【加越国境】大内谷川遭難顛末記

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山日和
記事: 3839
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 山日和 »

satoさんが先行してレポアップしてくれたが、55年の登山人生初の遭難・ヘリ搬送を経験してしましまった。
普段から人には口やかましく安全登山をと唱えていながらこういうことになってしまい、内心忸怩たるものが
あるのだが、この経験を記すことにより少しでもやぶこぎネットのメンバーの参考になればという思いで顛末記
を書くことにした。

【日 付】2024年9月7日(土)
【山 域】加越国境 小倉谷山周辺
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】大内登山口---大内谷川右俣---奥の左俣Ca540m地点

 大内の登山口もすっかりお馴染みになった感がある。この2年ほどの間に加越国境と加賀の山に魅せられて
しまったのは、標高が低いわりに山深い雰囲気が味わえ、何より人が少ないというのが大きな理由だろう。
大内谷川は2年前に奥の右俣を火燈山へ詰め上がり、火燈古道を大内峠へと歩いた。
今日は奥の左俣を加越国境稜線の小倉谷山北側のJPに詰めて、少し富士写ヶ岳方面へ北上してから大内谷川の
左俣を下ろうという計画である。
 草深い林道を歩いて終点近くで入渓。すぐに美しいナメの出迎えを受ける。
この谷には取り立てて言うほどの滝はなく、美しい林相と火山帯らしい岩盤の風景を楽しむ谷だ。
水量は前回同様少なく、困難もなく順調に二俣に到着した。

 前回歩いた右俣の方が見た目にも面白そうだが、今日は左俣を進む。
小さな淵に魚影が走った。イワナだろう。石の陰に逃げ込んだので、そっと手を差し入れてみると、指先にヌル
っとした感触があった。逃げる様子もないのでそのまま手を伸ばして掴む。手袋のおかげで滑ることもなく、
イワナの手掴みに成功である。大きさは20センチ強というところだろうか。もちろんリリースして遡行を続ける。


s-1727820420591.jpg

 右俣の方はそこそこの滝が連続して現れたのだが、この左俣はやや平凡な印象だ。
5m程度の滝が二つ出てくるが、どちらも傾斜が緩く快適に直登できた。
前方に細い滝が現れた。高さは10mぐらいだろうか。なぜかこの滝の写真を撮り忘れてしまった。
すぐにチェーンスパイクを履いて左手のガレに取り付く。ガレの左側には立ち木がありホールドは豊富だ。

 15m(たぶん)ほど上がったところでトラバースラインを見つけた。足元もさほど不安定ではなく、ガレの上部
を2~3m渡れば完全な安全地帯である。
山側のちょうど手の位置に直径10センチぐらいの丸太が横たわっていた。もちろん浮いているのはひと目見てわかる。
浮いている木や石でもあえて押さえ込んで疑似ホールド(この場合のホールドは力をかけるわけではない)にするのは
よくあることだ。ここに慣れと油断があったのかもしれない。
押さえ込んだつもりの丸太が予想以上に動いてバランスが崩れ、安定していたはずの足元のずれを誘発してしまった。
ヤバいっと思って掴むものを探したがなにもなかった。
後は滝の下から見上げていたガレを滑り落ちるだけである。谷側を向いて滑ったので、視界に入る景色がやたら早く
変わって行った。なぜか頭の中は冷静で、どのあたりで止まるんだろうと思いながら着地点を探っていた。

 足に大きな衝撃が加わり、その反動で右の太ももを岩に強打して止まった。
上からsatoさんの「大丈夫ですか~」という叫び声がしたので、「大丈夫」と返す。
この時はかなり打撲したけれども自力で下山できるだろうと思っていたのだ。
右足は痛いが、それ以外は多少擦り傷はあるもののまったく無事だったのである。
 satoさんが下りてきて、座ったような状態で着地した体の下にザックを敷いてくれた。
打撲だけならしばらく休めば痛みも収まると思っていたが、右足が 動かない。
satoさんが「すぐに救助要請しましょう」と言ってくれたのでスマホを取り出すと、幸いなことにアンテナが立って
いる。119番にかけると小松市消防本部に繋がり、こちらの現状を伝えて救助を要請した。
正確な位置を伝えるためにスマホに表示された緯度・経度を伝えると、「すぐにヘリで向かいます」と意外な答えが
返ってきた。まさか樹林に覆われた谷のなかでヘリ救助できると思わず、地上からの出動を予想していたのだ。
しかし、少しだけは頭上が開けているとはいえ、この谷の中でヘリから発見できるのだろうか。
 電波が悪く、何度も消防本部や捜索隊に電話をかけなおす。大きな爆音がしてヘリが近づいてきたと思ったら、
すぐに離れていってしまった。やはりなかなか見つけられないのだろう。
satoさんが少し離れた見通しのいいところに目印になるよう立ってくれている。

 再び爆音が近づいてきた。最初に電話が繋がってから2時間以上は経過しただろうか。
赤い機体が目の前に現れて、救助隊員が2人降りてきてくれた。ありがたいことに、satoさんもザックも乗せてくれる
と言う。(結果的には私のザックだけは現場に残ったままになり、車のキーを回収するためにokuちゃんにまで負担を
かけることになってしまったが。)
体ごと包み込むようなシートの穴に腕と足を通して吊り上げられた。横で隊員が励ましてくれている。
すごい爆音と爆風の中、くるくる回りながらヘリの中に回収された。
 ここから小松空港までは10分か15分ぐらいだったはずだが、ヘリの天井を眺めながら永遠のような時間の経過を感
じていた。
小松空港からは救急車に移されて小松市民病院へ。到着するとすぐにCTとレントゲンを撮った。
骨盤骨折と一部肋骨のひび。じっとしていれば強烈な痛みを感じることはなかったが、とても歩いて下りられる状態
ではなかった。
 すぐにICUへ移されて汚れた沢装束から入院着に着替えさせてもらったが、体は汗と砂まみれである。

 翌日家内と娘、兄貴の3名が来てくれた。兄貴には登山口に止めっぱなしの車を回収して大阪まで運んでもらうと
いう大役を頼んである。その前に、山中に放置したザックに入ったままの車のキーを回収せねばならない。
satoさんがokuちゃんに連絡して、快く同行を引き受けてくれた。okuちゃんは本当にいいヤツだ。
 すべてを回収し終えた後3人と病院で対面する。こちらが意外に元気そうなので安心したようだ。
ICUは家族以外入れないということで、satoさんとokuちゃんには会えずじまいだった。

 小松市民病院に12日間入院して、大阪府茨木市の病院に転院した。すぐにCTを撮ってケガの状態の説明を受けたの
だが、思っていたより悪く愕然としてしまった。
股関節が粉砕状態で、右足に荷重できるまでに2か月かかるという。そこからリハビリしてちゃんと歩けるようになる
までどれぐらいかかるのだろう。
長くても1か月ぐらいで出られるだろうと軽く考えていたのだが、甘かった。
しかし落ちた高さを考えれば、これぐらいで済んでよかったと思うべきなのだろう。

 今回の事故がどうして起こったのか振り返ってみる。
年齢を重ねるに従って体力が低下しているのは十分自覚している。反射神経も若い頃のようにはいかない。
筋力はまあまあだと思うが、持久力は衰えているだろう。判断力はたいして変わらないというより、より慎重、もっと
言えば臆病になって、行けるだろうと思うところでも自重して巻くことが多くなった。
高巻きの際は面倒がらずにチェーンスパイクを装着して万全を期している。
総合的に見て、今の自分の力の7分目から8分目程度のルート設定しかしなくなった。
登山道しか歩かない人から見ればずいぶん危ないところを歩いていると思われるのかもしれないが、沢やバリハイを
やっている人にとっては何でもないコースだろう。
 今回高巻いたルートもいつものごとくという感じの何でもないルートだった。難度が高いわけでもなく、危険を感じ
るようなトラバースではなかった。ロープを出しておけばと悔やむような場面でもなかったのである。
ではなぜあそこで落ちたのだろうか。直接的には前出したような要因なのだろうと思うが、それだけでは説明できない
ような気もする。決して気を抜いていたわけではない。これが「魔が差した」というヤツなのだろう。
どんなに慎重に歩いていても事故は起こる時には起こる。人間は一日中緊張を保ち続けることはできないし、緊張して
いるから安全というわけでもない。
ほんの一瞬の「間」とも言うべきものが生死を分けることもある。
最近は連日のように遭難事故の報道を見かけるが、それは決して他人事ではないのだ。
まさに「明日は我が身」ということを思い知らされた事故だった。

