山を仰ぎて・・・その日その時にできること
Posted: 2012年3月30日(金) 01:16
山を仰ぎて・・・その日その時にできること
2012年(平成24年)3月25日(日)
藤原の里にて
昨日、病院の帰りに血尿が出て、その足で別の病院へとはしごをした。飛騨の山は雨マークで、日曜日に予定していた山行は中止である。お天気が良かったとしても、山行には参加はできなかっただろう。
時間が空いたら御池岳周辺に入ろうと思っていたが、こんな状態では、今日はお休みである。昨日で、一歳若返るはずだったが、やはりそうは問屋がおろしてくれないようである。
雨の日には雨の中を
風の日には風の中を
寝室の床の間に立てかけている、相田みつおさんの本の表紙にある一節である。
人生色々な時があるが、それをあるがままに受け入れて、自然な心と息遣いで生きていけたらと思う。が、しかし、そういう生き方には程遠い自分がいる。だからこそ、その言葉が心に沁みるのかもしれない。
K隊長たちは、今日も捜索である。単独では危ないから、一緒に歩いてもいいよと言ってくれる、そんな山仲間からの申し出もありがたい。けれど、今日は、残念だが自宅待機。
朝から、K隊長にメールを入れると、今日も予定通り白船峠周辺の捜索に入るとのこと。
やっぱり、どこか心が落ち着かず・・・。今日の自分にできることは、何かしらと考える。
今まで、捜索を終わって本部に帰ってくると、Nさんのご家族や身内の方々から、コーヒーなどの飲み物やお菓子の接待を受けた。いつも受けるばかりでなく、今日は、捜索に入ってくださってる方々に差し入れを持って行こうと思い立つ。
いなべ梅林に梅を見に行くのもいいよと、以前、K隊長から聞いていたので、この機会に、母と、妹のダンナのお母さんを誘って、行こうかと思ったが、電話で問い合わせると、今年はまだ五分咲きとのこと。
それに寒気が入っているので、今日は寒い日である。おばあちゃま方に風邪をひいてもらっても困るので、梅林はあきらめることにした。
けれど、三人でランチに行こう。焼きたてのパンも美味しい藤原のアタントで、ランチを食べることにした。そう決めたら、ナーバスな気分も晴れた。さっそく、近くのスーパーでいちごの箱を買った。そうすると、また気分は明るくなっていく。妹のダンナのお母さんは、先日夫を亡くされて、今は一人暮らしである。家に一人で閉じこもっていても、何もすることが無いと言われ、行きませんかと電話をすると喜んでくださった。そうして、楽しみが一つまた一つと増えていく。
高速を走っている時には、明るい日差しが出ていたが、四日市インターを降りると、パラパラと雨が降ってきた。御在所は雲に覆われていて、今日は、山沿いはお天気が悪い。
北に向かうと、空はすっかり雲に覆われてしまい、みぞれが降り出した。
藤原周辺に来ると、山は低い雲の中であった。今日の捜索は、大変だなと思う。このお天気では、ひょっとして午前中で捜索打ち切りかもしれないと思った。
大貝戸の登山口に着く。
花の山で有名な山だけあって、こんなお天気でも沢山の登山者の方々が来ておられ驚いた。団体の方々もおられ色とりどりのレインウエアが華やかである。
本部に入る。
ちょうどお昼時であり、午前中山に捜索に入ってくださっていた方々が下山して、ここでランチのようである。今日も、Nさんのお父様やご兄弟が来ておられた。
けれど、本部のIさん、K隊長の姿は無かった。多分、3時頃には戻ってくるでしょうと、待機してくださっている方から教えていただく。帰ってこられたら、捜索の皆さんで苺を食べていただくようお願いをしてアタントに向かう。
みぞれは、降ったり止んだりであるが、駐車場に着くと止んでくれた。足元のおぼつかない、おばあちゃま二人はゆっくりゆっくり歩いて中へ。満席で、少し待ってランチを食べる。かやくご飯のAランチがいいそうで、それでは、パンは食べられない。後で、焼きたてのパンを追加注文してコーヒーを飲みながら、時間を過ごす。
