【鈴鹿】秋の初めのイブネ参りはロングでした。

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Kasaya
記事: 925
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

【鈴鹿】秋の初めのイブネ参りはロングでした。

投稿記事 by Kasaya »

【日 付】2019年9月14(土)
【山 域】鈴鹿
【天 候】晴
【メンバ】副館長、kasaya
【コース】
朝明7:05---8:08中峠---8:30大瀞---9:51ワサビ峠---10:59銚子---11:55イブネ---13:16コクイ谷出合
---14:33キノコ岩---15:00ブナ清水---16:10朝明
今日は久しぶりに鈴鹿の山歩き。朝明に向かって車を走らせていると前を副館長の赤い車が走っているのが見える。約束の時間にちょうど二人そろって朝明に到着だ。副館長が係の人に山が荒れていないかと聞くと、鈴鹿の山は大丈夫との答え。各地で色々山崩れもあったようだがとりあえずはよさそう。
  さあ出発。暑いかなと思っていたがこの時間ではまだ涼しく感じる。山側の空も青いしいい感じで歩けそう。今日は副館長がまだ歩いたことがないというオゾ谷経由でイブネに向かうので最短コースの中峠経由で行く。でもこの峠道は少し歩く人が少ないのか道が時々不明瞭になる。アケボノ滝に着く前にも古い林道に導かれ道を外してしまった。分かりにくいなあ。
 アケボノ滝でしばし休頚。ここの滝は落差があるが水量は極めて少ない。そこをいつもより若干多めに水が落ちてくるがやはりちょっと迫力が少ないか。しばらく話し込んでいたら団体がやってきたので入れ替わるように腰を上げる。この後も少し不明瞭な道を行けばやがて中峠に到着。今日は滋賀県側に青空が広がり名古屋方面がどんよりと曇った感じだ。これはどんどん青空が広がるということだろう。休憩をしようかとも思ったがさして疲れているわけでもなくそのまま素通りして大瀞に向かう。こちらも道が不明瞭だがそれでも、中峠に至る道よりは幾分かましな感じ。どんどん歩いていけば直に大瀞に到着である。
  今日の愛知川の水量はどうかと思ってみると、それほど多いわけではないが靴を履いたままの渡渉は少し難しい。靴を抜いて渡ろうということになる。靴をザックに括りつけ普段は持たないストックでバランスを取りながら進んで行くと後ろでアッと声がした。振り向けば副館長が倒れている。半身ずぶぬれ。自分が渡渉中でなければいい写真が撮れたのに残念だ。
 何とか渡渉を終えて大瀞の鉄橋を見ると、また傾きがひどくなっている。これ直さないんかね。直すメリットがなければ直さんでしょう。そんなお金が有ったら他に回せと役所は言われるだろうなあなどと話をする。しかし実際この橋はなんでかけたのだろう。観光用ではないとするとやはり山の暮らしに必要だったのかなあ
 愛知川から左岸の道に入りオゾ谷まで歩くが此処でも道を外す。夏場は歩く人が少ないのかどうも道が不明瞭。それでも川沿いなのでかまわず行けばオゾ谷到着である。オゾ谷は歩きやすい谷だが左岸につけられている道に入らないと少々難儀する。そんなことを副館長に話しながら歩いていくと、いい道でないのと副館長が言う。もっと藪藪の道を想像していたらしい。私はいい道しか歩かないのに。
 谷は昔の鉱山跡地の釜を過ぎワサビ峠が近づくと急に傾斜を増す。そこには虎ロープが張ってあり、それを頼りに何とかワサビ峠に這い上がる。ヤレヤレだ。峠では吹く風が気持ちいい。さてここからはクラシ北尾根。ちょっとした痩せ尾根であるが今まで何度となく通ったところで何の問題もない。アップダウンも多少あるがそれほど苦労することもなく登っていくとクラシが近い。そして急速に植生が変わりブナの広がる林になる。足元も柔らかそうな草地が広がる。この変化がいつもすごく不思議。クラシの頂は展望もなく面白みもないが此処のブナの広がる尾根は好きだなあ。
