【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
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新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
海山町から大台ケ原方面へはまるで人の侵入を拒むように切り立った断崖絶壁がそそりたち、谷には100mクラスの大滝がひしめく。しかし、この壁を越えるとその上は平坦な台地が広がる。「南大台」は一般に大台ケ原から尾鷲道が通る山域を指すが、私がいう山域は堂倉山から嘉茂助谷の頭に至る山域であり、大台ケ原からは南東にあたる。この山域を取りあえず南大台に入れたが、正式な呼称があれば教えていただきたい。この山域の盟主である嘉茂助谷の頭にちなんで「嘉茂助台地」というのもいいかもしれない。
この山域は私が好む場所である。第一、人に会うことがない。この山域の真ん中にある桃源郷にテントを張り、のんびり過ごすとともに、やり残しているいくつかの課題をクリアしようと思い出かけた。まさかその桃源郷であの女性に会うことになろうとは、想像さえしていなかった。
【 日 付 】2017年5月20(土)〜22日(月)
【 山 域 】台高 南大台
【メンバー】単独
【 天 候 】3日間とも晴れ
【 ルート 】
20日(1日目) 花抜峠登山口 7:47 --- 9:08 花抜峠 --- 10:47 苔の辻 --- 11:04 ca1300m 11:27 --- 12:33 岩井谷 --- 13:48 ca1300m --- 14:38 ca1210m鞍部(桃源郷)テン泊地
21日(2日目) テン泊地 7:24 --- 8:27 岩井谷(河原小屋付近?)--- 8:57 岩井谷大滝下 --- 9:43 岩井谷大滝源頭 --- 10:40 細いゴルジュ内のCS滝(遡行打ち切り)--- 11:40 ca1260m稜線 --- 11:53 テン泊地
22日(3日目) テン泊地 7:05 --- 8:14 苔の辻 --- 8:53 P1153 --- 八町滝への下降路探索 --- 10:11 P1153 10:32 --- 11:26 小木森谷奥の大滝(30m滝)源頭 11:55 --- 12:33 花抜峠登山口
(1日目)
海山インターで高速を降り、大台林道を登って行く。山シーズンが始まり、この林道も多少整備されたようだ。花抜峠登山口で装備を整え、土倉古道を歩き始める。不必要な装備はなるべく切り捨て軽量化に努めたのだが、食べ物と飲み物だけは切り捨ての対象外なので,食べきれないほどの食料とアルコールを担ぐ。さらに、ロープとガチャの類を入れると装備の重量は19キロになった。腰にどしっとくる感覚は久しぶりだ。まあ、20キロを超えなかっただけましだろう。 1時間とちょっとで花抜峠着.今日は気温が上がる予想で,標高1000mのこの峠でも暑いくらいだ.ちょっと休憩した後,土倉古道を外れ,稜線沿いに登っていく.土倉古道といい,この稜線といい,緩斜面なので重荷を背負った自分にとってはありがたい.たまに斜面が急になると途端に速度が落ちてしまう.今年はシロヤシオはハズレだそうだが,シャクナゲは当たり年のようで,あちこちで綺麗な花が見られる.ちょうどシャクナゲの満開にぶつかったようだ.これで少しは疲れも和らぎそうだ. 嘉茂助谷の頭への分岐に着くも,当然,回避.重い荷物を背負ってそんなところに登りたくない.山腹道を辿り,苔辻着.相変わらずコケでふわふわしている.水場さえあればここでのんびりテン泊というのもいいだろうなあ.苔辻も素通りし,南西にある標高1300m付近の平坦地にザックを下ろす.ここは樹木が生えていない平坦地で,嘉茂助谷の頭が綺麗に見える場所だ.ザックをデポし,ハーネスとロープを持って今日のミッション遂行だ. 明日,できれば岩井谷大滝を巻き登り,その上流部を探索したいと思っているのだ.岩井谷大滝から上流へは行ったことがないので,行き詰まった時のエズケープルートの探索をしようというわけだ.標高1300mから奥坊主方面へ斜面をゆるゆると下り,途中,奥坊主へのルートを左に分けて大滝の源頭に直に降りている尾根を下る.下るにつれて斜面はだんだんと急になってくる.単独なので少し弱気になり,ダメなら途中で引き返そうと思うが,なんとか降りられそうな斜面が続いている.そのうち水音が聞こえてくる. 目的の大滝の源頭よりは少し上流に降りたようだが,なんとか岩井谷に下りることができた.これで明日行き詰まってもエスケープルートは確保できた.上流側には10mクラスの滝が見え,下流にも滝がありそうだ.谷の探索は明日することにして,今日のミッションはこれで達成した.あとはまた標高差400mの斜面を登り返すだけだ.
ザックのデポ地に戻り,再び重いザックを担いでテン泊地に向かって歩き始める.あとは大したアップダウンがないので気が楽だ.それでも30分ほどと読んでいたルートを1時間かかってしまった.
予定より少し早い3時前にテン泊予定地(桃源郷)着.去年の11月末以来なので,半年ぶりだ.相変わらず稜線直下に水が湧き出ていて,いつ来ても心が落ち着く場所だ.ここを最初に見つけたのは4年前だった.本当は違う場所にテントを張る予定だったのだが,この場所に心が惹きつけられてしまい,まだお昼過ぎだったのにここにテントを張ってしまった.それ以来何度通ったことだろう.最初にテントを張った夕方には大きなイノシシが水を飲みに来てくれたっけ.あれ以来あのイノシシにお目にかかったことがない. いつもの場所にテントを張り,いつもの場所で焚き火をして,担ぎ上げたワインをちびちび飲みながら一人焼肉パーティーだ.ワインがなくなったらブランデーもたっぷりあるし.3時頃から焚き火を始め,夜8時まで続ける.いつの間にか酔っ払ってしまい,そのままテントに入って寝てしまった.上空を通る旅客機の音がちょっとうるさかったが,それほど気にもならずいつものように熟睡できた.
この山域は私が好む場所である。第一、人に会うことがない。この山域の真ん中にある桃源郷にテントを張り、のんびり過ごすとともに、やり残しているいくつかの課題をクリアしようと思い出かけた。まさかその桃源郷であの女性に会うことになろうとは、想像さえしていなかった。
【 日 付 】2017年5月20(土)〜22日(月)
【 山 域 】台高 南大台
【メンバー】単独
【 天 候 】3日間とも晴れ
【 ルート 】
20日(1日目) 花抜峠登山口 7:47 --- 9:08 花抜峠 --- 10:47 苔の辻 --- 11:04 ca1300m 11:27 --- 12:33 岩井谷 --- 13:48 ca1300m --- 14:38 ca1210m鞍部(桃源郷)テン泊地
21日(2日目) テン泊地 7:24 --- 8:27 岩井谷(河原小屋付近?)--- 8:57 岩井谷大滝下 --- 9:43 岩井谷大滝源頭 --- 10:40 細いゴルジュ内のCS滝(遡行打ち切り)--- 11:40 ca1260m稜線 --- 11:53 テン泊地
22日(3日目) テン泊地 7:05 --- 8:14 苔の辻 --- 8:53 P1153 --- 八町滝への下降路探索 --- 10:11 P1153 10:32 --- 11:26 小木森谷奥の大滝(30m滝)源頭 11:55 --- 12:33 花抜峠登山口
(1日目)
海山インターで高速を降り、大台林道を登って行く。山シーズンが始まり、この林道も多少整備されたようだ。花抜峠登山口で装備を整え、土倉古道を歩き始める。不必要な装備はなるべく切り捨て軽量化に努めたのだが、食べ物と飲み物だけは切り捨ての対象外なので,食べきれないほどの食料とアルコールを担ぐ。さらに、ロープとガチャの類を入れると装備の重量は19キロになった。腰にどしっとくる感覚は久しぶりだ。まあ、20キロを超えなかっただけましだろう。 1時間とちょっとで花抜峠着.今日は気温が上がる予想で,標高1000mのこの峠でも暑いくらいだ.ちょっと休憩した後,土倉古道を外れ,稜線沿いに登っていく.土倉古道といい,この稜線といい,緩斜面なので重荷を背負った自分にとってはありがたい.たまに斜面が急になると途端に速度が落ちてしまう.今年はシロヤシオはハズレだそうだが,シャクナゲは当たり年のようで,あちこちで綺麗な花が見られる.ちょうどシャクナゲの満開にぶつかったようだ.これで少しは疲れも和らぎそうだ. 嘉茂助谷の頭への分岐に着くも,当然,回避.重い荷物を背負ってそんなところに登りたくない.山腹道を辿り,苔辻着.相変わらずコケでふわふわしている.水場さえあればここでのんびりテン泊というのもいいだろうなあ.苔辻も素通りし,南西にある標高1300m付近の平坦地にザックを下ろす.ここは樹木が生えていない平坦地で,嘉茂助谷の頭が綺麗に見える場所だ.ザックをデポし,ハーネスとロープを持って今日のミッション遂行だ. 明日,できれば岩井谷大滝を巻き登り,その上流部を探索したいと思っているのだ.岩井谷大滝から上流へは行ったことがないので,行き詰まった時のエズケープルートの探索をしようというわけだ.標高1300mから奥坊主方面へ斜面をゆるゆると下り,途中,奥坊主へのルートを左に分けて大滝の源頭に直に降りている尾根を下る.下るにつれて斜面はだんだんと急になってくる.単独なので少し弱気になり,ダメなら途中で引き返そうと思うが,なんとか降りられそうな斜面が続いている.そのうち水音が聞こえてくる. 目的の大滝の源頭よりは少し上流に降りたようだが,なんとか岩井谷に下りることができた.これで明日行き詰まってもエスケープルートは確保できた.上流側には10mクラスの滝が見え,下流にも滝がありそうだ.谷の探索は明日することにして,今日のミッションはこれで達成した.あとはまた標高差400mの斜面を登り返すだけだ.
ザックのデポ地に戻り,再び重いザックを担いでテン泊地に向かって歩き始める.あとは大したアップダウンがないので気が楽だ.それでも30分ほどと読んでいたルートを1時間かかってしまった.
