【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
【日 付】2019年12月1日(日)
【山 域】湖北 土蔵岳周辺
【天 候】晴れ一時曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】奥土倉谷出合8:10---9:30トチの巨木群9:50---10:30 P937m 11:00---12:10土蔵岳13:40---14:40猫ヶ洞15:05
---16]35奥土倉谷二俣---17:10駐車地
金居原のはずれから土倉谷出合方面へ分岐する旧国道には、土倉鉱山跡を示す立派な標識ができていて驚いた。
すっかりメジャーなスポットになったようである。
林道は路面も良く、問題なく奥土倉谷出合の二俣まで入ることができた。用意をしていると、少し間をおいて
車が2台やってきた。ハンターだ。荷台には犬を乗せたケージを積んでいる。聞けば、こちらが入る方向とは違
うようでひと安心。クマが出るので注意してとやさしく脅かされた。
奥土倉谷の左岸尾根はこれまで積雪期に2回使っている。土蔵岳への最短ルートとして、未踏だった頃に歩い
たのだが、その2回とも結局山頂には届かなかった。
最近得た情報では、無雪期でも十分歩けるらしい。ここから見上げる尾根にもヤブはなく、一見スッキリとした
印象である。急斜面に取付いてやせた尾根に乗ると、なるほど、ほとんどヤブのない尾根が続いていた。
4,5日前は思わしくなかった天気予報が、昨日から終日晴れに変わっていた。ようやく谷間に差し込み始めた
初冬の遅い日差しが対岸の山腹を金色に輝かせている。今朝は身震いするような寒い一日の始まりだったが、
明るい日差しは物理的な体感温度だけでなく、こころの中の温度も上げてくれる。
高度を上げると尾根は広がりを見せた。これほど歩きやすくていいのだろうかと思うほどの極楽尾根だ。
林相も文句の付けようがない。低い高度では今シーズン最後であろう色付きを楽しませてくれた。
尾根上に唐突に3本のブナの巨木が現れた。すべすべの木肌ですっくと立つ美人ブナではなく、筋骨隆々とし
た古武士のような風格のあるブナたちだった。若いブナばかりの森の中で、この三匹の侍はどれだけの歳月を
ここで立ち尽くしてたきたのだろう。
今日はただ山に登るだけでなく、別の目的があった。金居原のトチの巨木群の探訪である。樹齢何百年とい
う湖北のトチの巨木が伐採されてしまうという危機があった。それを救ったのが、滋賀県や長浜市への働きか
けとカンパによる資金集めで、その巨木群を買い取ることに成功した環境保護団体だ。この活動によって貴重
なトチの巨木の森は伐採の危機から脱することができたのである。
概念図でおおよその場所はわかっていたものの、詳しいことはわからなかった。satoさんは以前来たことが
あるらしいが、人に連れられて来たので正確な場所はわからないと言う。尾根の右斜面に何本かのトチが現れ
たがどうも違うようだ。
ふとピンクのテープに気が付いた。そのテープは左側斜面に続いている。薄い踏み跡を辿って行くと、数十
メートル下った急斜面に、それはあった。
株立ちしているので巨木感は少し薄いが、文句なしにでかいトチの木だ。その下にも一列に並ぶようにトチの
巨木が数本佇んでいた。ここは奥土倉谷へ入って最初に左岸から合流する支谷の源頭だろう。
一番上のトチには「この木は嘉田由紀子(前滋賀県知事)が取得しており、無断で伐採すると法的に罰せられる」
旨のカードが付けられていた。実はこのカードは4年前にsatoさんが付けたものだと聞いて驚いた。だいぶよれ
よれになっていたが、自分が付けたカードがまだ残っているのを見て感慨深げなsatoさんだった。
急斜面ではあるが、閉塞感の無い広い谷を見下ろすように立つトチの森から漂う空気は、厳粛な中にも明るさ
を感じさせるものがあった。
元の尾根に登り返して、「登山」を続行する。土倉谷出合から伸びる長い尾根との合流点はもうすぐだ。
最後までヤブなしで来てしまった。ところがその尾根と合流したとたんに下生えが林床を覆い始めた。
日当たりのいいブナ林でゆっくり休憩をという目論見は外れてしまった。
937m標高点のあたりは背の低い杉も出てきて、お世辞にも雰囲気のいい場所とは言えない。
ヤブを突っ切って再びブナ林に入る。このあたりは尾根芯は杉の植林が入っており、尾根の西側斜面を拾って
進む方がはるかに楽しい。ここから土蔵岳の山頂まで、ほぼブナの純林が続く。
何度も歩いている尾根だが、無雪期の風景は初めてだ。真っ白な雪の上しか歩いたことのないブナ林の尾根を、
今日は落ち葉の絨毯を踏みしめながら、カサカサと音を立てて歩く。
最後の急登をこなせば1008mの土蔵岳山頂だ。雪の時期でもとんでもなく高いところに付けられていた、今
はもうかすれて読めない山名標識が、今日はまた一段と高いところにある。
驚いたのは見たことのない大きなブナがあったことだ。積雪期には細いブナが2本立っているように見えたのだ
が、その2本は根元が繋がっており、幹周3mを超すような大ブナだったのである。いつもは雪の下で、この2本
の幹が同じ木だとは想像もしなかった。何度も登っている雪の土蔵岳も、季節が変われば新しい発見があるのだ。
積雪期と違ってヤブっぽいのであまり落ち着かない山頂だが、地肌の露出したわずかな空間に陣取った。
いつもなら金糞岳の堂々とした姿を眺めながら雪原に腰を降ろす場面だ。正面には烏帽子から高丸、三周へと
続く灰色の山並みが横たわる。葉の繁る時期には楽しめない展望だ。気温もそこそこ上がってきたようで、用
意してきた防寒装備もあまり出番がなく、ビールが美味い。
時間が早いので、予定通り猫ヶ洞へ向かう。もちろんこちらも無雪期は初見参だ。
この江美国境稜線上のブナ林の林床はササで覆われているが、そこそこ明瞭な踏み跡があるのでなんの苦労もな
い。唯一、次の小さなピークへの登りがシャクナゲジャングルとなっていた。密度の薄そうなところを狙って突
っ込む。ここは積雪期には展望抜群の白いドームになっているピークだということを思い出した。
下りにかかったところでジャングルを抜けて、稜線の左側面を目がけて落ちて行く。
あまりうまく行きすぎても面白くないので、このシャクナゲはいいスパイスだった。
鞍部からは再びブナ林が始まる。少し複雑な起伏のある地形だが、踏み跡を辿れば問題はない。
猫ヶ洞山頂手前のブナのコバは、積雪期に2度ランチを楽しんだ場所。雪がないとずいぶん平凡なところに見えた。
山頂手前の小ピークがまたシャクナゲの要塞になっていた。今度は密度が濃く、ちょっと手強そうである。帰路
のことも考えて正面突破は回避、左から回り込んで行ったが下はガケ状になっている。少しだけシャクナゲを漕
いで復帰すれば山頂は目の前だ。
積雪期の猫ヶ洞の山頂直下はいつも雪の壁ができている。雪壁に靴を蹴り込んで、ブナの木を抱きかかえるよ
うにして這い上がるのが常なのだが、雪のない時はどんな顔で迎えてくれるのだろうとsatoさんが楽しみにして
いた。結論から言うと、「えっ、ここ?」というような平凡な斜面だった。とりたてて急な斜面でもなく段差も
ない。あの雪壁は雪と風が作り出す季節限定の芸術作品なのだろう。
猫ヶ洞の三角点は初めて見た。標石は5センチぐらい頭を出しているだけで、ほとんど土の中に埋もれていた。
少し先の展望地はどんな感じなのだろう。少し気になったが時間が押している。今からすんなり下れたとしても
闇下ギリギリのタイミングだろう。
先ほどのブナのコバまで戻る。シャクナゲの要塞は、右側の急斜面を少し下ったところからガケを上がって、
ヤブ漕ぎ無しでクリアできた。
ここから奥土倉谷の奥の二俣へ落ちる尾根は、積雪期に一度往復している。雪の少ない年だったが、ヤブで苦
労した記憶がないのでなんとか歩けるだろう。
ところが出だしの尾根芯はシャクナゲジャングル。右手の谷を下って行くと、しっかり形の残った炭焼窯跡を
見つけたのは収穫だった。やっかいなのはそこだけで、尾根芯を遮る大きな岩場も記憶通り左から巻いて行く。
こちらの尾根も若いながらブナの樹林が続いた。
微妙な尾根の分岐に注意しながら、二俣への主尾根を忠実に辿る。
読み通り、猫ヶ洞の山頂から1時間半足らずで二俣に着地した。後は谷沿いの杣道を辿り、奥土倉の鉱山跡から
は林道で楽勝だろう。だが好事魔多し。林道手前で谷を渡るところに木橋が見えた。喜んで近づいてみると、橋
は流れの上に掛かっておらず、対岸に投げ出すように置かれていた。これでは橋の役目は果たせない。
仕方なく流れに足を浸して渡渉しかけたところで、ポーチからGPS専用のスマホが水中に落下してしまった。油
断してポーチのファスナーを閉めていなかったのだ。なんたる失態。しかしスマホは重量があるので流されるこ
となく水底に沈んでくれていた。水深30センチぐらいの落下地点に手を突っ込んで探ると、あった。
引き上げて操作してみると問題なく動作した。さすが水中撮影もできる防水・防塵スマホである。
なにか儲かったような気分で、夕闇の迫る林道を急いだ。
山日和
【山 域】湖北 土蔵岳周辺
【天 候】晴れ一時曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】奥土倉谷出合8:10---9:30トチの巨木群9:50---10:30 P937m 11:00---12:10土蔵岳13:40---14:40猫ヶ洞15:05
---16]35奥土倉谷二俣---17:10駐車地
金居原のはずれから土倉谷出合方面へ分岐する旧国道には、土倉鉱山跡を示す立派な標識ができていて驚いた。
すっかりメジャーなスポットになったようである。
林道は路面も良く、問題なく奥土倉谷出合の二俣まで入ることができた。用意をしていると、少し間をおいて
車が2台やってきた。ハンターだ。荷台には犬を乗せたケージを積んでいる。聞けば、こちらが入る方向とは違
うようでひと安心。クマが出るので注意してとやさしく脅かされた。
奥土倉谷の左岸尾根はこれまで積雪期に2回使っている。土蔵岳への最短ルートとして、未踏だった頃に歩い
たのだが、その2回とも結局山頂には届かなかった。
最近得た情報では、無雪期でも十分歩けるらしい。ここから見上げる尾根にもヤブはなく、一見スッキリとした
印象である。急斜面に取付いてやせた尾根に乗ると、なるほど、ほとんどヤブのない尾根が続いていた。
4,5日前は思わしくなかった天気予報が、昨日から終日晴れに変わっていた。ようやく谷間に差し込み始めた
初冬の遅い日差しが対岸の山腹を金色に輝かせている。今朝は身震いするような寒い一日の始まりだったが、
明るい日差しは物理的な体感温度だけでなく、こころの中の温度も上げてくれる。
高度を上げると尾根は広がりを見せた。これほど歩きやすくていいのだろうかと思うほどの極楽尾根だ。
林相も文句の付けようがない。低い高度では今シーズン最後であろう色付きを楽しませてくれた。
尾根上に唐突に3本のブナの巨木が現れた。すべすべの木肌ですっくと立つ美人ブナではなく、筋骨隆々とし
た古武士のような風格のあるブナたちだった。若いブナばかりの森の中で、この三匹の侍はどれだけの歳月を
ここで立ち尽くしてたきたのだろう。
今日はただ山に登るだけでなく、別の目的があった。金居原のトチの巨木群の探訪である。樹齢何百年とい
う湖北のトチの巨木が伐採されてしまうという危機があった。それを救ったのが、滋賀県や長浜市への働きか
けとカンパによる資金集めで、その巨木群を買い取ることに成功した環境保護団体だ。この活動によって貴重
なトチの巨木の森は伐採の危機から脱することができたのである。
概念図でおおよその場所はわかっていたものの、詳しいことはわからなかった。satoさんは以前来たことが
あるらしいが、人に連れられて来たので正確な場所はわからないと言う。尾根の右斜面に何本かのトチが現れ
