【北アルプス】穴毛谷から杓子平

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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【北アルプス】穴毛谷から杓子平

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2012年6月2日(土)
【山 域】北アルプス南部 笠ヶ岳周辺
【天 候】晴れのち曇り
【メンバー】ひいちゃん、山日和
【コース】林道ゲート5:50---6:35穴毛谷渡渉点---9:20穴毛大滝---10:00大滝上---11:35杓子平13:15---13:50大滝上
     ---14:55穴毛大滝 ---17:10ゲート

 毎度のことながら、新穂高から眺める穴毛谷の堰堤群には圧倒される。その上には淡い青空と、笠ヶ岳から抜戸岳へ連
なるスカイラインが浮かんでいる。思ったよりいい天気だ。
 時間短縮のためにいつもの無料駐車場ではなく、左俣林道ゲートのホテルニューホタカまで車を進めた。ところが500円の
はずだった駐車料金は1000円に書き換えられていた。しようがないので渋々1000円を払う。これで入浴料込みなら安いん
だけど。

[attachment=4]P1080033_1.JPG[/attachment]
 穴毛谷も3度目のなれば手慣れたものだ。初めてのひいちゃんは不安げな面持ち。事前にいろいろ情報を入れて、かえっ
て不安が増幅したようでもある。
渡渉点をいくつか探ったが、結局最終堰堤の下で渡ることにした。少し靴を濡らした程度で右岸に渡る。
昨年は3つ下の堰堤から雪が繋がっていたが、あれは5月3週目だった。ちょうど同時期の一昨年と比べても雪は少なく、し
ばらくは河原歩きである。

 右岸のちょっとした岩場をへつれば待望の雪渓だ。ここで早速アイゼンを装着する。アイゼンを靴に合わせるのを忘れてき
たひいちゃんは調節にひと苦労。彼女のアイゼンもそろそろ買い替え時のようである。
 雪渓はデブリでガタガタの雪面と、比較的滑らかな部分に分かれている。歩きやすいところを選んで進めば、Wストックとの
コンビネーションで手と足を交互に動かすだけで前進できるので雪渓歩きは楽だ。

 四ノ沢出合のひときわ大規模なデブリを越えると徐々に傾斜が強まり、両岸が迫ったゴルジュっぽくなる。
そして穴毛大観音のお目見えだが、往復含めて4回見ているともう感慨は湧かない。ひいちゃんも「ふーん」という感じである。
五ノ沢からの落石が本流を横断して左岸側まで飛んできていた。まわりが融けて雪の台の上に大きな岩が鎮座する光景は
この時期の風物詩だろう。

[attachment=3]P1080118_1.JPG[/attachment]
 いよいよ穴毛大滝が姿を見せた。やはり水流の見えている部分が去年より多い。
初めて見る大滝の姿にひいちゃんは大感激だ。3回目にして初めて滝に日が当たっているのを見た。
水しぶきの躍動と岩の陰影がひと際美しく映える。やはり太陽はあらゆるものに命を吹き込んでくれる。

[attachment=2]P1080135_1.JPG[/attachment]
 ここでザイテンタールの急登に備えてピッケルに持ち替えた。雪は適度な堅さで、アイゼンをフラットに蹴り込めばピタッと
止まる快適な登高である。
本流へのトラバース地点も迷うことなく見付け、難なく大滝上流の雪渓とほとんど段差のない小尾根に乗った。
たんぽぽさんによると、ここは7月になるとお花畑となるパラダイスらしい。一度そういう時に訪れてみたい気もするが、快適な
雪渓歩きと引き換えなのだろう。どちらを取るか難しいところだ。

 ひいちゃんが足の異変を訴えた。足首が脱臼気味で、はまるとかはまらないとか言っている。無理は禁物だ。
ここで引き返してもいいが、足の置き方によっては痛まないというので、とりあえず杓子平に向かって進むことにする。
ひいちゃんはここなら谷も広いしヘリを呼べるなんてとんでもないことを考えていたらしいが。

 ここから見る六ノ沢は、去年あそこを登ったことが信じられないぐらい急角度で空に向かって伸びていた。
七ノ沢出合の先にある小滝は雪の中から姿を見せていた。前回同様、右岸から雪を繋いで巻き上がる。
緩く左にカーブして、雪壁状の落差に視界を遮られると、その向こうが杓子平だ。落差を超えれば狭い谷間から開放されて、
カール状にワイドに広がる杓子平の雄大な風景に包まれる。主稜線はまだはるか高く、延々と雪庇が連なっていた。
 平とは言いながらあまり平坦な場所がない杓子平である。比較的緩い小台地に腰を降ろす。
穴毛谷の向こうには笠ヶ岳と山小屋がガスに覆い隠されようとしていた。
今日はここまでだ。ひいちゃんの足もなんとか持ってくれた。帰りが心配だがのんびりランチとしよう。

[attachment=1]P1080190_1.JPG[/attachment]
 何もしないよりはとテープを出してテーピングを勧めた。ひいちゃんは多少勉強しているようで、手際よくテープを巻いていく。
作業完了して立ち上がってみると、なんとまったく痛みを感じないと言う。これは大正解。あれほど痛そうにしていたのがウソ
のようだ。これで安心して下山できるというものである。

 雪山の下りは尻セードを交えながら鼻歌モードの気楽なものとなった。しかしザイテンタールの急斜面ではひいちゃんのビ
ビリが出てとたんに牛歩モードとなる。こういう場面の歩行技術は課題が残るようだ。まあ、場数と度胸がものを言うのだが。
 雪渓末端でアイゼンを脱いだら急に雨が降り出した。いきなり本降りの様相になったので長続きはしないだろう。
上だけは防風対策で雨具を着ていたが、面倒くさいのでパンツとレインカバーは着けずに歩く。もう少しというところなのにび
しょ濡れになってしまった。

