【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
蒼穹とはこういう空のことを言うのだろうか。透明感のある、それでいて深い蒼で塗りつぶしたような空が頭上に広が
っている。
4時間のラッセルを経て辿り着いた稜線の景観は、それまでの労苦を報いるに十分なものだった。
実際には小津権現の山頂までまだ1時間半のラッセルを強いられたのだが。
[attachment=3]P1050123_1.JPG[/attachment]
【日 付】2012年1月29日(日)
【山 域】西濃 小津権現山
【天 候】快晴
【メンバー】ふ~さん、山日和
【コース】小津7:40---12:05Ca1050mピーク12:20---13:40小津権現山14:40---15:50999mピーク16:05---17:40横山ダム
小津の集落の雪は、昨年のスノー衆の時とは比べるべくもなかった。
雪国の山村を思わせた、屋根に厚く雪が積もり軒からつららをぶら下げた家々の情景はここにはない。あれは年に何度
もないような特別の姿だったのかもしれない。
高地谷に架かる橋を渡り、民家と畑の間から尾根に取り付いた。雪はうっすらと積もっている程度。いきなりの急登に
ふくらはぎが悲鳴を上げる。
予想通り、尾根の下部は植林が続いた。地形図ではCa600mあたりまで破線路が付けられている。古くからの仕事道が
あるのだろう。
しばらく登ると右手から浅く掘り込まれた幅の広い道が合流した。尾根の末端寄りから上がっているようだ。
道を歩いてみると、雪が溜まっていてかえって歩きにくい。ここは道を外した方が得策だ。
スノーシューを着けるタイミングを見計らっていた。Ca500m付近でひざ近くまで潜りだしたので装着。くるぶし程度の沈
みに楽勝ムードが漂った。山頂まで4時間半と見ていたが、これなら楽に到達できそうである。
ところが意外と雪に粘り気があり、雪を蹴散らして歩くという感じではない。左側が自然林、右が植林という植生だが、植
林の中の方が雪がよく締まっているので、ふだんとは逆に植林の中を歩く。
「山頂までこのまま植林の方が楽やな。」と軽口も飛び出した。
一見伐採地のような無木立の雪原に出た。雪原というにはゴツゴツし過ぎているが、何気なく前進していると前を歩く
ふ~さんの足元が急に沈み込んだ。どうやら大岩がゴロゴロしている地帯のようだ。落ち込まないよう慎重にルートを選
ぶ。
小津権現山の南東尾根とでも呼ぶべきこの尾根には以前から着目していた。基本的にはなだらかそうに見える尾根も、
何箇所か急登を交える。その急登部分は例外なく岩場となっており、体を持ち上げるのに難儀することしばしばである。
下手にルートを選ぶと前進不能になってしまうので頭を使うのだ。
しかし晴れているというのはいいものだ。今日にしてよかったと笑い合う。予想より重い雪を交代しながらラッセルして
行く。右手の高地谷の奥には雷倉からタンポへの尾根が連なる。
ブナが少ないのが予想外だった。雑木主体のブナ混じりといった林相だが悪くはない。しかし小津からの登山道や西尾
根上部に比べると見劣りするのはやむを得ない。
すぐそこに思えた花房~小津権現の稜線は、にせピーク状の突起に幾度も裏切られてなかなか到達しない。それでも
青空へ向かって一歩ずつ高度を上げていくのは痛快である。
稜線の側面に堆積した夥しい量の雪の塊が間近に迫った。いよいよ待望の稜線だ。
雪原となったCa1050mピークからは、叫び出したくなるほどの広がりを見せる奥美濃の山々が惜しげもなくその姿を曝
け出した。
花房へ伸びる雪稜は優美な曲線を描いて誘いを掛ける。その山頂付近、東前の谷の平らかな源流とそれを取り巻く尾根
の造形は秀逸という他ない。ふ~さんはそれを「蜜壷」と形容したが、まさに意味不明である。
そして屏風山から能郷白山、磯倉、若丸、冠、ミノマタ、蕎麦粒、黒津、天狗といった山々がオールスターキャストで迎え
てくれた。風もなく、ランチ場としては最高のシチュエーションだがここで落ち着くわけにはいかない。
小津権現の山頂がずいぶん遠く見えた。無雪期なら30分ばかりの行程だが、この雪ではどれぐらい掛かるのだろう。
[attachment=1]P1050153_1.JPG[/attachment]
[attachment=4]P1050105_1.JPG[/attachment]
稜線上は雪質がさらに悪く、スノーシューのデッキに乗った雪がやたら重たい。まるで鉛の錘を付けられた囚人さなが
らである。西側の樹林寄りにルートを取れば若干はマシだが、胸のすくような展望と引き換えなので胸中複雑だ。
ここでかなり足にきてしまい、小津権現山頂への最後の登りはふ~さんに頼ってしまった。
基部から見上げるとまともに登れそうもない。ジグザグを切りながら蝸牛のごとくジワジワと高度を稼ぐ。
切り立った正面の雪壁を避けて右手の杉林に回り込むと、やっと高いところがなくなった。出発から既に6時間が経過して
いた。
豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
ふ~さんとガッチリ握手&ハイタッチで決めた。
[attachment=2]P1050141_1.JPG[/attachment]
風を避けて斜面でランチとする。予定より1時間ばかり遅れているが、ランチタイムの省略などあり得ない。ガスストーブ
でいつも通りのランチと、文明堂のしるこで仕上げとした。もちろんビールで乾杯は欠かせない。
気が付けば2時40分。ノートレースの雪山でのんびりしている時間ではないが、自分たちのトレースを辿って戻る気はさら
さらない。予定通り西尾根を下りよう。西尾根の登山口である横山ダムにはふ~さんの車をデポしてあるのだ。
それにこの尾根は勝手知ったるルート、今回で4度目である。
ただ不安は足の状態だ。下りとはいえラッセルは必定。なんとか闇下回避できる時間に下りられるだろうか。
鍋倉から貝月、伊吹、金糞といった南部の大観を楽しみながら、西尾根最上部の雪原地帯を行く。ここには二重山稜
状の地形があり、右の尾根は雪壁となり小さいながらも雪庇ができているのが面白い。4度目とは言いながら、晴れて
いる時に歩くのは今回が初めてで、目に映る風景もすべてが新鮮である。
どんよりとしたモノトーンの世界しか知らなかったこの尾根が、光を浴びるとこんなにも華やかに輝きを放つのだ。
[attachment=0]P1050168_1.JPG[/attachment]
左足の付け根が痛み出した。かろうじてふ~さんに付いて行く。さっき足が攣りかけたので、秘薬は服用済みだ。
重たい雪は相変わらずだが、ふ~さんは確実にトレースを刻んでいる。
P999mからは急降下である。足を投げ出せば前に進めるのでここでトップ交代。ちょうど横位置から小津権現、前衛峰、
高屋山をと並ぶ尾根を望むいいところだ。はるか下には揖斐川の流れと国道が見える。
しばらくは調子よく歩けたが、電波塔のあたりから痛みがひどくなってきた。足を上げるのも辛いといった状態だ。軽くス
トレッチと水分補給をしたら少し楽になった。
ふじはし観音への急斜面が懸念材料だったが、雪がしっかり積もっていて苦労することなく下りる。
最後はふ~さんの車の真横にスノーシューを履いたまま到着だ。こういうシーンも珍しいだろう。
かなり薄暗くなったがなんとか闇下は回避。なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
ここで再び握手&ハイタッチ。小津権現山オールラッセル横断ルートの完成だ。
笑顔に満足感が漂う。山行の充実度は消費したエネルギーに比例するのである。
山日和
っている。
4時間のラッセルを経て辿り着いた稜線の景観は、それまでの労苦を報いるに十分なものだった。
実際には小津権現の山頂までまだ1時間半のラッセルを強いられたのだが。
[attachment=3]P1050123_1.JPG[/attachment]
【日 付】2012年1月29日(日)
【山 域】西濃 小津権現山
【天 候】快晴
【メンバー】ふ~さん、山日和