たがどうも違うようだ。
ふとピンクのテープに気が付いた。そのテープは左側斜面に続いている。薄い踏み跡を辿って行くと、数十
メートル下った急斜面に、それはあった。
株立ちしているので巨木感は少し薄いが、文句なしにでかいトチの木だ。その下にも一列に並ぶようにトチの
巨木が数本佇んでいた。ここは奥土倉谷へ入って最初に左岸から合流する支谷の源頭だろう。
一番上のトチには「この木は嘉田由紀子(前滋賀県知事)が取得しており、無断で伐採すると法的に罰せられる」
旨のカードが付けられていた。実はこのカードは4年前にsatoさんが付けたものだと聞いて驚いた。だいぶよれ
よれになっていたが、自分が付けたカードがまだ残っているのを見て感慨深げなsatoさんだった。
急斜面ではあるが、閉塞感の無い広い谷を見下ろすように立つトチの森から漂う空気は、厳粛な中にも明るさ
を感じさせるものがあった。
元の尾根に登り返して、「登山」を続行する。土倉谷出合から伸びる長い尾根との合流点はもうすぐだ。
最後までヤブなしで来てしまった。ところがその尾根と合流したとたんに下生えが林床を覆い始めた。
日当たりのいいブナ林でゆっくり休憩をという目論見は外れてしまった。
937m標高点のあたりは背の低い杉も出てきて、お世辞にも雰囲気のいい場所とは言えない。
ヤブを突っ切って再びブナ林に入る。このあたりは尾根芯は杉の植林が入っており、尾根の西側斜面を拾って
進む方がはるかに楽しい。ここから土蔵岳の山頂まで、ほぼブナの純林が続く。
何度も歩いている尾根だが、無雪期の風景は初めてだ。真っ白な雪の上しか歩いたことのないブナ林の尾根を、
今日は落ち葉の絨毯を踏みしめながら、カサカサと音を立てて歩く。
最後の急登をこなせば1008mの土蔵岳山頂だ。雪の時期でもとんでもなく高いところに付けられていた、今
はもうかすれて読めない山名標識が、今日はまた一段と高いところにある。
驚いたのは見たことのない大きなブナがあったことだ。積雪期には細いブナが2本立っているように見えたのだ
が、その2本は根元が繋がっており、幹周3mを超すような大ブナだったのである。いつもは雪の下で、この2本
の幹が同じ木だとは想像もしなかった。何度も登っている雪の土蔵岳も、季節が変われば新しい発見があるのだ。
積雪期と違ってヤブっぽいのであまり落ち着かない山頂だが、地肌の露出したわずかな空間に陣取った。
いつもなら金糞岳の堂々とした姿を眺めながら雪原に腰を降ろす場面だ。正面には烏帽子から高丸、三周へと
続く灰色の山並みが横たわる。葉の繁る時期には楽しめない展望だ。気温もそこそこ上がってきたようで、用
意してきた防寒装備もあまり出番がなく、ビールが美味い。
時間が早いので、予定通り猫ヶ洞へ向かう。もちろんこちらも無雪期は初見参だ。
この江美国境稜線上のブナ林の林床はササで覆われているが、そこそこ明瞭な踏み跡があるのでなんの苦労もな
い。唯一、次の小さなピークへの登りがシャクナゲジャングルとなっていた。密度の薄そうなところを狙って突
っ込む。ここは積雪期には展望抜群の白いドームになっているピークだということを思い出した。
下りにかかったところでジャングルを抜けて、稜線の左側面を目がけて落ちて行く。
あまりうまく行きすぎても面白くないので、このシャクナゲはいいスパイスだった。
鞍部からは再びブナ林が始まる。少し複雑な起伏のある地形だが、踏み跡を辿れば問題はない。
猫ヶ洞山頂手前のブナのコバは、積雪期に2度ランチを楽しんだ場所。雪がないとずいぶん平凡なところに見えた。
山頂手前の小ピークがまたシャクナゲの要塞になっていた。今度は密度が濃く、ちょっと手強そうである。帰路
のことも考えて正面突破は回避、左から回り込んで行ったが下はガケ状になっている。少しだけシャクナゲを漕
いで復帰すれば山頂は目の前だ。
積雪期の猫ヶ洞の山頂直下はいつも雪の壁ができている。雪壁に靴を蹴り込んで、ブナの木を抱きかかえるよ
うにして這い上がるのが常なのだが、雪のない時はどんな顔で迎えてくれるのだろうとsatoさんが楽しみにして
いた。結論から言うと、「えっ、ここ?」というような平凡な斜面だった。とりたてて急な斜面でもなく段差も
ない。あの雪壁は雪と風が作り出す季節限定の芸術作品なのだろう。
猫ヶ洞の三角点は初めて見た。標石は5センチぐらい頭を出しているだけで、ほとんど土の中に埋もれていた。
少し先の展望地はどんな感じなのだろう。少し気になったが時間が押している。今からすんなり下れたとしても
闇下ギリギリのタイミングだろう。
先ほどのブナのコバまで戻る。シャクナゲの要塞は、右側の急斜面を少し下ったところからガケを上がって、
ヤブ漕ぎ無しでクリアできた。
ここから奥土倉谷の奥の二俣へ落ちる尾根は、積雪期に一度往復している。雪の少ない年だったが、ヤブで苦
労した記憶がないのでなんとか歩けるだろう。
ところが出だしの尾根芯はシャクナゲジャングル。右手の谷を下って行くと、しっかり形の残った炭焼窯跡を
見つけたのは収穫だった。やっかいなのはそこだけで、尾根芯を遮る大きな岩場も記憶通り左から巻いて行く。
こちらの尾根も若いながらブナの樹林が続いた。
微妙な尾根の分岐に注意しながら、二俣への主尾根を忠実に辿る。
読み通り、猫ヶ洞の山頂から1時間半足らずで二俣に着地した。後は谷沿いの杣道を辿り、奥土倉の鉱山跡から
は林道で楽勝だろう。だが好事魔多し。林道手前で谷を渡るところに木橋が見えた。喜んで近づいてみると、橋
は流れの上に掛かっておらず、対岸に投げ出すように置かれていた。これでは橋の役目は果たせない。
仕方なく流れに足を浸して渡渉しかけたところで、ポーチからGPS専用のスマホが水中に落下してしまった。油
断してポーチのファスナーを閉めていなかったのだ。なんたる失態。しかしスマホは重量があるので流されるこ
となく水底に沈んでくれていた。水深30センチぐらいの落下地点に手を突っ込んで探ると、あった。
引き上げて操作してみると問題なく動作した。さすが水中撮影もできる防水・防塵スマホである。
なにか儲かったような気分で、夕闇の迫る林道を急いだ。
山日和
Re: 【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
山日和さん こんばんは。
初冬の静かな静かな山旅!いいですね~
【日 付】2019年12月1日(日)
【山 域】湖北 土蔵岳周辺
【天 候】晴れ一時曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】奥土倉谷出合8:10---9:30トチの巨木群9:50---10:30 P937m 11:00---12:10土蔵岳13:40---14:40猫ヶ洞15:05
---16]35奥土倉谷二俣---17:10駐車地
金居原のはずれから土倉谷出合方面へ分岐する旧国道には、土倉鉱山跡を示す立派な標識ができていて驚いた。
すっかりメジャーなスポットになったようである。
滋賀の「マチュピチュ」ですからね~
林道は路面も良く、問題なく奥土倉谷出合の二俣まで入ることができた。用意をしていると、少し間をおいて
車が2台やってきた。ハンターだ。荷台には犬を乗せたケージを積んでいる。聞けば、こちらが入る方向とは違
うようでひと安心。クマが出るので注意してとやさしく脅かされた。
左俣方面へ狩りに行かれたのですかね?
この時期、実は熊より怖い?ヘタな猟師に間違えて撃たれる可能性なきにしもあらず!!
最近得た情報では、無雪期でも十分歩けるらしい。ここから見上げる尾根にもヤブはなく、一見スッキリとした
印象である。急斜面に取付いてやせた尾根に乗ると、なるほど、ほとんどヤブのない尾根が続いていた。
4,5日前は思わしくなかった天気予報が、昨日から終日晴れに変わっていた。ようやく谷間に差し込み始めた
初冬の遅い日差しが対岸の山腹を金色に輝かせている。今朝は身震いするような寒い一日の始まりだったが、
明るい日差しは物理的な体感温度だけでなく、こころの中の温度も上げてくれる。
いい情報ですね。 どこまで歩けるかは??ですが・・・
初冬のいい日和は明るくてサクサクで気持ちいいですよね~
不肖Sも大好きです。
特に陽だまりはホンマに陽射しでぬくもりが溜まっていて、極上ランチスポットですね。
高度を上げると尾根は広がりを見せた。これほど歩きやすくていいのだろうかと思うほどの極楽尾根だ。
林相も文句の付けようがない。低い高度では今シーズン最後であろう色付きを楽しませてくれた。
これはこれは、厳しい審美眼の山日和さんをして、ここまで言わせますか~
指の滑りを差し引いてもかなりのモンですなぁ~
尾根上に唐突に3本のブナの巨木が現れた。すべすべの木肌ですっくと立つ美人ブナではなく、筋骨隆々とし
た古武士のような風格のあるブナたちだった。若いブナばかりの森の中で、この三匹の侍はどれだけの歳月を
ここで立ち尽くしてたきたのだろう。
そうですね。豪雪地帯では特に生き抜いてきた強さを感じますね。
今日はただ山に登るだけでなく、別の目的があった。金居原のトチの巨木群の探訪である。樹齢何百年とい
う湖北のトチの巨木が伐採されてしまうという危機があった。それを救ったのが、滋賀県や長浜市への働きか
けとカンパによる資金集めで、その巨木群を買い取ることに成功した環境保護団体だ。この活動によって貴重
なトチの巨木の森は伐採の危機から脱することができたのである。
お~ 一時期、近江ローカル新聞を賑わしましたが、まだ行けてません。
概念図でおおよその場所はわかっていたものの、詳しいことはわからなかった。satoさんは以前来たことが
あるらしいが、人に連れられて来たので正確な場所はわからないと言う。尾根の右斜面に何本かのトチが現れ
たがどうも違うようだ。
ふとピンクのテープに気が付いた。そのテープは左側斜面に続いている。薄い踏み跡を辿って行くと、数十
メートル下った急斜面に、それはあった。
株立ちしているので巨木感は少し薄いが、文句なしにでかいトチの木だ。その下にも一列に並ぶようにトチの
巨木が数本佇んでいた。ここは奥土倉谷へ入って最初に左岸から合流する支谷の源頭だろう。
一番上のトチには「この木は嘉田由紀子(前滋賀県知事)が取得しており、無断で伐採すると法的に罰せられる」
旨のカードが付けられていた。実はこのカードは4年前にsatoさんが付けたものだと聞いて驚いた。だいぶよれ
よれになっていたが、自分が付けたカードがまだ残っているのを見て感慨深げなsatoさんだった。
satoさんは当時からご活躍だったんですね。
不肖Sが見た新聞記事の写真に写ってたかもしれませんな~
最後までヤブなしで来てしまった。ところがその尾根と合流したとたんに下生えが林床を覆い始めた。
日当たりのいいブナ林でゆっくり休憩をという目論見は外れてしまった。
937m標高点のあたりは背の低い杉も出てきて、お世辞にも雰囲気のいい場所とは言えない。
ヤブを突っ切って再びブナ林に入る。このあたりは尾根芯は杉の植林が入っており、尾根の西側斜面を拾って
進む方がはるかに楽しい。ここから土蔵岳の山頂まで、ほぼブナの純林が続く。
何度も歩いている尾根だが、無雪期の風景は初めてだ。真っ白な雪の上しか歩いたことのないブナ林の尾根を、
今日は落ち葉の絨毯を踏みしめながら、カサカサと音を立てて歩く。
少々のヤブはあってもこれなら上々ですね~
積雪期と違ってヤブっぽいのであまり落ち着かない山頂だが、地肌の露出したわずかな空間に陣取った。
いつもなら金糞岳の堂々とした姿を眺めながら雪原に腰を降ろす場面だ。正面には烏帽子から高丸、三周へと
続く灰色の山並みが横たわる。葉の繁る時期には楽しめない展望だ。気温もそこそこ上がってきたようで、用
意してきた防寒装備もあまり出番がなく、ビールが美味い。
実はこの辺が一番羨ましい!!
