【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

【日 付】 2012/3/3(土)
【山 域】 奥越 木無山 (福井県大野市)  地形図「下山」
【メンバー】 単独
【天 候】 曇りのち晴れ
【ルート】 前坂谷林道入口8:30---尾根取り付き9:25/9:30---ca1040m支尾根のコル11:30/11:40
---ca1130m主稜線12:20---木無山13:40/13:50---ca1100ブナの森14:55/15:15
---903m標高点16:15---長倉谷林道16:35---駐車地17:25

やはり、いつものように目覚まし時計と戦っていたようだ。
クルマの中、意識がはっきりすると6時半だった。
アラームは5時半にセットしておいたのだが、
スヌーズちゃんのしわざで5分おきに鳴るアラームを、そのつど律儀に何回も止めていたような記憶がかすかに残る。
そんなにするならさっさと起きればいいものを、それが起きられない。
もはや、このバトルはワシの倒錯した楽しみのひとつになってしまったというのか。
今日は知らないうちにアラームスイッチを切っていたのではないだけ、まだ救われるように思う。
それより、天気はどうだ。
雨滴のつく窓越しに外を見ると、周囲は視界があるものの、頭上50mから上の山肌は白いガスの中で見えない。
やはり、だまされたのだろうか。

だまされてもいいと思った。
前日、夕方まで何度もピンポイント天気予報を確認していたのだが、
丹後・若狭は雨なのに、この時期に福井県嶺北地方は晴れると言っている。
前後の日は雨なのに、土曜だけは晴れると言っている。
なにやらウソくさい気もするが、ここはひとつだまされてみてもいいかな……と。
行ってみよう、木無山へ。
もしだまされたとしても、蕎麦を食って温泉に入る物見遊山の旅に変更するまでだ。

やっぱりだまされたかな……と思いつつ、
陰鬱な空模様を眺めながらグズグズと朝メシを済ませ、登山口のある朝日前坂に移動を始める。
しかし、登山口に着くころには、ガスの底も上がってきて青空さえ覗き始めた。
よし、いいぞ。
懸念していた駐車場所も、前坂谷林道の入り口部分がちょうど除雪の押し込み場所になっていて、
おあつらえ向きににちょうど1台分のスペースがあった。
クルマを止めて山支度をしていると、すぐ先にあるスキー場から聞こえる音楽が賑やかだ。

[attachment=0]s-R0015669.jpg[/attachment]
さあ、みなさん、お待たせいたしました。
只今から、ちゃんと山に登りますからね。
今日の目的地は木無山。
「きなしやま」と読む。
百名山の荒島岳の東北東、九頭竜湖の朝日市街地の北に位置する1328.6mの山だ。
山名どおり立ち木の無い山頂からの展望は一級品で、木偏に無と書いてブナと読ませるようにブナの森が続く山でもある。

最初からスノーシューを履いて出発。
本日前半は未知のルートということもあってか、身を包む軽い緊張感が心地よい。
前坂谷の林道を進む。
林道上の積雪は1mくらい。
昨日のものらしい釣師の足跡だけが、河原に行ったり戻ったりして続いていたが、
そのうちに途切れてしまい、自分一人だけのトレースになる。
664m標高点の先、ふと視線を感じて左の斜面を見ると、すぐそこにカモシカが一頭、こちらを見ていた。
手を振っても、カメラを向けても、話しかけても、ワシが通り過ぎるのに合わせて首だけまわして、じっとこちらを見ている。
あの落ち着きようは素晴らしいな。

すぐに、尾根の取り付き地点だ。
664m標高点のすぐ北から西~西北西に登り、990mのすぐ南を通って1153mを目掛けて登る。
最初は植林の中の斜面をジグザグを切って登っていく。
ここから比高100mほどが急斜面なので、それを登り切るまでが我慢のしどころだ。
気温が高めなので、雪が春山の午後のようなザラメ状になっていて滑りやすい。
こういう雪のときは、一歩ずつ焼結作用を起こさせて足元を固めながら登るのが一番効率がよいが、
それにしても登高に時間がかかる。
今日は、先週のスノー衆のときのような締まった雪質は望むべくもないようだ。

ca800mで傾斜が緩み、植林から自然林に変わった。
まぶしい青空が広がっている。
いいぞ、いいぞ。
今シーズン初のサングラス着用だ。
唇にUVカットのリップクリームを塗り、ついでに鼻の頭にも塗っておく。
これが簡易日焼け止めとしてちょうどいのだ。
尾根は「さあ、どこでも好きなように歩いてちょうだい。」と言わんばかりに広がり、緩い傾斜を登って行く。
スノーシューが20センチくらい潜って、シューの上にザラメ雪が乗ると重いが、気分は上々だ。

のびやかな緩傾斜の尾根を辿り、1153m標高点の南東支尾根にある ca1040mのコルに着いた。
尾根を登っていくと尾根合流点の小ピークに登り着く……というのが一般的な地形のセオリーだが、
ここは尾根を詰めていくと稜線のコルに出るという、面白い地形になっている。
ここから先は、ちょうど10年前に山日和氏と二人で下りルートにとったコースだが、
ブナの森に感心したことの他は、どんなところだったのかあんまりよく覚えていない。
そのぶん新鮮な気分で歩くが、それでも、ブナの森や源頭部の入り組んだ浅い谷など、ところどころ記憶に残っている場所があった。

[attachment=4]s-R0015723.jpg[/attachment]
ca1100mのブナの森からは、1153m標高点の南側をトラバースして、旧和泉村・大野市境界の主稜線に出る。
とたんに風が強くなり、ここで目的地の木無山が見えた。
まだまだ遠いし高く見える。
今12時20分、もう昼メシの時間だぞ。
出発時刻が遅かったこともあるけど、ここまで思ったより時間がかかってしまった。
それにここからあと1時間はかかるだろう。
頂上でうどん鍋を食ってたら下山開始が早くて2時半か。
ちょっと無理やなあ。
どうする、洞吹!
ここらへんでゆっくりうどん鍋を食って帰るのも有りかなと思い始めた矢先、ビビビッと洞吹司令本部から糸電話で命令が届いた。
「モシモシ ホンジツハ キナシヤマノトウチョウヲホンブントスベシ ヨッテ ウドンナベハホウキセヨ」
そうか、命令が出てはしかたがない。
うどん鍋はあきらめて、行動食を口に入れて出発する。

[attachment=3]s-R0015745.jpg[/attachment]
主稜線に出てからは風が強く、雪質もクラスト気味になって、今までより歩行スピードが上がるので有り難い。
それに、何と言っても展望のいい尾根で、周囲の山々の景色が抜群なのが嬉しい。
大きな雪堤の続く稜線を、小気味よく登っていく。
その上の小広い台地には、白い花を咲かせた霧氷の森が広がっていた。

[attachment=2]s-R0015767.jpg[/attachment]
頂上直下でひときわ大きな雪堤に乗り、無木立となった最後の斜面を登って行く。
もうすぐだ。
やがて徐々に傾斜が緩むと、空に丸く描かれた頂稜雪線の向こうに、荒島岳がその重厚な山体を見せた。
来たぞ、木無山。
前回は7年前に別ルートから登りに来たが、どうしても通れない雪稜になった部分があって登頂できていないので、
10年前に次いで、二度目の木無山だ。

[attachment=1]s-R0015815.jpg[/attachment]
ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。
気象予報士さま、疑って悪かったのう。あんたも素晴らしい。

時間が押しているのであまり長居ができないのは残念だが、これは起きるのが遅かったワシの自業自得なのだ。
さあ、名残惜しいが下山しよう。

再び直下の霧氷台地まで戻ったところで、行動食の甘栗を食べながら、地形図を見て下山ルートを確認する。
それから少し下ると、下山予定のルートが俯瞰できるところに来たので、再び地形図を出して……
あれっ、無い。
地形図がないっ。
正直な話し、一瞬動揺したが、すぐ気をとりなおした。
しょっちゅう歩いている山なら地形図なしでも大丈夫だが、ここではそうはいかない。
ただ、非常時の押さえとしてGPSがあるし、
最悪GPSがなくても、今日の雪のコンディションなら往路の足跡を辿って元のルートを戻ることは簡単だ。
しかし、やはり地形図は欲しいよね。
さっき見ていたんだから、ここまでの間で落としたのか。
ザックを置いて、空身で探しながら登り返す。

甘栗を食べた場所まで戻ると、やはりそこに落ちていた。
ああよかった。
地図を落とすなどということは、山登りを始めてから20年間で初めてのことだ。
行動食を食べながら、地形図をザックの上に置いて見ていたのが間違いだった。
甘栗の空き袋をザックにしまう時には、地形図を置いていたことなど全く頭になかった。
地形図は絶対に手から離してそこらへんに置いてはいかんのだね。

