【日 付】2026年3月1日(日)
【山 域】加越国境 みつまた山
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】上野集落7:35---8:25岩屋観音---11:25伊地知山---12:50みつまた山14:40---16:50岩屋観音---
17:50上野集落
北郷町上野の集落は、雪に包まれていた3週間前とは様変わり。積雪はまったく無く、旧木下家住宅にも春の
空気が漂っている。
これならひょっとしたら岩屋観音まで除雪が進んでいるのではないかと期待したが、さすがに甘かった。
集落奥の墓地のところで除雪終了というのは前回と変わらなかったが。雪の壁を奥に進むと新しい車の轍があった。
どうやら脇道から入れるようだ。
ほとんど雪のない道を進むと10分ほどで轍は終わっていた。足首まで潜る程度の積雪で、スノーシューを履くか
どうか迷うところである。しばらくツボ足で歩くと再び舗装が露出している部分が続く。
この後2回ほどスノーシューを脱着して岩屋観音までの道を進んだ。
こういう時、10秒で脱着できるMSRのバインディングシステムは非常に便利である。
道端には早くもフキノトウが顔を出している。帰りに摘んで行くことにして先を急いだ。
この2週間ほどで急速に雪融けが進んだようで、山の斜面も地肌が露出しているところが多い。
岩屋観音は以前からゆっくり見物したいと思っていたところだが、これも下山後の楽しみだ。
登山口までは林道が延びているのだが、遠回りなので杉の植林の中を適当に上がる。
林道に出ると「みつまた山登山口」の手作り感満載の標識があった。テープがベタ張りされていて迷うことは
ないのだが、ズルズルの急斜面を強引に登って行く登山道は、とてもここを下りたいとは思えない。
しばしの我慢で尾根に乗ると、よく手入れされた登山道が続いていた。尾根上にはまったく雪の姿はない。
いつしか植林も終わり、自然林のいい雰囲気の道が延びている。
先週は取付きからスノーシューを履けたのだが、今日はどこまで担いで行くことになるのだろう。
日当たりのいい南面の尾根道は雪融けも早いのだろう。登れども登れども雪が出てくる気配がない。
この道は基準がよくわからないが、経ヶ岳、三ノ峰と並んで福井県の三大急登と言われているらしい。
(三ノ峰の代わりに越前甲という説もある) 確かに急な道である。
600mあたりまで登ってようやく道に雪が現れ始めたが、昨日の雨のせいかグサグサで、踏んだ尻から崩れて
行くありさまだ。雪のないところも滑りやすく気を遣わされる。下りはチェーンスパイク必須だが、登りでも
体力と気力温存のために履いた方がよかったかもしれない。足を滑らせたら転ぶだけでは済まない急傾斜だ。
ただ高度が上がるにつれブナが出始めて、尾根と右側斜面の雰囲気はなかなかいい。
ようやく傾斜が緩んだ。650mを超えたところで右斜面をトラバースしたところで小休止。
ここまで休む場所もない急登の連続だったのである。
振り返ると3週間前に断念した水無山が形のいい姿を見せ、そこから口無山、毛無へと続く長い稜線が横たわっ
ている。
ここでやっと雪が繋がった。スノーシューの出番だ。とは言っても尾根が痩せているせいで、快適な雪上歩行
は望めない。尾根芯はヤブっぽいので、東側の雪堤の上を歩く。足の下に地面のないところなので、突然の雪穴
に気を付けながらの歩行となる。
811.7mの三角点のある伊知地山でようやく広い尾根となり、ひと息付くことができた。
しかしそれも束の間、再びヤセ尾根となってヤブをかわしながら雪堤の上を進む。
一応登山道はあるのだが、さっきの急登の部分とは違ってヤブが被り気味で、登山道を歩く方が楽とは限らない。
高平山から浄法寺山への稜線を分ける980m地点まで来れば尾根も広がりを見せて、雪山漫歩の世界となる。
右手には白山が頭を出し、大長山、赤兎山、経ヶ岳が揃い踏みだ。荒島岳方面は霞んではっきりしない。
さすがにここまで上がれば雪もそれなりに締まって、スノーシューのフレームが潜る程度の沈み込みだ。
ゆるゆるとした雪尾根に心を弾ませながら歩を進めれば、雪のドームとなったみつまた山に到着である。
樹林がないので展望はすこぶる良い。
北東に見える1098mの横谷山を往復するプランだったが、思いのほかギャップが大きい。この山頂で十分満足だ。
