【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
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【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
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【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
昨年9月3日、台風12号・タラスによる豪雨は、大規模災害に見舞われた十津川や熊野だけでなく、この地においてもいくつもの土石流を発生させた。
ナンノキ平北西斜面の土石流の爪痕もその一つだ・・・。
野江俣谷がどうなっているのかと、谷を辿った。
【 日 付 】2012年01月22日
【 山 域 】台高東部 野江俣谷
【メンバー】zipp
【 天 候 】晴天
【 ルート 】《江馬小屋林道-野江俣谷-崩壊地-杣道-江馬小屋林道》
10:45 江馬小屋橋南詰駐車地--- 11:00~11:05 江馬小屋林道終点--- 11:25~11:40 不動滝ゴルジュ前--- 12:15 鶴小屋滝--- 12:25 杣道の橋--- 12:55~13:40 岩壁に掛かる10m(昼食)--- 14:10~14:20 崩壊地--- 15:10 杣道の橋--- 15:50 駐車地
「釣りか?」
橋の袂で準備をしているとおっちゃんが近づいてきて話しかける。振り向くと肩に銃を掛けていてびっくり。おっちゃんはよく猟師が身に着けている赤いベストや帽子など付けず、普段着のままなのだ。
野江俣谷に行くこと告げると「ごしょが滝はええ滝やぞ」という。地元の方ですかと尋ねると、この先の蓮に生まれたとおっしゃる。これはいい機会やと思い、同じ江馬小屋谷の夫婦滝のことを尋ねた。
おっちゃん曰く、炭焼き道の通る横にある支流の滝のことを云う。その炭焼き道は、いまは落ちてしまって無いが桟橋で奥へ繋がっていたと。
それでか~。いまは岩をちょっと登らな行けませんね?と云うと「簡単に登れるやろ」と云う。
で、わかったこと。地形図では「五ヶ所滝」の表記だが、「五所ヶ滝」が正しい。夫婦滝は本流の滝ではなく、炭焼き道が近くを通る支流の二筋の滝のことだ。
他にも聞きたいことがあったがすぐには思い浮かばない。すぐそこの木地師の墓が9月の台風で流されちゃいましたよ。ろくろ回しの墓ですと云うが、合点の行かない様子のおっちゃん。「墓?山の神ならあったけどの」「昔はこの谷の向こう岸に集落があったんや」。そして、「あんたようこの界隈のこと知っとるの」と褒められてしまった。
[attachment=3]野江俣谷出合_925.jpg[/attachment]
いまだに、江馬小屋林道を入ってすぐの倒れこんだ杉が片付けられていない。
林道は崩落個所多く、途中の広場も半分ほど削り取られている。また、昔集落があった場所へ渡る鉄橋も流されてしまった。
林道終点も削り取られて、鉄橋はなんとか流されずに残ってはいるものの、鉄橋までが遠い。
昨晩まで降り続いた雨と雪解け水で水量が多いのではないかと思ったがそれほどでもない。江馬小屋谷の水流に濁りがないが、野江俣谷は笹濁りだ。もしかして、土砂ダムができてやしないだろうな?
そして、出合から見る江馬小屋谷が以前と変わらぬ佇まいなのに、野江俣谷は記憶に無い谷に変わってしまった。
随分な高さまで水流で磨かれた岩。灌木や苔をみな根こそぎ剥ぎ取られて光る岩壁の中、谷の傾斜が増して大岩積み重なるところ、以前来た時と岩の重なり具合が変わったようだ。
不動滝のゴルジュを前に、ザックを降ろす。随分土砂が溜まったゴルジュを少し入り、岩に登って不動滝上部を写す。
ゴルジュの磨かれた岩壁から想像するに、水量が多かった時は、不動滝は滝とはならず、ゴルジュいっぱいになって瀑流が流れていたようだ。その光景を想像すると戦慄を覚えた。
[attachment=2]不動滝_800.jpg[/attachment]
少し戻って、上の杣道に登り、また谷にに戻った。小滝のかかるところだ(川崎実氏の「秘瀑」では、「野江俣谷廊下の小滝」というタイトルの滝だ)。
ここから先は、以前の谷の姿を知らないのでどう変わったのかは、判然としないが、磨かれた岩や削り取られた川岸に、土砂・流木が瀑流の凄さを語っている。
釜は埋まったであろうが、きれいな鶴小屋滝は健在だ。半円筒状に水流が削り取った岩肌を滑るように回り込み流れるきれいな滝だ。水流脇左の岩を登って落口に立つ。
両岸迫った岩の間から正面に見える枝谷の滝、岩を抜けると本谷は鋭角に折れ曲がり、ミニ鶴小屋滝と云っていいような滝が現れた。この本谷の曲がり具合にはびくっりさせられる。
そして次に現れたのは、末広5mの滝。この滝は右岸の杣道から見える滝なのだが、滝前に凄まじい土砂が堆積していて、すぐにはその滝だとはわからなかった。水流横の岩を登れば、すぐで杣道の丸木橋のあった所だ。橋は当然のように無く、流木が二本挟まっている。
へつって、次の滝を登る。水流際に赤茶色い泥が目立つようになってきた。
岩を流れる二筋の小滝の下には、レンガのような赤色チャート。そして不思議なことに下部は水色をしたチャートだ。
水の濁りも増し、残雪が所々に付きはじめた。右岸に大量の土砂が溜まって、それを左から超えると、切り立った岩壁上部、U字の滝口から落ちる10m。大巻きするしかなさそうだ。
[attachment=1]10m滝前で。_800.jpg[/attachment]
滝前で遅くなった昼食をとることにした。少々濁っても問題ないだろうと谷の水を汲む。きょうの火器は、通さんのストーブトピに反応して、久々に野外に連れ出したファイヤージェットちゃん。しかし、ライターでは火を着け難い。
そもそも白ガスには嫌な記憶がある。---山のように集めたごみを燃やそうとして白ガスをかけた。太陽が輝く晴天の日中だ。
火をつけようとライターを付けた途端ボワッ!と火炎に包まれ、前毛と眉毛が一瞬にして灰となったのだ。---
ザックにマッチを入れてたはずだと探し出して、火を付ける。今度は風に揺られてジェネレーターを温めることなく消えてしまった。風防を付けてやっとこさ燃焼。
湯を沸かしインスタントラーメン(マルちゃんの正麺が最近のお気に入り)を投入。
おっ、湯が吹きこぼれると火力を落とそうとダイヤルを落とせば、火が消えた。
結局火力調整は、鍋を持って炎から遠ざけるしかないことを改めて知る(^^;。
左岸を大巻きしていると、滝上の谷は土砂が溜り荒涼たる光景が広がっている。崩落地が近いのだろう。谷中に一本のサワグルミが仁王立ちだ。樹皮は痛々しく剥がれているが、この樹は春には再び芽吹くのだろうか?
