雨と競走の御池谷
Posted: 2012年3月04日(日) 22:54
【 日 付 】2012年3月4日(日)
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】ひとり
【 天 候 】曇り
【 ルート 】鞍掛橋7:10-御池谷-左股7:55-鞍掛尾根9:45-ヒルコバ11:00-御池谷-12:25鞍掛橋
Nさんの捜索はまだ続いている。
シャイなんやろか?
どこで休んでるんやろ?
なかなかお顔を見せてくれへんみたいだ。
捜索地図を見たら、やはり三重県側の密度が高い。
滋賀県側に入り込んだ恐れだってあるやんか、なあ?
でも、そこまで手が回らへんのやろう。
ご苦労さんなことやけど、爺には捜索なんて足手まといになるだけやし…(-_-;)
そう思ってたのだが、鈴鹿のどっかを歩くだけでもお手伝いになるらしい。
「AWM(明日は我が身)48」の一員として、せめて足跡だけでも残しておこうか…
お天気は3日(土)のほうがいいが、別の予定があった。
4日(日)は夕刻から雨模様。
そう言えばまだ今年は鈴鹿に行ってない。早めに出て雨より先に帰ってくればええやん。
鞍掛橋まで入れるかなあ? 多賀からR306を走る。佐目に来ても道路に雪はない。これなら大丈夫やろ。
予想通り、鞍掛橋のゲートまで入れた。7時前。さすがにあたりの雪はカチンカチンに凍っている。
スノ―シューも積んできたが、要るかなあ? 身支度を始めていると軽ワゴンがやってきた。男性一人。
「今の時期の御池は初めてなんですが、上はスノ―シューは要るでしょうか?」
そんなこと聞くなよ~。こっちだって迷ってるんやから。
「たぶん要らんと思いますけど…。雪が緩んできたらあったほうがいいかも」
捜索の人ではなさそうなので遭難のことを言うと、知らないという。あんだけ大騒ぎなのに、鈴鹿も広いけど登山者の世界も広いもんだと思う。
御池谷を登り始めるが足元が覚束ないので早々にアイゼンを履く。先の男性が追い付いてきた。
「アイゼン履いた方が歩き易いですよ」
その間に先に進む。左の谷筋にNさんがいないか目を凝らすが、そんな簡単に見つかるはずがない。
暑くなってきたのでジャケットを脱ぐ。先の男性が追い付いてきた。
「汗かくとあとが冷たいからねえ…(>_<)」
男性が着替えてる間に先に進む。 二つ目の沢分岐。真ん中の尾根を行けば鈴北岳手前の鞍掛尾根に出る。
右が御池谷。
何を思ったか左の谷へ行ってみることにする。
追い付いてきた男性には紹介した中尾根を行ってもらう。
こんな谷でも先週くらいのかすかな靴跡が残っている。このまま行けば例のクラやホラへ辿り着くはずだけど、今日の探し物はそんなもんじゃない。
右手に大きな岩壁が現れるがまだco700くらいやから違うな…。
右岸の斜面も立ってきて、鞍掛尾根が見えだした。そろそろ、逃げようか?
GPSを見てアゼン!電池切れで真黒。日帰りやからと予備電池は置いてきたのに(>_<)
アテにならない高度計とコンパス、地形図で確認すると、右手のほうが斜度が緩そうだ。植林帯の登りやすそうな部分を這い上がっていく。結構キツイやん(>_<)
もう高度標示は1000mを超えた。尾根に合流すると植林がなくなる。
あれ?先の男性が下ってきたがな。
鞍掛尾根まで行ったが強風とガスでなので引き返してきたとか。
そうやなあ、それが賢明なんかも。あえてクソ寒い嵐に突っ込むなんて、アホのすることやろ。 10分少々で尾根に出た。今日は南風。三重県側から強風が吹き付ける。南風なのでそれほど寒くはないが、さすがに木陰に退却してアウターを引っ張り出す。
尾根を進めば鈴北岳なんだが、風が嫌なので尾根の北側斜面をトラバースして行く。
気がつくと尾根上に2,3名のパーティーが。段違い平行棒みたいな形で進行する。
稜線へ出るとゆるい下りだ。どうやら鈴北岳は巻いてしまったみたい。
パーティーのひとりが
「どっちへ行かれますか?」
「ヒルコバから御池谷を下ろうかと…」
「ああ、それなら僕らと同じです」
「捜索の方ですね」
「そうです」
ふふふ、彼らについて行けば道迷いはない。(^_-)
ところが少し下った樹間で彼らは休憩、本部と交信中だ。
邪魔したらアカンな、と先へ進む。
おっと、こっちでよかったかな?