時間が早いので、予定通り猫ヶ洞へ向かう。もちろんこちらも無雪期は初見参だ。
この江美国境稜線上のブナ林の林床はササで覆われているが、そこそこ明瞭な踏み跡があるのでなんの苦労もな
い。唯一、次の小さなピークへの登りがシャクナゲジャングルとなっていた。密度の薄そうなところを狙って突
っ込む。ここは積雪期には展望抜群の白いドームになっているピークだということを思い出した。
積雪期の猫ヶ洞の山頂直下はいつも雪の壁ができている。雪壁に靴を蹴り込んで、ブナの木を抱きかかえるよ
うにして這い上がるのが常なのだが、雪のない時はどんな顔で迎えてくれるのだろうとsatoさんが楽しみにして
いた。結論から言うと、「えっ、ここ?」というような平凡な斜面だった。とりたてて急な斜面でもなく段差も
ない。あの雪壁は雪と風が作り出す季節限定の芸術作品なのだろう。
この冬にはまず、この猫ちゃんへ行ってみます。
仕方なく流れに足を浸して渡渉しかけたところで、ポーチからGPS専用のスマホが水中に落下してしまった。油
断してポーチのファスナーを閉めていなかったのだ。なんたる失態。しかしスマホは重量があるので流されるこ
となく水底に沈んでくれていた。水深30センチぐらいの落下地点に手を突っ込んで探ると、あった。
引き上げて操作してみると問題なく動作した。さすが水中撮影もできる防水・防塵スマホである。
なにか儲かったような気分で、夕闇の迫る林道を急いだ。
無傷で即回収!!良かったですね~
ちなみに不肖Sも落とした○○を探して同じルートを3回も歩いていて、
雪の積もる前に儚い4回目を目論んでいる今日この頃ですわ~
SHIGEKI
初冬の静かな静かな山旅!いいですね~
【日 付】2019年12月1日(日)
【山 域】湖北 土蔵岳周辺
【天 候】晴れ一時曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】奥土倉谷出合8:10---9:30トチの巨木群9:50---10:30 P937m 11:00---12:10土蔵岳13:40---14:40猫ヶ洞15:05
---16]35奥土倉谷二俣---17:10駐車地
金居原のはずれから土倉谷出合方面へ分岐する旧国道には、土倉鉱山跡を示す立派な標識ができていて驚いた。
すっかりメジャーなスポットになったようである。
滋賀の「マチュピチュ」ですからね~
林道は路面も良く、問題なく奥土倉谷出合の二俣まで入ることができた。用意をしていると、少し間をおいて
車が2台やってきた。ハンターだ。荷台には犬を乗せたケージを積んでいる。聞けば、こちらが入る方向とは違
うようでひと安心。クマが出るので注意してとやさしく脅かされた。
左俣方面へ狩りに行かれたのですかね?
この時期、実は熊より怖い?ヘタな猟師に間違えて撃たれる可能性なきにしもあらず!!
最近得た情報では、無雪期でも十分歩けるらしい。ここから見上げる尾根にもヤブはなく、一見スッキリとした
印象である。急斜面に取付いてやせた尾根に乗ると、なるほど、ほとんどヤブのない尾根が続いていた。
4,5日前は思わしくなかった天気予報が、昨日から終日晴れに変わっていた。ようやく谷間に差し込み始めた
初冬の遅い日差しが対岸の山腹を金色に輝かせている。今朝は身震いするような寒い一日の始まりだったが、
明るい日差しは物理的な体感温度だけでなく、こころの中の温度も上げてくれる。
いい情報ですね。 どこまで歩けるかは??ですが・・・
初冬のいい日和は明るくてサクサクで気持ちいいですよね~
不肖Sも大好きです。
特に陽だまりはホンマに陽射しでぬくもりが溜まっていて、極上ランチスポットですね。
高度を上げると尾根は広がりを見せた。これほど歩きやすくていいのだろうかと思うほどの極楽尾根だ。
林相も文句の付けようがない。低い高度では今シーズン最後であろう色付きを楽しませてくれた。
これはこれは、厳しい審美眼の山日和さんをして、ここまで言わせますか~
指の滑りを差し引いてもかなりのモンですなぁ~
尾根上に唐突に3本のブナの巨木が現れた。すべすべの木肌ですっくと立つ美人ブナではなく、筋骨隆々とし
た古武士のような風格のあるブナたちだった。若いブナばかりの森の中で、この三匹の侍はどれだけの歳月を
ここで立ち尽くしてたきたのだろう。
そうですね。豪雪地帯では特に生き抜いてきた強さを感じますね。
今日はただ山に登るだけでなく、別の目的があった。金居原のトチの巨木群の探訪である。樹齢何百年とい
う湖北のトチの巨木が伐採されてしまうという危機があった。それを救ったのが、滋賀県や長浜市への働きか
けとカンパによる資金集めで、その巨木群を買い取ることに成功した環境保護団体だ。この活動によって貴重
なトチの巨木の森は伐採の危機から脱することができたのである。
お~ 一時期、近江ローカル新聞を賑わしましたが、まだ行けてません。
概念図でおおよその場所はわかっていたものの、詳しいことはわからなかった。satoさんは以前来たことが
あるらしいが、人に連れられて来たので正確な場所はわからないと言う。尾根の右斜面に何本かのトチが現れ
たがどうも違うようだ。
ふとピンクのテープに気が付いた。そのテープは左側斜面に続いている。薄い踏み跡を辿って行くと、数十
メートル下った急斜面に、それはあった。
株立ちしているので巨木感は少し薄いが、文句なしにでかいトチの木だ。その下にも一列に並ぶようにトチの
巨木が数本佇んでいた。ここは奥土倉谷へ入って最初に左岸から合流する支谷の源頭だろう。
一番上のトチには「この木は嘉田由紀子(前滋賀県知事)が取得しており、無断で伐採すると法的に罰せられる」
旨のカードが付けられていた。実はこのカードは4年前にsatoさんが付けたものだと聞いて驚いた。だいぶよれ
よれになっていたが、自分が付けたカードがまだ残っているのを見て感慨深げなsatoさんだった。
satoさんは当時からご活躍だったんですね。
不肖Sが見た新聞記事の写真に写ってたかもしれませんな~
最後までヤブなしで来てしまった。ところがその尾根と合流したとたんに下生えが林床を覆い始めた。
日当たりのいいブナ林でゆっくり休憩をという目論見は外れてしまった。
937m標高点のあたりは背の低い杉も出てきて、お世辞にも雰囲気のいい場所とは言えない。
ヤブを突っ切って再びブナ林に入る。このあたりは尾根芯は杉の植林が入っており、尾根の西側斜面を拾って
進む方がはるかに楽しい。ここから土蔵岳の山頂まで、ほぼブナの純林が続く。
何度も歩いている尾根だが、無雪期の風景は初めてだ。真っ白な雪の上しか歩いたことのないブナ林の尾根を、
今日は落ち葉の絨毯を踏みしめながら、カサカサと音を立てて歩く。
少々のヤブはあってもこれなら上々ですね~
積雪期と違ってヤブっぽいのであまり落ち着かない山頂だが、地肌の露出したわずかな空間に陣取った。
いつもなら金糞岳の堂々とした姿を眺めながら雪原に腰を降ろす場面だ。正面には烏帽子から高丸、三周へと
続く灰色の山並みが横たわる。葉の繁る時期には楽しめない展望だ。気温もそこそこ上がってきたようで、用
意してきた防寒装備もあまり出番がなく、ビールが美味い。
実はこの辺が一番羨ましい!!
時間が早いので、予定通り猫ヶ洞へ向かう。もちろんこちらも無雪期は初見参だ。
この江美国境稜線上のブナ林の林床はササで覆われているが、そこそこ明瞭な踏み跡があるのでなんの苦労もな
い。唯一、次の小さなピークへの登りがシャクナゲジャングルとなっていた。密度の薄そうなところを狙って突
っ込む。ここは積雪期には展望抜群の白いドームになっているピークだということを思い出した。
積雪期の猫ヶ洞の山頂直下はいつも雪の壁ができている。雪壁に靴を蹴り込んで、ブナの木を抱きかかえるよ
うにして這い上がるのが常なのだが、雪のない時はどんな顔で迎えてくれるのだろうとsatoさんが楽しみにして
いた。結論から言うと、「えっ、ここ?」というような平凡な斜面だった。とりたてて急な斜面でもなく段差も
ない。あの雪壁は雪と風が作り出す季節限定の芸術作品なのだろう。
この冬にはまず、この猫ちゃんへ行ってみます。
仕方なく流れに足を浸して渡渉しかけたところで、ポーチからGPS専用のスマホが水中に落下してしまった。油
断してポーチのファスナーを閉めていなかったのだ。なんたる失態。しかしスマホは重量があるので流されるこ
となく水底に沈んでくれていた。水深30センチぐらいの落下地点に手を突っ込んで探ると、あった。
引き上げて操作してみると問題なく動作した。さすが水中撮影もできる防水・防塵スマホである。
なにか儲かったような気分で、夕闇の迫る林道を急いだ。
無傷で即回収!!良かったですね~
ちなみに不肖Sも落とした○○を探して同じルートを3回も歩いていて、
雪の積もる前に儚い4回目を目論んでいる今日この頃ですわ~
SHIGEKI
Re: 【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
山日和さん こんばんは
少しは歩いたことのある山域でレスもできそうです。
【コース】奥土倉谷出合8:10---9:30トチの巨木群9:50---10:30 P937m 11:00---12:10土蔵岳13:40---14:40猫ヶ洞15:05---16]35奥土倉谷二俣---17:10駐車地
これはどんなルートかなと地図を見ながら読んでます。
この辺りは藪が深くて冬以外は無理なのではとの先入観がありましたが、
がんばれば行けるんですね。
まず奥土倉谷出合が分からなかったですが、土倉谷と25千図で書かれているところで二股になっているところですね。
クマが出るので注意してとやさしく脅かされた。
やさしく脅される?脅してるわけではないでしょうが、受けとる側は脅されたように感じます。
奥土倉谷の左岸尾根はこれまで積雪期に2回使っている。土蔵岳への最短ルートとして、未踏だった頃に歩い
たのだが、その2回とも結局山頂には届かなかった。
ここは572標高点を通る尾根をさしているのでしょうか。土蔵岳まで結構ありそうですが。
4,5日前は思わしくなかった天気予報が、昨日から終日晴れに変わっていた。ようやく谷間に差し込み始めた
初冬の遅い日差しが対岸の山腹を金色に輝かせている。今朝は身震いするような寒い一日の始まりだったが、
明るい日差しは物理的な体感温度だけでなく、こころの中の温度も上げてくれる。
なんだか随分凝った文章ですね。文学的です。
高度を上げると尾根は広がりを見せた。これほど歩きやすくていいのだろうかと思うほどの極楽尾根だ。
林相も文句の付けようがない。低い高度では今シーズン最後であろう色付きを楽しませてくれた。
極楽尾根に心惹かれます
937m標高点のあたりは背の低い杉も出てきて、お世辞にも雰囲気のいい場所とは言えない。
ヤブを突っ切って再びブナ林に入る。このあたりは尾根芯は杉の植林が入っており、尾根の西側斜面を拾って
進む方がはるかに楽しい。ここから土蔵岳の山頂まで、ほぼブナの純林が続く。
ここらあたりも良さそうです
驚いたのは見たことのない大きなブナがあったことだ。積雪期には細いブナが2本立っているように見えたのだ
が、その2本は根元が繋がっており、幹周3mを超すような大ブナだったのである。いつもは雪の下で、この2本
の幹が同じ木だとは想像もしなかった。何度も登っている雪の土蔵岳も、季節が変われば新しい発見があるのだ。
面白い形をしてますね。
積雪期と違ってヤブっぽいのであまり落ち着かない山頂だが、地肌の露出したわずかな空間に陣取った。
いつもなら金糞岳の堂々とした姿を眺めながら雪原に腰を降ろす場面だ。
この辺りから見る金糞北尾根は心惹かれました
時間が早いので、予定通り猫ヶ洞へ向かう。もちろんこちらも無雪期は初見参だ。
たっぷり1時間半も休憩してから、時間も早いという感覚はすごい。未踏の地ではなかなかできません。
積雪期の猫ヶ洞の山頂直下はいつも雪の壁ができている。雪壁に靴を蹴り込んで、ブナの木を抱きかかえるよ
うにして這い上がるのが常なのだが、雪のない時はどんな顔で迎えてくれるのだろうとsatoさんが楽しみにして
いた。結論から言うと、「えっ、ここ?」というような平凡な斜面だった。とりたてて急な斜面でもなく段差も
ない。あの雪壁は雪と風が作り出す季節限定の芸術作品なのだろう。
ここの雪の壁がすごく印象に残ってます。スノーシューでガシガシと雪面をけり込んで上がりました。
無雪期の状態が楽しみでしたが、よくその場所が特定できましたね。
少し気になったが時間が押している。今からすんなり下れたとしても
闇下ギリギリのタイミングだろう。
もうちょっとランチ時間を縮めればと思うのですが、これが山日和流?