【コース】小津7:40---12:05Ca1050mピーク12:20---13:40小津権現山14:40---15:50999mピーク16:05---17:40横山ダム
小津の集落の雪は、昨年のスノー衆の時とは比べるべくもなかった。
雪国の山村を思わせた、屋根に厚く雪が積もり軒からつららをぶら下げた家々の情景はここにはない。あれは年に何度
もないような特別の姿だったのかもしれない。
高地谷に架かる橋を渡り、民家と畑の間から尾根に取り付いた。雪はうっすらと積もっている程度。いきなりの急登に
ふくらはぎが悲鳴を上げる。
予想通り、尾根の下部は植林が続いた。地形図ではCa600mあたりまで破線路が付けられている。古くからの仕事道が
あるのだろう。
しばらく登ると右手から浅く掘り込まれた幅の広い道が合流した。尾根の末端寄りから上がっているようだ。
道を歩いてみると、雪が溜まっていてかえって歩きにくい。ここは道を外した方が得策だ。
スノーシューを着けるタイミングを見計らっていた。Ca500m付近でひざ近くまで潜りだしたので装着。くるぶし程度の沈
みに楽勝ムードが漂った。山頂まで4時間半と見ていたが、これなら楽に到達できそうである。
ところが意外と雪に粘り気があり、雪を蹴散らして歩くという感じではない。左側が自然林、右が植林という植生だが、植
林の中の方が雪がよく締まっているので、ふだんとは逆に植林の中を歩く。
「山頂までこのまま植林の方が楽やな。」と軽口も飛び出した。
一見伐採地のような無木立の雪原に出た。雪原というにはゴツゴツし過ぎているが、何気なく前進していると前を歩く
ふ~さんの足元が急に沈み込んだ。どうやら大岩がゴロゴロしている地帯のようだ。落ち込まないよう慎重にルートを選
ぶ。
小津権現山の南東尾根とでも呼ぶべきこの尾根には以前から着目していた。基本的にはなだらかそうに見える尾根も、
何箇所か急登を交える。その急登部分は例外なく岩場となっており、体を持ち上げるのに難儀することしばしばである。
下手にルートを選ぶと前進不能になってしまうので頭を使うのだ。
しかし晴れているというのはいいものだ。今日にしてよかったと笑い合う。予想より重い雪を交代しながらラッセルして
行く。右手の高地谷の奥には雷倉からタンポへの尾根が連なる。
ブナが少ないのが予想外だった。雑木主体のブナ混じりといった林相だが悪くはない。しかし小津からの登山道や西尾
根上部に比べると見劣りするのはやむを得ない。
すぐそこに思えた花房~小津権現の稜線は、にせピーク状の突起に幾度も裏切られてなかなか到達しない。それでも
青空へ向かって一歩ずつ高度を上げていくのは痛快である。
稜線の側面に堆積した夥しい量の雪の塊が間近に迫った。いよいよ待望の稜線だ。
雪原となったCa1050mピークからは、叫び出したくなるほどの広がりを見せる奥美濃の山々が惜しげもなくその姿を曝
け出した。
花房へ伸びる雪稜は優美な曲線を描いて誘いを掛ける。その山頂付近、東前の谷の平らかな源流とそれを取り巻く尾根
の造形は秀逸という他ない。ふ~さんはそれを「蜜壷」と形容したが、まさに意味不明である。
そして屏風山から能郷白山、磯倉、若丸、冠、ミノマタ、蕎麦粒、黒津、天狗といった山々がオールスターキャストで迎え
てくれた。風もなく、ランチ場としては最高のシチュエーションだがここで落ち着くわけにはいかない。
小津権現の山頂がずいぶん遠く見えた。無雪期なら30分ばかりの行程だが、この雪ではどれぐらい掛かるのだろう。
[attachment=1]P1050153_1.JPG[/attachment]
[attachment=4]P1050105_1.JPG[/attachment]
稜線上は雪質がさらに悪く、スノーシューのデッキに乗った雪がやたら重たい。まるで鉛の錘を付けられた囚人さなが
らである。西側の樹林寄りにルートを取れば若干はマシだが、胸のすくような展望と引き換えなので胸中複雑だ。
ここでかなり足にきてしまい、小津権現山頂への最後の登りはふ~さんに頼ってしまった。
基部から見上げるとまともに登れそうもない。ジグザグを切りながら蝸牛のごとくジワジワと高度を稼ぐ。
切り立った正面の雪壁を避けて右手の杉林に回り込むと、やっと高いところがなくなった。出発から既に6時間が経過して
いた。
豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
ふ~さんとガッチリ握手&ハイタッチで決めた。
[attachment=2]P1050141_1.JPG[/attachment]
風を避けて斜面でランチとする。予定より1時間ばかり遅れているが、ランチタイムの省略などあり得ない。ガスストーブ
でいつも通りのランチと、文明堂のしるこで仕上げとした。もちろんビールで乾杯は欠かせない。
気が付けば2時40分。ノートレースの雪山でのんびりしている時間ではないが、自分たちのトレースを辿って戻る気はさら
さらない。予定通り西尾根を下りよう。西尾根の登山口である横山ダムにはふ~さんの車をデポしてあるのだ。
それにこの尾根は勝手知ったるルート、今回で4度目である。
ただ不安は足の状態だ。下りとはいえラッセルは必定。なんとか闇下回避できる時間に下りられるだろうか。
鍋倉から貝月、伊吹、金糞といった南部の大観を楽しみながら、西尾根最上部の雪原地帯を行く。ここには二重山稜
状の地形があり、右の尾根は雪壁となり小さいながらも雪庇ができているのが面白い。4度目とは言いながら、晴れて
いる時に歩くのは今回が初めてで、目に映る風景もすべてが新鮮である。
どんよりとしたモノトーンの世界しか知らなかったこの尾根が、光を浴びるとこんなにも華やかに輝きを放つのだ。
[attachment=0]P1050168_1.JPG[/attachment]
左足の付け根が痛み出した。かろうじてふ~さんに付いて行く。さっき足が攣りかけたので、秘薬は服用済みだ。
重たい雪は相変わらずだが、ふ~さんは確実にトレースを刻んでいる。
P999mからは急降下である。足を投げ出せば前に進めるのでここでトップ交代。ちょうど横位置から小津権現、前衛峰、
高屋山をと並ぶ尾根を望むいいところだ。はるか下には揖斐川の流れと国道が見える。
しばらくは調子よく歩けたが、電波塔のあたりから痛みがひどくなってきた。足を上げるのも辛いといった状態だ。軽くス
トレッチと水分補給をしたら少し楽になった。
ふじはし観音への急斜面が懸念材料だったが、雪がしっかり積もっていて苦労することなく下りる。
最後はふ~さんの車の真横にスノーシューを履いたまま到着だ。こういうシーンも珍しいだろう。
かなり薄暗くなったがなんとか闇下は回避。なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
ここで再び握手&ハイタッチ。小津権現山オールラッセル横断ルートの完成だ。
笑顔に満足感が漂う。山行の充実度は消費したエネルギーに比例するのである。
山日和
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
おはようございます山日和さん。
蒼穹とはこういう空のことを言うのだろうか。透明感のある、それでいて深い蒼で塗りつぶしたような空が頭上に広が
っている。
日曜日の方が天気が良かったですね。
予想通り、尾根の下部は植林が続いた。地形図ではCa600mあたりまで破線路が付けられている。古くからの仕事道が
あるのだろう。
スノー衆の時に下山に使う予定だったルートですね。
一見伐採地のような無木立の雪原に出た。雪原というにはゴツゴツし過ぎているが、何気なく前進していると前を歩く
ふ~さんの足元が急に沈み込んだ。どうやら大岩がゴロゴロしている地帯のようだ。落ち込まないよう慎重にルートを選
ぶ。
大岩ですか。あのあたりでは珍しいような。
花房へ伸びる雪稜は優美な曲線を描いて誘いを掛ける。その山頂付近、東前の谷の平らかな源流とそれを取り巻く尾根
の造形は秀逸という他ない。ふ~さんはそれを「蜜壷」と形容したが、まさに意味不明である。
いやいや男性を誘い込む蜜壺ですよ。
