山日和導師サマ、春ですね~(^^♪
遅ればせながらのレポ感想文提出です。
「松鞍山」ですか…。表題を見て真っ先に思ったのは、どこから入ったんやろ?ってこと。この時期、奥越広域林道は車どころか雪の滑り台だろうし…。(?_?)
まさか、下打波から歩きだったとは、なんちゅうロングルート!
松鞍山の名前を初めて知ったのはいつだったかなあ? 記録を辿ると、なんのことはない、つい1昨年の春でした。ブログにその訳を記していました。
暇にまかせてあれこれマップサーフィン。そこで舞い降りた「お告げ」が閃く。地形図にも記載がないのに、自分の名前が呼ばれたような…! 枇杷倉山(・1517)、そしてその前衛の△1173.3の点名は「琵琶ヶ鞍」。ビワクラ…!漢字は違っても音声は同じ感じで、ちょっと嬉しい感じ♪
たしか数年前だったかの、山日和導師のレポが甦る。(ま、甦ったのは山の名前だけで状況は霧の中だけど)
とても小白山から周回なんぞできる世界ではないのだが、せめてその「琵琶ヶ鞍」の三角点だけでも踏んでみたいもんだ。
で、この時は新雪で化粧直しした奥越林道を可能なところまで軽4駆で登り、枇杷倉山への尾根を辿るも桂島山(点名「琵琶ヶ鞍」)までで断念。それでも松鞍山から枇杷倉山~小白山の稜線や、対岸の能郷白山、平家岳らしい山々が眺められて満足でした。
- これ以上は無理! 雪が融けたら走りに行ってみよう。
並走してきた谷は歩いて来た尾根が90度右折したところで、まるで尾根の一部になったように吸収されていた。
谷の源頭は広く緩やかで、一面の雪原となっている。これで地形図の疑問が氷解した。
地図読みと地形読みは合わせて真実が見えてくるってことですね。理論と実践の結合(^^♪
ここから大嵐山まで軽いアップダウンのブナのプロムナードが続く。尾根はあくまで穏やかで広々しているが、決して平坦ではなく、微妙な起伏や舟窪地形、二重山稜、段丘状の場所など、ブナ林のベースとなる地形の妙も楽しませてくれるので、ブナフェチや地形フェチにはたまらないところである。
大嵐山まで3時間半。このプロセスを楽しみながらの充実タイムでしょう。ここのブナ林はベスト20ですか? いったい頭の中に幾つのブナ林が入ってるんでしょうね(^_-)
どんぐりのような枇杷倉山の鋭鋒は人を拒絶しているような佇まいで、松鞍山へ続く稜線は取り付く島もないような急角度で一気に高度を下げている。
枇杷倉山の西稜はヤバイらしいですね。眺めるだけにしといた方が無難でしょう。
一旦1008mの鞍部まで下ると山頂まではあと400mの登りだ。じっくり確実に歩を進めて行こう。
400mはキツイ! とくにco1150からの300mほどはメゲてしまいそうだわ(>_<)
右下に広がる広大な台地は池ヶ原と呼ばれる開拓地の跡である。ここではオウレンの栽培が盛んだったようだ。
「池ヶ原」という地名は打波川をはさんだ対岸の奥越高原にもありますね。山のふもとに池があるのは当たり前でしょうけど。
しかし登ることはないかもしれないと思っていた奥越の秘峰、松鞍山に立てた喜びと引き換えならば何でもない。
今シーズン一番の充実した山旅だった。
ほんとにお疲れさまでした。
今シーズンはまだ終わってませんけど?とっておきの山旅が残ってたりして!(^_-)
~追憶の山旅に浸るびわ爺