【 日 付 】2020年10月10日(土曜日)ー11日(日曜日)
【 山 域 】台高
【メンバー】山猫、家内
【 天 候 】1日目;雨、2日目;曇り
【 ルート 】(1日目)県道脇の廃屋の駐車地13:59〜14:37ヌタハラ谷出合〜16:58p1214〜17:30桧塚
(2日目)桧塚7:18〜7:28桧塚奥峰7:32〜7:43桧塚〜8:07p1214〜9:55ヌタハラ谷出合〜10:22県道蓮峡線舗装路終点の駐車地
この週末は台風が到来する予報であり、数日前から台風の情報を頻繁に確認する。台風は四国沖で大きく東に向きを変え、房総半島のあたりに向かうという予測コースはほぼ確実とされるが、その速度を予測するのが難しいらしい。予報のサイトによって台風の通過時間が大きく異なる。
数日前までは日本の東の海上に早い時期に抜けるという予報だったので一里野からの白山の周回を考えていたが、台風を東の海上へと運ぶ偏西風が例年よりも緯度がかなり高いところを吹いているために台風の速度が遅いらしい。土曜日になっても日本の南海上をかなりゆっくりと東進するようだ。日本海側沿岸は台風の西側に向かって北風が吹き込むことになるので、行き先を南に変更する。
長いこと台高の山をご無沙汰していたので、久しぶりに桧塚を訪れることを考える。しばらく前に新調したテントを試す機会がないままだったので、この機会に試すことにする。桧塚の周辺はテントを張るのに格好の場所が多いところだ。昨夜からかなりの雨が降ったようではあるが、予報によると午後には雨が上がりそうだ。
最近のワンポール・テントの進化は素晴らしい。ダブルウォールのなのだが、グランド・シートを含めて総重量は何と700gほどだ。もっとも支柱となるトレッキング・ポールは別に必要なのだが。テントそのものもレイン・スーツほどの大きさだ。シュラフや食料を全て詰め込んで30リットルのリュックに収まってしまったのには驚いた。
【一日目】
家を出て高速道路に乗ったところで、一眼レフを家に忘れてきたことに気がつく。取りに戻ることが出来る距離ではない。仕方がない、今回はスマホの写真で我慢することにしよう。
奈良盆地に入ると上空にはすでに台風一過の青空が広がっている。しかし、橿原で西名阪道に入り、東に向かうと途端に雲が低く垂れ込めるようなる。榛原から東吉野村を目指すとますます雲は低くなり、雨が降り始めた。
県道569号の蓮川線は宮ノ谷分岐よりも先は一昨年は台風の被害で斜面が崩壊していたが、何事もなかったかのように綺麗に修復されているには驚いた。
道路沿いの廃屋の隣に駐車場があったので車を停めて歩き始める。五分ほど歩いたところで、途中のコンビニで購入してきた食料を車の後部座席に忘れてきたことに気がつく。
丁度、道の左手には廃屋と広い駐車地があったので、廃屋の軒下にリュックをデポし、車まで走って戻る。駐車地まで車を運転して戻る。どうも今回は忘れ物が多い。
台高では大雨が当たり前ではあるが、台風14号は台高には相当な雨をもたらしたのだろう。ニュースの天気予報でも紀伊山地の南東斜面は大量の降雨が予想されることを伝えていた。蓮川は緑白色の濁流となり、凄まじい轟音を立てて流れている。
雨の中を林道を進むと、林道に上を横切って流れる水の流れが意外と深い。足首よりも上までありそうだ。林道の端に大きな石を放り込んで、その上を渡る。
林道ヌタハラ線に入り、ジグザグと斜面を進む。夫婦滝の展望台に立ち寄る。林道の終点から植林の中をトラバースして進むと伐採斜面が広がり、ヌタハラ谷の対岸に二筋の滝が見える。右手の滝は轟々と凄じい水量が流れており、滝の轟音がこちらまでよく聞こえてくる。残念ながらスマホではズームや露出の調整が難しく、綺麗に写真を撮ることが難しい。
林道には雨に濡れそぼつアケボノソウを家内が見つける。
林道の上部で尾根の取付きに桧塚奥峰登山口と案内がある。最初は植林の中を行くが。すぐに一本の巨樹の倒木が現れる。樹肌からすると樅の樹に思われる。植林された周囲の杉の樹を圧倒して屹立していたことと思われるが、何とも痛ましい。