そして屏風山から能郷白山、磯倉、若丸、冠、ミノマタ、蕎麦粒、黒津、天狗といった山々がオールスターキャストで迎え
てくれた。風もなく、ランチ場としては最高のシチュエーションだがここで落ち着くわけにはいかない。
天気がいいと全部見せてくれる気持ちのよい尾根です。
ここでかなり足にきてしまい、小津権現山頂への最後の登りはふ~さんに頼ってしまった。
基部から見上げるとまともに登れそうもない。ジグザグを切りながら蝸牛のごとくジワジワと高度を稼ぐ。
切り立った正面の雪壁を避けて右手の杉林に回り込むと、やっと高いところがなくなった。出発から既に6時間が経過して
いた。
グッと上ってますから、大変です。
豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
嵩上げしてある祠も雪の中でしたか。
左足の付け根が痛み出した。かろうじてふ~さんに付いて行く。さっき足が攣りかけたので、秘薬は服用済みだ。
重たい雪は相変わらずだが、ふ~さんは確実にトレースを刻んでいる。
一度攣る攣りやすくなりますからね。
私もフルマラソンを走っていた時に何回目かに両足の四か所攣ってえらいめに会いました。
P999mからは急降下である。足を投げ出せば前に進めるのでここでトップ交代。ちょうど横位置から小津権現、前衛峰、
高屋山をと並ぶ尾根を望むいいところだ。はるか下には揖斐川の流れと国道が見える。
しばらくは調子よく歩けたが、電波塔のあたりから痛みがひどくなってきた。足を上げるのも辛いといった状態だ。軽くス
トレッチと水分補給をしたら少し楽になった。
ふじはし観音への急斜面が懸念材料だったが、雪がしっかり積もっていて苦労することなく下りる。
最後はふ~さんの車の真横にスノーシューを履いたまま到着だ。こういうシーンも珍しいだろう。
結構距離がありそうですね。
かなり薄暗くなったがなんとか闇下は回避。なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
ここで再び握手&ハイタッチ。小津権現山オールラッセル横断ルートの完成だ。
笑顔に満足感が漂う。山行の充実度は消費したエネルギーに比例するのである。
お疲れ様でした。
スノー衆楽しみにしています。
わりばし
蒼穹とはこういう空のことを言うのだろうか。透明感のある、それでいて深い蒼で塗りつぶしたような空が頭上に広が
っている。
日曜日の方が天気が良かったですね。
予想通り、尾根の下部は植林が続いた。地形図ではCa600mあたりまで破線路が付けられている。古くからの仕事道が
あるのだろう。
スノー衆の時に下山に使う予定だったルートですね。
一見伐採地のような無木立の雪原に出た。雪原というにはゴツゴツし過ぎているが、何気なく前進していると前を歩く
ふ~さんの足元が急に沈み込んだ。どうやら大岩がゴロゴロしている地帯のようだ。落ち込まないよう慎重にルートを選
ぶ。
大岩ですか。あのあたりでは珍しいような。
花房へ伸びる雪稜は優美な曲線を描いて誘いを掛ける。その山頂付近、東前の谷の平らかな源流とそれを取り巻く尾根
の造形は秀逸という他ない。ふ~さんはそれを「蜜壷」と形容したが、まさに意味不明である。
いやいや男性を誘い込む蜜壺ですよ。
そして屏風山から能郷白山、磯倉、若丸、冠、ミノマタ、蕎麦粒、黒津、天狗といった山々がオールスターキャストで迎え
てくれた。風もなく、ランチ場としては最高のシチュエーションだがここで落ち着くわけにはいかない。
天気がいいと全部見せてくれる気持ちのよい尾根です。
ここでかなり足にきてしまい、小津権現山頂への最後の登りはふ~さんに頼ってしまった。
基部から見上げるとまともに登れそうもない。ジグザグを切りながら蝸牛のごとくジワジワと高度を稼ぐ。
切り立った正面の雪壁を避けて右手の杉林に回り込むと、やっと高いところがなくなった。出発から既に6時間が経過して
いた。
グッと上ってますから、大変です。
豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
嵩上げしてある祠も雪の中でしたか。
左足の付け根が痛み出した。かろうじてふ~さんに付いて行く。さっき足が攣りかけたので、秘薬は服用済みだ。
重たい雪は相変わらずだが、ふ~さんは確実にトレースを刻んでいる。
一度攣る攣りやすくなりますからね。
私もフルマラソンを走っていた時に何回目かに両足の四か所攣ってえらいめに会いました。
P999mからは急降下である。足を投げ出せば前に進めるのでここでトップ交代。ちょうど横位置から小津権現、前衛峰、
高屋山をと並ぶ尾根を望むいいところだ。はるか下には揖斐川の流れと国道が見える。
しばらくは調子よく歩けたが、電波塔のあたりから痛みがひどくなってきた。足を上げるのも辛いといった状態だ。軽くス
トレッチと水分補給をしたら少し楽になった。
ふじはし観音への急斜面が懸念材料だったが、雪がしっかり積もっていて苦労することなく下りる。
最後はふ~さんの車の真横にスノーシューを履いたまま到着だ。こういうシーンも珍しいだろう。
結構距離がありそうですね。
かなり薄暗くなったがなんとか闇下は回避。なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
ここで再び握手&ハイタッチ。小津権現山オールラッセル横断ルートの完成だ。
笑顔に満足感が漂う。山行の充実度は消費したエネルギーに比例するのである。
お疲れ様でした。
スノー衆楽しみにしています。
わりばし
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
山日和さん、こんばんは~
蒼穹とはこういう空のことを言うのだろうか。透明感のある、それでいて深い蒼で塗りつぶしたような空が頭上に広が
っている。
いきなり難しいコトバではじまりますねェ。
権現さまがこそばゆがっておりますゾ。
そういえば蒼穹の昴っていう清朝の大ヤマンバを描いた小説がありましたなあ。
【メンバー】ふ~さん、山日和
ラッセル車二重連ですな、非力ながらぽぽんたも車掌車としてお供できずにすみませんでした。m(._.)m
小津の集落の雪は、昨年のスノー衆の時とは比べるべくもなかった。
雪国の山村を思わせた、屋根に厚く雪が積もり軒からつららをぶら下げた家々の情景はここにはない。あれは年に何度
もないような特別の姿だったのかもしれない。
昨年は雪が多かったですもんね、それに比べ今年は寒いだけであまり雪が降りません。
スノーシューを着けるタイミングを見計らっていた。Ca500m付近でひざ近くまで潜りだしたので装着。くるぶし程度の沈
みに楽勝ムードが漂った。山頂まで4時間半と見ていたが、これなら楽に到達できそうである。
ツボ足でそんなにがんばれましたか、やはり雪が少ないなあ。
花房へ伸びる雪稜は優美な曲線を描いて誘いを掛ける。その山頂付近、東前の谷の平らかな源流とそれを取り巻く尾根
の造形は秀逸という他ない。
たんぽぽタウンから眺めてもゴンゲン~ハナブサの曲線はきれいで、大キレットを彷彿とさせますわ。
ふ~さんはそれを「蜜壷」と形容したが、まさに意味不明である。
最低鞍部には「蜜壷」のオブジェがあるんで、きっとそれを思い浮かべていたんでしょう。
稜線上は雪質がさらに悪く、スノーシューのデッキに乗った雪がやたら重たい。まるで鉛の錘を付けられた囚人さなが
らである。西側の樹林寄りにルートを取れば若干はマシだが、胸のすくような展望と引き換えなので胸中複雑だ。
先週降っていた雪は異様に水分が多く重かったので、お二人さんは苦労するんじゃないかなと密かに思っておりました。
ここでかなり足にきてしまい、小津権現山頂への最後の登りはふ~さんに頼ってしまった。
それ行けワンワン!困ったときのふ~さんです。
基部から見上げるとまともに登れそうもない。ジグザグを切りながら蝸牛のごとくジワジワと高度を稼ぐ。
なるほどナメクジ系ですか、ワタクシはアリンコ系です。
切り立った正面の雪壁を避けて右手の杉林に回り込むと、やっと高いところがなくなった。出発から既に6時間が経過して
いた。
うわ~っ、辛い!
