【京都北山】瓢箪崩山〜箕裏ヶ岳☆色とりどりに躑躅の花咲く裏山散歩

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yamaneko0922
記事: 266
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39

【京都北山】瓢箪崩山〜箕裏ヶ岳☆色とりどりに躑躅の花咲く裏山散歩

投稿記事 by yamaneko0922 »

【 日 付 】2020年4月4日
【 山 域 】京都北山 
【メンバー】山猫、家内
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】蓮華寺10:36〜11:15崇道神社〜13:18瓢箪崩山13:28〜13:34寒谷峠〜15:05坂原峠〜15:59箕ノ裏ヶ岳16:01〜17:05叡山電鉄岩倉駅

コロナ禍のせいで人のあまり行かないような近場の低山に足を運ぶ機会が増えたのだが、そのお陰で山の名前すらないような地味な裏山にも意外な魅力があることを思いがけず発見したりすることもある。普段であれば、裏山散歩のようなrepは「投稿自粛」してしまうのところだが、このご時世であればこうしたrepも許容していただけるのではないだろうか。

自宅のある京都の岩倉は東に瓢箪崩山、北に箕裏ヶ岳といった裏山があるが、この時期はコロナに関わらず箕裏ヶ岳を訪れるのを楽しみにしており先週も散策したところである。瓢箪崩山から箕裏ヶ岳にかけてはいくつもの無名の小ピークが連なっているが、これらの山の間を歩いたことがなかったので、周回することを考える。

この瓢箪崩山は登山口の近くに蓮華寺という魅力的な古刹があるというのも嬉しいかぎりだ。最近でこそコロナ禍のせいで京都の名刹を訪れる観光客も疎らになったかもしれないが、あまり人の訪れない静かな名刹という点では八瀬の蓮華寺はその筆頭ともいえる。同じく八瀬の瑠璃光院に至ってはこの蓮華院の10倍もの拝観料であるにも関わらず、ハイシーズンには待ち時間が3時間以上にも及ぶというのは狂気の沙汰に思われる。

山門を潜ると右手の灯篭の前には鮮やかな苔のカーペットが視界に飛び込んでくる。参道の左手には数多くのショウジョウバカマにイカリソウが咲いている。庫裡で拝観料を払い、書院に上がると庭園では色鮮やかな新緑が始まっている。本堂の前では石楠花の花も既に開花している。
蓮華寺.jpg

蓮華寺を後すると登山口となる崇道神社を一旦通り過ぎて、その東にある栖賢(せいけん)寺を訪ねる。ここは秘寺と呼ぶに相応しい知る人ぞ知る寺である。入り口もその奥に寺があるということを知らなければ容易に見過ごしてしまうところだろう。昭和32年に尼崎からこの地に移転したということなので、京都の寺院の中ではかなり新参ではあるが、山門を潜ると趣きのある静かな境内が広がっている。
栖賢寺.jpg

栖賢寺に接する崇道神社は藤原種継の暗殺に連座したと疑われ早良親王(崇道天皇)の霊を鎮めるための神社とされる。以前はこの参道は昼でも鬱蒼としており、陰鬱な雰囲気を漂わせていたのだが、栖賢寺の境内の杉の木が間伐されたせいだろうか、参道が明るくなったように思われる。神社の右手に小野毛人の墓への案内標があり、ここから登山路に入る。雑木林の中を登って行くとコバノミツバツツジの鮮やかな赤紫色が目立つ。

尾根に上がると早速にも市街への展望が大きく開ける。ここからは三宅八幡宮八幡宮から続く登山道と合流し、歩きやすいなだらかな道が続く。尾根道の周囲には頻繁に現れるコバノミツバツツジの花が目を楽しませてくれる。
コバノミツバツツジ.jpg

p341の手前で西側に展望が大きく開ける箇所があり、大きなヤマザクラの下でランチ休憩をとる。桜の花に視線を奪われて見過ごしていたが、桜の樹の下ではウグイスカグラの花が多く咲いていることに気づく。

