【日 付】2019年4月13日(土)
【山 域】江若国境 百里ヶ岳周辺
【天 候】晴れ
【コース】上根来8:22---10:09 P820m10:27---10:54おにゅう峠---11:13根来坂峠---12:16百里ヶ岳14:00----
14:40木地山峠14:55---15:15桜谷山---15:50尾根分岐---16:32上根来
以前、小栗から百里ヶ岳へ周回した時に下山に使った尾根から見た隣の尾根が魅力的だった。
「隣の芝生は青い」とは良く言う言葉だが、隣の尾根の実態はどうたろうか。唯一の懸念は尾根の末端が遠敷
(おにゅう)川に落ちており、車道ははるか高みを走っていることだ。とにかく行ってみるしかないだろう。
遠敷川最上流の集落である上根来(ねごり)はひっそりと静まりかえっていた。それもそのはず、何軒か残って
いる民家はもう無住になって久しい。それでも荒れ果てた感がないのは元の住人が年に何回か手入れに帰ってき
ており、上根来プロジェクトというNPOがそれを支えているようだ。
真新しい案内看板や整備された休憩所もある。人が去って朽ちて行く集落をみるのは悲しいものだが、こうやっ
て生かしていく道もあるのだなと思う。
上根来の集落はかなり高いところにある。さて、どこから川に下りるか。
案ずるより産むが易しで、駐車地の先に農地跡のような広場があり、見事な枝振りのサクラが今を盛りと咲き誇
っていた。これは幸先のいいスタートである。家で調べてみると、この農地跡は棚田の跡のようだった。
ここから少し下れば簡単に川床に着地。懸案の渡渉も水量少なく、3~4歩走って渡れば靴に浸水することもなか
った。
尾根の末端は植林だがはっきりした踏み跡がある。その植林もすぐに切れて、その後は稜線まで自然林が続い
た。この尾根の最大の美点は下生えがまったくないことである。なんの障害もなく気持ちよく歩いて行ける尾根
は、600mを超えて傾斜が緩むと予想以上の展開を見せた。ゆったりと広がる尾根は心地良い感覚で雑木の並ぶ
疎林の台地状となった。まるで小栗の山頂をタテに数百メートル引き延ばしたよう場所が延々と続くのである。
隣の芝生は確かに青かった。この近隣の尾根の中でもベストと言えるだろう。
ただ一つだけ物足りないものがあるとすれば、700mを超えるまでブナが現われないことだろうか。そこまでの
疎林はナラ系の雑木林が主体で、これも小栗と似ているところだ。
700mを超えて尾根が細くなるあたりからブナ林に変わる。取付きから小浜市とおおい町の境である820mピー
クまで、まったくの極楽尾根だった。自分の見立てが間違っていなかったことにひとりほくそ笑む。
ここから少し東進すれば車道の通る江若国境のおにゅう峠だ。福井県側に遠敷川、滋賀県側に小入(おにゅう)
谷という字が違えど同じ読み方の谷の源頭に位置する峠である。どちらも立てるためにひらがな表記にしたのだ
ろうか。峠には数人のサイクリストと単独のライダー、車も1台止まっていた。
福井県側はまだ雪が残って通れないようだ。
もうひとつの峠である根来坂峠に向かう。ここは数ある鯖街道の中でも一番最短距離で小浜と京都を結ぶ峠で
ある。この峠のシンボルであるブナの古木は、4年前に来た時にはすでに枯れて哀れな姿を見せていたが、今日
は峠の往来を見守ってきたお地蔵さんの祠まで完全に倒壊していたのには驚いた。早く元の姿に戻してあげてほ
しいものだ。
百里ヶ岳の山頂にはところどころ雪が残っていた。ビールを冷やすには持ってこいである。
先週に続いて抜けるような青空の下で至福のランチタイムを楽しむ。不思議なことにこれほど天気のいい土曜日
にひとりの登山者も見かけない。まあ、静かなことはいいことだ。
ビールを飲んでひっくり返っていると、何やらしゃべりながら登山者が上がってきた。パーティーかと思ったら、