予定より少し早い3時前にテン泊予定地(桃源郷)着.去年の11月末以来なので,半年ぶりだ.相変わらず稜線直下に水が湧き出ていて,いつ来ても心が落ち着く場所だ.ここを最初に見つけたのは4年前だった.本当は違う場所にテントを張る予定だったのだが,この場所に心が惹きつけられてしまい,まだお昼過ぎだったのにここにテントを張ってしまった.それ以来何度通ったことだろう.最初にテントを張った夕方には大きなイノシシが水を飲みに来てくれたっけ.あれ以来あのイノシシにお目にかかったことがない. いつもの場所にテントを張り,いつもの場所で焚き火をして,担ぎ上げたワインをちびちび飲みながら一人焼肉パーティーだ.ワインがなくなったらブランデーもたっぷりあるし.3時頃から焚き火を始め,夜8時まで続ける.いつの間にか酔っ払ってしまい,そのままテントに入って寝てしまった.上空を通る旅客機の音がちょっとうるさかったが,それほど気にもならずいつものように熟睡できた.
最後に編集したユーザー シュークリーム [ 2017年5月24日(水) 19:38 ], 累計 1 回
@シュークリーム@
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
(2日目)
21日(2日目) テン泊地 7:24 --- 8:27 岩井谷(河原小屋付近?)--- 8:57 岩井谷大滝下 --- 9:43 岩井谷大滝源頭 --- 10:40 細いゴルジュ内のCS滝(遡行打ち切り)--- 11:40 ca1260m稜線 --- 11:53 テン泊地
外はもう明るいが,今日はのんびりの日だ.6時に起きて,朝食.今日のメニューはベーコンエッグ,餅2個とカフェオレ.いずれもフライパンひとつで調理可能だ.昨晩はもう少し冷え込むかと思ったのだが,以外に暖かく,持ってきたダウンジャケットを着ると暑いくらいだった.朝も冷え込んでいない.
テントから少し離れた場所で用を足していると,後ろの方で大型動物が落ち葉を踏む音がする.イノシシでも来たのかと見てみると,水が湧いている場所に小柄な女性が佇んでいる.何でこんなところに朝から女性がいるの?頭の中でクエスチョンマークが点滅し始める.とりあえず「こんにちは」と声をかけてみるが,そのあとの言葉が出てこなくて,しばらく沈黙してしまった.こんなところに一人で来る女性なんて一人しか知らないんだけど,まさかね.仕事で朝から晩までコンピュータの画面とにらめっこしていて,最近とみに視力が落ちているせいか顔がよく見えない.
しばらくそのまま突っ立っていたら向こうから声をかけてくれた.「シュークリームさん?」.あっ,やっぱりあきんちょかあ.それにしても神出鬼没な子やなあ.まさかこんなところでばったりするなんて.そういえば,今年の山菜闇天の時に桃源郷の場所を教えたんだった.来るかもとは思っていたけど,まさか同じ日にここで出くわすなんてなんという偶然.
地池高の近くにテントを張って,嘉茂助谷の頭まで往復するという.「これから先は道が不明瞭なので,気をつけて行ってらっしゃい」.「機会があったら今度はここ桃源郷にテントを張ってね」と心の中で話しかける.
あきんちょを見送ったあと,私は沢装備で岩井谷に向かう.桃源郷すぐ横のca1240mピークからP1152, P1109をへて岩井谷に下りている尾根を辿る.この尾根を下るのは2回目だが,相変わらず緩斜面の気持ちのいい尾根だ.基本的に鹿道をたどるが,一部では明らかに人間がつけたと思われる明瞭な杣道が出てくる.岩井谷に近づくにつれて明瞭になる九十九折れの道をたどると,やすやすと岩井谷に着いた. この辺りは河原小屋と呼ばれる雰囲気のいい場所だ.確かに右岸の一段上がったところに平坦地があり,昔はなんらかの小屋があったのかもしれない.真砂谷経由でここまで来る道があるらしいので,私がたどった尾根に見られる杣道はその続きで,昔は多くの人がたどった道なのかもしれない.確かにこの尾根は歩きやすく,海山町から大台ケ原に至る良いルートになるだろう.
河原小屋から雰囲気の良い渓を上流へとたどる.おそらく岩井谷の中で最もほんわかした場所だろう.今日は暑いので,太もも辺りまで水に浸かるとひんやりして気持ちがいい.この谷をそのまま真っ直ぐにたどると河原小屋谷となり,テン泊地へと登りつめる.本谷は十字峡を右へ90度曲がる.曲がってすぐに番人のようにゴルジュに6m滝がかかる.ここは右岸の岩をあがることができる.岩場なので,ちょっといやらしい一手は,岩の隙間にカムを一発かませて登る. さらに簡単な滝を一つ越えると雰囲気のいいなめ.そして,その奥に日を浴びてキラキラ輝く岩井谷大滝がドーンと現れる.70mとも80mとも言われる直瀑だ.滝下は平坦な岩盤になっており,日当たりがいいので,舞台に寝そべりながら滝見物の気分だ.この滝に会うのはこれで2回目.いつ来てもほれぼれするような姿形のいい滝だ.
しばらく滝を楽しんだ後,右岸ルンゼから巻き始める.どきどき.最初は普通の急斜面.壁が切れた辺りで弱点をついて壁をすり抜けるのだが,ここら辺からモンキークライムとなる.安全を確保するためロープを出す.20mロープをダブルにして使うので,落ちると最大20mの滑落になる計算だが,実際には途中の木に絡むように上るので,落ちてもせいぜい数m程度だろう.3ピッチで壁の上に抜けたので,落ち口に向かってトラバースし,数mの懸垂下降で落ち口にジャストで降りることができた.自分のコースファインディングもなかなかのものだと自画自賛する. 大滝の上は12〜3mほどの滝.ここは右岸を巻く.次に深い釜の奥に3mほどのCS滝.泳いで取り付けば簡単に直登できそうだが,単独ではあまり泳ぎたくないので,ここも右岸巻き.さらに10mクラスの滝が二つほど続き,なかなか楽しませてくれる.流石に台高で最も難しいと言われる岩井谷,こんな上流部でもしっかりゴルジュと滝のオンパレードだ. トイ状の滑滝を気持ち良く直登し,右に直角に曲がり,ついで左に曲がると狭い廊下の奥に3mほどのCS滝が見えた.両サイドはスベスベの垂壁になっており,とてもへつれる状態ではない.泳いで取り付いても登れそうには見えないし.ちょっと考えてここでギブアップすることにした.今日のミッションは岩井谷大滝を登ることがメインで,ここまで遡行できれば120%達成といっていいだろう. 地形図を確認するとテン場にほど近いca1260m稜線から右岸側に尾根が降りてきていることがわかった.この尾根に乗ってしまえばおそらく稜線までは行けそうだと判断する.右岸の登れそうなところから遮二無二登り,なんとか目的の尾根にのる.ここでパンを一個頬張って小休憩.あとは標高差200mほどを登って稜線に到達した.真っ赤に咲き誇るヤマツツジがきれいだった.
稜線からはわずか15分弱でテン場着.ほぼ理想的な周回コースだった.あとは桃源郷で寝そべって読書したり,ラジオを聴いたり,焚き火したり,お酒を飲んだり,のんびり過ごす.今日もいい1日だった.あきんちょは迷わずに帰れたのかな?
21日(2日目) テン泊地 7:24 --- 8:27 岩井谷(河原小屋付近?)--- 8:57 岩井谷大滝下 --- 9:43 岩井谷大滝源頭 --- 10:40 細いゴルジュ内のCS滝(遡行打ち切り)--- 11:40 ca1260m稜線 --- 11:53 テン泊地
外はもう明るいが,今日はのんびりの日だ.6時に起きて,朝食.今日のメニューはベーコンエッグ,餅2個とカフェオレ.いずれもフライパンひとつで調理可能だ.昨晩はもう少し冷え込むかと思ったのだが,以外に暖かく,持ってきたダウンジャケットを着ると暑いくらいだった.朝も冷え込んでいない.
テントから少し離れた場所で用を足していると,後ろの方で大型動物が落ち葉を踏む音がする.イノシシでも来たのかと見てみると,水が湧いている場所に小柄な女性が佇んでいる.何でこんなところに朝から女性がいるの?頭の中でクエスチョンマークが点滅し始める.とりあえず「こんにちは」と声をかけてみるが,そのあとの言葉が出てこなくて,しばらく沈黙してしまった.こんなところに一人で来る女性なんて一人しか知らないんだけど,まさかね.仕事で朝から晩までコンピュータの画面とにらめっこしていて,最近とみに視力が落ちているせいか顔がよく見えない.
しばらくそのまま突っ立っていたら向こうから声をかけてくれた.「シュークリームさん?」.あっ,やっぱりあきんちょかあ.それにしても神出鬼没な子やなあ.まさかこんなところでばったりするなんて.そういえば,今年の山菜闇天の時に桃源郷の場所を教えたんだった.来るかもとは思っていたけど,まさか同じ日にここで出くわすなんてなんという偶然.
地池高の近くにテントを張って,嘉茂助谷の頭まで往復するという.「これから先は道が不明瞭なので,気をつけて行ってらっしゃい」.「機会があったら今度はここ桃源郷にテントを張ってね」と心の中で話しかける.
あきんちょを見送ったあと,私は沢装備で岩井谷に向かう.桃源郷すぐ横のca1240mピークからP1152, P1109をへて岩井谷に下りている尾根を辿る.この尾根を下るのは2回目だが,相変わらず緩斜面の気持ちのいい尾根だ.基本的に鹿道をたどるが,一部では明らかに人間がつけたと思われる明瞭な杣道が出てくる.岩井谷に近づくにつれて明瞭になる九十九折れの道をたどると,やすやすと岩井谷に着いた. この辺りは河原小屋と呼ばれる雰囲気のいい場所だ.確かに右岸の一段上がったところに平坦地があり,昔はなんらかの小屋があったのかもしれない.真砂谷経由でここまで来る道があるらしいので,私がたどった尾根に見られる杣道はその続きで,昔は多くの人がたどった道なのかもしれない.確かにこの尾根は歩きやすく,海山町から大台ケ原に至る良いルートになるだろう.