檜の植林帯に入り、p461を越えると、トトギ池からの広い登山道と交差する。登山道は尾根の東側をほぼ水平にトラバースしてゆくのだが、尾根芯上の薄い踏み跡を辿ることにする。尾根上のなだらかなピークca500mの北の端にたどり着くと一気に視界が開け、目の前に瓢箪崩山の山頂部が大きく姿を見せる。ふと見ると足元や北斜面にヒカゲツツジの群落がある。まだ花を咲かせているものはわずかのようだ。

わずかに登り返して瓢箪崩山の三等三角点の柱石がある山頂に到達すると、山頂からは尾根を江文峠に向かって北に進む。尾根を北に辿り、江文峠と坂原峠に向かう尾根の分岐に到着すると、坂原峠の方に続く尾根のから賑やかな人の声がする。まずはp471のピークに立ち寄ってから、再び分岐に戻ると、ここでも多くのヒカゲツツジが咲いている。花をカメラに収めてうちに大人数のパーティーが到着する。「ご年配の女性の方がヒカゲツツジが多く咲いていましたよ」と教えて下さるが、その群生は既に目の前から始まっている。
ヒカゲツツジ.jpg

坂原峠の方に向かうと、尾根の北斜面には数多くのタムシバの花が咲く北斜面の向こうには江文峠を挟んで対峙する金毘羅山、そしてその北側には翆黛山、焼杉山と続いてゆく大原三山の好展望が目の前に広がる。金毘羅山の斜面にもタムシバが白い斑点として見えている。
大原三山.jpg

尾根上のなだらかなピークca450mにかけて、尾根の北斜面にはどこを見てもヒカゲツツジの花が満開だ。間近にこのような大群落を見る機会があるとは嬉しい驚きだ。どこまでも続くかのように思われたヒカゲツツジの群落だが、やがて尾根が下りにさしかかると途端に姿を消す。

PH氏のプレートがあるp410のなだらかなピークを過ぎると、複雑な蛇行を繰り返す尾根には小さいが急峻なアップダウンを繰り返す。一つ目のピークca330mを越えたところで、峠越えの古道と交差する。古道がトラバースしながら降りてゆく先には真っ白な花を数多く咲かせた大きな躑躅の株がある。珍しいシロバナコバノミツバツツジだ。傾いた午後の光を浴びた白い花はすぐ隣のコバノミツバツツジの赤紫と美しいコントラストを見せてくれる。
シロバナ.jpg

坂原峠にさしかかると尾根は広い墓地の脇を下ってゆくようになる。いわゆる「静原の墓」と呼ばれるところで、靜原からは舗装路が続いている。墓地の上からは京都市街の展望が広がる。墓地の周囲で満開の花を咲かせる桜の下をくぐって坂原峠に降りる。
坂原峠.jpg

坂原峠からは箕裏ヶ岳への登りに入る。途中から尾根を外れて北側の谷に寄り道すると多くのカタクリが花が咲いている。この時期に箕裏ヶ岳を訪れるのを楽しみにしていたのはここは京都でも数少ない、そして知られざるカタクリの群生地があるのだ。
カタクリ1.jpg

箕裏ヶ岳が近づくと一週間ほど前に訪れた際にはまだほとんど蕾だったミツバツツジが花開いており、季節の進行を感じる。ところで登山道には頻繁に京都市左京区の消防団による道標が現れるのだが、悉く「箕裏ヶ岳→」の裏の字が抜けて「箕 ヶ岳→」となっており、そこを誰かが手書きで「裏」の字を書き足している。道標を作成する際の単なる印字ミスなのだろうか。

山頂が近づくとここでもヒカゲツツジが咲いている。前回訪れた時にはヒカゲツツジを喜んで写真に収めていたのだが、p471の西側の大群落を見た後では何とも寂しく思われる。いつの間にかこの箕裏ヶ岳の東尾根のヒカゲツツジも日陰に入ったようだ。箕裏ヶ岳の山頂では既に16時、意外にも時間が過ぎていることに気がつく。

下山は山頂から南西に伸びる尾根を下る。この尾根を通るのは初めてであったが、意外にm随所に京都市街や比叡山の好展望が開ける。南斜面をトラバースする林道に出ると、林道と平行に走る檜の植林の尾根を辿って岩倉川沿い出る。岩倉の市街地に下ると、最後は岩倉川の川沿いでは桜が満開であった。