無線機を相手にしゃべっているようだ。それを機に店仕舞いして木地山峠へ向かう。
峠からそのまま上根来へ下りてしまおうかとも思ったが、もうひとつのミッションがあるので桜谷山へ登り返
す。桜谷山から見る比良山系にはまだ白いものが残っていたが、後で聞くと前日に少し降ったようだ。
桜谷山から小栗への稜線は安定のブナ林。幾度も通っているので新鮮な発見はないが安心して歩くことができ
る。ここで小栗方面から2人連れが現われて驚いた。3時半を過ぎたこの時間に桜谷山へ向かって登っているとは
どういうタイムスケジュールなのだろう。
もうひとつのミッションは小栗の手前から上根来へ伸びる尾根を辿ることだった。しかしこちらは大して面白
くない平凡な尾根だった。分岐点には「上根来」を差す立派な標識があるが倒れてしまっていた。
道はそれなりに整備され、要所にはさきほどと同じ立派な標識がある。これは上根来プロジェクトの一環として
の事業のようだ。難なく上根来最上部の民家跡に下り立つと満開のミツマタが迎えてくれた。
山日和
【江若国境】桜満開の上根来から百里ヶ岳へ
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
Re: 【江若国境】桜満開の上根来から百里ヶ岳へ
山日和さん、こんばんは
遠敷川最上流の集落である上根来(ねごり)はひっそりと静まりかえっていた。それもそのはず、何軒か残って
いる民家はもう無住になって久しい。それでも荒れ果てた感がないのは元の住人が年に何回か手入れに帰ってき
ており、上根来プロジェクトというNPOがそれを支えているようだ。
真新しい案内看板や整備された休憩所もある。人が去って朽ちて行く集落をみるのは悲しいものだが、こうやっ
て生かしていく道もあるのだなと思う。
NPOさま様ですね
上根来の集落はかなり高いところにある。さて、どこから川に下りるか。
案ずるより産むが易しで、駐車地の先に農地跡のような広場があり、見事な枝振りのサクラが今を盛りと咲き誇
っていた。これは幸先のいいスタートである。
桜鑑賞にはジャストタイミング!
尾根の末端は植林だがはっきりした踏み跡がある。その植林もすぐに切れて、その後は稜線まで自然林が続い
た。この尾根の最大の美点は下生えがまったくないことである。なんの障害もなく気持ちよく歩いて行ける尾根
は、600mを超えて傾斜が緩むと予想以上の展開を見せた。ゆったりと広がる尾根は心地良い感覚で雑木の並ぶ
疎林の台地状となった。まるで小栗の山頂をタテに数百メートル引き延ばしたよう場所が延々と続くのである。
ヤブ道でもヤブのない道ならルンルン気分ですね
隣の芝生は確かに青かった。この近隣の尾根の中でもベストと言えるだろう。
ただ一つだけ物足りないものがあるとすれば、700mを超えるまでブナが現われないことだろうか。そこまでの
疎林はナラ系の雑木林が主体で、これも小栗と似ているところだ。
ブナが多いのは1000m越えた頃からでは?
百里ヶ岳の山頂にはところどころ雪が残っていた。ビールを冷やすには持ってこいである。
先週に続いて抜けるような青空の下で至福のランチタイムを楽しむ。不思議なことにこれほど天気のいい土曜日
にひとりの登山者も見かけない。まあ、静かなことはいいことだ。
贅沢なひと時ですね。私はこの山は未踏です。
桜谷山から見る比良山系にはまだ白いものが残っていたが、後で聞くと前日に少し降ったようだ。
桜谷山から小栗への稜線は安定のブナ林。幾度も通っているので新鮮な発見はないが安心して歩くことができ
る。ここで小栗方面から2人連れが現われて驚いた。3時半を過ぎたこの時間に桜谷山へ向かって登っているとはどういうタイムスケジュールなのだろう。
テントも持たずにですか?
