【台高】からすき谷をぐるりんぱ 御料林を歩く
Posted: 2012年6月24日(日) 10:45
【日 付】2012年6月23日(土)
【山 域】台高
【コース】からすき谷公園P7:15---P707---P1064--12:30古ヶ丸山北峰13:00---奥芋口---清治山---鉈山---15:35からすき谷公園P
【メンバー】単独
来年20年に一度の伊勢神宮の式年遷宮をむかえる。その用材を伐りだす山を御杣山と言い、1回の遷宮で1万本以上のヒノキ材が使われることから御杣山は移り変わっていった。台高では戦国時代の1541年に江馬山が御杣山になり江馬から迷岳をへて大熊谷手前までが伐採の対象になった。1629年からはさらに奥地の大杉山になり1689年まで御杣山として伐採された。大杉山の範囲は大熊谷から奥地全体を指したようだ。
[attachment=4]IMG_5531.jpg[/attachment]
嘉茂助谷の頭で宮マークの境界標識を見た。ZIPPさんによると郡界尾根に続いているおり御料林の南側の境界になっているようだ。ならば大熊谷の南側にあるからすき谷左岸尾根に痕跡はないかと右岸尾根をからめて周回コースを歩くことにした。
からすき谷公園に駐車し、鉄製のハシゴがつけられている尾根の末端から取りつく。最初はヤブっぽいが尾根にのると杣道があらわれる。現役の杣道で、山ニや山吉などのペイントが目立つ。植林を上がっていくと560mの尾根上に御料局と刻まれた境界標識があった。帰ってから調べてみると、御料局は戦前まであった帝室林野局の前身の宮内省御料局のことで御料林の管理・運営をしていた部署だ。御料局の名前が使われていたのは明治40年までなので100年前に立てられた境界標識のようだ。どうやら御料林の北側の境界は、からすき谷左岸尾根になっていたようだ。
植林は続きポイントにはピンクのテープがつけられている。シャクナゲの尾根を歩きP707をすぎたあたりで尾根上に大きな岩が出てきた。ここには、ロープが渡してあり木の橋もあるが、木の橋は腐っており使えないので、岩を上る。ここから岩尾根が続き、いつの間にか植林のピンクテープは消え、かえわりに赤と銀のテープがあらわれ要所につけられている。
[attachment=3]IMG_5533.jpg[/attachment]
尾根上に岩が何度も出てくるが、基本は左に巻いて進む。岩をそのまま登らなければならないのは最初の大岩だけで、それ以外は巻道がある。岩の上からはからすき谷右岸尾根が良く見える。時たまブナの大木がかおをだし、尾根上に岩がゴロゴロしだす。尾根が広がり二重山稜になる。
[attachment=2]IMG_5542.jpg[/attachment]
900mまで上がってくると大熊谷側の迷岳から大熊谷の頭までの山稜がきれいに見える。三滝谷の大滝が音をたてて流れている。今週の大雨で水量が多いようだ。迷岳方面に目をうつすと、崩レ俣谷の源頭部から一筋の滝が流れている。大雨のおかげで期間限定の滝が現れたようだ。いいものを見せてもらった。
[attachment=1]IMG_5544.jpg[/attachment]
P1064の北尾根の分岐をすぎ最後の急登を上ると縦走路に出た。ひと上りして古ヶ丸北峰に到着。展望を楽しみながら昼食をとる。ここからは今日上ってきた左岸尾根が良く見える。岩をしたがえながら延々と続く尾根で、時間がかかるはずだ。また、野江俣方面の稜線も見える。
これから、縦走路をひたすら下るのみ。登山道には宮川村の黄色い杭がいつくもうたれており、マーキングのかわりをしてくれる。ブナとミズナラ、ヒメシャラの木陰の道を快適に下って行く。途中には尾根を守る檜の古木が存在感を示している。植林地に入り伐採した木の皮をむいた白い倒木地帯を抜けると駐車地に着いた。
[attachment=0]IMG_5569.jpg[/attachment]
からすき谷左岸尾根は、坊主揚げの道や寺谷右岸尾根の雰囲気を持つ道だった。昔から岩尾根のルートは崩れにくく使いやすかったのだろう。からすき谷と古ヶ谷からは万治元年(1658)に遷宮のために木材が伐採搬出されたという記録が残っている。
【山 域】台高