河原小屋から雰囲気の良い渓を上流へとたどる.おそらく岩井谷の中で最もほんわかした場所だろう.今日は暑いので,太もも辺りまで水に浸かるとひんやりして気持ちがいい.この谷をそのまま真っ直ぐにたどると河原小屋谷となり,テン泊地へと登りつめる.本谷は十字峡を右へ90度曲がる.曲がってすぐに番人のようにゴルジュに6m滝がかかる.ここは右岸の岩をあがることができる.岩場なので,ちょっといやらしい一手は,岩の隙間にカムを一発かませて登る. さらに簡単な滝を一つ越えると雰囲気のいいなめ.そして,その奥に日を浴びてキラキラ輝く岩井谷大滝がドーンと現れる.70mとも80mとも言われる直瀑だ.滝下は平坦な岩盤になっており,日当たりがいいので,舞台に寝そべりながら滝見物の気分だ.この滝に会うのはこれで2回目.いつ来てもほれぼれするような姿形のいい滝だ.
しばらく滝を楽しんだ後,右岸ルンゼから巻き始める.どきどき.最初は普通の急斜面.壁が切れた辺りで弱点をついて壁をすり抜けるのだが,ここら辺からモンキークライムとなる.安全を確保するためロープを出す.20mロープをダブルにして使うので,落ちると最大20mの滑落になる計算だが,実際には途中の木に絡むように上るので,落ちてもせいぜい数m程度だろう.3ピッチで壁の上に抜けたので,落ち口に向かってトラバースし,数mの懸垂下降で落ち口にジャストで降りることができた.自分のコースファインディングもなかなかのものだと自画自賛する. 大滝の上は12〜3mほどの滝.ここは右岸を巻く.次に深い釜の奥に3mほどのCS滝.泳いで取り付けば簡単に直登できそうだが,単独ではあまり泳ぎたくないので,ここも右岸巻き.さらに10mクラスの滝が二つほど続き,なかなか楽しませてくれる.流石に台高で最も難しいと言われる岩井谷,こんな上流部でもしっかりゴルジュと滝のオンパレードだ. トイ状の滑滝を気持ち良く直登し,右に直角に曲がり,ついで左に曲がると狭い廊下の奥に3mほどのCS滝が見えた.両サイドはスベスベの垂壁になっており,とてもへつれる状態ではない.泳いで取り付いても登れそうには見えないし.ちょっと考えてここでギブアップすることにした.今日のミッションは岩井谷大滝を登ることがメインで,ここまで遡行できれば120%達成といっていいだろう. 地形図を確認するとテン場にほど近いca1260m稜線から右岸側に尾根が降りてきていることがわかった.この尾根に乗ってしまえばおそらく稜線までは行けそうだと判断する.右岸の登れそうなところから遮二無二登り,なんとか目的の尾根にのる.ここでパンを一個頬張って小休憩.あとは標高差200mほどを登って稜線に到達した.真っ赤に咲き誇るヤマツツジがきれいだった.
稜線からはわずか15分弱でテン場着.ほぼ理想的な周回コースだった.あとは桃源郷で寝そべって読書したり,ラジオを聴いたり,焚き火したり,お酒を飲んだり,のんびり過ごす.今日もいい1日だった.あきんちょは迷わずに帰れたのかな?
最後に編集したユーザー シュークリーム [ 2017年5月25日(木) 05:10 ], 累計 1 回
@シュークリーム@
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
(3日目)
22日(3日目) テン泊地 7:05 --- 8:14 苔辻 --- 8:53 P1153 --- 八町滝への下降路探索 --- 10:11 P1153 10:32 --- 11:26 小木森谷奥の大滝(30m滝)源頭 11:55 --- 12:33 花抜峠登山口
5時起床.今日もいい天気になりそうだ.朝の献立は昨日と同じベーコンエッグと餅2個とカフェオレ.この献立が調理しやすく,食べやすく,力がついてちょうどいい.あとはのんびり荷物の整理をするとぴったり7時に出発準備が整った.ここら辺の時間配分はいつも計ったように正確だ.
7時出発.苔辻を経て約2時間でP1153着.今日のミッションは八町滝への下降路を探索することだ.P1153にザックをデポし,西に向かって少し下り,ついで南方向へ八町滝に向かって下りていく.ここまでは去年も来ているので,わかっているし,真新しい黄テープもあるので間違いないだろう.しかし,そのあと斜面が切れ落ちている.切れ落ちたところを少し無理をして降りれば下に斜面が見えているので,行けそうな気もするのだが.少し考えて,「やっぱや〜めた」.無理をしてこんなところで怪我をしても誰も褒めてくれないし,第一私は滝屋じゃない.遡行はするけど上から滝を見に行ってもしょうがない.・・・と自分に言い聞かせて戻ることにする.
P1153に戻り,しばし休憩.ザックを担ぎ,P871に向かって東に降り始める.この付近には掘状にえぐれた昔の仕事道が残っている.相当えぐれているところを見ると昔はたくさんの人が通った道なのだろう.地形図から考えるとおそらく真砂谷から上がってきているのではないか. P871を経て1時間ほどで,小木森谷の30m滝の落ち口にピンポイントで降りた.ここも雰囲気のいい場所だ.ここまで来ればあとは木馬道を30分ほどで駐車地に着くので,ここで寝そべって一休み.モチツツジ,ドウダンツツジ,ツクバネウツギがちょうど満開だ.本当に癒し渓だねえ.やっぱり谷はいいなあ. あとは小木森谷左岸の木馬道をたどって駐車地に戻る.小木森滝にも挨拶してこようかと思ったが,つい先日行ったばかりなのでやめといた.
22日(3日目) テン泊地 7:05 --- 8:14 苔辻 --- 8:53 P1153 --- 八町滝への下降路探索 --- 10:11 P1153 10:32 --- 11:26 小木森谷奥の大滝(30m滝)源頭 11:55 --- 12:33 花抜峠登山口
5時起床.今日もいい天気になりそうだ.朝の献立は昨日と同じベーコンエッグと餅2個とカフェオレ.この献立が調理しやすく,食べやすく,力がついてちょうどいい.あとはのんびり荷物の整理をするとぴったり7時に出発準備が整った.ここら辺の時間配分はいつも計ったように正確だ.
7時出発.苔辻を経て約2時間でP1153着.今日のミッションは八町滝への下降路を探索することだ.P1153にザックをデポし,西に向かって少し下り,ついで南方向へ八町滝に向かって下りていく.ここまでは去年も来ているので,わかっているし,真新しい黄テープもあるので間違いないだろう.しかし,そのあと斜面が切れ落ちている.切れ落ちたところを少し無理をして降りれば下に斜面が見えているので,行けそうな気もするのだが.少し考えて,「やっぱや〜めた」.無理をしてこんなところで怪我をしても誰も褒めてくれないし,第一私は滝屋じゃない.遡行はするけど上から滝を見に行ってもしょうがない.・・・と自分に言い聞かせて戻ることにする.
P1153に戻り,しばし休憩.ザックを担ぎ,P871に向かって東に降り始める.この付近には掘状にえぐれた昔の仕事道が残っている.相当えぐれているところを見ると昔はたくさんの人が通った道なのだろう.地形図から考えるとおそらく真砂谷から上がってきているのではないか. P871を経て1時間ほどで,小木森谷の30m滝の落ち口にピンポイントで降りた.ここも雰囲気のいい場所だ.ここまで来ればあとは木馬道を30分ほどで駐車地に着くので,ここで寝そべって一休み.モチツツジ,ドウダンツツジ,ツクバネウツギがちょうど満開だ.本当に癒し渓だねえ.やっぱり谷はいいなあ. あとは小木森谷左岸の木馬道をたどって駐車地に戻る.小木森滝にも挨拶してこようかと思ったが,つい先日行ったばかりなのでやめといた.
@シュークリーム@
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
シュークリさん こんばんは。
素晴らしい山行そして大作repですね!!
海山町から大台ケ原方面へはまるで人の侵入を拒むように切り立った断崖絶壁がそそりたち、谷には100mクラスの大滝がひしめく。しかし、この壁を越えるとその上は平坦な台地が広がる。「南大台」は一般に大台ケ原から尾鷲道が通る山域を指すが、私がいう山域は堂倉山から嘉茂助谷の頭に至る山域であり、大台ケ原からは南東にあたる。この山域を取りあえず南大台に入れたが、正式な呼称があれば教えていただきたい。この山域の盟主である嘉茂助谷の頭にちなんで「嘉茂助台地」というのもいいかもしれない。
この山域は私が好む場所である。第一、人に会うことがない。この山域の真ん中にある桃源郷にテントを張り、のんびり過ごすとともに、やり残しているいくつかの課題をクリアしようと思い出かけた。まさかその桃源郷であの女性に会うことになろうとは、想像さえしていなかった。
プロローグもエエ雰囲気出してます。
目的の大滝の源頭よりは少し上流に降りたようだが,なんとか岩井谷に下りることができた.これで明日行き詰まってもエスケープルートは確保できた.上流側には10mクラスの滝が見え,下流にも滝がありそうだ.谷の探索は明日することにして,今日のミッションはこれで達成した.あとはまた標高差400mの斜面を登り返すだけだ.
一人でここまでやりますのやね。 単独だからこそやるのでしょうか
予定より少し早い3時前にテン泊予定地(桃源郷)着.去年の11月末以来なので,半年ぶりだ.相変わらず稜線直下に水が湧き出ていて,いつ来ても心が落ち着く場所だ.ここを最初に見つけたのは4年前だった.本当は違う場所にテントを張る予定だったのだが,この場所に心が惹きつけられてしまい,まだお昼過ぎだったのにここにテントを張ってしまった.それ以来何度通ったことだろう.最初にテントを張った夕方には大きなイノシシが水を飲みに来てくれたっけ.あれ以来あのイノシシにお目にかかったことがない.
このテン場、4年前にしっかりチェックさせてもらってます。
が、未だ 未到達です。 ゆっくりするためだけに歩いて寝てみたいですわ。
岩井谷と大滝も数年来の課題ですが、もうあきらめてました。
イヤ~ 気合いの入ったそして酒もたっぷりのエエ山行きですね。
も一度 地形図見ながらじっくり味わわせていただきます。
お疲れ様でした。
SHIGEKI
素晴らしい山行そして大作repですね!!
