【台高】桜嵓々風折天井桟敷
Posted: 2012年5月06日(日) 15:46
つひ先日まで冬服を着ていたのに、春服を着ることなく夏服を着るような気候になってしまった。自然も同様でいろんな樹々が一斉に芽吹き、花々も一斉に咲きだした。
天井桟敷席から見るヤマザクラはどうだろうか?
【 日 付 】2012年04月28日
【 山 域 】台高中部 宮ノ谷界隈
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ(夏のようだ!しかしヒル見ず)
【 ルート 】《宮ノ谷枝谷・アケボノツツジの谷から風折天井桟敷、クラクラトラバース》
08:00 宮ノ谷林道終点--- 08:30~08:50 アケボノツツジの谷出合--- 09:35 湧水の5m滝--- 09:55~10:05 二俣窯跡--- 11:05~12:20 風折天井桟敷(昼食)---トラバース---14:40~14:50 滝見尾根co1090m--- 15:05 滝見台(1083)--- 15:15 風折天井桟敷--- 15:40 二俣窯跡--- 15:50~16:00 湧水の滝--- 16:15 サワグルミの岩間滝--- 16:25~16:35 本谷出合付近--- 17:00 駐車地
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宮ノ谷林道終点には、間伐作業のトラックと1台の車しかない。どうしたんだろう?この時期にしては登山者が少ない。
宮ノ谷では新葉が展開しはじめ、新緑がすがすがしい。遊歩道が谷に降りるところで、アケボノツツジの落下花を確認する。例年通りの時期に来ていることがわかる。
イワカガミも花を付けているが、まだまだ少ない。
これから入る右岸枝谷出合には、二本のアケボノツツジが見ごろだ。谷に少し入った窯跡でいっぷく。
きょうは、谷を遡るのではなく、谷の右岸山腹を辿る予定だ。
この谷には、いくつか窯跡があり、co710mの二俣の窯跡付近には、右岸に道の名残であろう崩れかけた石積道がいまも残っている。きっと窯跡をつなぐ炭焼き道があったはずなのだ。
しかしその前にと、谷を渡って左岸に登り、このまま尾根通して行けないかと探ってみる。が、すぐに無理だと分かった、とてつもない高さの岩壁が尾根を覆っているのだ。
そのまま谷に降り、廊下を抜けたところにあるサワグルミの立つ岩間滝。陽に透かして見る新緑がきれいだ。ここから右岸山腹を辿る。
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山腹にケモノ道を見つけ、それを辿って行く。途中大きな岩壁があればそれを見に行ったり、アケボノツツジの写真を撮ったり、岩から湧き出す水を昼食用に汲んだりと道草三昧道中だ。
最も興味深かったのは、岩盤の途中から水が湧きだし5m程の滝となって落ちていたところ。たぶん、水が湧きだす穴の奥には鍾乳洞があるのだろう。…ってそんなことはない、石灰岩じゃないのだもの。
ケモノ道が道らしくなったのは、この湧水の滝を過ぎてからだった。といってもケモノ道に毛が生えた程度で、ヤブ中に木が生えてない筋がある程度だ。
二俣には出たが、石積道は歩いた道の少し上だった。
二俣左岸の窯跡で休憩。このあたりも芽吹いたばかりの柔らか新緑が覆っている。
ここからは、宮ノ谷に降りる尾根芯に向かって僅かに高度を上げながらトラバースして行く。…と、道痕があるじゃないの!二俣右岸の石積道の延長のようだ。
この道は、途中のルンゼで先に進めなくなるのだが。思うに、この1m幅ぐらいの石積道は、炭焼き道ではなく、材木伐採時の架線場まで搬出道だったんじゃないだろうか?
尾根先を回り込みながら進んでいくと、シャクナゲがほころびだしている。ミツバツツジも高度を上げるほどに元気だ。ヤマザクラもまだ咲き誇っている。
尾根芯のワイヤなどが散乱する架線場の中継点、このあたりにヤマザクラの大木があったはずだがと見るも見つけられない。尾根芯右下に大きく枝を広げるヤマザクラは見事だ。
ピンク色に染まった山腹と風折滝。時期的には早いのか遅いのか、ちょっとわからない。わからないぐらいだからちょうど見ごろなのかもしれない、否見ごろの時に来たと思い込もう!。
さぁ、シートを広げてランチだ。
今日のような日差しのきつい日には、ここの針葉樹の木陰は助かる。小鳥のさえずりをBGMに昼寝でもしたいくらいだ。
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きょうは、すんなり、この先の滝見尾根に上がり、風折滝へ降りて帰るつもりだった
それがどうしたことか、右にケモノ道を見つけ、つひフラフラと…。
入り込んだのは、滝見尾根1083(滝見台)西尾根と滝見尾根から風折滝に向かう二つの顕著な尾根に挟まれた地帯。
地形図以上にややこしく、谷というかルンゼというのか、井戸と云った方が良さそうな谷筋に、嵓を配した尾根なのである。
当然、すんなり南に向かわせてくれない。トラバースできるところ探して、登ったり降りたり、行きつ戻りつ…、迷路の中の一筋の正しい道を探し出すかのようだった。
風折谷右岸尾根は遠く、昇り降りしているうちに自分のいる場所さへわからなくなってしまう。
そうして、険谷に阻まれ小尾根を登ったら、見覚えのある風景に出会ってしまい、唖然とした。そうここは滝見尾根、そしてすぐ右手の高みが風折滝へと降りる分岐だ。
へなへなと腰をおろした。2時間半程もウロウロクラクラして足も疲れきっている。
そういえば以前に滝見台から、地形図の破線道を探そうとしてトラバースできずに、滝見尾根に這い上がった場所もここだった。
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南の僅かな高みも登る気になれず、滝見尾根を降りる。滝見台からは朝登ったルートだ。
途中、朝見つけられなかった満開のヤマザクラの大木を見つけてハグした。幹周は2m程だろうか。
このアケボノツツジの谷の右岸山腹ルートを使えば、滝見尾根への登りにも降りにも使えそうだ。
【台高】桜嵓々風折天井桟敷