一安心して景色を眺めながら調子よく下っていると、こんどは不意に胸まで雪の中にストンと落ち込んだ。
なんだ、なんだ。
とっさにストックを持った両手を広げて止めた。
こんなところで雪見風呂に入っているわけにはいかない。
スノーシューを穴の前後に突っ張って這い上がったが、なんと、雪の下が空洞になっている。
底はあるようだが、雪がスカスカで深く、ストックの先も届かない。
穴から少し離れて振り返ると、穴の周りの雪面が少し黒ずんで見える。
これを見抜けなかったワシが未熟だったが、自分で穴から出られる程度で済んでよかった。
これもワシが普段から徳の積立貯金をしている賜物だ。

風の強い稜線を離れて1153mの下のブナの森まで戻ってくると、そこは風もなく、ポカポカとした陽気に包まれていた。
雰囲気のいい森で、テントを持ち上げて泊まりたくなるようなところだ。
ここで、腰をおろして小休止。
うどん鍋に入れるはずだったチクワと梅焼きをサカナにして、ビールを飲む。
ビールが喉にしみてうまい。
今日はほとんど動きっぱなしだったので、ここでの20分の休憩が最長かつ唯一すわった休憩だった。

ca1040mのコルで往路と分かれ、ca1060mから903m標高点へと急降下で南下する。
途中の急斜面で一旦スノーシューを脱着し、903m着は16時15分。
ここは地形図で903mの標高点が描かれているが、等高線をよく数えてみると890m台でしかない。

ここでちょっと考えた。
計画では、ここからこの尾根をさらに南下し、
850m付近で南東の支尾根に乗って、前坂谷林道552mの橋のたもとに降りるつもりだった。
何事もなければたぶん日没までには降りられるだろうけれど、
もし途中で何かトラブルが起きて時間がかかったら、たちまち日が暮れてしまう。
林道着地点の観察を忘れていて、そこがどうなっているかわからないこともあった。
単独だし、日没に追われて焦るとろくなことはないので、
こちらは次回のお楽しみということで、
安全策をとって、勝手がわかっていて早く降りられる長倉谷の林道へ降りることにする。

長倉谷へ下る斜面は、いい雰囲気の広い谷と溝のような小谷を繋いで下ること20分。
途中で太陽は尾根の向こうに隠れてしまい、谷間は薄暗くなったが、申し分のない状態で林道に軟着陸した。
途中3ヵ所にデブリが出ていた長倉谷の林道をスキー場前の県道に出て、スノーシューを脱いだのは17時15分。
きっとこのルート選択でよかったのだと思う。
木無山、いい山だった。

                                               洞吹(どうすい)
添付ファイル
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ハリマオ
記事: 465
登録日時: 2011年8月31日(水) 14:06

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by ハリマオ »

柳川さん こんにちは

全然知らん山です。カモシカがいたので加茂市か?と思ったら大野市。豪雪地帯やおまへんか。
カシミールの地名ジャンプで検索しても出てこない。木無山じゃなくて名無山ですね。
しゃーないから人力で佐賀市たら和泉スキー場の山ですね。
【山 域】 奥越 木無山
 

読みようによったらブナ山か。
やはり、いつものように目覚まし時計と戦っていたようだ。
戦うぐらいなら持ってこなければいいと思いますが。
やっぱり無いと晩まで寝てしまうのでしょうか?
百名山の荒島岳の東北東、九頭竜湖の朝日市街地の北に位置する1328.6mの山だ。
ここを先に読めば場所が分かったのか・・・むなしい。
664m標高点の先、ふと視線を感じて左の斜面を見ると、すぐそこにカモシカが一頭、こちらを見ていた。
手を振っても、
手を振ったら向こうも手?を振ると考えての動作でしょうか?
カメラを向けても、話しかけても、ワシが通り過ぎるのに合わせて首だけまわして、じっとこちらを見ている。
あの落ち着きようは素晴らしいな。
カモちゃんはなかなか逃げませんね。シカはすぐ逃げよる。
八風でカモちゃんが逃げないので、近づいたら頭突きを食いました。子どもだったので助かりましたが。
私の家にはキツネやイタチが訪問することがあります。キツネはすぐ逃げますがイタチとはにらめっこになることがあります。
肉食動物なんだけど、すごく愛嬌がある可愛い顔をしています。
最初は植林の中の斜面をジグザグを切って登っていく。
ここから比高100mほどが急斜面なので、それを登り切るまでが我慢のしどころだ。
そういう場所を我慢することで後の喜びも大きくなりますね・・・普通のこと書いてしもた。
気温が高めなので、雪が春山の午後のようなザラメ状になっていて滑りやすい。
福井がそうなら、鈴鹿ではもう雪があらへん。
まぶしい青空が広がっている。
いいぞ、いいぞ。今シーズン初のサングラス着用だ。
私がサングラスを持っていくと必ず晴れないという法則があります。
晴れた日には必ず持っていくのを忘れています。
尾根は「さあ、どこでも好きなように歩いてちょうだい。」と言わんばかりに広がり、
昔、「後ろから前からどうぞ」という歌がありました。
私は意味が分かりませんでしたが、やはり山登りの歌とみてよろしいでしょうか。
そのぶん新鮮な気分で歩くが、それでも、ブナの森や源頭部の入り組んだ浅い谷など、ところどころ記憶に残っている場所があった。
私は一度観た映画でも内容を忘れてしまって、二度目も楽しめます。
物忘れがいいというのは得ですね。
写真を拝見すると木無山にしては木だらけですね。
ここらへんでゆっくりうどん鍋を食って帰るのも有りかなと思い始めた矢先、ビビビッと洞吹司令本部から糸電話で命令が届いた。
「モシモシ ホンジツハ キナシヤマノトウチョウヲホンブントスベシ ヨッテ ウドンナベハホウキセヨ」
2012年現在、国内で糸電話を使用しているのは鳥取だけだと聞いていますが
洞吹さんの本部でも使っているのですね。節電の観点から結構なことだと思います。
うどん鍋はあきらめて、行動食を口に入れて出発する。
これはまた意表を突く行動に出ましたね。命令を無視してうどん鍋を食べるとばかり思っていました。
来たぞ、木無山。
前回は7年前に別ルートから登りに来たが、どうしても通れない雪稜になった部分があって登頂できていないので、
登頂おめでとうございます。本部に大威張りで報告ですね。
ワレトチョウニセイコウセリ  トラトラトラ  張り切って糸を切らないよう・・・

ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。
ほんとに素晴らしいですね。ええ山頂や!
気象予報士さま、疑って悪かったのう。あんたも素晴らしい。
時間が押しているのであまり長居ができないのは残念だが、これは起きるのが遅かったワシの自業自得なのだ。
今日は何かやけに素直な洞ちゃん。
地図を落とすなどということは、山登りを始めてから20年間で初めてのことだ。
そこに私は感心しました。
これを見抜けなかったワシが未熟だったが、自分で穴から出られる程度で済んでよかった。
これは笑い話ですみませんね。そんな怖いことがあるのですね。
単独だし、日没に追われて焦るとろくなことはないので、こちらは次回のお楽しみということで、
安全策をとって、勝手がわかっていて早く降りられる長倉谷の林道へ降りることにする。
それがよろしかろうて。
木無山、いい山だった。
下山してそう思えるときは幸せですね。

                  ハリマオ
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by たんぽぽ »

洞吹さん、こんばんは。

アラームは5時半にセットしておいたのだが、
スヌーズちゃんのしわざで5分おきに鳴るアラームを、そのつど律儀に何回も止めていたような記憶がかすかに残る。
そんなにするならさっさと起きればいいものを、それが起きられない。
もはや、このバトルはワシの倒錯した楽しみのひとつになってしまったというのか。

このまどろみタイムがまた心地エエんやわね。
啓蟄も過ぎてそろそろ起きなきゃいかんぽぽん太バンビちゃんも只今まどろみ中です。

今日は、先週のスノー衆のときのような締まった雪質は望むべくもないようだ。
あの時の締まり方は異様としか言えなかったね。

どうする、洞吹!
ここらへんでゆっくりうどん鍋を食って帰るのも有りかなと思い始めた矢先、ビビビッと洞吹司令本部から糸電話で命令が届いた。
「モシモシ ホンジツハ キナシヤマノトウチョウヲホンブントスベシ ヨッテ ウドンナベハホウキセヨ」
そうか、命令が出てはしかたがない。
うどん鍋はあきらめて、行動食を口に入れて出発する。