三角点も標高点もないので、等高線を読み取れば1060mということになるのだが、実際は1060mから1069mの間
ということだ。すぐ北に見えるピークはここより5mぐらい高そうだが、等高線は同じ1060mなので、みつまた山は
1064m以下であることは間違いないだろう。
白山を正面に望む斜面に陣取って腰を降ろす。スノーシューを外すとヒザまで潜る雪質で、先週とはまったく違う。
白山の左手には越前甲と加賀大日山、小大日が見え、先ほどの毛無からの稜線の先には越前甲が丸っこい姿を見せる。
大長は白いが赤兎や経ヶ岳はずいぶん黒っぽくなってしまった。今年の雪山シーズンは店仕舞いが早そうだ。
食後、北のピークから1062.7mの三角点三ツ尾を目指したが、北のピークから見た三ツ尾が意外に遠く感じてギブ
アップしてしまった。三ツ尾は昨秋に竹田川本流を遡行して登頂した山で、増永廸男氏の「福井の山150」の文章と
写真を見て必ず積雪期に来ようと言っていた山なのだ。
同書の中では三ツ尾をみつまた山としているが、加越国境稜線上の一ピークで尾根が分岐しておらず、こちらの方が
みつまた山と呼ぶに相応しいと思える。
satoさんは元気があり余っているようで、どうしても三ツ尾を踏みたいと一人で飛ぶように歩いて行った。
その姿を見送っていたが、あれよあれよという間に山頂に到達するのが見えた。年齢差もあるが、到底付いていけ
ないパワーには感心させられる。
このピークも無木立のドームで、これまで見えなかった富士写ヶ岳から小倉谷山の稜線と避難小屋をちょこんと乗
せた丈競山を望むことができる。
みつまた山との間には若いブナ林もあり、実にいいところだ。
satoさんが戻ってきてからコーヒータイムを楽しんで下山にかかる。もう3時前になってしまったが下りは早いだろう。
ずっと展望を楽しみながら、途中でスノーシューからチェーンスパイクに換装。あの急坂も不安なく下ることができた。
すっかり遅くなってしまったので、岩屋観音はまた今度のお楽しみだ。
フキノトウだけ頂いて長い林道を歩く。朝よりも雪融けが進んだようだ。
右の斜面から急に黒いかたまりが飛び出してきた。ウワッと思ったが、じっくり見るとカモシカだった。
だいたいじっとこちらを見ているものだが、カモシカの飛び出しは初めて見た。
最後の最後でクマに出遭わなくてよかった。
山日和
【加越国境】大展望のみつまた山は賞味期限寸前
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Re: 【加越国境】大展望のみつまた山は賞味期限寸前
山日和さん、こんばんは。
>【山 域】加越国境 みつまた山
この辺りの山には春か秋に行きたいと思っています。(菅倉山や蟹ノ目山とか
)
> 北郷町上野の集落は、雪に包まれていた3週間前とは様変わり。積雪はまったく無く、旧木下家住宅にも春の
>空気が漂っている。
>これならひょっとしたら岩屋観音まで除雪が進んでいるのではないかと期待したが、さすがに甘かった。
平地付近では一気に融けてますからね。 奥に集落やダムなどの施設が無いと流石に除雪しないのでしょうね。
> ほとんど雪のない道を進むと10分ほどで轍は終わっていた。足首まで潜る程度の積雪で、スノーシューを履くか
>どうか迷うところである。しばらくツボ足で歩くと再び舗装が露出している部分が続く。
>この後2回ほどスノーシューを脱着して岩屋観音までの道を進んだ。
この辺り標高200m以下ですよね。 もう一度雨が降ったところで完全に融けていそうです。
>道端には早くもフキノトウが顔を出している。帰りに摘んで行くことにして先を急いだ。
そういえば、今年はまだフキノトウ見ていませんねぇ。(福寿草もまだだな)
>尾根上にはまったく雪の姿はない。
>いつしか植林も終わり、自然林のいい雰囲気の道が延びている。
この写真だけ見ると、雪山とは思えませんね。
>この道は基準がよくわからないが、経ヶ岳、三ノ峰と並んで福井県の三大急登と言われているらしい。
>(三ノ峰の代わりに越前甲という説もある) 確かに急な道である。
そうなんではね。 急登と言っても傾斜角ではなく、距離の長さが基準でしょうか?(ここは傾斜が緩むまで400mほど?)