谷いっぱいに埋め尽くした土砂と流木の中を水流がくねるように続く。すでに積雪は10㎝を越えて歩き難い。積雪の無い谷の流れに沿って辿って行く。
滝を巻き終えてから、土石流を起こした崩落地までは、20分かかっている。その間、谷は土砂で埋め尽くされているのだ。以前の谷風景を想像することすらできない。
青空の中、見上げる広い崩落地は雪が付ききれいにも見えるが、凄まじい土砂の量である。
そして崩落地の対岸は、目測で最大50m程まで、樹木が無くなり岩が露出している。土石流はそこまで駆け上がったのだろう。
木梶・女滝、千石谷・井戸谷、ヌタハラ谷・夫婦滝前の土石流現場を見たが、この野江俣の崩壊はその何倍、いや何十倍もの大規模なものであろう。
[attachment=0]崩落現場を見上げる_925.jpg[/attachment]
こういう光景を見ると、以前の落ちついた野江俣谷を見たくなって、さらに上流に足を運ぼうと廊下に入った。積雪と入り口部分は両岸土砂も被り、足を置くところもよくわから無い中入ると、石がコロンコロンと廊下に落ちてくる。凍った斜面が陽に照らされ崩落しているのだろう。そして次には握りこぶしほどの石がすぐ横に落ちてきた。退却!である。
帰路は、しばらく土砂で埋め尽くされた谷を引き返し、左岸斜面に取ついた。やがて植林があらわれ、杣道があるはずなのだが、間伐材と小規模な土砂崩れが連続し、歩き難いことこの上ない。結局杣道を辿ることができたのは植林が終わってからだった。
木橋が無くなっているので谷降りるところを探すと、年季の入ったロープが付けられていて、強度を確かめて利用する。右岸に登るのは簡単だ。
右岸の杣道を辿りながら、こんなに谷近くに道が付けられていたろうか?と不思議に思う。たぶん谷沿いの木が流され、見通しが良くなったからそう思うんだろう。
帰宅後、以前の野江俣谷との違いを比較しようと、野江俣谷の遡行記録を検索していたら、思いもよらないことがわかった。
京都府立大ワンゲルの記録だ。彼らは2011年の7月30/31日に野江俣谷を遡行している。
その記録には、すでに7月の末で、土石流が発生して、谷が土砂で埋めつくされていことが記録されていたのだ。
つまり、最大規模の台風6号・マーゴンが7月20日に徳島に上陸し、この地にも雨を降らせて、この土石流を起こしていたのだ。そしてさらに9月の大雨台風タラスによって、さらなる崩落が起こり、大量の水流と土砂によって、江馬小屋谷出合から下流部を崩壊させたのだ。
ここヤブコギには、6月に野江俣谷を遡行したレポ「沢【台高】蓮川・野江股谷からナンノ木平」が矢問さんによりアップされているが、参加された方たちは幸運な遡行だったなぁとつくづく思う。
zipp
Re: 【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
おはようございます、ZIPPさん。
野江俣谷に行くこと告げると「ごしょが滝はええ滝やぞ」という。地元の方ですかと尋ねると、この先の蓮に生まれたとおっしゃる。これはいい機会やと思い、同じ江馬小屋谷の夫婦滝のことを尋ねた。
おっちゃん曰く、炭焼き道の通る横にある支流の滝のことを云う。その炭焼き道は、いまは落ちてしまって無いが桟橋で奥へ繋がっていたと。
それでか~。いまは岩をちょっと登らな行けませんね?と云うと「簡単に登れるやろ」と云う。
で、わかったこと。地形図では「五ヶ所滝」の表記だが、「五所ヶ滝」が正しい。夫婦滝は本流の滝ではなく、炭焼き道が近くを通る支流の二筋の滝のことだ。
新たな情報です。
他にも聞きたいことがあったがすぐには思い浮かばない。すぐそこの木地師の墓が9月の台風で流されちゃいましたよ。ろくろ回しの墓ですと云うが、合点の行かない様子のおっちゃん。「墓?山の神ならあったけどの」「昔はこの谷の向こう岸に集落があったんや」。そして、「あんたようこの界隈のこと知っとるの」と褒められてしまった。
林道がかさ上げされ車道からは見えないので、地元の人からも忘れ去られていったのですね。
いまだに、江馬小屋林道を入ってすぐの倒れこんだ杉が片付けられていない。
林道は崩落個所多く、途中の広場も半分ほど削り取られている。また、昔集落があった場所へ渡る鉄橋も流されてしまった。
あらまああの頑丈な鉄橋も流されましたか。
不動滝のゴルジュを前に、ザックを降ろす。随分土砂が溜まったゴルジュを少し入り、岩に登って不動滝上部を写す。
ゴルジュの磨かれた岩壁から想像するに、水量が多かった時は、不動滝は滝とはならず、ゴルジュいっぱいになって瀑流が流れていたようだ。その光景を想像すると戦慄を覚えた。
すごい光景ですね。雨の多いこのあたりもやられるはずです。
釜は埋まったであろうが、きれいな鶴小屋滝は健在だ。半円筒状に水流が削り取った岩肌を滑るように回り込み流れるきれいな滝だ。水流脇左の岩を登って落口に立つ。
両岸迫った岩の間から正面に見える枝谷の滝、岩を抜けると本谷は鋭角に折れ曲がり、ミニ鶴小屋滝と云っていいような滝が現れた。