ヘリで搬送して頂いた小松市消防本部の防災ヘリのみなさん、小松市民病院のみなさん、
転院先の友紘会総合病院のみなさん、私の家族、目の前で滑落して驚かせてしまったsatoさん、わざわざザックの回収
に足を運んで頂いたokuちゃん、そして心配をおかけし、お見舞いの言葉を頂いたみなさんに心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

P.S. 11月16日のやぶオフにはちょっと間に合いそうもない状況です。
   私の参加の可否にかかわらず、予定通り開催して交流を深めて頂くことを希望します。
   いつも安全登山を口やかましく言ってたくせにとネタにして盛り上がって下さい。
   春のオフ会には必ず参加します。

                  山日和


直線的な軌跡はヘリの航跡です
直線的な軌跡はヘリの航跡です
SHIGEKI
記事: 1041
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和さん こんばんは。

何より、こうしてREPできるような状態でよかったですね。

実際は色々と大変でしょうが、あせらず完全復活されることをお祈りし、信じています。



satoさんが先行してレポアップしてくれたが、55年の登山人生初の遭難・ヘリ搬送を経験してしましまった。
普段から人には口やかましく安全登山をと唱えていながらこういうことになってしまい、内心忸怩たるものが
あるのだが、この経験を記すことにより少しでもやぶこぎネットのメンバーの参考になればという思いで顛末記
を書くことにした。

自分ごととして、しっかり読ませて頂きました。

【日 付】2024年9月7日(土)
【山 域】加越国境 小倉谷山周辺
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】大内登山口---大内谷川右俣---奥の左俣Ca540m地点


前方に細い滝が現れた。高さは10mぐらいだろうか。なぜかこの滝の写真を撮り忘れてしまった。
すぐにチェーンスパイクを履いて左手のガレに取り付く。ガレの左側には立ち木がありホールドは豊富だ。

 15m(たぶん)ほど上がったところでトラバースラインを見つけた。足元もさほど不安定ではなく、ガレの上部
を2~3m渡れば完全な安全地帯である。
山側のちょうど手の位置に直径10センチぐらいの丸太が横たわっていた。もちろん浮いているのはひと目見てわかる。
浮いている木や石でもあえて押さえ込んで疑似ホールド(この場合のホールドは力をかけるわけではない)にするのは
よくあることだ。ここに慣れと油断があったのかもしれない。
押さえ込んだつもりの丸太が予想以上に動いてバランスが崩れ、安定していたはずの足元のずれを誘発してしまった。
ヤバいっと思って掴むものを探したがなにもなかった。
後は滝の下から見上げていたガレを滑り落ちるだけである。谷側を向いて滑ったので、視界に入る景色がやたら早く
変わって行った。なぜか頭の中は冷静で、どのあたりで止まるんだろうと思いながら着地点を探っていた。

 足に大きな衝撃が加わり、その反動で右の太ももを岩に強打して止まった。

そうでしたか!
空中を飛ぶように落ちたのでは無く、ガレた地面を滑りながらだったんですね。
体は回転とかしてないんですね。
すんません、思い出させるような嫌なこと聞いて


上からsatoさんの「大丈夫ですか~」という叫び声がしたので、「大丈夫」と返す。
この時はかなり打撲したけれども自力で下山できるだろうと思っていたのだ。
右足は痛いが、それ以外は多少擦り傷はあるもののまったく無事だったのである。
 satoさんが下りてきて、座ったような状態で着地した体の下にザックを敷いてくれた。
打撲だけならしばらく休めば痛みも収まると思っていたが、右足が 動かない。
satoさんが「すぐに救助要請しましょう」と言ってくれたのでスマホを取り出すと、幸いなことにアンテナが立って
いる。119番にかけると小松市消防本部に繋がり、こちらの現状を伝えて救助を要請した。
正確な位置を伝えるためにスマホに表示された緯度・経度を伝えると、「すぐにヘリで向かいます」と意外な答えが
返ってきた。

滑落後は不幸中の幸いだったようで、迅速適切な処置ができたようで何よりでした。

 再び爆音が近づいてきた。最初に電話が繋がってから2時間以上は経過しただろうか。
赤い機体が目の前に現れて、救助隊員が2人降りてきてくれた。ありがたいことに、satoさんもザックも乗せてくれる
と言う。(結果的には私のザックだけは現場に残ったままになり、車のキーを回収するためにokuちゃんにまで負担を
かけることになってしまったが。)
体ごと包み込むようなシートの穴に腕と足を通して吊り上げられた。横で隊員が励ましてくれている。
すごい爆音と爆風の中、くるくる回りながらヘリの中に回収された。
 ここから小松空港までは10分か15分ぐらいだったはずだが、ヘリの天井を眺めながら永遠のような時間の経過を感
じていた。
小松空港からは救急車に移されて小松市民病院へ。到着するとすぐにCTとレントゲンを撮った。
骨盤骨折と一部肋骨のひび。じっとしていれば強烈な痛みを感じることはなかったが、とても歩いて下りられる状態
ではなかった。

股関節が粉砕状態で、右足に荷重できるまでに2か月かかるという。そこからリハビリしてちゃんと歩けるようになる
までどれぐらいかかるのだろう。
長くても1か月ぐらいで出られるだろうと軽く考えていたのだが、甘かった。
しかし落ちた高さを考えれば、これぐらいで済んでよかったと思うべきなのだろう。

そうでしょうねぇ
日数かかっても完全復活が見えているので「よし」としましょう。


 今回の事故がどうして起こったのか振り返ってみる。
年齢を重ねるに従って体力が低下しているのは十分自覚している。反射神経も若い頃のようにはいかない。
筋力はまあまあだと思うが、持久力は衰えているだろう。判断力はたいして変わらないというより、より慎重、もっと
言えば臆病になって、行けるだろうと思うところでも自重して巻くことが多くなった。
高巻きの際は面倒がらずにチェーンスパイクを装着して万全を期している。
総合的に見て、今の自分の力の7分目から8分目程度のルート設定しかしなくなった。

全く、同感です。

登山道しか歩かない人から見ればずいぶん危ないところを歩いていると思われるのかもしれないが、沢やバリハイを
やっている人にとっては何でもないコースだろう。
 今回高巻いたルートもいつものごとくという感じの何でもないルートだった。難度が高いわけでもなく、危険を感じ
るようなトラバースではなかった。ロープを出しておけばと悔やむような場面でもなかったのである。
ではなぜあそこで落ちたのだろうか。直接的には前出したような要因なのだろうと思うが、それだけでは説明できない
ような気もする。決して気を抜いていたわけではない。これが「魔が差した」というヤツなのだろう。
どんなに慎重に歩いていても事故は起こる時には起こる。人間は一日中緊張を保ち続けることはできないし、緊張して
いるから安全というわけでもない。
ほんの一瞬の「間」とも言うべきものが生死を分けることもある。
最近は連日のように遭難事故の報道を見かけるが、それは決して他人事ではないのだ。
まさに「明日は我が身」ということを思い知らされた事故だった。

小さな小さなことが偶然重なって重なって事故は起きてしまう。ホンマ「明日は我が身」です。

   春のオフ会には必ず参加します。

その時もみんなの為に安全登山をしっかり唱えてくださいね :mrgreen:
完全復活され、不肖Sも生きながらえてみんなで会えることを楽しみにしてます。

       SHIGEKI          
        
グー(伊勢山上住人)
記事: 2410
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

山日和さん、こんにちは。
体の痛みは如何ですか? 痛みが感じられる体で良かったですね。

すぐにチェーンスパイクを履いて左手のガレに取り付く。ガレの左側には立ち木がありホールドは豊富だ。
15m(たぶん)ほど上がったところでトラバースラインを見つけた。足元もさほど不安定ではなく、ガレの上部を2~3m渡れば完全な安全地帯である。


satoさんのレポ

右岸を高巻きすることに決める。急こう配だが掴まる木もあり、チェーンスパイクを履けば、大丈夫だと私も思う。
高度感はあるけれど足場は確保出来る。掴まる木もある。と先を行く山日和さんを見ながら思ったその時だった。


高巻きルートとして問題は無さそうです。

 山側のちょうど手の位置に直径10センチぐらいの丸太が横たわっていた。もちろん浮いているのはひと目見てわかる。
浮いている木や石でもあえて押さえ込んで疑似ホールド(この場合のホールドは力をかけるわけではない)にするのはよくあることだ。


