【鈴鹿】春の御池で欧風ランチ。
Posted: 2012年4月19日(木) 23:07
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久しぶりの山。とりあえず、気がかりな御池の捜索だ。これを済ませて置かないとゆっくり山を楽しめないもの。
朝、大貝戸の捜索本部に寄って、きょうの行き先予定地図を提出する。もう捜索8回目だとかいうびぃちゃんは、捜査関係者とすっかり顔なじみになっている。
4月から一新された捜索地図は、実線と破線で捜査済ルートが描かれていて、実線はGPSデータによるもの、破線は自己申告によるものなのだそうだ。
でっ、GPSを押し付けされてしまったのだった。GPSはびぃちゃんの雨蓋の中だ。
【 日 付 】2012年04月15日
【 山 域 】鈴鹿北部 御池岳
【メンバー】びぃ zipp
【 天 候 】晴れ・うす曇り
【 ルート 】《コグルミ谷左岸尾根から県境1148p~奥ノ平峰から真ノ谷、天ヶ平を経て近藤岩からコグルミ谷左岸山腹トラバースしてタテ谷へ》
07:50 タテ谷入口空地--- 08:05 タテ谷右岸尾根co650m--- 08:20 まどろみ尾根--- 08:50~09:00 タテ谷道タテ谷出合--- 09:55 県境稜線1148p---10:10~10:20 幻池---丸山-奥ノ平北東斜面ジグザグ--- 12:00(奥ノ平峯) ~13:35 奥ノ平南峰(昼食)---奥ノ平北東尾根--- 14:25 真ノ谷---14:35~14:45 天ヶ平--- 15:40 まどろみ尾根--- 16:00 駐車地
コグルミ谷下の小さな駐車地はすでに満車。コグルミ谷入口にも2台車が止まっている。さらに車を進めて、タテ谷に停まっている車横に車一台分のスペースを見付けて駐車する。準備を整えていると隊長夫妻が国道を降りてきて挨拶をする。
タテ谷右岸の尾根に取つくのだが、斜面はザレていて、ちょいひと苦労で汗が噴き出す。
尾根の右と左に目を分けて登って行く、足元にバイカオウレンの花が一輪。
船底地形のまどろみの尾根には、タヌキの溜め糞、積もった糞の最上段には艶やかな糞が乗っており、それほど時間も経ってなさそうだ。
そんな糞の向こうに、ウロウロしている人がいる。その姿はどこか見覚えのある風体、よく見るとハリマオさんだ。
きょうはたくさんの人が御池に入っているのに、車を降りてから会う登山者は知人ばかりというのも不思議だ。
ハリマオさんは、奥ノ平峯と丸山の間の枝谷を詰めようかと思っているという。それは奇しくもわたしたちが捜索しようとしていた斜面だ。
しかし、それならなぜコグルミ谷を辿らず、2組ともこんなところにいるのだ!?
ハリマオさんも同様に行き掛けの駄賃で探るとこでもあるのだろう。
タテ谷道を辿っているつもりでいると、後ろについているはずのハリマオさんの姿がいつの間にか消えていた。そして前方には急峻な岩谷、タテ谷の枝谷だ。残雪の詰まった枝谷を対岸に渡り、本谷との間の岩場を緊張しながら登る。余計なアルバイトだ。
タテ谷道には、ちんたらちんたらと地面を見つめながら歩くハリマオさんがいた。何してまんねん!?
出合でびぃちゃんの持参した甘夏でいっぷく。そして今日珍しく持ち出したストックを持ってないことに気づいた。まどろみ尾根の溜め糞横に置き忘れてきたのだ。
この先、900mコンターに沿って天ヶ平方面に向かうハリマオさんと別れ、出合上部の植林帯を二手にわかれて登る。常緑の植林帯は、ヘリが飛んでも異物の発見には至らないだろうからと。
びぃちゃんは左の尾根を、わたしは谷筋左岸斜面を登っていると、早々に異物発見!
