【富士】毛無山-山頂から秀麗な富士を仰ぐ山

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kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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【富士】毛無山-山頂から秀麗な富士を仰ぐ山

投稿記事 by kitayama-walk »

【日 付】 2012年10月22日(月曜)
【天 候】 晴れ
【山 域】 富士/御坂
【メンバー】 M井、M村、N野、kitayama-walk
【コース】 湯之奥登山口-山の神-大名屋敷跡-県境稜線-朝霧高原分岐-毛無山-朝霧高原分岐-県境稜線-大名屋敷跡-山の神-湯之奥登山口
http://kitayamawa.exblog.jp/19134808/

 日本二百名山に選定されている毛無山は、朝霧高原を挟み、富士山と相対する天子山塊の最高峰(1964m)である。一等三角点の
設置された眺望抜群の山頂を持つもので、やはり何と言っても、富士山が眼前に迫る様は圧巻の一言である。山頂は低灌木とカヤトで
覆われていて樹木が少なく、そのため「毛無し」の山名がついたと言われている。

 今回は、少しマイナーなコースである下部温泉から林道を遡った湯之奥登山口からのアプローチをとった。樹林帯の中の急登を汗して
登ると、県境稜線に出た途端に、眼前に富士山が屹立し、朝霧高原が広大に展開されている。まさに登りの労苦を一気に癒してくれる
山である。

<アクセス>
焼津IC-(東名)-清水JTC-新清水JCT-(新東名)-新清水IC-R52-R300-下部温泉-県道415-湯之奥登山口


 職能団体の会合が焼津であったことから、これを利用して富士見登山をしようと思いついた。富士見登山の山は周囲にたくさんあるよ
うだが、その内、二百名山は毛無山と愛鷹山の2つである。毛無山は西側から、愛鷹山は南側から、それぞれ富士山を眺めることにな
るが、今回は温泉付きの登山ができる毛無山に登ることにした。毛無山に登るには、その東側にある朝霧高原からのアクセスが一般
的のようであるが、今回は西側の下部温泉からのアクセスにした。マイカーでのアクセスのためピストンにならざるを得ないが、下山後、
下部温泉でゆっくりできることがメリットである。

 身延線の下部温泉駅は、特急が停まる駅であるにもかかわらず、無人駅になってしまっている。しかし、駅前にはタクシーも停まってお
り、温泉街への送迎を行っているようだ。駅前から下部温泉街に続く道路を進むと、かなり狭くなっている部分もあって、離合が大変だ。
温泉街を抜けると、いよいよ湯之奥林道に入る。下部温泉から25分ほどで湯之奥登山口に到着するはずである。しかし、一向に登山口
が見えてこない。林道自体は舗装道路であり、時折小さな落石もあったが、通行に支障があるわけではない。おかしいなと思いながら進
んでいくと、前方にトンネルが見えた。これは県境のトンネルであり、明らかに行き過ぎている。引き返して登山口を探していくと、かなり
後戻りしたところに登山口があった。登山口の標識が林道より高みにあったことから見落としたのである。それにしても、登山口には車数
台が駐車できるスペースがあるのだから、どうして気づかなかったのか不思議である。

 こうして50分ほどのタイムロスをして、ようやく登山口に到着し、出発したのはもう10:20であった。登山口からは、杉や桧の植林帯の中
を左手にトラバースしていくと、やがて山腹に取り付くとジグザグの急登になる。かなりの傾斜がある斜面であるが、登山道がジグザグに
切ってあるので、そうしんどくはない。1時間ほど登ると、山の神という標識があった。よく見ると、樫の木の根元に小さな石碑のようなもの
があり、その前に賽銭が散乱していた。さらに進むと、尾根に出てきて傾斜が緩くなってきた。そこには国指定遺跡になっている「中山金
山」の説明板が立っている。戦国時代から江戸前期まで操業されていたようで、鉱山跡や試練所跡などの遺構がある。これが武田信玄の
金山の所以なのかと感慨を深くした。緩くなった尾根を進むと、「女郎屋敷跡」、「大名屋敷跡」という標識が出てくる。建物自体はすでにな
く、平坦な敷地が残っているという感じである。大名屋敷跡を過ぎると左手にトラバースして行くが、やがて「水のみ場」という標識が見えて
きた。耳を澄ますと、少し下の谷間に水場があるようだ。ここから右手のガレた谷筋の道を上がっていくと、いつの間にかカラ松林に入って
いる。上部には青空が広がっていてきれいだ。まだ急登が続くが、気持ちよく登っていけるところだ。やがて前方に山梨と静岡の県境尾根
(稜線)が見えてきて、尾根に飛び出すと、眼前に富士山が屹立している。まさに息を呑むという言葉がぴったりであった。朝霧高原から立
ち上がる富士山の秀麗な姿は素晴らしい。好天に恵まれたこともあって、こんなに近くから富士山を眺めたのは初めてのことだ。それまで
樹林帯の中を黙々と登ってきただけに、一気にテンションが上がってきた。
県境尾根出合から仰ぎ見る富士山
県境尾根出合から仰ぎ見る富士山
 この県境尾根出合自体は地蔵峠ではなく、ここから少し南に下ったところが地蔵峠で、そこから朝霧高原への登山道が下っているようで
ある。県境尾根出合でしばし休憩して秀麗な富士山の山容を眺めた。ここから毛無山山頂まで50分と書かれていたので、午後1時までに
は山頂に着くだろうと思い、少し遅めのランチタイムとすることにし、山頂をめざすことにした。この県境尾根の登りが結構急登になっていて
しんどいが、自然林の中の明るい尾根であり、時折右手に富士山を眺望できるので、歩いていても気持ちがよく、しんどさを忘れさせてくれ
る。