[attachment=0]P1080237_1.JPG[/attachment]
 3番目の堰堤下を渡渉する頃にはもう雨も上がり、日まで差し出した。予想通りである。
ニューホタカに戻ると宿の大将が心配そうに出てきた。こういう駐車場に止めると車は安心だが、時間が遅くなった時に余計
な心配をかけてしまうので善し悪しである。闇下にならなくてよかった。
 仕上げは前から気になっていた平湯温泉の平湯館で汗を流した。レトロな雰囲気の建物と凝った作りの露天風呂はなかな
かのものだった。

 半年に及んだ雪追っかけもこれで終了だろうか。もうそろそろモードを切替えなくてはいけない頃だ。

                              山日和
添付ファイル
P1080237_1.JPG
P1080190_1.JPG
P1080135_1.JPG
P1080118_1.JPG
P1080033_1.JPG
ふ~さん
記事: 525
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【北アルプス】穴毛谷から杓子平

投稿記事 by ふ~さん »

こんばんは、山日日和さん。穴毛でしたか!
 渡渉点をいくつか探ったが、結局最終堰堤の下で渡ることにした。少し靴を濡らした程度で右岸に渡る。
渡渉は無難に?膝の皿は大丈夫でしたか?

 
雪渓はデブリでガタガタの雪面と、比較的滑らかな部分に分かれている。歩きやすいところを選んで進めば、Wストックとの
コンビネーションで手と足を交互に動かすだけで前進できるので雪渓歩きは楽だ。
ホンダの開発したアシモ君でも登れそうですね(^_-)

 
四ノ沢出合のひときわ大規模なデブリを越えると徐々に傾斜が強まり、両岸が迫ったゴルジュっぽくなる。
そして穴毛大観音のお目見えだが、往復含めて4回見ているともう感慨は湧かない。ひいちゃんも「ふーん」という感じである。
おやおや。会うたび見るたび新しいインスピレーションが湧いてくるといいんですが。スルメイカ的感動が穴毛の隠微な魅力でしょ?

 
いよいよ穴毛大滝が姿を見せた。やはり水流の見えている部分が去年より多い。
初めて見る大滝の姿にひいちゃんは大感激だ。3回目にして初めて滝に日が当たっているのを見た。
水しぶきの躍動と岩の陰影がひと際美しく映える。やはり太陽はあらゆるものに命を吹き込んでくれる。
おお、良かった良かった。山さんには珍しく詩的な表現が炸裂してますね。
ここでザイテンタールの急登に備えてピッケルに持ち替えた。雪は適度な堅さで、アイゼンをフラットに蹴り込めばピタッと
止まる快適な登高である。
本流へのトラバース地点も迷うことなく見付け、難なく大滝上流の雪渓とほとんど段差のない小尾根に乗った。
たんぽぽさんによると、ここは7月になるとお花畑となるパラダイスらしい。一度そういう時に訪れてみたい気もするが、快適な
雪渓歩きと引き換えなのだろう。どちらを取るか難しいところだ。
ふむふむ、駆け引きとな。安穏たるスローライフを選ぶのか、はたまたリスキーで冒険的人生を選ぶのか・・・みたいなオプションですね。

 
ひいちゃんが足の異変を訴えた。足首が脱臼気味で、はまるとかはまらないとか言っている。無理は禁物だ。
ここで引き返してもいいが、足の置き方によっては痛まないというので、とりあえず杓子平に向かって進むことにする。
ひいちゃんはここなら谷も広いしヘリを呼べるなんてとんでもないことを考えていたらしいが。
皿には異常は認められませんでしたか?

 
ここから見る六ノ沢は、去年あそこを登ったことが信じられないぐらい急角度で空に向かって伸びていた。
七ノ沢出合の先にある小滝は雪の中から姿を見せていた。前回同様、右岸から雪を繋いで巻き上がる。
緩く左にカーブして、雪壁状の落差に視界を遮られると、その向こうが杓子平だ。落差を超えれば狭い谷間から開放されて、
カール状にワイドに広がる杓子平の雄大な風景に包まれる。主稜線はまだはるか高く、延々と雪庇が連なっていた。
 平とは言いながらあまり平坦な場所がない杓子平である。比較的緩い小台地に腰を降ろす。
穴毛谷の向こうには笠ヶ岳と山小屋がガスに覆い隠されようとしていた。
今日はここまでだ。ひいちゃんの足もなんとか持ってくれた。帰りが心配だがのんびりランチとしよう。
やれやれ。どうなることかと思いきや。くれぐれも帰りはお皿を大切に。
 何もしないよりはとテープを出してテーピングを勧めた。ひいちゃんは多少勉強しているようで、手際よくテープを巻いていく。
作業完了して立ち上がってみると、なんとまったく痛みを感じないと言う。これは大正解。あれほど痛そうにしていたのがウソ
のようだ。これで安心して下山できるというものである。
すごい!私の皿にもテーピングしてちょ。

 
雪山の下りは尻セードを交えながら鼻歌モードの気楽なものとなった。しかしザイテンタールの急斜面ではひいちゃんのビ
ビリが出てとたんに牛歩モードとなる。こういう場面の歩行技術は課題が残るようだ。まあ、場数と度胸がものを言うのだが。
場数と度胸がものを言うのは〇〇〇の世界も同じですね。