林道手前で谷を渡るところに木橋が見えた。喜んで近づいてみると、橋
は流れの上に掛かっておらず、対岸に投げ出すように置かれていた。これでは橋の役目は果たせない。
これは流されるのを避けるために外したんでしょうか。でもこんな橋があるということは
それなりに歩かれているということでしょか。
さすが水中撮影もできる防水・防塵スマホである。
なにか儲かったような気分で、夕闇の迫る林道を急いだ。
防水ならば当たり前ですが、確かに得した気分になるかも。
ちょっと歩いてみたいコースでした。
kasaya
少しは歩いたことのある山域でレスもできそうです。
【コース】奥土倉谷出合8:10---9:30トチの巨木群9:50---10:30 P937m 11:00---12:10土蔵岳13:40---14:40猫ヶ洞15:05---16]35奥土倉谷二俣---17:10駐車地
これはどんなルートかなと地図を見ながら読んでます。
この辺りは藪が深くて冬以外は無理なのではとの先入観がありましたが、
がんばれば行けるんですね。
まず奥土倉谷出合が分からなかったですが、土倉谷と25千図で書かれているところで二股になっているところですね。
クマが出るので注意してとやさしく脅かされた。
やさしく脅される?脅してるわけではないでしょうが、受けとる側は脅されたように感じます。
奥土倉谷の左岸尾根はこれまで積雪期に2回使っている。土蔵岳への最短ルートとして、未踏だった頃に歩い
たのだが、その2回とも結局山頂には届かなかった。
ここは572標高点を通る尾根をさしているのでしょうか。土蔵岳まで結構ありそうですが。
4,5日前は思わしくなかった天気予報が、昨日から終日晴れに変わっていた。ようやく谷間に差し込み始めた
初冬の遅い日差しが対岸の山腹を金色に輝かせている。今朝は身震いするような寒い一日の始まりだったが、
明るい日差しは物理的な体感温度だけでなく、こころの中の温度も上げてくれる。
なんだか随分凝った文章ですね。文学的です。
高度を上げると尾根は広がりを見せた。これほど歩きやすくていいのだろうかと思うほどの極楽尾根だ。
林相も文句の付けようがない。低い高度では今シーズン最後であろう色付きを楽しませてくれた。
極楽尾根に心惹かれます
937m標高点のあたりは背の低い杉も出てきて、お世辞にも雰囲気のいい場所とは言えない。
ヤブを突っ切って再びブナ林に入る。このあたりは尾根芯は杉の植林が入っており、尾根の西側斜面を拾って
進む方がはるかに楽しい。ここから土蔵岳の山頂まで、ほぼブナの純林が続く。
ここらあたりも良さそうです
驚いたのは見たことのない大きなブナがあったことだ。積雪期には細いブナが2本立っているように見えたのだ
が、その2本は根元が繋がっており、幹周3mを超すような大ブナだったのである。いつもは雪の下で、この2本
の幹が同じ木だとは想像もしなかった。何度も登っている雪の土蔵岳も、季節が変われば新しい発見があるのだ。
面白い形をしてますね。
積雪期と違ってヤブっぽいのであまり落ち着かない山頂だが、地肌の露出したわずかな空間に陣取った。
いつもなら金糞岳の堂々とした姿を眺めながら雪原に腰を降ろす場面だ。
この辺りから見る金糞北尾根は心惹かれました
時間が早いので、予定通り猫ヶ洞へ向かう。もちろんこちらも無雪期は初見参だ。
たっぷり1時間半も休憩してから、時間も早いという感覚はすごい。未踏の地ではなかなかできません。
積雪期の猫ヶ洞の山頂直下はいつも雪の壁ができている。雪壁に靴を蹴り込んで、ブナの木を抱きかかえるよ
うにして這い上がるのが常なのだが、雪のない時はどんな顔で迎えてくれるのだろうとsatoさんが楽しみにして
いた。結論から言うと、「えっ、ここ?」というような平凡な斜面だった。とりたてて急な斜面でもなく段差も
ない。あの雪壁は雪と風が作り出す季節限定の芸術作品なのだろう。
ここの雪の壁がすごく印象に残ってます。スノーシューでガシガシと雪面をけり込んで上がりました。
無雪期の状態が楽しみでしたが、よくその場所が特定できましたね。
少し気になったが時間が押している。今からすんなり下れたとしても
闇下ギリギリのタイミングだろう。
もうちょっとランチ時間を縮めればと思うのですが、これが山日和流?
林道手前で谷を渡るところに木橋が見えた。喜んで近づいてみると、橋
は流れの上に掛かっておらず、対岸に投げ出すように置かれていた。これでは橋の役目は果たせない。
これは流されるのを避けるために外したんでしょうか。でもこんな橋があるということは
それなりに歩かれているということでしょか。
さすが水中撮影もできる防水・防塵スマホである。
なにか儲かったような気分で、夕闇の迫る林道を急いだ。
防水ならば当たり前ですが、確かに得した気分になるかも。
ちょっと歩いてみたいコースでした。
kasaya
最後に編集したユーザー Kasaya [ 2019年12月05日(木) 08:01 ], 累計 3 回
Re: 【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
山日和さま
こんばんは。
穏やかな陽気の下、晩秋と初冬が交ざりあう湖北の山をしみじみと味わった一日でした。
クマが多い山域ということは認識して訪れましたが、猟師さんの鉄砲に少し不安になりました。
気さくに話しかけてくださり、ワンちゃんも可愛く、くぅーんと甘えた声を出してくれたので安心しました。
登りの尾根は、最初は岩が目立つ紅葉が折り重なる痩せ尾根で趣きがありました。
これからどんな風景が展開していくのだろうとワクワクさせてくれました。
朝の光を受けて、儚げに煌めくタカノツメの淡く透き通った黄色の葉に見入ったり、
対岸の金色に染まった山肌にうっとりしたりしながら歩いていると、何度も山日和さんとの距離が開いてしまい待たせてしまったような。
ブナ林に入ると、まさに極楽尾根でしたね。(極楽尾根という言葉は山日和さんから教わりました)
極楽すぎてなかなか前に進めませんでした(笑)。三本のブナの巨木が現れた時は歓声をあげてしまいました。
トチの巨木群との再会は不思議な感覚でした。
木々の葉の落ちきった広い谷はあけっぴろげで全容が見渡せ、記憶の谷の情景とは重なりませんでした。
裸の枝のトチの巨木は葉で覆われた時よりも、より存在感を放っていました。
937m周辺は白い季節、蕎麦粒山とのお別れの場という美しい印象が残っていて、期待にこころを躍らせていたのですが、
やっぱりそんなに甘くはないなぁと笑ってしまいました。
ここからしばらくはヤブっぽかったですね。860mの鞍部までの広い尾根は何故かここだけやたらと赤テープが多く、
うっとおしいといいながらも楽して辿っていましたね。
雑然とした風景の先のブナ林は息を呑む素晴らしさでした。
初冬のブナ林は、一本の木の細い枝の先まではっきりと見え、
この一本一本のブナの木のいのちがあり山があるのだなぁと胸に迫ってくるものを感じました。
空に向かい無数の枝をのばすブナの木の、凛とした姿はほんとうに美しかったですね。
土蔵岳山頂のブナの木にも驚きました。私は土蔵岳を知らなかったのだなぁと感じました。
こんな光景に遭遇すると、もっともっと山を知りたくなります。
山日和さんとの山旅ではすっかりお昼のビールが定番となってしまいました。
もう12月、冷えるので止めようかなと思ったのですが、初冬の山を味わいながら飲めました。
今回の山旅の楽しみの一つは猫ヶ洞でした。
私は猫がつく山の由来や伝承に興味があり、猫ヶ洞という名にも惹かれていました。
初めて訪れた時、山頂直下の大きな雪壁にびっくりしました。
山猫の棲む世界との結界のように感じ、物語の世界で遊んでいました。
その時以来、あの結界は雪のない季節はどんな形なのだろうと想像していました。
ねこちゃん(SHIGEKIさん、私もねこちゃんと呼んでいます)への道中のシャクナゲのヤブはねこの世界の要塞なのかもしれませんね。
シャクナゲの枝や幹は意外にしなやかで、ネマガリタケのヤブに比べたらまだ進みやすく、ほどほどの長さのヤブでしたら楽しいです。
山頂直下の二つ目のヤブはきりたった尾根だったのですね。
雪の季節は雪庇が発達するので、右の谷によって雪壁をよじ登り尾根に出るのですね。(合っていますか?)
