【台高】 ちちんぷいぷいの滝 と ブナの森の周遊
Posted: 2012年6月03日(日) 16:15
【日 付】2012年6月2日(土)
【山 域】台高
【コース】大熊谷P6:00---6:22不動滝---6:50ちちんぷいぷいの滝---8:57林道---9:57口迷岳---10:50迷岳---12:00大熊谷ノ頭---13:21白倉山---14:08八景山---16:08林道終点---16:40大熊谷P
【メンバー】単独
前回はさまよっているうちに周遊する時間が無くなりちちんぷいぷいの滝の取りつきを確認して帰ってきたので、今回はリベンジ山行になる。
大熊谷林道は現在修復工事を行っており少し入った所で通行止めになっている。ゲートの手前に駐車する。東俣谷の出合につくと工事中で重機が置かれたままになっており、まったく水が流れていない。今日は登山靴で来ているので、ラッキーだ。木の階段を上り谷に入と、早々にヒルが頭をゆらしている。前回、生まれて初めてヒルにやられたてしまった。ヒルがあんなにかゆいとは思わなかった。
不動滝は一段目がスラローム状になり二段目は一直線に落ちている三段の滝で、まわりの岩壁が滝の高さを引き出している。ここは赤ペンキを目印に左岸を巻く。前回は、ペンキが消えかけており取りつきがわかりにくかったのと、右岸のトラロープにつられて上がってしまい大きく時間をロスした。右岸を上がっても二段目の中程のテラスに出るだけで、行き詰ってしまう。滝下には釣り人が竿を垂らしていた。
[attachment=4]IMG_5349.jpg[/attachment]
前回わかりにくかったペンキもこの1ヶ月の間に塗り直されたようで、現在は間違えようがない。滝を巻き終えた落ち口には立派な石積みと炭焼き窯跡がある。イチジク型の窯で、昭和の初期まで使われていたのかもしれない。谷を少し上ると再び窯跡があり、その奥がちちんぷいぷいの滝だ。ちちんぷいぷいというのは関西のローカル番組で幻の滝を求めて中継をおこなったようで、ここまでは中継で使った電源ケーブルやトラロープを使ってルート整備がされている。
ちちんぷいぷいの滝は、すだれ状に広がり迫力がある。中尾彬が夢幻滝と命名したそうだ。前回は、窯跡の斜面につけられたピンクのテープから斜面をさぐったが徒労に終わった。前回確認した滝の左岸の山腹を上り小尾根にのり岩嵓につきあたった。ここから岩壁を巻いていく。右下からはルンゼが上がってきているが、我慢して岩壁を進むとルンゼの上部に着いた。ここには、ピンクテープがつけられている。帰ってから前回のGPSの軌道を確認してみたところ、窯跡の斜面を上りルンゼの上部の手前まで来ている。
[attachment=3]IMG_5443.jpg[/attachment]
小尾根を越え谷に復帰するとつぶれたトタン屋根の小屋跡に一升瓶やドラム缶が放置されていた。ここには目印となる杉の大木が残されており、谷の奥には垂直の滝が落ちていた。ここにもピンクのテープがつけられている。ヤブっぽい杉の大木の斜面を上って行くと突然杣道に出た。杣道をたどると石積みも出てきた。杣道はつづら折れになりながら尾根を上って行く。730mのコルに出ると再びピンクテープが現れた。このコルは分岐になっていて、一方はそのまま尾根を上る道でもう一方は二股に向けてトラバースしながら下っている。両方の道にはピンクテープと赤白の杭が打たれており、現在も使われている。今回は先も長いのでそのまま尾根を上がる事にした。結局890mの林道に出るまでこの杣道は続いていており、ピンクテープは林業関係者がつけたようだ。
[attachment=2]IMG_5454.jpg[/attachment]
ちちんぷいぷいの滝手前の窯跡の斜面を上りルンゼの上部に出て小屋跡に着き、ここから杣道を使いコルに出て二股に下るのが昔のエアリアマップに載っていたルートなのだろう。ピンクテープの主は、昔の道を知ったうえで最低限の目印をつけたようだ。
手入れされた植林の杣道を上り林道を越え尾根を進む。尾根の左側が自然林になり始めたあたりからいい雰囲気になってくる。ブナの木林にバイケイソウの群落が広がっており、このシーズンならではの景色だ。シカ除けネットを過ぎると稜線は目の前だ。稜線に出て、少し上れば口迷岳の山頂に着く。稜線に出たとたんにガスがわいてきて遠くの景色を楽しむことは出来なくなった。