 
3番目の堰堤下を渡渉する頃にはもう雨も上がり、日まで差し出した。予想通りである。
ニューホタカに戻ると宿の大将が心配そうに出てきた。こういう駐車場に止めると車は安心だが、時間が遅くなった時に余計
な心配をかけてしまうので善し悪しである。闇下にならなくてよかった。
 仕上げは前から気になっていた平湯温泉の平湯館で汗を流した。レトロな雰囲気の建物と凝った作りの露天風呂はなかな
かのものだった。
露天風呂で締めくくりとは最高でしたね。それにしても、凝った作りとは何なのかな。
 半年に及んだ雪追っかけもこれで終了だろうか。もうそろそろモードを切替えなくてはいけない頃だ。

                              山日和
おっ、いよいよ沢はじめかにゃ。

 ふ~さん
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【北アルプス】穴毛谷から杓子平

投稿記事 by バーチャリ »

山日和さん おはようございます。

今日は雨でゆっくり出来ますね

時間短縮のためにいつもの無料駐車場ではなく、左俣林道ゲートのホテルニューホタカまで車を進めた。ところが500円の
はずだった駐車料金は1000円に書き換えられていた。しようがないので渋々1000円を払う。これで入浴料込みなら安いん
だけど。


入浴料込1000円なら安くて時間短縮も出来ていいですね

 穴毛谷も3度目のなれば手慣れたものだ。初めてのひいちゃんは不安げな面持ち。事前にいろいろ情報を入れて、かえっ
て不安が増幅したようでもある。


初めてだと渡渉 急斜面など不安ですよね
私がドボンしているし

右岸に渡る渡渉点をいくつか探ったが、結局最終堰堤の下で渡ることにした。少し靴を濡らした程度で。

飛ばずに最初から水に入ったのですか

右岸のちょっとした岩場をへつれば待望の雪渓だ。ここで早速アイゼンを装着する。アイゼンを靴に合わせるのを忘れてき
たひいちゃんは調節にひと苦労。彼女のアイゼンもそろそろ買い替え時のようである。


軽いアイゼンに買い替えの口実が出来ていいね

そして穴毛大観音のお目見えだが、往復含めて4回見ているともう感慨は湧かない。ひいちゃんも「ふーん」という感じである。

女の人は興味がないですが・・・・は騒いでいたような
 いよいよ穴毛大滝が姿を見せた。やはり水流の見えている部分が去年より多い。
初めて見る大滝の姿にひいちゃんは大感激だ。3回目にして初めて滝に日が当たっているのを見た。
水しぶきの躍動と岩の陰影がひと際美しく映える。やはり太陽はあらゆるものに命を吹き込んでくれる。


ひいちゃんどうも滝に興味が有るようで
一度百四丈滝に連れて行って下さい

 ここでザイテンタールの急登に備えてピッケルに持ち替えた。雪は適度な堅さで、アイゼンをフラットに蹴り込めばピタッと
止まる快適な登高である。


雪は無く石がゴロゴロしていましたが
デジカメを落とした場所です。


本流へのトラバース地点も迷うことなく見付け、難なく大滝上流の雪渓とほとんど段差のない小尾根に乗った。

笹が出ていていましたよ

たんぽぽさんによると、ここは7月になるとお花畑となるパラダイスらしい。一度そういう時に訪れてみたい気もするが、快適な
雪渓歩きと引き換えなのだろう。どちらを取るか難しいところだ。


眺めが良くてお花もあり休憩場所にちょうど
いい場所です。

 ひいちゃんが足の異変を訴えた。足首が脱臼気味で、はまるとかはまらないとか言っている。無理は禁物だ。

大丈夫 激下りがまつていますよ

七ノ沢出合の先にある小滝は雪の中から姿を見せていた。前回同様、右岸から雪を繋いで巻き上がる。

少し大きい滝を琵琶湖さんと私は巻き後は沢歩きだったような

緩く左にカーブして、雪壁状の落差に視界を遮られると、その向こうが杓子平だ。落差を超えれば狭い谷間から開放されて、
カール状にワイドに広がる杓子平の雄大な風景に包まれる。主稜線はまだはるか高く、延々と雪庇が連なっていた。


 
ここから必死にふ~さん 琵琶湖さん3人で稜線まで上がりました。

平とは言いながらあまり平坦な場所がない杓子平である。比較的緩い小台地に腰を降ろす。
穴毛谷の向こうには笠ヶ岳と山小屋がガスに覆い隠されようとしていた。
今日はここまでだ。ひいちゃんの足もなんとか持ってくれた。帰りが心配だがのんびりランチとしよう。


私達も素晴らしい景色をご馳走に野外ランチでした。

 何もしないよりはとテープを出してテーピングを勧めた。ひいちゃんは多少勉強しているようで、手際よくテープを巻いていく。
作業完了して立ち上がってみると、なんとまったく痛みを感じないと言う。これは大正解。あれほど痛そうにしていたのがウソ
のようだ。これで安心して下山できるというものである。


5センチぐらいの幅の包帯は入れてますが
テープまで持参していたの素晴らしい

 雪山の下りは尻セードを交えながら鼻歌モードの気楽なものとなった。しかしザイテンタールの急斜面ではひいちゃんのビ
ビリが出てとたんに牛歩モードとなる。こういう場面の歩行技術は課題が残るようだ。まあ、場数と度胸がものを言うのだが。

 
雪が緩んでいたらビビリもないでしょうが

 半年に及んだ雪追っかけもこれで終了だろうか。もうそろそろモードを切替えなくてはいけない頃だ。

沢モードですか?
お疲れ様でした。 
穴毛谷の風景を思いだしながらの書き込みでした。

   バーチャリ
                            
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【北アルプス】穴毛谷から杓子平

投稿記事 by たんぽぽ »