今年は気合が入ってるんやね。

やがて徐々に傾斜が緩むと、空に丸く描かれた頂稜雪線の向こうに、荒島岳がその重厚な山体を見せた。
来たぞ、木無山。

木無名物の荒島さま拝まにゃあここ来た意味ないもんね。

前回は7年前に別ルートから登りに来たが、どうしても通れない雪稜になった部分があって登頂できていないので、
10年前に次いで、二度目の木無山だ。

そんな厳しい雪稜ってどこやろう?
個人的には西尾根から攻めると面白そうって思ってますねん。

ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。

奥美濃も白山も楽しめるいいポイントだす。
IMG_0082-s.JPG
一安心して景色を眺めながら調子よく下っていると、こんどは不意に胸まで雪の中にストンと落ち込んだ。
なんだ、なんだ。
とっさにストックを持った両手を広げて止めた。
こんなところで雪見風呂に入っているわけにはいかない。

これも春山のお楽しみのひとつでしょう。

これを見抜けなかったワシが未熟だったが、自分で穴から出られる程度で済んでよかった。
これもワシが普段から徳の積立貯金をしている賜物だ。

エエ積み立てしてんですね~
どこの銀行さんかこっそり教えてね。

安全策をとって、勝手がわかっていて早く降りられる長倉谷の林道へ降りることにする。
午後の林道歩きは雪崩が気になるなあ。

木無山、いい山だった。
お疲れさん!
バンビちゃんがまどろみから抜け出すのはいつになるんやろ~
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、こんばんは。

【山 域】 奥越 木無山 (福井県大野市)  地形図「下山」

おっ、木無山じゃないですか。最近は地形図の図幅名まで入れるようになったんですか?

やはり、いつものように目覚まし時計と戦っていたようだ。

このへんはパスパス。

だまされてもいいと思った。
前日、夕方まで何度もピンポイント天気予報を確認していたのだが、
丹後・若狭は雨なのに、この時期に福井県嶺北地方は晴れると言っている。
前後の日は雨なのに、土曜だけは晴れると言っている。
なにやらウソくさい気もするが、ここはひとつだまされてみてもいいかな……と。
行ってみよう、木無山へ。


いいじゃないですか~。いい女にはだまされてみたいもんです。
しかし奥越まで行く気が起きただけでもご同慶の至りです。

もしだまされたとしても、蕎麦を食って温泉に入る物見遊山の旅に変更するまでだ。

ちゃんと受け皿があるのね。

やっぱりだまされたかな……と思いつつ、
陰鬱な空模様を眺めながらグズグズと朝メシを済ませ、登山口のある朝日前坂に移動を始める。


この時の気持ち、よーくわかります。

しかし、登山口に着くころには、ガスの底も上がってきて青空さえ覗き始めた。
よし、いいぞ。


おっ、雰囲気が変わってきましたね。(^^)

今日の目的地は木無山。
「きなしやま」と読む。
百名山の荒島岳の東北東、九頭竜湖の朝日市街地の北に位置する1328.6mの山だ。
山名どおり立ち木の無い山頂からの展望は一級品で、木偏に無と書いてブナと読ませるようにブナの森が続く山でもある。


説明不要です。なんか「コンサイス日本山名辞典」の説明みたい。

すぐに、尾根の取り付き地点だ。
664m標高点のすぐ北から西~西北西に登り、990mのすぐ南を通って1153mを目掛けて登る。


おおっ、そういうルートでしたか。これは目新しい。

今日は、先週のスノー衆のときのような締まった雪質は望むべくもないようだ。

気温が高く、時間が遅いとね。

スノーシューが20センチくらい潜って、シューの上にザラメ雪が乗ると重いが、気分は上々だ。

結構潜ったんですね。

のびやかな緩傾斜の尾根を辿り、1153m標高点の南東支尾根にある ca1040mのコルに着いた。
尾根を登っていくと尾根合流点の小ピークに登り着く……というのが一般的な地形のセオリーだが、
ここは尾根を詰めていくと稜線のコルに出るという、面白い地形になっている。
ここから先は、ちょうど10年前に山日和氏と二人で下りルートにとったコースだが、
ブナの森に感心したことの他は、どんなところだったのかあんまりよく覚えていない。
そのぶん新鮮な気分で歩くが、それでも、ブナの森や源頭部の入り組んだ浅い谷など、ところどころ記憶に残っている場所があった。


ここはとてもよく覚えてますよ。その後も行ったせいもありますが。複雑な地形のとても雰囲気のいいところでした。

[attachment=0]112-1218_IMG_1.JPG[/attachment]
とたんに風が強くなり、ここで目的地の木無山が見えた。
まだまだ遠いし高く見える。
今12時20分、もう昼メシの時間だぞ。


ここでやめてどうする!! ガンバレ!!

頂上でうどん鍋を食ってたら下山開始が早くて2時半か。
ちょっと無理やなあ。
どうする、洞吹!
ここらへんでゆっくりうどん鍋を食って帰るのも有りかなと思い始めた矢先、ビビビッと洞吹司令本部から糸電話で命令が届いた。
「モシモシ ホンジツハ キナシヤマノトウチョウヲホンブントスベシ ヨッテ ウドンナベハホウキセヨ」
そうか、命令が出てはしかたがない。
うどん鍋はあきらめて、行動食を口に入れて出発する。


やったー\(^o^)/ 珍しい、どっか悪いの?

主稜線に出てからは風が強く、雪質もクラスト気味になって、今までより歩行スピードが上がるので有り難い。
それに、何と言っても展望のいい尾根で、周囲の山々の景色が抜群なのが嬉しい。
大きな雪堤の続く稜線を、小気味よく登っていく。
その上の小広い台地には、白い花を咲かせた霧氷の森が広がっていた。


いいね~。

やがて徐々に傾斜が緩むと、空に丸く描かれた頂稜雪線の向こうに、荒島岳がその重厚な山体を見せた。
来たぞ、木無山。


やったー\(^o^)/

前回は7年前に別ルートから登りに来たが、どうしても通れない雪稜になった部分があって登頂できていないので、
10年前に次いで、二度目の木無山だ。


雪庇だらけの南尾根の山頂手前ですね。雪の状態次第ではヤバいところです。

[attachment=1]111-1195_IMG_1.JPG[/attachment]
ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。
気象予報士さま、疑って悪かったのう。あんたも素晴らしい。


いやあ、ええですねえ。思い出しますわ。
気象予報士様もたまにはええ仕事してくれます。

時間が押しているのであまり長居ができないのは残念だが、これは起きるのが遅かったワシの自業自得なのだ。
さあ、名残惜しいが下山しよう。


あと2時間早起きしてれば雪ももっと快適だったのにね。

ただ、非常時の押さえとしてGPSがあるし、
最悪GPSがなくても、今日の雪のコンディションなら往路の足跡を辿って元のルートを戻ることは簡単だ。


こういう時はGPSが頼りになります。

地図を落とすなどということは、山登りを始めてから20年間で初めてのことだ。
行動食を食べながら、地形図をザックの上に置いて見ていたのが間違いだった。


ほお、そうでしたか。これから加齢と共にいろいろ初めての経験が増えて行くかもね。

一安心して景色を眺めながら調子よく下っていると、こんどは不意に胸まで雪の中にストンと落ち込んだ。
なんだ、なんだ。
とっさにストックを持った両手を広げて止めた。


危機一髪でしたね。春山ではありがちなことです。

これを見抜けなかったワシが未熟だったが、自分で穴から出られる程度で済んでよかった。
これもワシが普段から徳の積立貯金をしている賜物だ。


もっと積立てしてたら落ちずに済んだかも。

今日はほとんど動きっぱなしだったので、ここでの20分の休憩が最長かつ唯一すわった休憩だった。

珍しく落ち着かない山行でしたね。

計画では、ここからこの尾根をさらに南下し、
850m付近で南東の支尾根に乗って、前坂谷林道552mの橋のたもとに降りるつもりだった。
安全策をとって、勝手がわかっていて早く降りられる長倉谷の林道へ降りることにする。


これはどうなんでしょ。長倉谷の林道も雪が多いと恐いすよ。尾根の方が安全という考え方もあります。

木無山、いい山だった。

お疲れさんでした。
いい山行でしたね。私は山はお休みでした。うらやましー。(^^ゞ

                      山日和
                             
                  
添付ファイル
コル付近
コル付近
南尾根
南尾根
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by バーチャリ »

洞吹さん今晩は

ブナの森で釣られました。
気になっていた山でしたが

スヌーズちゃんのしわざで5分おきに鳴るアラームを、そのつど律儀に何回も止めていたような記憶がかすかに残る。
そんなにするならさっさと起きればいいものを、それが起きられない。


よく寝れていいじゃないですか
年を重ねると寝れなくて困っていますが

前日、夕方まで何度もピンポイント天気予報を確認していたのだが、
丹後・若狭は雨なのに、この時期に福井県嶺北地方は晴れると言っている。
前後の日は雨なのに、土曜だけは晴れると言っている。


この日そうでしたね、

なにやらウソくさい気もするが、ここはひとつだまされてみてもいいかな……と。
行ってみよう、木無山へ。
もしだまされたとしても、蕎麦を食って温泉に入る物見遊山の旅に変更するまでだ。

この日トガスでした。

さあ、みなさん、お待たせいたしました。
只今から、ちゃんと山に登りますからね。
今日の目的地は木無山
「きなしやま」と読む。


案内よろしくお願いします。

百名山の荒島岳の東北東、九頭竜湖の朝日市街地の北に位置する1328.6mの山だ。
山名どおり立ち木の無い山頂からの展望は一級品で、木偏に無と書いてブナと読ませるようにブナの森が続く山でもある


ちょとまって下さい木無山でしょ なぜブナの森ですか?

