雨飾山には2007年9月に一度登った。
その時は、女神のことは知らなかった。
その時の写真を見返すと、女神が何枚も写っている。
NHKBSで雨飾山が放送されたときに女神のことを知った。
それ以来、もう一度、登ってみたくなった。
【頸城山塊】雨飾山
【日付】2021年10月18日(月)
【山域】頸城山塊
【メンバー】単独
【天候】ガスのち晴れ
【ルート】雨飾高原キャンプ場駐車場5:34---7:00荒菅沢---8:48雨飾山10:06---11:10荒菅沢---12:24駐車場
紅葉は、この週くらいだろうと思っていた。
しかし、この週末は天気予報が良くなく、諦めていた。
ところが、月曜日は、晴れ予報に変わった。
土日は登山者がとても多いらしいから、月曜日がちょうどいい。
雨飾高原キャンプ場駐車場に車中泊し、朝4時に起床。
薄明るくなった5時半に出発。
はじめは、ほとんど平坦。
沢沿いなのか、木道の上も水が流れている。
田んぼのようなぬかるみもある。
しばらくで登りが始まる。
結構な急登もある。
明るくなってきた。
周りの木は、黄色くなっている葉が多い。
地点名のブナ平の名のとおり、背の高いブナの木もたくさんあった。
頭上の葉は、黄色くなっていた。
登山道途中から、葉の上に雪が載っている。
昨日、下界は雨だったが、山は雪だったようだ。
登るにつれ、だんだん真っ白になってきた。
雪の重みで木の枝はみんなお辞儀して、登山道を塞いでいる。
冷たいのでストックで叩き落しながら進む。
ほんの1cmくらいの積雪に熊らしき足跡があった。
いったん下降すると荒菅沢に出た。
渡渉して、河原の岩に腰をおろし休憩。
山はまだガスが掛かっていたが、空は急速に明るくなってきた。
ここからまた急登が続く。
林の中の掘割道で、展望は無い。
ところどころ梯子が掛けられていた。
移動距離400mごとに標識が付けられていた。
何故か11分割。
山頂まで、4.4kmということか?
11分の7を過ぎたころから展望が開けた。
岩岩した尾根の急登が続く。
急登を登りきると、なだらかな笹原がひろがった。
積雪している。
少しアップダウン。
目の前に、雨飾山の最後の山塊が見える。
ガスが掛かったり、晴れたり。
最後の急登は、今までよりも更に急。
積雪していることもあり、2、3ヶ所、難儀するところがあった。
登りきると最初のピーク。
石碑がいくつか並んでいた。
少し南下したところにもう一つピーク。
雨飾山山頂。
10名ほどの先行者がいた。
周りはガスと雲海。
西には、遠く、雲海の上に北アルプスの山並み。
北には、雲海の間に日本海沿いの街が見える。
東は、眼下に女神が見えるはずだが、ガスがかかっていて、見えない。
しばらく休憩しながら待っていると、ガスが消え、雪化粧の女神が現れた。
平日なのに、登山者がどんどん上がってくる。
1時間ほど休憩し、下山開始。
雪は溶けだしている。
慎重に下りる。
まわりの山並みの黄葉が綺麗。
荒菅沢では、朝、雪化粧していた山並みが、すっかり雪が溶けて、黄葉の山並みになっていた。
登山口近くの木道に沿って流れる水路には、イワナが何匹も泳いでいた。
緑色の女神ではなかったが、雪化粧した女神もよかった。
クロオ