  クラシのピークはとりあえず寄ってみたがすぐに引き返し反時計回りに銚子に向かう。いつものランチ場である。ただ風が少し強い。少し下がって熊の戸平の平地でランチにすることを提案する。場所は草地の広がる平らな場所で以前テント泊をしたところ。まだ少し風もあるが良しとしよう。
 ランチ後は熊の戸平の中を流れる水流を少し追いかけた後イブネに向かって登とり始める。人が通ったところは土が露出しているがそうでないところはコケが一杯だ。まるで日本庭園の様。こんなにコケがあったかなあ。笹が絶滅しコケが新たに出てきたのではないかと思わせるが実際はどうなんだろう。
 イブネにあがると結構風が強い。とりあえず道に沿って進んで行くと風を避けて木陰で食事をしている人がいた。道のすぐ脇だったのでびっくりしたが、考えてみればイブネであったのはこの人だけ。人気のイブネの割に今日は人が少ない。まだ暑さを敬遠しているのだろうか。
 イブネからは杉峠に行かず佐目峠から谷を下りる。ちょっとしたショートカットだが赤テープもところどころあり普通に歩いていけば直に小学校跡地の標識のある処に出た。ヤレヤレ。ここからはコクイ谷出合いまで普通に歩けるはずだったが、途中でまた道を見失う。今日のルートは一般路のはずだがどうもはっきりしないところが多い。夏の間は歩く人が少ないということだろうか。道を見失うといっても行くべき方向は分かっているので適当に進んで行けばまともな道に出会い、そのまま川に飛び出した。
ここでちょっと一息入れ今後のコースを打ち合わせる。当初予定はキノコ岩に登り返してブナ清水でお茶をしようということだったが、ほんとに行くかどうかだ。しんどかったら止めようという気持ちと計画完遂の気持ちが混ざっている。まあ行けたら行こうと進んで行く。そしてコクイ谷を越えてキノコ岩に取り付く尾根の末端までやってきた。副館長は体力に余裕があるのでいつもこんな時は止めようなどとは言わない。結局登ることになる。彼と二人の時はこうしていつも距離が延びる。歳をとったら適当に言い訳を付けて登らなくなるのだろうなあなどといいつつ、登っていく。朝は涼しかった山だが、この頃は青空が全体に広がり気温もかなり上がってきたようで非常に暑い。時折吹く風がすごく気持ちいい。フ-フー言いつつも何とか道に出る。
ここからは急な登りもなくなるはず。キノコ岩まで行けば後は下りである。そう思って頑張ればやがてキノコ岩到着。空身で岩に登ると晴れわたった空と登ってきた山々が見えてきた。見なれた景色ではあるがやはりいいものだ。
後はブナ清水でお茶をして帰ろう。ブナ清水はここから直下である。登山道を行かずに、ここから降りる手もあったが藪を警戒しやはり登山道を選択する。何度となく通ったブナ清水への道。ここはますます整備されてきたようで迷うところもなく到着。ブナ清水はいつもよりちょっと水量が多いかなといった感じである。新鮮な水を汲みお湯を沸かしてコーヒータイムだ。そう言えばいいところといいつつ、ここでのテント泊は経験がない。朝明から近すぎるのが原因か。以前たまたま通さんに出会ったらここでテント泊だといっていたことがあった。一度ぐらいやってみてもいいなあと思う。
ティータイムが終わったらあとは帰るだけ。結構な速さで降りていくと一時間もかからずに朝明着だ。副館長の万歩計は3万歩を越えたらしい。水平移動も結構あったから距離も稼いだようだ。暑さもほどほどのなか、しっかり歩くことができて充実の一日となった。
Kasaya
*今回はカメラの調子が悪く写真は添付していません。
副館長
記事: 240
登録日時: 2013年2月11日(月) 16:26

