【台高】頭がヒリヒリする池木屋山

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宮指路
記事: 1075
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

【台高】頭がヒリヒリする池木屋山

投稿記事 by 宮指路 »

【日時】2024年10月13日(日)
【天気】晴
【山名】池木屋山  【1,395m】
【メンバー】単独
【コースタイム】7:20駐車地~10:00高滝~14:30池木屋山~15:10霜降山~18:50駐車地

池木屋山は一般的には難路と言われているが途中まではしっかりした登山道がある。
登山口から谷沿いの道をしばらく歩き蛇滝を過ぎると長い階段が続くが道は安定している。
休憩小屋を過ぎ、渡渉すると風折の滝の分岐の看板がある。

しかし、この先死亡事故多発の看板があり、その脇から高滝を見ることが出来る。
そこからは道が不安定となり難度もやや上がる。
高滝の高巻きは上部に出ると高度感があり、下を覗くと20mくらいはありそうなので滑ったら間違いなく大怪我するだろう。

上部に出てから一部、踏み跡が崩れていて設置されているロープに捕まりながら通過しようとしたらザックにロープが絡んで動けなくなった。
四苦八苦していると後ろから屈強そうな登山者が表れ、声を掛けられたが私がルート上にいるので、その方は急な斜面に体を捩りながら立っていた。こんなバランスの取り方があるのかと思った。その方はあっという間に私を追い抜いて先に行ってしまわれた。

DSCF2799@.JPG
さて、この先に高巻きのピークがあり、しつこいくらいにロープが張られているが怖さは感じられない。
ピークには石像が祀ってあったがここで事故があったのだろうか?

石像
石像
一旦、谷に下りてしばらく谷沿いを歩いているとドッサリ谷を見ることが出来る。折角なので近くまで行って写真を撮る。

どっさり
どっさり
ここから巻き道に上がって谷に下って行くときに少し迷ってしまったが、下の方にルートを見つけることが出来た。
奥の谷に入ると古びた滑車を見ることができた。
鈴鹿の谷尻谷のような雰囲気だなぁ~と思っていたら、沢の分岐が出てきた。
ここが奥の谷の出合いらしいが標識は見当たらない。

奥の出合い
奥の出合い
DSCF2816.JPG (11.95 KiB) 閲覧された回数 7310 回
右の沢に吸い込まれそうになったが、よく見るとテープがあり地図を確認して左の沢に入った。
ルートは右の斜面についているが途中で左の斜面に乗り換える。
踏み跡を辿って行くと自然に痩せ尾根に乗ることが出来た。
後は尾根を登って行くだけである。

しかしこの時点で12時過ぎだったので予定をかなり過ぎていた。山頂まで標高差600mあるが自分の足だと2時間はかかりそうである。
尾根ルートは明瞭で迷うことはないがひたすら登りも疲れてしまう。
時々お化けのような大木が表れて楽しませてくれる。

おばけ
おばけ
なかなか山頂は見えてこないがナビでおおよそ見当は付く。
山頂が近づくと尾根が平になりビクトリーロードの先に「池木屋山」の標識が出てきた。

池木屋
池木屋
ここまで7時間もかかってしまったが久しぶりに達成感に浸れることができた。
しかし、あまりのんびりとはしていられない。闇下必至なのでなるべく早く下りねばならないが、頭はそう命じても足が付いてこない。
下山ルートは道もしっかりしていて迷うことはないが、こういう時に意外に道を外してとんでもない方向に進んでいることもあるので怪しいと思った時はその都度ルートを確かめる。
尾根を少し登って行くと霜降山に着く。ここからは展望はないが少し下ると開けた場所があり展望が開けるが残念ながらどの山か分からない。