スラロームのような滝は残っていましたか。
「秘爆」のおかげで、滝の様子がよくわかります。
滝前で遅くなった昼食をとることにした。少々濁っても問題ないだろうと谷の水を汲む。きょうの火器は、通さんのストーブトピに反応して、久々に野外に連れ出したファイヤージェットちゃん。しかし、ライターでは火を着け難い。
そもそも白ガスには嫌な記憶がある。---山のように集めたごみを燃やそうとして白ガスをかけた。太陽が輝く晴天の日中だ。
火をつけようとライターを付けた途端ボワッ!と火炎に包まれ、前毛と眉毛が一瞬にして灰となったのだ。---
白ガスは気化が早いので、マンガみたいな事が起こってしまいますね。
大事にならなくて良かったのかも。
ザックにマッチを入れてたはずだと探し出して、火を付ける。今度は風に揺られてジェネレーターを温めることなく消えてしまった。風防を付けてやっとこさ燃焼。
湯を沸かしインスタントラーメン(マルちゃんの正麺が最近のお気に入り)を投入。
おっ、湯が吹きこぼれると火力を落とそうとダイヤルを落とせば、火が消えた。
結局火力調整は、鍋を持って炎から遠ざけるしかないことを改めて知る(^^;。
こりゃダメですね。
ストーブは何がいいかな?
当分先の話ですが、ストーブには男のロマンを感じます。
左岸を大巻きしていると、滝上の谷は土砂が溜り荒涼たる光景が広がっている。崩落地が近いのだろう。谷中に一本のサワグルミが仁王立ちだ。樹皮は痛々しく剥がれているが、この樹は春には再び芽吹くのだろうか?
よくぞ生き残った。
滝を巻き終えてから、土石流を起こした崩落地までは、20分かかっている。その間、谷は土砂で埋め尽くされているのだ。以前の谷風景を想像することすらできない。
青空の中、見上げる広い崩落地は雪が付ききれいにも見えるが、凄まじい土砂の量である。
そして崩落地の対岸は、目測で最大50m程まで、樹木が無くなり岩が露出している。土石流はそこまで駆け上がったのだろう。
木梶・女滝、千石谷・井戸谷、ヌタハラ谷・夫婦滝前の土石流現場を見たが、この野江俣の崩壊はその何倍、いや何十倍もの大規模なものであろう。
これれが蓮ダムの濁りの本命ですか?
こういう光景を見ると、以前の落ちついた野江俣谷を見たくなって、さらに上流に足を運ぼうと廊下に入った。積雪と入り口部分は両岸土砂も被り、足を置くところもよくわから無い中入ると、石がコロンコロンと廊下に落ちてくる。凍った斜面が陽に照らされ崩落しているのだろう。そして次には握りこぶしほどの石がすぐ横に落ちてきた。退却!である。
クワバラ、クワバラ・・・
帰宅後、以前の野江俣谷との違いを比較しようと、野江俣谷の遡行記録を検索していたら、思いもよらないことがわかった。
京都府立大ワンゲルの記録だ。彼らは2011年の7月30/31日に野江俣谷を遡行している。
その記録には、すでに7月の末で、土石流が発生して、谷が土砂で埋めつくされていことが記録されていたのだ。
つまり、最大規模の台風6号・マーゴンが7月20日に徳島に上陸し、この地にも雨を降らせて、この土石流を起こしていたのだ。そしてさらに9月の大雨台風タラスによって、さらなる崩落が起こり、大量の水流と土砂によって、江馬小屋谷出合から下流部を崩壊させたのだ。
なるほど二段階で崩壊が起こったのか。
お疲れ様でした。
ここまでの大崩壊は、異常気象の影響でしょうね。
それにしても、木地師の娘の墓はもったいない。
わりばし
野江俣谷に行くこと告げると「ごしょが滝はええ滝やぞ」という。地元の方ですかと尋ねると、この先の蓮に生まれたとおっしゃる。これはいい機会やと思い、同じ江馬小屋谷の夫婦滝のことを尋ねた。
おっちゃん曰く、炭焼き道の通る横にある支流の滝のことを云う。その炭焼き道は、いまは落ちてしまって無いが桟橋で奥へ繋がっていたと。
それでか~。いまは岩をちょっと登らな行けませんね?と云うと「簡単に登れるやろ」と云う。
で、わかったこと。地形図では「五ヶ所滝」の表記だが、「五所ヶ滝」が正しい。夫婦滝は本流の滝ではなく、炭焼き道が近くを通る支流の二筋の滝のことだ。
新たな情報です。
他にも聞きたいことがあったがすぐには思い浮かばない。すぐそこの木地師の墓が9月の台風で流されちゃいましたよ。ろくろ回しの墓ですと云うが、合点の行かない様子のおっちゃん。「墓?山の神ならあったけどの」「昔はこの谷の向こう岸に集落があったんや」。そして、「あんたようこの界隈のこと知っとるの」と褒められてしまった。
林道がかさ上げされ車道からは見えないので、地元の人からも忘れ去られていったのですね。
いまだに、江馬小屋林道を入ってすぐの倒れこんだ杉が片付けられていない。
林道は崩落個所多く、途中の広場も半分ほど削り取られている。また、昔集落があった場所へ渡る鉄橋も流されてしまった。
あらまああの頑丈な鉄橋も流されましたか。
不動滝のゴルジュを前に、ザックを降ろす。随分土砂が溜まったゴルジュを少し入り、岩に登って不動滝上部を写す。