海山町から大台ケ原方面へはまるで人の侵入を拒むように切り立った断崖絶壁がそそりたち、谷には100mクラスの大滝がひしめく。しかし、この壁を越えるとその上は平坦な台地が広がる。「南大台」は一般に大台ケ原から尾鷲道が通る山域を指すが、私がいう山域は堂倉山から嘉茂助谷の頭に至る山域であり、大台ケ原からは南東にあたる。この山域を取りあえず南大台に入れたが、正式な呼称があれば教えていただきたい。この山域の盟主である嘉茂助谷の頭にちなんで「嘉茂助台地」というのもいいかもしれない。
この山域は私が好む場所である。第一、人に会うことがない。この山域の真ん中にある桃源郷にテントを張り、のんびり過ごすとともに、やり残しているいくつかの課題をクリアしようと思い出かけた。まさかその桃源郷であの女性に会うことになろうとは、想像さえしていなかった。
プロローグもエエ雰囲気出してます。
目的の大滝の源頭よりは少し上流に降りたようだが,なんとか岩井谷に下りることができた.これで明日行き詰まってもエスケープルートは確保できた.上流側には10mクラスの滝が見え,下流にも滝がありそうだ.谷の探索は明日することにして,今日のミッションはこれで達成した.あとはまた標高差400mの斜面を登り返すだけだ.
一人でここまでやりますのやね。 単独だからこそやるのでしょうか
予定より少し早い3時前にテン泊予定地(桃源郷)着.去年の11月末以来なので,半年ぶりだ.相変わらず稜線直下に水が湧き出ていて,いつ来ても心が落ち着く場所だ.ここを最初に見つけたのは4年前だった.本当は違う場所にテントを張る予定だったのだが,この場所に心が惹きつけられてしまい,まだお昼過ぎだったのにここにテントを張ってしまった.それ以来何度通ったことだろう.最初にテントを張った夕方には大きなイノシシが水を飲みに来てくれたっけ.あれ以来あのイノシシにお目にかかったことがない.
このテン場、4年前にしっかりチェックさせてもらってます。
が、未だ 未到達です。 ゆっくりするためだけに歩いて寝てみたいですわ。
岩井谷と大滝も数年来の課題ですが、もうあきらめてました。
イヤ~ 気合いの入ったそして酒もたっぷりのエエ山行きですね。
も一度 地形図見ながらじっくり味わわせていただきます。
お疲れ様でした。
SHIGEKI
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
おはようございます、シュークリームさん。
しばらくそのまま突っ立っていたら向こうから声をかけてくれた.「シュークリームさん?」.あっ,やっぱりあきんちょかあ.それにしても神出鬼没な子やなあ.まさかこんなところでばったりするなんて.そういえば,今年の山菜闇天の時に桃源郷の場所を教えたんだった.来るかもとは思っていたけど,まさか同じ日にここで出くわすなんてなんという偶然.
よくぞ公共交通機関でこんな所まで・・
こんな人は今の時代あきんちょ以外いないんじゃないかな?
あきんちょを見送ったあと,私は沢装備で岩井谷に向かう.桃源郷すぐ横のca1240mピークからP1152, P1109をへて岩井谷に下りている尾根を辿る.この尾根を下るのは2回目だが,相変わらず緩斜面の気持ちのいい尾根だ.基本的に鹿道をたどるが,一部では明らかに人間がつけたと思われる明瞭な杣道が出てくる.岩井谷に近づくにつれて明瞭になる九十九折れの道をたどると,やすやすと岩井谷に着いた.
海山から苗木を担いで上がった尾根ですね。
この辺りは河原小屋と呼ばれる雰囲気のいい場所だ.確かに右岸の一段上がったところに平坦地があり,昔はなんらかの小屋があったのかもしれない.真砂谷経由でここまで来る道があるらしいので,私がたどった尾根に見られる杣道はその続きで,昔は多くの人がたどった道なのかもしれない.確かにこの尾根は歩きやすく,海山町から大台ケ原に至る良いルートになるだろう.
昨年もお世話になりました。
河原小屋から雰囲気の良い渓を上流へとたどる.おそらく岩井谷の中で最もほんわかした場所だろう.今日は暑いので,太もも辺りまで水に浸かるとひんやりして気持ちがいい.この谷をそのまま真っ直ぐにたどると河原小屋谷となり,テン泊地へと登りつめる.本谷は十字峡を右へ90度曲がる.曲がってすぐに番人のようにゴルジュに6m滝がかかる.ここは右岸の岩をあがることができる.岩場なので,ちょっといやらしい一手は,岩の隙間にカムを一発かませて登る.
左股は歩いたのでここは行けていません。
しばらく滝を楽しんだ後,右岸ルンゼから巻き始める.どきどき.最初は普通の急斜面.壁が切れた辺りで弱点をついて壁をすり抜けるのだが,ここら辺からモンキークライムとなる.安全を確保するためロープを出す.20mロープをダブルにして使うので,落ちると最大20mの滑落になる計算だが,実際には途中の木に絡むように上るので,落ちてもせいぜい数m程度だろう.
この方法をまた教えてください。
大滝の上は12〜3mほどの滝.ここは右岸を巻く.次に深い釜の奥に3mほどのCS滝.泳いで取り付けば簡単に直登できそうだが,単独ではあまり泳ぎたくないので,ここも右岸巻き.さらに10mクラスの滝が二つほど続き,なかなか楽しませてくれる.流石に台高で最も難しいと言われる岩井谷,こんな上流部でもしっかりゴルジュと滝のオンパレードだ.
岩井谷も穏やかなのは河原小屋付近だけのようですね。
トイ状の滑滝を気持ち良く直登し,右に直角に曲がり,ついで左に曲がると狭い廊下の奥に3mほどのCS滝が見えた.両サイドはスベスベの垂壁になっており,とてもへつれる状態ではない.泳いで取り付いても登れそうには見えないし.ちょっと考えてここでギブアップすることにした.今日のミッションは岩井谷大滝を登ることがメインで,ここまで遡行できれば120%達成といっていいだろう.
お疲れ様でした。
満足のいく沢旅で良かったです。
稜線からはわずか15分弱でテン場着.ほぼ理想的な周回コースだった.あとは桃源郷で寝そべって読書したり,ラジオを聴いたり,焚き火したり,お酒を飲んだり,のんびり過ごす.今日もいい1日だった.あきんちょは迷わずに帰れたのかな?
至福の時間ですね。
わりばし
しばらくそのまま突っ立っていたら向こうから声をかけてくれた.「シュークリームさん?」.あっ,やっぱりあきんちょかあ.それにしても神出鬼没な子やなあ.まさかこんなところでばったりするなんて.そういえば,今年の山菜闇天の時に桃源郷の場所を教えたんだった.来るかもとは思っていたけど,まさか同じ日にここで出くわすなんてなんという偶然.
よくぞ公共交通機関でこんな所まで・・
こんな人は今の時代あきんちょ以外いないんじゃないかな?
あきんちょを見送ったあと,私は沢装備で岩井谷に向かう.桃源郷すぐ横のca1240mピークからP1152, P1109をへて岩井谷に下りている尾根を辿る.この尾根を下るのは2回目だが,相変わらず緩斜面の気持ちのいい尾根だ.基本的に鹿道をたどるが,一部では明らかに人間がつけたと思われる明瞭な杣道が出てくる.岩井谷に近づくにつれて明瞭になる九十九折れの道をたどると,やすやすと岩井谷に着いた.
海山から苗木を担いで上がった尾根ですね。
この辺りは河原小屋と呼ばれる雰囲気のいい場所だ.確かに右岸の一段上がったところに平坦地があり,昔はなんらかの小屋があったのかもしれない.真砂谷経由でここまで来る道があるらしいので,私がたどった尾根に見られる杣道はその続きで,昔は多くの人がたどった道なのかもしれない.確かにこの尾根は歩きやすく,海山町から大台ケ原に至る良いルートになるだろう.
昨年もお世話になりました。
河原小屋から雰囲気の良い渓を上流へとたどる.おそらく岩井谷の中で最もほんわかした場所だろう.今日は暑いので,太もも辺りまで水に浸かるとひんやりして気持ちがいい.この谷をそのまま真っ直ぐにたどると河原小屋谷となり,テン泊地へと登りつめる.本谷は十字峡を右へ90度曲がる.曲がってすぐに番人のようにゴルジュに6m滝がかかる.ここは右岸の岩をあがることができる.岩場なので,ちょっといやらしい一手は,岩の隙間にカムを一発かませて登る.
左股は歩いたのでここは行けていません。
しばらく滝を楽しんだ後,右岸ルンゼから巻き始める.どきどき.最初は普通の急斜面.壁が切れた辺りで弱点をついて壁をすり抜けるのだが,ここら辺からモンキークライムとなる.安全を確保するためロープを出す.20mロープをダブルにして使うので,落ちると最大20mの滑落になる計算だが,実際には途中の木に絡むように上るので,落ちてもせいぜい数m程度だろう.
この方法をまた教えてください。
大滝の上は12〜3mほどの滝.ここは右岸を巻く.次に深い釜の奥に3mほどのCS滝.泳いで取り付けば簡単に直登できそうだが,単独ではあまり泳ぎたくないので,ここも右岸巻き.さらに10mクラスの滝が二つほど続き,なかなか楽しませてくれる.流石に台高で最も難しいと言われる岩井谷,こんな上流部でもしっかりゴルジュと滝のオンパレードだ.
岩井谷も穏やかなのは河原小屋付近だけのようですね。
トイ状の滑滝を気持ち良く直登し,右に直角に曲がり,ついで左に曲がると狭い廊下の奥に3mほどのCS滝が見えた.両サイドはスベスベの垂壁になっており,とてもへつれる状態ではない.泳いで取り付いても登れそうには見えないし.ちょっと考えてここでギブアップすることにした.今日のミッションは岩井谷大滝を登ることがメインで,ここまで遡行できれば120%達成といっていいだろう.
お疲れ様でした。
満足のいく沢旅で良かったです。
稜線からはわずか15分弱でテン場着.ほぼ理想的な周回コースだった.あとは桃源郷で寝そべって読書したり,ラジオを聴いたり,焚き火したり,お酒を飲んだり,のんびり過ごす.今日もいい1日だった.あきんちょは迷わずに帰れたのかな?