まもなく植林が終わり自然林となるが、細尾根の急登となる。尾根上の踏み跡は明瞭であり、辿りやすい。自然林には樹肌に地衣類を纏う樹々が多く、あたりは灰緑の色がどこまでも広がっているようだ。
ふと気がつくとさほど大樹ではないが、山毛欅の樹から水道のように水が滴り落ちている。山毛欅の樹肌に苔や地衣類が成長するのは山毛欅の樹がとりわけ効率よく水を集めやすい樹形であることと関連すると聞いたことがあるが、樹から流れ落ちる一筋の水流を前にそのことを実感する。
今回は防水性能が高いはずのトレッキング・シューズを履いていたのだが、靴の中まですっかり水が浸みている。家内も私も同じgoretexのレインスーツなのだが、レインスーツの中までびしょ濡れでレインスーツは果たして役を果たしているのかわからない。
細尾根が終わり、なだらかな段を通り過ぎると、再び急斜面となる。先程までの細尾根と異なり、踏み跡は不明瞭となるが、ところどころにピンクテープはついている。急登にさしかかると家内の歩行速度が極度に遅くなる。
桧塚から東に伸びる主稜線に出ると途端になだらかな尾根となる。p1214のあたりには登山口への下降点を示す小さな案内標がある。どうやら尾根の南斜面の植林の中をトラバース気味に下降する道がもう一つあったらしい。p1214のピークを過ぎて、しばらく進むと霧の中から次々と山毛欅の大樹が現れる。ここは一昨年の冬に北側の木地谷側から登ったのだが、稜線に出た途端、陽光に煌めく霧氷が何とも美しかったことを思い出す。
桧塚の山頂が近くなると家内はますます遅くなるが、何とか17時半過ぎに山頂に到着する。山頂の西側にはテントを張るの絶好の平地が広がっている。しかし、それまでは強風を感じることもなかったのだが、ここは風の通り道なのだろう、途端に風が強く、唸り声をあげて風が通過してゆく。尾根芯よりもわずかに南に斜面を下ったところでテントを張る場所を決める。どうやら風は少しましのようだ。雨は一向に降り止む気配はない。台風からの雨雲がまだしぶとくこの台高にかかっているのだろう。
自立式に比べるとワンポール・テントはペグダウンの作業に時間を要するので、雨の中でテントを張るのは不利である。何とかテントを張り終えると急にあたりは夜の帳が降りてくるのだった。
テントの中に潜り込むとまずは牛肉とマッシュルームとズッキーニのソテーを調理する。風も相変わらず強く、闇の中で獣(けだもの)が咆哮するような唸り声をあげ続けている。時折、テントを強く揺さぶるが、この新たなワンポール・テントは定評通り、かなり風に強いようだ。一向にやむ気配のない雨風の音を聞きながら眠りにつく。
足に見たこともないような巨大なヒルが取り付き、血を吸って膨れ上がっているのに気がつき、慌ててヒルを撥ねとばす夢を見た。時間を確認するとまで0時半。ようやく雨は止んだようだ。
【二日目】
翌日、朝は早起きする必要はないので目覚ましをセットしていなかったが、目が覚めたのは空が白み始めた時間だった。風の勢いは少しは弱まったようだが、相変わらず尾根の上はガスの中だ。
湯を沸かしてコーヒーとパンで軽い朝食を済ますと、水に濡れてビショビショのテントを撤収する。
全く眺望は期待は出来ないが、桧塚奥峰までは往復することにする。稜線の上では鮮やかに紅葉したシロヤシオ・ツツジが次々と霧の中から浮かび上がる。
桧塚奥峰の山頂には京都の北山や鈴鹿で見かけるような新しい木彫りの山名標がかけられている。小さな山頂広場の南東の立ち枯れの木にも山名標があった。山頂広場ではここでもシロヤシオ・ツツジが鮮やかな紅葉を見せてくれる。この山頂の西側からは山毛欅の樹林が続いている。
桧塚に引き返すと濃い霧の中から時折朧げに姿を現す樹々のシルエットが別世界のような幻想的な情景を演出してくれる。晴れていたらそれはそれで美しい紅葉の景色を見ることが出来るのであろうが、それはまたの機会の楽しみにとっておくことにしよう。
桧塚に戻り、東側の樹林に入ると登りの時と同様、途端に風が感じられなくなった。再び山毛欅の大樹に見惚れながら、尾根を緩やかに下る。p1214を過ぎると急に樹々は小ぶりとなる。
樹々のシルエットに見とれながら歩いているうちにどうやら下降点の標識を見落としてしまったらしい。昨日、登りで辿った急斜面を再び下降するが雨降りのあとで斜面はかなり滑りやすい。
