【飛騨】栗ヶ岳、汗と涙のヤブコギ一題
Posted: 2012年5月01日(火) 23:18
【 日 付 】2012年4月28日(土)
【 山 域 】飛騨
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】森茂峠8:45>1365m鉄塔>栗ヶ岳12:30>栗ヶ岳西峰>往路で森茂峠16:00
今年のGW前半は、天候に恵まれそう。さて、どこへ行こう。前夜になっても行き先が決まらない。昨年は猿ヶ馬場に登ったから、その南の御前岳はどうだろう。ネットで調べてみたら3日前の4月24日に森茂峠から登ったというヤマレコの記事が出てきた。見てみるとたっぷりの雪が残る稜線を歩いて栗ヶ岳を経由して山頂に達したとある。登り口は飛騨清美インターから10km足らずでアクセスも良さそうだ。森茂峠までは林道の入口にある西光寺から歩くようだが、日程的にも余裕はありそうだ。よし、ここに決まりだ。
朝、予定した時間より早く目覚めたので5時前には鈴鹿を出発できた。早朝の道路は空いていて平時の倍くらいのペースでどんどん車は進む。岐阜から高速に乗っても渋滞はなく、8時過ぎには西光寺の駐車場に着いた。もう雪は無いので、そのまま林道に乗り入れダートを進むと車止めがあり、その先が崩れていた。
8時25分に車を置いて林道を歩いていき、峠が近づいて脇の沢から小滝が流れ落ちるところに赤テープがあり上の方に続いていた。テープを追ってみると急斜面を斜め左に続いていたが、踏み跡らしきものは無い。やがて尾根に出たが、そこにも踏み後が無い。レポでは、鉄塔の巡視路を登っていくとかいてあったが、尾根に取り付くのが早すぎたようだ。 45分登ったところで鉄塔に着いてみると別の尾根が左から合流していてプラ階段が下に続いていた。少し無駄を踏んだが、この先は大丈夫だろう。
快適な巡視路で稜線に乗ると猿ヶ馬場山が見えた。稜線を少し歩けば1365mの鉄塔に辿りつく。ところが一面の雪景色はなく、笹薮が行く手を塞いでいる。たった4日間で一面の雪が消えて無くなったというのか。途方に暮れていても仕方が無い。ヤブを漕いで行けるところまでいってみよう。ヤブは低木が絡んでどんどん濃くなっていく。もうヤケクソになって戦いを挑む。 どれくらいヤブを漕いだことだろう。写真を撮る余裕もなく時間は分からない。1456mまで来た時、尾根がどーんと落ち込んでいて右手には別の尾根がよりはっきりと見えたのでそちらに進んでみたら、これも先は落ち込んでいたので下りながら左のほうへ戻っていった。
コルに着くと1456mまでの激ヤブは無くなり何とか歩けるヤブに変わった。1614mに向かって登っていくと、ようやく雪面が繋がってきた。
西斜面の下りになるとヤブは復活するが、登りになると、また雪面に戻る。
12時20分、栗ヶ岳の南尾根に合流したところでランチタイムにした。今日のランチはミニストップの新メニュー。ミニ洋食弁当298円也。ビールも美味しい。今日ほど長く激しいヤブを漕いだ記憶はない。時間的にもそろそろ限界だから適当なところで反転しよう。 ランチを終え平坦な栗ヶ岳(1729m)を過ぎ、その先の1780mに着いたらヤブが先を塞いでいる。時間的にも潮時(13時)だったのでここで反転することにした。
尾根心を避けて雪の多い北側を歩いていたら1614mで北東尾根に迷い込んでしまった。稜線上の鉄塔が右の尾根に見えたので気づいて分岐に戻った。コルに下る途中で、また北側の尾根に迷い込んだ。今度は間の谷が浅いうちだったので谷を渡って稜線に戻り、コルへ下った。
コルから1456mまで地形図では僅かな登り返しに見えるが、激ヤブということもあり果てしなく長く感じた。何時間もヤブを漕いでいると多少は要領も身につくようで、無理にゴリゴリ進まず丁寧に枝を分けて行けば少ない抵抗で進めるようになった。ヤブコギのスキルが身についたところで役に立つとも思えないが、今は気力が続くうちに鉄塔に戻らないとヤブの肥やしになりかねない。
遅々として進まないヤブコギだが、送電線が近づいて来るのが心の支えだ。そう、気力を保ち続けることが一番必要なのだ。
ヤブが少し薄くなってきて目の前が開け、鉄塔が現れた時は今日一番の喜びだ。
3時半に鉄塔を通過して巡視路をズンズン下ると30分と経たないうちに林道に下りた。巡視路の入口は鉄塔番号の小さな標識があるのみだった。峠には地蔵さんの祠があるらしいのだが、そのようなものは見当たらなかった。場所的にも峠の少し手前だったので、積雪期には祠を目安に登った方が良いのかもしれない。
林道を歩いていくと10分としないうちに朝方入ったヤブ斜面の入口があった。途中の草むらでカモシカが休んでいたが、こちらを見つけると立ち上がって怪しそうに見つめていた。 車に戻って西光寺まで来ると、名物の枝垂れ桜はまだ蕾が固そうだ。トイレを掃除していたオジサンの話では来週くらいから見頃だと言う。