多くの春の花々が充足感を感じさせてくれると同時に、家の近くにこうした裏山があることの有難さを感じる一日であった。
最後に編集したユーザー yamaneko0922 [ 2020年5月21日(木) 11:11 ], 累計 2 回

kando1945
記事: 396
登録日時: 2013年1月02日(水) 09:28

Re: 【京都北山】瓢箪崩山〜箕裏ヶ岳☆色とりどりに躑躅の花咲く裏山散歩

投稿記事 by kando1945 »

yamanekoさんおはようございます。仕事、家庭、健康、趣味どれにもいいところにお住いですね。

初めて聞く名前が多くネットで調べていると興味がわいてきて、いくつかのレポをプリントアウトしました。

五月山、箕面のたいていの尾根、谷は適当に歩き回りもう新たな発見がなく、ただトレーニングのためのみと

なっています。しかし、ここなら少し北へいけば金毘羅山、翠黛山、天ヶ岳などがあり、この辺りの尾根、谷など

豊富で、相当歩き回っても長期間新たな発見が期待できそうですね。

ここにお住まいなら裏山でいいですが、池田から車で行くとなると厄介です。武奈ヶ岳の帰り、京都東の

渋滞を避けようとして北回りの477号を走りましたが大回りし過ぎでした。そこで、持越峠を通るショートカットを

したら峠の道の狭さに怖くなり、この辺りの山へは疎遠となっています。

こんな都会の近くの裏山にヒカゲツツジの大群落がいくつもあるのですね。ただ、ヒカゲツツジは足場の悪いところに

咲くことが多く、しかも急斜面の外に向かって成長するので写真にするのが難しいですね。

おまけにカタクリの群生地もあるのですか。でもその場所は当然秘密ですから偶然見つけられたのでしょうね。

私も五月山のある谷で偶然ニリンソウを見つけ得をした気分になりました。

遠出自粛のこのご時勢に、近場でにこんな満足な山歩きができるなんて地の利がうらやましいです。


yamaneko0922
記事: 266
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39

Re: 【京都北山】瓢箪崩山〜箕裏ヶ岳☆色とりどりに躑躅の花咲く裏山散歩

投稿記事 by yamaneko0922 »

kendo1945さん コメント有難うございます。

>ここなら少し北へいけば金毘羅山、翠黛山、天ヶ岳などがあり

ついでにクダラコージ山というのも、そのリストに追加しておいて下さい。全くといってもいいほど知られていない山ですが、ここから気持ちよい尾根道が天ヶ岳まで続いております。

>持越峠を通るショートカット

持越峠は丹波の黒尾山の北で日吉と宇津を結ぶ峠と、京都の雲ヶ畑と真弓との間にあるものと同名の峠が二つあるのですが、おそらく通られたのは後者でしょうか。京都からは確かに帰路の京都東の混雑を考えるとうんざりするところですね。9号線は千代原口での混雑が解消されたので沓掛までは近くなったように思いますが。

>こんな都会の近くの裏山にヒカゲツツジの大群落がいくつもあるのですね

ヒカゲツツジの大群落があるのはp471の手前の鞍部から次の鞍部までの短い区間のみです。

>ただ、ヒカゲツツジは足場の悪いところに咲くことが多く、しかも急斜面の外に向かって成長するので写真にするのが難しいですね。

やはりそうですよね。確かに、初稿では「ヒカゲツツジは急峻な斜面に咲くことが多く、写真に収めるのに苦労することが多いのだが」という一文を入れていたのですが、必ずしもそうでもないのかな・・・と思ってrepアップの直前の推敲で消してしまいました。しかし、ここはさにあらずです。京都にいらっしゃることがあれば是非。

>おまけにカタクリの群生地もあるのですか。でもその場所は当然秘密ですから偶然見つけられたのでしょうね。

箕裏ヶ岳も小さな山ですので、北斜面のどこかに咲くという情報があれば、探すのにさほど困難はありませんでした。でも、もしもkandoさんがいらっしゃることがあればご連絡下さい。シロバナコバノミツバツツジが咲く場所と共に場所はお教えしますし、私が京都にいれば喜んでご案内いたします。カタクリは他でも見る機会はあるかと思いますが、シロバナ・・・は私は初めてでした。
UNADJUSTEDNONRAW_thumb_4002.jpg

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