【富山】金剛堂山
~ 春の新雪、モノトーンの山毛欅の森から雪庇の尾根を滑る ~
【アプローチ】自宅2:20=旧利賀スキー場7:20
【年月日】 2024/3/27
【天候】 曇後晴れ
【コース】 旧スキー場P7:50-片折岳10:15-P1451 11:07-頂上P1637 12:12/13:00-P17:00
暖冬、寡雪も普通のこととなってしまった。
春の雪に期待して深夜2時30分自宅を出た。岐阜で合流して7時過ぎには旧スキー場Pに到着
1台だけ駐まっていた車の主はどこへ行ったんだろう。
いきなりの急登だが、新雪10cmしかも霧氷のお出迎えで気持ちよくシール登高。
山毛欅の林も美しい。
片折岳から一旦下ってコルから見上げる雪庇の尾根と霧氷は厳冬期のそれだ。
山毛欅の深い森に入るとモノトーンの世界 これもいい。
P1451をうまく巻いてコルに降り立った。その先にはまだまだ雪庇の尾根が続き、霧氷を纏った山毛欅が薄日に煌めいている。
今季、こんな美しい雪山を見ただろうか?
ふと自問するが、老化した脳は短期記憶には全く機能していない。
春の陽射しで煌めき緩んだ霧氷の降り注ぐ雪庇の尾根をゆく。
こんな贅沢があるだろうか?
左右に張り出す不思議な雪庇をかわして無木立の堅い雪面に乗ったら頂上の祠はすぐだった。
雲が乗っているがほぼ無風 正面は 奥金剛?左手に御嶽がかろうじて姿を見せてくれていた。
さて、下山はもちろん楽しい滑走なのだが・・・
登りの状況でおわかりの通り、雪庇が左右に出ているヤセ尾根の滑走
修行の滑りで、木に絡まって転倒する者、板を流す者などいろいろありましたが、白山も拝ませて頂いて無事下山
3月末に新雪、霧氷の雪山を楽しませて頂いた最高の1日でした。
SHIGEKI
暇な人は動画をどうぞ
https://www.youtube.com/watch?v=S7oiJmwMWQU
https://www.youtube.com/watch?v=-lJdRFbcN_Q
【頸城】焼山北面台地
~ ささやかな夢、山スキーヤーの聖地へ ~
【年月日】 2024/4/2
【天候】 曇
【コース】 笹倉温泉上林道P6:30-アマナ平9:40-北面台地 12:00/:40-P15:30
夢と言うにはちっぽけ過ぎるのかもしれないが、憧れの山スキーヤーの聖地へ歩き出してみた。
老化とともにいろんなことをあきらめなければならないのかもしれないが、
死ぬまでにやりたいことリストには取りあえず手をつけてみるみたいな・・・
笹倉温泉上の林道Pには3台の車があった。
横浜ナンバーのおふたりは、昨日、北面台地に向かったがガスで撤退した、再挑戦
北面台地は5回位は来ているとのことだった。
残りは何と滋賀と岐阜ナンバー 2人で空沢山を目指すとのこと。こんなところで滋賀県の人と出会ってしまった。そう言えば、ことしの1月は北海道の羊蹄山で、一昨年は海谷高地でも滋賀県の人と出会っている。
林道九十九折り、文字通り急斜面をヘアピンの連続で登っている。
適当にショートカットしながら登るが、落ちたら止まりそうもない。
しばらく登って振り返ると「鉾ヶ岳と権現岳」畔だけが解けた田んぼの雪が美しい。
少し平坦になる頃正面には「焼山、高松山、昼闇󠄂山」更に高度を上げると右手に「阿弥陀、烏帽子」が特徴的な山容を見せてくれた。
複雑な地形でトレースも一定しない。微妙なトラバースや急斜面のジグ登りが続く。
平坦な「アマナ平」から急斜面をひと?登りで北面台地の末端に辿り着いた。
広大な雪原の向こうに特徴的なあの焼山、左に火打、右に高松山
雪原の彼方に動く2粒のごま粒は横浜のおふたりだ。
空はあいにくの雲に覆われている。が、圧倒的な絶景だ。
現地に立ってこそ感じる絶景の迫力
写真や動画は無力とまでは言わないが微力でしかありはしないだろう。
目標だった「大曲」までは遙かに届かなかったが、北面台地のド真ん中で暫し留まり、来たルートを滑った。
結局、「青空の下、パウダーの焼山北面台地を滑る」と言う死ぬまでにやりたいことリストがひとつ増えた。
SHIGEKI