> 600mあたりまで登ってようやく道に雪が現れ始めたが、昨日の雨のせいかグサグサで、踏んだ尻から崩れて
>行くありさまだ。雪のないところも滑りやすく気を遣わされる。下りはチェーンスパイク必須だが、登りでも
>体力と気力温存のために履いた方がよかったかもしれない。足を滑らせたら転ぶだけでは済まない急傾斜だ。
あらら、これは疲れますね。 スパイクつけても雪が無くて硬い地面だと足裏が痛くなりますしね。
> ここでやっと雪が繋がった。スノーシューの出番だ。とは言っても尾根が痩せているせいで、快適な雪上歩行
>は望めない。尾根芯はヤブっぽいので、東側の雪堤の上を歩く。足の下に地面のないところなので、突然の雪穴
>に気を付けながらの歩行となる。
スノーシューを履いても気を使うところなのですね。
>高平山から浄法寺山への稜線を分ける980m地点まで来れば尾根も広がりを見せて、雪山漫歩の世界となる。
>右手には白山が頭を出し、大長山、赤兎山、経ヶ岳が揃い踏みだ。荒島岳方面は霞んではっきりしない。
>さすがにここまで上がれば雪もそれなりに締まって、スノーシューのフレームが潜る程度の沈み込みだ。
山頂近くまで登ってようやくの展望ですか。 南から東に掛けて遮るものがなさそうなところなので、良い景色でしょうね。
>北東に見える1098mの横谷山を往復するプランだったが、思いのほかギャップが大きい。この山頂で十分満足だ。
>食後、北のピークから1062.7mの三角点三ツ尾を目指したが、北のピークから見た三ツ尾が意外に遠く感じてギブ
アップしてしまった。
あれれ、ここまで登ればと思いましたが、横谷山も三ツ尾へも行かれなかったのですね。
> satoさんは元気があり余っているようで、どうしても三ツ尾を踏みたいと一人で飛ぶように歩いて行った。
>その姿を見送っていたが、あれよあれよという間に山頂に到達するのが見えた。年齢差もあるが、到底付いていけ
>ないパワーには感心させられる。
satoさんパワーであっと言う間ですか、流石です。
> satoさんが戻ってきてからコーヒータイムを楽しんで下山にかかる。もう3時前になってしまったが下りは早いだろう。
>ずっと展望を楽しみながら、途中でスノーシューからチェーンスパイクに換装。あの急坂も不安なく下ることができた。
14時40分に下山開始ですか、また長い休憩時間でしたね。
>すっかり遅くなってしまったので、岩屋観音はまた今度のお楽しみだ。
>フキノトウだけ頂いて長い林道を歩く。朝よりも雪融けが進んだようだ。
食欲には勝てませんね。
>最後の最後でクマに出遭わなくてよかった。
まだ熊の活動は本格的ではないでしょうが、今年も出現が多いかもですね。
お疲れ様でした。
おど+
>【山 域】加越国境 みつまた山
この辺りの山には春か秋に行きたいと思っています。(菅倉山や蟹ノ目山とか
> 北郷町上野の集落は、雪に包まれていた3週間前とは様変わり。積雪はまったく無く、旧木下家住宅にも春の
>空気が漂っている。
>これならひょっとしたら岩屋観音まで除雪が進んでいるのではないかと期待したが、さすがに甘かった。
平地付近では一気に融けてますからね。 奥に集落やダムなどの施設が無いと流石に除雪しないのでしょうね。
> ほとんど雪のない道を進むと10分ほどで轍は終わっていた。足首まで潜る程度の積雪で、スノーシューを履くか
>どうか迷うところである。しばらくツボ足で歩くと再び舗装が露出している部分が続く。
>この後2回ほどスノーシューを脱着して岩屋観音までの道を進んだ。
この辺り標高200m以下ですよね。 もう一度雨が降ったところで完全に融けていそうです。
>道端には早くもフキノトウが顔を出している。帰りに摘んで行くことにして先を急いだ。
そういえば、今年はまだフキノトウ見ていませんねぇ。(福寿草もまだだな)
>尾根上にはまったく雪の姿はない。
>いつしか植林も終わり、自然林のいい雰囲気の道が延びている。
この写真だけ見ると、雪山とは思えませんね。
>この道は基準がよくわからないが、経ヶ岳、三ノ峰と並んで福井県の三大急登と言われているらしい。
>(三ノ峰の代わりに越前甲という説もある) 確かに急な道である。
そうなんではね。 急登と言っても傾斜角ではなく、距離の長さが基準でしょうか?(ここは傾斜が緩むまで400mほど?)
