【熊野】尾川川支流から大滝越えて大人平山・ビキ島
Posted: 2012年3月01日(木) 22:20
みたび熊野へ。
目的は、大人平山と蟾島を源流とする枝谷にある大滝だ。
前回ついでに寄れないかと思ってて、時間が無く行けなかった滝なのである。
【 日 付 】2012年02月26日
【 山 域 】熊野市育生町 北山水系尾川川
【 地 図 】 http://cyberjapan.jp/cybercgi/ptmap/ope ... T__3J2AWFp
【メンバー】びぃ zipp
【 天 候 】晴時々曇
【 ルート 】《尾川川支流(神木川?)左岸第一支流から大人平山(おおびとだいらやま)、蟾島(びきじま(岩))》
09:40 大田井橋手前路肩--- 10:30~10:55 大滝(co190)--- 11:35 大滝滝口--- 12:15大人平山(667.9m)--- 12:40~13:30 蟾島---(521標高点西コル)--- 14:45 駐車地
熊野まで遠い。…なのに寝過してしまい、先週より1時間遅れで駐車地を出発。
尾川川支流左岸の道を辿り、最初の枝谷に入った。
出合からしばらくはいい感じ。岩床も発達して、小滝に大きな釜を持った8m程の滝が現れる。
しかし滝上しばらくで、岩の詰まった谷となってしまう。それでも谷上を見ると、木々の間から大滝の落ち口が見え隠れしていて期待が高まる。
[attachment=3]P2260030_800.jpg[/attachment]
岩の詰まった谷の向こうに10m程の滝が現れた。水流落ちる岩が階段状になっていて、滝下から滝口まで登っていけそうな滝だ。
岩が滑るので安全を期して途中で右に抜けて巻くと、突然、広々と開けた空間に飛び出した。
幅広で高い岩壁に、滝が二筋かかっている。どうだろう?台高の風折滝(80m)程か、もっと高さはあるだろうか。
上部は岩壁が切立ち、細い水流が勢いよく飛び出し飛沫をあげている。壁はお椀のように下部になるほど緩やかに傾斜し、岩は石畳状となり、階段滝の落口まで続いている。その岩肌を蛇行しながら水流が滑り落ちる滝だ。
また水量は少ないが左俣の滝もほぼ高度を同じくして落ち、二段の滝となって落ち、階段滝の落口で本流に合流している。
不思議な滝だ。滝の上部は柱状節理が見られる。水量が少ないため侵食されずに残っているのだろう。
きれいな滝でも姿のいい滝でとも云えないが、滝の高さの為だろうか、圧倒される滝である。
[attachment=2]大滝横_800.jpg[/attachment]
先週も妙見倉からの帰路の道で見たのと同じマーキング(赤テープとペンキの丸印)が、登ってきた谷の右岸左岸に垣間見られ、この先にも続いているようだ。熊野にもヤブ山歩きの人は健在なのだ。
そのマーキングを追って左岸に取つき登って行く。
途中、滝の中だるみの岩棚に行き滝を見上げる。飛沫が飛び散り岩を濡らし、岩に落ちた飛沫が幾筋もの流れになり、それらが合流して太い流れとなって落ちている。
岩棚から戻ると、日付の記されたテープが巻かれ、それから先には今まであった二種類のマーキングが共に消えた。
しばらくは木が生えた岩場を登るが、下からは先の岩場は見えず、岩場を辿れば行き詰るであろうことは容易に想像できた。
岩場の右のウラジロシダの繁茂する急傾斜地を渡り、尾根先方向に進もうとシダ地に飛び込んだ。南伊勢の背丈を越えるウラジロ程には、大きくもないシダなのだが、如何せんこの急傾斜地では、背丈も埋まり、シダ漕ぎには難渋する。結局シダの少ないところを選んで、また岩場に舞い戻るはめになってしまった。
岩場を木を掴み体を持ち上げ登って行くと傾斜も緩み、滝口の高さまで高度を上げたようだ。
滝口上には、釜を持ったナメ滝が落ちる感じのいいところがあり、少し休憩。ただ、下に滝口が見えてちょっとスース―する。
谷を辿って行くと、右から道が出て交差する。その道には下で見たマーキングが付いている。何処かに巻き道でもあったのだろうか?
大人平山の東に入る谷を辿って、東から山頂を踏む。植林と南は荒れた感じの広い山で展望はない。
西のピークを避けてショートカットして鞍部。鞍部からは山腹を行く道を辿る。道は、小尾根を少し登りさらに山腹をトラバースして行くと、突然目の前に大きな嵓が現れ、ヒキガエルの横っ腹に飛び出した。
[attachment=1]ビキ島_925.jpg[/attachment]
予想を上回る大きな岩嵓が、屹立していた。どう見ればヒキガエルに見えるのかあまりにも近すぎてわからない。
ここからは、大丹倉の所々朱に染まった大岩壁が望まれる。その右側にこのビキ島と対の、竜が大きく口を開けたタツ島があるというのだが、林の中には岩嵓が幾つか見えるだけで判別がつかない。(『タツ島とビキ島』)
蟾島の尾根側の基部でランチを頂く。今日はホッ酎におあげを焼いて、インスタントラーメン。時折吹く風が冷たい。冠雪の大峰を越えて吹く風だからなんだろう。
復路は、見野畑谷の様子を見に、尾根で降りて回ろうかと当初思っていたのだが、ヤメだ。
今回で取りあえず熊野詣で打ち切りだ。きょうは早く山を降りて温泉で温まって帰ろう。
蟾島の谷を挟んだすぐ南の尾根を降りようと稜線に向かい進むと、尾根に向かって道が二筋有るので上の道を辿る。目的の尾根に乗ると、例のマーキングが尾根沿いに続いていた。
尾根をいったん右に外したかと思うと、先ほどの尾根を回り込み、滝上部の源流部の山腹を回り始めた。往路で見たマーキングに続くんだろう。尾根をこのまま降りるよりは安全に早く降りれるだろうと、マーキングを追う。
しかしそのマーキングは、大人平山とその西の521標高点の間のコルで終わる。ここから西へとしっかりした道が続いていた。おそらくこの道は大人平山の北に登って来ている林道に続く道なのだろう。当然、この道を行けば遠回りなので追わない。
ここからは地図読みで、521標高点から北東に向かい、方向を替え、東に降りる尾根を使って無事着地。地形図の建物(今はない)記号のある台地を囲う石積みの猪垣に飛び出した。
[attachment=0]粉所から大人平山とビキ島_800.jpg[/attachment]
温泉に行く前に、高地にある粉所(こどころ)の集落に登って見た。表丹倉が屹立し、岩壁には滝が掛かっている。そして先ほど登ったビキ島が見える。棚田も耕作放棄地が増えつつあるようだ。
奥瀞温泉は、バンガローやらグラウンドなどある北山川の広大な敷地の一角にあった。しかし日曜日だというのに人影がまばらだ。まだ
秋の台風被害で交通事情が悪いせいなのだろうか?
3人ほどしかいない広々とした浴場、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かって、帰路に着いた。
発達した岩壁に滝と熊野修験道のメッカて感じですねえ。