- 三筋の滝
【 日 付 】2021年8月29日(日)
【 山 域 】台高・櫛田川支流 木屋谷川
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】万歳橋 8:45 --- 11:20 12m大滝 --- 12:17 奥山谷出会い --- 13:00 鉄砲谷出会い 13:26 --- 13:51 道子碑 --- 14:58 万歳橋
天気予報では翌週以降はまた雨模様で気温が下がるという。泳ぎを交えての沢登りは今週が最後になるかと思い,木曜日に行ったばかりなのだが,木屋谷へ行くことにした。水量も落ち着いたことだろう。今回は泳ぐつもり満々で,ウエットスーツとライフジャケットを装備してきた。私は泳ぎはあまり得手ではないのだ。
万歳橋で沢装備をした男女4人組に出会う。聞くと大阪の沢グループW会の人たちで,奥山谷を遡行し,奥ワサビ谷を下降するという。W会というとすごい沢登りばかりやっているすごい人たちという印象があるのだが,こういう癒し渓を歩くこともあるんだねえ。
今日は万歳橋から上流をのんびりと歩く予定。目的地は設定していないので,満足した時点で引き返すことになるだろう。極めていい加減である。水量はすっかり落ち着いたようで,いつもの平水に戻っている。今日の目的の一つはピンボケなしに沢の写真を撮ることなので,岩に腕を固定して写真撮影をすることにしている(帰宅してから確認してみるとそれなりに効果は上がっているようだ)。いい場所があると写真を撮りまくるので,ちっとも先に進まない。
ゆるやまさんのブログは今もアクセス可能になっているので,自宅で覗いてみた。最後の記事は6月6日のもの,最後のツイートは7月19日だった。最後まで山スキーの記事で満たされている。ゆるやまさんはこの辺りで水遊びをしていたようなので,私も進むことよりも水遊びをすることにする。登れそうな滝があれば泳いで取り付く。ウエットスーツのおかげで冷たさはだいぶ軽減されているようだ。
三筋の滝は右側を小さく巻き登る。直登する人もいるようだが,今の私は臆病になっているので直登する気にはとてもなれない。
大きな釜を伴った2筋2mの岩間滝。ぐーさんの写真に私が先行してゆるやまさんにロープを出している写真があった。泳いで取り付き,登ろうとするがとても登れそうにない。あの時はどうやって登ったのだろうか。今回はギャラリーもいないので無理に登ることもないかと思い,右側から小さく巻いた。この巻きの方が恐かった。
- 12m大滝
この後も流芯にこだわり,フリーで登れる滝は全部滝芯を登っていく。結構面白い。奥山谷手前の12m大滝は左側にトラロープがあって,比較的簡単に巻き登れると記憶していたのだが,いくら目を凝らしてもトラロープが見つからない。仕方がないので右岸側を適当に登り始めるが,行き詰ってしまった。這々の体で降り,少し下流側に下ってから右岸道に上がることにした。この右岸道への登りが意外に長く,標高差で50mほども登ってようやくたどり着いた。もうこんなところを登りたくない。
(ちなみに帰宅後にぐーさんにトラロープのことを聞いたが,何も変わっていないとのこと。おそらく誰かが使ったあとにロープを元に戻さなかったのだろうけど,それにしても巻道を見つけられなかった自分が情けない。)
- 大きな釜を伴った二筋2m滝
右岸道を奥山谷出会いまで歩き,沢に戻る。奥山谷出会い以降谷はやや大人しくなるが,もともとおとなしい谷なのでそう大きく変わらない。相変わらずいい雰囲気だ。鉄砲谷出会いの滝。登ってみたいけど,わざわざ登ることもない。昼食にする。このまま源頭まで詰めると遅くなりそうなので,ここら辺でお開きにしよう。
少し戻り,支谷が分岐しているあたりから道子碑に向かって登っていく。50mほど登ると道子碑。「中川道子 享年25才」と書いてある。道子さんとゆるやまさんに合掌。
帰りは左岸林道をテクテク歩いて帰る。ソールの薄い沢タビを履いてきたので,角張った林道の落石が痛かった。今度はちゃんとした沢靴を履いてこよう。