664m標高点の先、ふと視線を感じて左の斜面を見ると、すぐそこにカモシカが一頭、こちらを見ていた。
手を振っても、カメラを向けても、話しかけても、ワシが通り過ぎるのに合わせて首だけまわして、じっとこちらを見ている。
あの落ち着きようは素晴らしいな。


ほんとカモシカ逃げないですよね
カモシカの目が可愛い

今日は、先週のスノー衆のときのような締まった雪質は望むべくもないようだ。

そちらもそうでしたか
スノー衆の時は雪質は最高でしたね

今シーズン初のサングラス着用だ。

私もサングラスを初めてつけましたが
天気良かったですね
尾根は「さあ、どこでも好きなように歩いてちょうだい。」と言わんばかりに広がり、緩い傾斜を登って行く。
スノーシューが20センチくらい潜って、シューの上にザラメ雪が乗ると重いが、気分は上々だ。


いい感じの尾根ですね

ここから先は、ちょうど10年前に山日和氏と二人で下りルートにとったコースだが、
ブナの森に感心したことの他は、どんなところだったのかあんまりよく覚えていない。
そのぶん新鮮な気分で歩くが、それでも、ブナの森や源頭部の入り組んだ浅い谷など、ところどころ記憶に残っている場所があった。


ますます気になります
雪原のブナの森 癒されます。

主稜線に出てからは風が強く、雪質もクラスト気味になって、今までより歩行スピードが上がるので有り難い。
それに、何と言っても展望のいい尾根で、周囲の山々の景色が抜群なのが嬉しい。
大きな雪堤の続く稜線を、小気味よく登っていく。


クラスト気味になると歩きやすいので
高度を稼いで

ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。
気象予報士さま、疑って悪かったのう。あんたも素晴らしい。
[

天気に恵まれて素晴らしい展望ですね
トガスも良かったですよ


最悪GPSがなくても、今日の雪のコンディションなら往路の足跡を辿って元のルートを戻ることは簡単だ。
しかし、やはり地形図は欲しいよね。


地形図がない心細いです。
一安心して景色を眺めながら調子よく下っていると、こんどは不意に胸まで雪の中にストンと落ち込んだ。
なんだ、なんだこんなところで雪見風呂に入っているわけにはいかない。
スノーシューを穴の前後に突っ張って這い上がったが、なんと、雪の下が空洞になっている。
底はあるようだが、雪がスカスカで深く、ストックの先も届かない。
穴から少し離れて振り返ると、穴の周りの雪面が少し黒ずんで見える


残雪期はそうなりますね
この前は穴が雪に隠れていて一人では脱出出来なくて雪をかき分けて
手でワカンを引っ張りましたが


風の強い稜線を離れて1153mの下のブナの森まで戻ってくると、そこは風もなく、ポカポカとした陽気に包まれていた。
雰囲気のいい森で、テントを持ち上げて泊まりたくなるようなところだ。
ここで、腰をおろして小休止。


いいな~

うどん鍋に入れるはずだったチクワと梅焼きをサカナにして、ビールを飲む。

スノー衆もそうでしたが
いつもうどん鍋ですか

安全策をとって、勝手がわかっていて早く降りられる長倉谷の林道へ降りることにする。

安全第一ですね

木無山、いい山だった。

静かな山旅が出来ましたね
お疲れ様でした。 
    チャリ                                            
ふ~さん
記事: 525
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by ふ~さん »

おはようさんです、洞吹さん。
やはり、だまされたのだろうか。
だましだまされの人生。だまされているのに気づかないのも幸せのうち。
今日の目的地は木無山。
「きなしやま」と読む。
百名山の荒島岳の東北東、九頭竜湖の朝日市街地の北に位置する1328.6mの山だ。
山名どおり立ち木の無い山頂からの展望は一級品で、木偏に無と書いてブナと読ませるようにブナの森が続く山でもある。
周囲の山頂から名峰の大展望を楽しむ時、最後には必ず名前を呼んであげないと気が済まない山の一つですね。
664m標高点の先、ふと視線を感じて左の斜面を見ると、すぐそこにカモシカが一頭、こちらを見ていた。
手を振っても、カメラを向けても、話しかけても、ワシが通り過ぎるのに合わせて首だけまわして、じっとこちらを見ている。
あの落ち着きようは素晴らしいな。
まるで旧知の友に出会ったような対応ですね。洞吹さんはいつもこうやって山の動物たちに愛を囁いているのですか?
どうする、洞吹!
ここらへんでゆっくりうどん鍋を食って帰るのも有りかなと思い始めた矢先、ビビビッと洞吹司令本部から糸電話で命令が届いた。
「モシモシ ホンジツハ キナシヤマノトウチョウヲホンブントスベシ ヨッテ ウドンナベハホウキセヨ」
そうか、命令が出てはしかたがない。
うどん鍋はあきらめて、行動食を口に入れて出発する。
いっそのこと、今年はストイックに迫ろう・・・をポリシーにしてはいかがでしょうか(^_^;)。
ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。
気象予報士さま、疑って悪かったのう。あんたも素晴らしい。
枇杷倉、松鞍ってのがマニアックで美しいではないか。どうせなら、桂島も見えてると良かったですね~(笑)
甘栗を食べた場所まで戻ると、やはりそこに落ちていた。
ああよかった。
地図を落とすなどということは、山登りを始めてから20年間で初めてのことだ。
行動食を食べながら、地形図をザックの上に置いて見ていたのが間違いだった。
甘栗の空き袋をザックにしまう時には、地形図を置いていたことなど全く頭になかった。
地形図は絶対に手から離してそこらへんに置いてはいかんのだね。
甘栗と引き替えに地図をなくすところでしたね。危ない危ない。
木無山、いい山だった。

                                               洞吹(どうすい)
お疲れさまでした。次回の山行までには、使い果たした徳をしっかり積み直しておくことをお勧めします。

 ふ~さん
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柳川洞吹
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登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
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Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

ハリマオさん こんばんは

 全然知らん山です。カモシカがいたので加茂市か?と思ったら大野市。豪雪地帯やおまへんか。
読みようによったらブナ山か。


[attachment=0]s-R0015759.jpg[/attachment]
そうです、豪雪地帯のブナ林のある山です。
もう、そこらへんの雪の量では満足できなくなってきました。

 戦うぐらいなら持ってこなければいいと思いますが。
やっぱり無いと晩まで寝てしまうのでしょうか?


一度、目覚まし時計のアラームをセットし忘れたことがありました。
苦しい戦いもなく、平和なお昼を迎えました。
晩まで寝てしまうというのも有りそうな気がするので、目覚まし時計を持たないのは怖いです。

 ここを先に読めば場所が分かったのか・・・むなしい。

そんなこと言わんと、
枯れかけた知恵を絞って出した答えが目出度く合ってたんだから、喜んでください。

 手を振ったら向こうも手?を振ると考えての動作でしょうか?

いや、ほほえんでくれるかなと思って。

 カモちゃんはなかなか逃げませんね。シカはすぐ逃げよる。
八風でカモちゃんが逃げないので、近づいたら頭突きを食いました。子どもだったので助かりましたが。


軍配は、カモのやま~。

 私の家にはキツネやイタチが訪問することがあります。キツネはすぐ逃げますがイタチとはにらめっこになることがあります。

ワシの別荘には、おまわりさんが訪問することがあります。
ワシはすぐ逃げますが、先回りされてイタチごっこになることがあります。

 昔、「後ろから前からどうぞ」という歌がありました。
私は意味が分かりませんでしたが、やはり山登りの歌とみてよろしいでしょうか。


ワシ、そんないやらしい歌なんか知りません。
物知りの宮指路さんに聞いてください。

 私は一度観た映画でも内容を忘れてしまって、二度目も楽しめます。
物忘れがいいというのは得ですね。


借金も気にならなくていいですものね。

 写真を拝見すると木無山にしては木だらけですね。

そう言われても、全山ズルむけのハゲ山じゃないんですから。

 2012年現在、国内で糸電話を使用しているのは鳥取だけだと聞いていますが
洞吹さんの本部でも使っているのですね。節電の観点から結構なことだと思います。


本部はハワイにありますのでね。

 これはまた意表を突く行動に出ましたね。命令を無視してうどん鍋を食べるとばかり思っていました。

洞吹本部の命令は絶対順守なのです。
違反すると食事の配給が来なくなります。
このうどん鍋は翌日の昼食に充当されるということだったので、いま食べてしまうと明日のお昼は絶食です。

 登頂おめでとうございます。本部に大威張りで報告ですね。
ワレトチョウニセイコウセリ  トラトラトラ  張り切って糸を切らないよう・・・


本部はハワイに……
ありゃっ、沈没しちゃったかな?