道はそれなりに整備され、要所にはさきほどと同じ立派な標識がある。これは上根来プロジェクトの一環として
の事業のようだ。難なく上根来最上部の民家跡に下り立つと満開のミツマタが迎えてくれた。
登りは桜の見送りがあって、下山ではミツマタのお迎えがあった訳ですね。
宮指路+4
遠敷川最上流の集落である上根来(ねごり)はひっそりと静まりかえっていた。それもそのはず、何軒か残って
いる民家はもう無住になって久しい。それでも荒れ果てた感がないのは元の住人が年に何回か手入れに帰ってき
ており、上根来プロジェクトというNPOがそれを支えているようだ。
真新しい案内看板や整備された休憩所もある。人が去って朽ちて行く集落をみるのは悲しいものだが、こうやっ
て生かしていく道もあるのだなと思う。
NPOさま様ですね
上根来の集落はかなり高いところにある。さて、どこから川に下りるか。
案ずるより産むが易しで、駐車地の先に農地跡のような広場があり、見事な枝振りのサクラが今を盛りと咲き誇
っていた。これは幸先のいいスタートである。
桜鑑賞にはジャストタイミング!
尾根の末端は植林だがはっきりした踏み跡がある。その植林もすぐに切れて、その後は稜線まで自然林が続い
た。この尾根の最大の美点は下生えがまったくないことである。なんの障害もなく気持ちよく歩いて行ける尾根
は、600mを超えて傾斜が緩むと予想以上の展開を見せた。ゆったりと広がる尾根は心地良い感覚で雑木の並ぶ
疎林の台地状となった。まるで小栗の山頂をタテに数百メートル引き延ばしたよう場所が延々と続くのである。
ヤブ道でもヤブのない道ならルンルン気分ですね
隣の芝生は確かに青かった。この近隣の尾根の中でもベストと言えるだろう。
ただ一つだけ物足りないものがあるとすれば、700mを超えるまでブナが現われないことだろうか。そこまでの
疎林はナラ系の雑木林が主体で、これも小栗と似ているところだ。
ブナが多いのは1000m越えた頃からでは?
百里ヶ岳の山頂にはところどころ雪が残っていた。ビールを冷やすには持ってこいである。
先週に続いて抜けるような青空の下で至福のランチタイムを楽しむ。不思議なことにこれほど天気のいい土曜日
にひとりの登山者も見かけない。まあ、静かなことはいいことだ。
贅沢なひと時ですね。私はこの山は未踏です。
桜谷山から見る比良山系にはまだ白いものが残っていたが、後で聞くと前日に少し降ったようだ。
桜谷山から小栗への稜線は安定のブナ林。幾度も通っているので新鮮な発見はないが安心して歩くことができ
る。ここで小栗方面から2人連れが現われて驚いた。3時半を過ぎたこの時間に桜谷山へ向かって登っているとはどういうタイムスケジュールなのだろう。
テントも持たずにですか?
道はそれなりに整備され、要所にはさきほどと同じ立派な標識がある。これは上根来プロジェクトの一環として
の事業のようだ。難なく上根来最上部の民家跡に下り立つと満開のミツマタが迎えてくれた。
登りは桜の見送りがあって、下山ではミツマタのお迎えがあった訳ですね。
宮指路+4
Re: 【江若国境】桜満開の上根来から百里ヶ岳へ
宮指路さん、どうもです。
NPOさま様ですね
ああいう人達がいなければそのまま朽ちて行ってしまうところも多いのでしょうね。
桜鑑賞にはジャストタイミング!
下界ではもう終盤ですが、標高300mぐらいのここではドンピシャでした。
ヤブ道でもヤブのない道ならルンルン気分ですね
ヤブのないヤブ道とはこれ如何に?
ブナが多いのは1000m越えた頃からでは?