帰りに、もう一度本部に寄ったが、まだ戻っておられなかった。帰路、今日も見つからなかったと、Iさんから残念メールが入った。IさんもK隊長もそのお仲間達も、この悪天候の中、予定どうりの捜索だったようだ。ほんとうにお疲れさまでした。
なんとか自分達の手で見つけてあげたいという意気込みは衰えないというK隊長。
事故から1月半になるのに参加される方がほとんど変わらず続けて頂いていることや、残念な事故であったが、これを機会に普段お会いできない人との交流ができたことに感謝しているとおっしゃるIさんに、頭が下がる思いがする。
そして、そういう山仲間と時間や思いを共有できることに感謝した。杣人さんが生きておられた時に共有できた時間が大切なものであったように。御池岳をこよなく愛された杣人さん。仲間をこよなく大切にされた杣人さんが、励ましとして作ってくださった御池岳「憧」の写真集小冊子をNさんの奥様とIIさんにもらっていただいた。杣人さんの人にも山に対しても、愛に満ちた優しい心が伝わり、癒しになればありがたいと願う。
自宅への帰路、新名神を走っていると、鬼が牙・野登・仙ケ岳周辺の厚い雲が上がったばかりで、山々は雪景色に変わっていた。
山に行けない日は、自分のことに囚われないで、普段できないことができるいい時間だと、いつからだったか思うようになった。
雨の日には
雨の中を
風の日には
風の中を
そんな一日が過ごせたのかもしれないと、今日に感謝した。
今までの捜索済の地図(最新のもの)は、以前、通風山さんが紹介された下記アドレスのサイトに掲載されています。
http://www50.atwiki.jp/hnagashi/pages/1.html
ご参考まで。(これ以外にも多くの方々が個人で入っていてくださると思いますが)
☆~~とっちゃん(都津茶女)~☆
2012年(平成24年)3月25日(日)
藤原の里にて
昨日、病院の帰りに血尿が出て、その足で別の病院へとはしごをした。飛騨の山は雨マークで、日曜日に予定していた山行は中止である。お天気が良かったとしても、山行には参加はできなかっただろう。
時間が空いたら御池岳周辺に入ろうと思っていたが、こんな状態では、今日はお休みである。昨日で、一歳若返るはずだったが、やはりそうは問屋がおろしてくれないようである。
雨の日には雨の中を
風の日には風の中を
寝室の床の間に立てかけている、相田みつおさんの本の表紙にある一節である。
人生色々な時があるが、それをあるがままに受け入れて、自然な心と息遣いで生きていけたらと思う。が、しかし、そういう生き方には程遠い自分がいる。だからこそ、その言葉が心に沁みるのかもしれない。
K隊長たちは、今日も捜索である。単独では危ないから、一緒に歩いてもいいよと言ってくれる、そんな山仲間からの申し出もありがたい。けれど、今日は、残念だが自宅待機。
朝から、K隊長にメールを入れると、今日も予定通り白船峠周辺の捜索に入るとのこと。
やっぱり、どこか心が落ち着かず・・・。今日の自分にできることは、何かしらと考える。
今まで、捜索を終わって本部に帰ってくると、Nさんのご家族や身内の方々から、コーヒーなどの飲み物やお菓子の接待を受けた。いつも受けるばかりでなく、今日は、捜索に入ってくださってる方々に差し入れを持って行こうと思い立つ。
いなべ梅林に梅を見に行くのもいいよと、以前、K隊長から聞いていたので、この機会に、母と、妹のダンナのお母さんを誘って、行こうかと思ったが、電話で問い合わせると、今年はまだ五分咲きとのこと。
それに寒気が入っているので、今日は寒い日である。おばあちゃま方に風邪をひいてもらっても困るので、梅林はあきらめることにした。