至福の時間ですね。
わりばし
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
シュークリームさん、こんばんは
テントを担いで二泊三日で沢を雄大に楽しむというかなり気合の入った壮大な計画を立てましたね。
核心の岩井谷周辺は無事通過されたようで何よりです。
宮指路
テントを担いで二泊三日で沢を雄大に楽しむというかなり気合の入った壮大な計画を立てましたね。
アワワは外せないですね。これだけ担げれば大したものです。この夏に飯豊山を目指す私は果たして何キロ担げるのだろうか?不必要な装備はなるべく切り捨て軽量化に努めたのだが、食べ物と飲み物だけは切り捨ての対象外なので,食べきれないほどの食料とアルコールを担ぐ。さらに、ロープとガチャの類を入れると装備の重量は19キロになった。腰にどしっとくる感覚は久しぶりだ。まあ、20キロを超えなかっただけましだろう。
単独だけに何かと気苦労が多いですね。400mの登り返しは大変だ!.目的の大滝の源頭よりは少し上流に降りたようだが,なんとか岩井谷に下りることができた.これで明日行き詰まってもエスケープルートは確保できた.上流側には10mクラスの滝が見え,下流にも滝がありそうだ.谷の探索は明日することにして,今日のミッションはこれで達成した.あとはまた標高差400mの斜面を登り返すだけだ.
この後でイノシシならぬ山の神に会えるとはねぇ予定より少し早い3時前にテン泊予定地(桃源郷)着.去年の11月末以来なので,半年ぶりだ.相変わらず稜線直下に水が湧き出ていて,いつ来ても心が落ち着く場所だ.ここを最初に見つけたのは4年前だった.本当は違う場所にテントを張る予定だったのだが,この場所に心が惹きつけられてしまい,まだお昼過ぎだったのにここにテントを張ってしまった.それ以来何度通ったことだろう.最初にテントを張った夕方には大きなイノシシが水を飲みに来てくれたっけ.あれ以来あのイノシシにお目にかかったことがない.
贅沢な大人の時間ですナぁ~。いいなぁいつもの場所にテントを張り,いつもの場所で焚き火をして,担ぎ上げたワインをちびちび飲みながら一人焼肉パーティーだ.ワインがなくなったらブランデーもたっぷりあるし.3時頃から焚き火を始め,夜8時まで続ける.いつの間にか酔っ払ってしまい,そのままテントに入って寝てしまった.上空を通る旅客機の音がちょっとうるさかったが,それほど気にもならずいつものように熟睡できた.
大キジハプニング再びですね。紙は忘れませんでしたか? まさか股の間から発見したということではないですわなテントから少し離れた場所で用を足していると,後ろの方で大型動物が落ち葉を踏む音がする.イノシシでも来たのかと見てみると,水が湧いている場所に小柄な女性が佇んでいる.
あきんちょさんのことをアキタヌキさんと勘違いしていました。しばらくそのまま突っ立っていたら向こうから声をかけてくれた.「シュークリームさん?」.あっ,やっぱりあきんちょかあ.
かなり迫力がある滝ですね。一人で来るのは勿体ないさらに簡単な滝を一つ越えると雰囲気のいいなめ.そして,その奥に日を浴びてキラキラ輝く岩井谷大滝がドーンと現れる.70mとも80mとも言われる直瀑だ.滝下は平坦な岩盤になっており,日当たりがいいので,舞台に寝そべりながら滝見物の気分だ.この滝に会うのはこれで2回目.いつ来てもほれぼれするような姿形のいい滝だ.
ロープの回収も大変だったでしょうしばらく滝を楽しんだ後,右岸ルンゼから巻き始める.どきどき.最初は普通の急斜面.壁が切れた辺りで弱点をついて壁をすり抜けるのだが,ここら辺からモンキークライムとなる.安全を確保するためロープを出す.20mロープをダブルにして使うので,落ちると最大20mの滑落になる計算だが,実際には途中の木に絡むように上るので,落ちてもせいぜい数m程度だろう.
核心の岩井谷周辺は無事通過されたようで何よりです。
宮指路
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
わりばしさん、おはようございます。
よくぞ公共交通機関でこんな所まで・・
こんな人は今の時代あきんちょ以外いないんじゃないかな?
大阪からだと結構かかりますね。帰りのバスの時間もあるしね。
海山から苗木を担いで上がった尾根ですね。
あっ、そうなんだ。
左股は歩いたのでここは行けていません。
岩井谷大滝や小木森滝は一見の価値がありますね。
この方法をまた教えてください。
簡単です。懸垂下降と同じやり方です。
岩井谷も穏やかなのは河原小屋付近だけのようですね。
岩質によるものかこの谷はフリクションがいいので気持ちよく歩けます。
至福の時間ですね。
目的の半分はこっちにありますからね。
よくぞ公共交通機関でこんな所まで・・
こんな人は今の時代あきんちょ以外いないんじゃないかな?
大阪からだと結構かかりますね。帰りのバスの時間もあるしね。
海山から苗木を担いで上がった尾根ですね。
あっ、そうなんだ。
左股は歩いたのでここは行けていません。
岩井谷大滝や小木森滝は一見の価値がありますね。
この方法をまた教えてください。
簡単です。懸垂下降と同じやり方です。
岩井谷も穏やかなのは河原小屋付近だけのようですね。
岩質によるものかこの谷はフリクションがいいので気持ちよく歩けます。
至福の時間ですね。
目的の半分はこっちにありますからね。
@シュークリーム@
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
Shigekiさん、おはようございます。もう随分のご無沙汰になりますね。
山歩き復活したようでおめでとうございます。
プロローグもエエ雰囲気出してます。
SHIGEKIは女性という言葉に反応するようやね
一人でここまでやりますのやね。 単独だからこそやるのでしょうか
単独だと自分の体の状態を見ながら、自分のペースで歩けますから、意外と疲れないですね。400mの登り返しも、荷物が軽いこともあって大したことはなかってです。
このテン場、4年前にしっかりチェックさせてもらってます。
が、未だ 未到達です。 ゆっくりするためだけに歩いて寝てみたいですわ。
どこから取り付いても時間がかかりますね。一番近いのは大台ケ原駐車場からだけど、それでも3時間くらいかかります。
今度は大台ケ原駐車場から出発して、ニノ俣谷の源頭部を探索してみようと思っています。
岩井谷と大滝も数年来の課題ですが、もうあきらめてました。
岩井谷大滝は一見の価値があります。私が行ったルートが最も簡単で安全な行き方だと思います。一度行って見てください。
山歩き復活したようでおめでとうございます。
プロローグもエエ雰囲気出してます。
SHIGEKIは女性という言葉に反応するようやね
一人でここまでやりますのやね。 単独だからこそやるのでしょうか
単独だと自分の体の状態を見ながら、自分のペースで歩けますから、意外と疲れないですね。400mの登り返しも、荷物が軽いこともあって大したことはなかってです。
このテン場、4年前にしっかりチェックさせてもらってます。
が、未だ 未到達です。 ゆっくりするためだけに歩いて寝てみたいですわ。
どこから取り付いても時間がかかりますね。一番近いのは大台ケ原駐車場からだけど、それでも3時間くらいかかります。
今度は大台ケ原駐車場から出発して、ニノ俣谷の源頭部を探索してみようと思っています。
岩井谷と大滝も数年来の課題ですが、もうあきらめてました。
岩井谷大滝は一見の価値があります。私が行ったルートが最も簡単で安全な行き方だと思います。一度行って見てください。
@シュークリーム@
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
宮指路さん、おはようございます。
テントを担いで二泊三日で沢を雄大に楽しむというかなり気合の入った壮大な計画を立てましたね。
重い荷物を背負っているのは行き帰りだけですからね。ベースキャンプを張って、そこでのんびりというのが理想ですね。
アワワは外せないですね。これだけ担げれば大したものです。この夏に飯豊山を目指す私は果たして何キロ担げるのだろうか?
飯豊山ですか、イイデすね
私も昔、飯豊山の縦走を計画していましたが、台風であえなく消え果てました。
単独だけに何かと気苦労が多いですね。400mの登り返しは大変だ!.
まあ、単独なので、自分のペースで歩けますからいいです。上まで行けばそんなにアップダウンがないので。
この後でイノシシならぬ山の神に会えるとはねぇ
あんなところまで一人で来るというのは大したもんです。
贅沢な大人の時間ですナぁ~。いいなぁ
至福の時間ですね。
かなり迫力がある滝ですね。一人で来るのは勿体ない
小木森滝もいいし、この滝もいいです。
大滝というのはやはり何かの魂を感じますね。
那智の滝がご神体になっているのもわかります。
ロープの回収も大変だったでしょう
核心の岩井谷周辺は無事通過されたようで何よりです。
懸垂下降と同じ原理なので、ロープの回収はごく簡単です。
必要なぶんだけピッチを切っていくだけのことです。
テントを担いで二泊三日で沢を雄大に楽しむというかなり気合の入った壮大な計画を立てましたね。
重い荷物を背負っているのは行き帰りだけですからね。ベースキャンプを張って、そこでのんびりというのが理想ですね。
アワワは外せないですね。これだけ担げれば大したものです。この夏に飯豊山を目指す私は果たして何キロ担げるのだろうか?
飯豊山ですか、イイデすね
私も昔、飯豊山の縦走を計画していましたが、台風であえなく消え果てました。
単独だけに何かと気苦労が多いですね。400mの登り返しは大変だ!.