なだらかな段に下ると右手の植林の中から下ってくる踏み跡とテープが目に入る。しかし、テープは白いテープで目立ち難く、下から登ってくると正面の急斜面につけられたピンク・テープに目がいってしまうだろう。
登山口に戻り、ヌタハラ林道を下降すると下から単独行の男性が登って来られる。松坂市の要請を受けて登山道の調査に来られたそうだ。登山道の状況を聞かれたので、ここまでの情報をお伝えする。登山道にテープでマーキングする目的もあるらしい。男性によると台風は予報よりもかなり南の方に進んでいあったということで、松阪では午前中は晴れていたそうだ。
林道から見上げるとところどころで雲が切れ、青空が広がり始めている。林道を下ると登りの時にはレインスーツのフードのせいで視界が狭かったせいだろうか、登りでは気がつかなかったが、林道脇にはかなりの数のアケボノソウが咲いている。
ヌタハラ林道から蓮川沿いの林道に出ると川はすっかり落ち着きを取り戻し、昨日の緑白色の濁流が信じられないような碧く透明な水が流れている。車の上にカヌーを積んだ数台の車とすれ違う。この増水した川を下ろうというつもりなのだろう。
昨日、渡渉するのに石を放り込まねばならなかった林道の上の流れもすっかり水量は少なくなり、問題なく渡ることが出来る。駐車場の手前では、林道の北側にかなり広い敷地と立派な石垣がある。その入り口では大人と子供が手を繋いだコンクリートの不思議のオブジェがある。どうやら小学校の跡地のように思われる。オブジェの周囲では散ったばかりの金木犀の花が芳香を放っていた。
下山後、スメールに到着すると時間は11時10分前、温泉は11時からであった。少し待つとすぐに温泉に入ることが出来た。温泉から上がると家内の脛から血が流れ出している。どうやらヒルに吸血されたようだ。私の両足にもヒルに吸血された痕があることに気がつく。おそらく初日にやられたのだろう。レイン・スーツで足元が見えにくかったせいもあるが、すっかり油断していた。
飯高の小さなスーパーでとっとき味噌を手に入れると、波瀬のおふく茶屋で手打ち蕎麦とでんがらを頂く。まだ12時半ほどであったが、手打ち蕎麦は我々の注文が最後であったらしい。手打ち蕎麦は越前蕎麦のような太く歯ごたえのある蕎麦であった。あっさりしただし汁が素朴な蕎麦と調和して、なんとも美味だ。
奈良盆地は雲が多く、金剛山の上には雲がかかっていたが、京都に戻ると雲はほとんどなく、清々しい風が吹いている。帰宅してびしょ濡れのテントを干すと、瞬く間にテントは乾いてゆく。悪天候の中でのテントの性能を試すには格好だったと言えるが、次は星空の下でテントを張りたいものだ。
【台高】久しぶりの桧塚へのテン泊は暴風雨の中で
フォーラムルール
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【 日 付 】
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yamaneko0922
- 記事: 539
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【台高】久しぶりの台高へのテン泊は暴風雨の中で
山猫さん,ご無沙汰しています。
数日前までは日本の東の海上に早い時期に抜けるという予報だったので一里野からの白山の周回を考えていたが、台風を東の海上へと運ぶ偏西風が例年よりも緯度がかなり高いところを吹いているために台風の速度が遅いらしい。土曜日になっても日本の南海上をかなりゆっくりと東進するようだ。日本海側沿岸は台風の西側に向かって北風が吹き込むことになるので、行き先を南に変更する。
台高へようこそ,と言っても私も最近は台高へほとんど行っていないのですが。山自体,とんとご無沙汰です。
それにしても,台風の日にねえ。忙しい人だから行ける時に行くんだろうけど。
最近のワンポール・テントの進化は素晴らしい。ダブルウォールのなのだが、グランド・シートを含めて総重量は何と700gほどだ。もっとも支柱となるトレッキング・ポールは別に必要なのだが。テントそのものもレイン・スーツほどの大きさだ。シュラフや食料を全て詰め込んで30リットルのリュックに収まってしまったのには驚いた。