けれど、三人でランチに行こう。焼きたてのパンも美味しい藤原のアタントで、ランチを食べることにした。そう決めたら、ナーバスな気分も晴れた。さっそく、近くのスーパーでいちごの箱を買った。そうすると、また気分は明るくなっていく。妹のダンナのお母さんは、先日夫を亡くされて、今は一人暮らしである。家に一人で閉じこもっていても、何もすることが無いと言われ、行きませんかと電話をすると喜んでくださった。そうして、楽しみが一つまた一つと増えていく。
高速を走っている時には、明るい日差しが出ていたが、四日市インターを降りると、パラパラと雨が降ってきた。御在所は雲に覆われていて、今日は、山沿いはお天気が悪い。
北に向かうと、空はすっかり雲に覆われてしまい、みぞれが降り出した。
藤原周辺に来ると、山は低い雲の中であった。今日の捜索は、大変だなと思う。このお天気では、ひょっとして午前中で捜索打ち切りかもしれないと思った。
大貝戸の登山口に着く。
花の山で有名な山だけあって、こんなお天気でも沢山の登山者の方々が来ておられ驚いた。団体の方々もおられ色とりどりのレインウエアが華やかである。
本部に入る。
ちょうどお昼時であり、午前中山に捜索に入ってくださっていた方々が下山して、ここでランチのようである。今日も、Nさんのお父様やご兄弟が来ておられた。
けれど、本部のIさん、K隊長の姿は無かった。多分、3時頃には戻ってくるでしょうと、待機してくださっている方から教えていただく。帰ってこられたら、捜索の皆さんで苺を食べていただくようお願いをしてアタントに向かう。
みぞれは、降ったり止んだりであるが、駐車場に着くと止んでくれた。足元のおぼつかない、おばあちゃま二人はゆっくりゆっくり歩いて中へ。満席で、少し待ってランチを食べる。かやくご飯のAランチがいいそうで、それでは、パンは食べられない。後で、焼きたてのパンを追加注文してコーヒーを飲みながら、時間を過ごす。
帰りに、もう一度本部に寄ったが、まだ戻っておられなかった。帰路、今日も見つからなかったと、Iさんから残念メールが入った。IさんもK隊長もそのお仲間達も、この悪天候の中、予定どうりの捜索だったようだ。ほんとうにお疲れさまでした。
なんとか自分達の手で見つけてあげたいという意気込みは衰えないというK隊長。
事故から1月半になるのに参加される方がほとんど変わらず続けて頂いていることや、残念な事故であったが、これを機会に普段お会いできない人との交流ができたことに感謝しているとおっしゃるIさんに、頭が下がる思いがする。
そして、そういう山仲間と時間や思いを共有できることに感謝した。杣人さんが生きておられた時に共有できた時間が大切なものであったように。御池岳をこよなく愛された杣人さん。仲間をこよなく大切にされた杣人さんが、励ましとして作ってくださった御池岳「憧」の写真集小冊子をNさんの奥様とIIさんにもらっていただいた。杣人さんの人にも山に対しても、愛に満ちた優しい心が伝わり、癒しになればありがたいと願う。
自宅への帰路、新名神を走っていると、鬼が牙・野登・仙ケ岳周辺の厚い雲が上がったばかりで、山々は雪景色に変わっていた。
山に行けない日は、自分のことに囚われないで、普段できないことができるいい時間だと、いつからだったか思うようになった。
雨の日には
雨の中を
風の日には
風の中を
そんな一日が過ごせたのかもしれないと、今日に感謝した。
今までの捜索済の地図(最新のもの)は、以前、通風山さんが紹介された下記アドレスのサイトに掲載されています。
http://www50.atwiki.jp/hnagashi/pages/1.html
ご参考まで。(これ以外にも多くの方々が個人で入っていてくださると思いますが)
☆~~とっちゃん(都津茶女)~☆
山を仰ぎて・・・その日その時にできること