誤解のないように言っておかねば、「ヤブコギなんて大キライだぁ~っ!!」
【 山 域 】飛騨
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】森茂峠8:45>1365m鉄塔>栗ヶ岳12:30>栗ヶ岳西峰>往路で森茂峠16:00
今年のGW前半は、天候に恵まれそう。さて、どこへ行こう。前夜になっても行き先が決まらない。昨年は猿ヶ馬場に登ったから、その南の御前岳はどうだろう。ネットで調べてみたら3日前の4月24日に森茂峠から登ったというヤマレコの記事が出てきた。見てみるとたっぷりの雪が残る稜線を歩いて栗ヶ岳を経由して山頂に達したとある。登り口は飛騨清美インターから10km足らずでアクセスも良さそうだ。森茂峠までは林道の入口にある西光寺から歩くようだが、日程的にも余裕はありそうだ。よし、ここに決まりだ。
朝、予定した時間より早く目覚めたので5時前には鈴鹿を出発できた。早朝の道路は空いていて平時の倍くらいのペースでどんどん車は進む。岐阜から高速に乗っても渋滞はなく、8時過ぎには西光寺の駐車場に着いた。もう雪は無いので、そのまま林道に乗り入れダートを進むと車止めがあり、その先が崩れていた。
8時25分に車を置いて林道を歩いていき、峠が近づいて脇の沢から小滝が流れ落ちるところに赤テープがあり上の方に続いていた。テープを追ってみると急斜面を斜め左に続いていたが、踏み跡らしきものは無い。やがて尾根に出たが、そこにも踏み後が無い。レポでは、鉄塔の巡視路を登っていくとかいてあったが、尾根に取り付くのが早すぎたようだ。 45分登ったところで鉄塔に着いてみると別の尾根が左から合流していてプラ階段が下に続いていた。少し無駄を踏んだが、この先は大丈夫だろう。
快適な巡視路で稜線に乗ると猿ヶ馬場山が見えた。稜線を少し歩けば1365mの鉄塔に辿りつく。ところが一面の雪景色はなく、笹薮が行く手を塞いでいる。たった4日間で一面の雪が消えて無くなったというのか。途方に暮れていても仕方が無い。ヤブを漕いで行けるところまでいってみよう。ヤブは低木が絡んでどんどん濃くなっていく。もうヤケクソになって戦いを挑む。 どれくらいヤブを漕いだことだろう。写真を撮る余裕もなく時間は分からない。1456mまで来た時、尾根がどーんと落ち込んでいて右手には別の尾根がよりはっきりと見えたのでそちらに進んでみたら、これも先は落ち込んでいたので下りながら左のほうへ戻っていった。
コルに着くと1456mまでの激ヤブは無くなり何とか歩けるヤブに変わった。1614mに向かって登っていくと、ようやく雪面が繋がってきた。
西斜面の下りになるとヤブは復活するが、登りになると、また雪面に戻る。
12時20分、栗ヶ岳の南尾根に合流したところでランチタイムにした。今日のランチはミニストップの新メニュー。ミニ洋食弁当298円也。ビールも美味しい。今日ほど長く激しいヤブを漕いだ記憶はない。時間的にもそろそろ限界だから適当なところで反転しよう。 ランチを終え平坦な栗ヶ岳(1729m)を過ぎ、その先の1780mに着いたらヤブが先を塞いでいる。時間的にも潮時(13時)だったのでここで反転することにした。
尾根心を避けて雪の多い北側を歩いていたら1614mで北東尾根に迷い込んでしまった。稜線上の鉄塔が右の尾根に見えたので気づいて分岐に戻った。コルに下る途中で、また北側の尾根に迷い込んだ。今度は間の谷が浅いうちだったので谷を渡って稜線に戻り、コルへ下った。
コルから1456mまで地形図では僅かな登り返しに見えるが、激ヤブということもあり果てしなく長く感じた。何時間もヤブを漕いでいると多少は要領も身につくようで、無理にゴリゴリ進まず丁寧に枝を分けて行けば少ない抵抗で進めるようになった。ヤブコギのスキルが身についたところで役に立つとも思えないが、今は気力が続くうちに鉄塔に戻らないとヤブの肥やしになりかねない。
遅々として進まないヤブコギだが、送電線が近づいて来るのが心の支えだ。そう、気力を保ち続けることが一番必要なのだ。
ヤブが少し薄くなってきて目の前が開け、鉄塔が現れた時は今日一番の喜びだ。
3時半に鉄塔を通過して巡視路をズンズン下ると30分と経たないうちに林道に下りた。巡視路の入口は鉄塔番号の小さな標識があるのみだった。峠には地蔵さんの祠があるらしいのだが、そのようなものは見当たらなかった。場所的にも峠の少し手前だったので、積雪期には祠を目安に登った方が良いのかもしれない。
林道を歩いていくと10分としないうちに朝方入ったヤブ斜面の入口があった。途中の草むらでカモシカが休んでいたが、こちらを見つけると立ち上がって怪しそうに見つめていた。 車に戻って西光寺まで来ると、名物の枝垂れ桜はまだ蕾が固そうだ。トイレを掃除していたオジサンの話では来週くらいから見頃だと言う。
誤解のないように言っておかねば、「ヤブコギなんて大キライだぁ~っ!!」