いえいえ、このあたりの山域では400mぐらいからブナが現われ出します。
700~900mの野坂山地の山々はブナだらけですよ。
贅沢なひと時ですね。私はこの山は未踏です。
三重県からだとちょっと来にくいかもしれませんね。
>ここで小栗方面から2人連れが現われて驚いた。3時半を過ぎたこの時間に桜谷山へ向かって
登っているとはどういうタイムスケジュールなのだろう。
テントも持たずにですか?
軽装でした。桜谷山から1時間半もあれば上根来へ下れるので闇下の心配はないでしょう。
登りは桜の見送りがあって、下山ではミツマタのお迎えがあった訳ですね。
予想もしていなかったのでうれしい出会いでした。
宮指路+4
+4ってのはどういう意味です?
山日和
NPOさま様ですね
ああいう人達がいなければそのまま朽ちて行ってしまうところも多いのでしょうね。
桜鑑賞にはジャストタイミング!
下界ではもう終盤ですが、標高300mぐらいのここではドンピシャでした。
ヤブ道でもヤブのない道ならルンルン気分ですね
ヤブのないヤブ道とはこれ如何に?
ブナが多いのは1000m越えた頃からでは?
いえいえ、このあたりの山域では400mぐらいからブナが現われ出します。
700~900mの野坂山地の山々はブナだらけですよ。
贅沢なひと時ですね。私はこの山は未踏です。
三重県からだとちょっと来にくいかもしれませんね。
>ここで小栗方面から2人連れが現われて驚いた。3時半を過ぎたこの時間に桜谷山へ向かって
登っているとはどういうタイムスケジュールなのだろう。
テントも持たずにですか?
軽装でした。桜谷山から1時間半もあれば上根来へ下れるので闇下の心配はないでしょう。
登りは桜の見送りがあって、下山ではミツマタのお迎えがあった訳ですね。
予想もしていなかったのでうれしい出会いでした。
宮指路+4
+4ってのはどういう意味です?
山日和
Re: 【江若国境】桜満開の上根来から百里ヶ岳へ
山日和さん こんばんは
以前、小栗から百里ヶ岳へ周回した時に下山に使った尾根から見た隣の尾根が魅力的だった。
「隣の芝生は青い」とは良く言う言葉だが、隣の尾根の実態はどうたろうか。
唯一の懸念は尾根の末端が遠敷(おにゅう)川に落ちており、
車道ははるか高みを走っていることだ。とにかく行ってみるしかないだろう。
おにゅう峠から遠敷端の高に向かう途中の、820mPから北に下っている尾根ですね。
以前820mPを通ったとき、よさそうな尾根だなあと思ってました。
一度歩いてみたいと思いつつも、
尾根末端の渡渉可否が不明なので、行かずじまいになってましたが。
上根来の集落はかなり高いところにある。さて、どこから川に下りるか。
案ずるより産むが易しで、駐車地の先に農地跡のような広場があり、
見事な枝振りのサクラが今を盛りと咲き誇っていた。
家で調べてみると、この農地跡は棚田の跡のようだった。
ここから少し下れば簡単に川床に着地。懸案の渡渉も水量少なく、
3~4歩走って渡れば靴に浸水することもなかった。
うまくいくときはトントン拍子ですね。
でも幽霊歩きの達人には、そもそも足がないので濡れる心配いらないでしょう。
尾根の末端は植林だがはっきりした踏み跡がある。
その植林もすぐに切れて、その後は稜線まで自然林が続いた。
この尾根の最大の美点は下生えがまったくないことである。
なんの障害もなく気持ちよく歩いて行ける尾根は、
600mを超えて傾斜が緩むと予想以上の展開を見せた。
ゆったりと広がる尾根は心地良い感覚で雑木の並ぶ疎林の台地状となった。
まるで小栗の山頂をタテに数百メートル引き延ばしたよう場所が延々と続くのである。
隣の芝生は確かに青かった。この近隣の尾根の中でもベストと言えるだろう。