尾根を下って行くと目の前にキリンのような面白い気が横たわっていた。

キリン
キリン
この辺りは明るいブナ林になっていて気持ちが良い。大きな岩を過ぎるとブナの木平に出るが、少し道が広いだけの場所である。
この辺りからいよいよ足も痛くなり始めて限界が近いが不思議と体は前に進んでいる。しかしその代わりに頭がヒリヒリして来た。
この先も未知の領域なので道がどうなっているか分からない。
宮の谷の標識が出てきた頃にとうとう暗くなって来た。


そこから道を直角に曲がると荷揚げ用のレールが表れた。このレールのお陰で急な下りもレールに捕まりながら安全に下りることが出来た。
最後に沢筋で道が不明瞭になるが迷うことはなかった。18:50何とか無事に生還した。

駐車地にはまだ一台車が停まっていたがまさか自分より遅い人はいないだろうと思っていた。しかし後になって自分より一時間遅れで下山した方がいるのが分かった。

この時点で温泉はほぼ諦めていたが一縷望みをかけて登山靴まま車を走らせた。
道の駅の温泉は20:00までなので通常は30分前に受付終了となるが19:45に行ってみると何と入場可ということで受付のお姉さんが神様に見えた。


                                                宮指路
ちーたろー
記事: 336
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:17

Re: 【台高】頭がヒリヒリする池木屋山

投稿記事 by ちーたろー »

宮指路さん、こんばんは。

>池木屋山は一般的には難路と言われているが途中まではしっかりした登山道がある。
登山口から谷沿いの道をしばらく歩き蛇滝を過ぎると長い階段が続くが道は安定している。

池木屋に行かれたんですね。
まつさか香肌イレブンに選ばれているからか、遭難があったからか、4年程前に行った時はテープなどが多くなっているなと思いました。
初めて登った(といっても連れて行ってもらったのですが)10数年前に比べて整備して頂いているんだなと感じました。


>休憩小屋を過ぎ、渡渉すると風折の滝の分岐の看板がある。

その時にお会いしたぐ~さんたちが、滝の方へ行かれました。
行ってみたいとは思いますが、私には厳しそうです。


>しかし、この先死亡事故多発の看板があり、その脇から高滝を見ることが出来る。
そこからは道が不安定となり難度もやや上がる。
高滝の高巻きは上部に出ると高度感があり、下を覗くと20mくらいはありそうなので滑ったら間違いなく大怪我するだろう。

まだ登ったことのない時に起きた滑落事故・・・登るたびに思い出しますね。

>上部に出てから一部、踏み跡が崩れていて設置されているロープに捕まりながら通過しようとしたらザックにロープが絡んで動けなくなった。
四苦八苦していると後ろから屈強そうな登山者が表れ、声を掛けられたが私がルート上にいるので、その方は急な斜面に体を捩りながら立っていた。こんなバランスの取り方があるのかと思った。その方はあっという間に私を追い抜いて先に行ってしまわれた。

ロープを解いては頂けなかったのですね・・・

>さて、この先に高巻きのピークがあり、しつこいくらいにロープが張られているが怖さは感じられない。
ピークには石像が祀ってあったがここで事故があったのだろうか?

ロープのない所のトラバースで少し危ない所があったような・・・


>しかしこの時点で12時過ぎだったので予定をかなり過ぎていた。山頂まで標高差600mあるが自分の足だと2時間はかかりそうである。
尾根ルートは明瞭で迷うことはないがひたすら登りも疲れてしまう。
時々お化けのような大木が表れて楽しませてくれる。

ここからが長いですよね。
レポでは早く歩いておられる方も多いので短いと思ってしまうのですが、私はすごくかかりました。


>なかなか山頂は見えてこないがナビでおおよそ見当は付く。
山頂が近づくと尾根が平になりビクトリーロードの先に「池木屋山」の標識が出てきた。

初めての時はもちろんですが、池木屋は何回行っても嬉しいです。(といっても4回ですが)