 今日は何かやけに素直な洞ちゃん。

もともといい性格をしてますから、はからずも地が出たのでしょうね。。

 これは笑い話ですみませんね。そんな怖いことがあるのですね。

何を他人事みたいに。
播磨屋さんも、何度も穴にはまったことあるでしょ。

 [quote]木無山、いい山だった。[/quote]
下山してそう思えるときは幸せですね。


そのとおりですね。
見知らぬ山のレポに長々とちょっかいを出していただき、ありがとうございました。
お客さん来なくて、ヒマだったんですか。

                            洞吹(どうすい)
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柳川洞吹
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登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
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Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

たんぽぽさん こんばんは

[attachment=0]s-R0015804.jpg[/attachment]
 このまどろみタイムがまた心地エエんやわね。
啓蟄も過ぎてそろそろ起きなきゃいかんぽぽん太バンビちゃんも只今まどろみ中です。


おお、よき理解者が現れたぞ。
心強いね。

 今年は気合が入ってるんやね。

いや、ただの瞬間芸やと思います。

 木無名物の荒島さま拝まにゃあここ来た意味ないもんね。

ここから見る荒島岳は、すごい迫力がありますね。

 そんな厳しい雪稜ってどこやろう?

南尾根で頂上直前の雪庇帯にあるヤセ尾根区間。
アイゼン・ピッケルに替えても厳しい状況で、危険と判断して中止しました。
雪の状態によっては、その前のときのように難なく通過できるはずなんですけどね。

 個人的には西尾根から攻めると面白そうって思ってますねん。

この西尾根も面白そうですね。
取り付きが急傾斜で、しんどそうだけど。

 エエ積み立てしてんですね~
どこの銀行さんかこっそり教えてね。


それではナイショで教えましょう。
あの「がきデカ」(ご存知かなあ)も推奨している、愛想(あいそ)銀行ですよ。

 午後の林道歩きは雪崩が気になるなあ。

当日発生したデブリもひとつありましたね。

 お疲れさん!
バンビちゃんがまどろみから抜け出すのはいつになるんやろ~


もうすぐ猪臥山だし、早く起きてくださいよー。

                          洞吹(どうすい)
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
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Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

[attachment=1]s-R0015758.jpg[/attachment]
 おっ、木無山じゃないですか。最近は地形図の図幅名まで入れるようになったんですか?

そう、木無山なのじゃ。
図幅名の記入は、ほんの出来心でして。

 このへんはパスパス。

はいはい、パスパスッ。

 いいじゃないですか~。いい女にはだまされてみたいもんです。
しかし奥越まで行く気が起きただけでもご同慶の至りです。


気象予報士は、女性だけではありませんけど。
しかし、今回はちょっとスイッチが入ったね。

 ちゃんと受け皿があるのね。

蕎麦と温泉で不足なら、まだ後ろに舞茸御飯も控えております。

 説明不要です。なんか「コンサイス日本山名辞典」の説明みたい。

山日和さんには説明不要ですね。
ここは播磨屋さんのように、どこにある山かご存知ない人向けに、ということで。

 おおっ、そういうルートでしたか。これは目新しい。

少し前から暖めていたルートです。

 ここでやめてどうする!! ガンバレ!!

どうするって、ここでやめたら「うどん鍋」にするだけですから。

 やったー\(^o^)/ 珍しい、どっか悪いの?

久しぶりにスイッチが入ったので、ホコリをかぶっていた思考回路がショートしたのでしょう。

 雪庇だらけの南尾根の山頂手前ですね。雪の状態次第ではヤバいところです。

10年前は、うまく行けましたね。

ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。

いやあ、ええですねえ。思い出しますわ。


ほんとに、ええとこですね。

 あと2時間早起きしてれば雪ももっと快適だったのにね。

ワシもそう思います。
早起きしてりゃ、うどん鍋の時間もあったし。
ほんのちょっとだけ反省してます。
今だけと思いますけど。

 ほお、そうでしたか。これから加齢と共にいろいろ初めての経験が増えて行くかもね。

お互いに、気を緩めてはいけませんな。

[attachment=0]s-R0015829.jpg[/attachment]
 危機一髪でしたね。春山ではありがちなことです。

気をつけているんですがね。
はまるときは、はまります。

 もっと積立てしてたら落ちずに済んだかも。

そうなんですが、
エアコンとコタツの契約金で散財してしまったので、もう資金不足です。

 珍しく落ち着かない山行でしたね。

ひとりのときは、普段でも昼食時以外は立ったままの休憩が多いですよ。

 これはどうなんでしょ。長倉谷の林道も雪が多いと恐いすよ。尾根の方が安全という考え方もあります。

3ヵ所、道を覆うデブリが出ていましたけど、
あの広野ダム奥の日野川みたいな滑り台になっているようなところは、全くありませんでした。

 お疲れさんでした。
いい山行でしたね。私は山はお休みでした。うらやましー。(^^ゞ


ありがとさんだす。
いつもはワシがお休みなのに、今回は逆になりましたね。
やっぱり、山はいいわ。

                         洞吹(どうすい)
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s-R0015829.jpg
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
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Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

バーチャリさん こんばんは

[attachment=0]s-R0015714.jpg[/attachment]
 ブナの森で釣られました。
気になっていた山でしたが


いい山ですよ。

 よく寝れていいじゃないですか
年を重ねると寝れなくて困っていますが


ワシは起きられなくて困っています。

 この日トガスでした。

そうでしたか。
スノー衆では、予定変更で行けなかったですからね。

 ちょとまって下さい木無山でしょ なぜブナの森ですか?

だから、木偏に無と書くと「プナ」という字でしょ。

 ますます気になります
雪原のブナの森 癒されます。


ほんとにいいところですから。

 天気に恵まれて素晴らしい展望ですね
トガスも良かったですよ


お互いによかったですね。

 残雪期はそうなりますね
この前は穴が雪に隠れていて一人では脱出出来なくて雪をかき分けて
手でワカンを引っ張りましたが


よくある話しなんですけど、ちょっと油断していました。

 スノー衆もそうでしたが
いつもうどん鍋ですか


冬は必ずうどん鍋ですね。
暖まりますよ。
そこにオプションとして、ゆで卵か温泉卵、ちくわ、梅ヤキなどが入ります。
タコ焼きは入れません。

 静かな山旅が出来ましたね
お疲れ様でした。
 

ありがとうございました。
                       洞吹(どうすい)
添付ファイル
s-R0015714.jpg
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

ふ~さん こんばんは

[attachment=0]s-R0015814.jpg[/attachment]
 だましだまされの人生。だまされているのに気づかないのも幸せのうち。

ふ~さんは、ひょっとしてオレオレ詐欺で幸せになれるタイプですか。

まるで旧知の友に出会ったような対応ですね。洞吹さんはいつもこうやって山の動物たちに愛を囁いているのですか?

ワシは、たんぽぽさんと違うんです。
その「不動心」に感動しただけです。

 いっそのこと、今年はストイックに迫ろう・・・をポリシーにしてはいかがでしょうか(^_^;)。

それは、ふ~さんにお任せしますよ。
ワシはテキトーにやらせてもらいます。

 枇杷倉、松鞍ってのがマニアックで美しいではないか。どうせなら、桂島も見えてると良かったですね~(笑)

もちろん桂島も見えてましたよ。
低いので省略しましたが、こうなるともう奥越オタクの世界?