泣きごと言えばふ~さんのムチが飛ぶしね。(>_<)
豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
ふ~さんとガッチリ握手&ハイタッチで決めた。
メデタシ、メデタシ、でも13:40、急がないとカラータイマーが点滅しまっせ。
気が付けば2時40分。ノートレースの雪山でのんびりしている時間ではないが、自分たちのトレースを辿って戻る気はさら
さらない。予定通り西尾根を下りよう。西尾根の登山口である横山ダムにはふ~さんの車をデポしてあるのだ。
なるほど、そういう企画でしたか。
しばらくは調子よく歩けたが、電波塔のあたりから痛みがひどくなってきた。足を上げるのも辛いといった状態だ。軽くス
トレッチと水分補給をしたら少し楽になった。
無理は禁物です、そろそろカラダをいたわってくださいな。
ふじはし観音への急斜面が懸念材料だったが、雪がしっかり積もっていて苦労することなく下りる。
最後にトレースのないあの急坂は辛いだろうなと思いましたが、よかったね。
なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
新年早々の重大発言ですな~
山行の充実度は消費したエネルギーに比例するのである。
ぽぽんたはそろそろカラダをいたわることを考えますわ。
お疲れさまでした。
蒼穹とはこういう空のことを言うのだろうか。透明感のある、それでいて深い蒼で塗りつぶしたような空が頭上に広が
っている。
いきなり難しいコトバではじまりますねェ。
権現さまがこそばゆがっておりますゾ。
そういえば蒼穹の昴っていう清朝の大ヤマンバを描いた小説がありましたなあ。
【メンバー】ふ~さん、山日和
ラッセル車二重連ですな、非力ながらぽぽんたも車掌車としてお供できずにすみませんでした。m(._.)m
小津の集落の雪は、昨年のスノー衆の時とは比べるべくもなかった。
雪国の山村を思わせた、屋根に厚く雪が積もり軒からつららをぶら下げた家々の情景はここにはない。あれは年に何度
もないような特別の姿だったのかもしれない。
昨年は雪が多かったですもんね、それに比べ今年は寒いだけであまり雪が降りません。
スノーシューを着けるタイミングを見計らっていた。Ca500m付近でひざ近くまで潜りだしたので装着。くるぶし程度の沈
みに楽勝ムードが漂った。山頂まで4時間半と見ていたが、これなら楽に到達できそうである。
ツボ足でそんなにがんばれましたか、やはり雪が少ないなあ。
花房へ伸びる雪稜は優美な曲線を描いて誘いを掛ける。その山頂付近、東前の谷の平らかな源流とそれを取り巻く尾根
の造形は秀逸という他ない。
たんぽぽタウンから眺めてもゴンゲン~ハナブサの曲線はきれいで、大キレットを彷彿とさせますわ。
ふ~さんはそれを「蜜壷」と形容したが、まさに意味不明である。
最低鞍部には「蜜壷」のオブジェがあるんで、きっとそれを思い浮かべていたんでしょう。
稜線上は雪質がさらに悪く、スノーシューのデッキに乗った雪がやたら重たい。まるで鉛の錘を付けられた囚人さなが
らである。西側の樹林寄りにルートを取れば若干はマシだが、胸のすくような展望と引き換えなので胸中複雑だ。
先週降っていた雪は異様に水分が多く重かったので、お二人さんは苦労するんじゃないかなと密かに思っておりました。
ここでかなり足にきてしまい、小津権現山頂への最後の登りはふ~さんに頼ってしまった。
それ行けワンワン!困ったときのふ~さんです。
基部から見上げるとまともに登れそうもない。ジグザグを切りながら蝸牛のごとくジワジワと高度を稼ぐ。
なるほどナメクジ系ですか、ワタクシはアリンコ系です。
切り立った正面の雪壁を避けて右手の杉林に回り込むと、やっと高いところがなくなった。出発から既に6時間が経過して
いた。
うわ~っ、辛い!
泣きごと言えばふ~さんのムチが飛ぶしね。(>_<)
豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
ふ~さんとガッチリ握手&ハイタッチで決めた。
メデタシ、メデタシ、でも13:40、急がないとカラータイマーが点滅しまっせ。
気が付けば2時40分。ノートレースの雪山でのんびりしている時間ではないが、自分たちのトレースを辿って戻る気はさら
さらない。予定通り西尾根を下りよう。西尾根の登山口である横山ダムにはふ~さんの車をデポしてあるのだ。
なるほど、そういう企画でしたか。
しばらくは調子よく歩けたが、電波塔のあたりから痛みがひどくなってきた。足を上げるのも辛いといった状態だ。軽くス
トレッチと水分補給をしたら少し楽になった。
無理は禁物です、そろそろカラダをいたわってくださいな。
ふじはし観音への急斜面が懸念材料だったが、雪がしっかり積もっていて苦労することなく下りる。
最後にトレースのないあの急坂は辛いだろうなと思いましたが、よかったね。
なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
新年早々の重大発言ですな~
山行の充実度は消費したエネルギーに比例するのである。
ぽぽんたはそろそろカラダをいたわることを考えますわ。
お疲れさまでした。
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
いいな、いいな、こんな青いお空の日に行きたい!!!
体調不良のトラウマの山になって忘れられない名前になってしまった(;_;)
かなり薄暗くなったがなんとか闇下は回避。なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
1年間通してから信じて、山日和辞書から「闇下の帝王」を過去形に修正します。
まだ信じてなるものか~!!
では明日からイタリアへ相棒のガイド役で脱出~(^o^)/
体調不良のトラウマの山になって忘れられない名前になってしまった(;_;)
かなり薄暗くなったがなんとか闇下は回避。なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
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まだ信じてなるものか~!!
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Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
わりばしさん、どうもです。
日曜日の方が天気が良かったですね。
当初は土曜のつもりでしたが正解でした。
スノー衆の時に下山に使う予定だったルートですね。
あっ、そうでしたか。って覚えてない。(^_^;)
山頂まで辿り着かないと話にならないですもんね。
大岩ですか。あのあたりでは珍しいような。
姿をちゃんと見てないので、ホントに大岩だったかどうか・・・
[attachment=1]P1050062_1_1.JPG[/attachment]
いやいや男性を誘い込む蜜壺ですよ。
わりばしさんもイケるクチですねえ。(^^ゞ
天気がいいと全部見せてくれる気持ちのよい尾根です。
わりばしさんも縦走したんでしたね。
グッと上ってますから、大変です。
雪がなければなんてことない登りですが、雪壁になってますからね。
[attachment=0]P1050143_1.JPG[/attachment]
>豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
嵩上げしてある祠も雪の中でしたか。
まったく見えませんでした。まさか下界へ下ろしたんじゃ?
一度攣る攣りやすくなりますからね。
私もフルマラソンを走っていた時に何回目かに両足の四か所攣ってえらいめに会いました。
私も去年大峰でやりました。ああなると処置ナシですね。
結構距離がありそうですね。
長い尾根ですが、アップダウンがほとんどないので下山は楽です。
山日和
日曜日の方が天気が良かったですね。
当初は土曜のつもりでしたが正解でした。
スノー衆の時に下山に使う予定だったルートですね。
あっ、そうでしたか。って覚えてない。(^_^;)
山頂まで辿り着かないと話にならないですもんね。
大岩ですか。あのあたりでは珍しいような。
姿をちゃんと見てないので、ホントに大岩だったかどうか・・・
[attachment=1]P1050062_1_1.JPG[/attachment]
いやいや男性を誘い込む蜜壺ですよ。
わりばしさんもイケるクチですねえ。(^^ゞ
天気がいいと全部見せてくれる気持ちのよい尾根です。
わりばしさんも縦走したんでしたね。
グッと上ってますから、大変です。
雪がなければなんてことない登りですが、雪壁になってますからね。
[attachment=0]P1050143_1.JPG[/attachment]
>豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
嵩上げしてある祠も雪の中でしたか。
まったく見えませんでした。まさか下界へ下ろしたんじゃ?