なんと倒木にわんさかキノコが生えているではないか。野生のエノキは初めて見るが、すぐにエノキだといういうことがわかった。幼菌は姿かたちは違えども、傘も足もスーパーで売っているエノキと同じ色なんだ。大声でエノキを採取して登ると告げて採取にいそしむ(^^)。
植林帯を終えたが、エノキ以外の異物は何もない。その後斜面を見ながら1148ピークの西の県境稜線にシカの群れを追い出すようにして登る。どの倒木にもよくエノキが出ているところを見ると、この時期の御池岳はエノキのシーズンなのだろう。
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稜線に登り後ろを振り返ると、見事に遠方の山々白く浮かび上がっている。
稜線を幻池に降りると、真ノ谷をゾクゾク登り丸山に向かう登山者の姿。8合目からは尾根を通って丸山に向かって登っているようだ。
3月のガスの中歩いた時と違って、見事にテーブルランドの東斜面が見渡せ、これから入る斜面も尾根影以外はよく見えている。奥ノ平の標識さへ目視で確認できた。
まぁ、現場を歩けばまた違うものが見えてくることもあるだろうと考えることにする。 幻池は半ば雪も融け、ヤマアカガエルの卵が大量に産み付けられていた。
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真ノ谷8合目に降り、トラバースを開始する。登山道となっている尾根と谷芯を越えた南の小尾根まで。
2往復目を半ばで、真新しい踏痕が残雪についているの気づき、上を見るとハリマオさんがいた。このまま谷筋近くを登るのだそうな。
しかし、難儀なことだ、残雪を踏み抜くし、泥土は滑る。それにヘンな姿勢で歩き続けるものだから足が攣りそうになる。こりゃ苦行だ、修行だ。途中でやめると悔いも残るし…。 すでに何往復しているのかわからなくなっているが、これが最後の奥ノ平へのトラバース。途中上部にカレンフェルトがあるので、その岩陰をびぃちゃんに覗きに行ってもらい独りでトラバースを続ける。が、この斜面はテーブルランドから丸見えじゃないの。登山者の視線を気にしつつ、奥ノ平の標識東に上がった。
シマリスにあったのと、エノキが生えてたぐらいで、N氏に繋がるものは何ひとつ発見できない。谷芯はまだ残雪が深く、埋もれている可能性は無きにしも非ずだが、たぶんこの斜面にはN氏はいない。
団体さんが昼食中の奥ノ平でびぃちゃんを待つが、なかなか現れない。遅くなったのは、エノキを採取してただって…。
奥ノ平の喧騒を離れ、南峰に行きシートを広げた。
採れたてのエノキを入れたミネストローネ。それにエノキとベーコンにジャガイモのバターソテーにバケットを焼く。…ハリマオさんいったい何処へ行っちゃたんだろう?
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復路は1241北東尾根を降りる。尾根芯にマーキングがあり、きょう下降している足跡がある。大きな苔生したカレンフエルトや尾根芯下部のカレンフェルトを両側から岩陰を覗きながら下降するもなにも手がかりはなく、真ノ谷。真ノ谷から天ヶ平に登って休憩だ。
そして本日最後のミッションを相談する。地形図を見て、まどろみの尾根へのストック回収のルートの相談だ。
コンターの緩い標高900m辺りをトラバースして尾根に降りようかと云うと、びぃちゃんは、あっけらかんとコグルミ谷の二俣(co770)からトラバースするのが近いとおっしゃる。そりゃそうだけど…、コグルミ谷道から見る左岸山腹って壁が立ってやしなかったか?
近藤岩に挨拶して、少し降りたところからトラバース開始。
岩を深く刻んだ枝谷あたりから、岩と泥土に手がかりも少なくなって厭らしくなりだす。びぃちゃんは二度フリーズしている(^^;。その度にザックを降ろし、スリングで引き上げる。
そして二度目の救出を終え、ザックを背負おうとしたら、おもちゃのカラビナでザックにひかけていたデジカメが転がりだし、石灰岩に大きくバウンドしながら落ちて行った。
空荷でカメラの回収に向かう。谷の残雪の脇にカメラケースのジッパーが開きカメラが投げ出されたのを見つけた。動くのかな?とシャッターを切ると反応した。さすがタフ。
カメラを見つけた目の前は、もう登山道だ。このまま登山道を降りるわけにもいかず、あぁ、何をやってんだか…と思いながらびぃちゃんの待つザックを置いた地点まで急斜面をひぃこらさ登る。
やっとこさ、まどろみの尾根にもどり、タヌキの溜め糞そばで一日眠りこけてたストックを回収し、駐車地へと戻ったのであった。
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すごいですね8回目ですか。