まあ、単独なので、自分のペースで歩けますからいいです。上まで行けばそんなにアップダウンがないので。
この後でイノシシならぬ山の神に会えるとはねぇ
あんなところまで一人で来るというのは大したもんです。
贅沢な大人の時間ですナぁ~。いいなぁ
至福の時間ですね。
かなり迫力がある滝ですね。一人で来るのは勿体ない
小木森滝もいいし、この滝もいいです。
大滝というのはやはり何かの魂を感じますね。
那智の滝がご神体になっているのもわかります。
ロープの回収も大変だったでしょう
核心の岩井谷周辺は無事通過されたようで何よりです。
懸垂下降と同じ原理なので、ロープの回収はごく簡単です。
必要なぶんだけピッチを切っていくだけのことです。
@シュークリーム@
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
シュークリームさんこんばんは、あきんちょです。迷いそうになりましたが帰れました。
レポおもしろいです。探検だし挑戦やと思いました。
エスケープルートをまず確認してから沢登るやり方、勉強なります。
80m滝みごとです。滝の落ち口きれいです。ゴルジュかっこいいです。岩井谷大滝覚えました。
シュークリームさんの教えてくれた桃源郷、ほんといいとこでした。 あきんちょ
レポおもしろいです。探検だし挑戦やと思いました。
エスケープルートをまず確認してから沢登るやり方、勉強なります。
80m滝みごとです。滝の落ち口きれいです。ゴルジュかっこいいです。岩井谷大滝覚えました。
シュークリームさんの教えてくれた桃源郷、ほんといいとこでした。 あきんちょ
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
あきんちょ、こんにちは。
シュークリームさんこんばんは、あきんちょです。迷いそうになりましたが帰れました。
よかったです。ちょっと心配していました。ここは私でもちょっと迷ったりしまうんで。
レポおもしろいです。探検だし挑戦やと思いました。
よかったです。稜線歩きに谷歩きも組み合わせると山の歩き方は無限にバリエーションが出てきます。沢登りを知ってからそういうことに気がつきました。
エスケープルートをまず確認してから沢登るやり方、勉強なります。
山を歩く時はいつもエスケープルートを考えて歩いています。進退きわまると困るからね。
80m滝みごとです。滝の落ち口きれいです。ゴルジュかっこいいです。岩井谷大滝覚えました。
小木森滝や岩井谷大滝は一見の価値ありです。いずれも比較的簡単に行けるので、機会があったら行って見てください。
シュークリームさんの教えてくれた桃源郷、ほんといいとこでした。
よかったら今度桃源郷で一晩過ごしてもいてくださいね。
シュークリームさんこんばんは、あきんちょです。迷いそうになりましたが帰れました。
よかったです。ちょっと心配していました。ここは私でもちょっと迷ったりしまうんで。
レポおもしろいです。探検だし挑戦やと思いました。
よかったです。稜線歩きに谷歩きも組み合わせると山の歩き方は無限にバリエーションが出てきます。沢登りを知ってからそういうことに気がつきました。
エスケープルートをまず確認してから沢登るやり方、勉強なります。
山を歩く時はいつもエスケープルートを考えて歩いています。進退きわまると困るからね。
80m滝みごとです。滝の落ち口きれいです。ゴルジュかっこいいです。岩井谷大滝覚えました。
小木森滝や岩井谷大滝は一見の価値ありです。いずれも比較的簡単に行けるので、機会があったら行って見てください。
シュークリームさんの教えてくれた桃源郷、ほんといいとこでした。
よかったら今度桃源郷で一晩過ごしてもいてくださいね。
@シュークリーム@
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- 記事: 2227
- 登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
シュークリームさん、おはよう。
亀レスですが、ちょっとだけ表敬訪問。
「嘉茂助台地」
人に会うことがない。この山域の真ん中にある桃源郷にテントを張り、のんびり過ごす
まさかその桃源郷であの女性に会うことになろうとは、想像さえしていなかった。
グーもいつの日にか、あきんちょに会いに桃源郷へツエルト泊に行きます。
不必要な装備はなるべく切り捨て軽量化に努めたのだが、重量は19キロになった。
ぎょぇ!!
シュークリームさんのこのレポを読んで、グーも今回のツエルト泊のザックを量ってみた。
山泊装備だから当然日帰りのザックよりは重い。結果・・・・・9.5kgでした。
予想外の軽さに、グーの「重い」の感覚は 「グーはやっぱり並の人間じゃない!」
今年はシロヤシオはハズレだそうだが,シャクナゲは当たり年のようで,
桧塚のシロヤシオはあと3日で開花のつぼみがいっぱいでした。次の土日は見頃かと。
シャクナゲは今年は当たり年だったようですね。たくさんの落花でした。
また2・3年裏年が続くのだろうか? 今年は見逃したから残念。
行けそうな気もするのだが.少し考えて,「やっぱや〜めた」.無理をしてこんなところで怪我をしても誰も褒めてくれないし,
沢レポは詳細に書かれていて力作ですね。
地形図で辿ることはできましたが、グーは後追いはできません。
小木森滝を覗きに行って、桃源郷にいつの日にかきっと寝に行きます。
グー(伊勢山上住人)
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
ぐーさん,こんにちは.
シュークリームさん、おはよう。
亀レスですが、ちょっとだけ表敬訪問。
ご訪問ありがとうござんす.
グーさんは先週は奥の平でツエルト泊だったようですね.風が強かったんじゃないですか.
グーもいつの日にか、あきんちょに会いに桃源郷へツエルト泊に行きます。
桃源郷は本当にいいとこですので,是非一度行ってみてください.
地形が複雑なんで迷わないようにね.
あきんちょに会えなくても,残り香くらいは残っているかも.
ぎょぇ!!
シュークリームさんのこのレポを読んで、グーも今回のツエルト泊のザックを量ってみた。
山泊装備だから当然日帰りのザックよりは重い。結果・・・・・9.5kgでした。
予想外の軽さに、グーの「重い」の感覚は 「グーはやっぱり並の人間じゃない!」
まあ,慣れの問題だと思いますけど.
ボッカ訓練すると体幹が鍛えられますので,是非重い荷物を持ってテント泊に行ってくださいませ.
桧塚のシロヤシオはあと3日で開花のつぼみがいっぱいでした。次の土日は見頃かと。
シャクナゲは今年は当たり年だったようですね。たくさんの落花でした。
また2・3年裏年が続くのだろうか? 今年は見逃したから残念。
今年は本当にシャクナゲが当たりましたね.ちょうど満開の時期に行くことができてよかったです.
沢レポは詳細に書かれていて力作ですね。
地形図で辿ることはできましたが、グーは後追いはできません。
岩井谷大滝の下までは大丈夫ですよ.桃源郷に行ったら岩井滝大滝にもご挨拶してきてくださいな.
小木森滝を覗きに行って、桃源郷にいつの日にかきっと寝に行きます。
ぜひぜひ.
シュークリームさん、おはよう。
亀レスですが、ちょっとだけ表敬訪問。
ご訪問ありがとうござんす.
グーさんは先週は奥の平でツエルト泊だったようですね.風が強かったんじゃないですか.
グーもいつの日にか、あきんちょに会いに桃源郷へツエルト泊に行きます。
桃源郷は本当にいいとこですので,是非一度行ってみてください.
地形が複雑なんで迷わないようにね.
あきんちょに会えなくても,残り香くらいは残っているかも.
ぎょぇ!!
シュークリームさんのこのレポを読んで、グーも今回のツエルト泊のザックを量ってみた。
山泊装備だから当然日帰りのザックよりは重い。結果・・・・・9.5kgでした。
予想外の軽さに、グーの「重い」の感覚は 「グーはやっぱり並の人間じゃない!」
まあ,慣れの問題だと思いますけど.
ボッカ訓練すると体幹が鍛えられますので,是非重い荷物を持ってテント泊に行ってくださいませ.
桧塚のシロヤシオはあと3日で開花のつぼみがいっぱいでした。次の土日は見頃かと。
シャクナゲは今年は当たり年だったようですね。たくさんの落花でした。
また2・3年裏年が続くのだろうか? 今年は見逃したから残念。
今年は本当にシャクナゲが当たりましたね.ちょうど満開の時期に行くことができてよかったです.
沢レポは詳細に書かれていて力作ですね。
地形図で辿ることはできましたが、グーは後追いはできません。
岩井谷大滝の下までは大丈夫ですよ.桃源郷に行ったら岩井滝大滝にもご挨拶してきてくださいな.
小木森滝を覗きに行って、桃源郷にいつの日にかきっと寝に行きます。
ぜひぜひ.
@シュークリーム@
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
シューさん オヒサです
あめちゃんです
岩井谷、ずいぶん昔、沢登りをやってた頃(?)どうやって行けばよいのだろう?と胸をトクトクさせながら、紙ベースの遡行記録を読んでいました。
(下から行くと)、発電所の垂直の岩に打ち付けた階段を上るがチト腐っている、梅の木谷は別名「不帰の谷」、口坊主?奥坊主?などなど多少記憶はあいまいですが、憧れの沢です(でした )
食べきれないほどの食料とアルコールを担ぐ。さらに、ロープとガチャの類を入れると装備の重量は19キロになった。腰にどしっとくる感覚は久しぶりだ。まあ、20キロを超えなかっただけましだろう。
私はとてもとても。20キロ近くなると、何かの固いかたまりが背中にくっついている感じになりまして・・・。
岩井谷大滝から上流へは行ったことがないので,行き詰まった時のエズケープルートの探索をしようというわけだ.
・・・・下は行ったことがあると・・・
予定より少し早い3時前にテン泊予定地(桃源郷)着.去年の11月末以来なので,半年ぶりだ.相変わらず稜線直下に水が湧き出ていて,いつ来ても心が落ち着く場所だ.ここを最初に見つけたのは4年前だった.本当は違う場所にテントを張る予定だったのだが,この場所に心が惹きつけられてしまい,まだお昼過ぎだったのにここにテントを張ってしまった.それ以来何度通ったことだろう.最初にテントを張った夕方には大きなイノシシが水を飲みに来てくれたっけ.あれ以来あのイノシシにお目にかかったことがない.
ここまで来ると、もう貸切ですね。『〇〇桃源郷』の〇〇を埋めよ
そのイチになってしまいました
あめちゃん
あめちゃんです
岩井谷、ずいぶん昔、沢登りをやってた頃(?)どうやって行けばよいのだろう?と胸をトクトクさせながら、紙ベースの遡行記録を読んでいました。
(下から行くと)、発電所の垂直の岩に打ち付けた階段を上るがチト腐っている、梅の木谷は別名「不帰の谷」、口坊主?奥坊主?などなど多少記憶はあいまいですが、憧れの沢です(でした )
食べきれないほどの食料とアルコールを担ぐ。さらに、ロープとガチャの類を入れると装備の重量は19キロになった。腰にどしっとくる感覚は久しぶりだ。まあ、20キロを超えなかっただけましだろう。
私はとてもとても。20キロ近くなると、何かの固いかたまりが背中にくっついている感じになりまして・・・。
岩井谷大滝から上流へは行ったことがないので,行き詰まった時のエズケープルートの探索をしようというわけだ.
・・・・下は行ったことがあると・・・
予定より少し早い3時前にテン泊予定地(桃源郷)着.去年の11月末以来なので,半年ぶりだ.相変わらず稜線直下に水が湧き出ていて,いつ来ても心が落ち着く場所だ.ここを最初に見つけたのは4年前だった.本当は違う場所にテントを張る予定だったのだが,この場所に心が惹きつけられてしまい,まだお昼過ぎだったのにここにテントを張ってしまった.それ以来何度通ったことだろう.最初にテントを張った夕方には大きなイノシシが水を飲みに来てくれたっけ.あれ以来あのイノシシにお目にかかったことがない.