この点でも山日和さんの判断に問題は無いです。

押さえ込んだつもりの丸太が予想以上に動いてバランスが崩れ、安定していたはずの足元のずれを誘発してしまった。

問題はここですね。

谷側を向いて滑ったので、視界に入る景色がやたら早く変わって行った。
なぜか頭の中は冷静で、どのあたりで止まるんだろうと思いながら着地点を探っていた。


さすが山日和さんです。パニクッていない。
satoさんのレポには

木の枝を掴んだ山日和さんの体がぐらりと揺れ、どちらかの足が小さな足場からずり落ち、そのまま崖を転がり落ちていき、姿を消してしまった。

とあったので、ゴロンゴロンと転がり落ちたと思っていましたが、体勢は崩さず
ガレからの衝撃はほとんどザックが受け止めてくれたようですね。

右足は痛いが、それ以外は多少擦り傷はあるもののまったく無事だったのである。

これは山日和さんの身体能力の高さを表しています。

小松市消防本部「すぐにヘリで向かいます」
大きな爆音がしてヘリが近づいてきたと思ったら、すぐに離れていってしまった。


石川県はココヘリ受信機を導入済みです。ココヘリ会員証を携帯していたらピンポイントでヘリが到着します。
ただし人体の水分は障害物らしいので、会員証は体の前(上)になるように。

到着するとすぐにCTとレントゲンを撮った。骨盤骨折と一部肋骨のひび。
長くても1か月ぐらいで出られるだろうと軽く考えていた。


この診断結果を受けて「第31回やぶオフ開催のお知らせ」の公表となったのですね。

兄貴には登山口に止めっぱなしの車を回収して大阪まで運んでもらうという大役を頼んである。

兄貴はお元気ですか?
山に入らなくなったようだからお腹がさらに出たのじゃないかな?
どうでもいい話が聞けないのが寂しいです。

satoさんがokuちゃんに連絡して、快く同行を引き受けてくれた。okuちゃんは本当にいいヤツだ。

okuちゃんは本当にいいヤツだ。
okuちゃん、たまにはヤブ板にも顔を出してよ。

大阪府茨木市の病院に転院した。
すぐにCTを撮ってケガの状態の説明を受けたのだが、思っていたより悪く愕然としてしまった。
股関節が粉砕状態で、右足に荷重できるまでに2か月かかるという。そこからリハビリしてちゃんと歩けるようになるまでどれぐらいかかるのだろう。


この診断結果を聞いてから「第31回やぶオフ開催のお知らせ」の公表だったらよかったのに。

しかし落ちた高さを考えれば、これぐらいで済んでよかったと思うべきなのだろう。

そう思います。
追悼やぶオフ会を開催して「やぶこぎネット」解散の事態になっていた可能性もありました。

 今回の事故がどうして起こったのか振り返ってみる。

重要なことです。

年齢を重ねるに従って体力が低下しているのは十分自覚している。反射神経も若い頃のようにはいかない。
筋力はまあまあだと思うが、持久力は衰えているだろう。判断力はたいして変わらないというより、より慎重、もっと言えば臆病になって、行けるだろうと思うところでも自重して巻くことが多くなった。
高巻きの際は面倒がらずにチェーンスパイクを装着して万全を期している。
総合的に見て、今の自分の力の7分目から8分目程度のルート設定しかしなくなった。


ここまではしっかり自分を客観的に見ていていいと思います。

ではなぜあそこで落ちたのだろうか。決して気を抜いていたわけではない。
これが「魔が差した」というヤツなのだろう。


はて? 
はたして「魔が差した」で結論付けてしまっていいのだろうか?

はっきり言います。事故は誰にでも起こり得るものです。
どんなに慎重に歩いていても事故は起こる時には起こる。


はい。グーもそう思います。
グーも岩場で足を滑らせて手のひらを裂傷しました。

ただ、その場面で事故を起こす人と事故を起こさず回避する人とがいます。
全ての人がその場面で事故を起こすとは限りません。
その場面で事故を起こす人にはその人なりの特性があるとグーは考えます。

これが「魔が差した」というヤツなのだろう。

今回の滑落事故は山日和さん独自の特性によって起こったとグーは考えます。
山日和さんは上記のように自己分析をしっかりされています。
しかし抜け落ちている点があったから事故が起きたのです。
グーの考える山日和さんの特性は
「頭の回転が速い」
「素早い判断が出来る」
「もたもたしていないでテキパキと行動する」
この優れた能力によって引き起こされた事故だとグーは思います。

ここに慣れと油断があったのかもしれない。

「若い頃にはすんなり簡単にできたこともだんだん衰えてきた」と自覚されていますが、
今回の事故を振り返ってみると

押さえ込んだつもりの丸太が予想以上に動いてバランスが崩れ

ここです。
「予想以上に」があってはいけません。
疑似ホールドにする前に「想定内」に収まるように時間をかけてチェックしましょう。
「素早い行動」つまり次の行動に移るまでが山日和さんは早すぎるのだとグーは思います。
「石橋をたたいて渡る」必要のなかった若い頃がまだ山日和さんの頭の中には残っているのです。
これが今回の場面で事故に至った山日和さんの特性だったのではとグーは考えます。




                グー(伊勢山上住人)
最後に編集したユーザー グー(伊勢山上住人) [ 2024年10月15日(火) 17:42 ], 累計 1 回
シュークリーム
記事: 2188
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by シュークリーム »

山日和さん,こんにちは。遭難のレポありがとうございました。
私も10年ほど沢専で積雪期以外は年中,毎週のように沢に入っていましたので,似たような状況はなんども経験してきました。今から考えるとよく10年間も怪我一つせずに沢登りを続けてこられたなと思います。

まずは命が助かったことをお祝い申し上げます。よかったですね。FBで最初に山日和さんの事故報告を読んだときに一番に思ったのは,「命が助かってよかった」ということでした。ここ10年で山に散った何人かの沢友のことはずっと心に残っています。山日和さんがそんな一人にならなくてよかったです。

山日和さんの反発を覚悟して書きますが,私は,滑落して怪我をする可能性が少しでもあるようなところではロープを出すべきだと思います。チェーンスパイクを装着したと書いてありますが,チェーンスパイクは滑落する可能性を減じますが,滑落してからでは全く役に立ちません。おそらくこれまで何十年間同じような状況で何も起こらなかったからという思いがあるのでしょうが,これは100%の保証にはなりません。まあ,これまでとんでもないことばかりやってきた私が言ってもあまり価値はないかもしれませんが。

何年か前に,一つ間違っていたら100%死んでいたという事故にあって,このときも悪運強く怪我一つしませんでしたが,次はないと思って沢登りやクライミングをやめました。今では,街道歩きと,夏場の簡単な谷歩きと,冬場の簡単なスノーシュー遊びでお茶を濁しています。ネット上で毎日のように山岳遭難の記事を目にします。ほとんどは自分自身で防ぐことができた遭難騒ぎですが,そうでないものも一部あります。もう悲しい思いはしたくありません。
                         @シュークリーム@
宮指路
記事: 1075
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 宮指路 »

山日和さん、こんばんは

昔から沢の達人のように思っていた山日和さんが沢で滑落してしまったということ、これはどううことだろうと考えてみた。
私から見たら全てが万能にみえるベテランさんが得意な沢でミスってしまった。
しかし、これは時々ありうることだと
エベレストを目指すプロでも事故で亡くなることはよく耳にする。
しかし山日和さんは幸いにも生還した。
これは単に運が良かったからだけだろうか?
浮いた木を疑似ホールドにしたことも落ちたら絶対に助からない場所ではそんなことはやらなかったと思う
だから生還されたのだろう
しかし、それはたまたま運が良かったからとも言えるかもしれない

私は大事なのは山に真剣に向き合う姿勢が必要なのだと思う
それは又自分を生かすことなのかもしれない
振り返って、自分はどうかと言えば他人から見れば体力もないのに無謀なことをやっていると言われても仕方がない。
しかしながら山に真剣に向き合う気持ちはある
だからと言って、事故が起きない保証はない
生きている以上、山であろうが町であろうが交通事故や病気で命をなくすこともある
山の安全第一が目的化されればそれはつまらないと思う
歳相応の山をやるのも良いだろう
山が唯一の趣味である自分は多少無理をしても山に真剣に向き合いたいと思う

                                 宮指路






 
アバター
山日和
記事: 3839
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 山日和 »