すごいですねえ。自立式のツエルトとほぼ同じ重さですね。私が10年前に買ったシングルウオールのテントはポールを入れて1.6キロでした。それでも軽いと思っていたんですんが。
県道569号の蓮川線は宮ノ谷分岐よりも先は一昨年は台風の被害で斜面が崩壊していたが、何事もなかったかのように綺麗に修復されているには驚いた。
割と早くに修復されましたね。結構山仕事が入っていますんで。
林道ヌタハラ線に入り、ジグザグと斜面を進む。夫婦滝の展望台に立ち寄る。林道の終点から植林の中をトラバースして進むと伐採斜面が広がり、ヌタハラ谷の対岸に二筋の滝が見える。右手の滝は轟々と凄じい水量が流れており、滝の轟音がこちらまでよく聞こえてくる。残念ながらスマホではズームや露出の調整が難しく、綺麗に写真を撮ることが難しい。
夫婦滝の上部ですね。左手の方は通常は水が流れていないと思うのですが,だいぶ降ったんですねえ。
桧塚の山頂が近くなると家内はますます遅くなるが、何とか17時半過ぎに山頂に到着する。山頂の西側にはテントを張るの絶好の平地が広がっている。しかし、それまでは強風を感じることもなかったのだが、ここは風の通り道なのだろう、途端に風が強く、唸り声をあげて風が通過してゆく。尾根芯よりもわずかに南に斜面を下ったところでテントを張る場所を決める。どうやら風は少しましのようだ。雨は一向に降り止む気配はない。台風からの雨雲がまだしぶとくこの台高にかかっているのだろう。
この日は私の自宅付近ではほとんど風が吹かずに終わったんですが,やっぱり山の上は吹いていたんですねえ。
足に見たこともないような巨大なヒルが取り付き、血を吸って膨れ上がっているのに気がつき、慌ててヒルを撥ねとばす夢を見た。時間を確認するとまで0時半。ようやく雨は止んだようだ。
それは本当に夢だったの?
桧塚に戻り、東側の樹林に入ると登りの時と同様、途端に風が感じられなくなった。再び山毛欅の大樹に見惚れながら、尾根を緩やかに下る。p1214を過ぎると急に樹々は小ぶりとなる。
桧塚の東峰は歩きやすくていい尾根ですよねえ。私は何度か歩きました。
ここをずっと降っていくと,雨子庵の近くに降ります。
駐車場の手前では、林道の北側にかなり広い敷地と立派な石垣がある。その入り口では大人と子供が手を繋いだコンクリートの不思議のオブジェがある。どうやら小学校の跡地のように思われる。オブジェの周囲では散ったばかりの金木犀の花が芳香を放っていた。
蓮小学校跡ですね。小さな小学校です。
下山後、スメールに到着すると時間は11時10分前、温泉は11時からであった。少し待つとすぐに温泉に入ることが出来た。温泉から上がると家内の脛から血が流れ出している。どうやらヒルに吸血されたようだ。私の両足にもヒルに吸血された痕があることに気がつく。おそらく初日にやられたのだろう。レイン・スーツで足元が見えにくかったせいもあるが、すっかり油断していた。
このところヒルに縁がありますね。
お疲れ様でした。またどこかのヒルのいない山で・・・
数日前までは日本の東の海上に早い時期に抜けるという予報だったので一里野からの白山の周回を考えていたが、台風を東の海上へと運ぶ偏西風が例年よりも緯度がかなり高いところを吹いているために台風の速度が遅いらしい。土曜日になっても日本の南海上をかなりゆっくりと東進するようだ。日本海側沿岸は台風の西側に向かって北風が吹き込むことになるので、行き先を南に変更する。台高へようこそ,と言っても私も最近は台高へほとんど行っていないのですが。山自体,とんとご無沙汰です。
それにしても,台風の日にねえ。忙しい人だから行ける時に行くんだろうけど。
最近のワンポール・テントの進化は素晴らしい。ダブルウォールのなのだが、グランド・シートを含めて総重量は何と700gほどだ。もっとも支柱となるトレッキング・ポールは別に必要なのだが。テントそのものもレイン・スーツほどの大きさだ。シュラフや食料を全て詰め込んで30リットルのリュックに収まってしまったのには驚いた。すごいですねえ。自立式のツエルトとほぼ同じ重さですね。私が10年前に買ったシングルウオールのテントはポールを入れて1.6キロでした。それでも軽いと思っていたんですんが。
