【台高】雪深き檜塚奥峰、ひとり。
Posted: 2012年2月06日(月) 23:26
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【 日 付 】2012年02月04日
【 山 域 】台高北部 檜塚
【メンバー】zipp
【 天 候 】晴のち雪のち時々青空
【 ルート 】《蓮小学校跡-1214尾根-檜塚奥峰 ピストン》
08:05 蓮小学校跡駐車地--- 09:15~09:25 ヌタハラ林道登山口ポスト(822標高点)--- 10:55~11:05 稜線1214標高点--- 12:10 檜塚--- 12:30~13:30 檜塚奥峰---~--- 14:00奥峰--- 14:20 檜塚--- 14:55 1214西コル--- 15:05~15:25 尾根(co1070m?)--- 15:50 林道822標高点--- 16:35 駐車地
家のまわりには、一昨日降った残雪がまだ残っている。…なのに、車窓から見る里に、何処にも雪がないのを不思議に思いつつ、国道166号を西進する。
宮本地区に入って、やっと残雪だ。今回の積雪は、南の方が多かったんだろうか。
蓮ダムの下から布引滝を遠望するが、雪がたくさんついていて白く見えるだけだ。所々凍結したう回路を抜け、県道を蓮に向かうと、見覚えのある車が対抗する。とれヲさんだ。
江馬小屋だか宮ノ谷出合まで行って諦めて引き返してきたんだそうな。いったい何処へ行くつもりだったんだろうね?
江馬小屋谷を過ぎた、日当たりの良い乾いた路面広場でチェーンを付けた。
凍結した雪道を走り、駐車地の蓮の小学校跡には、積雪は10㎝ほどだ。この先の道、雪の上に轍はない。
ここから見上げる檜塚方面は、少々もやってはいるものの青空だ。きょうは、青空に白い樹氷が保障されたような日なのだ。
いつものように、桜の大木の下の山ノ神に挨拶をして尾根に取つく。
岩崖を、いつもより下部で抜けてしまい、少々アルバイト。雪が徐々に深くなり、たまらなくなってグーシューを履く。シューを履けば、雪の下に枝木が落ちていても滑らなく登っていけた。
登山口ポストまで、いつもより20分ほど余計にかかっている。粉雪が舞い始めたが、粉雪を透かして見る空は青空だ。
鹿の足跡は、ポストを少し登ったところで早々と消えた。狐の足跡は、忠実に尾根を登って行っている。
植林を抜けた落葉樹の林では、積雪も少なくなり沈み込みも僅かになるのでは?と期待していたが甘かった。
急登のヤセ尾根なのに、20㎝から30㎝、シューが沈む。なんなんだ!この積雪は。檜塚まで届くのだろうか?朝遇った、とれヲさんをラッセル要員に誘うんだった。
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マーキングが尾根を離れて左にトラバースしていくが、その道を辿れば雪を泳ぐことになりかねないと、そのまま直登する。稜線直下のたっぷり雪を越えてやっと稜線だ。
稜線では、雪が凍ってシューがガリガリ音を立てる。この状態が続けば楽勝だがと、1214の分岐点で、大ブナを眺めながら腰を下ろして休憩。
これから進む方面は、木に巻かれたマーキングテープの高さまで積雪しているのである。
この時点で、通常より1時間強余計にかかってしまっている。それに粉雪は相変わらず降っているが、見上げる空にいつの間にか青空が無くなってしまっている。鉛色の空だ。
きっと、とれヲさんが青田から檜塚を目指しているせいだろう。
稜線には、狐の足跡も消えた。動物の足跡が消えるなんてあっただろうか?
右足の膝上がこわばり、攣りそうな感じだ、時々立ち止まってマッサージ。次は左足の付け根がこわばる。
それでも、檜塚手前の雪をたっぷり蓄えた急登を登って、檜塚だ。
檜塚の樹林帯を越えると、ガスが掛かり、突風が吹き荒れ雪煙が舞い上がっている。きょうの保障されているはずの青い空は、いったい何処へ行ってしまったのか?
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マナコ谷分岐に来るが、マナコ谷からのトレースはない。とれヲさんは青田からマナコ谷ルートだと思ってたのだが…。しかしこの天候はいったいなんなんだ。
それでも、マナコ谷分岐を越えると、ガスが晴れ、雲の隙間から陽が雪面に届くようになった。とれヲさんの呪縛がとけたかのように・・・。
奥峰への到着は、通常より1時間半強時間がかかっている。通常より1.5倍の時間がかかっているわけだ。明神岳側からのトレースもない。わたし、ひとりだ。
時々陽が射し、青空も見え始めた。どんよりした雲の下に、大台ケ原まで展望が広がっている。
風を避けようと、奥峰を少し降りたところでザックを降ろす。今日の風は随分西寄りの風で、避け切れない。
ストーブを付けようとするが、ホースの接続箇所から燃料が漏れる。再度締め直すが変わらず。手袋を脱ぎ再び…。手をかじかませながら何度こんなことをやっていただろうか。そして、ノズルが詰まっているという結論。ノズルの穴を通す道具を持っていないことより、このかじかんだ手で細かい作業はできないと、広げた荷物を撤収する。寒いのだ。
別の場所で、非常食をあてにビール!でも飲もうと奥ワサビ源流の森に向かうが、時間を見るともう14時前だ。帰着時間を考えるとゆくっりはしてられない。帰りは山腹を辿ろうと思ってたが、それも無理な時間になってしまっていた。
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陽に輝く樹氷と青空を見ながら奥峰に戻り、周囲の山々を見回しながら自分のつけたトレースを辿って行く。
先日入った野江俣の大崩落地は、広い面積に白い雪がついて光っている。
1214の西コルからはトラバースして、雪を蹴散らし進み、往路に着けた自分のトレースに合流する。ここで遅い昼食だ。
ゆで卵とドライソーセージにビア。青空に陽が射しポカポカの雪原で飲むビールの予定だったのだが…、ビールは半分しか飲めないよ。
明日、ここを登る人は楽だなと、ついでに雪に埋まったロープを掘り出しておいた。
帰路も山ノ神にお礼を云って、駐車地着です。
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クシロさんの手に汗握るレポ読んだ後だから。チョッと気が抜けちゃいますけど。