SHIGEKIさん、どうもです。
ご心配をおかけして申し訳ありません。

何より、こうしてREPできるような状態でよかったですね。

実際は色々と大変でしょうが、あせらず完全復活されることをお祈りし、信じています。


まあ、そういうことですよね。「完全復活」が大きな目標です。

そうでしたか!
空中を飛ぶように落ちたのでは無く、ガレた地面を滑りながらだったんですね。
体は回転とかしてないんですね。
すんません、思い出させるような嫌なこと聞いて

いやいや、大丈夫です。
転落ではなく滑落だったので、落ち始めから体勢が変わらなかったのが幸いでしたね。
なので、右腰と右太もも以外の部位は強打もしていないんです。

滑落後は不幸中の幸いだったようで、迅速適切な処置ができたようで何よりでした。

何より電波が通じたのが大きかったです。

そうでしょうねぇ
日数かかっても完全復活が見えているので「よし」としましょう。

その通りですね。あとは痛みがどれぐらい残るのかですが、頑張るしかないです。

小さな小さなことが偶然重なって重なって事故は起きてしまう。ホンマ「明日は我が身」です。

事故に至るにはいろんな原因・要素でしょうが、なにかひとつを特定できるようなケースはまれだと思います。
自分の力量の範囲内で歩いている以上、あとは「気を付ける」しかないんだと思います。

>春のオフ会には必ず参加します。

その時もみんなの為に安全登山をしっかり唱えてくださいね :mrgreen:
完全復活され、不肖Sも生きながらえてみんなで会えることを楽しみにしてます。


そうですね。「お前が言うな」なのか「経験者の言葉は説得力あるわ~」なのかわかりませんが。 :mrgreen:

                山日和
アバター
山日和
記事: 3839
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 山日和 »

グーさん、どうもです。ご心配をおかけして申し訳ありません。

体の痛みは如何ですか? 痛みが感じられる体で良かったですね。

何もしなければ痛みはほとんどありません。

高巻きルートとして問題は無さそうです。

そりゃ私が選んだルートですから。 :mrgreen:

>浮いている木や石でもあえて押さえ込んで疑似ホールド(この場合のホールドは力をかけるわけではない)にするのはよくあることだ。

この点でも山日和さんの判断に問題は無いです。


あえて言えばここが問題でしょう。

とあったので、ゴロンゴロンと転がり落ちたと思っていましたが、体勢は崩さず
ガレからの衝撃はほとんどザックが受け止めてくれたようですね。

satoさんの場所からは見えなかったと思います。ほぼ滑った時の体勢のまままっすぐに滑り落ちた感じですね。

>右足は痛いが、それ以外は多少擦り傷はあるもののまったく無事だったのである。

これは山日和さんの身体能力の高さを表しています。


これはラッキーというものでしょうね。

石川県はココヘリ受信機を導入済みです。ココヘリ会員証を携帯していたらピンポイントでヘリが到着します。
ただし人体の水分は障害物らしいので、会員証は体の前(上)になるように。

なるほど、ココヘリは家に置いてきました。 :oops:

この診断結果を受けて「第31回やぶオフ開催のお知らせ」の公表となったのですね。

その通りですね。

兄貴はお元気ですか?
山に入らなくなったようだからお腹がさらに出たのじゃないかな?
どうでもいい話が聞けないのが寂しいです。


ますます太りました。ヒザも痛いようだし。

okuちゃんは本当にいいヤツだ。
okuちゃん、たまにはヤブ板にも顔を出してよ。


あれだけ「いい人」も珍しいと思います。 :D

この診断結果を聞いてから「第31回やぶオフ開催のお知らせ」の公表だったらよかったのに。

まさかここまでという感じでした。

そう思います。
追悼やぶオフ会を開催して「やぶこぎネット」解散の事態になっていた可能性もありました。

そうならなくてよかった。

ここまではしっかり自分を客観的に見ていていいと思います。

自分を客観的に見ることにおいては他の追随を許さないと思います。 :mrgreen:

て? 
はたして「魔が差した」で結論付けてしまっていいのだろうか?

ただ、その場面で事故を起こす人と事故を起こさず回避する人とがいます。
全ての人がその場面で事故を起こすとは限りません。
その場面で事故を起こす人にはその人なりの特性があるとグーは考えます。


その場面で一度は無事に通過しても二度目には事故るかもしれない。
事故を「起こす人」と「回避する人」に単純化できるほど人間は簡単ではないでしょう。
「魔が差す」というのは結論ではありませんよ。
原因を追究するのは大事なことですが、ただひとつの原因で事故が起こるとは限らないと思います。
ひとつの事故の裏にはいくつものヒヤリ・ハットがあるとはよく言われることです。

今回の滑落事故は山日和さん独自の特性によって起こったとグーは考えます。
山日和さんは上記のように自己分析をしっかりされています。
しかし抜け落ちている点があったから事故が起きたのです。
グーの考える山日和さんの特性は
「頭の回転が速い」
「素早い判断が出来る」
「もたもたしていないでテキパキと行動する」
この優れた能力によって引き起こされた事故だとグーは思います。


これこそずいぶん乱暴な結論付けだと思います。
なぜそんなに現場で見てきたように自信満々に言えるのでしょうか。

ここです。
「予想以上に」があってはいけません。
疑似ホールドにする前に「想定内」に収まるように時間をかけてチェックしましょう。
「素早い行動」つまり次の行動に移るまでが山日和さんは早すぎるのだとグーは思います。
「石橋をたたいて渡る」必要のなかった若い頃がまだ山日和さんの頭の中には残っているのです。
これが今回の場面で事故に至った山日和さんの特性だったのではとグーは考えます。


これは私の普段の行動をまったく見ていない人の独善的な意見です。
satoさんは私が常々どういう判断・行動を取っているか間近に見て知っています。
ちょっとヤバそうなトラバースなら木の根を指で掘り出して、常に3点が接地するように行動していますし、不安があればラインを探り直します。
熟慮の結果安全と結論付けたルートでの事故です。結果だけ見れば言い訳は何の役にも立ちませんが。
グーさんは私の頭の中まで見えるんですか。

私のことを心配してくれての発言だとは思いますが、邪推を事実のように書かれるのは看過できませんので悪しからず。

                    山日和
oku
記事: 253
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by oku »

山日和さん こんばんは

無駄に過大評価な話になっているので、書き込みどうしょうかと思いましたが。

自分は、たままた北陸で近かったってだけですし
satoさんの財布回収以外、あまり何もシテイナイ・・・


>大内の登山口もすっかりお馴染みになった感がある。この2年ほどの間に加越国境と加賀の山に魅せられて
>しまったのは、標高が低いわりに山深い雰囲気が味わえ、何より人が少ないというのが大きな理由だろう。

あの辺りの沢沿いは雰囲気よさそうな感じですね。
どれも行ったことありませんが、
九谷ダムの南側から富士写ヶ岳に時計回りで回り込んでいるところや、東向きの支流
本流?の真砂手前の330mあたりなら南西に延びる支流とか。

>15m(たぶん)ほど上がったところ
>股関節が粉砕状態で、右足に荷重できるまでに2か月かかるという。

頭をぶつけなかったのは、幸いって状態でしょうか。
落下のエネルギーは、体のどこかにぶつかりますし。

(落下エネルギー 計算 とかで検索すると、自動計算してくれるサイトまでありました。
 こうして、簡単に退化できるようになってしまうのか・・・とか思ってしまいました(笑))

>ヘリで搬送して頂いた小松市消防本部の防災ヘリのみなさん、小松市民病院のみなさん、

小松の方へは、本当に感謝ですね。


しばらくは、メザシとシシャモなのか、ゴリと鮎なのか?
まずは早く歩けるように頑張ってください。


oku
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山日和
記事: 3839
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 山日和 »

シュークリさん、どうもです。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

私も10年ほど沢専で積雪期以外は年中,毎週のように沢に入っていましたので,似たような状況はなんども経験してきました。今から考えるとよく10年間も怪我一つせずに沢登りを続けてこられたなと思います。

ですよね。

まずは命が助かったことをお祝い申し上げます。よかったですね。FBで最初に山日和さんの事故報告を読んだときに一番に思ったのは,「命が助かってよかった」ということでした。ここ10年で山に散った何人かの沢友のことはずっと心に残っています。山日和さんがそんな一人にならなくてよかったです。

ありがとうございます。やぶこぎメンバーの中で顔を知ってる人で命を落としたのは一人だけですが、それでも大きなショックでした。
同じ日に比良の近くの沢を登ろうとしていただけに。