県道569号の蓮川線は宮ノ谷分岐よりも先は一昨年は台風の被害で斜面が崩壊していたが、何事もなかったかのように綺麗に修復されているには驚いた。割と早くに修復されましたね。結構山仕事が入っていますんで。
林道ヌタハラ線に入り、ジグザグと斜面を進む。夫婦滝の展望台に立ち寄る。林道の終点から植林の中をトラバースして進むと伐採斜面が広がり、ヌタハラ谷の対岸に二筋の滝が見える。右手の滝は轟々と凄じい水量が流れており、滝の轟音がこちらまでよく聞こえてくる。残念ながらスマホではズームや露出の調整が難しく、綺麗に写真を撮ることが難しい。夫婦滝の上部ですね。左手の方は通常は水が流れていないと思うのですが,だいぶ降ったんですねえ。
桧塚の山頂が近くなると家内はますます遅くなるが、何とか17時半過ぎに山頂に到着する。山頂の西側にはテントを張るの絶好の平地が広がっている。しかし、それまでは強風を感じることもなかったのだが、ここは風の通り道なのだろう、途端に風が強く、唸り声をあげて風が通過してゆく。尾根芯よりもわずかに南に斜面を下ったところでテントを張る場所を決める。どうやら風は少しましのようだ。雨は一向に降り止む気配はない。台風からの雨雲がまだしぶとくこの台高にかかっているのだろう。この日は私の自宅付近ではほとんど風が吹かずに終わったんですが,やっぱり山の上は吹いていたんですねえ。
足に見たこともないような巨大なヒルが取り付き、血を吸って膨れ上がっているのに気がつき、慌ててヒルを撥ねとばす夢を見た。時間を確認するとまで0時半。ようやく雨は止んだようだ。それは本当に夢だったの?
桧塚に戻り、東側の樹林に入ると登りの時と同様、途端に風が感じられなくなった。再び山毛欅の大樹に見惚れながら、尾根を緩やかに下る。p1214を過ぎると急に樹々は小ぶりとなる。桧塚の東峰は歩きやすくていい尾根ですよねえ。私は何度か歩きました。
ここをずっと降っていくと,雨子庵の近くに降ります。
駐車場の手前では、林道の北側にかなり広い敷地と立派な石垣がある。その入り口では大人と子供が手を繋いだコンクリートの不思議のオブジェがある。どうやら小学校の跡地のように思われる。オブジェの周囲では散ったばかりの金木犀の花が芳香を放っていた。蓮小学校跡ですね。小さな小学校です。
下山後、スメールに到着すると時間は11時10分前、温泉は11時からであった。少し待つとすぐに温泉に入ることが出来た。温泉から上がると家内の脛から血が流れ出している。どうやらヒルに吸血されたようだ。私の両足にもヒルに吸血された痕があることに気がつく。おそらく初日にやられたのだろう。レイン・スーツで足元が見えにくかったせいもあるが、すっかり油断していた。このところヒルに縁がありますね。
お疲れ様でした。またどこかのヒルのいない山で・・・
@シュークリーム@
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yamaneko0922
- 記事: 539
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【台高】久しぶりの桧塚へのテン泊は暴風雨の中で
シュークリームさん 久しぶりに頂戴するコメント、嬉しく思います。
>それにしても,台風の日にねえ。忙しい人だから行ける時に行くんだろうけど。
前日の予報では日本の東海上に抜けている筈だったので、台風一過の晴天を期待しておりました
何と白山では翌日曜日、絶好の快晴であったということを知り、ショックを受けるのでした。
>私が10年前に買ったシングルウオールのテントはポールを入れて1.6キロでした。それでも軽いと思っていたんですんが。
それは画期的に軽いでしょう。:o
>割と早くに修復されましたね。結構山仕事が入っていますんで。
どうやって修復したのか不思議に思うほどでした。
>左手の方は通常は水が流れていないと思うのですが,だいぶ降ったんですねえ。