山日和さん、こんにちは。

 毎度のことながら、新穂高から眺める穴毛谷の堰堤群には圧倒される。その上には淡い青空と、笠ヶ岳から抜戸岳へ連
なるスカイラインが浮かんでいる。思ったよりいい天気だ。

穴毛谷を目の前にして胸踊りますね。
F氏もこの頃迫り来る渡渉地獄に胸躍らせていましたよ。

 時間短縮のためにいつもの無料駐車場ではなく、左俣林道ゲートのホテルニューホタカまで車を進めた。ところが500円の
はずだった駐車料金は1000円に書き換えられていた。しようがないので渋々1000円を払う。これで入浴料込みなら安いん
だけど。

女性同伴だとスタートからサ-ビスがちゃいますね~
渡渉地獄に胸躍らせるF氏
渡渉地獄に胸躍らせるF氏
 穴毛谷も3度目のなれば手慣れたものだ。初めてのひいちゃんは不安げな面持ち。事前にいろいろ情報を入れて、かえっ
て不安が増幅したようでもある。

なるほど、山日和さんはテクニシャンのお手本です。

そして穴毛大観音のお目見えだが、往復含めて4回見ているともう感慨は湧かない。
あ~ら、そうですか、一度中へ入ってくださいな。
新たなる発見がありますゾ。
〇〇タイ、エロ爺、正常人の3人組は滑った壁面タッチして大喜び。
(二姫は呆れてみてましたが・・・)

ひいちゃんも「ふーん」という感じである。
そりゃあもちろんです。
ピナクル、いやいやローソク岩の方がお好みでしょう。
阿呆男どもに呆れて待ちくたびれる赤点ふたつ
阿呆男どもに呆れて待ちくたびれる赤点ふたつ
 いよいよ穴毛大滝が姿を見せた。やはり水流の見えている部分が去年より多い。
初めて見る大滝の姿にひいちゃんは大感激だ。

やっと大滝が見れてよかったですね。

 ここでザイテンタールの急登に備えてピッケルに持ち替えた。雪は適度な堅さで、アイゼンをフラットに蹴り込めばピタッと
止まる快適な登高である。
本流へのトラバース地点も迷うことなく見付け、難なく大滝上流の雪渓とほとんど段差のない小尾根に乗った。

まだまだザイテンタールは残雪が多い!まっ白やないですか。
うるさいダケカンバがみんな雪の下で快適に尾根に乗れましたね。

たんぽぽさんによると、ここは7月になるとお花畑となるパラダイスらしい。一度そういう時に訪れてみたい気もするが、快適な
雪渓歩きと引き換えなのだろう。どちらを取るか難しいところだ。

お花畑というほどの大きさはありませんが、6月になるとハクイサンイチゲやコイワカガミが咲くいいところです。

 ひいちゃんが足の異変を訴えた。足首が脱臼気味で、はまるとかはまらないとか言っている。無理は禁物だ。
ハマルのなら得意ワザですから、お呼びくだされば別山谷からワープしてまいりましたのに。

ひいちゃんはここなら谷も広いしヘリを呼べるなんてとんでもないことを考えていたらしいが。
恐ろしい・・・

ここから見る六ノ沢は、去年あそこを登ったことが信じられないぐらい急角度で空に向かって伸びていた。
自分で登っていきながら、後で見上げては信じられないことはよくありますね。

 平とは言いながらあまり平坦な場所がない杓子平である。比較的緩い小台地に腰を降ろす。
ホント、平坦部がないですね、尾根乗越部が一番平坦だったりして。
こういう景色に出会いたいですね
こういう景色に出会いたいですね
 何もしないよりはとテープを出してテーピングを勧めた。ひいちゃんは多少勉強しているようで、手際よくテープを巻いていく。
作業完了して立ち上がってみると、なんとまったく痛みを感じないと言う。これは大正解。あれほど痛そうにしていたのがウソ
のようだ。これで安心して下山できるというものである。

へぇ~、いいですね。
ワタチのヒザにも巻いてみようかなあ。

 雪山の下りは尻セードを交えながら鼻歌モードの気楽なものとなった。しかしザイテンタールの急斜面ではひいちゃんのビ
ビリが出てとたんに牛歩モードとなる。こういう場面の歩行技術は課題が残るようだ。まあ、場数と度胸がものを言うのだが。

女性陣はどうも雪渓下りが苦手な方が多いですね、やっぱ度胸か。

半年に及んだ雪追っかけもこれで終了だろうか。もうそろそろモードを切替えなくてはいけない頃だ。
長い雪遊びお疲れさまでした。
この次はオンナ遊び、ちゃったちゃった、ジャブジャブ遊びでしたね。
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【北アルプス】穴毛谷から杓子平

投稿記事 by 山日和 »

ふ~さん、どうもです。

渡渉は無難に?膝の皿は大丈夫でしたか?

水量が大したことないので大丈夫でした。お皿も無事です。

[attachment=2]P1080056_1.JPG[/attachment]
ホンダの開発したアシモ君でも登れそうですね(^_-)

AIBOだと下りが厳しいかも・・・犬は下りが苦手ですからね。(^^ゞ

おやおや。会うたび見るたび新しいインスピレーションが湧いてくるといいんですが。スルメイカ的感動が穴毛の隠微な魅力でしょ?

「噛めば噛むほど」ってやつですか・・・熟女に通じるものがあるって?

[attachment=1]P1080109_1.JPG[/attachment]
おお、良かった良かった。山さんには珍しく詩的な表現が炸裂してますね。

「珍しく」とはご挨拶ですねえ。文芸派の私としては当然です。

ふむふむ、駆け引きとな。安穏たるスローライフを選ぶのか、はたまたリスキーで冒険的人生を選ぶのか・・・みたいなオプションですね。

一見安穏でもヒドゥンクレバスみたいな見えざるリスクがあったりします。

皿には異常は認められませんでしたか?