山日和さんの反発を覚悟して書きますが,私は,滑落して怪我をする可能性が少しでもあるようなところではロープを出すべきだと思います。

もちろんそれを否定はしません。ただ、ロープを出すかどうかの判断は迷うところです。
万全を期すならすべてロープを出せばいいですが、それでは前に進みません。
滑落したらケガをするという場面は、沢を歩いてればほぼ100%になってしまいます。
滑落する可能性と行程を天秤にかけた上で安全を重視するしかないんでしょうね。
私としてはここはロープを出すほど危険ではないという判断の結果でした。その結果を招いたのはレポに書いたようなことですが、
完全に私の動作ミスであり、ロープを出さないと危険を感じるようなシーンではなかったことは確かです。

チェーンスパイクを装着したと書いてありますが,チェーンスパイクは滑落する可能性を減じますが,滑落してからでは全く役に立ちません。おそらくこれまで何十年間同じような状況で何も起こらなかったからという思いがあるのでしょうが,これは100%の保証にはなりません。まあ,これまでとんでもないことばかりやってきた私が言ってもあまり価値はないかもしれませんが。

チェーンスパイクは万能ではないし、落ちてしまえば何の役にも立ちませんが、心強い味方であることは確かです。
フェルトソールでズルズルの斜面に足を蹴り込んで冷や冷やしながら歩くことを思えば、キッチリと足元の決まる
チェーンスパイクは必須装備だと思います。

何年か前に,一つ間違っていたら100%死んでいたという事故にあって,このときも悪運強く怪我一つしませんでしたが,次はないと思って沢登りやクライミングをやめました。今では,街道歩きと,夏場の簡単な谷歩きと,冬場の簡単なスノーシュー遊びでお茶を濁しています。ネット上で毎日のように山岳遭難の記事を目にします。ほとんどは自分自身で防ぐことができた遭難騒ぎですが,そうでないものも一部あります。もう悲しい思いはしたくありません。

そんなことがあったんですね。
私も同じ思いでやぶオフのたびに安全登山を呼びかけてきました。
これからはみなさんにとっての反面教師として呼びかけ続けていくつもりです。

                山日和
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山日和
記事: 3839
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 山日和 »

宮指路さん、どうもです。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
また、差し入れありがとうございました。 :D

昔から沢の達人のように思っていた山日和さんが沢で滑落してしまったということ、これはどううことだろうと考えてみた。
私から見たら全てが万能にみえるベテランさんが得意な沢でミスってしまった。
しかし、これは時々ありうることだと
エベレストを目指すプロでも事故で亡くなることはよく耳にする。
しかし山日和さんは幸いにも生還した。
これは単に運が良かったからだけだろうか?
浮いた木を疑似ホールドにしたことも落ちたら絶対に助からない場所ではそんなことはやらなかったと思う
だから生還されたのだろう
しかし、それはたまたま運が良かったからとも言えるかもしれない


そうですね。
今回の事故の本質は判断ミスだったと思っています。
今まで何も起こらなかったのが運がよかったせいなのか。今回が運が悪かったのか。
それは私にもわかりません。
もし私が違う日に同じ場所を歩いたとしても落ちていなかったかもしれない。
ただひとつの原因を見つけ出すのは不可能なんだろうと思います。

私は大事なのは山に真剣に向き合う姿勢が必要なのだと思う
それは又自分を生かすことなのかもしれない
振り返って、自分はどうかと言えば他人から見れば体力もないのに無謀なことをやっていると言われても仕方がない。
しかしながら山に真剣に向き合う気持ちはある
だからと言って、事故が起きない保証はない
生きている以上、山であろうが町であろうが交通事故や病気で命をなくすこともある
山の安全第一が目的化されればそれはつまらないと思う
歳相応の山をやるのも良いだろう
山が唯一の趣味である自分は多少無理をしても山に真剣に向き合いたいと思う


「山に真剣に向き合う姿勢」とても大事なことだと思いますし、真剣に向き合えないのなら登るべきではないと思います。
本当に安全第一だけを考えるのならば、最大の遭難対策は「山に登らないこと」になってしまいます。
多少の「無理」がどの程度のことを指すのかですね。でもできるだけ闇下は避けて下さいね。若い頃とは違うので。
正直、宮指路さんやbiwacoさんのレポを見てひやひやさせられているのに、結果的に事故を起こしたのは自分だったというオチでした。
お恥ずかしい限りです。

                       山日和
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山日和
記事: 3839
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 山日和 »

okuちゃん、どうもです。
この度は大変お世話になりました。あらためてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

無駄に過大評価な話になっているので、書き込みどうしょうかと思いましたが。

自分は、たままた北陸で近かったってだけですし
satoさんの財布回収以外、あまり何もシテイナイ・・・


いやいや、「無駄に」なんてとんでもない。
okuちゃん以外に頼める人なんていないし、雨も降り出したのに現場までsatoさんと同行してもらうという大仕事をお願いしてしまいました。

あの辺りの沢沿いは雰囲気よさそうな感じですね。
どれも行ったことありませんが、
九谷ダムの南側から富士写ヶ岳に時計回りで回り込んでいるところや、東向きの支流
本流?の真砂手前の330mあたりなら南西に延びる支流とか。


この大内谷川や千束川、菅倉沢(その330mから南西に延びる谷の一本北側)、簾滝谷等々
今の自分にはちょうどいいサイズと難度の谷が多いので楽しめます。

頭をぶつけなかったのは、幸いって状態でしょうか。
落下のエネルギーは、体のどこかにぶつかりますし。

そうですね。両腕も左足も無傷というのが奇跡的です。

小松の方へは、本当に感謝ですね。

ほんとです。okuちゃんにもね。 :D

しばらくは、メザシとシシャモなのか、ゴリと鮎なのか?
まずは早く歩けるように頑張ってください。


どういう取り合わせなのかよくわからんけど、とにかく頑張ります。 :mrgreen:

             山日和
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seiichi
記事: 320
登録日時: 2022年9月14日(水) 21:12
お住まい: 津市高茶屋

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by seiichi »

山日和さん、おはようございます。

入院生活少し長引くようですが確実に回復に向かっているのでじっくりとリハビリしてください。
退院されても当分は思うように歩けない日々だと思いますが「春のヤブオフ」を目標にされると良いかと思います。

事故の詳細など拝読しましたが、私は沢登りはやらないのですがユーチューブで沢登りの映像を見ては、一つ判断を間違えたりすると滑落してしまう危険が付きまとう遊びだと感じています。
岳人を定期購読していて、丁度今月号の特集が「山岳遭難に備える」です。
気になっている部分を載せておきます、参考にしてくださいと言うことではありません。
山登りする人すべての人に読んでおいて欲しいと感じています。

以下、岳人(2024年11月号)より抜粋

「命を失うような事態も、ひどい苦痛を伴う大ケガも、誰もができれば避けて通りたいはずである。
 一方で登山者は、野外環境で活動するリスクを、登山の要素として許容している。
 リスクを求めているとまでは言わないが、リスクがなかったら登山に惹かれることはない。
 遭難はしたくないが、遭難の可能性はなくてならない。矛盾しているが、これは人間が
 一般的に持っている資質である。」


 ~リスクを回避するために気を付けること~
 まずは「観察」する
 転倒は、木の根だとか岩角だとか、普段気にも留めないようなちょっとした原因でも起きます。
 さらに言えば、60代、70代と高齢になるとバランス力が低下し、何でもないところでも転ぶことがあります。
 そして、その先が崖や岩場、急斜面になっていれば滑落につながります。
 転・滑落のリスクはあらゆるところに潜んでいるわけですが、強いて言うなら、足元が不安定な場所、
 つまりガレ場やザレ場、濡れている木道や岩場と言った、漫然と歩いていてはバランスをコントロールできない
 ような場所には特に注意が必要です。 そういう場所が出てきたときに重要なのは「観察」することです。
 このまままっすぐ歩いてよいか、周辺に足元の安定した迂回路は無いか、どこに足を置くべきか、
 通過時に掴める木や岩はあるか(枯れ木や浮石はNG)など、まずはいったん立ち止まって観察します。
 中略
 観察しても「おかしいな」だとか「やっぱりダメかも」と感じるようなら、
 「ここまで来たのだから頑張って進もう」とは考えず、自分の違和感を大事にして引き返した方がよいでしょう。
 引き返したところに、安全に通過できる道が見つかることもよくあります。
 以下省略


