【野坂山地】大岩大権現から激ヤブ漕いで岩籠山へ

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山日和
記事: 3846
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【野坂山地】大岩大権現から激ヤブ漕いで岩籠山へ

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2025年10月25日(土)
【山 域】野坂山地 岩籠山周辺
【天 候】晴れのち曇りのち雨
【メンバー】sato、山日和
【コース】新疋田駅9:10---9:25大岩大権現---10:55三角点追分---11:55インディアン平原12:45---12:55岩籠山
     ---13:10ブナ林13:45---15:15国道---15:35新疋田駅

 JR北陸本線の新疋田駅が本日のスタート地点だが、各停しか止まらない無人駅とは思えない数の車が駐車していた。
40台分ほどあるスペースは8割がた駐車車両で埋まっている。
これが全部登山者のはずはないので、土曜日なのにここからJRを利用する客がこれだけいるということだろうか。
駅前は「つるしん」のハッピを着た人で賑わっていた。どうやら地元の信用金庫の職員がボランティアで清掃活動をして
いるようだ。地元密着の金融機関ならではの仕事ぶりである。


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 新しい住宅地を通って坂を上がって行くと浄水場があり、その横に大岩大権現がある。
赤い鳥居をくぐるとご神体となっている巨岩と対面する。案内板によると、慶応2年(1866年)の大雨で当地で山津波が
起こり、その時にこの大岩の存在が大木・落石を防ぎ、水の流れを変え、麓の疋田地区への山津波の直撃を防いだことに
より、疋田の人々が大岩大権現と呼んで祀ったのだという。センブリの可憐な白い花が彩りを添えていた。

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 車道の終点から山道に入る。明瞭な踏み跡が続いているが、意外に植林臭くない。標高が低いので典型的な里山の常緑
樹の林だ。
 この尾根道を特徴付けているのはアカガシである。かなりの巨木もあり、尾根上と右手の谷側斜面にはずっとアカガシ
の森が続いていた。

 北からの尾根と合流すると植林が現れるが、同時にブナも目立つようになり雰囲気は悪くない。
629.1mの三角点追分手前まで露岩が点在する中、しっかりとした踏み跡が続くが、ピークの手前で尾根芯がヤブっぽく
なるので右斜面を巻き気味に登る。ピークからも右側の斜面にテープがあり、鞍部まで導かれた。
 ここから様相が変わってきた。尾根芯はかなり密度の濃いヤブで歩けそうもない。右斜面に逃げると自然林の中に踏み
跡が続いていた。
 インディアン平原から北に延びる台地の一角に上がれば、平原までは一投足、と思っていたらそこからが核心部だった。
この尾根は積雪期に2度歩いているが、無雪期に訪れるのは初めてである。
足元には薄い踏み跡らしきものがあるようなないような状態で、ツゲとササ?の密ヤブにイバラがミックスされた最悪の
状態だ。振り返ればススキと草原の広がる気持良さそうな尾根なのだが、実態はまともに歩けないヤブである。

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 ようやくインディアン平原の一般道に出るまで、三角点追分から1時間も要してしまった。
おかげでちょうどいいランチタイムとなったが風が強い。南側のモニュメント岩の陰に風の弱いところを見つけてザック
を降ろす。
今日は終日曇りを覚悟していたのだが、朝から晴れ間が広がっていた。敦賀湾もすっきりと見え、野坂と湖北の山々も望
むことができる。頭を雲の中に隠した台形の山は横山岳か。標高1000m以上の場所は雲に包まれているようだ。


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 食後、ススキの海の中を岩籠山の山頂へ。山頂手前の鞍部にはブナの巨木があり、10数年前にスノー衆で小雪舞う中で
ランチタイムを楽しんだことを思い出す。

 下山は駄口コースを選んだ。先ほどのヤブ漕ぎを思えば間違っても来たルートを戻ろうとは思わないのだ。
ほとんど無木立のインディアン平原から急降下すると、まったく違う樹林の世界が広がる。
この口無谷右俣の奥の左俣源頭から奥の右俣源頭へ続く濃密なブナ林は、野坂山地の中でも上位にランクされる素晴らし
い森だろう。
大きなブナの根方に腰を降ろしてコーヒーブレイクを楽しもう。なんならここまで我慢してランチタイムにした方が落ち
着いてよかったかもしれない。

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ブナ林をじっくり味わいながらP708mから一旦下ってP677m手前の分岐へ。この急な斜面はスノー衆でみんなシリセー
ドで滑り降りたところだ。
 主尾根を外れて駄口への尾根に入ると急に林相が貧弱になるが、その代わりに開けた展望と引き換えだ。
正面には東谷山が美しい姿を見せており、これから下る五位川がはるか下に見える。