やれやれ。どうなることかと思いきや。くれぐれも帰りはお皿を大切に。

すごい!私の皿にもテーピングしてちょ。


皿にこだわってますねえ。よっぽどひどいのかな?ちゃんと医者に診てもらう方がいいですよ。
人生には三つのさらがあるといいます。「今さら」と「ひざのさら」と「銀のさら」。最後のさらはとてもおいしいですね。 :mrgreen:

場数と度胸がものを言うのは〇〇〇の世界も同じですね。

???

露天風呂で締めくくりとは最高でしたね。それにしても、凝った作りとは何なのかな。

こんな感じです。ふ~さんの期待するような仕掛けじゃないよ。(^_^;)

[attachment=0]on_yama_p01.jpg[/attachment]
>半年に及んだ雪追っかけもこれで終了だろうか。もうそろそろモードを切替えなくてはいけない頃だ。

おっ、いよいよ沢はじめかにゃ。


いい季節になってきました。(^^)/

                     山日和
添付ファイル
平湯館露天風呂
平湯館露天風呂
観音の顔?も5度
観音の顔?も5度
渡渉点
渡渉点
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【北アルプス】穴毛谷から杓子平

投稿記事 by 山日和 »

バーチャリさん、どうもです。

今日は雨でゆっくり出来ますね

ヒマなんで散髪してきました。(^^♪

入浴料込1000円なら安くて時間短縮も出来ていいですね

「込み」ならね。現実には入浴料500円は別です。

[attachment=2]P1030981_1.JPG[/attachment]
初めてだと渡渉 急斜面など不安ですよね
私がドボンしているし


結構ビビっておられました。 :lol:

>右岸に渡る渡渉点をいくつか探ったが、結局最終堰堤の下で渡ることにした。少し靴を濡らした程度で。

飛ばずに最初から水に入ったのですか


浅かったので走り抜けました。

軽いアイゼンに買い替えの口実が出来ていいね

ワンタッチ・セミワンタッチは早いです。脱着が面倒じゃないのがいいですね。

>そして穴毛大観音のお目見えだが、往復含めて4回見ているともう感慨は湧かない。ひいちゃんも「ふーん」という感じである。

女の人は興味がないですが・・・・は騒いでいたような


そりゃそうでしょうねえ。・・・・は穴毛の3バカトリオですか? :mrgreen:

ひいちゃんどうも滝に興味が有るようで
一度百四丈滝に連れて行って下さい


百四丈滝の滝つぼもすごいようですね。お目にかかりたいもんです。

雪は無く石がゴロゴロしていましたが
デジカメを落とした場所です。


ただのガレ場でしたか。デジカメは見つからず?

[attachment=1]P1080150_1.JPG[/attachment]
>本流へのトラバース地点も迷うことなく見付け、難なく大滝上流の雪渓とほとんど段差のない小尾根に乗った。

笹が出ていていましたよ


ここは5月でもササが出ています。

眺めが良くてお花もあり休憩場所にちょうど
いい場所です。


急登の後、ホッとひと息つけるところですよね。

>ひいちゃんが足の異変を訴えた。足首が脱臼気味で、はまるとかはまらないとか言っている。無理は禁物だ。

大丈夫 激下りがまつていますよ


下りは笠新道の方がいいかなと思ったりもしました。でも雪の方が足にはやさしいですね。

少し大きい滝を琵琶湖さんと私は巻き後は沢歩きだったような

7月には沢登り状態でしたか。
 
[attachment=0]P1040028_1.JPG[/attachment]
ここから必死にふ~さん 琵琶湖さん3人で稜線まで上がりました。

稜線というのは抜戸岳の南尾根ですね。槍・穂高がドーンと見えるところ。

5センチぐらいの幅の包帯は入れてますが
テープまで持参していたの素晴らしい


救急ポーチにひと通りは入れてますが、初めて役立ちました。役立たない方がいいんだけどね。

雪が緩んでいたらビビリもないでしょうが

緩んでましたよ。アイゼンの爪で立つような状態ならロープ出さないと下れないでしょう。

沢モードですか?
お疲れ様でした。 
穴毛谷の風景を思いだしながらの書き込みでした。


そろそろですね。(*^^)v
バーチャリさんは穴毛はあまり好みではなかったですか?

                       山日和
添付ファイル
P1040028_1.JPG
ザイテンタールの登り
ザイテンタールの登り
P1030981_1.JPG
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【北アルプス】穴毛谷から杓子平

投稿記事 by バーチャリ »

今晩は

ヒマなんで散髪してきました。(^^♪

バッサリきりすっきりなりましたか・
私はバラの植え変えや手入れしていました。

結構ビビっておられました。 :lol:

そうですか?
私はなど駐車場でもうビビリが入りましたよ~
浅かったので走り抜けました。

そうですか?
良かったですね、リベンジの時も流れがひどく
私のザックは空を飛んで対岸へ

ワンタッチ・セミワンタッチは早いです。脱着が面倒じゃないのがいいですね。

少しでも軽いのがいいですね
私も買い替えたい

そりゃそうでしょうねえ。・・・・は穴毛の3バカトリオですか? :mrgreen:

あらら~ トリオさん    導師さんがなんか言っていますよ :x

百四丈滝の滝つぼもすごいようですね。お目にかかりたいもんです。

彼女が何回も言っていますのでネツトで見ると
素晴らしい滝ですね
滝まででもいいから見てみたいです。


稜線というのは抜戸岳の南尾根ですね。槍・穂高がドーンと見えるところ。

そうですね 夏の登山道でした。

5センチぐらいの幅の包帯は入れてますが
テープまで持参していたの素晴らしい

そろそろですね。(*^^)v
バーチャリさんは穴毛はあまり好みではなかったですか?