Re: 【鈴鹿】秋の初めのイブネ参りはロングでした。

投稿記事 by 副館長 »

kasayaさん、近くで便利なところで、とても面白い登山に連れて行っていただき、ありがとうございました。
この季節、ましてや猛暑の中、鈴鹿に行こうなんて、どうなんだ?と思いましたが、当日はそれほどの暑さでもなく、寸前までの暑さのせいか人も少なく、とてもいい登山でした。
いや、これこそ、登山というより、山歩きというべきですね。
これと言った目的地があったわけではなく、しいて言えばイブネということかもしれませんが、頂上で達成感があるわけでもなく、色々な所をうろつくことが面白かったです。
まさに、鈴鹿の核心部というべきところでしょう。
家から近いので、ロングも気になりませんでした。でもこの長さはメンバーを選びますね。
また、よろしくお願いします。
Kasaya
記事: 925
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】秋の初めのイブネ参りはロングでした。

投稿記事 by Kasaya »

副館長さん 土曜日はお疲れさんでした。

近くで便利なところで、とても面白い登山に連れて行っていただき、ありがとうございました。
この季節、ましてや猛暑の中、鈴鹿に行こうなんて、どうなんだ?と思いましたが、当日はそれほどの暑さでもなく、寸前までの暑さのせいか人も少なく、とてもいい登山でした。

久しぶりに鈴鹿もいいかなと思って選択しました。暑くなくて良かったです。

いや、これこそ、登山というより、山歩きというべきですね。
山登りと違うの?。

これと言った目的地があったわけではなく、しいて言えばイブネということかもしれませんが、頂上で達成感があるわけでもなく、色々な所をうろつくことが面白かったです。
確かに一つの山を狙っているわけでなく、色々なところを見て回ることを主眼にしていたのですが、
鈴鹿ではそんな歩き方が自分としては好きですね。

まさに、鈴鹿の核心部というべきところでしょう。
谷尻まで行けば核心部と言えるかなと思いますが、そこまでは行けませんでした。

家から近いので、ロングも気になりませんでした。でもこの長さはメンバーを選びますね。
頂上らしい頂上にはいかないので、そういう山歩きが楽しめる人でないとちょっと違うかなあと思われるかも

また、よろしくお願いします
またお付き合いください。
kasaya
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】秋の初めのイブネ参りはロングでした。

投稿記事 by 山日和 »

kasayaさん、こんばんは。

【コース】
朝明7:05---8:08中峠---8:30大瀞---9:51ワサビ峠---10:59銚子---11:55イブネ---13:16コクイ谷出合---14:33キノコ岩---15:00ブナ清水---16:10朝明

私が4年ほど前に辿ったのと同じコースですね。 :D

 今日の愛知川の水量はどうかと思ってみると、それほど多いわけではないが靴を履いたままの渡渉は少し難しい。靴を抜いて渡ろうということになる。靴をザックに括りつけ普段は持たないストックでバランスを取りながら進んで行くと後ろでアッと声がした。振り向けば副館長が倒れている。半身ずぶぬれ。自分が渡渉中でなければいい写真が撮れたのに残念だ。

それは残念!! :mrgreen:  裸足で渡渉するのは意外にバランスが取りづらいものです。

 しかし実際この橋はなんでかけたのだろう。観光用ではないとするとやはり山の暮らしに必要だったのかなあ

登山用でしかないでしょう。滋賀県だから朝明の観光協会も手を出せないのでは?

 オゾ谷は歩きやすい谷だが左岸につけられている道に入らないと少々難儀する。そんなことを副館長に話しながら歩いていくと、いい道でないのと副館長が言う。もっと藪藪の道を想像していたらしい。私はいい道しか歩かないのに。

副館長はすっかりやぶこぎ慣れしたようでご同慶の至りです。 :lol:

 さてここからはクラシ北尾根。ちょっとした痩せ尾根であるが今まで何度となく通ったところで何の問題もない。アップダウンも多少あるがそれほど苦労することもなく登っていくとクラシが近い。そして急速に植生が変わりブナの広がる林になる。足元も柔らかそうな草地が広がる。この変化がいつもすごく不思議。クラシの頂は展望もなく面白みもないが此処のブナの広がる尾根は好きだなあ。

クラシ北尾根は退屈しない楽しい尾根ですね。山頂手前のブナ林もなかなかいいです。
シャクナゲの繁るヤセ尾根から落ち着いたブナ林に変わる瞬間がいいですね。

クラシのピークはとりあえず寄ってみたがすぐに引き返し反時計回りに銚子に向かう。いつものランチ場である。ただ風が少し強い。少し下がって熊の戸平の平地でランチにすることを提案する。場所は草地の広がる平らな場所で以前テント泊をしたところ。まだ少し風もあるが良しとしよう。