ゴルジュの磨かれた岩壁から想像するに、水量が多かった時は、不動滝は滝とはならず、ゴルジュいっぱいになって瀑流が流れていたようだ。その光景を想像すると戦慄を覚えた。
すごい光景ですね。雨の多いこのあたりもやられるはずです。
釜は埋まったであろうが、きれいな鶴小屋滝は健在だ。半円筒状に水流が削り取った岩肌を滑るように回り込み流れるきれいな滝だ。水流脇左の岩を登って落口に立つ。
両岸迫った岩の間から正面に見える枝谷の滝、岩を抜けると本谷は鋭角に折れ曲がり、ミニ鶴小屋滝と云っていいような滝が現れた。
スラロームのような滝は残っていましたか。
「秘爆」のおかげで、滝の様子がよくわかります。
滝前で遅くなった昼食をとることにした。少々濁っても問題ないだろうと谷の水を汲む。きょうの火器は、通さんのストーブトピに反応して、久々に野外に連れ出したファイヤージェットちゃん。しかし、ライターでは火を着け難い。
そもそも白ガスには嫌な記憶がある。---山のように集めたごみを燃やそうとして白ガスをかけた。太陽が輝く晴天の日中だ。
火をつけようとライターを付けた途端ボワッ!と火炎に包まれ、前毛と眉毛が一瞬にして灰となったのだ。---
白ガスは気化が早いので、マンガみたいな事が起こってしまいますね。
大事にならなくて良かったのかも。
ザックにマッチを入れてたはずだと探し出して、火を付ける。今度は風に揺られてジェネレーターを温めることなく消えてしまった。風防を付けてやっとこさ燃焼。
湯を沸かしインスタントラーメン(マルちゃんの正麺が最近のお気に入り)を投入。
おっ、湯が吹きこぼれると火力を落とそうとダイヤルを落とせば、火が消えた。
結局火力調整は、鍋を持って炎から遠ざけるしかないことを改めて知る(^^;。
こりゃダメですね。
ストーブは何がいいかな?
当分先の話ですが、ストーブには男のロマンを感じます。
左岸を大巻きしていると、滝上の谷は土砂が溜り荒涼たる光景が広がっている。崩落地が近いのだろう。谷中に一本のサワグルミが仁王立ちだ。樹皮は痛々しく剥がれているが、この樹は春には再び芽吹くのだろうか?
よくぞ生き残った。
滝を巻き終えてから、土石流を起こした崩落地までは、20分かかっている。その間、谷は土砂で埋め尽くされているのだ。以前の谷風景を想像することすらできない。
青空の中、見上げる広い崩落地は雪が付ききれいにも見えるが、凄まじい土砂の量である。
そして崩落地の対岸は、目測で最大50m程まで、樹木が無くなり岩が露出している。土石流はそこまで駆け上がったのだろう。
木梶・女滝、千石谷・井戸谷、ヌタハラ谷・夫婦滝前の土石流現場を見たが、この野江俣の崩壊はその何倍、いや何十倍もの大規模なものであろう。
これれが蓮ダムの濁りの本命ですか?
こういう光景を見ると、以前の落ちついた野江俣谷を見たくなって、さらに上流に足を運ぼうと廊下に入った。積雪と入り口部分は両岸土砂も被り、足を置くところもよくわから無い中入ると、石がコロンコロンと廊下に落ちてくる。凍った斜面が陽に照らされ崩落しているのだろう。そして次には握りこぶしほどの石がすぐ横に落ちてきた。退却!である。
クワバラ、クワバラ・・・
帰宅後、以前の野江俣谷との違いを比較しようと、野江俣谷の遡行記録を検索していたら、思いもよらないことがわかった。
京都府立大ワンゲルの記録だ。彼らは2011年の7月30/31日に野江俣谷を遡行している。
その記録には、すでに7月の末で、土石流が発生して、谷が土砂で埋めつくされていことが記録されていたのだ。
つまり、最大規模の台風6号・マーゴンが7月20日に徳島に上陸し、この地にも雨を降らせて、この土石流を起こしていたのだ。そしてさらに9月の大雨台風タラスによって、さらなる崩落が起こり、大量の水流と土砂によって、江馬小屋谷出合から下流部を崩壊させたのだ。
なるほど二段階で崩壊が起こったのか。
お疲れ様でした。
ここまでの大崩壊は、異常気象の影響でしょうね。
それにしても、木地師の娘の墓はもったいない。
わりばし
Re: 【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
わりばしさん、こんばんは。
新たな情報です。
新たな情報は、炭焼の道として桟橋が付けれていたってこと。
夫婦滝は、確証が得られました。
やっぱ、地元の人に聞くのが一番です。すでに廃村なのでおいそれとは聞くことはできないんですが(^^;。
林道がかさ上げされ車道からは見えないので、地元の人からも忘れ去られていったのですね。
林道ができたのは、80年代以降じゃないかなぁ?知っていてもおかしくないんだけど。
あらまああの頑丈な鉄橋も流されましたか。
林道から見ると、石の上にコンクリの橋脚のみ残ってます。
上部の砂防は右岸側が崩落し、砂防を経由しないで川が流れてます(^^;。
[attachment=1]鉄橋の橋脚_640.jpg[/attachment]
すごい光景ですね。雨の多いこのあたりもやられるはずです。
江馬小屋谷が出合から見てそれ程の変化がないところを見ると、野江俣谷は土砂ダムができて一気に爆流が下ったのかな?