そして雪壁は「平凡な斜面」だったということを知りました。
下りの尾根は微妙な枝分かれが何か所か有り、登り返しはしたくなかったのでコンパスと地図で先読みしながら慎重に下りましたね。
きれいに下れてうれしかったです。尾根の上部の炭焼き窯跡との出会いもうれしかったです。
あんなに標高の高い場所で炭を焼いていたのですね。
味わい深い一日だったなぁと感慨に耽りながら、最後の谷歩き味わっていたら、
いきなり山日和さんがリュックを降ろしたのでどうしたのかしらと思いました。
スマホを落としたと。無事でなりよりでした。
いい山旅でした。ありがとうございました。
sato
こんばんは。
穏やかな陽気の下、晩秋と初冬が交ざりあう湖北の山をしみじみと味わった一日でした。
クマが多い山域ということは認識して訪れましたが、猟師さんの鉄砲に少し不安になりました。
気さくに話しかけてくださり、ワンちゃんも可愛く、くぅーんと甘えた声を出してくれたので安心しました。
登りの尾根は、最初は岩が目立つ紅葉が折り重なる痩せ尾根で趣きがありました。
これからどんな風景が展開していくのだろうとワクワクさせてくれました。
朝の光を受けて、儚げに煌めくタカノツメの淡く透き通った黄色の葉に見入ったり、
対岸の金色に染まった山肌にうっとりしたりしながら歩いていると、何度も山日和さんとの距離が開いてしまい待たせてしまったような。
ブナ林に入ると、まさに極楽尾根でしたね。(極楽尾根という言葉は山日和さんから教わりました)
極楽すぎてなかなか前に進めませんでした(笑)。三本のブナの巨木が現れた時は歓声をあげてしまいました。
トチの巨木群との再会は不思議な感覚でした。
木々の葉の落ちきった広い谷はあけっぴろげで全容が見渡せ、記憶の谷の情景とは重なりませんでした。
裸の枝のトチの巨木は葉で覆われた時よりも、より存在感を放っていました。
937m周辺は白い季節、蕎麦粒山とのお別れの場という美しい印象が残っていて、期待にこころを躍らせていたのですが、
やっぱりそんなに甘くはないなぁと笑ってしまいました。
ここからしばらくはヤブっぽかったですね。860mの鞍部までの広い尾根は何故かここだけやたらと赤テープが多く、
うっとおしいといいながらも楽して辿っていましたね。
雑然とした風景の先のブナ林は息を呑む素晴らしさでした。
初冬のブナ林は、一本の木の細い枝の先まではっきりと見え、
この一本一本のブナの木のいのちがあり山があるのだなぁと胸に迫ってくるものを感じました。
空に向かい無数の枝をのばすブナの木の、凛とした姿はほんとうに美しかったですね。
土蔵岳山頂のブナの木にも驚きました。私は土蔵岳を知らなかったのだなぁと感じました。
こんな光景に遭遇すると、もっともっと山を知りたくなります。
山日和さんとの山旅ではすっかりお昼のビールが定番となってしまいました。
もう12月、冷えるので止めようかなと思ったのですが、初冬の山を味わいながら飲めました。
今回の山旅の楽しみの一つは猫ヶ洞でした。
私は猫がつく山の由来や伝承に興味があり、猫ヶ洞という名にも惹かれていました。
初めて訪れた時、山頂直下の大きな雪壁にびっくりしました。
山猫の棲む世界との結界のように感じ、物語の世界で遊んでいました。
その時以来、あの結界は雪のない季節はどんな形なのだろうと想像していました。
ねこちゃん(SHIGEKIさん、私もねこちゃんと呼んでいます)への道中のシャクナゲのヤブはねこの世界の要塞なのかもしれませんね。
シャクナゲの枝や幹は意外にしなやかで、ネマガリタケのヤブに比べたらまだ進みやすく、ほどほどの長さのヤブでしたら楽しいです。
山頂直下の二つ目のヤブはきりたった尾根だったのですね。
雪の季節は雪庇が発達するので、右の谷によって雪壁をよじ登り尾根に出るのですね。(合っていますか?)
そして雪壁は「平凡な斜面」だったということを知りました。
下りの尾根は微妙な枝分かれが何か所か有り、登り返しはしたくなかったのでコンパスと地図で先読みしながら慎重に下りましたね。
きれいに下れてうれしかったです。尾根の上部の炭焼き窯跡との出会いもうれしかったです。
あんなに標高の高い場所で炭を焼いていたのですね。
味わい深い一日だったなぁと感慨に耽りながら、最後の谷歩き味わっていたら、
いきなり山日和さんがリュックを降ろしたのでどうしたのかしらと思いました。
スマホを落としたと。無事でなりよりでした。
いい山旅でした。ありがとうございました。
sato
Re: 【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
SHIGEKIさん、どうもです。
初冬の静かな静かな山旅!いいですね~
誰にも遭う恐れのない山は最高です。
滋賀の「マチュピチュ」ですからね~
そんな大層な。揖斐川にもマチュピチュと呼ばれてる上ヶ流の風景がありますね。ただの茶畑ですけど。
左俣方面へ狩りに行かれたのですかね?
この時期、実は熊より怖い?ヘタな猟師に間違えて撃たれる可能性なきにしもあらず!!
そのようです。
鈴鹿だと烏帽子、三国岳あたりは恐いですよね。
いい情報ですね。 どこまで歩けるかは??ですが・・・
初冬のいい日和は明るくてサクサクで気持ちいいですよね~
不肖Sも大好きです。
特に陽だまりはホンマに陽射しでぬくもりが溜まっていて、極上ランチスポットですね。
一応、土蔵岳までは行ってたようなので。
天気のいい日ならいいんですが、日差しが無いとテンションが下がってしまいます。
これはこれは、厳しい審美眼の山日和さんをして、ここまで言わせますか~
指の滑りを差し引いてもかなりのモンですなぁ~
当分誰も行かんやろと思って筆を滑らせてます。
お~ 一時期、近江ローカル新聞を賑わしましたが、まだ行けてません。
検索したらいろんな記事が出てきますね。
一見の価値はありますよ。
satoさんは当時からご活躍だったんですね。
不肖Sが見た新聞記事の写真に写ってたかもしれませんな~
巨木と水源の郷を守る会の会員です。草川さんもそうですよ。
少々のヤブはあってもこれなら上々ですね~
まったく問題ありません。
>いつもなら金糞岳の堂々とした姿を眺めながら雪原に腰を降ろす場面だ。正面には烏帽子から高丸、三周へと
続く灰色の山並みが横たわる。葉の繁る時期には楽しめない展望だ。気温もそこそこ上がってきたようで、用
意してきた防寒装備もあまり出番がなく、ビールが美味い。
実はこの辺が一番羨ましい!!
でしょー
この冬にはまず、この猫ちゃんへ行ってみます。
あらまあ、SHIGEKIさん、猫ちゃんは未踏でしたか。
無傷で即回収!!良かったですね~
ちなみに不肖Sも落とした○○を探して同じルートを3回も歩いていて、
雪の積もる前に儚い4回目を目論んでいる今日この頃ですわ~
旧型のiphoneでなくて良かったですわ。
しかしSHIGEKIさんも落とし物が多いですねえ。
山日和
初冬の静かな静かな山旅!いいですね~
誰にも遭う恐れのない山は最高です。
滋賀の「マチュピチュ」ですからね~
そんな大層な。揖斐川にもマチュピチュと呼ばれてる上ヶ流の風景がありますね。ただの茶畑ですけど。
左俣方面へ狩りに行かれたのですかね?
この時期、実は熊より怖い?ヘタな猟師に間違えて撃たれる可能性なきにしもあらず!!
そのようです。
鈴鹿だと烏帽子、三国岳あたりは恐いですよね。
いい情報ですね。 どこまで歩けるかは??ですが・・・
初冬のいい日和は明るくてサクサクで気持ちいいですよね~
不肖Sも大好きです。
特に陽だまりはホンマに陽射しでぬくもりが溜まっていて、極上ランチスポットですね。
一応、土蔵岳までは行ってたようなので。
天気のいい日ならいいんですが、日差しが無いとテンションが下がってしまいます。
これはこれは、厳しい審美眼の山日和さんをして、ここまで言わせますか~
指の滑りを差し引いてもかなりのモンですなぁ~
当分誰も行かんやろと思って筆を滑らせてます。
お~ 一時期、近江ローカル新聞を賑わしましたが、まだ行けてません。
検索したらいろんな記事が出てきますね。
一見の価値はありますよ。
satoさんは当時からご活躍だったんですね。
不肖Sが見た新聞記事の写真に写ってたかもしれませんな~
巨木と水源の郷を守る会の会員です。草川さんもそうですよ。
少々のヤブはあってもこれなら上々ですね~
まったく問題ありません。
>いつもなら金糞岳の堂々とした姿を眺めながら雪原に腰を降ろす場面だ。正面には烏帽子から高丸、三周へと
続く灰色の山並みが横たわる。葉の繁る時期には楽しめない展望だ。気温もそこそこ上がってきたようで、用
意してきた防寒装備もあまり出番がなく、ビールが美味い。
実はこの辺が一番羨ましい!!
でしょー
この冬にはまず、この猫ちゃんへ行ってみます。
あらまあ、SHIGEKIさん、猫ちゃんは未踏でしたか。
無傷で即回収!!良かったですね~
ちなみに不肖Sも落とした○○を探して同じルートを3回も歩いていて、
雪の積もる前に儚い4回目を目論んでいる今日この頃ですわ~
旧型のiphoneでなくて良かったですわ。
しかしSHIGEKIさんも落とし物が多いですねえ。
山日和
Re: 【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
Kasaya さん、どうもです。
これはどんなルートかなと地図を見ながら読んでます。
この辺りは藪が深くて冬以外は無理なのではとの先入観がありましたが、
がんばれば行けるんですね。
私もそう思ってました。昔は激ヤブだったと思いますが、他の山域同様、ヤブは衰えて来てるようですね。
ここは大して頑張らなくても大丈夫です。
まず奥土倉谷出合が分からなかったですが、土倉谷と25千図で書かれているところで二股になっているところですね。
その通りです。
やさしく脅される?脅してるわけではないでしょうが、受けとる側は脅されたように感じます。
まあ、これは言葉のアヤちゃんってヤツです。
なんだか随分凝った文章ですね。文学的です。
ありがとうございます。狙い通りです。
極楽尾根に心惹かれます
字面がいいでしょう~。昇天尾根とか、快感尾根とかではちょっと意味が違ってきそう。
>驚いたのは見たことのない大きなブナがあったことだ。積雪期には細いブナが2本立っているように見えたのだ
が、その2本は根元が繋がっており、幹周3mを超すような大ブナだったのである。いつもは雪の下で、この2本
の幹が同じ木だとは想像もしなかった。何度も登っている雪の土蔵岳も、季節が変われば新しい発見があるのだ。
面白い形をしてますね。
湖西の山でよく見るタイプのブナですね。
>いつもなら金糞岳の堂々とした姿を眺めながら雪原に腰を降ろす場面だ。
この辺りから見る金糞北尾根は心惹かれました
積雪期ならそうなんですが、あまりよく見えないんですよ。
たっぷり1時間半も休憩してから、時間も早いという感覚はすごい。未踏の地ではなかなかできません。
まあ、クセってヤツですか。
ここの雪の壁がすごく印象に残ってます。スノーシューでガシガシと雪面をけり込んで上がりました。
無雪期の状態が楽しみでしたが、よくその場所が特定できましたね。
みなさん印象的なようですね。結構上がるのに苦労しますもんね。
直角に右折するポイントなんですぐわかりますよ。
>闇下ギリギリのタイミングだろう。
もうちょっとランチ時間を縮めればと思うのですが、これが山日和流?