ここまで来ると、もう貸切ですね。『〇〇桃源郷』の〇〇を埋めよ
そのイチになってしまいました
あめちゃん
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
そのニ
テントから少し離れた場所で用を足していると,後ろの方で大型動物が落ち葉を踏む音がする.イノシシでも来たのかと見てみると,水が湧いている場所に小柄な女性が佇んでいる.何でこんなところに朝から女性がいるの?頭の中でクエスチョンマークが点滅し始める.とりあえず「こんにちは」と声をかけてみるが,そのあとの言葉が出てこなくて,しばらく沈黙してしまった.こんなところに一人で来る女性なんて一人しか知らないんだけど,まさかね.仕事で朝から晩までコンピュータの画面とにらめっこしていて,最近とみに視力が落ちているせいか顔がよく見えない.
人間が無防備になる大きな瞬間。特にわたしはひとりでテント張った翌朝の行動は非常にあけっぴろげ(開放的)になるので、頭の中のパニック具合は想像つきます
しばらくそのまま突っ立っていたら向こうから声をかけてくれた.「シュークリームさん?」.あっ,やっぱりあきんちょかあ.それにしても神出鬼没な子やなあ.まさかこんなところでばったりするなんて.そういえば,今年の山菜闇天の時に桃源郷の場所を教えたんだった.来るかもとは思っていたけど,まさか同じ日にここで出くわすなんてなんという偶然.
これは・・・『偶然』とい簡単な言葉で終わらせてはいけない現象かも。あんな(多分)人が滅多に行かないところで、数キロ四方ヒトがいないところでピンポイントで遭遇するなんて。
私だったら『これは必然だぁ!』と叫びながら、洗ってない手で握手します。・・・あわててるからパンツもおろしたままかも
さすがにそれじゃあ、相手があきんちょでも(失礼!)逃げるわな、キット。
この辺りは河原小屋と呼ばれる雰囲気のいい場所だ.確かに右岸の一段上がったところに平坦地があり,昔はなんらかの小屋があったのかもしれない.真砂谷経由でここまで来る道があるらしいので,私がたどった尾根に見られる杣道はその続きで,昔は多くの人がたどった道なのかもしれない.確かにこの尾根は歩きやすく,海山町から大台ケ原に至る良いルートになるだろう.
スゴイですよね、ムカシのヒトは。廃道フェチとしてはたどってみたい道。確かムカシ読んだ遡行記録では、泊適地とか、石垣とか、壊れた橋、みたいな言葉があったような気がします。
さらに簡単な滝を一つ越えると雰囲気のいいなめ.そして,その奥に日を浴びてキラキラ輝く岩井谷大滝がドーンと現れる.70mとも80mとも言われる直瀑だ.滝下は平坦な岩盤になっており,日当たりがいいので,舞台に寝そべりながら滝見物の気分だ.この滝に会うのはこれで2回目.いつ来てもほれぼれするような姿形のいい滝だ.
ホントに滝はキレイだし、そこまで到達の大変度がスパイスになると思います。占有気分も隠し味。
しばらく滝を楽しんだ後,右岸ルンゼから巻き始める.どきどき.最初は普通の急斜面.壁が切れた辺りで弱点をついて壁をすり抜けるのだが,ここら辺からモンキークライムとなる.安全を確保するためロープを出す.20mロープをダブルにして使うので,落ちると最大20mの滑落になる計算だが,実際には途中の木に絡むように上るので,落ちてもせいぜい数m程度だろう.3ピッチで壁の上に抜けたので,落ち口に向かってトラバースし,数mの懸垂下降で落ち口にジャストで降りることができた.自分のコースファインディングもなかなかのものだと自画自賛する.
読んでるこっちがドキドキ
稜線からはわずか15分弱でテン場着.ほぼ理想的な周回コースだった.あとは桃源郷で寝そべって読書したり,ラジオを聴いたり,焚き火したり,お酒を飲んだり,のんびり過ごす.
『日々の生活』という腕時計をはずしたスバラシイ1日でしたね。
あめちゃん
テントから少し離れた場所で用を足していると,後ろの方で大型動物が落ち葉を踏む音がする.イノシシでも来たのかと見てみると,水が湧いている場所に小柄な女性が佇んでいる.何でこんなところに朝から女性がいるの?頭の中でクエスチョンマークが点滅し始める.とりあえず「こんにちは」と声をかけてみるが,そのあとの言葉が出てこなくて,しばらく沈黙してしまった.こんなところに一人で来る女性なんて一人しか知らないんだけど,まさかね.仕事で朝から晩までコンピュータの画面とにらめっこしていて,最近とみに視力が落ちているせいか顔がよく見えない.
人間が無防備になる大きな瞬間。特にわたしはひとりでテント張った翌朝の行動は非常にあけっぴろげ(開放的)になるので、頭の中のパニック具合は想像つきます
しばらくそのまま突っ立っていたら向こうから声をかけてくれた.「シュークリームさん?」.あっ,やっぱりあきんちょかあ.それにしても神出鬼没な子やなあ.まさかこんなところでばったりするなんて.そういえば,今年の山菜闇天の時に桃源郷の場所を教えたんだった.来るかもとは思っていたけど,まさか同じ日にここで出くわすなんてなんという偶然.
これは・・・『偶然』とい簡単な言葉で終わらせてはいけない現象かも。あんな(多分)人が滅多に行かないところで、数キロ四方ヒトがいないところでピンポイントで遭遇するなんて。
私だったら『これは必然だぁ!』と叫びながら、洗ってない手で握手します。・・・あわててるからパンツもおろしたままかも
さすがにそれじゃあ、相手があきんちょでも(失礼!)逃げるわな、キット。
この辺りは河原小屋と呼ばれる雰囲気のいい場所だ.確かに右岸の一段上がったところに平坦地があり,昔はなんらかの小屋があったのかもしれない.真砂谷経由でここまで来る道があるらしいので,私がたどった尾根に見られる杣道はその続きで,昔は多くの人がたどった道なのかもしれない.確かにこの尾根は歩きやすく,海山町から大台ケ原に至る良いルートになるだろう.
スゴイですよね、ムカシのヒトは。廃道フェチとしてはたどってみたい道。確かムカシ読んだ遡行記録では、泊適地とか、石垣とか、壊れた橋、みたいな言葉があったような気がします。
さらに簡単な滝を一つ越えると雰囲気のいいなめ.そして,その奥に日を浴びてキラキラ輝く岩井谷大滝がドーンと現れる.70mとも80mとも言われる直瀑だ.滝下は平坦な岩盤になっており,日当たりがいいので,舞台に寝そべりながら滝見物の気分だ.この滝に会うのはこれで2回目.いつ来てもほれぼれするような姿形のいい滝だ.
ホントに滝はキレイだし、そこまで到達の大変度がスパイスになると思います。占有気分も隠し味。
しばらく滝を楽しんだ後,右岸ルンゼから巻き始める.どきどき.最初は普通の急斜面.壁が切れた辺りで弱点をついて壁をすり抜けるのだが,ここら辺からモンキークライムとなる.安全を確保するためロープを出す.20mロープをダブルにして使うので,落ちると最大20mの滑落になる計算だが,実際には途中の木に絡むように上るので,落ちてもせいぜい数m程度だろう.3ピッチで壁の上に抜けたので,落ち口に向かってトラバースし,数mの懸垂下降で落ち口にジャストで降りることができた.自分のコースファインディングもなかなかのものだと自画自賛する.
読んでるこっちがドキドキ
稜線からはわずか15分弱でテン場着.ほぼ理想的な周回コースだった.あとは桃源郷で寝そべって読書したり,ラジオを聴いたり,焚き火したり,お酒を飲んだり,のんびり過ごす.
『日々の生活』という腕時計をはずしたスバラシイ1日でしたね。
あめちゃん
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
そのサン
朝の献立は昨日と同じベーコンエッグと餅2個とカフェオレ.この献立が調理しやすく,食べやすく,力がついてちょうどいい.
シューさんは見かけによらず洋風なんですね(まあ餅は・・・和洋折衷か)。私は『雑炊』の漢字メニューです。
あとはのんびり荷物の整理をするとぴったり7時に出発準備が整った.ここら辺の時間配分はいつも計ったように正確だ.
久しく、濡れた装備と濡れた靴を履くことはしてないなぁ・・・。
P1153に戻り,しばし休憩.ザックを担ぎ,P871に向かって東に降り始める.この付近には掘状にえぐれた昔の仕事道が残っている.相当えぐれているところを見ると昔はたくさんの人が通った道なのだろう.地形図から考えるとおそらく真砂谷から上がってきているのではないか.
この辺はわりばしさんのところ探してみます。
モチツツジ,ドウダンツツジ,ツクバネウツギがちょうど満開だ.本当に癒し渓だねえ.やっぱり谷はいいなあ.
先日、別荘近くの変哲のない谷の中でボーっとしてました。やっぱり沢はいいなあ。特に新緑のころはどこを見たらいいやら。
自分のカラダも緑に染まりそうな
ソロのときはノーストレスの沢歩きが自分には合ってるのかな。
シューさんのレポ読んで自分を見つめなおすことができました。
あめちゃん
朝の献立は昨日と同じベーコンエッグと餅2個とカフェオレ.この献立が調理しやすく,食べやすく,力がついてちょうどいい.
シューさんは見かけによらず洋風なんですね(まあ餅は・・・和洋折衷か)。私は『雑炊』の漢字メニューです。
あとはのんびり荷物の整理をするとぴったり7時に出発準備が整った.ここら辺の時間配分はいつも計ったように正確だ.
久しく、濡れた装備と濡れた靴を履くことはしてないなぁ・・・。
P1153に戻り,しばし休憩.ザックを担ぎ,P871に向かって東に降り始める.この付近には掘状にえぐれた昔の仕事道が残っている.相当えぐれているところを見ると昔はたくさんの人が通った道なのだろう.地形図から考えるとおそらく真砂谷から上がってきているのではないか.
この辺はわりばしさんのところ探してみます。
モチツツジ,ドウダンツツジ,ツクバネウツギがちょうど満開だ.本当に癒し渓だねえ.やっぱり谷はいいなあ.
