山日和導師さま、こんばんは~
part2のときに伊吹山の右伝いに見えてたヘンな名前の山ですネ。
そういえばbiwa爺も行ったことあるはずや…と日記を紐解くと2010年12月でした。
なんで行ったのかは今はもう記憶の片隅にも残ってないんですけど…。
その時は奥伊吹スキー場からで、オープン前のがらんとしたゲレンデの端っこを、一人寂しく歩いてたような…。
シーズン中の今はリフトにも乗れないどころか、端っこといえどもゲレンデ内(敷地内)の登行はまかりならぬ!らしいです。
昔も今も登山者とスキーヤーの確執は氷解してないみたいですね。
姉川の戦いで有名な姉川の上流の最奥集落である甲津原の交流センターに車を止めた。ひっきりなしに車が通過して
行くが、100%奥伊吹スキー場へ向かうスキー客である。こんなところで登山支度をしているヤツはまずいない。
出発時間を待っていた、日に4本ほどの路線バスの運転手も物珍しそうにこちらを見ていた。
今シーズンのスキー場は大盛況みたいです。
「物珍しい」というより、「登山者国」のテロリストと思われたんでは(?_?)
集落の端から尾根に取り付く。雪はたっぷりで、最初からスノーシューを履くことができた。沈み量は少ないが、雪質が
ちょっと嫌な感じだった。軽い(乾いた)雪なら多少潜っても雪を蹴散らして進むことができる。しかし重い(湿った)雪の場合
はまったく事情が変わって来るのだ。スノーシューというのはその構造上、足を引き摺るようにして歩くので、トレースは2
本のレールのように残る。だが、湿雪のラッセルでは雪の抵抗が大きくて引き摺ることができず、一歩一歩足を持ち上げ
なければならない。足を置いた時も乾雪ならスッと雪の中に入るのに対して、湿雪は体重をかけた時に時間を掛けてググ
ーッと沈んでいく感じになる。雪に対する入力と出力で、ダブルで体力の消耗を余儀なくされるのだ。単独ならこういう雪
質で30センチのラッセルが続けばギブアップ必至だろう。
山日和のスノーシュー講座/湿り雪編でした。(^_-)
昨夜の夕食に食べたおでんとハンバーグの食い合わせが悪かったのか、腹の調子がイマイチである。「大」休止を挟んで、
標高差300mほどの急登にかかった。
分かります、このシチュエーション。だから一人旅がいいんですよ。「大」休止自由だもん。
突然携帯が鳴った。仕事の電話である。実は昨日まで80%以上の確率で今日は出勤しなければならないと思っていた。
奇跡的に片付いて、なんとか山に来ることができたのだ。それを思えばこの状況での電話ぐらいお安い御用だ。
biwa爺には仕事の電話も掛ってきませんので~。というか、S社のケータイは圏外ばかり。(^_-)
県境の1210mピークに立つと、これまで遮られていた伊吹山方面の展望が開けた。広い雪のグラウンドのような1187m
ピークの左に虎子山、国見岳と並び、その奥にひと際大きく存在感を示すのが伊吹山だ。
奥美濃、越美国境稜線方面はもちろんのこと、加賀白山もその真っ白な姿を現した。木々の先の方にだけわずかに残った
霧氷も、私が登るまで落ちずに歓迎してくれているようだ。
山日和のスノーシュー講座/眺望編、でした。
なかなか適当な場所が見つからず、結局ブンゲン山頂直下のコルで腰を降ろした。見晴らしという点では満足できないが、
それなりのブナ林もあり、ランチ場としては悪くない。目の前にゆったりと上がってきているのは北谷の双門の滝から分か
れる左俣の源頭部。無雪期なら背を没するササで何がなんだかわからない所だろう。
本日のランチは豚バラのゆず胡椒鍋にしゃぶしゃぶ用豚ロースを追加。シルクエビスの味わいも一段と引き立つと言うも
のだ。
山日和のスノーシュー講座/ランチ編
今回のお昼はなににしようかな…、とお悩みの方はご参考に。
そうそう、ランチはメニューも大切ですが、場所選び、時間設定も重要なんですネ(^.^)/~~~
山頂からの展望は先ほどの1210mピークからの眺めに加えてブンゲンに遮られていた山々、スノー衆で登った小津権現
山や花房山方面も望むことができる。天気は少し下り気味のようで、白山の姿はもう見えない。
直線距離で1キロ足らずの奥伊吹スキー場ゲレンデトップには色とりどりのウェアを着たスキーヤーの姿が見えた。
残念なのは、時折聞こえるスキー場のアナウンスだ。まあ、音楽がガンガン鳴り響いているよりはマシだが。
スノーシュー講座/眺望編Ⅱ
BGMを聞きながらパノラマをお楽しみください。
山頂へ戻って午後2時半に下山開始。下山に使う尾根も複雑に分岐していて気が抜けない。
このブンゲン北西尾根には登山道が付けられている。道は大長谷左岸の尾根から最後は谷に下りてスキー場の施設の
前に出るらしい。(歩いたことはない)
この尾根の上部のブナ林は見事だった。登りの尾根のブナは若い木が多かったが、こちらは大木も多く熟成されたブナ林
が続いて見応えがある。Ca1000mあたりで登山道の尾根と分かれて、3方向に分岐する一番左の尾根を選ぶ。
車道を歩く距離を最小限にするために、できるだけ甲津原に近い場所に落ちる尾根がこれだ。
品谷峠からの稜線もブナ林が素晴らしかったです。
県道へ出る橋を横から見ると、2m近く積もっているようだ。最後は林道から県道への雪壁の2mほどの段差に阻まれる。
雪壁の上でスノーシューを脱いでいると、次々にやってくるスキー帰りのドライバーの好奇の目に晒された。
きっと公安当局の不審者リストに登録されてますわ!
甲津原に戻るとまたも数少ないバスが発車待ち。運転手は朝のおじさんと同じかどうかはわからないが、同じ人なら「や
っと下りてきたか。ご苦労なこっちゃ。」と思われたことだろう。
オリジナルルートからの雪のブンゲン。絶好の天気に恵まれた満足の一日だった。
自分で探したルートを歩く醍醐味は、どんな名山にも及ばない!と、つくづく思います。
体力の続く限り、未知の世界を探しに行きたいもんです。
~biwaco