私は山ではケガや事故の経験はありませんが、自宅の庭で木の剪定をしていて脚立から落ちて怪我したことがあります。
右手首粉砕骨折、尾てい骨と骨盤の2か所にヒビが入り入院生活。
事故はどこにでも潜んでいます、あまり気落ちしないでください。
山日和さんは私より一歳大きく、山の経験は十分過ぎるほどだと思います。
また安全登山で楽しまれるように切に願っています。

  seiichi
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山日和
記事: 3839
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 山日和 »

seiichiさん、どうもです。

入院生活少し長引くようですが確実に回復に向かっているのでじっくりとリハビリしてください。
退院されても当分は思うように歩けない日々だと思いますが「春のヤブオフ」を目標にされると良いかと思います。


ありがとうございます。長期戦ですが、腐らずに頑張ります。

事故の詳細など拝読しましたが、私は沢登りはやらないのですがユーチューブで沢登りの映像を見ては、一つ判断を間違えたりすると滑落してしまう危険が付きまとう遊びだと感じています。

そもそも母数が違うのですが、一般道で滑落する人の方がはるかに多いとは思います。
ホントに危ないところではロープで確保するので、危険個所での事故は少ないのではないでしょうか。

岳人を定期購読していて、丁度今月号の特集が「山岳遭難に備える」です。
気になっている部分を載せておきます、参考にしてくださいと言うことではありません。
山登りする人すべての人に読んでおいて欲しいと感じています。

ありがとうございます。

「命を失うような事態も、ひどい苦痛を伴う大ケガも、誰もができれば避けて通りたいはずである。
 一方で登山者は、野外環境で活動するリスクを、登山の要素として許容している。
 リスクを求めているとまでは言わないが、リスクがなかったら登山に惹かれることはない。
 遭難はしたくないが、遭難の可能性はなくてならない。矛盾しているが、これは人間が
 一般的に持っている資質である。」


これはわかるような気がします。「遭難の可能性はなくてはならない」とまでは思いませんが、内在するリスクはあって当然のもののとして捉えていると思います。
「少し危ないのが面白い」というのは登山の本質でもあると思います。日常では冒せないリスクを自ら求めるというわけではないですが、無意識のうちにそういう感情が働くのかもしれません。

私は山ではケガや事故の経験はありませんが、自宅の庭で木の剪定をしていて脚立から落ちて怪我したことがあります。
右手首粉砕骨折、尾てい骨と骨盤の2か所にヒビが入り入院生活。
事故はどこにでも潜んでいます、あまり気落ちしないでください。
山日和さんは私より一歳大きく、山の経験は十分過ぎるほどだと思います。
また安全登山で楽しまれるように切に願っています。

ありがとうございます。
seiichiさんも自分自身の事故ではないにせよ、一歩間違えればという事故に遭遇していましたね。
お互い気を付けて楽しく山を歩きましょう。
気落ちはしてませんので大丈夫ですよ。 :D

                    山日和
sato
記事: 564
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by sato »

山日和さま

こんにちは。
顛末記とみなさまのご意見を繰り返し読ませていただき、山の遭難事故についてあらためて考えています。
不注意だったのか、自分を過信していたのか、身の程をわきまえず行程そのものに無理があったのか・・・。
事故という結果だけみると、ああしたからだ、ああしなかったからだ、考えが甘かった、想像力が足りなかった、
などという言葉が浮かんできますが、自分たちの身の程を知り向かった山で、どんなに気を付けて歩いていても、
事故は起きる時には起きてしまうのだと身をもって学びました。

山日和さんは、ご自身と私のその時々の身体能力をきちんと理解した上でコースを描かれてきましたし、
実際歩いて不安が生じた場合は、引き返してきましたね。
雪山では、もう少しで稜線に辿り着く地点でも引き返したり、周回を往復にしたり、
谷でも、引き返したり、体調や時間をみて短縮ルートに変更することもありました。

沢登りに関しては、先ず、技術面で劣る私が歩ける谷というのが前提で、
私の足首の状態を把握していて、小滝や段差が現れると、じっくりと観察して弱点を探し、
直登する時は、安全を期してロープやシュリンゲで確保してくださいます。
谷の時間を楽しみながらも、頭の中では常に冷静に地形を観察し、登るラインを見極め、さらに時間を計算している状態ですね。

今回の事故現場となってしまった高巻きは、私もここなら大丈夫と思えるラインでした。
そして、トラバースに入った時も、一歩一歩、後に続く私のことも考え、きちんと踏みしめゆっくり確認しながら進んでいかれたので、
ゆらりとからだが揺れた時は、ほんとうにびっくりしました。

どんな山でもリスクは潜んでいるし、どんな登山者も絶対に大丈夫とは言い切れない。
いつ、何が起こるか分からないということを忘れず、謙虚な気持ち、真剣な気持ちで山と向き合うことが大切だと私も思います。

歩けるまで、まだしばらく時間がかかるのですね。
でも、必ず歩ける日が来ます。
また、ご一緒させていただく日を楽しみにしております。

sato
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山日和
記事: 3839
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 山日和 »

satoさん、どうもです。
その節は大変な気苦労をかけてしまい、申し訳なく思っています。

不注意だったのか、自分を過信していたのか、身の程をわきまえず行程そのものに無理があったのか・・・。
事故という結果だけみると、ああしたからだ、ああしなかったからだ、考えが甘かった、想像力が足りなかった、などという言葉が浮かんできますが、自分たちの身の程を知り向かった山で、どんなに気を付けて歩いていても、事故は起きる時には起きてしまうのだと身をもって学びました。


自分でも気が付かないうちに何かが当てはまっているのかもしれませんね。
でも、すべて当てはまらなくても起こり得るのが事故だとも思います。

山日和さんは、ご自身と私のその時々の身体能力をきちんと理解した上でコースを描かれてきましたし、実際歩いて不安が生じた場合は、引き返してきましたね。
雪山では、もう少しで稜線に辿り着く地点でも引き返したり、周回を往復にしたり、
谷でも、引き返したり、体調や時間をみて短縮ルートに変更することもありました。


過去の記憶にひたることなく、常に今の自分の位置を確認しながら計画し、歩いてきたつもりです。
まあ、しんどくなったら「やーめた」ってのもあるんですけどね。 :mrgreen:

沢登りに関しては、先ず、技術面で劣る私が歩ける谷というのが前提で、私の足首の状態を把握していて、小滝や段差が現れると、じっくりと観察して弱点を探し、直登する時は、安全を期してロープやシュリンゲで確保してくださいます。
谷の時間を楽しみながらも、頭の中では常に冷静に地形を観察し、登るラインを見極め、さらに時間を計算している状態ですね。


技術面でいうとsatoさんに不安はありません。ただケガやマムシの後遺症で足首が曲がらない、手首が曲がらないというハンデがあるので、そこにだけは気を遣いましたが、誰と行こうと気を遣うところでは遣うので大差ないですね。
あとは時間配分は常に考えています。最低闇下を避けるには下山にどれぐらいかかるか、それには何時までに山頂に立つ必要があるか、このまま予定通りのコースを辿って間に合うのか等々ですね。まあ、そう言いながらもランチタイムはがっつり確保したりするんですが・・・ :lol:

今回の事故現場となってしまった高巻きは、私もここなら大丈夫と思えるラインでした。
そして、トラバースに入った時も、一歩一歩、後に続く私のことも考え、きちんと踏みしめゆっくり確認しながら進んでいかれたので、ゆらりとからだが揺れた時は、ほんとうにびっくりしました。


さぞびっくりしたことでしょう。私も「なんで!?」という感じでした。

どんな山でもリスクは潜んでいるし、どんな登山者も絶対に大丈夫とは言い切れない。
いつ、何が起こるか分からないということを忘れず、謙虚な気持ち、真剣な気持ちで山と向き合うことが大切だと私も思います。


その通りですね。私も山には常に「登らせて頂いている」という気持ちで向き合っています。「リベンジ」なんていう言葉は畏れ多くて使えません。

歩けるまで、まだしばらく時間がかかるのですね。
でも、必ず歩ける日が来ます。
また、ご一緒させていただく日を楽しみにしております。

まだ時間がかかりそうですが、必ず復活しますよ。
まずはナメコ採りにでも行きたいものです。 :D

               山日和
兔夢
記事: 639
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 兔夢 »