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 三角点奥野を過ぎて駄口の登山口へ下る道を見送り、北東へ続く尾根を進む。ヤブもなく歩きやすい雑木林の尾根だ。
ほどなく林道に出ると工場の敷地の横を通って国道に出た。凍結の恐れがある冬には大型トラックが疾走するのにビビり
ながら歩く道だが、このあたりは歩道が広いのでありがたい。
 少し進んだところで脇道に入り、深坂越の古道入口を過ぎると深坂の集落沿いを歩くようになる。
家屋には旧街道の面影は残っていないが、落ち着いた佇まいを見せる集落を見ながら歩くのも悪くない。
 天気予報通り雨が降り始め、新疋田の駅に着いたところで本降りとなった。ギリギリセーフというところか。
無人の駅舎に入ると撮り鉄の聖地になっているらしく、壁には無数の写真が貼り付けられていた。
改札を出てみると、敦賀方面からカーブしたホームは鉄道写真を撮るには絶好のアングルだ。
タイミングが合わず、駅を通過する列車は残念ながら見ることができなかった。

                   山日和
sato
記事: 565
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【野坂山地】大岩大権現から激ヤブ漕いで岩籠山へ

投稿記事 by sato »

山日和さま

こんばんは。
週末からすっきりとしないお天気が続いていましたが、今日は爽やかな青空が広がる一日でした。明日も晴れ。
でも金曜日から崩れそうですね。土曜日が気になりますね。

10月26日のオフ会は絶望的。前日の土曜日は北部は夕方前まで雨は大丈夫そう、ということで向かった岩籠山。
疋田から・294の尾根は歩いたことがありますが、その北の尾根は初めてでした。
山中に入り、しばらくは、そう典型的な里山の常緑樹の林でしたが、見事なアカガシの森に移り、目を見張りました。
くねくねと大きく枝を伸ばした巨木も結構あり、何だか不思議の森に迷い込んだような気分になりました。
点在する花崗岩の岩が、より不思議な雰囲気にさせていました。思いもかけない風景との出会いにドキドキしました。

△629・5南の鞍部からは山腹を縫う仕事道が残っていましたが谷の方に行ってしまいそうなので尾根に復帰しましたが、
ここからが手こずりましたね。
ツゲとイバラでなかなか進めない。山日和さんは新品のパンツ。引っ掛けたら嫌だなぁ、とヒヤヒヤされたのでは。
痛くて顔をしかめながらヤブをかき分けていましたが、途中に落ち着ける場所があり、そこから眺めた敦賀の町と海は胸に沁みました。

今日は11時過ぎにはインディアン平原でお昼ご飯かな、と思っていましたが、着いたのは12時前。
△629・5から1時間かかったのですね。手の甲を見たら4,5か所に血がにじんでいました。手袋したらよかったと反省。
痛い痛いヤブでしたが、終わってみると面白かったです。野坂岳のヤブと比べたらマシでした。あのヤブはもっと長かったですね。

ススキがきれいだろうな、と期待していたインディアン平原ですが、
ヒューヒューと風が躍る灰青色の空の下に広がる、淡黄色の穂をざわざわと歌いながらしならせる無数のススキで埋め尽くされた
インディアン平原は、わぁと息を呑む素晴らしさでした。

食後、山頂にも登ってよかったです。ひっそりと気高く咲くセンブリ、リンドウにも出会えました。
山日和さんとの初めての岩籠山の山頂でしたし。
岩籠山は雪の季節も素晴らしいですよね。スノー衆でも2回訪れたのですね。
山頂直下のブナの下でランチタイムとは、山日和さんらしいですね。
そう、私のヤブこぎネット初投稿も雪の岩籠山でした(山頂には行かなかったのですが)

下りの駄口コースは、お気に入りの道です。
口無谷源頭のブナ林は、訪れる度しあわせな気持ちになります。
海から近い里山にこんなにもうつくしいブナ林が存在しているのだと。
・677先の痩せ尾根は爽快でここからの眺めにも魅了されています。

国道歩き短縮のため、最後は登山道から離れましたが、歩きやすくてよかったです。
深坂の集落歩きも楽しかったですね。
そろそろ駅というところで霧雨となり、駅に着いた途端に本降りの雨。グットタイミングで屋根の下に辿り着きました。
疋田駅はあたたかさを感じる無人駅ですね。待合室も素敵でした。鉄道ファンに人気の駅なのですね。

何度も訪れてしまう大好きな岩籠山のあらたな表情に出会えたうれしい山旅でした。
ありがとうございました。

土曜日は、今のところ、日中は晴れ間がありそうな予報ですね。どうかお天気に恵まれますように。
私は予定があり残念ですが参加できません。
みなさまのレポを楽しみにしております。

sato
アバター
山日和
記事: 3846
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【野坂山地】大岩大権現から激ヤブ漕いで岩籠山へ