なるほど、幻の滝なんですね。対岸の斜面には他にもいくつもの細い滝が流れ落ちていました。 >この日は私の自宅付近ではほとんど風が吹かずに終わったんですが,やっぱり山の上は吹いていたんですねえ。
稜線に出るまでは風はほとんど吹いていませんでしたし、それも桧塚の山頂までは大したことはありませんでした。
桧塚〜奥峰はやはり樹木が育たないだけのことがありますね。テントを張ったところは風の影でだいぶマシだったのですが。
>桧塚の東峰は歩きやすくていい尾根ですよねえ。私は何度か歩きました。
ここをずっと降っていくと,雨子庵の近くに降ります。
機会があれば通して歩いてみたいと思います。
雨ちゃん、下山後にはどうぞお茶を宜しくお願いします。
>蓮小学校跡ですね。小さな小学校です。
やはりそうですか。苔むしたオブジェが独特のノスタルジーを漂わせる場所でした。 >このところヒルに縁がありますね。
お疲れ様でした。またどこかのヒルのいない山で・・・
アップしたrepがヒルに取り憑かれた山行が続いていしまいました。
他では遭遇していないのですが
>それにしても,台風の日にねえ。忙しい人だから行ける時に行くんだろうけど。
前日の予報では日本の東海上に抜けている筈だったので、台風一過の晴天を期待しておりました
何と白山では翌日曜日、絶好の快晴であったということを知り、ショックを受けるのでした。
>私が10年前に買ったシングルウオールのテントはポールを入れて1.6キロでした。それでも軽いと思っていたんですんが。
それは画期的に軽いでしょう。:o
>割と早くに修復されましたね。結構山仕事が入っていますんで。
どうやって修復したのか不思議に思うほどでした。
>左手の方は通常は水が流れていないと思うのですが,だいぶ降ったんですねえ。
なるほど、幻の滝なんですね。対岸の斜面には他にもいくつもの細い滝が流れ落ちていました。 >この日は私の自宅付近ではほとんど風が吹かずに終わったんですが,やっぱり山の上は吹いていたんですねえ。
稜線に出るまでは風はほとんど吹いていませんでしたし、それも桧塚の山頂までは大したことはありませんでした。
桧塚〜奥峰はやはり樹木が育たないだけのことがありますね。テントを張ったところは風の影でだいぶマシだったのですが。
>桧塚の東峰は歩きやすくていい尾根ですよねえ。私は何度か歩きました。
ここをずっと降っていくと,雨子庵の近くに降ります。
機会があれば通して歩いてみたいと思います。
雨ちゃん、下山後にはどうぞお茶を宜しくお願いします。
>蓮小学校跡ですね。小さな小学校です。
やはりそうですか。苔むしたオブジェが独特のノスタルジーを漂わせる場所でした。 >このところヒルに縁がありますね。
お疲れ様でした。またどこかのヒルのいない山で・・・
アップしたrepがヒルに取り憑かれた山行が続いていしまいました。
他では遭遇していないのですが
-
グー(伊勢山上住人)
- 記事: 2412
- 登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
- 連絡する:
Re: 【台高】久しぶりの桧塚へのテン泊は暴風雨の中で
yamanekoさん、こんばんは。出遅れました。
こう見えてもグーここ2・3日は多忙なんです。
【台高】久しぶりの桧塚へのテン泊は暴風雨の中で暴風雨ってほど荒れた天気でしたか。
シューさんも書いていますが松阪嬉野ではほぼ無風でした。
日本海側沿岸は台風の西側に向かって北風が吹き込むことになるので、行き先を南に変更する。台風が乾燥した北西の風を呼び込むとのグー予想が大外れ、雨雲が台高に居残りました。
長いこと台高の山をご無沙汰していたので、久しぶりに桧塚を訪れることを考える。台高を気にかけていて下さり、ありがとうございます。
グーの宣伝のわりに来てくれるヤブメンが少ないのが気がかりなのです。
グーの足もそう長い年月は持ち堪えられないお年頃になりました。
予報によると午後には雨が上がりそうだ。そのつもりだったのですが・・・・
ダブルウォールのなのだが、グランド・シートを含めて総重量は何と700gほどだ。ええっ?! グーのツエルト泊よりも軽いのじゃないのかな?