その通りです。
これは流されるのを避けるために外したんでしょうか。でもこんな橋があるということは
それなりに歩かれているということでしょか。
流されて対岸に行ってしまったのか。
ここは鉱山跡を巡るツアーなんかもやってますから、整備されてますね。
防水ならば当たり前ですが、確かに得した気分になるかも。
防水かどうかより、回収できたことが儲けたような気分でした。
山日和
これはどんなルートかなと地図を見ながら読んでます。
この辺りは藪が深くて冬以外は無理なのではとの先入観がありましたが、
がんばれば行けるんですね。
私もそう思ってました。昔は激ヤブだったと思いますが、他の山域同様、ヤブは衰えて来てるようですね。
ここは大して頑張らなくても大丈夫です。
まず奥土倉谷出合が分からなかったですが、土倉谷と25千図で書かれているところで二股になっているところですね。
その通りです。
やさしく脅される?脅してるわけではないでしょうが、受けとる側は脅されたように感じます。
まあ、これは言葉のアヤちゃんってヤツです。
なんだか随分凝った文章ですね。文学的です。
ありがとうございます。狙い通りです。
極楽尾根に心惹かれます
字面がいいでしょう~。昇天尾根とか、快感尾根とかではちょっと意味が違ってきそう。
>驚いたのは見たことのない大きなブナがあったことだ。積雪期には細いブナが2本立っているように見えたのだ
が、その2本は根元が繋がっており、幹周3mを超すような大ブナだったのである。いつもは雪の下で、この2本
の幹が同じ木だとは想像もしなかった。何度も登っている雪の土蔵岳も、季節が変われば新しい発見があるのだ。
面白い形をしてますね。
湖西の山でよく見るタイプのブナですね。
>いつもなら金糞岳の堂々とした姿を眺めながら雪原に腰を降ろす場面だ。
この辺りから見る金糞北尾根は心惹かれました
積雪期ならそうなんですが、あまりよく見えないんですよ。
たっぷり1時間半も休憩してから、時間も早いという感覚はすごい。未踏の地ではなかなかできません。
まあ、クセってヤツですか。
ここの雪の壁がすごく印象に残ってます。スノーシューでガシガシと雪面をけり込んで上がりました。
無雪期の状態が楽しみでしたが、よくその場所が特定できましたね。
みなさん印象的なようですね。結構上がるのに苦労しますもんね。
直角に右折するポイントなんですぐわかりますよ。
>闇下ギリギリのタイミングだろう。
もうちょっとランチ時間を縮めればと思うのですが、これが山日和流?
その通りです。
これは流されるのを避けるために外したんでしょうか。でもこんな橋があるということは
それなりに歩かれているということでしょか。
流されて対岸に行ってしまったのか。
ここは鉱山跡を巡るツアーなんかもやってますから、整備されてますね。
防水ならば当たり前ですが、確かに得した気分になるかも。
防水かどうかより、回収できたことが儲けたような気分でした。
山日和
Re: 【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
satoさん、どうもです。お疲れさまでした。
クマが多い山域ということは認識して訪れましたが、猟師さんの鉄砲に少し不安になりました。
気さくに話しかけてくださり、ワンちゃんも可愛く、くぅーんと甘えた声を出してくれたので安心しました。
こちらが行きたい方向と違ったので良かったですね。
朝の光を受けて、儚げに煌めくタカノツメの淡く透き通った黄色の葉に見入ったり、
対岸の金色に染まった山肌にうっとりしたりしながら歩いていると、何度も山日和さんとの距離が開いてしまい待たせてしまったような。
いやいや、すぐ後ろから追い立てられずに助かりましたよ。
ブナ林に入ると、まさに極楽尾根でしたね。(極楽尾根という言葉は山日和さんから教わりました)
極楽すぎてなかなか前に進めませんでした(笑)。三本のブナの巨木が現れた時は歓声をあげてしまいました。
「極楽尾根」。いい響きでしょう~
トチの巨木群との再会は不思議な感覚でした。
木々の葉の落ちきった広い谷はあけっぴろげで全容が見渡せ、記憶の谷の情景とは重なりませんでした。
裸の枝のトチの巨木は葉で覆われた時よりも、より存在感を放っていました。
前に来たことあるくせになんでわからんの~、 とは思ってても言えませんでした。
ここからしばらくはヤブっぽかったですね。860mの鞍部までの広い尾根は何故かここだけやたらと赤テープが多く、
うっとおしいといいながらも楽して辿っていましたね。
お掃除が大変でした。
雑然とした風景の先のブナ林は息を呑む素晴らしさでした。
初冬のブナ林は、一本の木の細い枝の先まではっきりと見え、
この一本一本のブナの木のいのちがあり山があるのだなぁと胸に迫ってくるものを感じました。
空に向かい無数の枝をのばすブナの木の、凛とした姿はほんとうに美しかったですね。
木の高さがはっきりとわかりますよね。新緑も黄葉もいいけど、裸のブナもまた違う味わいがあります。
土蔵岳山頂のブナの木にも驚きました。私は土蔵岳を知らなかったのだなぁと感じました。
こんな光景に遭遇すると、もっともっと山を知りたくなります。
ひとつのシーズンだけ歩いてその山を知ったような気になるなってことですね。
山日和さんとの山旅ではすっかりお昼のビールが定番となってしまいました。
もう12月、冷えるので止めようかなと思ったのですが、初冬の山を味わいながら飲めました。
最初の頃は一人で飲んでましたが、やっぱり乾杯できるのはいいもんです。
今回の山旅の楽しみの一つは猫ヶ洞でした。
私は猫がつく山の由来や伝承に興味があり、猫ヶ洞という名にも惹かれていました。
そうなんですか。猫又山や大猫山、猫岳、化猫山・・・いろいろありますね。
ねこちゃん(SHIGEKIさん、私もねこちゃんと呼んでいます)への道中のシャクナゲのヤブはねこの世界の要塞なのかもしれませんね。
シャクナゲの枝や幹は意外にしなやかで、ネマガリタケのヤブに比べたらまだ進みやすく、ほどほどの長さのヤブでしたら楽しいです。
「ほどほどの長さのヤブだったら楽しい・・・・」さすがとしか言いようがないですね。
雪の季節は雪庇が発達するので、右の谷によって雪壁をよじ登り尾根に出るのですね。(合っていますか?)
そして雪壁は「平凡な斜面」だったということを知りました。
わざわざ急なところを選んで登った・・・という噂もありますが。
雪のある無しでまったく違う世界になる好例ですね。
下りの尾根は微妙な枝分かれが何か所か有り、登り返しはしたくなかったのでコンパスと地図で先読みしながら慎重に下りましたね。
きれいに下れてうれしかったです。尾根の上部の炭焼き窯跡との出会いもうれしかったです。
あんなに標高の高い場所で炭を焼いていたのですね。
あの位置の窯跡にはびっくりしました。なんで水もないあんな場所で炭を焼く必要があったのか不思議です。
下りは珍しくミスコースもなく、うまく行きましたね。
味わい深い一日だったなぁと感慨に耽りながら、最後の谷歩き味わっていたら、
いきなり山日和さんがリュックを降ろしたのでどうしたのかしらと思いました。
スマホを落としたと。無事でなりよりでした。
最後の最後でミスを犯してしまいました。助かった~
いい山旅でした。ありがとうございました。
ホントにいい山でしたね。またよろしくです。
山日和
クマが多い山域ということは認識して訪れましたが、猟師さんの鉄砲に少し不安になりました。
気さくに話しかけてくださり、ワンちゃんも可愛く、くぅーんと甘えた声を出してくれたので安心しました。
こちらが行きたい方向と違ったので良かったですね。
朝の光を受けて、儚げに煌めくタカノツメの淡く透き通った黄色の葉に見入ったり、
対岸の金色に染まった山肌にうっとりしたりしながら歩いていると、何度も山日和さんとの距離が開いてしまい待たせてしまったような。
いやいや、すぐ後ろから追い立てられずに助かりましたよ。
ブナ林に入ると、まさに極楽尾根でしたね。(極楽尾根という言葉は山日和さんから教わりました)
極楽すぎてなかなか前に進めませんでした(笑)。三本のブナの巨木が現れた時は歓声をあげてしまいました。
「極楽尾根」。いい響きでしょう~
トチの巨木群との再会は不思議な感覚でした。
木々の葉の落ちきった広い谷はあけっぴろげで全容が見渡せ、記憶の谷の情景とは重なりませんでした。
裸の枝のトチの巨木は葉で覆われた時よりも、より存在感を放っていました。
前に来たことあるくせになんでわからんの~、 とは思ってても言えませんでした。
ここからしばらくはヤブっぽかったですね。860mの鞍部までの広い尾根は何故かここだけやたらと赤テープが多く、
うっとおしいといいながらも楽して辿っていましたね。
お掃除が大変でした。
雑然とした風景の先のブナ林は息を呑む素晴らしさでした。
初冬のブナ林は、一本の木の細い枝の先まではっきりと見え、
この一本一本のブナの木のいのちがあり山があるのだなぁと胸に迫ってくるものを感じました。
空に向かい無数の枝をのばすブナの木の、凛とした姿はほんとうに美しかったですね。
木の高さがはっきりとわかりますよね。新緑も黄葉もいいけど、裸のブナもまた違う味わいがあります。
土蔵岳山頂のブナの木にも驚きました。私は土蔵岳を知らなかったのだなぁと感じました。
こんな光景に遭遇すると、もっともっと山を知りたくなります。
ひとつのシーズンだけ歩いてその山を知ったような気になるなってことですね。
山日和さんとの山旅ではすっかりお昼のビールが定番となってしまいました。
もう12月、冷えるので止めようかなと思ったのですが、初冬の山を味わいながら飲めました。
最初の頃は一人で飲んでましたが、やっぱり乾杯できるのはいいもんです。
今回の山旅の楽しみの一つは猫ヶ洞でした。
私は猫がつく山の由来や伝承に興味があり、猫ヶ洞という名にも惹かれていました。
そうなんですか。猫又山や大猫山、猫岳、化猫山・・・いろいろありますね。
ねこちゃん(SHIGEKIさん、私もねこちゃんと呼んでいます)への道中のシャクナゲのヤブはねこの世界の要塞なのかもしれませんね。
シャクナゲの枝や幹は意外にしなやかで、ネマガリタケのヤブに比べたらまだ進みやすく、ほどほどの長さのヤブでしたら楽しいです。
「ほどほどの長さのヤブだったら楽しい・・・・」さすがとしか言いようがないですね。
雪の季節は雪庇が発達するので、右の谷によって雪壁をよじ登り尾根に出るのですね。(合っていますか?)
そして雪壁は「平凡な斜面」だったということを知りました。
わざわざ急なところを選んで登った・・・という噂もありますが。
雪のある無しでまったく違う世界になる好例ですね。
下りの尾根は微妙な枝分かれが何か所か有り、登り返しはしたくなかったのでコンパスと地図で先読みしながら慎重に下りましたね。
きれいに下れてうれしかったです。尾根の上部の炭焼き窯跡との出会いもうれしかったです。
あんなに標高の高い場所で炭を焼いていたのですね。
あの位置の窯跡にはびっくりしました。なんで水もないあんな場所で炭を焼く必要があったのか不思議です。
下りは珍しくミスコースもなく、うまく行きましたね。
味わい深い一日だったなぁと感慨に耽りながら、最後の谷歩き味わっていたら、
いきなり山日和さんがリュックを降ろしたのでどうしたのかしらと思いました。
スマホを落としたと。無事でなりよりでした。
最後の最後でミスを犯してしまいました。助かった~
いい山旅でした。ありがとうございました。
ホントにいい山でしたね。またよろしくです。
山日和
Re: 【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
山日和さん こんばんは
金居原のはずれから土倉谷出合方面へ分岐する旧国道には、
土倉鉱山跡を示す立派な標識ができていて驚いた。
すっかりメジャーなスポットになったようである。
そんな標識ができてるんですか。
市が建てたのかな。
ここも、ブナ清水のように観光地化していくのでしょうか。
そのうち、湖北のマチュピチュなんて言い出しそう。
用意をしていると、少し間をおいて車が2台やってきた。
ハンターだ。荷台には犬を乗せたケージを積んでいる
昔、この林道入口で出会ったハンターは、
軽トラに血まみれのイノシシ? を積んでましたね。
奥土倉谷の左岸尾根はこれまで積雪期に2回使っている。
最近得た情報では、無雪期でも十分歩けるらしい。
無雪期でも歩ける尾根なのですか。
明るい日差しは物理的な体感温度だけでなく、こころの中の温度も上げてくれる。
さらに、ふところも温まればなおよろし。(^^)
高度を上げると尾根は広がりを見せた。
これほど歩きやすくていいのだろうかと思うほどの極楽尾根だ。
林相も文句の付けようがない。
へーえ、そんなに歩きやすいとは意外ですね。
そのまま昇天してしまいそう?