なんと大絶賛じゃないですか。
こいつはやっぱり大当たりの尾根だったんですね。
700mを超えて尾根が細くなるあたりからブナ林に変わる。
取付きから小浜市とおおい町の境である820mピークまで、まったくの極楽尾根だった。
自分の見立てが間違っていなかったことにひとりほくそ笑む。
最近は、釜ヶ谷に続いて、ほくそ笑みっぱなしですね。
ここから少し東進すれば車道の通る若丹国境のおにゅう峠だ。
福井県側に遠敷川、滋賀県側に小入(おにゅう)谷という
字が違えど同じ読み方の谷の源頭に位置する峠である。
どちらも立てるためにひらがな表記にしたのだろうか。
この話し、どこかで聞いたような気がしますが。
もうひとつの峠である根来坂峠に向かう。
ここは数ある鯖街道の中でも一番最短距離で小浜と京都を結ぶ峠である。
この峠のシンボルであるブナの古木は、4年前に来た時にはすでに枯れて哀れな姿を見せていたが、
今日は峠の往来を見守ってきたお地蔵さんの祠まで完全に倒壊していたのには驚いた。
ありゃあ、祠がペチャンコになってる。
百里ヶ岳の山頂にはところどころ雪が残っていた。ビールを冷やすには持ってこいである。
先週に続いて抜けるような青空の下で至福のランチタイムを楽しむ。
不思議なことにこれほど天気のいい土曜日にひとりの登山者も見かけない。
まあ、静かなことはいいことだ。
ビールを飲んでひっくり返っていると、何やらしゃべりながら登山者が上がってきた。
百里ヶ岳山頂は虫だらけで、
ご飯を食べようにも、口も開けられなかった記憶しかありません。
峠からそのまま上根来へ下りてしまおうかとも思ったが、
もうひとつのミッションがあるので桜谷山へ登り返す。
もうひとつのミッションは小栗の手前から上根来へ伸びる尾根を辿ることだった。
しかしこちらは大して面白くない平凡な尾根だった。
分岐点には「上根来」を差す立派な標識があるが倒れてしまっていた。
547m標高点経由で上根来へ下りる尾根ですね。
どんな感じの尾根かなあと、寄り道で少しだけ降りてみたことがあります。
分岐点の大きい標識は、ちょっとここには似合わないなあと思っていたけど、
倒れてしまいましたか。
道はそれなりに整備され、要所にはさきほどと同じ立派な標識がある。
これは上根来プロジェクトの一環としての事業のようだ。
難なく上根来最上部の民家跡に下り立つと満開のミツマタが迎えてくれた。
お疲れさまでした。
締めは当然濱の湯でしょうが、ちゃんと営業してたんでしょうね。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
以前、小栗から百里ヶ岳へ周回した時に下山に使った尾根から見た隣の尾根が魅力的だった。
「隣の芝生は青い」とは良く言う言葉だが、隣の尾根の実態はどうたろうか。
唯一の懸念は尾根の末端が遠敷(おにゅう)川に落ちており、
車道ははるか高みを走っていることだ。とにかく行ってみるしかないだろう。
おにゅう峠から遠敷端の高に向かう途中の、820mPから北に下っている尾根ですね。
以前820mPを通ったとき、よさそうな尾根だなあと思ってました。
一度歩いてみたいと思いつつも、
尾根末端の渡渉可否が不明なので、行かずじまいになってましたが。
上根来の集落はかなり高いところにある。さて、どこから川に下りるか。
案ずるより産むが易しで、駐車地の先に農地跡のような広場があり、
見事な枝振りのサクラが今を盛りと咲き誇っていた。
家で調べてみると、この農地跡は棚田の跡のようだった。
ここから少し下れば簡単に川床に着地。懸案の渡渉も水量少なく、
3~4歩走って渡れば靴に浸水することもなかった。