 甘栗と引き替えに地図をなくすところでしたね。危ない危ない。

こんなことは初めてで、口がアマグリです。

 お疲れさまでした。次回の山行までには、使い果たした徳をしっかり積み直しておくことをお勧めします。

ご忠告、ありがとうございます。
最近は利息がほとんどつかないので、なかなか徳が貯まりません。
次の山に間に合わなかったら、無人地蔵さんにお願いしに行かないとなあ。

                          洞吹(どうすい)
添付ファイル
s-R0015814.jpg
三遠南信天竜川
記事: 48
登録日時: 2011年10月30日(日) 21:08

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 三遠南信天竜川 »

洞吹さん今日は

今日の目的地は木無山。
「きなしやま」と読む。
百名山の荒島岳の東北東、九頭竜湖の朝日市街地の北に位置する1328.6mの山だ。
山名どおり立ち木の無い山頂からの展望は一級品で、木偏に
無と書いてブナと読ませるようにブナの森が続く山でもある。

木無山は懐かしい山です。
私が初めてこの山を知ったのは今は亡き今西錦司さんの著書からでした。その関係でこの山を初めて訪れたのは北面の谷山川側からで、もう30年近い昔の事です。その後忘れていましたが、山スキーのブログで残雪期の事を知り、山麓にスキー場がありアプローチも楽なのでその後数回訪れています。

前坂谷の林道を進む。
林道上の積雪は1mくらい。
昨日のものらしい釣師の足跡だけが、河原に行ったり戻ったりして続いていたが、
そのうちに途切れてしまい、自分一人だけのトレースになる。
664m標高点のすぐ北から西~西北西に登り、990mのすぐ南を通って1153mを目掛けて登る。
1153m標高点の南東支尾根にある ca1040mのコルに着いた。
ここから先は、ちょうど10年前に山日和氏と二人で下りルートにとったコースだが、
ブナの森に感心したことの他は、どんなところだったのかあんまりよく覚えていない。


林道の雪は締まっていたのですか、1mもあれば条件が悪いとアルバイトを強いられますが。
1153m標高点のなだらかな東斜面から南に伸びる尾根も、上部はブナの美しい所ですね。
長倉谷上部からの1041mコルです。
484.JPG
前回は7年前に別ルートから登りに来たが、どうしても通れない雪稜になった部分があって登頂できていないので、
10年前に次いで、二度目の木無山だ。
ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。


木無山で通れない雪稜となる所は山頂直下の南尾根ぐらいですね。ここは条件が悪い時には3mを超す雪庇が出来、一部ピッケルがほしい所が出来ます。2年前に訪れた時は条件が良く楽に通れました。
500.JPG
の山から眺める枇杷倉・松倉の両山はいい山容をしてますね。枇杷倉は小白山から苦労して往復しましたが、松倉は未訪の山なのでこの写真を見ると焼けぼっくいに火が付きそうです。

木無山、いい山だった。

この山は何処から訪れても上部のブナ林が美しいですね。この山をはじめ石徹白川流域の山々は本当にいい山です。
517.JPG
                                         
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

三遠南信天竜川さん こんにちは

 木無山は懐かしい山です。
私が初めてこの山を知ったのは今は亡き今西錦司さんの著書からでした。その関係でこの山を初めて訪れたのは北面の谷山川側からで、もう30年近い昔の事です。その後忘れていましたが、山スキーのブログで残雪期の事を知り、山麓にスキー場がありアプローチも楽なのでその後数回訪れています。


木無山へは何度も登られているのですね。
ワシは (失礼して、いつもの調子で「ワシ」と書かせていただきますね) 3回行って、登頂は2回目です。
谷山川からは登ったことはありませんが、傾斜が強そうですね。

 林道の雪は締まっていたのですか、1mもあれば条件が悪いとアルバイトを強いられますが。

林道の雪はまあまあ締まっていて、スノーシューで10センチほど沈むくらいでした。

 1153m標高点のなだらかな東斜面から南に伸びる尾根も、上部はブナの美しい所ですね。

帰り道はその尾根を南進しましたが、いいところですね。

 木無山で通れない雪稜となる所は山頂直下の南尾根ぐらいですね。ここは条件が悪い時には3mを超す雪庇が出来、一部ピッケルがほしい所が出来ます。2年前に訪れた時は条件が良く楽に通れました。

前回通過できなかったのは、お察しのとおりその雪庇帯でした。
ヤセ尾根に急傾斜の巨大雪庇が続いていて、
雪庇もろとも右斜面に墜落するか、無木立急傾斜の左斜面に滑落するかの二者択一のようで、
怖くて進めませんでした。

下の画像はそのときのものです。
真ん中に見えている雪庇と立木群が途切れるところまでは進みましたが、
その向こうが(木の陰になって、見えていませんが)上記のような構造のヤセ尾根になっていて、断念しました。
[attachment=0]s-P3197542.jpg[/attachment]
 この山から眺める枇杷倉・松倉の両山はいい山容をしてますね。枇杷倉は小白山から苦労して往復しましたが、松倉は未訪の山なのでこの写真を見ると焼けぼっくいに火が付きそうです。

ワシも、枇杷倉も松鞍も行きたいなあと思っているばっかりで、まだ登ったことはありません。
小白山から枇杷倉への尾根は厳しいヤセ尾根があると聞いていますが、苦労されたのでしょうね。

 この山は何処から訪れても上部のブナ林が美しいですね。この山をはじめ石徹白川流域の山々は本当にいい山です。

そうですね。
石徹白の山々、奥越の山々、ワシも大好きな山域です。
今シーズンもあと少し、このあたりで遊ばせてもらおうと思います。

よい山旅を!
                           洞吹(どうすい)
添付ファイル
s-P3197542.jpg
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by とっちゃん »

洞吹さん、こんばんは~。

ええ~っと、目をこすって読んでます。

これって、夢の中での話しとか?ってことないよね。(*^_^*)


【日 付】 2012/3/3(土)
【山 域】 奥越 木無山 (福井県大野市)  地形図「下山」
【メンバー】 単独
【天 候】 曇りのち晴れ
【ルート】 前坂谷林道入口8:30---尾根取り付き9:25/9:30---ca1040m支尾根のコル11:30/11:40
---ca1130m主稜線12:20---木無山13:40/13:50---ca1100ブナの森14:55/15:15
---903m標高点16:15---長倉谷林道16:35---駐車地17:25

やはり、いつものように目覚まし時計と戦っていたようだ。
クルマの中、意識がはっきりすると6時半だった。
アラームは5時半にセットしておいたのだが

たとえバトルを繰り返したとしても、起きたところが、えらい!。
まずは、自分をほめましょう~。
しかし、木無山に行ったんや。私も大好きな、いい山だね~。もう一度行きたい山だわ~。


それより、天気はどうだ。
雨滴のつく窓越しに外を見ると、周囲は視界があるものの、頭上50mから上の山肌は白いガスの中で見えない。
やはり、だまされたのだろうか。
だまされてもいいと思った。

おお~。悟りを開きましたか?
いい決心をしたものですね。



行ってみよう、木無山へ。
もしだまされたとしても、蕎麦を食って温泉に入る物見遊山の旅に変更するまでだ。

いやいや、だまされることなんてないですよ。さて、出陣~。

懸念していた駐車場所も、前坂谷林道の入り口部分がちょうど除雪の押し込み場所になっていて、
おあつらえ向きににちょうど1台分のスペースがあった。
クルマを止めて山支度をしていると、すぐ先にあるスキー場から聞こえる音楽が賑やかだ。

はは~。
洞吹さま、お待ち申しておりましたと、駐車地が言わなかった?


本日前半は未知のルートということもあってか、身を包む軽い緊張感が心地よい。

魚も野菜も新鮮です。って関係ないっか。

664m標高点の先、ふと視線を感じて左の斜面を見ると、すぐそこにカモシカが一頭、こちらを見ていた。
手を振っても、カメラを向けても、話しかけても、ワシが通り過ぎるのに合わせて首だけまわして、じっとこちらを見ている。
あの落ち着きようは素晴らしいな。


カモシカの目は、ほんまに魅力的です。じっと、みつめる。

気温が高めなので、雪が春山の午後のようなザラメ状になっていて滑りやすい。
こういう雪のときは、一歩ずつ焼結作用を起こさせて足元を固めながら登るのが一番効率がよいが、
それにしても登高に時間がかかる。

雪山歩きの技術、その1ですね。


ここから先は、ちょうど10年前に山日和氏と二人で下りルートにとったコースだが、
ブナの森に感心したことの他は、どんなところだったのかあんまりよく覚えていない。
そのぶん新鮮な気分で歩くが、それでも、ブナの森や源頭部の入り組んだ浅い谷など、ところどころ記憶に残っている場所があった。

毎回新鮮な気分で、二度美味しい。

どうする、洞吹!
ここらへんでゆっくりうどん鍋を食って帰るのも有りかなと思い始めた矢先、ビビビッと洞吹司令本部から糸電話で命令が届いた。
「モシモシ ホンジツハ キナシヤマノトウチョウヲホンブントスベシ ヨッテ ウドンナベハホウキセヨ」
そうか、命令が出てはしかたがない。
うどん鍋はあきらめて、行動食を口に入れて出発する。

へ~。こんなこと初めてじゃ?ビックラギョウテン!
よほどテンション上がってましたか。


やがて徐々に傾斜が緩むと、空に丸く描かれた頂稜雪線の向こうに、荒島岳がその重厚な山体を見せた。
来たぞ、木無山。ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。


荒島が見える景色は、最高ね!ゆっくりランチしなくてももう満腹ね。

あれっ、無い。
地形図がないっ。
正直な話し、一瞬動揺したが、すぐ気をとりなおした。
しょっちゅう歩いている山なら地形図なしでも大丈夫だが、ここではそうはいかない。
ただ、非常時の押さえとしてGPSがあるし、
最悪GPSがなくても、今日の雪のコンディションなら往路の足跡を辿って元のルートを戻ることは簡単だ。
しかし、やはり地形図は欲しいよね。
さっき見ていたんだから、ここまでの間で落としたのか。
ザックを置いて、空身で探しながら登り返す。

これまた、パワーありますやん。背に腹は変えられん?