>ここまで7時間もかかってしまったが久しぶりに達成感に浸れることができた。
しかし、あまりのんびりとはしていられない。闇下必至なのでなるべく早く下りねばならないが、頭はそう命じても足が付いてこない。
下山ルートは道もしっかりしていて迷うことはないが、こういう時に意外に道を外してとんでもない方向に進んでいることもあるので怪しいと思った時はその都度ルートを確かめる。

しっかりした道を歩いてきたはずなのに間違っていたことはよくあります :D

>尾根を少し登って行くと霜降山に着く。ここからは展望はないが少し下ると開けた場所があり展望が開けるが残念ながらどの山か分からない。

尾根を下って行くと目の前にキリンのような面白い気が横たわっていた。

秋に行くことが多いというか秋にしか行ったことがないのでいつも時間との戦いです。

>この辺りは明るいブナ林になっていて気持ちが良い。大きな岩を過ぎるとブナの木平に出るが、少し道が広いだけの場所である。
この辺りからいよいよ足も痛くなり始めて限界が近いが不思議と体は前に進んでいる。しかしその代わりに頭がヒリヒリして来た。
この先も未知の領域なので道がどうなっているか分からない。
宮の谷の標識が出てきた頃にとうとう暗くなって来た。

下りも足がかなり疲れますよね・・・

>そこから道を直角に曲がると荷揚げ用のレールが表れた。このレールのお陰で急な下りもレールに捕まりながら安全に下りることが出来た。
最後に沢筋で道が不明瞭になるが迷うことはなかった。18:50何とか無事に生還した。

このレールの下りがとってもしんどくて嫌いですが、レールがあるからつかまれるんですよね :P

>駐車地にはまだ一台車が停まっていたがまさか自分より遅い人はいないだろうと思っていた。しかし後になって自分より一時間遅れで下山した方がいるのが分かった。

その方も無事に下山されていてよかったです。
レポを読ませて頂いてまた行きたくなってしまいました。
行けるくらいに復活できる日がくるのかな・・・
ちーたろー
グー(伊勢山上住人)
記事: 2412
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【台高】頭がヒリヒリする池木屋山

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

奥の平峰・グー宿
奥の平峰・グー宿



宮指路さん、台高へようこそ。
しかし、やってくれますね。

高滝の高巻きは上部に出ると高度感があり、下を覗くと20mくらいはありそうなので滑ったら間違いなく大怪我するだろう。

大怪我では済みません。何人も亡くなっています。

ピークには石像が祀ってあったがここで事故があったのだろうか?

昭和50年みえ国体山岳競技のコース整備のボランティアをしていた高校生が亡くなったそうです。
昭和47年4月14日と彫られているから事故のあった日ではないでしょうか。
その方の弟・妹さんがお線香をあげに登られるときに出合いました。

ここまで7時間もかかってしまったが久しぶりに達成感に浸れることができた。

お疲れ様です。
グーは日帰りは無理です。奥の平峰で1泊します。

尾根を少し登って行くと霜降山に着く。ここからは展望はないが少し下ると開けた場所があり展望が開けるが残念ながらどの山か分からない。

手前の尾根(シャッポ尾根)の西の端が千石山(東峰)。
次の尾根がもうすぐおどさんと登るヌタウ(ヌタハラ谷右岸尾根)。
その向こうが宮指路さんと出会った桧塚奥峰です。

足も痛くなり始めて限界が近いが不思議と体は前に進んでいる。しかしその代わりに頭がヒリヒリして来た。

そう!頭はフル回転してください。
ボーとしてるとチコちゃんに叱られます。

18:50何とか無事に生還した。

なぜか宮指路流。お疲れ様でした。
こんな山行ばっかりじゃないと思うけど、なんかこんなレポが宮指路さんの印象として残ります。

道の駅の温泉は20:00までなので通常は30分前に受付終了となるが19:45に行ってみると何と入場可ということで受付のお姉さんが神様に見えた。

入場締め切り時間が20:00で浴場を閉めるのが20:45だったと思うけど・・・?
今回も優しい女性が出てきましたね。これこそ宮指路レポです。


                   グー(伊勢山上住人)
宮指路
記事: 1075
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【台高】頭がヒリヒリする池木屋山

