昨年に改築されたばかりだ。
二日とも貸し切り小屋ですか・・・
このクソ暑い最中いかに〇〇タイルートを歩いてるかってことですよ。(人のことは言えんだろって?)


平日やから…とは思っていたものの、連日貸切とは、白山北面は閑古鳥のコロニーかいな?

 自転車を回収してから「天領」の露天風呂で汗を流す。レストランが営業していないので缶ビールで一人乾杯。
ずっと辛抱していたアワワです、さぞかし旨かったことでしょう。


お姉さんに「昨年からお休みしてます。ごめんなさい」といわれて、踏み出した足が空を切った思いでした。
風呂からあがって二階の休憩室まで貸切状態でした。

 勝山の「8番らーめん」(美味しい!)のラーメン+餃子定食で空きっ腹を癒し、帰路も木之本まで一般国道を走る。
タダ券やるから店の宣伝しろって言われたの?
それよりヤブで宣伝するからお勘定タダにしてもらう方が得策かも。
いいこと聞いたわ。このレポをお店のHPにトラックバックしといたら、なんかもらえるかも?

              ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by biwaco »

kasayaんさん、こんちは~
レス戴いたのに、もう1週間ワープしてしまいました。最近は時が過ぎるのが早くなって、気がついたら季節が変わってます。(@_@;)
Kasaya さんが書きました:biwacoさん こんばんは
先日白山で少年Kさんにお会いしてから、この白山の北面ルートが気になってまーす。
どういうアクセスとルートがいいのかと
いろいろと、メニューがいっぱいです。
やっぱり2泊は要りそうですね。
健脚さんなら避難小屋1泊で周回できるようですけどね。
御池巡りまで入れるなら、biwa爺は3泊がかりですわ。(-_-;)

 パッキングをやり直しながら考える。できる限り軽くせな…。で、毒液アワワはメンバー落ち! 車で待機だ。昨夜の一人宴会で戴いたから、まあいいや。
重量は気になりますもんね。アルコールは全く無しですか?
もちろん! と言いたいところながら、保冷バッグに睡眠薬(焼酎)を少々…。

水はいくらあっても足りないくらいだろうが、重さを考えればむやみには担げない。その加減の判断が難しいところなんだろう。予定のルートではこの先、水場はほとんどない。一応、「水場」表示がある油坂と小桜平もこの時期、実際は涸れている可能性が高いのだ。
これが一番の関心ごと。小桜平は水があると聞いたのですが、どうもこの時期は怪しそうですね。
小屋の前に小さな溝があるんですが、今回もほとんど流れは動いていませんでした。
小桜平の水場
小桜平の水場
P7260448.jpg (85.23 KiB) 閲覧された回数 1762 回
今日は一里野からタクシーで金沢へ出るという。こちらは車利用ばかりだが、アクセス方法は様々。どれが便利、どれが安上がり、どれが安楽…と一概には言えない。
一里野経由のバスやシャトルもあるそうですね。時間の制約がありますが、これも使えそうです。
以前は新岩間温泉までバスが入ってたらしいですが。
一里野や中宮温泉とかに泊まるなら宿のバスで送迎してもらえるかも?

 18:30 夕景を見に外へ。奥長倉山まで登ってみる。ほんの10分ほど。西陽を浴びて四塚山~七倉岳の稜線がくっきり。丸石谷はガスに埋まったままだが上空はすっきりした青空。沈みかけた西陽が小屋を照らす。刻々と彩を変えていく西の空。
山での宿泊はこういうのが見られていいですね。こんなときが好きなんです。
夕景って、ほんとにきれいですね~(^^)/
だれかさんとツーショットならもっときれいやろなあ…。

左に百四丈滝が滝音とともに現れる。この斜面を滝壺まで下ると下から滝を見上げることができる。
立派な滝ですね。その位置から見るだけでも価値がありそう
見下ろしていると、下まで降りて行きたくなります。ヤブコギしてまではイヤですが、マジで残雪期なら行けそう!

 本当は雪渓の融水をそのまま飲むのはお腹には良くないのだろう。が、いまはそんなことは言ってられない。
私も何度か飲んでますが、今までお腹を壊したことはありません。
水道の水で鍛えてる?ので、お腹は大丈夫でした。

七倉山への登り口は見当たらない。 
これどうしてないのでしょうね。私も昨年探しましたが見つかりませんでした。
四塚山の分岐からも、七倉辻からも、岩間道の下りからも、ハイマツを漕がないと登れません。(@_@;)

小屋の前の水場はやはり湿地と化して流れはない。昨年よりも涸れている感じ。 
登山地図には水と書いてありますが。要注意ですね
稜線まで行くなら雪渓の融水が汲めることが分かりました。

 夕食はα米の五目御飯。半分だけ食べて残りは朝食にとっておく。塩コンブを熱湯で戻したスープが美味しい。ヘタなインスタントみそ汁よりも美味いかも?
塩昆布スープは軽くて良さそうですね。山で何を食べるか。軽くて嵩張らずおいしいもの。朝はいつもお茶漬けになっちゃいます。
塩分補給にもなるし、おかずにもスープにもなるし、good食材ですね、塩コンブ。

名前とは裏腹に荒れたところもあり、登るにも下るにもけっして「楽々」な道ではない。市販地図にも丸石谷登山口までなんの記載もないが、変化も面白味も全くない、足が「ガクガクシンドー」(>_<)だったのだ。 
なるほどねえ。初めて行くなら岩間新道のほうがいいのかな
ちょっと距離が長いみたいですが、展望も変化も岩間道のほうがマシかなあ?