うまくいくときはトントン拍子ですね。
でも幽霊歩きの達人には、そもそも足がないので濡れる心配いらないでしょう。
尾根の末端は植林だがはっきりした踏み跡がある。
その植林もすぐに切れて、その後は稜線まで自然林が続いた。
この尾根の最大の美点は下生えがまったくないことである。
なんの障害もなく気持ちよく歩いて行ける尾根は、
600mを超えて傾斜が緩むと予想以上の展開を見せた。
ゆったりと広がる尾根は心地良い感覚で雑木の並ぶ疎林の台地状となった。
まるで小栗の山頂をタテに数百メートル引き延ばしたよう場所が延々と続くのである。
隣の芝生は確かに青かった。この近隣の尾根の中でもベストと言えるだろう。
なんと大絶賛じゃないですか。
こいつはやっぱり大当たりの尾根だったんですね。
700mを超えて尾根が細くなるあたりからブナ林に変わる。
取付きから小浜市とおおい町の境である820mピークまで、まったくの極楽尾根だった。
自分の見立てが間違っていなかったことにひとりほくそ笑む。
最近は、釜ヶ谷に続いて、ほくそ笑みっぱなしですね。
ここから少し東進すれば車道の通る若丹国境のおにゅう峠だ。
福井県側に遠敷川、滋賀県側に小入(おにゅう)谷という
字が違えど同じ読み方の谷の源頭に位置する峠である。
どちらも立てるためにひらがな表記にしたのだろうか。
この話し、どこかで聞いたような気がしますが。
もうひとつの峠である根来坂峠に向かう。
ここは数ある鯖街道の中でも一番最短距離で小浜と京都を結ぶ峠である。
この峠のシンボルであるブナの古木は、4年前に来た時にはすでに枯れて哀れな姿を見せていたが、
今日は峠の往来を見守ってきたお地蔵さんの祠まで完全に倒壊していたのには驚いた。
ありゃあ、祠がペチャンコになってる。
百里ヶ岳の山頂にはところどころ雪が残っていた。ビールを冷やすには持ってこいである。
先週に続いて抜けるような青空の下で至福のランチタイムを楽しむ。
不思議なことにこれほど天気のいい土曜日にひとりの登山者も見かけない。
まあ、静かなことはいいことだ。
ビールを飲んでひっくり返っていると、何やらしゃべりながら登山者が上がってきた。
百里ヶ岳山頂は虫だらけで、
ご飯を食べようにも、口も開けられなかった記憶しかありません。
峠からそのまま上根来へ下りてしまおうかとも思ったが、
もうひとつのミッションがあるので桜谷山へ登り返す。
もうひとつのミッションは小栗の手前から上根来へ伸びる尾根を辿ることだった。
しかしこちらは大して面白くない平凡な尾根だった。
分岐点には「上根来」を差す立派な標識があるが倒れてしまっていた。
547m標高点経由で上根来へ下りる尾根ですね。
どんな感じの尾根かなあと、寄り道で少しだけ降りてみたことがあります。
分岐点の大きい標識は、ちょっとここには似合わないなあと思っていたけど、
倒れてしまいましたか。
道はそれなりに整備され、要所にはさきほどと同じ立派な標識がある。
これは上根来プロジェクトの一環としての事業のようだ。
難なく上根来最上部の民家跡に下り立つと満開のミツマタが迎えてくれた。
お疲れさまでした。
締めは当然濱の湯でしょうが、ちゃんと営業してたんでしょうね。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【江若国境】桜満開の上根来から百里ヶ岳へ
洞吹さん、どうもです。
おにゅう峠から遠敷端の高に向かう途中の、820mPから北に下っている尾根ですね。
以前820mPを通ったとき、よさそうな尾根だなあと思ってました。
一度歩いてみたいと思いつつも、
尾根末端の渡渉可否が不明なので、行かずじまいになってましたが。