投稿記事 by 宮指路 »

ちーたろー さん、こんばんは コメントありがとうございます。

池木屋に行かれたんですね。
まつさか香肌イレブンに選ばれているからか、遭難があったからか、4年程前に行った時はテープなどが多くなっているなと思いました。
初めて登った(といっても連れて行ってもらったのですが)10数年前に比べて整備して頂いているんだなと感じました。


ここは遭難話が多いようですね。きっと途中まで観光コースになっているからでしょう
>休憩小屋を過ぎ、渡渉すると風折の滝の分岐の看板がある。
その時にお会いしたぐ~さんたちが、滝の方へ行かれました。
行ってみたいとは思いますが、私には厳しそうです。


風折の滝は一度見てみたいですが、沢登の経験がないと厳しいようですね

まだ登ったことのない時に起きた滑落事故・・・登るたびに思い出しますね。

滑落事故の話はまだ具体的には聞いていなかったのですが、今回いろんな方から話があって、ちょっとビビッています


ロープを解いては頂けなかったのですね・・・

ロープを解きましょうかと仰って下さいましたが、結局自分で何とかしました

ロープのない所のトラバースで少し危ない所があったような・・・

やや危ない場所はありましたが許容範囲内でした。


ここからが長いですよね。
レポでは早く歩いておられる方も多いので短いと思ってしまうのですが、私はすごくかかりました。


早い人のタイムは参考にしない方が良いと思います。


初めての時はもちろんですが、池木屋は何回行っても嬉しいです。(といっても4回ですが)

こんどは紅葉の時期に行きたいですが、時間がネック

しっかりした道を歩いてきたはずなのに間違っていたことはよくあります :D

意外に順調な時ほど間違える
>この辺りは明るいブナ林になっていて気持ちが良い。大きな岩を過ぎるとブナの木平に出るが、少し道が広いだけの場所である。
この辺りからいよいよ足も痛くなり始めて限界が近いが不思議と体は前に進んでいる。しかしその代わりに頭がヒリヒリして来た。
この先も未知の領域なので道がどうなっているか分からない。
宮の谷の標識が出てきた頃にとうとう暗くなって来た。
下りも足がかなり疲れますよね・・・

頭がヒリヒリしたのは多分頭の中で休めという指示と休むなという指示が拮抗したんだと思います

このレールの下りがとってもしんどくて嫌いですが、レールがあるからつかまれるんですよね :P

レースのお陰で急な斜面を楽に下りられました。

>駐車地にはまだ一台車が停まっていたがまさか自分より遅い人はいないだろうと思っていた。しかし後になって自分より一時間遅れで下山した方がいるのが分かった。
その方も無事に下山されていてよかったです。
レポを読ませて頂いてまた行きたくなってしまいました。
行けるくらいに復活できる日がくるのかな・・・
ちーたろー


是非、復活して下さい。

                                           宮指路
宮指路
記事: 1075
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【台高】頭がヒリヒリする池木屋山

投稿記事 by 宮指路 »

グーさんこんばんは コメントありがとうございます。


高滝の高巻きは上部に出ると高度感があり、下を覗くと20mくらいはありそうなので滑ったら間違いなく大怪我するだろう。
大怪我では済みません。何人も亡くなっています。
ここのトラバースは落ちたらヤバいですが、今までの経験上落ちることはないと思いました。
思ったら引き返しました。



ピークには石像が祀ってあったがここで事故があったのだろうか?
昭和50年みえ国体山岳競技のコース整備のボランティアをしていた高校生が亡くなったそうです。
昭和47年4月14日と彫られているから事故のあった日ではないでしょうか。
その方の弟・妹さんがお線香をあげに登られるときに出合いました。
その当時は安全対策もほとんどなかったのでしょうね
巻き道を下る時はロープがないと怖いと思います