今日はただ山に登るだけでなく、別の目的があった。
金居原のトチの巨木群の探訪である。
樹齢何百年という湖北のトチの巨木が伐採されてしまうという危機があった。
それを救ったのが、滋賀県や長浜市への働きかけとカンパによる資金集めで、
その巨木群を買い取ることに成功した環境保護団体だ。
この活動によって貴重なトチの巨木の森は伐採の危機から脱することができたのである。
いろいろあったんですね。
一番上のトチには「この木は嘉田由紀子(前滋賀県知事)が取得しており、
無断で伐採すると法的に罰せられる」旨のカードが付けられていた。
トチの木のオーナー制度みたい。
オーナーには毎年、ここのトチから収穫して作ったトチ餅が送られてくるとか。
実はこのカードは4年前にsatoさんが付けたものだと聞いて驚いた。
satoさんは、いろいろな活動をされているんですね。
元の尾根に登り返して、「登山」を続行する。
土倉谷出合から伸びる長い尾根との合流点はもうすぐだ。
最後までヤブなしで来てしまった。
最後までヤブなし! ってびっくり。
ところがその尾根と合流したとたんに下生えが林床を覆い始めた。
日当たりのいいブナ林でゆっくり休憩をという目論見は外れてしまった。
支尾根は極楽でも、主尾根はちゃんとヤブなんだ。
937m標高点のあたりは背の低い杉も出てきて、
お世辞にも雰囲気のいい場所とは言えない。
昔、「本日はここまで」と昼メシにした尾根合流点ですね。
ここから土蔵岳の山頂まで、ほぼブナの純林が続く。
何度も歩いている尾根だが、無雪期の風景は初めてだ。
真っ白な雪の上しか歩いたことのないブナ林の尾根を、
今日は落ち葉の絨毯を踏みしめながら、カサカサと音を立てて歩く。
冬とはまた違った風情を味わえますね。
このあたりは、下生えはないんですか。
最後の急登をこなせば1008mの土蔵岳山頂だ。
雪の時期でもとんでもなく高いところに付けられていた、
今はもうかすれて読めない山名標識が、今日はまた一段と高いところにある。
雪が積もってないと、さぞや高いことでしょう。
積雪期には細いブナが2本立っているように見えたのだが、
そんなこと、よく覚えてますね。
何度も登っている雪の土蔵岳も、季節が変われば新しい発見があるのだ。
そのとおりですね。
春夏秋冬、山はいろいろな顔を見せてくれます。
でも最近は春と秋が短くて、夏と冬だけしかなくなってきたような……
積雪期と違ってヤブっぽいのであまり落ち着かない山頂だが、
地肌の露出したわずかな空間に陣取った。
気温もそこそこ上がってきたようで、
用意してきた防寒装備もあまり出番がなく、ビールが美味い。
雪のときみたいに、どこにでも座れるというわけにはいかないので、
座れる場所があってよかったですね。
時間が早いので、予定通り猫ヶ洞へ向かう。もちろんこちらも無雪期は初見参だ。
この江美国境稜線上のブナ林の林床はササで覆われているが、
そこそこ明瞭な踏み跡があるのでなんの苦労もない。
これは、まあ想像どおりというところでしょうか。
唯一、次の小さなピークへの登りがシャクナゲジャングルとなっていた。
密度の薄そうなところを狙って突っ込む。
ここは積雪期には展望抜群の白いドームになっているピークだということを思い出した。
あのツルっぱげピークの雪の下は、
シャクナゲジャングルジムだったんですか。
下りにかかったところでジャングルを抜けて、稜線の左側面を目がけて落ちて行く。
あまりうまく行きすぎても面白くないので、このシャクナゲはいいスパイスだった。
スイスイ行ってもダメなのね。
天野ジャック氏発動中!
積雪期の猫ヶ洞の山頂直下はいつも雪の壁ができている。
雪壁に靴を蹴り込んで、ブナの木を抱きかかえるようにして這い上がるのが常なのだが、
雪のない時はどんな顔で迎えてくれるのだろうとsatoさんが楽しみにしていた。
結論から言うと、「えっ、ここ?」というような平凡な斜面だった。
とりたてて急な斜面でもなく段差もない。
あの雪壁は雪と風が作り出す季節限定の芸術作品なのだろう。
あそこの段差をよじ登るのに苦労したけど、
あれは冬季限定のアトラクションだったんですね。
猫ヶ洞の三角点は初めて見た。
標石は5センチぐらい頭を出しているだけで、ほとんど土の中に埋もれていた。
少し先の展望地はどんな感じなのだろう。少し気になったが時間が押している。
今からすんなり下れたとしても闇下ギリギリのタイミングだろう。
展望地までは行かずじまいですか。
だが好事魔多し。
林道手前で谷を渡るところに木橋が見えた。
喜んで近づいてみると、橋は流れの上に掛かっておらず、
対岸に投げ出すように置かれていた。これでは橋の役目は果たせない。
これではもう「橋」と呼べる代物ではないですね。
仕方なく流れに足を浸して渡渉しかけたところで、
ポーチからGPS専用のスマホが水中に落下してしまった。
おお、神様。
ワシ、山日和さんの新品のデジカメを、
うっかり川の流れに落としてしまったのを思い出したよ。
モジキ谷やったかな。
引き上げて操作してみると問題なく動作した。
さすが水中撮影もできる防水・防塵スマホである。
なんや、防水かいな。
何にも問題ないんやんか。
なにか儲かったような気分で、夕闇の迫る林道を急いだ。
あのデジカメは防水じゃなかったから、弁償でえらい損したからね。
ああ、いやなこと思い出してしまった。
防水スマホを水の中にぶち込んで儲かるんなら、
なんぼでもやったるで。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
金居原のはずれから土倉谷出合方面へ分岐する旧国道には、
土倉鉱山跡を示す立派な標識ができていて驚いた。
すっかりメジャーなスポットになったようである。
そんな標識ができてるんですか。
市が建てたのかな。
ここも、ブナ清水のように観光地化していくのでしょうか。
そのうち、湖北のマチュピチュなんて言い出しそう。
用意をしていると、少し間をおいて車が2台やってきた。
ハンターだ。荷台には犬を乗せたケージを積んでいる
昔、この林道入口で出会ったハンターは、
軽トラに血まみれのイノシシ? を積んでましたね。
奥土倉谷の左岸尾根はこれまで積雪期に2回使っている。
最近得た情報では、無雪期でも十分歩けるらしい。
無雪期でも歩ける尾根なのですか。
明るい日差しは物理的な体感温度だけでなく、こころの中の温度も上げてくれる。
さらに、ふところも温まればなおよろし。(^^)
高度を上げると尾根は広がりを見せた。
これほど歩きやすくていいのだろうかと思うほどの極楽尾根だ。
林相も文句の付けようがない。
へーえ、そんなに歩きやすいとは意外ですね。
そのまま昇天してしまいそう?
今日はただ山に登るだけでなく、別の目的があった。
金居原のトチの巨木群の探訪である。
樹齢何百年という湖北のトチの巨木が伐採されてしまうという危機があった。
それを救ったのが、滋賀県や長浜市への働きかけとカンパによる資金集めで、
その巨木群を買い取ることに成功した環境保護団体だ。
この活動によって貴重なトチの巨木の森は伐採の危機から脱することができたのである。
いろいろあったんですね。
一番上のトチには「この木は嘉田由紀子(前滋賀県知事)が取得しており、
無断で伐採すると法的に罰せられる」旨のカードが付けられていた。
トチの木のオーナー制度みたい。
オーナーには毎年、ここのトチから収穫して作ったトチ餅が送られてくるとか。
実はこのカードは4年前にsatoさんが付けたものだと聞いて驚いた。
satoさんは、いろいろな活動をされているんですね。
元の尾根に登り返して、「登山」を続行する。
土倉谷出合から伸びる長い尾根との合流点はもうすぐだ。
最後までヤブなしで来てしまった。
最後までヤブなし! ってびっくり。
ところがその尾根と合流したとたんに下生えが林床を覆い始めた。
日当たりのいいブナ林でゆっくり休憩をという目論見は外れてしまった。
支尾根は極楽でも、主尾根はちゃんとヤブなんだ。
937m標高点のあたりは背の低い杉も出てきて、
お世辞にも雰囲気のいい場所とは言えない。
昔、「本日はここまで」と昼メシにした尾根合流点ですね。
ここから土蔵岳の山頂まで、ほぼブナの純林が続く。
何度も歩いている尾根だが、無雪期の風景は初めてだ。
真っ白な雪の上しか歩いたことのないブナ林の尾根を、
今日は落ち葉の絨毯を踏みしめながら、カサカサと音を立てて歩く。
冬とはまた違った風情を味わえますね。
このあたりは、下生えはないんですか。
最後の急登をこなせば1008mの土蔵岳山頂だ。
雪の時期でもとんでもなく高いところに付けられていた、
今はもうかすれて読めない山名標識が、今日はまた一段と高いところにある。
雪が積もってないと、さぞや高いことでしょう。
積雪期には細いブナが2本立っているように見えたのだが、
そんなこと、よく覚えてますね。
何度も登っている雪の土蔵岳も、季節が変われば新しい発見があるのだ。
そのとおりですね。
春夏秋冬、山はいろいろな顔を見せてくれます。
でも最近は春と秋が短くて、夏と冬だけしかなくなってきたような……
積雪期と違ってヤブっぽいのであまり落ち着かない山頂だが、
地肌の露出したわずかな空間に陣取った。
気温もそこそこ上がってきたようで、
用意してきた防寒装備もあまり出番がなく、ビールが美味い。
雪のときみたいに、どこにでも座れるというわけにはいかないので、
座れる場所があってよかったですね。
時間が早いので、予定通り猫ヶ洞へ向かう。もちろんこちらも無雪期は初見参だ。
この江美国境稜線上のブナ林の林床はササで覆われているが、
そこそこ明瞭な踏み跡があるのでなんの苦労もない。
これは、まあ想像どおりというところでしょうか。
唯一、次の小さなピークへの登りがシャクナゲジャングルとなっていた。
密度の薄そうなところを狙って突っ込む。
ここは積雪期には展望抜群の白いドームになっているピークだということを思い出した。
あのツルっぱげピークの雪の下は、
シャクナゲジャングルジムだったんですか。
下りにかかったところでジャングルを抜けて、稜線の左側面を目がけて落ちて行く。
あまりうまく行きすぎても面白くないので、このシャクナゲはいいスパイスだった。
スイスイ行ってもダメなのね。
天野ジャック氏発動中!