スラロームのような滝は残っていましたか。
「秘爆」のおかげで、滝の様子がよくわかります。
鶴小屋滝はきれいな滝です。五所ヶ滝をほうふつさせる滝です。
あっ、「秘瀑」ですね。あれ?わりばしさんも購入されたんですね(^^)。
白ガスは気化が早いので、マンガみたいな事が起こってしまいますね。
大事にならなくて良かったのかも。
あれは、ホンマにびっくりした(^^;。こんなに離れていても引火するのものかと。
こりゃダメですね。
ストーブは何がいいかな?
当分先の話ですが、ストーブには男のロマンを感じます。
ファイァジェットは、もう少し工夫して遊んでみます(^^;。
やっぱり、SOTOのが良さそうですね。愛知豊川のメーカーなんですね。この点も心強いし。
よくぞ生き残った。
ホンマ、谷の真ん中にボロボロになって立っている。生きているかどうかは不明ですが、芽吹いて欲しいものです。
これれが蓮ダムの濁りの本命ですか?
莫大な量の土砂が谷を埋めてますから、相当な時間の間、雨降れば濁るでしょうね。
なるほど二段階で崩壊が起こったのか。
これは、予想外でした。ヌタハラや井戸谷と同じく、9月の台風で土石流が発生したものだと思ってましたから。
ここまでの大崩壊は、異常気象の影響でしょうね。
それにしても、木地師の娘の墓はもったいない。
近年、百年に一度と云われる気象が数年で再び繰り返してますね。
日本列島は地震も活性化時期を迎えているし、どないなるんやろねぇ。
木地師の墓は、確かに。いまダム湖の砂利採取をしているけど、流れ着き埋まっていても、重機でやっているから気づかんやろなぁ。
zipp
Re: 【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
zippさん、こんにちは。(^-^)/
地形図も間違っていることがあるんだ、「ケ」の位置で、読みも全然違うよね。
あれっ?褒められたの?聞かなくてもいいじゃないですか~(^ー^* )フフ♪
きれいな滝、健在でほっとします。鶴小屋滝って実際に見たことありませんが12mくらいの滝なんでしょう。
野江股谷を遡行した記事とか読んだことありますが、あの滝の辺りって登るの厳しくないのですか?
zippさんだから出来る~d(-_^)good!!
様子もかわりますよね。酷いです。どうして野江俣の崩壊は、これほど酷いものになったのでしょう。
自然は日々姿を変えているのですね。今日見た景色が明日には見えなくなることもあります。
一日一日を大切に生きたいですね。
この辺り行ったことがないので、気の利いたレス出来なくてすみません。(^-^;
★さなりん★(*^-^)
台風12号の名前はタラスというのですか。最近南シナ海領域で発生した台風にも、いろんな名前が付くようになりましたね。昨年9月3日、台風12号・タラスによる豪雨は、大規模災害に見舞われた十津川や熊野だけでなく、この地においてもいくつもの土石流を発生させた。
出発時間遅めですね。(;^_^A ・・・散歩に行くような感覚で山に入れていいですね。10:45 江馬小屋橋南詰駐車地--- 11:00~11:05 江馬小屋林道終点--- 11:25~11:40 不動滝ゴルジュ前--- 12:15 鶴小屋滝--- 12:25 杣道の橋--- 12:55~13:40 岩壁に掛かる10m(昼食)--- 14:10~14:20 崩壊地--- 15:10 杣道の橋--- 15:50 駐車地
今から猟にいくの?猟犬とかいなかったのでしょうか。U^ェ^U U^ェ^U橋の袂で準備をしているとおっちゃんが近づいてきて話しかける。振り向くと肩に銃を掛けていてびっくり。おっちゃんはよく猟師が身に着けている赤いベストや帽子など付けず、普段着のままなのだ。
friendlyなおっちゃんですね。少し話しただけで、納得できる情報をGETできて良かったです。野江俣谷に行くこと告げると「ごしょが滝はええ滝やぞ」という。地元の方ですかと尋ねると、この先の蓮に生まれたとおっしゃる。これはいい機会やと思い、同じ江馬小屋谷の夫婦滝のことを尋ねた。
おっちゃん曰く、炭焼き道の通る横にある支流の滝のことを云う。その炭焼き道は、いまは落ちてしまって無いが桟橋で奥へ繋がっていたと。
それでか~。いまは岩をちょっと登らな行けませんね?と云うと「簡単に登れるやろ」と云う。
で、わかったこと。地形図では「五ヶ所滝」の表記だが、「五所ヶ滝」が正しい。夫婦滝は本流の滝ではなく、炭焼き道が近くを通る支流の二筋の滝のことだ。
地形図も間違っていることがあるんだ、「ケ」の位置で、読みも全然違うよね。
そうそう、こういう時って思う浮かばないのよね、後で「あれも聞いたら良かった」って思うの。他にも聞きたいことがあったがすぐには思い浮かばない。すぐそこの木地師の墓が9月の台風で流されちゃいましたよ。ろくろ回しの墓ですと云うが、合点の行かない様子のおっちゃん。「墓?山の神ならあったけどの」「昔はこの谷の向こう岸に集落があったんや」。そして、「あんたようこの界隈のこと知っとるの」と褒められてしまった。
あれっ?褒められたの?聞かなくてもいいじゃないですか~(^ー^* )フフ♪
記憶にない谷に変わってしまったって、なんか寂しいね。この辺りをよく御存じのzippさんは な気分でしょ。出合から見る江馬小屋谷が以前と変わらぬ佇まいなのに、野江俣谷は記憶に無い谷に変わってしまった。
釜は埋まったであろうが、きれいな鶴小屋滝は健在だ。半円筒状に水流が削り取った岩肌を滑るように回り込み流れるきれいな滝だ。水流脇左の岩を登って落口に立つ。
きれいな滝、健在でほっとします。鶴小屋滝って実際に見たことありませんが12mくらいの滝なんでしょう。
野江股谷を遡行した記事とか読んだことありますが、あの滝の辺りって登るの厳しくないのですか?