ここまで7時間もかかってしまったが久しぶりに達成感に浸れることができた。
お疲れ様です。
グーは日帰りは無理です。奥の平峰で1泊します。
思ったより時間がかかってしまいました。しかし、私の後を追っている登山者がいるとは思いませんでした


尾根を少し登って行くと霜降山に着く。ここからは展望はないが少し下ると開けた場所があり展望が開けるが残念ながらどの山か分からない。
手前の尾根(シャッポ尾根)の西の端が千石山(東峰)。
次の尾根がもうすぐおどさんと登るヌタウ(ヌタハラ谷右岸尾根)。
その向こうが宮指路さんと出会った桧塚奥峰です。
DSCF2846.JPG
DSCF2841.JPG

足も痛くなり始めて限界が近いが不思議と体は前に進んでいる。しかしその代わりに頭がヒリヒリして来た。
そう!頭はフル回転してください。
ボーとしてるとチコちゃんに叱られます。
初めての経験でした。

18:50何とか無事に生還した。
なぜか宮指路流。お疲れ様でした。
こんな山行ばっかりじゃないと思うけど、なんかこんなレポが宮指路さんの印象として残ります。
大体印象に残っている山は暗くなることが多いですが、暗くなっても慌てず冷静に下ることをモットーにしています。
ありがとうございました。

                                         宮指路
グー(伊勢山上住人)
記事: 2412
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【台高】頭がヒリヒリする池木屋山

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20151018-23.jpg


宮指路さん、ごめんなさい。
グーは奥の平峰から見える風景で書いてしまいました。

宮指路さんの写真1枚目の山は
右にデーンと迷岳
中央遠くに局ヶ岳
そこから左に栗の木岳・修験業山・・・・三峰山
でした。

2枚目は
左に迷岳
中央に江股の頭
後方に古ヶ丸山
です。

申し訳ありませんでした。

奥の平峰の西から見える風景を貼ります。
手前の尾根がシャッポ尾根。西の端が千石山。
ヌタウの向こうに桧塚奥峰です。


        グー(伊勢山上住人)
むらまさ
記事: 69
登録日時: 2023年4月25日(火) 16:32
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】頭がヒリヒリする池木屋山

投稿記事 by むらまさ »

宮指路さん、こんばんは。

偶然ですね。私も森林鉄道仲間に誘われて10月11日(金)に行って来ました。
本当は、弥山滝から巌の双門行きましょうと誘われたんですが、弥山小屋まで累積1800位有るので
春にしませんかとなり、山トレで少し似ている?宮ノ谷渓谷から池木屋山になりました。
初めてでしたが、ヤマップ友から色々としつこい位にアドバイス頂き、使いませんでしたがチェーンスパイク持って行きました。
宮指路さん1人で行ってはいけない宮ノ谷に1人で行かれたんですか?
すごいと言うか、案内板に複数で入山のお願い有りましたよ!
複数で入山して下さいと!
複数で入山して下さいと!
池木屋山は一般的には難路と言われているが途中まではしっかりした登山道がある。
登山口から谷沿いの道をしばらく歩き蛇滝を過ぎると長い階段が続くが道は安定している。
休憩小屋を過ぎ、渡渉すると風折の滝の分岐の看板がある。
この場所に在る岳魂の石碑の裏に
『昭和47年4月14日午後2時20分 48総体50国体登山コース踏査中 
高滝付近に於て突然に起こった土砂の直撃を全身にうけ31才の前途有為な中村卓三君ここに生涯を終え
嗚呼好漢願くは君が霊宮の谷守護神となりて永久に鎮まらんこと載 
昭和47年12月 飯高山岳会 飯高町職員互助会』と刻まれています。