彼女からメールもらった時は
北海道のヘェリーの切符をネツトで申し込んでいて乗車の手続きに手間がかかり
気分てきに気が乗りませんでしたが今思うと
水量が少なかったら行けば良かったかな?


  バーチャリ


                      
ひいちゃん
記事: 25
登録日時: 2011年5月11日(水) 10:24

Re: 【北アルプス】穴毛谷から杓子平

投稿記事 by ひいちゃん »

山日和さん、こんにちは。
穴毛お世話になりました。

毎度のことながら、新穂高から眺める穴毛谷の堰堤群には圧倒される。その上には淡い青空と、笠ヶ岳から抜戸岳へ連
なるスカイラインが浮かんでいる。思ったよりいい天気だ。
  

あの人工物にはホント圧倒されますね。
普通に笠ケ岳に向う時には気にならなかった堰堤が、これから穴毛の谷に入れて頂くんだと言う門に見えたりしてね。

 穴毛谷も3度目のなれば手慣れたものだ。初めてのひいちゃんは不安げな面持ち。事前にいろいろ情報を入れて、かえっ
て不安が増幅したようでもある。


流石の不安性、前日質問攻めにて失礼をいたしました。。
まぁ安全志向だとお許し下さいませ~。

右岸のちょっとした岩場をへつれば待望の雪渓だ。ここで早速アイゼンを装着する。アイゼンを靴に合わせるのを忘れてき
たひいちゃんは調節にひと苦労。彼女のアイゼンもそろそろ買い替え時のようである。


ボリエールまで履かなくてもとスカルパの登山靴に変えたのに、アイゼンに合わすのを後回しにしたらもうアルツで忘れ、
12年も前のアイゼンでスライドさせるのに一苦労。
あってはならない事にホントお恥ずかしい事やった、30分も余分な時間を費やしてしまいました。

四ノ沢出合のひときわ大規模なデブリを越えると徐々に傾斜が強まり、両岸が迫ったゴルジュっぽくなる。
そして穴毛大観音のお目見えだが、往復含めて4回見ているともう感慨は湧かない。ひいちゃんも「ふーん」という感じである。
五ノ沢からの落石が本流を横断して左岸側まで飛んできていた。まわりが融けて雪の台の上に大きな岩が鎮座する光景は
この時期の風物詩だろう。


穴毛大観音さまに反応なくて失礼しました。
なんのこっちゃで???
なんか、しきりと詳しく説明をして下さってましたね。
要するに、岩も年月経つとアートネーチャー必須って事かな。
それにしても、割れた落石、木々がちぎれ落ちて散らばってる光景はこの時期しか見られないね。
自然の猛威を感じました。

 いよいよ穴毛大滝が姿を見せた。やはり水流の見えている部分が去年より多い。
初めて見る大滝の姿にひいちゃんは大感激だ。3回目にして初めて滝に日が当たっているのを見た。
水しぶきの躍動と岩の陰影がひと際美しく映える。やはり太陽はあらゆるものに命を吹き込んでくれる。


長い間、百四条の滝壷を見たくても行く事が出来なかったんで大滝は感激でしたー
迫力ありましたね。
もっと近くで覗き込みたかったけれど落ちたら大変と思い止まりました。
雪・・・そこに落ちゆく水の勢いは壷がなくても素晴らしかったです。
去年より雪の量が10Mも少ないと仰っていたけれど、少ないほうが滝に高さがあって迫力ありましたね。
天の恵み、陽の光も雰囲気に勢いを付けてくれてました。
穴毛大滝
穴毛大滝
ここでザイテンタールの急登に備えてピッケルに持ち替えた。雪は適度な堅さで、アイゼンをフラットに蹴り込めばピタッと
止まる快適な登高である。
本流へのトラバース地点も迷うことなく見付け、難なく大滝上流の雪渓とほとんど段差のない小尾根に乗った。
たんぽぽさんによると、ここは7月になるとお花畑となるパラダイスらしい。一度そういう時に訪れてみたい気もするが、快適な
雪渓歩きと引き換えなのだろう。どちらを取るか難しいところだ。
 ひいちゃんが足の異変を訴えた。足首が脱臼気味で、はまるとかはまらないとか言っている。無理は禁物だ。
ここで引き返してもいいが、足の置き方によっては痛まないというので、とりあえず杓子平に向かって進むことにする。


キックステップの度に足首が外れるような痛み。
ゴキッ・・・あれ?入らない。
落ち着いては、またゴキッ。
うまく入らない時の痛みは顔がゆがんじゃいました。

咲いてはいなかったけれどコイワカガミ群生のパラダイスで靴の足首紐をしっかり締め付けて少し楽になりました。
s-P1040026.jpg
ここから見る六ノ沢は、去年あそこを登ったことが信じられないぐらい急角度で空に向かって伸びていた。

凄い斜度でしたね。
落ちたら何処まで~

七ノ沢出合の先にある小滝は雪の中から姿を見せていた。前回同様、右岸から雪を繋いで巻き上がる。
緩く左にカーブして、雪壁状の落差に視界を遮られると、その向こうが杓子平だ。落差を超えれば狭い谷間から開放されて、
カール状にワイドに広がる杓子平の雄大な風景に包まれる。主稜線はまだはるか高く、延々と雪庇が連なっていた。
 平とは言いながらあまり平坦な場所がない杓子平である。比較的緩い小台地に腰を降ろす。
穴毛谷の向こうには笠ヶ岳と山小屋がガスに覆い隠されようとしていた。
今日はここまでだ。ひいちゃんの足もなんとか持ってくれた。帰りが心配だがのんびりランチとしよう。