それが唯一の懸念でしたが、解決のためには行ってみるしかありません。
下って立ち往生するのも困るので、まずは登りに使ってみようと。ダメなら作戦変更できるし。
うまくいくときはトントン拍子ですね。
でも幽霊歩きの達人には、そもそも足がないので濡れる心配いらないでしょう。
足がなかったらラッセルも楽でいいんですけどねえ。
なんと大絶賛じゃないですか。
こいつはやっぱり大当たりの尾根だったんですね。
そうなんですわ~。近年稀に見る大ヒットと言えましょう。
最近は、釜ヶ谷に続いて、ほくそ笑みっぱなしですね。
頬がたるんできました。
この話し、どこかで聞いたような気がしますが。
どこかで言ったような気も・・・
若丹国境は江若国境の間違いでした。
ありゃあ、祠がペチャンコになってる。
これには驚きました。いつ倒壊したのか。お地蔵さんの頭が涼しそうでした。
百里ヶ岳山頂は虫だらけで、
ご飯を食べようにも、口も開けられなかった記憶しかありません。
そうなんですか。それはご愁傷様です。
私は10回ぐらい登ってますが、そんな目に遭ったことないです。
まだ虫の姿もなく、快適に昼寝できました。
547m標高点経由で上根来へ下りる尾根ですね。
どんな感じの尾根かなあと、寄り道で少しだけ降りてみたことがあります。
分岐点の大きい標識は、ちょっとここには似合わないなあと思っていたけど、
倒れてしまいましたか。
そうです。期待外れの平凡な尾根でしたが確実ですね。
分岐の後もあの立派な標識が道を示してくれています。
お疲れさまでした。
締めは当然濱の湯でしょうが、ちゃんと営業してたんでしょうね。
今回は大丈夫でした。そんなにいつもいつもボイラー点検してないでしょう。
山日和
おにゅう峠から遠敷端の高に向かう途中の、820mPから北に下っている尾根ですね。
以前820mPを通ったとき、よさそうな尾根だなあと思ってました。
一度歩いてみたいと思いつつも、
尾根末端の渡渉可否が不明なので、行かずじまいになってましたが。
それが唯一の懸念でしたが、解決のためには行ってみるしかありません。
下って立ち往生するのも困るので、まずは登りに使ってみようと。ダメなら作戦変更できるし。
うまくいくときはトントン拍子ですね。
でも幽霊歩きの達人には、そもそも足がないので濡れる心配いらないでしょう。
足がなかったらラッセルも楽でいいんですけどねえ。
なんと大絶賛じゃないですか。
こいつはやっぱり大当たりの尾根だったんですね。
そうなんですわ~。近年稀に見る大ヒットと言えましょう。
最近は、釜ヶ谷に続いて、ほくそ笑みっぱなしですね。
頬がたるんできました。
この話し、どこかで聞いたような気がしますが。
どこかで言ったような気も・・・
若丹国境は江若国境の間違いでした。
ありゃあ、祠がペチャンコになってる。
これには驚きました。いつ倒壊したのか。お地蔵さんの頭が涼しそうでした。
百里ヶ岳山頂は虫だらけで、
ご飯を食べようにも、口も開けられなかった記憶しかありません。
そうなんですか。それはご愁傷様です。
私は10回ぐらい登ってますが、そんな目に遭ったことないです。
まだ虫の姿もなく、快適に昼寝できました。
547m標高点経由で上根来へ下りる尾根ですね。
どんな感じの尾根かなあと、寄り道で少しだけ降りてみたことがあります。
分岐点の大きい標識は、ちょっとここには似合わないなあと思っていたけど、
倒れてしまいましたか。
そうです。期待外れの平凡な尾根でしたが確実ですね。
分岐の後もあの立派な標識が道を示してくれています。
お疲れさまでした。
締めは当然濱の湯でしょうが、ちゃんと営業してたんでしょうね。
今回は大丈夫でした。そんなにいつもいつもボイラー点検してないでしょう。
山日和