ガスで遠くは霞んで見えないぞ。
まあ、尾根を下るだけやから…と、ヒールキックで下っていく。
どうもヘンだ? こんな感じじゃないはずだ。
コンパスを見ると、北を指してる。
地形図と合わせると…!
西へ進まんとアカンやん~(@_@;)
落ちつけ、落ちつけ。こんな時は熱いお茶でも飲んで、鯖寿司でもいただこう。
休憩後、90度狂った頭をリセットして左へ進路変更。やや登り返し気味に西へトラバース。
あったあった! 遭対パーティーのトレースを発見。biwa爺がウロウロしてるうちに先に下って行ったんだろう。あとはトレースをついて行くだけだ。
ヒルコバに下るが誰もいない。鈴ヶ岳へスノ―シューの跡がひとり分。御池谷ヘツボ足3人分。
さて鈴ヶ岳への主は?
ちょっと気になったが、ツボ足跡を追って御池谷を下る。
ここからは迷いようがない。広い谷にびっしり張り付いた残雪を、時々踏み抜きながら下るだけだ。 ここにはNさんはおらんやろう。ここなら単純に下るだけで無事生還できるもんなあ。
時計を見ればまだ11時過ぎ。いつもなら下る時刻やない。もう焦ることもない。どっかでお昼にしよう。
腰を下ろすのに適当な岩を見つけ、ランチタイム。今日はガスは無し。助六寿司とアワ飲料、テルモスに温かほうじ茶、と簡易バージョン。
お寿司をつまんでいると、上空から細い雨が落ちてきた。
ちょっと~! 早すぎるよ。予報では夕刻だったでしょうが…。
店をたたんで下山にかかる。
往路の二股分岐までは落とし穴に悩まされながらの谷下り。分岐でアイゼンを脱ぐ。
鞍掛橋近くまで下ってくると遭対の3人が入山届BOXを確認している。鈴ヶ岳への登山路の途中に放置ザックがあるらしい。ヒルコバから鈴ヶ岳へ向かったシュー跡の主の情報だという。
3人はいったん車に戻った後、確認のため鈴ヶ岳への登山路を登って行った。本当にご苦労なことだ。
結局、なんの役にも立たない一人歩きだったなあ…。
雨脚が強くなってきた。この雨でもっと雪が融けたら、Nさんも目覚めるやろか?
~biwaco
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】ひとり
【 天 候 】曇り
【 ルート 】鞍掛橋7:10-御池谷-左股7:55-鞍掛尾根9:45-ヒルコバ11:00-御池谷-12:25鞍掛橋
Nさんの捜索はまだ続いている。
シャイなんやろか?
どこで休んでるんやろ?
なかなかお顔を見せてくれへんみたいだ。
捜索地図を見たら、やはり三重県側の密度が高い。
滋賀県側に入り込んだ恐れだってあるやんか、なあ?
でも、そこまで手が回らへんのやろう。
ご苦労さんなことやけど、爺には捜索なんて足手まといになるだけやし…(-_-;)
そう思ってたのだが、鈴鹿のどっかを歩くだけでもお手伝いになるらしい。
「AWM(明日は我が身)48」の一員として、せめて足跡だけでも残しておこうか…
お天気は3日(土)のほうがいいが、別の予定があった。
4日(日)は夕刻から雨模様。
そう言えばまだ今年は鈴鹿に行ってない。早めに出て雨より先に帰ってくればええやん。
鞍掛橋まで入れるかなあ? 多賀からR306を走る。佐目に来ても道路に雪はない。これなら大丈夫やろ。
予想通り、鞍掛橋のゲートまで入れた。7時前。さすがにあたりの雪はカチンカチンに凍っている。
スノ―シューも積んできたが、要るかなあ? 身支度を始めていると軽ワゴンがやってきた。男性一人。
「今の時期の御池は初めてなんですが、上はスノ―シューは要るでしょうか?」
そんなこと聞くなよ~。こっちだって迷ってるんやから。
「たぶん要らんと思いますけど…。雪が緩んできたらあったほうがいいかも」
捜索の人ではなさそうなので遭難のことを言うと、知らないという。あんだけ大騒ぎなのに、鈴鹿も広いけど登山者の世界も広いもんだと思う。
御池谷を登り始めるが足元が覚束ないので早々にアイゼンを履く。先の男性が追い付いてきた。
「アイゼン履いた方が歩き易いですよ」
その間に先に進む。左の谷筋にNさんがいないか目を凝らすが、そんな簡単に見つかるはずがない。
暑くなってきたのでジャケットを脱ぐ。先の男性が追い付いてきた。
「汗かくとあとが冷たいからねえ…(>_<)」
男性が着替えてる間に先に進む。 二つ目の沢分岐。真ん中の尾根を行けば鈴北岳手前の鞍掛尾根に出る。
右が御池谷。
何を思ったか左の谷へ行ってみることにする。
追い付いてきた男性には紹介した中尾根を行ってもらう。
こんな谷でも先週くらいのかすかな靴跡が残っている。このまま行けば例のクラやホラへ辿り着くはずだけど、今日の探し物はそんなもんじゃない。
右手に大きな岩壁が現れるがまだco700くらいやから違うな…。
右岸の斜面も立ってきて、鞍掛尾根が見えだした。そろそろ、逃げようか?