風のある時は絶好のランチ場を提供してくれますね。

人が通ったところは土が露出しているがそうでないところはコケが一杯だ。まるで日本庭園の様。こんなにコケがあったかなあ。笹が絶滅しコケが新たに出てきたのではないかと思わせるが実際はどうなんだろう。

その通りなんでしょうね。このコケはコケで独特の景観を作り出してますね。

 イブネからは杉峠に行かず佐目峠から谷を下りる。ちょっとしたショートカットだが赤テープもところどころあり普通に歩いていけば直に小学校跡地の標識のある処に出た。

上重谷ですね。ここは傾斜も緩くて歩きやすい谷です。

副館長は体力に余裕があるのでいつもこんな時は止めようなどとは言わない。結局登ることになる。彼と二人の時はこうしていつも距離が延びる。

副館長はいつもkasayaさんが速過ぎて苦労するとFBに書いてますが。 :mrgreen:

ブナ清水はここから直下である。登山道を行かずに、ここから降りる手もあったが藪を警戒しやはり登山道を選択する。

ヤブの心配はありませんが、地形が複雑でブナ清水にピンポイントは結構難度が高いのでは?

ブナ清水はいつもよりちょっと水量が多いかなといった感じである。新鮮な水を汲みお湯を沸かしてコーヒータイムだ。そう言えばいいところといいつつ、ここでのテント泊は経験がない。朝明から近すぎるのが原因か。

人さえいなければ鈴鹿でも5本の指に入るいいところでしょうね。
ここでのテント泊は70歳を超えてからかな。 :D

                山日和
Kasaya
記事: 925
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】秋の初めのイブネ参りはロングでした。

投稿記事 by Kasaya »

山日和さんこんばんは。

私が4年ほど前に辿ったのと同じコースですね。
久しぶりにオゾ谷経由でイブネに行きましたが、同じようなルートは何度も歩いています。
じっくり歩くにはいいコースだなと思ってます。頂上らしいところを歩かないのでちょっと渋めの山行になりますが。

それは残念!!  裸足で渡渉するのは意外にバランスが取りづらいものです。
水の中の石も結構滑っていたのでそれに足を取られたのでしょう。

登山用でしかないでしょう。滋賀県だから朝明の観光協会も手を出せないのでは?
炭焼き用かなと思ってましたが。

副館長はすっかりやぶこぎ慣れしたようでご同慶の至りです。
もともとワンゲルなので平気なはずです。

クラシ北尾根は退屈しない楽しい尾根ですね。山頂手前のブナ林もなかなかいいです。
シャクナゲの繁るヤセ尾根から落ち着いたブナ林に変わる瞬間がいいですね。
この瞬間がいいなあと今回改めて思いました。

風のある時は絶好のランチ場を提供してくれますね。
風を遮ってくれるいい場所です。この熊の戸平の窪地は面白い。熊笹で覆われていた時のここに来てみたかった。

その通りなんでしょうね。このコケはコケで独特の景観を作り出してますね。
御池もずいぶんコケが増えています。だんだん変わっていくのでしょう。

上重谷ですね。ここは傾斜も緩くて歩きやすい谷です。
上重谷というのですか。初めて知りました。最近は佐目峠から杉峠の頭を経由せず、この谷を使ってショットカットしています。

副館長はいつもkasayaさんが速過ぎて苦労するとFBに書いてますが。
いつも彼はぴったり後ろをついてきます。しんどそうな顔は見たことがありません。余裕ありすぎです。

ヤブの心配はありませんが、地形が複雑でブナ清水にピンポイントは結構難度が高いのでは?
行けそうに思いますが。今度やってみようかな

人さえいなければ鈴鹿でも5本の指に入るいいところでしょうね。
ここでのテント泊は70歳を超えてからかな。

あらま!ここでのテント泊だけを目指すならそれもありかな。
でも70才でテントを担げるかどうか。思いついたときにやっておいた方がいいかななどと思ってます。

kasaya
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