【 日 付 】2025年4月18日(金)
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート】近鉄津新町駅 6:13 ---
近鉄榛原駅で曽爾村役場行きのバスの乗り換えまで30分ほど時間があったので,駅前のコンビニでおにぎりを買って朝食にした。バスには単独の男性と女性が乗り込んだ。高井バス停では私を含め3人とも降り,同じ方向に歩き始める。皆,目的地は同じようだ。 仏隆寺に向かってゆるい坂道を登っていく。しばらく行くと伊勢本街道の分岐。以前,伊勢本街道を曽爾村から榛原に向けて歩いた時に道を間違えてこの部分を歩き損なったのだった。「そうか,ここに出てくるのか」と思いながら通り過ぎる。男性に追いついたので話しかけてみると,仏隆寺から室生寺へ抜けるのだという。私と同じコースだ。 30分ほどで仏隆寺着。お目当ての千年桜は残念ながらほとんど花が付いていない。もう木が弱って花を咲かすだけの体力が残っていないのかと思ったが,仏隆寺の奥さんによると15日に雹が降って花が全部落ちてしまったのだという。残念だが,他にもソメイヨシノがあったり,ミツバツツジが綺麗に咲いているので良しとしよう。 古びた石段を上がり,入山料200円を払って仏隆寺の境内へ。バスで一緒だった男性と女性がお茶を飲んでいる。女性のほうは仏隆寺のお馴染みさんのようだ。境内に白い花を咲かせている大きな木があったので,寺の奥さんに「なんという桜ですか」と聞いてみると,桜ではなくてヤマナシだという。葉を見てみると確かに桜ではなくてナシの葉だった。 仏隆寺をあとにして室生古道を登っていく。唐戸峠に出ると舗装された道になる。これ以後,道は室生に向かって緩やかに下っている。腰折れ地蔵からは室生の集落が一望される。室生寺に向かう斜面に散在する家並みと山村風景はとても美しく,私がこのコースを好む大きな理由になっている。美しい風景を見ながらのんびりと斜面を下りていく。有名な西光寺の枝垂れ桜(樹齢400年)はもう既に花を落としているが,古びたお寺と枝垂れ桜の組み合わせは絵になる風景だ。次回はこの枝垂れ桜の花期に合わせて歩いてみようか。 平日だけあって室生寺は観光客も少なく,静かだ。もう何度も来ているのでそのまま素通りしようかとも思ったが,せっかくなのでお参りしていくことにする。境内のシャクナゲが綺麗に咲いている。ずっと桜ばかり追いかけてきたがもうシャクナゲの季節になっていたのだ。入ってみるとやっぱりいい雰囲気だ。金堂が特別拝観期間中ということで入ってみる。 正面に国宝の釈迦如来像,その左右に文殊菩薩像と薬師如来像を従えている。スマホ限定で写真撮影可と書いてある。SNSに投稿してもいいらしい。室生寺も粋なことをするものだ。次いで本堂に如意輪観音像を見に行く。手が6本あり,右ひざを立てるという半跏像である。仏像としては珍しい姿形だが,これが如意輪観音像の典型的な姿らしい。 近鉄室生口大野駅までは東海自然歩道をたどることにする。室生の集落を再び登り,山上公園芸術の森から山道に入る。門森峠を越えるとあとはダラダラした下りが続く。周囲が植林なので面白みはないが,車道を歩くよりはマシだろう。大野寺の磨崖仏を見るが,最近目が悪くなってきているせいかよく見えない。
午後2時過ぎ,室生口大野駅着。ちょうどいい時刻に来た急行に乗って帰った。仏隆寺の千年桜は残念だったが,室生の美しい山村風景をまた見ることができてよかった。
近鉄沿線なんかが酷評されたのかな?