 きっちり20分歩いて山崎旅館の前の駐車場へ。今回も無事に帰れたなあ…。なんとなく感慨深い。
今回は残念ながらハプニングが無かったようですね(^_^.)
じっくりと歩けたようでうらやましい気がします
お疲れ様です。参考になりました
ハプニングはあったような無かったような…(^_-)
白山北面は静かでいいエリアですね。また、行ってください。

                    ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by biwaco »

946カモさん、こんばんは~
何かと忙しい(?)夏です。
やっと5大陸選手権大会が終わったものの、ハイスクール野球大会はいよいよクライマックス。
と思ったら、ヤングなでしこのワールドカップだって!
日本職業野球も健在だし…。
泥仕合、慣れ合い試合が飽きられてるのは永田町リーグくらいなもんでしょうか?

とかなんとか、お返事遅れの言い訳みたいにグタグタ綴っておりますが、お気になさらずに~(-。-)y-゜゜゜

8月4日~5日に観光新道~御前峰~池巡り~南竜テント場~別山~チブリ尾根を4人で下りてきました。観光新道は人が少なくお花が綺麗でしたよ


おや、これはこれは、白山のおモテ銀座じゃないですか!南竜テント泊ですか? 爺には1泊ではシンドイ道のりかも?

 そういうわけで24日、交通費節約ルートで一里野へ向かう。一里野スキー場にはまだ夕刻前。ゴンドラ「rio」は動いていないので山頂駅までの登山口を確認しておく。岩間道への林道を20分ほどで新岩間温泉へ。休業していた山崎旅館が営業再開してる。
登山口に温泉があれば帰りが楽しみですね


最近は国道沿いの立ち寄り温泉があちこちにあって、うれしいねえ~

 パッキングをやり直しながら考える。できる限り軽くせな…。で、毒液アワワはメンバー落ち! 車で待機だ。昨夜の一人宴会で戴いたから、まあいいや。
こりゃまた勇気の要る決断でしたね


ホンマ、決断を迫られましたですよ。
誰を落とすか、涙の選択です。みんな、決勝の舞台に立たせてやりたいのにね。(@_@;)

 となれば、本来なら5、6Lは必要かも? とは思うものの、持ったのは3L。これ以上、担げません~(@_@;) なんて居直ってみたが、これじゃあいくらなんでも少なすぎるんだが…。
私も3リットルが限界か、というより2リットル以上持ったことがないのでこれではテント泊失格ですわ


夏場は何はなくとも水ですね。一番重いのも水なんで、困ったもんです。
テント泊の時は近くに水場があるところを選ぶのが最大のポイントでしょう。

白山は1500m付近までブナが楽しめ、その上に行くと花が楽しめるので至れり尽くせりですね


そうですね。白山というより緑山かな?

 そうだ、保冷バッグにトマトが入ってるはず。丸ごと齧り付く。冷たい果汁が喉をうるおしてくれる。毒液アワワの比ではない。こんなに美味しいならもっと担いできたら良かった。もうひとつは朝用に残しておこう。
山で生野菜はおいしそうですね。生の胡瓜もいけるかも


重いけど持って上がる価値はあります。アワワなど何の価値もないんだけど…。

  狙った通りの好天。!(^^)! 振り返れば笈ヶ岳~大笠山の青いシルエット。遠く北アルプスや立山・剱岳の稜線も望める。背中の荷物もやや軽くなったこともありスタートは快調。
天気が良ければ気分もウキウキ、背中の荷物も軽くなりますね


そんな気がするだけですけど…(@_@;)
 
 8:25 おや、水だ! ・2138pの手前の雪田の下部から草地に向けて融水が流れ出している。朝陽にキラキラと光る流れ。こりゃ、神の恵みや!(^^)!
 この先の油池の水場が涸れていないとは保証できない。ここで冷たい水に出会えるとはラッキーとしか言えない。

山ガールに出会うより嬉しかった?