岳魂の碑
岳魂の碑
裏に物語が刻まれています
裏に物語が刻まれています
しかし、この先死亡事故多発の看板があり、その脇から高滝を見ることが出来る。
そこからは道が不安定となり難度もやや上がる。
高滝の高巻きは上部に出ると高度感があり、下を覗くと20mくらいはありそうなので滑ったら間違いなく大怪我するだろう。
上部までが結構急な勾配でこのトラロープ大丈夫?と、使わずに登るにはしんどいし頼ってしまいました。
上部に出てから一部、踏み跡が崩れていて設置されているロープに捕まりながら通過しようとしたらザックにロープが絡んで動けなくなった。
四苦八苦していると後ろから屈強そうな登山者が表れ、声を掛けられたが私がルート上にいるので、その方は急な斜面に体を捩りながら立っていた。こんなバランスの取り方があるのかと思った。その方はあっという間に私を追い抜いて先に行ってしまわれた。
このあたりのロープですか?
このあたりのロープですか?

この場所ですれ違うのはどうかと思いますが、ロープの張られた位置が下すぎたり上だったり、自分の体の位置に苦労しました。
さて、この先に高巻きのピークがあり、しつこいくらいにロープが張られているが怖さは感じられない。
ピークには石像が祀ってあったがここで事故があったのだろうか?
この石仏も昭和47年4月14日と春岳瑞雲居士と戒名が刻まれていますので、土砂崩れで無くなられた中村さんが
宮の谷の守護神となられ登山者の安全を見守られていると思います!
一旦、谷に下りてしばらく谷沿いを歩いているとドッサリ谷を見ることが出来る。折角なので近くまで行って写真を撮る。
私達も登山道から近かったので寄りました。
友人が石の苔で滑って頭打ってました。ヘルメットをかぶっていたので良かったですが!
ここから巻き道に上がって谷に下って行くときに少し迷ってしまったが、下の方にルートを見つけることが出来た。
奥の谷に入ると古びた滑車を見ることができた。
私の友人はこのウインチの事知っていました。
私達はこのような古い人工物みるとテンションMAXになってしまいます。
しばらく休憩して写真撮りまくっていました。

大きなウインチが2台有りました
大きなウインチが2台有りました
鈴鹿の谷尻谷のような雰囲気だなぁ~と思っていたら、沢の分岐が出てきた。
ここが奥の谷の出合いらしいが標識は見当たらない。
大きな岩にワーヤーが巻かれていてそれを見に行ったら古いテープを見つけました。

ワーヤー巻かれた大きな岩(ウインチのアンカー?)
ワーヤー巻かれた大きな岩(ウインチのアンカー?)
右の沢に吸い込まれそうになったが、よく見るとテープがあり地図を確認して左の沢に入った。
少し判り難いですね。
ヤマップ友から以前行かれたレポを見てから行くように言われていたので、その方もここで右の沢に入ってしまい戻られていました。
ルートは右の斜面についているが途中で左の斜面に乗り換える。
踏み跡を辿って行くと自然に痩せ尾根に乗ることが出来た。
後は尾根を登って行くだけである。
ここのトラバースは獣道の幅しか無く、滑らないように歩きました。
結構長くこれからどの尾根に取付くの右?と思っていたら左の対岸にテープ見つけました。
しかしこの時点で12時過ぎだったので予定をかなり過ぎていた。山頂まで標高差600mあるが自分の足だと2時間はかかりそうである。
尾根ルートは明瞭で迷うことはないがひたすら登りも疲れてしまう。
時々お化けのような大木が表れて楽しませてくれる。
ひたすらの尾根登り、根っこが階段になっている所は好きです。
ただの急こう配は一番苦手です。
奥の出会いから約600UPですね。私達も2時間掛かっています。
なかなか山頂は見えてこないがナビでおおよそ見当は付く。
山頂が近づくと尾根が平になりビクトリーロードの先に「池木屋山」の標識が出てきた。
ここも頂上未だと疲れます。
池木屋山のまつさか香肌イレブンの標識みて達成感有りました。
ここまで7時間もかかってしまったが久しぶりに達成感に浸れることができた。
しかし、あまりのんびりとはしていられない。闇下必至なのでなるべく早く下りねばならないが、頭はそう命じても足が付いてこない。
下山ルートは道もしっかりしていて迷うことはないが、こういう時に意外に道を外してとんでもない方向に進んでいることもあるので怪しいと思った時はその都度ルートを確かめる。
途中直角に曲がる所が有り、トラロープ張ってなかったら絶対迷うなと思いました。
尾根を少し登って行くと霜降山に着く。ここからは展望はないが少し下ると開けた場所があり展望が開けるが残念ながらどの山か分からない。
尾根を下って行くと目の前にキリンのような面白い気が横たわっていた。
私達には鼻をつないだ象の親子に見えました。