グーのツエルト泊はロープ・タープ・グランドシート・ツエルトの4点セット。
総重量は計ったこと無いけど。
道路沿いの廃屋の隣に駐車場があったので車を停めて歩き始める。丁度、道の左手には廃屋と広い駐車地まで車を運転して戻る。
ここらの駐車地は所有者がいます。蓮小学校跡に停めましょう。
林道の終点から植林の中をトラバースして進むと伐採斜面が広がり、ヌタハラ谷の対岸に二筋の滝が見える。たぶんここでヒルに取りつかれたのだと思います。グーもここでは経験しています。
「伐採斜面」に見えましたか? グーには「崩落斜面」に見えるのですが。
左に写っている滝は普段は見られない貴重な滝です。
一本の巨樹の倒木が現れる。グーの上り下りの時にはいつも挨拶をしていた木です。
何百年と生きてきたのにグーより先に倒れるなんて・・・・
レインスーツの中までびしょ濡れでレインスーツは果たして役を果たしているのかわからない。汗をかく登りに雨具はなんぼゴアでも役に立ちません。
グーは雨降りの山歩きは傘に決めています。
踏み跡は不明瞭となるが、ところどころにピンクテープはついている。困ったテープ巻きたがり屋さんがここ2・3年また出没してます。
自分の歩いたコースを「オレが開拓したんだ」っていい気分なんでしょうね。
p1214のあたりには登山口への下降点を示す小さな案内標がある。この道もちょっと複雑なので、こっちにテープを張ってくれたらいいのに。
何とか17時半過ぎに山頂に到着する。日没時間を過ぎています。
それまでは強風を感じることもなかったのだが、ここは風の通り道なのだろう、途端に風が強く、唸り声をあげて風が通過してゆく。う~ん。
ヌタハラ谷左俣のテン場なら稜線でゴウゴウ唸り声上げてても平穏な夜だけど。
ワンポール・テントはペグダウンの作業に時間を要するので、雨の中でテントを張るのは不利である。グーはロープを張ってタープを固定してしまえば後は屋根の下でのツエルト設営で済みます。
牛肉とマッシュルームとズッキーニのソテーを調理する。相変わらずの凝った山食ですね。
yamanekoさんが料理担当で、家内さんは食べて飲む担当ですよね。
風の勢いは少しは弱まったようだが、相変わらず尾根の上はガスの中だ。台風一過の天高い秋の空とはいかなかったですね。
別荘の管理人の1年忌に向かう道中、山にかかっている雲を見て、
「yamanekoさんはガスの中だろうな」
桧塚に戻り、東側の樹林に入ると登りの時と同様、途端に風が感じられなくなった。初日に桧塚まで登らずに、この桧塚東峰あたりでテン泊するのもありだと思います。
悪天候の中でのテントの性能を試すには格好だったと言えるが、次は星空の下でテントを張りたいものだ。ぜひ次回はお天気のいい時に台高に来てください。
グー(伊勢山上住人)
-
yamaneko0922
- 記事: 539
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【台高】久しぶりの桧塚へのテン泊は暴風雨の中で
グーさん まず山行前にいろいろとアドバイス有難うございました。
>yamanekoさん、こんばんは。出遅れました。
こう見えてもグーここ2・3日は多忙なんです。
コメントをお待ち申し上げておりました。グーさんのコメントを頂戴するためにこの情けないrepをアップしたようなものなのですから
>暴風雨ってほど荒れた天気でしたか。
シューさんも書いていますが松阪嬉野ではほぼ無風でした。
稜線に出るまではほぼ無風でした。
歩きながらこの台風は大したことはないのかな、もうすぐ雨は止むのかな・・・と思っておりました。
ところがrepに書いたように桧塚の山頂を越えた途端に風がガラリと変わりました。
桧塚から奥峰の間に樹が育たないのは風の通り道だからなのだと認識いたしました。
>ええっ?! グーのツエルト泊よりも軽いのじゃないのかな?
グーのツエルト泊はロープ・タープ・グランドシート・ツエルトの4点セット。
総重量は計ったこと無いけど。
是非、軽量を
きっとグランド・シートのせいで700gオーバーですね
>ここらの駐車地は所有者がいます。蓮小学校跡に停めましょう。
さすがグーさん!