一度攣る攣りやすくなりますからね。
私もフルマラソンを走っていた時に何回目かに両足の四か所攣ってえらいめに会いました。
私も去年大峰でやりました。ああなると処置ナシですね。
結構距離がありそうですね。
長い尾根ですが、アップダウンがほとんどないので下山は楽です。
山日和
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
この時期に10時間山行とはよくやりました。そうなると恐れ、恐怖との戦いというか相談というか。超ベテランにして成せるワザでしょう。
西尾根は前から狙っていたルートでしたが、すでに4回目ですか。まったく恐れ入りました。雪原の山頂から見ると、ついついブラブラと歩いて行ってみたくなるような誘惑に駆られる尾根ですよね。
その西尾根から小津三山を辿るというようなのはどうでしょうかねえ。日帰りでどこまで行けるものか、ぜひ検討をお願いしたいです。
西尾根は前から狙っていたルートでしたが、すでに4回目ですか。まったく恐れ入りました。雪原の山頂から見ると、ついついブラブラと歩いて行ってみたくなるような誘惑に駆られる尾根ですよね。
その西尾根から小津三山を辿るというようなのはどうでしょうかねえ。日帰りでどこまで行けるものか、ぜひ検討をお願いしたいです。
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
たんぽぽさん、どうもです。
いきなり難しいコトバではじまりますねェ。
権現さまがこそばゆがっておりますゾ。
そりゃイカン。早急に掻いて差し上げましょう。
ラッセル車二重連ですな、非力ながらぽぽんたも車掌車としてお供できずにすみませんでした。m(._.)m
放送禁止ワード二重連です。たんぽぽさんがいたら碓氷峠もなんのそのでした。(^_^;)
昨年は雪が多かったですもんね、それに比べ今年は寒いだけであまり雪が降りません。
ツボ足でそんなにがんばれましたか、やはり雪が少ないなあ。
里ではそう感じましたが、山の上は意外に積もってました。
[attachment=3]P1050050_1.JPG[/attachment]
たんぽぽタウンから眺めてもゴンゲン~ハナブサの曲線はきれいで、大キレットを彷彿とさせますわ。
家の近所から眺められるってのがいいですね~。
最低鞍部には「蜜壷」のオブジェがあるんで、きっとそれを思い浮かべていたんでしょう。
これは聞き捨てならんなあ。そんなのあったっけ?
先週降っていた雪は異様に水分が多く重かったので、お二人さんは苦労するんじゃないかなと密かに思っておりました。
その通りでおました。
それ行けワンワン!困ったときのふ~さんです。
いやあ、頼りになるお人です。
なるほどナメクジ系ですか、ワタクシはアリンコ系です。
ナメクジと言ってしまうとちょっと・・・
うわ~っ、辛い!
泣きごと言えばふ~さんのムチが飛ぶしね。(>_<)
すでに泣きごと言ってトップを任せてました。(^_^;)
[attachment=2]P1050150_1.JPG[/attachment]
メデタシ、メデタシ、でも13:40、急がないとカラータイマーが点滅しまっせ。
この時点で下山時刻は予想できてました。ギリギリセーフの読み。(^_^)
>気が付けば2時40分。ノートレースの雪山でのんびりしている時間ではないが、自分たちのトレースを辿って戻る気はさら
>さらない。予定通り西尾根を下りよう。西尾根の登山口である横山ダムにはふ~さんの車をデポしてあるのだ。
なるほど、そういう企画でしたか。
もう一案、高屋山から南の尾根を樫原へ下りるってのも候補に入ってました。
無理は禁物です、そろそろカラダをいたわってくださいな。
なかなかそういう気になれなくて・・・
最後にトレースのないあの急坂は辛いだろうなと思いましたが、よかったね。
逆にトレースなしで雪たっぷりの方がはるかに楽ですね。
>なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
新年早々の重大発言ですな~
政権与党のマニュフェストにならんようにせんとな~。
ぽぽんたはそろそろカラダをいたわることを考えますわ。
お疲れさまでした。
まだまだ老け込むお年やおまへんで。(^^ゞ
山日和
いきなり難しいコトバではじまりますねェ。
権現さまがこそばゆがっておりますゾ。
そりゃイカン。早急に掻いて差し上げましょう。
ラッセル車二重連ですな、非力ながらぽぽんたも車掌車としてお供できずにすみませんでした。m(._.)m
放送禁止ワード二重連です。たんぽぽさんがいたら碓氷峠もなんのそのでした。(^_^;)
昨年は雪が多かったですもんね、それに比べ今年は寒いだけであまり雪が降りません。
ツボ足でそんなにがんばれましたか、やはり雪が少ないなあ。
里ではそう感じましたが、山の上は意外に積もってました。
[attachment=3]P1050050_1.JPG[/attachment]
たんぽぽタウンから眺めてもゴンゲン~ハナブサの曲線はきれいで、大キレットを彷彿とさせますわ。
家の近所から眺められるってのがいいですね~。
最低鞍部には「蜜壷」のオブジェがあるんで、きっとそれを思い浮かべていたんでしょう。
これは聞き捨てならんなあ。そんなのあったっけ?
先週降っていた雪は異様に水分が多く重かったので、お二人さんは苦労するんじゃないかなと密かに思っておりました。
その通りでおました。
それ行けワンワン!困ったときのふ~さんです。
いやあ、頼りになるお人です。
なるほどナメクジ系ですか、ワタクシはアリンコ系です。
ナメクジと言ってしまうとちょっと・・・
うわ~っ、辛い!
泣きごと言えばふ~さんのムチが飛ぶしね。(>_<)
すでに泣きごと言ってトップを任せてました。(^_^;)
[attachment=2]P1050150_1.JPG[/attachment]
メデタシ、メデタシ、でも13:40、急がないとカラータイマーが点滅しまっせ。
この時点で下山時刻は予想できてました。ギリギリセーフの読み。(^_^)
>気が付けば2時40分。ノートレースの雪山でのんびりしている時間ではないが、自分たちのトレースを辿って戻る気はさら
>さらない。予定通り西尾根を下りよう。西尾根の登山口である横山ダムにはふ~さんの車をデポしてあるのだ。
なるほど、そういう企画でしたか。
もう一案、高屋山から南の尾根を樫原へ下りるってのも候補に入ってました。
無理は禁物です、そろそろカラダをいたわってくださいな。
なかなかそういう気になれなくて・・・
最後にトレースのないあの急坂は辛いだろうなと思いましたが、よかったね。
逆にトレースなしで雪たっぷりの方がはるかに楽ですね。
>なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
新年早々の重大発言ですな~
政権与党のマニュフェストにならんようにせんとな~。
ぽぽんたはそろそろカラダをいたわることを考えますわ。
お疲れさまでした。
まだまだ老け込むお年やおまへんで。(^^ゞ
山日和
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
矢問さん、どうもです。
体調不良のトラウマの山になって忘れられない名前になってしまった(;_;)
去年の小津権現みたいな矢問さんは初めて見ましたよ。
1年間通してから信じて、山日和辞書から「闇下の帝王」を過去形に修正します。
まだ信じてなるものか~!!
信じる者は救われる。信じないとまた付き合ってもらいますよ~(^^ゞ
では明日からイタリアへ相棒のガイド役で脱出~(^o^)/
矢問さんこそ「いいな~」じゃああーりませんか。!(^^)!
山日和
体調不良のトラウマの山になって忘れられない名前になってしまった(;_;)
去年の小津権現みたいな矢問さんは初めて見ましたよ。
1年間通してから信じて、山日和辞書から「闇下の帝王」を過去形に修正します。
まだ信じてなるものか~!!
信じる者は救われる。信じないとまた付き合ってもらいますよ~(^^ゞ
では明日からイタリアへ相棒のガイド役で脱出~(^o^)/
矢問さんこそ「いいな~」じゃああーりませんか。!(^^)!