一安心して景色を眺めながら調子よく下っていると、こんどは不意に胸まで雪の中にストンと落ち込んだ。
なんだ、なんだ。
とっさにストックを持った両手を広げて止めた。
こんなところで雪見風呂に入っているわけにはいかない。
スノーシューを穴の前後に突っ張って這い上がったが、なんと、雪の下が空洞になっている。

一難去って又一難。何か、罪深いことでもした?


これを見抜けなかったワシが未熟だったが、自分で穴から出られる程度で済んでよかった。
これもワシが普段から徳の積立貯金をしている賜物だ。

心配せんでも、徳の方が、ちょっと上回ってたんだね~。ホッ。

途中3ヵ所にデブリが出ていた長倉谷の林道をスキー場前の県道に出て、スノーシューを脱いだのは17時15分。
きっとこのルート選択でよかったのだと思う。
木無山、いい山だった。

こんな充実した山は、何年ぶりってパワーやったね。

次回も乞うご期待を!

って?

お疲れさまでした。

お蕎麦は、美味しかったでしょ。

☆~~とっちゃん(都津茶女)~☆


                                       
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

とっちゃん こんばんは

[attachment=0]s-R0015759.jpg[/attachment]
 ええ~っと、目をこすって読んでます。
これって、夢の中での話しとか?ってことないよね。(*^_^*)


なに、「信じられない」というのかな。
現実ですよ現実。
ディス イズ ア ノンフィクション。

 たとえバトルを繰り返したとしても、起きたところが、えらい!。
まずは、自分をほめましょう~。


わーい、誉められたじょー。

 いやいや、だまされることなんてないですよ。さて、出陣~。

だまされやすいタイブの人って、いるんですから。

 洞吹さま、お待ち申しておりましたと、駐車地が言わなかった?

駐車地は「にいちゃん、こっちやで。奥にええ娘(こ)がいてまっせ。」って言ってました。
今週は山日和さんも呼び止められてたみたいだし。

 魚も野菜も新鮮です。って関係ないっか。

ファイトオー、いっぱーーーーーつ (^^)v

 毎回新鮮な気分で、二度美味しい。

物覚えが悪いのも、いい面があります。

[quote]うどん鍋はあきらめて、行動食を口に入れて出発する。[/quote]
 へ~。こんなこと初めてじゃ?ビックラギョウテン!
よほどテンション上がってましたか。


自分でもビックラギョウテン!だよ。

 荒島が見える景色は、最高ね!ゆっくりランチしなくてももう満腹ね。

いや、非常におなかがすいてました。

ザックを置いて、空身で探しながら登り返す。
 これまた、パワーありますやん。背に腹は変えられん?


落とした場所は甘栗休憩のところしかないやろって、目星ついてましたから。

 一難去って又一難。何か、罪深いことでもした?

生きてること自体が罪深い。
お布施をたくさん供えれば、すべての罪は許されるのです。
今なら分割払いもOK。
振込手数料は全額、当会が負担します。
お布施は、新興宗教法人 南雀山洞吹寺へ。

 こんな充実した山は、何年ぶりってパワーやったね。

右側のアバター見てね。
この天狗山スノーシューの勇姿以来かな。
ときどき沸騰する、中古の瞬間湯沸かし器みたいなもんです。

 次回も乞うご期待を!
って?


はたして、次回があるのやろか。

 お疲れさまでした。
お蕎麦は、美味しかったでしょ。


そのとーーーり。
それに、ソースかつ丼も美味しかったよ。

                         洞吹(どうすい)
添付ファイル
s-R0015759.jpg
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クロオ
記事: 467
登録日時: 2011年2月20日(日) 09:08
お住まい: 愛知県海部郡大治町
連絡する:

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by クロオ »

柳川洞吹さん、こんばんは
洞吹 さんが書きました: やはり、いつものように目覚まし時計と戦っていたようだ。
クルマの中、意識がはっきりすると6時半だった。
アラームは5時半にセットしておいたのだが、
スヌーズちゃんのしわざで5分おきに鳴るアラームを、そのつど律儀に何回も止めていたような記憶がかすかに残る。
そんなにするならさっさと起きればいいものを、それが起きられない。
私は、目はすぐに覚めるのですが、冬場は、シュラフの中が暖かくて、なかなか、外に出られません。
結果、うだうだしています。
洞吹 さんが書きました: もしだまされたとしても、蕎麦を食って温泉に入る物見遊山の旅に変更するまでだ。
くそ寒い中、えらい思いをするより、楽をしたいという気持ちが起きるのですが、自分の立てた計画を実行しなかったという根性の無さをいやに思う気持ちとのジレンマを感じます。
洞吹 さんが書きました: しかし、登山口に着くころには、ガスの底も上がってきて青空さえ覗き始めた。
よし、いいぞ。
天気がよくなるのが、いちばんやる気が出てきます。
IMG_3419.jpg
洞吹 さんが書きました: 懸念していた駐車場所も、前坂谷林道の入り口部分がちょうど除雪の押し込み場所になっていて、
おあつらえ向きににちょうど1台分のスペースがあった。
始めてのところは、いつも駐車場所に悩みます。
ここ、停めてもいいのだろうか?と。
洞吹 さんが書きました: 今日の目的地は木無山。
「きなしやま」と読む。
百名山の荒島岳の東北東、九頭竜湖の朝日市街地の北に位置する1328.6mの山だ。
山名どおり立ち木の無い山頂からの展望は一級品で、木偏に無と書いてブナと読ませるようにブナの森が続く山でもある。
また、ひとつ、賢くなりました。木偏に無が、ブナですね。
洞吹 さんが書きました: 最初からスノーシューを履いて出発。
本日前半は未知のルートということもあってか、身を包む軽い緊張感が心地よい。
未知のルートを歩くのは、楽しいです。
洞吹 さんが書きました: ca800mで傾斜が緩み、植林から自然林に変わった。
まぶしい青空が広がっている。
いいぞ、いいぞ。
青空が、いちばん嬉しいです。
洞吹 さんが書きました: それに、何と言っても展望のいい尾根で、周囲の山々の景色が抜群なのが嬉しい。
大きな雪堤の続く稜線を、小気味よく登っていく。
その上の小広い台地には、白い花を咲かせた霧氷の森が広がっていた。
展望と雪原と青空と霧氷。最高です。
洞吹 さんが書きました: 10年前に次いで、二度目の木無山だ。
登頂、おめでとうございます。
洞吹 さんが書きました: ここは眼前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。
これは、一度、行かなくては!
洞吹 さんが書きました: 気象予報士さま、疑って悪かったのう。あんたも素晴らしい。
最近の天気予報、ほんと、よくあたります。
洞吹 さんが書きました: あれっ、無い。
地形図がないっ。
正直な話し、一瞬動揺したが、すぐ気をとりなおした。
あるべきものが、無いと分かった時は、はっとしますね。
私は、履いているスノーシューをザックの後ろに手をまわして探し、つかむべきフレームが無くてはっとしたこと何度かあります。
洞吹 さんが書きました: 一安心して景色を眺めながら調子よく下っていると、こんどは不意に胸まで雪の中にストンと落ち込んだ。
なんだ、なんだ。
とっさにストックを持った両手を広げて止めた。
こんなところで雪見風呂に入っているわけにはいかない。
スノーシューを穴の前後に突っ張って這い上がったが、なんと、雪の下が空洞になっている。
這い上がれてよかったですね。
そんなところで、身動き取れなくなったら…。
洞吹 さんが書きました: これもワシが普段から徳の積立貯金をしている賜物だ。
どうやって、積立るのでしょう。
洞吹 さんが書きました: 安全策をとって、勝手がわかっていて早く降りられる長倉谷の林道へ降りることにする。
時間が押しているときは特に、安全策がいいですね。
洞吹 さんが書きました: 長倉谷へ下る斜面は、いい雰囲気の広い谷と溝のような小谷を繋いで下ること20分。
途中で太陽は尾根の向こうに隠れてしまい、谷間は薄暗くなったが、申し分のない状態で林道に軟着陸した。
途中3ヵ所にデブリが出ていた長倉谷の林道をスキー場前の県道に出て、スノーシューを脱いだのは17時15分。
標高点は、ひょっとして、993mでしょうか?そこから林道まで、20分で降りられるのですね。
林道は、駐車地まで50分かかるのですね。