投稿記事 by 山日和 »

satoさん、どうもです。お疲れさまでした。

でも金曜日から崩れそうですね。土曜日が気になりますね。

土曜日はなんとか降られずに済みそうです。

疋田から・294の尾根は歩いたことがありますが、その北の尾根は初めてでした。
山中に入り、しばらくは、そう典型的な里山の常緑樹の林でしたが、見事なアカガシの森に移り、目を見張りました。
くねくねと大きく枝を伸ばした巨木も結構あり、何だか不思議の森に迷い込んだような気分になりました。


PA250016_1.JPG

どうせ植林の尾根だろうと期待もしてませんでしたが、意外や意外。見事なアカガシの森でしたね。
明瞭な踏み跡も続いてたし。・294の尾根はイバラがあると聞いてたので、うれしさも倍増でした。

△629・5南の鞍部からは山腹を縫う仕事道が残っていましたが谷の方に行ってしまいそうなので尾根に復帰しましたが、ここからが手こずりましたね。
ツゲとイバラでなかなか進めない。山日和さんは新品のパンツ。引っ掛けたら嫌だなぁ、とヒヤヒヤされたのでは。
痛くて顔をしかめながらヤブをかき分けていましたが、途中に落ち着ける場所があり、そこから眺めた敦賀の町と海は胸に沁みました。


PA250045_1.JPG

どこまで続くのか確かめてみたい気もしたけど、山頂へ行くのが最優先であきらめました。
インディアン平原はすぐそこに見えてるのになかなか進みませんでしたね。
ススキの原かと思ったら、足元にツゲのヤブが仕込んであったり。 :mrgreen:
敦賀湾が望める場所は開放的でよかったですね。

今日は11時過ぎにはインディアン平原でお昼ご飯かな、と思っていましたが、着いたのは12時前。
△629・5から1時間かかったのですね。手の甲を見たら4,5か所に血がにじんでいました。手袋したらよかったと反省。
痛い痛いヤブでしたが、終わってみると面白かったです。野坂岳のヤブと比べたらマシでした。あのヤブはもっと長かったですね。


まあ、山は歩いてみないとわからんもんです。あの短い距離に1時間かかるとは思いもしませんでしたね。
野坂の東尾根のヤブはそんなひどかった記憶がないんだけど。 :lol:

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ススキがきれいだろうな、と期待していたインディアン平原ですが、
ヒューヒューと風が躍る灰青色の空の下に広がる、淡黄色の穂をざわざわと歌いながらしならせる無数のススキで埋め尽くされたインディアン平原は、わぁと息を呑む素晴らしさでした。


なんとか青空が持ってくれたのでよかったですね。一面の曇り空だとちょっと映えないので残念なところでした。


PA250053_1_1.JPG

食後、山頂にも登ってよかったです。ひっそりと気高く咲くセンブリ、リンドウにも出会えました。

普通は山頂に行きますよね。山頂カットって本気にしてたんですね。 :mrgreen:

山日和さんとの初めての岩籠山の山頂でしたし。
岩籠山は雪の季節も素晴らしいですよね。スノー衆でも2回訪れたのですね。
山頂直下のブナの下でランチタイムとは、山日和さんらしいですね。


ほぼホワイトアウト状態で風もあったので、あのブナの横でランチタイムでした。
グーさんが歌集を配って強制的に歌わされたような記憶が・・・ :mrgreen:
2回目はピーカン無風だったので、南峰の横にスノーテーブルを作りました。

そう、私のヤブこぎネット初投稿も雪の岩籠山でした(山頂には行かなかったのですが)

そうでしたか。全然覚えてないわ・・・・

PA250073_1.JPG

下りの駄口コースは、お気に入りの道です。
口無谷源頭のブナ林は、訪れる度しあわせな気持ちになります。
海から近い里山にこんなにもうつくしいブナ林が存在しているのだと。
・677先の痩せ尾根は爽快でここからの眺めにも魅了されています。


インディアン平原下のブナ林からP677mまでは実にいいですよね。

国道歩き短縮のため、最後は登山道から離れましたが、歩きやすくてよかったです。

あの尾根も思ったより悪くなかったですね。

深坂の集落歩きも楽しかったですね。

国道を歩くより百倍いいですね。 :D

そろそろ駅というところで霧雨となり、駅に着いた途端に本降りの雨。グットタイミングで屋根の下に辿り着きました。

まさにジャストタイミングでした。車を駅の前に横づけして、駅舎の中で片付けようかと思ったんだけど、
お迎えの車が前に止まってたのであきらめました。


PA250106_1.JPG

新疋田駅はあたたかさを感じる無人駅ですね。待合室も素敵でした。鉄道ファンに人気の駅なのですね。

丸太で作った駅はいいですね。1本ぐらい列車が通るのを見たかったなあ。
疋田の町もいいみたいですよ。

土曜日は、今のところ、日中は晴れ間がありそうな予報ですね。どうかお天気に恵まれますように。
私は予定があり残念ですが参加できません。
みなさまのレポを楽しみにしております。

初参加以来初めての欠席ですね。去年は私が初欠席でしたが。 :lol:

              山日和
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