GPSを見てアゼン!電池切れで真黒。日帰りやからと予備電池は置いてきたのに(>_<)
アテにならない高度計とコンパス、地形図で確認すると、右手のほうが斜度が緩そうだ。植林帯の登りやすそうな部分を這い上がっていく。結構キツイやん(>_<)
もう高度標示は1000mを超えた。尾根に合流すると植林がなくなる。
あれ?先の男性が下ってきたがな。
鞍掛尾根まで行ったが強風とガスでなので引き返してきたとか。
そうやなあ、それが賢明なんかも。あえてクソ寒い嵐に突っ込むなんて、アホのすることやろ。 10分少々で尾根に出た。今日は南風。三重県側から強風が吹き付ける。南風なのでそれほど寒くはないが、さすがに木陰に退却してアウターを引っ張り出す。
尾根を進めば鈴北岳なんだが、風が嫌なので尾根の北側斜面をトラバースして行く。
気がつくと尾根上に2,3名のパーティーが。段違い平行棒みたいな形で進行する。
稜線へ出るとゆるい下りだ。どうやら鈴北岳は巻いてしまったみたい。
パーティーのひとりが
「どっちへ行かれますか?」
「ヒルコバから御池谷を下ろうかと…」
「ああ、それなら僕らと同じです」
「捜索の方ですね」
「そうです」
ふふふ、彼らについて行けば道迷いはない。(^_-)
ところが少し下った樹間で彼らは休憩、本部と交信中だ。
邪魔したらアカンな、と先へ進む。
おっと、こっちでよかったかな?
ガスで遠くは霞んで見えないぞ。
まあ、尾根を下るだけやから…と、ヒールキックで下っていく。
どうもヘンだ? こんな感じじゃないはずだ。
コンパスを見ると、北を指してる。
地形図と合わせると…!
西へ進まんとアカンやん~(@_@;)
落ちつけ、落ちつけ。こんな時は熱いお茶でも飲んで、鯖寿司でもいただこう。
休憩後、90度狂った頭をリセットして左へ進路変更。やや登り返し気味に西へトラバース。
あったあった! 遭対パーティーのトレースを発見。biwa爺がウロウロしてるうちに先に下って行ったんだろう。あとはトレースをついて行くだけだ。
ヒルコバに下るが誰もいない。鈴ヶ岳へスノ―シューの跡がひとり分。御池谷ヘツボ足3人分。
さて鈴ヶ岳への主は?
ちょっと気になったが、ツボ足跡を追って御池谷を下る。
ここからは迷いようがない。広い谷にびっしり張り付いた残雪を、時々踏み抜きながら下るだけだ。 ここにはNさんはおらんやろう。ここなら単純に下るだけで無事生還できるもんなあ。
時計を見ればまだ11時過ぎ。いつもなら下る時刻やない。もう焦ることもない。どっかでお昼にしよう。
腰を下ろすのに適当な岩を見つけ、ランチタイム。今日はガスは無し。助六寿司とアワ飲料、テルモスに温かほうじ茶、と簡易バージョン。
お寿司をつまんでいると、上空から細い雨が落ちてきた。
ちょっと~! 早すぎるよ。予報では夕刻だったでしょうが…。
店をたたんで下山にかかる。
往路の二股分岐までは落とし穴に悩まされながらの谷下り。分岐でアイゼンを脱ぐ。
鞍掛橋近くまで下ってくると遭対の3人が入山届BOXを確認している。鈴ヶ岳への登山路の途中に放置ザックがあるらしい。ヒルコバから鈴ヶ岳へ向かったシュー跡の主の情報だという。
3人はいったん車に戻った後、確認のため鈴ヶ岳への登山路を登って行った。本当にご苦労なことだ。
結局、なんの役にも立たない一人歩きだったなあ…。
雨脚が強くなってきた。この雨でもっと雪が融けたら、Nさんも目覚めるやろか?
~biwaco
そう思ってたのだが、鈴鹿のどっかを歩くだけでもお手伝いになるらしい。