zippさんだから出来る~d(-_^)good!!
ファイヤージェット、オレンジの炎は、暖かそうだけど、炎の調節が難しそうだね。(^^;)きょうの火器は、通さんのストーブトピに反応して、久々に野外に連れ出したファイヤージェットちゃん。しかし、ライターでは火を着け難い。
随分変わってしまったんだね。滝を巻き終えてから、土石流を起こした崩落地までは、20分かかっている。その間、谷は土砂で埋め尽くされているのだ。以前の谷風景を想像することすらできない
目測で最大50m程ですか。凄いですね。土石流はそのまま谷を流れるだけでなく斜面を削り取りながら流れていったのですね。そして崩落地の対岸は、目測で最大50m程まで、樹木が無くなり岩が露出している。土石流はそこまで駆け上がったのだろう。
木梶・女滝、千石谷・井戸谷、ヌタハラ谷・夫婦滝前の土石流現場を見たが、この野江俣の崩壊はその何倍、いや何十倍もの大規模なものであろう。
様子もかわりますよね。酷いです。どうして野江俣の崩壊は、これほど酷いものになったのでしょう。
そうだったのですか。7月と9月と大きな台風が続けてきたからなの・・。それだとしたら、野江俣だけではないでしょう。他の谷もと思いますが。つまり、最大規模の台風6号・マーゴンが7月20日に徳島に上陸し、この地にも雨を降らせて、この土石流を起こしていたのだ。そしてさらに9月の大雨台風タラスによって、さらなる崩落が起こり、大量の水流と土砂によって、江馬小屋谷出合から下流部を崩壊させたのだ。
自然は日々姿を変えているのですね。今日見た景色が明日には見えなくなることもあります。
一日一日を大切に生きたいですね。
この辺り行ったことがないので、気の利いたレス出来なくてすみません。(^-^;
★さなりん★(*^-^)
Re: 【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
ジプリンさん、こんばんは。(^^)
野江俣谷がどうなっているのかと、谷を辿った。
この谷はちょうどシドニーオリンピックの女子マラソンの日に遡行したので、よーく覚えてます。
下りてきてスメールでQちゃんが優勝したのを知って大喜びしたのでした。
で、わかったこと。地形図では「五ヶ所滝」の表記だが、「五所ヶ滝」が正しい。
地形図では「五ヶ所滝」でしたか。「関西の山と谷」で「五所ヶ滝」と覚えてたので気にもしなかったなあ。
林道終点も削り取られて、鉄橋はなんとか流されずに残ってはいるものの、鉄橋までが遠い。
すさまじいことになってますね。橋を渡ったところがいいテントサイトでしたが、それもなくなってましたか?
ゴルジュの磨かれた岩壁から想像するに、水量が多かった時は、不動滝は滝とはならず、ゴルジュいっぱいになって瀑流が流れていたようだ。その光景を想像すると戦慄を覚えた。
荒れ狂う奔流は想像を絶する光景だったんでしょうね。
ここから先は、以前の谷の姿を知らないのでどう変わったのかは、判然としないが、磨かれた岩や削り取られた川岸に、土砂・流木が瀑流の凄さを語っている。
そんな風景でなかったのは確かです。
水流横の岩を登れば、すぐで杣道の丸木橋のあった所だ。橋は当然のように無く、流木が二本挟まっている。
これは本流を右岸から左岸へ渡る橋のこと?結構高いところに架かってたけど流されちゃいましたか。
火をつけようとライターを付けた途端ボワッ!と火炎に包まれ、前毛と眉毛が一瞬にして灰となったのだ。---
昔、クラブの雪山合宿で、ごみを燃やそうとガソリンをかけた後輩の顔に引火したのを思い出します。まわりは雪だらけだからすぐに消火して事なきを得ましたが。
谷いっぱいに埋め尽くした土砂と流木の中を水流がくねるように続く。すでに積雪は10㎝を越えて歩き難い。積雪の無い谷の流れに沿って辿って行く。
滝を巻き終えてから、土石流を起こした崩落地までは、20分かかっている。その間、谷は土砂で埋め尽くされているのだ。以前の谷風景を想像することすらできない。
いやあ、同じ谷とは思えないですねえ。
青空の中、見上げる広い崩落地は雪が付ききれいにも見えるが、凄まじい土砂の量である。
そして崩落地の対岸は、目測で最大50m程まで、樹木が無くなり岩が露出している。土石流はそこまで駆け上がったのだろう。
うーん・・・・
ここヤブコギには、6月に野江俣谷を遡行したレポ「沢【台高】蓮川・野江股谷からナンノ木平」が矢問さんによりアップされているが、参加された方たちは幸運な遡行だったなぁとつくづく思う。
腰痛が出なければ私も参加してたかもしれないんですが、行った人はラッキーでしたね。
山日和
野江俣谷がどうなっているのかと、谷を辿った。
この谷はちょうどシドニーオリンピックの女子マラソンの日に遡行したので、よーく覚えてます。
下りてきてスメールでQちゃんが優勝したのを知って大喜びしたのでした。
で、わかったこと。地形図では「五ヶ所滝」の表記だが、「五所ヶ滝」が正しい。
地形図では「五ヶ所滝」でしたか。「関西の山と谷」で「五所ヶ滝」と覚えてたので気にもしなかったなあ。
林道終点も削り取られて、鉄橋はなんとか流されずに残ってはいるものの、鉄橋までが遠い。
すさまじいことになってますね。橋を渡ったところがいいテントサイトでしたが、それもなくなってましたか?