痛みに耐えつつ、なんとかなんとかでした。
不調で申し訳なかったです。

笠ケ岳と笠ケ岳山荘の赤い屋根がなんとも良い感じでした。
笠ケ岳と笠ケ岳山荘
笠ケ岳と笠ケ岳山荘
何もしないよりはとテープを出してテーピングを勧めた。ひいちゃんは多少勉強しているようで、手際よくテープを巻いていく。
作業完了して立ち上がってみると、なんとまったく痛みを感じないと言う。これは大正解。あれほど痛そうにしていたのがウソ
のようだ。これで安心して下山できるというものである。


幅広キネシオテープ持参には感謝でした。ニチバンのよりずっと良い感じ。
しかし、自分に巻く日が来るとは・・・。

雪山の下りは尻セードを交えながら鼻歌モードの気楽なものとなった。

私はピッケルでブレーキかけながらでしたが。。
s-P1040047.jpg
しかしザイテンタールの急斜面ではひいちゃんのビ
ビリが出てとたんに牛歩モードとなる。こういう場面の歩行技術は課題が残るようだ。まあ、場数と度胸がものを言うのだが。


何年雪山やってんだか、度胸全くございません!!
毛勝山も凄い斜度と思いましたが、それをも勝るとはね。
前に遮るものがないのを、快感と感じるようにならねばね。
s-P1040050.jpg
雪渓末端でアイゼンを脱いだら急に雨が降り出した。いきなり本降りの様相になったので長続きはしないだろう。
上だけは防風対策で雨具を着ていたが、面倒くさいのでパンツとレインカバーは着けずに歩く。もう少しというところなのにび
しょ濡れになってしまった。


15時までは大丈夫と思ってましたが、岩のヘツリで降らんでもねー。
あんな大粒雨に叩きつけられるとは思ってなかったけれど、ものの30分で止んでくれてホッとしました。
あの籾糠山の時は長かったからね。

3番目の堰堤下を渡渉する頃にはもう雨も上がり、日まで差し出した。予想通りである。
ニューホタカに戻ると宿の大将が心配そうに出てきた。こういう駐車場に止めると車は安心だが、時間が遅くなった時に余計な心配をかけてしまうので善し悪しである。闇下にならなくてよかった。
仕上げは前から気になっていた平湯温泉の平湯館で汗を流した。レトロな雰囲気の建物と凝った作りの露天風呂はなかなかのものだ。


帰宅してGPSの軌跡を見たら、笠新道までもう40~50M届いていなかったね。
ホント不消化で申し訳なかったです。
足首も、いろいろご心配させちゃいましたがキネシオテープのお陰さま。
痛みなく下る事ができました。

林道では山菜とお遊び、そしてくるまばそうに癒され、到着直ぐにニューホタカのご主人様のお出迎え。
「気をつけて帰ってください」の優しいお言葉は嬉しかったですね。
極めつけは、割引券を印刷して持ってきて下さったお陰で、豪華平湯館のお風呂を初体験。
風情ある露天風呂はちょっとだけ入るには勿体ないくらいでした。

いろいろお世話になり、本当にありがとうございました。

     ☆ひいちゃん
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
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Re: 【北アルプス】穴毛谷から杓子平

投稿記事 by 山日和 »

たんぽぽさん、どうもです。

穴毛谷を目の前にして胸踊りますね。
F氏もこの頃迫り来る渡渉地獄に胸躍らせていましたよ。


稜線が見えるか見えないかがモチ維持の決め手ですね。

[attachment=2]P1080042_1.JPG[/attachment]
女性同伴だとスタートからサ-ビスがちゃいますね~

まあ、とにかく時間勝負なもんで。
でもふ~たんコンビと一緒なら迷わず引き返してますが。(^^ゞ

なるほど、山日和さんはテクニシャンのお手本です。
あ~ら、そうですか、一度中へ入ってくださいな。
新たなる発見がありますゾ。
〇〇タイ、エロ爺、正常人の3人組は滑った壁面タッチして大喜び。
(二姫は呆れてみてましたが・・・)


3人目はまさかたんぽぽさんのことじゃないでしょうね。

そりゃあもちろんです。
ピナクル、いやいやローソク岩の方がお好みでしょう。


おっと、それはNGワードです。

[attachment=1]P1080095_1.JPG[/attachment]
まだまだザイテンタールは残雪が多い!まっ白やないですか。
うるさいダケカンバがみんな雪の下で快適に尾根に乗れましたね。


2年前もそうでしたが、6月初めならこんなもんでしょう。
トラバース開始地点はヤブが出てますが、踏み跡もバッチリです。

お花畑というほどの大きさはありませんが、6月になるとハクイサンイチゲやコイワカガミが咲くいいところです。

6月も後半の話でしょうね。花が咲いてればパラダイスでしょうねえ。

>ひいちゃんはここなら谷も広いしヘリを呼べるなんてとんでもないことを考えていたらしいが。
恐ろしい・・・


いや、ホンマ。 :shock:

>ここから見る六ノ沢は、去年あそこを登ったことが信じられないぐらい急角度で空に向かって伸びていた。
自分で登っていきながら、後で見上げては信じられないことはよくありますね。


だいたい遠くから見るととても登れないように見えることが多いですよね。

>平とは言いながらあまり平坦な場所がない杓子平である。比較的緩い小台地に腰を降ろす。
ホント、平坦部がないですね、尾根乗越部が一番平坦だったりして。


かもしれませんね。

[attachment=0]パノラマ 1_2_1.JPG[/attachment]
へぇ~、いいですね。
ワタチのヒザにも巻いてみようかなあ。


なかなか効果があったようです。たんぽぽさんはサポーターもしてないの?