先日、別荘近くの変哲のない谷の中でボーっとしてました。やっぱり沢はいいなあ。特に新緑のころはどこを見たらいいやら。
自分のカラダも緑に染まりそうな
ソロのときはノーストレスの沢歩きが自分には合ってるのかな。
シューさんのレポ読んで自分を見つめなおすことができました。
あめちゃん
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
あめちゃん,こんち
岩井谷、ずいぶん昔、沢登りをやってた頃(?)どうやって行けばよいのだろう?と胸をトクトクさせながら、紙ベースの遡行記録を読んでいました。
(下から行くと)、発電所の垂直の岩に打ち付けた階段を上るがチト腐っている、梅の木谷は別名「不帰の谷」、口坊主?奥坊主?などなど多少記憶はあいまいですが、憧れの沢です(でした )
4級の沢って,台高にもそんなにないですもんね.沢やってると結構憧れますね.
私は下から遡行しようとは思っていません.記録を見るだけで,私には無理だと思います.
自分にとって沢というのは癒しの場所であって,冒険するところじゃないと思っています.
と言いながら,いざ滝に出会うと登ってみたくなる自分がいて,この辺りは完全に自己矛盾してます.
私はとてもとても。20キロ近くなると、何かの固いかたまりが背中にくっついている感じになりまして・・・。
テント泊と沢登りを組み合わせるとどうしてもそれくらいの重さになりますね.
純粋に沢泊であれば,タープと簡易シュラフで間に合うんですけどね.
でも,あめちゃんはまだそんなことを言える歳ではないと思うけどね.私から見るとまだまだ若いです.
・・・・下は行ったことがあると・・・
下は行く勇気がないなあ.
ここまで来ると、もう貸切ですね。『〇〇桃源郷』の〇〇を埋めよ
想像力に乏しい私にそんなことやらせないで!!
でも「マイ桃源郷」かな?
そのイチになってしまいました
「イチ」って「位置」?
あめちゃんて私より一回り以上若いはずだよね.あとは言わないけど.
岩井谷、ずいぶん昔、沢登りをやってた頃(?)どうやって行けばよいのだろう?と胸をトクトクさせながら、紙ベースの遡行記録を読んでいました。
(下から行くと)、発電所の垂直の岩に打ち付けた階段を上るがチト腐っている、梅の木谷は別名「不帰の谷」、口坊主?奥坊主?などなど多少記憶はあいまいですが、憧れの沢です(でした )
4級の沢って,台高にもそんなにないですもんね.沢やってると結構憧れますね.
私は下から遡行しようとは思っていません.記録を見るだけで,私には無理だと思います.
自分にとって沢というのは癒しの場所であって,冒険するところじゃないと思っています.
と言いながら,いざ滝に出会うと登ってみたくなる自分がいて,この辺りは完全に自己矛盾してます.
私はとてもとても。20キロ近くなると、何かの固いかたまりが背中にくっついている感じになりまして・・・。
テント泊と沢登りを組み合わせるとどうしてもそれくらいの重さになりますね.
純粋に沢泊であれば,タープと簡易シュラフで間に合うんですけどね.
でも,あめちゃんはまだそんなことを言える歳ではないと思うけどね.私から見るとまだまだ若いです.
・・・・下は行ったことがあると・・・
下は行く勇気がないなあ.
ここまで来ると、もう貸切ですね。『〇〇桃源郷』の〇〇を埋めよ
想像力に乏しい私にそんなことやらせないで!!
でも「マイ桃源郷」かな?
そのイチになってしまいました
「イチ」って「位置」?
あめちゃんて私より一回り以上若いはずだよね.あとは言わないけど.
@シュークリーム@
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
あめちゃん,それぞれの記事にレスいただいてありがとうございます.
人間が無防備になる大きな瞬間。特にわたしはひとりでテント張った翌朝の行動は非常にあけっぴろげ(開放的)になるので、頭の中のパニック具合は想像つきます
パニックになったわけじゃないんですけど,あそこで人にあったのは初めてだったもんで.イノシシにあったことはあるんですけどねえ.
これは・・・『偶然』とい簡単な言葉で終わらせてはいけない現象かも。あんな(多分)人が滅多に行かないところで、数キロ四方ヒトがいないところでピンポイントで遭遇するなんて。
私だったら『これは必然だぁ!』と叫びながら、洗ってない手で握手します。・・・あわててるからパンツもおろしたままかも
さすがにそれじゃあ、相手があきんちょでも(失礼!)逃げるわな、キット。
なんと直接的な表現やなあ.
まあ,なにせ人が来ないところなもんで,無防備な状態ではありまんなあ.
スゴイですよね、ムカシのヒトは。廃道フェチとしてはたどってみたい道。確かムカシ読んだ遡行記録では、泊適地とか、石垣とか、壊れた橋、みたいな言葉があったような気がします。
あのあたりってほんとあらゆるところに廃道がありますね.
歩ける尾根はすべて人が歩いていたと思う.それだけ林業が盛んだったんでしょうねえ.
銚子川第二発電所からの白倉林道の素掘りのトンネルなんか見ても,「よくあんなところに林道を」と言いたくなるようなすごい林道ですねえ.
それだけ林業の経済的位置が高かったんでしょうなあ.
ホントに滝はキレイだし、そこまで到達の大変度がスパイスになると思います。占有気分も隠し味。
ほんとに岩井谷大滝は一見の価値がありますね.
大台ケ原の駐車場からだったら十分に日帰り圏内ですね.
『日々の生活』という腕時計をはずしたスバラシイ1日でしたね。
やっぱ,あの桃源郷だからこそという気もしますね.
なんか安心できる場所なんですよね.
人間が無防備になる大きな瞬間。特にわたしはひとりでテント張った翌朝の行動は非常にあけっぴろげ(開放的)になるので、頭の中のパニック具合は想像つきます
パニックになったわけじゃないんですけど,あそこで人にあったのは初めてだったもんで.イノシシにあったことはあるんですけどねえ.
これは・・・『偶然』とい簡単な言葉で終わらせてはいけない現象かも。あんな(多分)人が滅多に行かないところで、数キロ四方ヒトがいないところでピンポイントで遭遇するなんて。
私だったら『これは必然だぁ!』と叫びながら、洗ってない手で握手します。・・・あわててるからパンツもおろしたままかも
さすがにそれじゃあ、相手があきんちょでも(失礼!)逃げるわな、キット。
なんと直接的な表現やなあ.
まあ,なにせ人が来ないところなもんで,無防備な状態ではありまんなあ.
スゴイですよね、ムカシのヒトは。廃道フェチとしてはたどってみたい道。確かムカシ読んだ遡行記録では、泊適地とか、石垣とか、壊れた橋、みたいな言葉があったような気がします。
あのあたりってほんとあらゆるところに廃道がありますね.
歩ける尾根はすべて人が歩いていたと思う.それだけ林業が盛んだったんでしょうねえ.
銚子川第二発電所からの白倉林道の素掘りのトンネルなんか見ても,「よくあんなところに林道を」と言いたくなるようなすごい林道ですねえ.
それだけ林業の経済的位置が高かったんでしょうなあ.
ホントに滝はキレイだし、そこまで到達の大変度がスパイスになると思います。占有気分も隠し味。
ほんとに岩井谷大滝は一見の価値がありますね.
大台ケ原の駐車場からだったら十分に日帰り圏内ですね.
『日々の生活』という腕時計をはずしたスバラシイ1日でしたね。
やっぱ,あの桃源郷だからこそという気もしますね.
なんか安心できる場所なんですよね.
@シュークリーム@
Re: 【台高】南大台滝巡り 岩井谷大滝、八町滝(撤退)、小木森谷奥の大滝
シューさんは見かけによらず洋風なんですね(まあ餅は・・・和洋折衷か)。私は『雑炊』の漢字メニューです。
見かけによらずとはどういう意味なんやろなあ.
フライパンひとつで調理できるというとどうしても洋風になりますねえ.
野菜も摂りたいので,晩御飯は野菜炒め風焼肉にしたりしてね.
お酒はワインが多いです.締めはブランデーかバーボンあたりですなあ.
寒い時は熱燗がいいけどね.
まあ,極楽極楽
久しく、濡れた装備と濡れた靴を履くことはしてないなぁ・・・。
ネオプレンのソックスだと,ネオプレンさえ乾かせば大丈夫.
この辺はわりばしさんのところ探してみます。
この前,zippさんが書いてたよ.やっぱ真砂谷から上がっているみたい.
先日、別荘近くの変哲のない谷の中でボーっとしてました。やっぱり沢はいいなあ。特に新緑のころはどこを見たらいいやら。
自分のカラダも緑に染まりそうな
水が流れるほとを聞きながらぼうっとしていると心が安らぎますね.
やっぱ,水の流れる音は母親の胎内の音なのかもしれない.
ソロのときはノーストレスの沢歩きが自分には合ってるのかな。
シューさんのレポ読んで自分を見つめなおすことができました。
木屋谷上流部でのんびり沢泊もいいですね.ヒルもいなさそうだし.
単独沢行は危険だからしないようにと人には言っているけど,単独ののんびり沢歩きはいいですね.
沢との対話ができるし,それは自分との対話なのかもしれないと思う.
見かけによらずとはどういう意味なんやろなあ.
フライパンひとつで調理できるというとどうしても洋風になりますねえ.
野菜も摂りたいので,晩御飯は野菜炒め風焼肉にしたりしてね.
お酒はワインが多いです.締めはブランデーかバーボンあたりですなあ.
寒い時は熱燗がいいけどね.
まあ,極楽極楽
久しく、濡れた装備と濡れた靴を履くことはしてないなぁ・・・。
ネオプレンのソックスだと,ネオプレンさえ乾かせば大丈夫.
この辺はわりばしさんのところ探してみます。
この前,zippさんが書いてたよ.やっぱ真砂谷から上がっているみたい.
先日、別荘近くの変哲のない谷の中でボーっとしてました。やっぱり沢はいいなあ。特に新緑のころはどこを見たらいいやら。
自分のカラダも緑に染まりそうな
水が流れるほとを聞きながらぼうっとしていると心が安らぎますね.
やっぱ,水の流れる音は母親の胎内の音なのかもしれない.
ソロのときはノーストレスの沢歩きが自分には合ってるのかな。
シューさんのレポ読んで自分を見つめなおすことができました。
木屋谷上流部でのんびり沢泊もいいですね.ヒルもいなさそうだし.
単独沢行は危険だからしないようにと人には言っているけど,単独ののんびり沢歩きはいいですね.
沢との対話ができるし,それは自分との対話なのかもしれないと思う.
@シュークリーム@