ゴルジュの磨かれた岩壁から想像するに、水量が多かった時は、不動滝は滝とはならず、ゴルジュいっぱいになって瀑流が流れていたようだ。その光景を想像すると戦慄を覚えた。
荒れ狂う奔流は想像を絶する光景だったんでしょうね。
ここから先は、以前の谷の姿を知らないのでどう変わったのかは、判然としないが、磨かれた岩や削り取られた川岸に、土砂・流木が瀑流の凄さを語っている。
そんな風景でなかったのは確かです。
水流横の岩を登れば、すぐで杣道の丸木橋のあった所だ。橋は当然のように無く、流木が二本挟まっている。
これは本流を右岸から左岸へ渡る橋のこと?結構高いところに架かってたけど流されちゃいましたか。
火をつけようとライターを付けた途端ボワッ!と火炎に包まれ、前毛と眉毛が一瞬にして灰となったのだ。---
昔、クラブの雪山合宿で、ごみを燃やそうとガソリンをかけた後輩の顔に引火したのを思い出します。まわりは雪だらけだからすぐに消火して事なきを得ましたが。
谷いっぱいに埋め尽くした土砂と流木の中を水流がくねるように続く。すでに積雪は10㎝を越えて歩き難い。積雪の無い谷の流れに沿って辿って行く。
滝を巻き終えてから、土石流を起こした崩落地までは、20分かかっている。その間、谷は土砂で埋め尽くされているのだ。以前の谷風景を想像することすらできない。
いやあ、同じ谷とは思えないですねえ。
青空の中、見上げる広い崩落地は雪が付ききれいにも見えるが、凄まじい土砂の量である。
そして崩落地の対岸は、目測で最大50m程まで、樹木が無くなり岩が露出している。土石流はそこまで駆け上がったのだろう。
うーん・・・・
ここヤブコギには、6月に野江俣谷を遡行したレポ「沢【台高】蓮川・野江股谷からナンノ木平」が矢問さんによりアップされているが、参加された方たちは幸運な遡行だったなぁとつくづく思う。
腰痛が出なければ私も参加してたかもしれないんですが、行った人はラッキーでしたね。
山日和
Re: 【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
さなりん、こんばんは。
さぶ~なりますた。
台風12号の名前はタラスというのですか。最近南シナ海領域で発生した台風にも、いろんな名前が付くようになりましたね。
各国の持ち回りの名称ですね。タラス=鋭い(フィリッピン)
出発時間遅めですね。(;^_^A ・・・散歩に行くような感覚で山に入れていいですね。
えっ!?遅くなったのは、前夜にさなりんが一升瓶を持ち込んだからじゃないの。明日は雨だから飲めノメ~って云ったのは誰?(^^;。
今から猟にいくの?猟犬とかいなかったのでしょうか。U^ェ^U U^ェ^U
二人組で猟をやってたみたい。追い手(勢子?)は、犬を連れて山に入ってたでしょう。このおっちゃんは、追った方向を無線で聞いて、現場に急行して待ち伏せて、バーン!なんでしょ、たぶん。
friendlyなおっちゃんですね。少し話しただけで、納得できる情報をGETできて良かったです。
地形図も間違っていることがあるんだ、「ケ」の位置で、読みも全然違うよね。
彼の生まれ育ったところだから、そして廃村になってしまったところだから、余計にフレンドリーなんでしょうね。また会いたいんだけど、聞きたいこといっぱいあるし(^^;。
国土地理院の地形図、間違ってるところありますよ。等高線に関してはそんなにないけど、固有名称、滝の位置、針葉樹と広葉樹マークとかは多いんじゃないかな?
そして、地形図の破線道もあてにしない方がいいです。
記憶にない谷に変わってしまったって、なんか寂しいね。この辺りをよく御存じのzippさんは な気分でしょ。
な気分かな。
きれいな滝、健在でほっとします。鶴小屋滝って実際に見たことありませんが12mくらいの滝なんでしょう。
野江股谷を遡行した記事とか読んだことありますが、あの滝の辺りって登るの厳しくないのですか?