山頂付近は二重山稜が下部にも上部にも見られ、目を楽しませてくれる。写真を撮りに稜線の下に歩いていくと、動く物体が。1年にも満たない小鹿だった。息を殺して私が通りすぎるのを待っていたところに、人間が下りてきたので逃げ出したようだ。まったく気づかなかったが、手がとどく距離まで接近していた。
[attachment=1]IMG_5474.jpg[/attachment]
茶色のじゅうたんの二重山稜や三重山稜に、新緑のブナの森が広がっている。苔生した倒木に所々に岩が置かれ日本庭園のようなたたずまいだ。真っ赤なヤマツツジが茶花のような華やかさをかもし出している。千利休が泣いて喜ぶような、詫び茶の世界である。ユーチューブで茶のたて方を習得した私が言うのもなんだが、すばらしい。景色を楽しんでいるといつの間にか迷岳に着いた。
[attachment=0]IMG_5483.jpg[/attachment]
山頂には、今日はだれもいず、しばらくして出発した。迷岳西尾根のブナの森もいいのだが、口迷岳からの稜線に比べると単調な気がする。見覚えのある迷い池の分岐をすぎ大熊谷の頭、ゆるやかなアップダウンを繰り返しP1188を経て白倉山に到着した。ここまで、対岸の山肌は見えるが稜線はすっきり見えない。白倉山の嵓の下りは、最初左から巻いて二本のロープを使い下りる。下りた地点から次の嵓を巻く道が右につけられている。
八景山をすぎ、古ヶ丸山への登山道から犂谷左岸尾根に入り、P1064より北尾根に入る。尾根の下部700mあたりまで下り、ここから右の植林の尾根に向けてトラバースしていく。ガレ場に出て植林の上部から尾根に入る。ガレ場では、甘茶の白い花がやさしく迎えてくれた。植林といっても放置されている植林なので、歩きにくいが、登山靴なので安心だ。植林の切れる500m付近からガレ場を通って右の植林に入り下って行くと大熊林道終点についた。このコースのテープはよくわからない、間違える事のない植林の中に近距離でつけられていると思えは、肝心な場所にはつけられていないのであてにならない。テープを当てにせず、植林を使いながら林道終点に下りると考えた方がわかりやすいだろう。
【山 域】台高
【コース】大熊谷P6:00---6:22不動滝---6:50ちちんぷいぷいの滝---8:57林道---9:57口迷岳---10:50迷岳---12:00大熊谷ノ頭---13:21白倉山---14:08八景山---16:08林道終点---16:40大熊谷P
【メンバー】単独
前回はさまよっているうちに周遊する時間が無くなりちちんぷいぷいの滝の取りつきを確認して帰ってきたので、今回はリベンジ山行になる。
大熊谷林道は現在修復工事を行っており少し入った所で通行止めになっている。ゲートの手前に駐車する。東俣谷の出合につくと工事中で重機が置かれたままになっており、まったく水が流れていない。今日は登山靴で来ているので、ラッキーだ。木の階段を上り谷に入と、早々にヒルが頭をゆらしている。前回、生まれて初めてヒルにやられたてしまった。ヒルがあんなにかゆいとは思わなかった。
不動滝は一段目がスラローム状になり二段目は一直線に落ちている三段の滝で、まわりの岩壁が滝の高さを引き出している。ここは赤ペンキを目印に左岸を巻く。前回は、ペンキが消えかけており取りつきがわかりにくかったのと、右岸のトラロープにつられて上がってしまい大きく時間をロスした。右岸を上がっても二段目の中程のテラスに出るだけで、行き詰ってしまう。滝下には釣り人が竿を垂らしていた。
[attachment=4]IMG_5349.jpg[/attachment]
前回わかりにくかったペンキもこの1ヶ月の間に塗り直されたようで、現在は間違えようがない。滝を巻き終えた落ち口には立派な石積みと炭焼き窯跡がある。イチジク型の窯で、昭和の初期まで使われていたのかもしれない。谷を少し上ると再び窯跡があり、その奥がちちんぷいぷいの滝だ。ちちんぷいぷいというのは関西のローカル番組で幻の滝を求めて中継をおこなったようで、ここまでは中継で使った電源ケーブルやトラロープを使ってルート整備がされている。