【コース】からすき谷公園P7:15---P707---P1064--12:30古ヶ丸山北峰13:00---奥芋口---清治山---鉈山---15:35からすき谷公園P
【メンバー】単独
来年20年に一度の伊勢神宮の式年遷宮をむかえる。その用材を伐りだす山を御杣山と言い、1回の遷宮で1万本以上のヒノキ材が使われることから御杣山は移り変わっていった。台高では戦国時代の1541年に江馬山が御杣山になり江馬から迷岳をへて大熊谷手前までが伐採の対象になった。1629年からはさらに奥地の大杉山になり1689年まで御杣山として伐採された。大杉山の範囲は大熊谷から奥地全体を指したようだ。
[attachment=4]IMG_5531.jpg[/attachment]
嘉茂助谷の頭で宮マークの境界標識を見た。ZIPPさんによると郡界尾根に続いているおり御料林の南側の境界になっているようだ。ならば大熊谷の南側にあるからすき谷左岸尾根に痕跡はないかと右岸尾根をからめて周回コースを歩くことにした。
からすき谷公園に駐車し、鉄製のハシゴがつけられている尾根の末端から取りつく。最初はヤブっぽいが尾根にのると杣道があらわれる。現役の杣道で、山ニや山吉などのペイントが目立つ。植林を上がっていくと560mの尾根上に御料局と刻まれた境界標識があった。帰ってから調べてみると、御料局は戦前まであった帝室林野局の前身の宮内省御料局のことで御料林の管理・運営をしていた部署だ。御料局の名前が使われていたのは明治40年までなので100年前に立てられた境界標識のようだ。どうやら御料林の北側の境界は、からすき谷左岸尾根になっていたようだ。
植林は続きポイントにはピンクのテープがつけられている。シャクナゲの尾根を歩きP707をすぎたあたりで尾根上に大きな岩が出てきた。ここには、ロープが渡してあり木の橋もあるが、木の橋は腐っており使えないので、岩を上る。ここから岩尾根が続き、いつの間にか植林のピンクテープは消え、かえわりに赤と銀のテープがあらわれ要所につけられている。
[attachment=3]IMG_5533.jpg[/attachment]
尾根上に岩が何度も出てくるが、基本は左に巻いて進む。岩をそのまま登らなければならないのは最初の大岩だけで、それ以外は巻道がある。岩の上からはからすき谷右岸尾根が良く見える。時たまブナの大木がかおをだし、尾根上に岩がゴロゴロしだす。尾根が広がり二重山稜になる。
[attachment=2]IMG_5542.jpg[/attachment]
900mまで上がってくると大熊谷側の迷岳から大熊谷の頭までの山稜がきれいに見える。三滝谷の大滝が音をたてて流れている。今週の大雨で水量が多いようだ。迷岳方面に目をうつすと、崩レ俣谷の源頭部から一筋の滝が流れている。大雨のおかげで期間限定の滝が現れたようだ。いいものを見せてもらった。
[attachment=1]IMG_5544.jpg[/attachment]
P1064の北尾根の分岐をすぎ最後の急登を上ると縦走路に出た。ひと上りして古ヶ丸北峰に到着。展望を楽しみながら昼食をとる。ここからは今日上ってきた左岸尾根が良く見える。岩をしたがえながら延々と続く尾根で、時間がかかるはずだ。また、野江俣方面の稜線も見える。
これから、縦走路をひたすら下るのみ。登山道には宮川村の黄色い杭がいつくもうたれており、マーキングのかわりをしてくれる。ブナとミズナラ、ヒメシャラの木陰の道を快適に下って行く。途中には尾根を守る檜の古木が存在感を示している。植林地に入り伐採した木の皮をむいた白い倒木地帯を抜けると駐車地に着いた。
[attachment=0]IMG_5569.jpg[/attachment]
からすき谷左岸尾根は、坊主揚げの道や寺谷右岸尾根の雰囲気を持つ道だった。昔から岩尾根のルートは崩れにくく使いやすかったのだろう。からすき谷と古ヶ谷からは万治元年(1658)に遷宮のために木材が伐採搬出されたという記録が残っている。
【コース】からすき谷公園P7:15---P707---P1064--12:30古ヶ丸山北峰13:00---奥芋口---清治山---鉈山---15:35からすき谷公園P