山日和
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
keikokuさん、どうもです。
この時期に10時間山行とはよくやりました。そうなると恐れ、恐怖との戦いというか相談というか。超ベテランにして成せるワザでしょう。
まあ、そんなたいそうなもんではありません。長いのが好きなだけで。(^^ゞ 恐れなんて何もないですわ。
西尾根は前から狙っていたルートでしたが、すでに4回目ですか。まったく恐れ入りました。雪原の山頂から見ると、ついついブラブラと歩いて行ってみたくなるような誘惑に駆られる尾根ですよね。
今回が初めての晴天でしたが、改めて良い尾根だと思いました。雪の少ない年だとヤブが顔を出しますが。
[attachment=2]P1050152_1.JPG[/attachment]
その西尾根から小津三山を辿るというようなのはどうでしょうかねえ。日帰りでどこまで行けるものか、ぜひ検討をお願いしたいです。
ターミネーターkeikokuならどこまででも行けるんじゃないですか?(^^)
まあ、花房までが妥当な線だと思います。(あくまでラッセルなしの場合)
花房から雷倉までは私も未踏ですが、花房までよりキツいアップダウンがありますね。
私はこっちの2山を狙っています。
山日和
この時期に10時間山行とはよくやりました。そうなると恐れ、恐怖との戦いというか相談というか。超ベテランにして成せるワザでしょう。
まあ、そんなたいそうなもんではありません。長いのが好きなだけで。(^^ゞ 恐れなんて何もないですわ。
西尾根は前から狙っていたルートでしたが、すでに4回目ですか。まったく恐れ入りました。雪原の山頂から見ると、ついついブラブラと歩いて行ってみたくなるような誘惑に駆られる尾根ですよね。
今回が初めての晴天でしたが、改めて良い尾根だと思いました。雪の少ない年だとヤブが顔を出しますが。
[attachment=2]P1050152_1.JPG[/attachment]
その西尾根から小津三山を辿るというようなのはどうでしょうかねえ。日帰りでどこまで行けるものか、ぜひ検討をお願いしたいです。
ターミネーターkeikokuならどこまででも行けるんじゃないですか?(^^)
まあ、花房までが妥当な線だと思います。(あくまでラッセルなしの場合)
花房から雷倉までは私も未踏ですが、花房までよりキツいアップダウンがありますね。
私はこっちの2山を狙っています。
山日和
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
山日和さん、美濃の雪山は昨年からでよくわからないので、教えて下さい。
たとえば、このあたりの縦走を考える場合、一番いいころというのはいつ頃になるのですか。美濃辺りだと、やはりその前後で決まってくるものなのでしょうか。
昨年、花房から雷倉の縦走をめざして、3月26日に花房へ上がったのですが、雪庇やら天候やらでとても雷倉へ向かって進めるような雰囲気ではなかったように思いあきらめました。確かに数日前から当日も降雪していましたので、その時の要因の為なのかもしれないのですが。
どこまでの、リスクに掛けてもよいのか美濃雪山初心者で判然としないですね。
keikokuさかきばら
たとえば、このあたりの縦走を考える場合、一番いいころというのはいつ頃になるのですか。美濃辺りだと、やはりその前後で決まってくるものなのでしょうか。
昨年、花房から雷倉の縦走をめざして、3月26日に花房へ上がったのですが、雪庇やら天候やらでとても雷倉へ向かって進めるような雰囲気ではなかったように思いあきらめました。確かに数日前から当日も降雪していましたので、その時の要因の為なのかもしれないのですが。
どこまでの、リスクに掛けてもよいのか美濃雪山初心者で判然としないですね。
keikokuさかきばら
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
山日和さん 今日は
【山 域】西濃 小津権現山
【天 候】快晴
雪山に行きたかったですけど、
近くの山にしましたが、 山は天気良かったですね。
【メンバー】ふ~さん、山日和
【コース】小津7:40---12:05Ca1050mピーク12:20---13:40小津権現山14:40---15:50999mピーク16:05---17:40横山ダム
昨年スノー衆の時は人数だけは沢山いたのに山頂踏めなかったですが
ふ~さんと二人で小津権現山を制覇ですか凄いですね。
小津権現山の南東尾根とでも呼ぶべきこの尾根には以前から着目していた。基本的にはなだらかそうに見える尾根も、
何箇所か急登を交える。その急登部分は例外なく岩場となっており、体を持ち上げるのに難儀することしばしばである。
下手にルートを選ぶと前進不能になってしまうので頭を使うのだ。
昨年と違うコースですね
花房へ伸びる雪稜は優美な曲線を描いて誘いを掛ける。その山頂付近、東前の谷の平らかな源流とそれを取り巻く尾根
厳冬期の花房は2回目でやつと山頂に立てたから
よけい印象が残っているからかもしれませんが花房はいいですよね
そして屏風山から能郷白山、磯倉、若丸、冠、ミノマタ、蕎麦粒、黒津、天狗といった山々がオールスターキャストで迎え
てくれた。風もなく、ランチ場としては最高のシチュエーションだがここで落ち着くわけにはいかない。
小津権現の山頂がずいぶん遠く見えた。無雪期なら30分ばかりの行程だが、この雪ではどれぐらい掛かるのだろう。
素晴らしい展望ですね。
スノー衆を期待しょう。
ここでかなり足にきてしまい、小津権現山頂への最後の登りはふ~さんに頼ってしまった。
頼もしいふ~さんだからじゃんじゃん使て酷使して下さい
ふ~さん ごめんね (^_-)
豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
ふ~さんとガッチリ握手&ハイタッチで決めた。
やったー \(^o^)/\(^o^)/
おめでとうございます。
風を避けて斜面でランチとする。予定より1時間ばかり遅れているが、ランチタイムの省略などあり得ない。ガスストーブ
でいつも通りのランチと、文明堂のしるこで仕上げとした。もちろんビールで乾杯は欠かせない。
今日は黒豚はポッカしなかつたの?
鍋倉から貝月、伊吹、金糞といった南部の大観を楽しみながら、西尾根最上部の雪原地帯を行く。ここには二重山稜
状の地形があり、右の尾根は雪壁となり小さいながらも雪庇ができているのが面白い。4度目とは言いながら、晴れて
いる時に歩くのは今回が初めてで、目に映る風景もすべてが新鮮である。
どんよりとしたモノトーンの世界しか知らなかったこの尾根が、光を浴びるとこんなにも華やかに輝きを放つのだ。
ブナの尾根ですか?
左足の付け根が痛み出した。かろうじてふ~さんに付いて行く。さっき足が攣りかけたので、秘薬は服用済みだ。
重たい雪は相変わらずだが、ふ~さんは確実にトレースを刻んでいる。
皆さん 何処か悪い所が出てきますね。
私も正月前にひざが痛くて正座できなかったですが
もう大丈夫だと思いますが
しばらくは調子よく歩けたが、電波塔のあたりから痛みがひどくなってきた。足を上げるのも辛いといった状態だ。軽くス
トレッチと水分補給をしたら少し楽になった。
秘薬て足のつりだけではなくて膝の痛みにも効きますか?
かなり薄暗くなったがなんとか闇下は回避。なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
ほんとに。(ホントかよ?)ですよ~
ここで再び握手&ハイタッチ。小津権現山オールラッセル横断ルートの完成だ。
笑顔に満足感が漂う。山行の充実度は消費したエネルギーに比例するのである。
オールラッセルご苦労様でした。
バーチャリ
【山 域】西濃 小津権現山
【天 候】快晴
雪山に行きたかったですけど、
近くの山にしましたが、 山は天気良かったですね。
【メンバー】ふ~さん、山日和
【コース】小津7:40---12:05Ca1050mピーク12:20---13:40小津権現山14:40---15:50999mピーク16:05---17:40横山ダム
昨年スノー衆の時は人数だけは沢山いたのに山頂踏めなかったですが
ふ~さんと二人で小津権現山を制覇ですか凄いですね。
小津権現山の南東尾根とでも呼ぶべきこの尾根には以前から着目していた。基本的にはなだらかそうに見える尾根も、
何箇所か急登を交える。その急登部分は例外なく岩場となっており、体を持ち上げるのに難儀することしばしばである。
下手にルートを選ぶと前進不能になってしまうので頭を使うのだ。
昨年と違うコースですね
花房へ伸びる雪稜は優美な曲線を描いて誘いを掛ける。その山頂付近、東前の谷の平らかな源流とそれを取り巻く尾根
厳冬期の花房は2回目でやつと山頂に立てたから
よけい印象が残っているからかもしれませんが花房はいいですよね
そして屏風山から能郷白山、磯倉、若丸、冠、ミノマタ、蕎麦粒、黒津、天狗といった山々がオールスターキャストで迎え
てくれた。風もなく、ランチ場としては最高のシチュエーションだがここで落ち着くわけにはいかない。
小津権現の山頂がずいぶん遠く見えた。無雪期なら30分ばかりの行程だが、この雪ではどれぐらい掛かるのだろう。
素晴らしい展望ですね。
スノー衆を期待しょう。
ここでかなり足にきてしまい、小津権現山頂への最後の登りはふ~さんに頼ってしまった。
頼もしいふ~さんだからじゃんじゃん使て酷使して下さい
ふ~さん ごめんね (^_-)
豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
ふ~さんとガッチリ握手&ハイタッチで決めた。
やったー \(^o^)/\(^o^)/
おめでとうございます。
風を避けて斜面でランチとする。予定より1時間ばかり遅れているが、ランチタイムの省略などあり得ない。ガスストーブ
でいつも通りのランチと、文明堂のしるこで仕上げとした。もちろんビールで乾杯は欠かせない。
今日は黒豚はポッカしなかつたの?