                                                      クロオ
最後に編集したユーザー クロオ [ 2012年3月15日(木) 22:19 ], 累計 1 回
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 柳川洞吹 »


[attachment=0]s-R0015835.jpg[/attachment]
クロオさん こんばんは

 私は、目はすぐに覚めるのですが、冬場は、シュラフの中が暖かくて、なかなか、外に出られません。
結果、うだうだしています。


ちゃんと目が覚めるのはうらやましいですね。
ワシは、起きていたいのにいつのまにか眠ってしまうし、一度寝たらなかなか起きられないので、苦心しています。

 くそ寒い中、えらい思いをするより、楽をしたいという気持ちが起きるのですが、自分の立てた計画を実行しなかったという根性の無さをいやに思う気持ちとのジレンマを感じます。

クロオんは前向きな気持ちを持っておられて、素晴らしいですね。
ワシの場合はいたってテキトーですので、「やーめたーっと」とかなんか口走って、すぐ楽なほうへ行っちゃいます。

 始めてのところは、いつも駐車場所に悩みます。
ここ、停めてもいいのだろうか?と。


それはありますね。
もし駐車場所がなければ、「どうせ歩きにきたんだから……」と、離れたところでも探します。

 未知のルートを歩くのは、楽しいです。

初めて歩くところは、ワクワク感とドキドキ感が心地いいですね。

 登頂、おめでとうございます。

ありがとうございます。
テキトー男のワシも、さすがに「やっぱり、来てよかったなー」と思いました。

 これは、一度、行かなくては!

是非、晴れた日に行ってみてください。
すばらしい山ですよ。

 あるべきものが、無いと分かった時は、はっとしますね。
私は、履いているスノーシューをザックの後ろに手をまわして探し、つかむべきフレームが無くてはっとしたこと何度かあります。


スノーシューは、手にさわらなかっただけで、落としたんじゃないですよね。
ワシも、落とし物はまずしないほうなんですが、
昔、買ったばかりのGPSがないのに気がついたたときは、その損失金額の大きさに愕然としました。
幸いにも同行者が、20m戻ったところの木の枝にひっかかっているのをみつけてくれたので、胸をなでおろしました。

 這い上がれてよかったですね。
そんなところで、身動き取れなくなったら…。


一生そこで暮らさないといけません。

 どうやって、積立るのでしょう。

人に限らず森羅万象に対して善行を行うと、自動的に徳の貯金が増えていきます。

 標高点は、ひょっとして、993mでしょうか?そこから林道まで、20分で降りられるのですね。
林道は、駐車地まで50分かかるのですね。


いえ、993mじゃなくて903mの標高点なんですが、ひょっとして……と思って電子国土ウォッちずを見てみたら、
紙の地形図にある903m標高点が、ウォッちずには描かれていないですね。

その場所を説明しますと、
クロオさんの言われている993mから西に登り返したところにca1060mのピークがありますが、
そこから南~南南西の尾根(といっても山腹みたいです)を急降下して、
ca870mの鞍部から更に南へ20m登ったところの、南北に細長い等高線に囲まれているピークです。
993mから見れば、南西の方向になりますね。
そこから西に向かって長倉谷へ降りると、20分で長倉谷林道のヘアピンカーブの先へ降り着きます。

よい山旅を!
                            洞吹(どうすい)
添付ファイル
s-R0015835.jpg
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矢問
記事: 290
登録日時: 2011年2月23日(水) 07:28
お住まい: 兵庫県
連絡する:

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 矢問 »

洞吹さん、お久しぶりです(^^)

【日 付】 2012/3/3(土)
【山 域】 奥越 木無山 (福井県大野市) 
 
桃の節句に白酒持って・・・行きたい山です~。

【ルート】 前坂谷林道入口8:30---尾根取り付き9:25/9:30---ca1040m支尾根のコル11:30/11:40
---ca1130m主稜線12:20---木無山13:40/13:50---ca1100ブナの森14:55/15:15
---903m標高点16:15---長倉谷林道16:35---駐車地17:25

またGPSルートあればアップして下さいませm(..)m。
いつかのために地形図とにらめっこしたいです。

アラームは5時半にセットしておいたのだが、
スヌーズちゃんのしわざで5分おきに鳴るアラームを、そのつど律儀に何回も止めていたような記憶がかすかに残る。
そんなにするならさっさと起きればいいものを、それが起きられない。

これくらい眠ってみたいです(^^;)小学生の頃からいつも目覚まし前に起きてしまう・・・・。

百名山の荒島岳の東北東、九頭竜湖の朝日市街地の北に位置する1328.6mの山だ。
山名どおり立ち木の無い山頂からの展望は一級品

「行きたいリスト」に入れてます(^^) 行動アルのみですね(^^)

664m標高点の先、ふと視線を感じて左の斜面を見ると、すぐそこにカモシカが一頭、こちらを見ていた。
手を振っても、カメラを向けても、話しかけても、ワシが通り過ぎるのに合わせて首だけまわして、じっとこちらを見ている。

よく写せましたね(^^)

まぶしい青空が広がっている。
いいぞ、いいぞ。
今シーズン初のサングラス着用だ。

いいな、いいな!!!!!!

どうする、洞吹!
ここらへんでゆっくりうどん鍋を食って帰るのも有りかなと思い始めた矢先、ビビビッと洞吹司令本部から糸電話で命令が届いた。
「モシモシ ホンジツハ キナシヤマノトウチョウヲホンブントスベシ ヨッテ ウドンナベハホウキセヨ」
そうか、命令が出てはしかたがない。
うどん鍋はあきらめて、行動食を口に入れて出発する。

自分との戦い、僕もよくあります(^^;)

前に聳える荒島岳を始めとして、経ヶ岳・大長・赤兎など奥越の山々、一段高く堂々たる白山連峰、
願教寺~野伏~小白~枇杷倉・松鞍、そして越美国境稜線は屏風山の尖峰まで、文字通り360度の眺望だ。素晴らしい。
気象予報士さま、疑って悪かったのう。あんたも素晴らしい。

いいですね(^^)こうでなくっちゃ!

こんどは不意に胸まで雪の中にストンと落ち込んだ。
なんだ、なんだ。
とっさにストックを持った両手を広げて止めた。

落とし穴、これからの季節、良くありますよね。

日暮れ前にもどれてよかったよかった(^^)
=================================
★ 矢問(やとう)
★ http://www.komachans.com/
★ Instagram  yatoh3
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【奥越】木無山/ブナの森と好展望の山

投稿記事 by 柳川洞吹 »

s-R0015740.jpg
矢問さん お久しぶり(^^)/

 桃の節句に白酒持って・・・行きたい山です~。

ちょっとユニークな発想ですね。
何か思い入れがあるのですか。

 またGPSルートあればアップして下さいませm(..)m。
いつかのために地形図とにらめっこしたいです。


は~い。
工作に慣れてないもんで、ちょっとお待ちくださいね。

 これくらい眠ってみたいです(^^;)小学生の頃からいつも目覚まし前に起きてしまう・・・・。

矢問さんは早起きで有名ですからね。
前泊の山行でも、みんなの起床前からあっちこっち動きまわってはる。
どうやったら、うまく目が覚めるんでしょ。

 「行きたいリスト」に入れてます(^^) 行動アルのみですね(^^)

ワシも行きたい山リストはありますが、なかなか行けなくて(行かなくて)、
得体の知れないキノコが生えかけてます。

 よく写せましたね(^^)

すぐそこなのに、手を振ろうが、呼びかけようが、じっとしたまま全然逃げないんですから。
あれじゃあ誰でも写せますね。

 自分との戦い、僕もよくあります(^^;)

洞吹本部から命令が来るまでの葛藤が、なんともいえません。
決まれば早いけど。
でも、この日の命令は特別で、
ふつうはたいてい、「ホンジツハ ココマデトス。 スミヤカニ ウドンナベニカカレ。」なんですけどね。

 落とし穴、これからの季節、良くありますよね。

落とし穴は、びっくりしました。
すぐ出られてよかったです。

日暮れ前にもどれてよかったよかった(^^)

ワシ、誰かと違って闇下の趣味はありませんので、カラスが鳴く前に山を降りることにしています。

よい山旅を!
                        洞吹(どうすい)
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