山日和さん、こんにちは。
怪我の方の回復はいかがですか?
足首を粉砕骨折した方は何人か知ってますが、骨盤、股関節の骨折ということでどれくらいで回復していくのか見当もつきません。ただただ早く治ることを祈るのみです。しかし、山日和さん自身の精神が前向きなので身体もきっとそれに応えてくれるのではないかと思ってます。

さて、かなり時間が経ってからのレスになってしまい申し訳なく思います。読んで何を書いていいのやらずっと迷ったまま今日に至りました。そして今も何を書いていいのかまとまらないままとにかく書いてみようとキーを叩き始めました。

山日和さんが事故に遭われたのを知った時ショックをうけましたが、命に関わることではなかったこと、復帰できる見込みがあるとがわかりホッと胸を撫で下ろしました。と同時に失礼ながら事故に至る経過、事故の内容を猛烈に知りたく思いました。

山日和さんは僕の沢の師匠、といっても過言ではありません。やぶこぎネットに参加して山日和さんのレポから多くを得、また実際に同行して沢での有様を学ばせてもらいました。その師匠が何故に事故に遭ったのか。その原因を知ることは必ず自分の糧になる、糧にしなければならないと思いました。

事故報告を巡って、こんなことをしていたから事故ったんだ、と指摘して本人を責めるても意味がないと考えます。事故の原因を探りそれを今後の登山へと生かしていくことこそ大切でしょう。

以下、報告を読ませていただいての感想、意見を書かせていただきます。

まず選んだ細い滝を回避するための巻道としてのルートについて。山日和さん、satoさんの報告を見る限りそれは危険なものではないと判断されたようです。僕としては実際の現場に行っていない以上二人の判断を信じる他にありませんし二人の経歴からすればそれが正しいのでしょう。しかしながら、15mという高度とガレという状態は場合によっては僕自身としては回避したいようにも感じられます。ガレの様子と斜度がわからないのが残念です。

トラバースラインについても二人の観察からは安全と捉えられています。足元も不安定ではない、と書かれておりまず二人にとっては問題なかったのだと思われます。やはり問題は「直径10センチぐらいの丸太」への判断と動作、ということになりそうです。

ここで僕にとっては馴染みのない「擬似ホールド」という言葉が出てきました。浮いている木や石でもあえて押さえ込んでホールドにする、というものだそうですが、自分の体験の中でこれを意識的にやっている場面が浮かんでこない。無意識のうちにやっているのかも知れないがどうも浮いてる木などをそうやって利用しているかどうかわからない。ちょっと自分の行動の中で検証が必要だと感じました。

擬似ホールドの問題はさておき、直径10センチの丸太が事故のトリガーになったことは報告を見る限り間違いなさそうです(足元がズレて触れていた丸太が動いた、とも考えられそうですが報告ではまず丸太から動いたようです)。

丸太の長さ、浮き方、どこを持ったか、によっても色々状況が変わってきそうですが、一番に、浮いている丸太を擬似にしろホールドとしていきなり触れるのは判断として良かったのか?という疑問は誰しも持ち得るでしょう。文章だけを読めば、何故事前に安全か確認しなかったのか、という疑問も浮かびます。しかしながら、沢経験の長い、よって似たようなシチュエーションを数多く体験されている山日和さんにとってそれは何でもない一動作だったことでしょう。その中に少しも危険性を察知し得なかった。

最近、自分自身に感じることですが、以前比べ体力や技術力もそうですが直感力が落ちているように感じます。直感とは不思議な力ではなく経験や知識、五感が無意識下で結合し判断する力だと思ってます。危険箇所で周りの状況やら経験、知識で判断して安全、とは思うもののその判断に直感力が加わってないためどうも判断が地に足がつかないものになってしまっている感覚がつきまっとている気がします。山日和さんはそのあたりはどうかわかりませんが、今回の丸太のような件でもし僕が事故ったとしたら多分そういった直感力が起因してくるような気がします。

今回の件で感じたのは、お二人がおっしゃるように山に対して畏れを抱き謙虚な姿勢で望むこと。判断した安全をもう一度疑ってみること。危険地帯においては自分自身の感度を高めていくこと。知識、技術、経験を疑ってみることなどなど。

このところ遭難のニュースはひっきりなしです。中には登山道で転んで怪我して動けなくなった、とか、聞いた限りでは唖然とするものがありますが、それでもその中に自分に落とし込めるものがあるように思います。衰えていく体力の中でちょっとバランスこ崩して足を踏みあずし滑落、なんてことは簡単に自分にも起こりそうです。そういったちょっとしたことを笑わず無視せず捉えて自分の注意にして山に臨んでいきたいです。

思うことがまとまらず失礼な箇所も多々あるかと思いますが、とりあえず書いてみました。
早く顔を合わせられるようになることを祈っております。

兔夢
わしたか
記事: 149
登録日時: 2016年10月26日(水) 23:39

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by わしたか »

山日和さん、こんばんは!
みなさん、長らくご無沙汰しております。

崖ではなく人生レールから滑落中の、わしかたです。
わたしもまだ生きてます。
ま、華麗に着地するのでご安心を :lol:

山日和さん、詳しい事故報告ありがとうございます。とても勉強になりました。

いろいろ書きたいところですが、みなさんと被っている部分が多いので、
わたしのコメント(想い)は簡単にします。
(山日和さんも同じようなコメントに何度もレスするの大変でしょうし)

読後に感じたのは、いくつもの運に助けられての生還。
やっぱり山の神に愛されていますね!


ではなぜあそこで落ちたのだろうか。直接的には前出したような要因なのだろうと思うが、それだけでは説明できない
ような気もする。決して気を抜いていたわけではない。これが「魔が差した」というヤツなのだろう。
どんなに慎重に歩いていても事故は起こる時には起こる。人間は一日中緊張を保ち続けることはできないし、緊張して
いるから安全というわけでもない。
ほんの一瞬の「間」とも言うべきものが生死を分けることもある。


神様のいたずらというか、魔が差すという字のとおり悪魔が入り込んだんですね。
サッカーでもルーズボールの転がる先は神のみぞ知るですし。
誤解を恐れずにいえば、
ガンバが天皇杯に登りつめるための生贄として落ちたのかもしれませぬ(違う)。

余談ですが、準決勝の終了間際の中谷の同点ゴール、
そして坂本一彩の勝ち越しゴールは鳥肌立ちました!

ところで秋のオフ会開催の是非が議論されていますが、
今回は山日和復活の儀式として、みんなで炎の回りをまわって
祈るのです。
炎はわりばしさんのストーブがあるから問題なし :mrgreen:
そして、来年の春は山日和復活祭として盛大に祝うのです!

cult_kyoudan.png

(いい画像が見つからず)

冗談はさておき、この事故が笑い話になり、山に登りながら山日和さんと話せる日がくることを願っています。
まずは自宅の裏山でナメコ採りでも笑

では、これからも山の神のご加護があらんことを~(-人‐)


わしたか
最後に編集したユーザー わしたか [ 2024年11月04日(月) 04:16 ], 累計 1 回
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山日和
記事: 3839
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 山日和 »

兔夢ちゃん、どうもです。
ご心配をおかけしました。

怪我の方の回復はいかがですか?
足首を粉砕骨折した方は何人か知ってますが、骨盤、股関節の骨折ということでどれくらいで回復していくのか見当もつきません。ただただ早く治ることを祈るのみです。しかし、山日和さん自身の精神が前向きなので身体もきっとそれに応えてくれるのではないかと思ってます。

骨がくっつくのを待ってから右足に体重をかけての歩行訓練となります。(松葉杖で歩く練習はしています)
歩き出せばあとは早いと思うんだけど、もう少しの辛抱です。
気持はバリ前向きですよ。 :D

山日和さんが事故に遭われたのを知った時ショックをうけましたが、命に関わることではなかったこと、復帰できる見込みがあるとがわかりホッと胸を撫で下ろしました。と同時に失礼ながら事故に至る経過、事故の内容を猛烈に知りたく思いました。

そうですよね。そう思うのは当然のことだと思います。

山日和さんは僕の沢の師匠、といっても過言ではありません。やぶこぎネットに参加して山日和さんのレポから多くを得、また実際に同行して沢での有様を学ばせてもらいました。その師匠が何故に事故に遭ったのか。その原因を知ることは必ず自分の糧になる、糧にしなければならないと思いました。