> 600mあたりまで登ってようやく道に雪が現れ始めたが、昨日の雨のせいかグサグサで、踏んだ尻から崩れて
>行くありさまだ。雪のないところも滑りやすく気を遣わされる。下りはチェーンスパイク必須だが、登りでも
>体力と気力温存のために履いた方がよかったかもしれない。足を滑らせたら転ぶだけでは済まない急傾斜だ。
あらら、これは疲れますね。 スパイクつけても雪が無くて硬い地面だと足裏が痛くなりますしね。
> ここでやっと雪が繋がった。スノーシューの出番だ。とは言っても尾根が痩せているせいで、快適な雪上歩行
>は望めない。尾根芯はヤブっぽいので、東側の雪堤の上を歩く。足の下に地面のないところなので、突然の雪穴
>に気を付けながらの歩行となる。
スノーシューを履いても気を使うところなのですね。
>高平山から浄法寺山への稜線を分ける980m地点まで来れば尾根も広がりを見せて、雪山漫歩の世界となる。
>右手には白山が頭を出し、大長山、赤兎山、経ヶ岳が揃い踏みだ。荒島岳方面は霞んではっきりしない。
>さすがにここまで上がれば雪もそれなりに締まって、スノーシューのフレームが潜る程度の沈み込みだ。
山頂近くまで登ってようやくの展望ですか。 南から東に掛けて遮るものがなさそうなところなので、良い景色でしょうね。
>北東に見える1098mの横谷山を往復するプランだったが、思いのほかギャップが大きい。この山頂で十分満足だ。
>食後、北のピークから1062.7mの三角点三ツ尾を目指したが、北のピークから見た三ツ尾が意外に遠く感じてギブ
アップしてしまった。
あれれ、ここまで登ればと思いましたが、横谷山も三ツ尾へも行かれなかったのですね。
> satoさんは元気があり余っているようで、どうしても三ツ尾を踏みたいと一人で飛ぶように歩いて行った。
>その姿を見送っていたが、あれよあれよという間に山頂に到達するのが見えた。年齢差もあるが、到底付いていけ
>ないパワーには感心させられる。
satoさんパワーであっと言う間ですか、流石です。
> satoさんが戻ってきてからコーヒータイムを楽しんで下山にかかる。もう3時前になってしまったが下りは早いだろう。
>ずっと展望を楽しみながら、途中でスノーシューからチェーンスパイクに換装。あの急坂も不安なく下ることができた。
14時40分に下山開始ですか、また長い休憩時間でしたね。
>すっかり遅くなってしまったので、岩屋観音はまた今度のお楽しみだ。
>フキノトウだけ頂いて長い林道を歩く。朝よりも雪融けが進んだようだ。
食欲には勝てませんね。
>最後の最後でクマに出遭わなくてよかった。
まだ熊の活動は本格的ではないでしょうが、今年も出現が多いかもですね。
お疲れ様でした。
おど+