女性陣はどうも雪渓下りが苦手な方が多いですね、やっぱ度胸か。

そのようですねえ。前に重りをぶら下げてない分バランス取りにくいのかも。 :mrgreen:

この次はオンナ遊び、ちゃったちゃった、ジャブジャブ遊びでしたね。

ビジョビジョジャブジャブランランラン♪ ですわ。(^^)/

                山日和
添付ファイル
パノラマ 1_2_1.JPG
P1080095_1.JPG
P1080042_1.JPG
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Re: 【北アルプス】穴毛谷から杓子平

投稿記事 by 山日和 »

ひいちゃん、どうもです。お疲れさまでした。

あの人工物にはホント圧倒されますね。
普通に笠ケ岳に向う時には気にならなかった堰堤が、これから穴毛の谷に入れて頂くんだと言う門に見えたりしてね。


とんでもないところへ向かうという気分が盛り上がりますね。

流石の不安性、前日質問攻めにて失礼をいたしました。。
まぁ安全志向だとお許し下さいませ~。


まあ、心配もほどほどに・・・・過度の不安は力を発揮できなくなりますよ。

[attachment=3]P1080059_1_1.JPG[/attachment]
ボリエールまで履かなくてもとスカルパの登山靴に変えたのに、アイゼンに合わすのを後回しにしたらもうアルツで忘れ、
12年も前のアイゼンでスライドさせるのに一苦労。
あってはならない事にホントお恥ずかしい事やった、30分も余分な時間を費やしてしまいました。


心配してるヒマにアイゼン調整してればよかったのにね。 :D

穴毛大観音さまに反応なくて失礼しました。
なんのこっちゃで???
なんか、しきりと詳しく説明をして下さってましたね。
要するに、岩も年月経つとアートネーチャー必須って事かな。


まあ、これは男性専用ということですな。(^_^;)

[attachment=2]P1080086_1.JPG[/attachment]
長い間、百四条の滝壷を見たくても行く事が出来なかったんで大滝は感激でしたー
迫力ありましたね。
もっと近くで覗き込みたかったけれど落ちたら大変と思い止まりました。
雪・・・そこに落ちゆく水の勢いは壷がなくても素晴らしかったです。
去年より雪の量が10Mも少ないと仰っていたけれど、少ないほうが滝に高さがあって迫力ありましたね。
天の恵み、陽の光も雰囲気に勢いを付けてくれてました。


去年より時期が遅いしね。雪渓に吸い込まれて行く滝もなかなかのもんだったでしょう。
あまり近づくのは危険です。雪の厚みがわからんからね。

キックステップの度に足首が外れるような痛み。
ゴキッ・・・あれ?入らない。
落ち着いては、またゴキッ。
うまく入らない時の痛みは顔がゆがんじゃいました。


あんまりびっくりさせんといて~。どうなることかと思いましたよ。 :shock:

>ここから見る六ノ沢は、去年あそこを登ったことが信じられないぐらい急角度で空に向かって伸びていた。

凄い斜度でしたね。
落ちたら何処まで~


もちろん、穴毛大滝ジャンプです。

痛みに耐えつつ、なんとかなんとかでした。
不調で申し訳なかったです。


貴ノ花のようでした。「感動した!!」

[attachment=1]P1080192_1.JPG[/attachment]
幅広キネシオテープ持参には感謝でした。ニチバンのよりずっと良い感じ。
しかし、自分に巻く日が来るとは・・・。


深く考えもせず買ったんだけど、そんなにいいモノだったんですか?(^^ゞ

>雪山の下りは尻セードを交えながら鼻歌モードの気楽なものとなった。

私はピッケルでブレーキかけながらでしたが。


あんなにブレーキかけてスピード殺しちゃもったいない。
尻セードはスピードが命ですよ。 :lol:

何年雪山やってんだか、度胸全くございません!!
毛勝山も凄い斜度と思いましたが、それをも勝るとはね。
前に遮るものがないのを、快感と感じるようにならねばね。


現場でも言いましたが、腰が引けたら余計危ないですよ。
あれだけアイゼンが利いているんだから、絶対滑らないと自信を持つことが大事です。(慎重じゃなくていいという意味ではないよ)

[attachment=0]P1080230_1.JPG[/attachment]
15時までは大丈夫と思ってましたが、岩のヘツリで降らんでもねー。
あんな大粒雨に叩きつけられるとは思ってなかったけれど、ものの30分で止んでくれてホッとしました。
あの籾糠山の時は長かったからね。


また余計なビビりが入ってしまいましたね。まあ、すぐに止むだろうと思ってましたが。
雷も鳴ってなかったし。

帰宅してGPSの軌跡を見たら、笠新道までもう40~50M届いていなかったね。
ホント不消化で申し訳なかったです。
足首も、いろいろご心配させちゃいましたがキネシオテープのお陰さま。
痛みなく下る事ができました。


だいたい予定通りでした。初穴毛ならこんなもんでしょう。

林道では山菜とお遊び、そしてくるまばそうに癒され、到着直ぐにニューホタカのご主人様のお出迎え。
「気をつけて帰ってください」の優しいお言葉は嬉しかったですね。
極めつけは、割引券を印刷して持ってきて下さったお陰で、豪華平湯館のお風呂を初体験。
風情ある露天風呂はちょっとだけ入るには勿体ないくらいでした。


ちょっと心配させてしまったようで、申し訳なかったですね。
平湯館は予想通りの風呂で満足でした。(^^)/

                   山日和
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