積雪期の猫ヶ洞の山頂直下はいつも雪の壁ができている。
雪壁に靴を蹴り込んで、ブナの木を抱きかかえるようにして這い上がるのが常なのだが、
雪のない時はどんな顔で迎えてくれるのだろうとsatoさんが楽しみにしていた。
結論から言うと、「えっ、ここ?」というような平凡な斜面だった。
とりたてて急な斜面でもなく段差もない。
あの雪壁は雪と風が作り出す季節限定の芸術作品なのだろう。
あそこの段差をよじ登るのに苦労したけど、
あれは冬季限定のアトラクションだったんですね。
猫ヶ洞の三角点は初めて見た。
標石は5センチぐらい頭を出しているだけで、ほとんど土の中に埋もれていた。
少し先の展望地はどんな感じなのだろう。少し気になったが時間が押している。
今からすんなり下れたとしても闇下ギリギリのタイミングだろう。
展望地までは行かずじまいですか。
だが好事魔多し。
林道手前で谷を渡るところに木橋が見えた。
喜んで近づいてみると、橋は流れの上に掛かっておらず、
対岸に投げ出すように置かれていた。これでは橋の役目は果たせない。
これではもう「橋」と呼べる代物ではないですね。
仕方なく流れに足を浸して渡渉しかけたところで、
ポーチからGPS専用のスマホが水中に落下してしまった。
おお、神様。
ワシ、山日和さんの新品のデジカメを、
うっかり川の流れに落としてしまったのを思い出したよ。
モジキ谷やったかな。
引き上げて操作してみると問題なく動作した。
さすが水中撮影もできる防水・防塵スマホである。
なんや、防水かいな。
何にも問題ないんやんか。
なにか儲かったような気分で、夕闇の迫る林道を急いだ。
あのデジカメは防水じゃなかったから、弁償でえらい損したからね。
ああ、いやなこと思い出してしまった。
防水スマホを水の中にぶち込んで儲かるんなら、
なんぼでもやったるで。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
SHIGEKIさま 洞吹さま
こんばんは。
私は、ただ山が好きで、山が在り私が在るのだなぁと、感じているだけなのです。
山に救われてもきましたので、大好きな山の悲しみを感じると、胸に痛みを覚えます。
土倉のトチ巨木伐採の危機に瀕し、保全活動されている方々には頭が下がる思いでした。
私は、歩くことは出来ますので、皆さまのお気持ちである看板付けに行きました。
そう、高時川源流域のトチノキ巨木林とその保全活動、
流域の山村の暮らしと文化がまとめられた本があります。
『トチノキ巨木の森を守る』(工房 森のしずく)です。
著者の水田有夏志さんは,県の林業技術職員として勤め上げられ、
山に親しみ、里山保全活動もされている方です。
もし本に興味がお有りでしたら草川さんから送って頂きますので、PMでお知らせ下さい。
定価は1200円+税です。
sato
こんばんは。
私は、ただ山が好きで、山が在り私が在るのだなぁと、感じているだけなのです。
山に救われてもきましたので、大好きな山の悲しみを感じると、胸に痛みを覚えます。
土倉のトチ巨木伐採の危機に瀕し、保全活動されている方々には頭が下がる思いでした。
私は、歩くことは出来ますので、皆さまのお気持ちである看板付けに行きました。
そう、高時川源流域のトチノキ巨木林とその保全活動、
流域の山村の暮らしと文化がまとめられた本があります。
『トチノキ巨木の森を守る』(工房 森のしずく)です。
著者の水田有夏志さんは,県の林業技術職員として勤め上げられ、
山に親しみ、里山保全活動もされている方です。
もし本に興味がお有りでしたら草川さんから送って頂きますので、PMでお知らせ下さい。
定価は1200円+税です。
sato
Re: 【湖北】トチの巨木探訪と雪のない土蔵岳から猫ヶ洞を歩く
洞吹さん、どうもです。
そのうち、湖北のマチュピチュなんて言い出しそう。
SHIGEKIさんによると、もうすでに呼ばれてるようです。
昔、この林道入口で出会ったハンターは、
軽トラに血まみれのイノシシ? を積んでましたね。
クマですよ。大の字にのびてましたね。血の色が生々しかったです。
無雪期でも歩ける尾根なのですか。
そうらしいんですよ。
>明るい日差しは物理的な体感温度だけでなく、こころの中の温度も上げてくれる。
さらに、ふところも温まればなおよろし。(^^)
そうなると、晴れた日にしか行けません。
へーえ、そんなに歩きやすいとは意外ですね。
そのまま昇天してしまいそう?
そうなんです。悶絶昇天尾根でした。
トチの木のオーナー制度みたい。
オーナーには毎年、ここのトチから収穫して作ったトチ餅が送られてくるとか。
便宜上、知事が買い取った形にしたみたいですね。
satoさんは、いろいろな活動をされているんですね。
いろいろと言うか、これだけみたいですけど。
最後までヤブなし! ってびっくり。
でしょー。
支尾根は極楽でも、主尾根はちゃんとヤブなんだ。
ヤブはごく一部だけでした。
昔、「本日はここまで」と昼メシにした尾根合流点ですね。
そうそう。あの時はなんであそこで諦めたんでしたかね。
3回連続ここで敗退して、登頂したのは4度目の正直でした。
冬とはまた違った風情を味わえますね。
このあたりは、下生えはないんですか。
ないことはないんですが、障害にはなりませんでした。
>今はもうかすれて読めない山名標識が、今日はまた一段と高いところにある。
雪が積もってないと、さぞや高いことでしょう。
こんなに積もるのかとびっくりです。
>積雪期には細いブナが2本立っているように見えたのだが、
そんなこと、よく覚えてますね。
正確には「見えたはずなのだが」です・・・
>何度も登っている雪の土蔵岳も、季節が変われば新しい発見があるのだ。
そのとおりですね。
春夏秋冬、山はいろいろな顔を見せてくれます。
でも最近は春と秋が短くて、夏と冬だけしかなくなってきたような……
まあ、山ではそうでもないと思いますよ。
雪のときみたいに、どこにでも座れるというわけにはいかないので、
座れる場所があってよかったですね。
辛うじて座れました。
>この江美国境稜線上のブナ林の林床はササで覆われているが、
そこそこ明瞭な踏み跡があるのでなんの苦労もない。
これは、まあ想像どおりというところでしょうか。
予想通りでした。
あのツルっぱげピークの雪の下は、
シャクナゲジャングルジムだったんですか。
これは予想外でしたね。
>あまりうまく行きすぎても面白くないので、このシャクナゲはいいスパイスだった。
スイスイ行ってもダメなのね。
天野ジャック氏発動中!
satoさんも面白がってましたよ。なかなか骨があります。
あそこの段差をよじ登るのに苦労したけど、
あれは冬季限定のアトラクションだったんですね。
壁でもなんでもありませんでした。足だけで登れる斜面で拍子抜け。
展望地までは行かずじまいですか。
時間もなかったし、第一この時期に展望地かどうかわかりませんからね。
これではもう「橋」と呼べる代物ではないですね。
ハシにも棒にもかかりませんわ。
おお、神様。
ワシ、山日和さんの新品のデジカメを、
うっかり川の流れに落としてしまったのを思い出したよ。
モジキ谷やったかな。
忘れもしないレポ「モジキ谷の悲劇」。初めて買ったデジカメを2日目に水没させたショックは今でも鮮明に覚えてますよ。
しかしあの頃はたかだか130万画素しかないデジカメが29800円もして、わずか64メガ(64ギガじゃないよ)のメモリーカードが4800円もしてましたね。
なんや、防水かいな。
何にも問題ないんやんか。
まあね。でも手探りで川底をさらえるしかなかったんで、手に触れた時はうれしかったですよ。
あのデジカメは防水じゃなかったから、弁償でえらい損したからね。
ああ、いやなこと思い出してしまった。
防水スマホを水の中にぶち込んで儲かるんなら、
なんぼでもやったるで。
その節は心労をお掛けして申し訳ございませんでした。
もう結構です。
山日和
そのうち、湖北のマチュピチュなんて言い出しそう。
SHIGEKIさんによると、もうすでに呼ばれてるようです。
昔、この林道入口で出会ったハンターは、
軽トラに血まみれのイノシシ? を積んでましたね。
クマですよ。大の字にのびてましたね。血の色が生々しかったです。
無雪期でも歩ける尾根なのですか。
そうらしいんですよ。
>明るい日差しは物理的な体感温度だけでなく、こころの中の温度も上げてくれる。
さらに、ふところも温まればなおよろし。(^^)
そうなると、晴れた日にしか行けません。
へーえ、そんなに歩きやすいとは意外ですね。
そのまま昇天してしまいそう?
そうなんです。悶絶昇天尾根でした。
トチの木のオーナー制度みたい。
オーナーには毎年、ここのトチから収穫して作ったトチ餅が送られてくるとか。
便宜上、知事が買い取った形にしたみたいですね。
satoさんは、いろいろな活動をされているんですね。
いろいろと言うか、これだけみたいですけど。
最後までヤブなし! ってびっくり。
でしょー。
支尾根は極楽でも、主尾根はちゃんとヤブなんだ。
ヤブはごく一部だけでした。
昔、「本日はここまで」と昼メシにした尾根合流点ですね。
そうそう。あの時はなんであそこで諦めたんでしたかね。
3回連続ここで敗退して、登頂したのは4度目の正直でした。
冬とはまた違った風情を味わえますね。
このあたりは、下生えはないんですか。
ないことはないんですが、障害にはなりませんでした。
>今はもうかすれて読めない山名標識が、今日はまた一段と高いところにある。
雪が積もってないと、さぞや高いことでしょう。
こんなに積もるのかとびっくりです。
>積雪期には細いブナが2本立っているように見えたのだが、
そんなこと、よく覚えてますね。
正確には「見えたはずなのだが」です・・・
>何度も登っている雪の土蔵岳も、季節が変われば新しい発見があるのだ。
そのとおりですね。
春夏秋冬、山はいろいろな顔を見せてくれます。
でも最近は春と秋が短くて、夏と冬だけしかなくなってきたような……
まあ、山ではそうでもないと思いますよ。
雪のときみたいに、どこにでも座れるというわけにはいかないので、
座れる場所があってよかったですね。
辛うじて座れました。
>この江美国境稜線上のブナ林の林床はササで覆われているが、
そこそこ明瞭な踏み跡があるのでなんの苦労もない。
これは、まあ想像どおりというところでしょうか。
予想通りでした。
あのツルっぱげピークの雪の下は、
シャクナゲジャングルジムだったんですか。
これは予想外でしたね。
>あまりうまく行きすぎても面白くないので、このシャクナゲはいいスパイスだった。
スイスイ行ってもダメなのね。
天野ジャック氏発動中!
satoさんも面白がってましたよ。なかなか骨があります。
あそこの段差をよじ登るのに苦労したけど、
あれは冬季限定のアトラクションだったんですね。
壁でもなんでもありませんでした。足だけで登れる斜面で拍子抜け。
展望地までは行かずじまいですか。
時間もなかったし、第一この時期に展望地かどうかわかりませんからね。
これではもう「橋」と呼べる代物ではないですね。
ハシにも棒にもかかりませんわ。
おお、神様。
ワシ、山日和さんの新品のデジカメを、
うっかり川の流れに落としてしまったのを思い出したよ。
モジキ谷やったかな。
忘れもしないレポ「モジキ谷の悲劇」。初めて買ったデジカメを2日目に水没させたショックは今でも鮮明に覚えてますよ。
しかしあの頃はたかだか130万画素しかないデジカメが29800円もして、わずか64メガ(64ギガじゃないよ)のメモリーカードが4800円もしてましたね。
なんや、防水かいな。
何にも問題ないんやんか。
まあね。でも手探りで川底をさらえるしかなかったんで、手に触れた時はうれしかったですよ。
あのデジカメは防水じゃなかったから、弁償でえらい損したからね。
ああ、いやなこと思い出してしまった。
防水スマホを水の中にぶち込んで儲かるんなら、
なんぼでもやったるで。
その節は心労をお掛けして申し訳ございませんでした。
もう結構です。
山日和