仲の良い象の親子に見えました
仲の良い象の親子に見えました
この辺りは明るいブナ林になっていて気持ちが良い。大きな岩を過ぎるとブナの木平に出るが、少し道が広いだけの場所である。
大きな岩にもワーヤーが沢山巻かれていて、大きな滑車やプーリーが落ちていました。
下に在った、ウインチと繋がっていたかなと想像しました。

大きな滑車や沢山のワーヤー
大きな滑車や沢山のワーヤー
この辺りからいよいよ足も痛くなり始めて限界が近いが不思議と体は前に進んでいる。しかしその代わりに頭がヒリヒリして来た。
この先も未知の領域なので道がどうなっているか分からない。
宮の谷の標識が出てきた頃にとうとう暗くなって来た。
下山の尾根も長く3時間近く掛かったと思います。
そこから道を直角に曲がると荷揚げ用のレールが表れた。このレールのお陰で急な下りもレールに捕まりながら安全に下りることが出来た。
最後に沢筋で道が不明瞭になるが迷うことはなかった。18:50何とか無事に生還した。
18:50だとヘッデン点灯されたんですかね?
最後の方もモノレール過ぎてから少し判りにくかったかと。
私達は名古屋の方と6:00集合で6:10出発16時過ぎに下山しました。
友人は山トレ不足で尾根の直答でへばっていました。
弥山川行かなくて正解でした。
駐車地にはまだ一台車が停まっていたがまさか自分より遅い人はいないだろうと思っていた。しかし後になって自分より一時間遅れで下山した方がいるのが分かった。
すごい方が見えるのですね!
初めてなら日の出に出発が安全ですね。
ヤマップは標準タイムが7時間30分になっていますが結構無理のような。
この時点で温泉はほぼ諦めていたが一縷望みをかけて登山靴まま車を走らせた。
道の駅の温泉は20:00までなので通常は30分前に受付終了となるが19:45に行ってみると何と入場可ということで受付のお姉さんが神様に見えた。
私達も一番近いホテルスメールの香肌峡温泉で汗流して帰りました。
むらまさ
歴史や物語の有る山が好きです!
宮指路
記事: 1075
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【台高】頭がヒリヒリする池木屋山

投稿記事 by 宮指路 »

むらまささん、こんばんは。

先日はありがとうございました。
偶然ですね。私も森林鉄道仲間に誘われて10月11日(金)に行って来ました。
本当は、弥山滝から巌の双門行きましょうと誘われたんですが、弥山小屋まで累積1800位有るので
春にしませんかとなり、山トレで少し似ている?宮ノ谷渓谷から池木屋山になりました。
弥山は2018年に行きましたが、時間切れでショートカットしました。

https://yabukogi.net/viewtopic.php?f=4& ... %B1#p25575

初めてでしたが、ヤマップ友から色々としつこい位にアドバイス頂き、使いませんでしたがチェーンスパイク持って行きました。
宮指路さん1人で行ってはいけない宮ノ谷に1人で行かれたんですか?
すごいと言うか、案内板に複数で入山のお願い有りましたよ!
向こう見ずというか無鉄砲なんです。
この場所に在る岳魂の石碑の裏に
『昭和47年4月14日午後2時20分 48総体50国体登山コース踏査中 
高滝付近に於て突然に起こった土砂の直撃を全身にうけ31才の前途有為な中村卓三君ここに生涯を終え
前日に大雨が降ったのかもしれませんね