ちちんぷいぷいの滝は、すだれ状に広がり迫力がある。中尾彬が夢幻滝と命名したそうだ。前回は、窯跡の斜面につけられたピンクのテープから斜面をさぐったが徒労に終わった。前回確認した滝の左岸の山腹を上り小尾根にのり岩嵓につきあたった。ここから岩壁を巻いていく。右下からはルンゼが上がってきているが、我慢して岩壁を進むとルンゼの上部に着いた。ここには、ピンクテープがつけられている。帰ってから前回のGPSの軌道を確認してみたところ、窯跡の斜面を上りルンゼの上部の手前まで来ている。
[attachment=3]IMG_5443.jpg[/attachment]
小尾根を越え谷に復帰するとつぶれたトタン屋根の小屋跡に一升瓶やドラム缶が放置されていた。ここには目印となる杉の大木が残されており、谷の奥には垂直の滝が落ちていた。ここにもピンクのテープがつけられている。ヤブっぽい杉の大木の斜面を上って行くと突然杣道に出た。杣道をたどると石積みも出てきた。杣道はつづら折れになりながら尾根を上って行く。730mのコルに出ると再びピンクテープが現れた。このコルは分岐になっていて、一方はそのまま尾根を上る道でもう一方は二股に向けてトラバースしながら下っている。両方の道にはピンクテープと赤白の杭が打たれており、現在も使われている。今回は先も長いのでそのまま尾根を上がる事にした。結局890mの林道に出るまでこの杣道は続いていており、ピンクテープは林業関係者がつけたようだ。
[attachment=2]IMG_5454.jpg[/attachment]
ちちんぷいぷいの滝手前の窯跡の斜面を上りルンゼの上部に出て小屋跡に着き、ここから杣道を使いコルに出て二股に下るのが昔のエアリアマップに載っていたルートなのだろう。ピンクテープの主は、昔の道を知ったうえで最低限の目印をつけたようだ。
手入れされた植林の杣道を上り林道を越え尾根を進む。尾根の左側が自然林になり始めたあたりからいい雰囲気になってくる。ブナの木林にバイケイソウの群落が広がっており、このシーズンならではの景色だ。シカ除けネットを過ぎると稜線は目の前だ。稜線に出て、少し上れば口迷岳の山頂に着く。稜線に出たとたんにガスがわいてきて遠くの景色を楽しむことは出来なくなった。
山頂付近は二重山稜が下部にも上部にも見られ、目を楽しませてくれる。写真を撮りに稜線の下に歩いていくと、動く物体が。1年にも満たない小鹿だった。息を殺して私が通りすぎるのを待っていたところに、人間が下りてきたので逃げ出したようだ。まったく気づかなかったが、手がとどく距離まで接近していた。
[attachment=1]IMG_5474.jpg[/attachment]
茶色のじゅうたんの二重山稜や三重山稜に、新緑のブナの森が広がっている。苔生した倒木に所々に岩が置かれ日本庭園のようなたたずまいだ。真っ赤なヤマツツジが茶花のような華やかさをかもし出している。千利休が泣いて喜ぶような、詫び茶の世界である。ユーチューブで茶のたて方を習得した私が言うのもなんだが、すばらしい。景色を楽しんでいるといつの間にか迷岳に着いた。
[attachment=0]IMG_5483.jpg[/attachment]
山頂には、今日はだれもいず、しばらくして出発した。迷岳西尾根のブナの森もいいのだが、口迷岳からの稜線に比べると単調な気がする。見覚えのある迷い池の分岐をすぎ大熊谷の頭、ゆるやかなアップダウンを繰り返しP1188を経て白倉山に到着した。ここまで、対岸の山肌は見えるが稜線はすっきり見えない。白倉山の嵓の下りは、最初左から巻いて二本のロープを使い下りる。下りた地点から次の嵓を巻く道が右につけられている。
八景山をすぎ、古ヶ丸山への登山道から犂谷左岸尾根に入り、P1064より北尾根に入る。尾根の下部700mあたりまで下り、ここから右の植林の尾根に向けてトラバースしていく。ガレ場に出て植林の上部から尾根に入る。ガレ場では、甘茶の白い花がやさしく迎えてくれた。植林といっても放置されている植林なので、歩きにくいが、登山靴なので安心だ。植林の切れる500m付近からガレ場を通って右の植林に入り下って行くと大熊林道終点についた。このコースのテープはよくわからない、間違える事のない植林の中に近距離でつけられていると思えは、肝心な場所にはつけられていないのであてにならない。テープを当てにせず、植林を使いながら林道終点に下りると考えた方がわかりやすいだろう。
木の階段を上り谷に入と、早々にヒルが頭をゆらしている。前回、生まれて初めてヒルにやられたてしまった。ヒルがあんなにかゆいとは思わなかった。