山ガでは喉の渇きがますますひどくなるだけですがな。(@_@;)
水も滴るいい女~なら、喉も潤うかもしれんけどね。(^^)/
花と蝶
花と蝶
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                     ~biwaco
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 目には花、喉には雪融水が嬉しい白山北部登山路グルリンポン<part2>

投稿記事 by biwaco »

越前さん、今晩は~
越前 さんが書きました:biwacoさん、こんばんは。
白山の超がつきそうなくらいのマイナールートへの挑戦ですね。(笑)
ま、メインルートと比してと言う意味で、登山道や避難小屋の整備はきちんとされてますから、もっとたくさんの人に歩いて欲しいところですが、ちょっと距離が長すぎるのがネックですね。
白山の北ルートには、私にもいろいろと思い出のある場所です。
人が少ないだけに静かでいい感じです。
文章だけを読むとなにやら悲壮感も漂ってきそうですが、私は八十を過ぎても自分の意志と脚で白山へ登っておられる方を知っています。
結局、biwacoさんもそうなるのでは?
できれば私も続きたいですね。
それまで足が残っておればね。まあ、夏場なら足がなくてもあたりを浮遊するのも風流かと…。

「水場」表示がある油坂と小桜平もこの時期、実際は涸れている可能性が高いのだ。となれば、本来なら5、6Lは必要かも?
なにか違和感・・・。
確かに言われる通りなんですが七月の白山、探せばいくらでもある雪渓の雪を当てにした山行計画を組めば、泡水だっていくらでもOK!
2000m以上の稜線まで出れば雪田、雪渓の水をあてにできますね。
避難小屋より下部では水は望めませんねで…。(@_@;)

加賀禅定道はハライ谷登山口から入る場合が多いようだが、ゴンドラ山頂駅に出るこの巡視路からも取り付ける。
その道、知りませんでした。(^^ゞ
私は、ゴンドラと林道・ハライ谷に加えて禁断の導水管歩きなんてのも・・・
オメナシ右岸尾根のの導水管?

10:45 しかり場分岐。ハライ谷登山口からの道(檜新宮参道)と合流。
今年の三月、導水管コース(?)から、ここまででした。
下見で導水管まで林道を上がりました。

今夜はやはりひとり寝かな? 取り敢えず荷物をおろし遅くなったランチだ。食欲がない。そうだ、保冷バッグにトマトが入ってるはず。丸ごと齧り付く。冷たい果汁が喉をうるおしてくれる。毒液アワワの比ではない。こんなに美味しいならもっと担いできたら良かった。
私の場合で避難小屋の貸切になる割合は八割程度ですね。
夏山でのご馳走、とまと&きゃうりは私もよく持って行きます。
貸切は気遣いしなくていいのでいいですね。
トマト、キュウリ、ナシ、リンゴ…重いけど、喉越しが良くて嬉しい食材です。

6:10 朝食を済ませ出発。5時発の予定だったが1時間遅れ。今日は七倉辻から空身で山頂のお池巡りでもして、16時頃には小桜平小屋着の予定なのだが、水と体力の残量を見て判断することにする。
 狙った通りの好天。!(^^)! 振り返れば笈ヶ岳~大笠山の青いシルエット。遠く北アルプスや立山・剱岳の稜線も望める。
単独の気楽さですね。
その景色思い浮かべてみますが、やっぱりナマでみたいです。
夕景に夜明け、雲海に浮かぶ山々…。泊り山行の特権です。

美女坂の登りは結構きつい。
一昨年の冬は条件がよくてここまでたどりつけましたが、装備・技術両面の不備により滑落の恐怖に負けて敗退となりました。
こんなところまで雪の中をよく登りましたね。(@_@;)

左に百四丈滝が滝音とともに現れる。この斜面を滝壺まで下ると下から滝を見上げることができる。
条件の揃う四月には、雪と滝のしぶきの造りだす大きな滝つぼのドームが観にいけるようです。
また無雪期のお昼過ぎ、決まった時刻に虹のショーが展望台から見ることができるそうです。
どちらもまだ私には宿題として残っています。
お昼まで待ったたら小桜平まで行けません~。(@_@;)
4月の滝壺、写真で見ました。一度でいいからナマで見てみたい!
越前さん、来年にでも連れてって下さい。
百四丈滝への斜面
百四丈滝への斜面
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湧き水ではない地表水で問題になるのは、人間も含めた動物に起因する菌。雪渓の融水は危険は限りなくゼロに近いと思われます。
そうでしたか。安心して飲めるんですね。

夕刻までに小屋へ着けばいい。とはいえ、カメワリ坂、長坂と続く登りはキツくて長い。(>_<) 歩いてきたラクダの背中のような尾根を振り返りながら、登ってゆく。
そう、私もとても長く感じました。
先はまだまだ…、と焦らず慌てずゆっくり登りました。

小さく「こんにちは~」と声をかけて入る。室内は真っ暗。誰もいない。荷を下ろし、三方の雨戸を開けると一変、明るい部屋になる。まだ木の香りが残る真新しい小屋。一昨年に改築されたばかりだ。
改築前の小屋はひどかった。(泊まってはいませんが)
チブリ小屋や甚の助小屋も新しくなってます。つぎは殿ヶ池かな?なにしろ小屋の数が多いから大変だ。
新築の千振は泊りました。甚ノ助はまだですけど、あっちは人が多そうですね。

登ってきたら分かりにくいだろう。ネットのレポに、気づかず通り過ぎたという書き込みがいくつかあったが、さもありなんである。
しっかりと私もやられました。(笑)
あれでは見落とすでしょう。もっと林道わきに建てとかないと。しかも倒れてるし…。
無理のない計画、無理のない判断、そして慎重な行動。
そんな安全登山っていうヤツを繰り返していけばいいんでしょうね。
肝に銘じておきます。

             ~biwaco
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