この石仏も昭和47年4月14日と春岳瑞雲居士と戒名が刻まれていますので、土砂崩れで無くなられた中村さんが
宮の谷の守護神となられ登山者の安全を見守られていると思います!
なるほど貴重な逸話ありがとうございました。
私の友人はこのウインチの事知っていました。
私達はこのような古い人工物みるとテンションMAXになってしまいます。
しばらく休憩して写真撮りまくっていました。
私は時間がないので遠くから写真を撮ったので、写真はピンボケしてしまいました。

少し判り難いですね。
ヤマップ友から以前行かれたレポを見てから行くように言われていたので、その方もここで右の沢に入ってしまい戻られていました。
ついつい右の沢に吸い込まれそうになりました。
ここのトラバースは獣道の幅しか無く、滑らないように歩きました。
結構長くこれからどの尾根に取付くの右?と思っていたら左の対岸にテープ見つけました。
このトラバースが意外に長かったですね。
しかしこの時点で12時過ぎだったので予定をかなり過ぎていた。山頂まで標高差600mあるが自分の足だと2時間はかかりそうである。
尾根ルートは明瞭で迷うことはないがひたすら登りも疲れてしまう。
時々お化けのような大木が表れて楽しませてくれる。

ひたすらの尾根登り、根っこが階段になっている所は好きです。
ただの急こう配は一番苦手です。
奥の出会いから約600UPですね。私達も2時間掛かっています。
300mくらいならまだしも600mはなかなかきつかった。


なかなか山頂は見えてこないがナビでおおよそ見当は付く。
山頂が近づくと尾根が平になりビクトリーロードの先に「池木屋山」の標識が出てきた。


ここも頂上未だと疲れます。
池木屋山のまつさか香肌イレブンの標識みて達成感有りました。
この達成感が半端ない!
途中直角に曲がる所が有り、トラロープ張ってなかったら絶対迷うなと思いました。
疲れているし、おまけに暗くなっていたので、同感です
下山の尾根も長く3時間近く掛かったと思います。
バテバテだったので4時間は掛ったかな
18:50だとヘッデン点灯されたんですかね?
最後の方もモノレール過ぎてから少し判りにくかったかと。
私達は名古屋の方と6:00集合で6:10出発16時過ぎに下山しました。
尾根を直角に曲がる辺りで完全に闇下でした。
沢を横切る辺りが少々分かりにくかったですね

[quote]駐車地にはまだ一台車が停まっていたがまさか自分より遅い人はいないだろうと思っていた。しかし後になって自分より一時間遅れで下山した方がいるのが分かった。[/quote]
すごい方が見えるのですね!
初めてなら日の出に出発が安全ですね。
ヤマップは標準タイムが7時間30分になっていますが結構無理のような。
この方々は9時のスタートだったらしかったのですが、何かの理由で遅くなったのでしょう


この時点で温泉はほぼ諦めていたが一縷望みをかけて登山靴まま車を走らせた。
道の駅の温泉は20:00までなので通常は30分前に受付終了となるが19:45に行ってみると何と入場可ということで受付のお姉さんが神様に見えた。

私達も一番近いホテルスメールの香肌峡温泉で汗流して帰りました。
[/quote]


スメールは恐らく間に合わないだろうと思い、登山靴を履いたまま道の駅にまっしぐらでした。

                                                  宮指路
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