鍋倉から貝月、伊吹、金糞といった南部の大観を楽しみながら、西尾根最上部の雪原地帯を行く。ここには二重山稜
状の地形があり、右の尾根は雪壁となり小さいながらも雪庇ができているのが面白い。4度目とは言いながら、晴れて
いる時に歩くのは今回が初めてで、目に映る風景もすべてが新鮮である。
どんよりとしたモノトーンの世界しか知らなかったこの尾根が、光を浴びるとこんなにも華やかに輝きを放つのだ。
ブナの尾根ですか?
左足の付け根が痛み出した。かろうじてふ~さんに付いて行く。さっき足が攣りかけたので、秘薬は服用済みだ。
重たい雪は相変わらずだが、ふ~さんは確実にトレースを刻んでいる。
皆さん 何処か悪い所が出てきますね。
私も正月前にひざが痛くて正座できなかったですが
もう大丈夫だと思いますが
しばらくは調子よく歩けたが、電波塔のあたりから痛みがひどくなってきた。足を上げるのも辛いといった状態だ。軽くス
トレッチと水分補給をしたら少し楽になった。
秘薬て足のつりだけではなくて膝の痛みにも効きますか?
かなり薄暗くなったがなんとか闇下は回避。なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
ほんとに。(ホントかよ?)ですよ~
ここで再び握手&ハイタッチ。小津権現山オールラッセル横断ルートの完成だ。
笑顔に満足感が漂う。山行の充実度は消費したエネルギーに比例するのである。
オールラッセルご苦労様でした。
バーチャリ
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
こんばんは、山日和さん。
ふ~さん
パウダーはパウダーなりに、重い雪は重い雪なりに手強いね。スノーシューを着けるタイミングを見計らっていた。Ca500m付近でひざ近くまで潜りだしたので装着。くるぶし程度の沈
みに楽勝ムードが漂った。山頂まで4時間半と見ていたが、これなら楽に到達できそうである。
ところが意外と雪に粘り気があり、雪を蹴散らして歩くという感じではない。左側が自然林、右が植林という植生だが、植
林の中の方が雪がよく締まっているので、ふだんとは逆に植林の中を歩く。
「山頂までこのまま植林の方が楽やな。」と軽口も飛び出した。
このあたりはかなりコース取りに気をつかいましたね。大岩にかぶった雪のギャップを越えるのは大仕事でした。胸高の雪と格闘することもしばしば。足場になるはずのステップが刻めず、岩と岩の隙間に足を絡め取られたりも。(^_^;)一見伐採地のような無木立の雪原に出た。雪原というにはゴツゴツし過ぎているが、何気なく前進していると前を歩く
ふ~さんの足元が急に沈み込んだ。どうやら大岩がゴロゴロしている地帯のようだ。落ち込まないよう慎重にルートを選
ぶ。
快哉を叫びたくなるような青空。これがなかったら、ただひたすら苦行のラッセルだったでしょう。しかし晴れているというのはいいものだ。今日にしてよかったと笑い合う。予想より重い雪を交代しながらラッセルして
行く。右手の高地谷の奥には雷倉からタンポへの尾根が連なる。
「叫びたくなるような・・・」ですか。実際、我々は感動に身を任せて叫んでいたのかも知れませんね。すぐそこに思えた花房~小津権現の稜線は、にせピーク状の突起に幾度も裏切られてなかなか到達しない。それでも
青空へ向かって一歩ずつ高度を上げていくのは痛快である。
稜線の側面に堆積した夥しい量の雪の塊が間近に迫った。いよいよ待望の稜線だ。
雪原となったCa1050mピークからは、叫び出したくなるほどの広がりを見せる奥美濃の山々が惜しげもなくその姿を曝
け出した。
えっ!?彼はそんなこと言ってたんですか?私は、ふ~さんとはそれほど親しく親交があるわけではありませんが、彼ほどの真面目な人の口から、そんなお下劣な言葉が出るはずないのでは?おそらく、この言葉は山日和さんの発言であったと推察されます。花房へ伸びる雪稜は優美な曲線を描いて誘いを掛ける。その山頂付近、東前の谷の平らかな源流とそれを取り巻く尾根
の造形は秀逸という他ない。ふ~さんはそれを「蜜壷」と形容したが、まさに意味不明である。
このパノラマは素晴らしかった。やはり、日頃から善行は積んでおくものですね。そして屏風山から能郷白山、磯倉、若丸、冠、ミノマタ、蕎麦粒、黒津、天狗といった山々がオールスターキャストで迎え
てくれた。風もなく、ランチ場としては最高のシチュエーションだがここで落ち着くわけにはいかない。
小津権現の山頂がずいぶん遠く見えた。無雪期なら30分ばかりの行程だが、この雪ではどれぐらい掛かるのだろう。
遅々として進みませんでした。山頂までの遠いこと、遠いこと。稜線上は雪質がさらに悪く、スノーシューのデッキに乗った雪がやたら重たい。まるで鉛の錘を付けられた囚人さなが
らである。西側の樹林寄りにルートを取れば若干はマシだが、胸のすくような展望と引き換えなので胸中複雑だ。
ほんと、お疲れさまでした。単独ならば、とっくに心が折れていたかもしれません。ここでかなり足にきてしまい、小津権現山頂への最後の登りはふ~さんに頼ってしまった。
基部から見上げるとまともに登れそうもない。ジグザグを切りながら蝸牛のごとくジワジワと高度を稼ぐ。
切り立った正面の雪壁を避けて右手の杉林に回り込むと、やっと高いところがなくなった。出発から既に6時間が経過して
いた。
豪雪の去年より雪は多いかもしれない。山頂の祠は完全に雪の中にその姿を没していた。
ふ~さんとガッチリ握手&ハイタッチで決めた。
西尾根は秘かに狙っていたルートですが、それを4度とは心強い。ピストンを含めると6度目ってのは比類なき小津マニア(^^;)・・・それにしても、晴れてて恵まれましたね。コース取りに不安はありませんでした。風を避けて斜面でランチとする。予定より1時間ばかり遅れているが、ランチタイムの省略などあり得ない。ガスストーブ
でいつも通りのランチと、文明堂のしるこで仕上げとした。もちろんビールで乾杯は欠かせない。
気が付けば2時40分。ノートレースの雪山でのんびりしている時間ではないが、自分たちのトレースを辿って戻る気はさら
さらない。予定通り西尾根を下りよう。西尾根の登山口である横山ダムにはふ~さんの車をデポしてあるのだ。
それにこの尾根は勝手知ったるルート、今回で4度目である。
ただ不安は足の状態だ。下りとはいえラッセルは必定。なんとか闇下回避できる時間に下りられるだろうか。
藤原岳も遠くに見えてましたね。濃尾平野の前衛の低山群も見えてましたね。飯盛山とか外津汲とか塔の倉。大立とか谷汲山とかの「小観」の山々。わざわざ歩くにはどうかなって感じかもしれませんけど、歩いた山々が見えてるってのはどこか嬉しいよね。鍋倉から貝月、伊吹、金糞といった南部の大観を楽しみながら、西尾根最上部の雪原地帯を行く。ここには二重山稜
状の地形があり、右の尾根は雪壁となり小さいながらも雪庇ができているのが面白い。4度目とは言いながら、晴れて
いる時に歩くのは今回が初めてで、目に映る風景もすべてが新鮮である。
山日和さんて、さりげなく女性の心をくすぐるセリフが言えるんですね。あやかりたい。どんよりとしたモノトーンの世界しか知らなかったこの尾根が、光を浴びるとこんなにも華やかに輝きを放つのだ。
かなり足に負担を強いる山行でしたね。よくぞ二人して歩いたと思います。左足の付け根が痛み出した。かろうじてふ~さんに付いて行く。さっき足が攣りかけたので、秘薬は服用済みだ。
重たい雪は相変わらずだが、ふ~さんは確実にトレースを刻んでいる。
P999mからは急降下である。足を投げ出せば前に進めるのでここでトップ交代。ちょうど横位置から小津権現、前衛峰、
高屋山をと並ぶ尾根を望むいいところだ。はるか下には揖斐川の流れと国道が見える。
しばらくは調子よく歩けたが、電波塔のあたりから痛みがひどくなってきた。足を上げるのも辛いといった状態だ。軽くス
トレッチと水分補給をしたら少し楽になった。
ふじはし観音への急斜面が懸念材料だったが、雪がしっかり積もっていて苦労することなく下りる。
最後は自然科学の法則が飛び出しそうな締めの言葉ですね。理知的な言葉がさらりと出るところが女性の心をくすぐるのでしょうか。最後はふ~さんの車の真横にスノーシューを履いたまま到着だ。こういうシーンも珍しいだろう。
かなり薄暗くなったがなんとか闇下は回避。なんせ今年は「脱・闇下宣言」の年なのである。(ホントか?)