次回はそのようにいたしますm(_ _)m
>たぶんここでヒルに取りつかれたのだと思います。グーもここでは経験しています。
「伐採斜面」に見えましたか? グーには「崩落斜面」に見えるのですが。
そう思います。他では地面にはヒルの姿は一切見えませんでしたが、ここは斜面に繁茂する草のせいで地面が見えませんでしたから。
どう見ても「伐採斜面」に見えますが、それを「崩落斜面」と云う人もいますね
>左に写っている滝は普段は見られない貴重な滝です。
雨中に登った甲斐がありました。
>グーの上り下りの時にはいつも挨拶をしていた木です。
何百年と生きてきたのにグーより先に倒れるなんて・・・・
残念無念
でも、何百年も生きてきたからなのでしょう。
>日没時間を過ぎています。
わずかに過ぎたくらいだと、まだ十分に明るいのです。
>グーはロープを張ってタープを固定してしまえば後は屋根の下でのツエルト設営で済みます。
ロープ張ってタープを固定するよりは短時間で済んだと思います
>相変わらずの凝った山食ですね。
yamanekoさんが料理担当で、家内さんは食べて飲む担当ですよね。
フライバンの上で炒めるだけの簡単な料理です。この後に以前、天井桟敷でグーさんにも召し上がっていただいたリゾットが続くのでした。勿論、食材を担ぐのも私の担当です。
グーさんも食べる担当ですよね。
>初日に桧塚まで登らずに、この桧塚東峰あたりでテン泊するのもありだと思います。
御意です。でもその判断は悪天候の桧塚を知ってこそですね。
>ぜひ次回はお天気のいい時に台高に来てください。
楽しみにしています。
よろしければ、是非、次回はお付き合いお願い致します。m(._.)m
>yamanekoさん、こんばんは。出遅れました。
こう見えてもグーここ2・3日は多忙なんです。
コメントをお待ち申し上げておりました。グーさんのコメントを頂戴するためにこの情けないrepをアップしたようなものなのですから
>暴風雨ってほど荒れた天気でしたか。
シューさんも書いていますが松阪嬉野ではほぼ無風でした。
稜線に出るまではほぼ無風でした。
歩きながらこの台風は大したことはないのかな、もうすぐ雨は止むのかな・・・と思っておりました。
ところがrepに書いたように桧塚の山頂を越えた途端に風がガラリと変わりました。
桧塚から奥峰の間に樹が育たないのは風の通り道だからなのだと認識いたしました。
>ええっ?! グーのツエルト泊よりも軽いのじゃないのかな?
グーのツエルト泊はロープ・タープ・グランドシート・ツエルトの4点セット。
総重量は計ったこと無いけど。
是非、軽量を
きっとグランド・シートのせいで700gオーバーですね
>ここらの駐車地は所有者がいます。蓮小学校跡に停めましょう。
さすがグーさん!
次回はそのようにいたしますm(_ _)m
>たぶんここでヒルに取りつかれたのだと思います。グーもここでは経験しています。
「伐採斜面」に見えましたか? グーには「崩落斜面」に見えるのですが。
そう思います。他では地面にはヒルの姿は一切見えませんでしたが、ここは斜面に繁茂する草のせいで地面が見えませんでしたから。
どう見ても「伐採斜面」に見えますが、それを「崩落斜面」と云う人もいますね
>左に写っている滝は普段は見られない貴重な滝です。
雨中に登った甲斐がありました。
>グーの上り下りの時にはいつも挨拶をしていた木です。
何百年と生きてきたのにグーより先に倒れるなんて・・・・
残念無念
でも、何百年も生きてきたからなのでしょう。
>日没時間を過ぎています。
わずかに過ぎたくらいだと、まだ十分に明るいのです。
>グーはロープを張ってタープを固定してしまえば後は屋根の下でのツエルト設営で済みます。
ロープ張ってタープを固定するよりは短時間で済んだと思います
>相変わらずの凝った山食ですね。
yamanekoさんが料理担当で、家内さんは食べて飲む担当ですよね。
フライバンの上で炒めるだけの簡単な料理です。この後に以前、天井桟敷でグーさんにも召し上がっていただいたリゾットが続くのでした。勿論、食材を担ぐのも私の担当です。
グーさんも食べる担当ですよね。
>初日に桧塚まで登らずに、この桧塚東峰あたりでテン泊するのもありだと思います。
御意です。でもその判断は悪天候の桧塚を知ってこそですね。
>ぜひ次回はお天気のいい時に台高に来てください。
楽しみにしています。
よろしければ、是非、次回はお付き合いお願い致します。m(._.)m
山猫 