いやいや、そんな大層なことはないと思いますが・・・ :mrgreen:
なんにせよ、人の体験を知ることはどんなことでも自分の血肉になると思います。

まず選んだ細い滝を回避するための巻道としてのルートについて。山日和さん、satoさんの報告を見る限りそれは危険なものではないと判断されたようです。僕としては実際の現場に行っていない以上二人の判断を信じる他にありませんし二人の経歴からすればそれが正しいのでしょう。しかしながら、15mという高度とガレという状態は場合によっては僕自身としては回避したいようにも感じられます。ガレの様子と斜度がわからないのが残念です。

斜度はそれほど強くなかったのと、ガレの真ん中を登るのではなく、左側が立ち木のある草付きだったのでその境界線を上がる感じでした。
これまで嫌というほど高巻きしてきましたが、それと比べても躊躇するような斜面ではありませんでした。

トラバースラインについても二人の観察からは安全と捉えられています。足元も不安定ではない、と書かれておりまず二人にとっては問題なかったのだと思われます。やはり問題は「直径10センチぐらいの丸太」への判断と動作、ということになりそうです。

そうですね。トラバースのラインは獣道と言ってもいいはっきりしたラインでした。

ここで僕にとっては馴染みのない「擬似ホールド」という言葉が出てきました。浮いている木や石でもあえて押さえ込んでホールドにする、というものだそうですが、自分の体験の中でこれを意識的にやっている場面が浮かんでこない。無意識のうちにやっているのかも知れないがどうも浮いてる木などをそうやって利用しているかどうかわからない。ちょっと自分の行動の中で検証が必要だと感じました。

これは少し表現が悪いかもしれませんね。実際に力を入れてホールドしているわけではなく、
どちらかと言えば頼りない草付きを押さえ込む時のようなイメージでしょうか。

擬似ホールドの問題はさておき、直径10センチの丸太が事故のトリガーになったことは報告を見る限り間違いなさそうです(足元がズレて触れていた丸太が動いた、とも考えられそうですが報告ではまず丸太から動いたようです)。

これは間違いありません。

丸太の長さ、浮き方、どこを持ったか、によっても色々状況が変わってきそうですが、一番に、浮いている丸太を擬似にしろホールドとしていきなり触れるのは判断として良かったのか?という疑問は誰しも持ち得るでしょう。文章だけを読めば、何故事前に安全か確認しなかったのか、という疑問も浮かびます。しかしながら、沢経験の長い、よって似たようなシチュエーションを数多く体験されている山日和さんにとってそれは何でもない一動作だったことでしょう。その中に少しも危険性を察知し得なかった。

その通りですね。逆に足元に不安を感じるような場所であればこういう選択をせず、丸太を下に落としてから木の根か何かのホールドを探したでしょう。
まったく危険を感じない場所であったからこそ起きた事象だと感じています。結果的に判断が甘かったと言うしかないですね。
きわどいトラバースでは必ずやっていることをやらなかったのが大きな原因だと思います。

最近、自分自身に感じることですが、以前比べ体力や技術力もそうですが直感力が落ちているように感じます。直感とは不思議な力ではなく経験や知識、五感が無意識下で結合し判断する力だと思ってます。危険箇所で周りの状況やら経験、知識で判断して安全、とは思うもののその判断に直感力が加わってないためどうも判断が地に足がつかないものになってしまっている感覚がつきまっとている気がします。山日和さんはそのあたりはどうかわかりませんが、今回の丸太のような件でもし僕が事故ったとしたら多分そういった直感力が起因してくるような気がします。

直観力というのは確かにあると思います。ただ体力や技術が衰えても、それを補う知識や経験に裏打ちされたものが直観力ではないか、
であれば直観力は経験を重ねれば重ねるほど積み上がっていくのではないかという気もします。
しかし現実には疲れで判断力が鈍ったり、正常性バイアスが働いたりして、そんなに単純なものではないのかもしれませんね。

今回の件で感じたのは、お二人がおっしゃるように山に対して畏れを抱き謙虚な姿勢で望むこと。判断した安全をもう一度疑ってみること。危険地帯においては自分自身の感度を高めていくこと。知識、技術、経験を疑ってみることなどなど。

その通りです。「恐れ」ではなく「畏れ」の気持ちを抱くことは大切だと思います。
常に山に「登らせて頂いている」という心構えですね。

このところ遭難のニュースはひっきりなしです。中には登山道で転んで怪我して動けなくなった、とか、聞いた限りでは唖然とするものがありますが、それでもその中に自分に落とし込めるものがあるように思います。衰えていく体力の中でちょっとバランスこ崩して足を踏みあずし滑落、なんてことは簡単に自分にも起こりそうです。そういったちょっとしたことを笑わず無視せず捉えて自分の注意にして山に臨んでいきたいです。

今年だけ見てもとんでもない遭難が数多く見られ、私もこの日までは「うーん」という感じで見ていましたが、当事者になってしまった今は批判できなくなってしまいました・・・
ただ、ケガや病気でもなく、ただ動けなくなって救助要請というのはなんだかなあと思いますが。 :oops:

思うことがまとまらず失礼な箇所も多々あるかと思いますが、とりあえず書いてみました。
早く顔を合わせられるようになることを祈っております。


いえいえ、ありがとうございます。
事故を少しでも減らすために建設的な意見を出し合うのは大事なことだと思います。
春のオフ会で会いましょう。 :D

                        山日和
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山日和
記事: 3839
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by 山日和 »

わしたかさん、どうもです。
ご心配をおかけしました。

ではなく人生レールから滑落中の、わしかたです。
わたしも生きてます。
ま、華麗に着地するのでご安心を :lol:


そっちの方を心配してましたよ。 :mrgreen:

読後に感じたのは、いくつもの運に助けられての生還。
やっぱり山の神に愛されていますね!


それは間違いないですね。 :lol:

神様のいたずらというか、魔が差すという字のとおり悪魔が入り込んだんですね。
サッカーでもルーズボールの転がる先は神のみぞ知るですし。
誤解を恐れずにいえば、
ガンバが天皇杯に登りつめるための生贄として落ちたのかもしれませぬ(違う)。

余談ですが、準決勝の終了間際の中谷の同点ゴール、
そして坂本一彩の勝ち越しゴールは鳥肌立ちました!


そのためなら私のケガぐらい安いもの・・・・とちゃうか。
まあ例えるなら福岡のクリアが味方ゴールに吸い込まれた感じでしょうか。 :mrgreen:
東京にいる息子から決勝のチケットが当たったと連絡が来ました。ウラヤマシー :lol:

ところで秋のオフ会開催の是非が議論されていますが、
今回は山日和復活の儀式として、みんなで炎の回りをまわって
祈るのです。
炎はわりばしさんのストーブがあるから問題なし :mrgreen:
そして、来年の春は山日和復活祭として盛大に祝うのです!

おおっ、なんかKKKみたいですが・・・・
これならダイラに18時集合ですね。 :lol:

冗談はさておき、この事故が笑い話になり、山に登りながら山日和さんと話せる日がくることを願っています。
まずは自宅の裏山でナメコ採りでも笑

では、これからも山の神のご加護があらんことを~(-人‐)


ありがとうございます。
God save Yamabiyori
その日は近いと思います。 :D

                 山日和



わしたか
記事: 149
登録日時: 2016年10月26日(水) 23:39

Re: 【加越国境】大内谷川遭難顛末記

投稿記事 by わしたか »

例えるなら福岡のクリアが味方ゴールに吸い込まれた感じでしょうか。 :mrgreen:
そんな感じですね。福岡、たまにやらかしますから :lol:
東京にいる息子から決勝のチケットが当たったと連絡が来ました。ウラヤマシー :lol:


実はわたしも新国立競技場に参戦します!!!(リセールでチケット取れました!)
ガンバー神戸の天皇杯決勝は関西頂上決戦、ポヤトス監督の初タイトルがかかるとなれば、
行くしかないとポチリました。

ちなみに息子さんはゴール裏ですか?わたしはバック3層左よりです。
1度お会いしてみたかったので、近くだったら挨拶にいきたいです(山日和父の家庭での様子や愚痴を聞きに笑笑)

おおっ、なんかKKKみたいですが・・・・
これならダイラに18時集合ですね。
18時集合ならbiwacoさんも間に合いますね :mrgreen:

わしたか


(注釈)ライトな文体で書きましたが、山日和さんやsatoさんとFBやメールでやりとりし田植えで、
このツリーが重めなので一服の笑いのためあえて崩してみました。心配や不安な気持ちは皆さんとほぼ同じです。
最後に編集したユーザー わしたか [ 2024年11月04日(月) 04:48 ], 累計 4 回
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