 やがて急登が終わり、傾斜が緩くなってくると、平坦なところにやってきた。標識はないが、ここが丸山(1880m)と呼ばれるところのようで
ある。ここは稜線端であり、ここから西に尾根が延びており、下りに迷って入り込まないように注意しなければならないところである。丸山か
らは、稜線漫歩とるんるん気分で歩くことができる。やがて、朝霧高原から上がってくる登山道と合流した。この合流点のすぐ先、左手に「北
アルプス展望台」という標識があり、見ると岩頭があったので登ってみることにした。見えたのは、北アルプスではなく、南アルプスであった。
右手から、北岳、間ノ岳、塩見岳、悪沢岳(東岳)、荒川前岳、赤石岳、聖岳、光岳とラインナップをなしているのがよく見えた。本当は、右手
の向こうに北アルプスが見えるのであろうが、今日は雲があって見ることができなかった。
南アルプス展望
南アルプス展望
 展望台から小さなアップダウンをこなすと、毛無山山頂広場に到着した。毛無山というだけに、山頂は樹木がなく開けているのかと思ったら、
そうではなかった。開けていたのは東側だけであり、それなりの灌木があった。それでも、広場から少しだけ東に下がったところからの富士山
はきれいであった。ちょうど冠雪ばかりの富士山は、山肌に刻む込まれた大沢崩れもくっきりと見ることができた。広場の中央には、一等三角
点がコンクリートで固められて鎮座しており、表示盤も設置されていた。よく見ると、本栖湖の登山口から竜ヶ岳に登り、端下峠-雨ヶ岳-タカ
デッキ-大見岳-毛無山と縦走して朝霧高原に下るという縦走登山も日帰りでできそうである。また機会があればやってみたいものである。
山頂で遅めのランチタイムを楽しんだ後、往路を忠実に下山した。
毛無山山頂から大きな富士山
毛無山山頂から大きな富士山
毛無山山頂広場からの富士山
毛無山山頂広場からの富士山
山肌に刻む込まれた大沢崩れ
山肌に刻む込まれた大沢崩れ
<コースタイム>
10:20湯之奥登山口 11:15山の神 11:40大名屋敷跡 11:55県境稜線 12:50朝霧高原分岐 13:00毛無山13:45 13:50朝霧高原分岐 
14:25県境稜線 14:35大名屋敷跡 14:50山の神 15:20湯之奥登山口
written by kitayama-walk
Amagami
記事: 44
登録日時: 2011年12月15日(木) 11:21

Re: 【富士】毛無山-山頂から秀麗な富士を仰ぐ山

投稿記事 by Amagami »

Kitayama-Walkさん

奇遇ですね。Kitayama-Walkさんの1週間前に僕も同じルートで登ってました。その時は残念ながら冠雪はなく真っ黒でした。その時の同じ場所(地蔵峠付近)から撮った画像です。
画像

Amagami
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
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富士見登山-毛無山-奇遇ですね

投稿記事 by kitayama-walk »

amagamiさん、おはようございます。
 ようやく、ヤブこぎに参加されましたね。私も時々ですが、投稿させてもらっています。何せ、山に行き過ぎて、山レポをまとめる
時間がなく、困っています。というわけでブログも最近はちゃんとアップできていません。

> 奇遇ですね。Kitayama-Walkさんの1週間前に僕も同じルートで登ってました。その時は残念ながら冠雪はなく真っ黒でした。

 そうなんですね、まさに奇遇でした。僕の場合は、半年も前から富士見登山の予定が入っていたので、あとはどの山に登るかのチョイス
の問題だけでした。単独行ではなかったので、仲間と相談して、愛鷹山と毛無山の選択となり、結局毛無山に登りました。

 当日(10/22)は天気がよかったので、眺望は抜群でした。特に初冠雪直後だったので、頭の白い富士山を見ることができたのはラッキー
でした。富士山は登る山ではなく、眺める山だと思います。amagamiさんも富士山は未踏のようですが、同じ思いなのでしょうか。それとも
いつかは登るおつもりなのでしょうか。百名山もあと6座のようですね。私はあと24座残っていますので、いつかはと思っています。
毛無山山頂から富士を仰ぐ
毛無山山頂から富士を仰ぐ
written by kitayama-walk
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