ここで再び握手&ハイタッチ。小津権現山オールラッセル横断ルートの完成だ。
笑顔に満足感が漂う。山行の充実度は消費したエネルギーに比例するのである。
山日和
ふ~さん
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
バーチャリさん、どうもです。
雪山に行きたかったですけど、
近くの山にしましたが、 山は天気良かったですね。
予想以上にいい天気でした。天は我々に味方せりってとこですね。(^^)
昨年スノー衆の時は人数だけは沢山いたのに山頂踏めなかったですが
ふ~さんと二人で小津権現山を制覇ですか凄いですね。
制覇なんてもんじゃないですが、去年の方が雪は悪かったですね。
昨年と違うコースですね
表参道は何回も通ってるもんで・・・
厳冬期の花房は2回目でやつと山頂に立てたから
よけい印象が残っているからかもしれませんが花房はいいですよね
2回目なら「やっと」の範疇に入りませんよ。私は土蔵を4回目にやっと登りました。
しかし雪の花房は実にカッコいい山です。
[attachment=0]P1310118_1.JPG[/attachment]
素晴らしい展望ですね。
スノー衆を期待しょう。
晴れてくれるといいですね~。
[attachment=1]P1050118_1.JPG[/attachment]
頼もしいふ~さんだからじゃんじゃん使て酷使して下さい
ふ~さん ごめんね (^_-)
言われなくても働いて貰ってます。(^_^;)
やったー \(^o^)/\(^o^)/
おめでとうございます。
どうもどうも。(^^♪
今日は黒豚はポッカしなかつたの?
本日はブタ抜きでした。
>どんよりとしたモノトーンの世界しか知らなかったこの尾根が、光を浴びるとこんなにも華やかに輝きを放つのだ。
ブナの尾根ですか?[/q_yab]
上部3分の1くらいがブナ主体です。完璧なブナ林ではないですが。
下の方は植林と雑木林ですね。
皆さん 何処か悪い所が出てきますね。
私も正月前にひざが痛くて正座できなかったですが
もう大丈夫だと思いますが
まあ、トシですから・・・・
秘薬て足のつりだけではなくて膝の痛みにも効きますか?
それはムリでしょう。
ほんとに。(ホントかよ?)ですよ~
有言実行です!!(^_^;)
オールラッセルご苦労様でした。
ありがとうございます。(*^^)v
山日和
雪山に行きたかったですけど、
近くの山にしましたが、 山は天気良かったですね。
予想以上にいい天気でした。天は我々に味方せりってとこですね。(^^)
昨年スノー衆の時は人数だけは沢山いたのに山頂踏めなかったですが
ふ~さんと二人で小津権現山を制覇ですか凄いですね。
制覇なんてもんじゃないですが、去年の方が雪は悪かったですね。
昨年と違うコースですね
表参道は何回も通ってるもんで・・・
厳冬期の花房は2回目でやつと山頂に立てたから
よけい印象が残っているからかもしれませんが花房はいいですよね
2回目なら「やっと」の範疇に入りませんよ。私は土蔵を4回目にやっと登りました。
しかし雪の花房は実にカッコいい山です。
[attachment=0]P1310118_1.JPG[/attachment]
素晴らしい展望ですね。
スノー衆を期待しょう。
晴れてくれるといいですね~。
[attachment=1]P1050118_1.JPG[/attachment]
頼もしいふ~さんだからじゃんじゃん使て酷使して下さい
ふ~さん ごめんね (^_-)
言われなくても働いて貰ってます。(^_^;)
やったー \(^o^)/\(^o^)/
おめでとうございます。
どうもどうも。(^^♪
今日は黒豚はポッカしなかつたの?
本日はブタ抜きでした。
>どんよりとしたモノトーンの世界しか知らなかったこの尾根が、光を浴びるとこんなにも華やかに輝きを放つのだ。
ブナの尾根ですか?[/q_yab]
上部3分の1くらいがブナ主体です。完璧なブナ林ではないですが。
下の方は植林と雑木林ですね。
皆さん 何処か悪い所が出てきますね。
私も正月前にひざが痛くて正座できなかったですが
もう大丈夫だと思いますが
まあ、トシですから・・・・
秘薬て足のつりだけではなくて膝の痛みにも効きますか?
それはムリでしょう。
ほんとに。(ホントかよ?)ですよ~
有言実行です!!(^_^;)
オールラッセルご苦労様でした。
ありがとうございます。(*^^)v
山日和
Re: 【奥美濃】小津権現山横断ラッセル行
keikokuさん、こんばんは。
たとえば、このあたりの縦走を考える場合、一番いいころというのはいつ頃になるのですか。美濃辺りだと、やはりその前後で決まってくるものなのでしょうか。
これはとても難しいというか、答えられない質問です。雪の状態は年によってまったく違うからです。
2月も半ばの厳冬期の三周ヶ岳でスノーシューを履かずに山頂まで到達(まったく潜らず)したこともあります。
かと思えば4月初めのトガスで、林道を100mほど歩いただけでノックアウトという時もありました。
一般論で言うと、2月後半から後で、山行日の前数日雪の降ってない時というのがいい条件でしょう。
3月に入れば、時ならぬ降雪の後でなければだいたい快適に歩けると思います。但し、降ったら重いですよ。
「TRACE OF YABUKOGIST」に私のここ7年程の記録がありますので参考にして下さい。
[attachment=0]P2250082_1.JPG[/attachment]
昨年、花房から雷倉の縦走をめざして、3月26日に花房へ上がったのですが、雪庇やら天候やらでとても雷倉へ向かって進めるような雰囲気ではなかったように思いあきらめました。確かに数日前から当日も降雪していましたので、その時の要因の為なのかもしれないのですが。
あの稜線は結構厳しいと思いますね。アップダウンとやせ尾根の処理がポイントになりそうです。
どこまでの、リスクに掛けてもよいのか美濃雪山初心者で判然としないですね。
まあ、これは場数を踏んで行くしかないでしょう。
山日和
たとえば、このあたりの縦走を考える場合、一番いいころというのはいつ頃になるのですか。美濃辺りだと、やはりその前後で決まってくるものなのでしょうか。
これはとても難しいというか、答えられない質問です。雪の状態は年によってまったく違うからです。
2月も半ばの厳冬期の三周ヶ岳でスノーシューを履かずに山頂まで到達(まったく潜らず)したこともあります。
かと思えば4月初めのトガスで、林道を100mほど歩いただけでノックアウトという時もありました。
一般論で言うと、2月後半から後で、山行日の前数日雪の降ってない時というのがいい条件でしょう。
3月に入れば、時ならぬ降雪の後でなければだいたい快適に歩けると思います。但し、降ったら重いですよ。
「TRACE OF YABUKOGIST」に私のここ7年程の記録がありますので参考にして下さい。
[attachment=0]P2250082_1.JPG[/attachment]
昨年、花房から雷倉の縦走をめざして、3月26日に花房へ上がったのですが、雪庇やら天候やらでとても雷倉へ向かって進めるような雰囲気ではなかったように思いあきらめました。確かに数日前から当日も降雪していましたので、その時の要因の為なのかもしれないのですが。
あの稜線は結構厳しいと思いますね。アップダウンとやせ尾根の処理がポイントになりそうです。
どこまでの、リスクに掛けてもよいのか美濃雪山初心者で判然としないですね。
まあ、これは場数を踏んで行くしかないでしょう。
山日和