野江俣谷は、暗い、ヒルがいる谷と云うイメージが強くて敬遠してたん。こうなる前に行っとけばよかたなぁ。
厳しいところは、不動滝・イガミ滝のゴルジュで、しっかり巻いておりますよ(^^)。
ファイヤージェット、オレンジの炎は、暖かそうだけど、炎の調節が難しそうだね。(^^;)
オレンジの炎は、プレヒートの炎で、ちゃんと燃焼したら青白い炎なんです。
絵的にこちらの方がいいので貼りました(^^)。
さなりんも、パンとテルモスのコーヒーやめてストーブ買いましょ(持ってたら失礼!)。
目測で最大50m程ですか。凄いですね。土石流はそのまま谷を流れるだけでなく斜面を削り取りながら流れていったのですね。
様子もかわりますよね。酷いです。どうして野江俣の崩壊は、これほど酷いものになったのでしょう。
古い写真を見てたら、2005年にはすでに雨裂があったから、徐々に進行しつつあったんでしょうね。
[attachment=0]崩壊した谷1_800.jpg[/attachment]
そうだったのですか。7月と9月と大きな台風が続けてきたからなの・・。それだとしたら、野江俣だけではないでしょう。他の谷もと思いますが。
京都府立大のワンゲルのレポ画像を見ると、7月に大規模崩落を起こしたんだと思います。さらに9月も崩落しているけど、7月のようは崩落してないと思う。
9月の台風は、さなりんも経験しているように、長時間大量の雨が降り続いたよね。
この時、土砂ダムができて決壊したんでは?と思うんだ。そうでなきゃ、江馬小屋谷下流部があんなに崩壊しないんじゃないかと…。
自然は日々姿を変えているのですね。今日見た景色が明日には見えなくなることもあります。
一日一日を大切に生きたいですね。
この辺り行ったことがないので、気の利いたレス出来なくてすみません。(^-^;
自然は日々姿を替え、時に人に災害をもたらすけど、それは受け入れるしかないです。
いえいえ、さなりんレスありがとうね(^^)。
それはそうと、竜以降山に行ってますかい?
zipp
Re: 【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
ジプリンさん、こんばんは。(^^)
山び~、こんばんは(~~*)(ニヤッ!)
この谷はちょうどシドニーオリンピックの女子マラソンの日に遡行したので、よーく覚えてます。
下りてきてスメールでQちゃんが優勝したのを知って大喜びしたのでした。
山び~、谷を忘れてしまっったかも知れないけど、崩壊前に遡行してて良かったですね。
地形図では「五ヶ所滝」でしたか。「関西の山と谷」で「五所ヶ滝」と覚えてたので気にもしなかったなあ。
エアリアでは「五所ヶ滝」、信頼できる記録も「五所ヶ滝」なので、地形図が間違ってると思ってたのだけど、「秘瀑」では「五ヶ所滝」なんです。たぶんアホな校正が入ったんだと推測しますが…。
すさまじいことになってますね。橋を渡ったところがいいテントサイトでしたが、それもなくなってましたか?
テントサイトは、ほぼ無事ですよ。
荒れ狂う奔流は想像を絶する光景だったんでしょうね。
この湾曲した狭いゴルジュに…。
そんな風景でなかったのは確かです。
暗い渓と云うイメージが、明るい渓やったんかい!と云う風に思った(^^;。
これは本流を右岸から左岸へ渡る橋のこと?結構高いところに架かってたけど流されちゃいましたか。
4~5mと云ったところでしょうか。ここは狭いからね。
[attachment=0]丸太橋があった所_800.jpg[/attachment]
昔、クラブの雪山合宿で、ごみを燃やそうとガソリンをかけた後輩の顔に引火したのを思い出します。まわりは雪だらけだからすぐに消火して事なきを得ましたが。
白ガスでは、やっぱみなさんやってられますね(^^;、わたしばかりでないと安心(^^)。
いやあ、同じ谷とは思えないですねえ。
10m滝から、次の廊下の前半?まで、土砂流木で埋まっちょります。
腰痛が出なければ私も参加してたかもしれないんですが、行った人はラッキーでしたね。
山び~も、忘却の彼方の野江俣谷、再度遡行できてたら、ラッキーだったのにね。残念!
zipp
Re: 【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
ジプリン、こんばんは~。
zippさんにまで伝染しちゃったね。(^-^; 山ピーはデンセンマン?
さぶ~なりますたぁ。昼間、少し雪が舞いましただ。
さなりん、パンが好きなのです。(#^_^#) 毎食パンでもOKよ。
MSRライトニングアッセントも買えないのにストーブまで買えないよ~。
あっ!zippさん、さなりんの誕生日、2月です。(^-^)
明日は(もう今日だね)仕事前に行けたら朝熊山に登って、今度の土曜日は休みなので雪たっぷりの山に
行こうと思っています。
あっ、もうこんな時間、(^-^)お(^○^)や(~o~)す(゜o゜)みぃ(- -)。0Oぐう~
☆さなりん☆(*^-^)
zippさんにまで伝染しちゃったね。(^-^; 山ピーはデンセンマン?
さぶ~なりますたぁ。昼間、少し雪が舞いましただ。
そういう意味だったんですか。ジプリン物知りだぁ~。各国の持ち回りの名称ですね。タラス=鋭い(フィリッピン)
破線道もですか・・。確かに針葉樹と広葉樹マークはあれ?って思ったことあります。国土地理院の地形図、間違ってるところありますよ。等高線に関してはそんなにないけど、固有名称、滝の位置、針葉樹と広葉樹マークとかは多いんじゃないかな?
そして、地形図の破線道もあてにしない方がいいです。
ジプリン、どこに貼ったの?(^・_・^ )( ^・_・^)(^・_・^ )( ^・_・^)キョロキョロファイヤージェット、オレンジの炎は、暖かそうだけど、炎の調節が難しそうだね。(^^;)
オレンジの炎は、プレヒートの炎で、ちゃんと燃焼したら青白い炎なんです。
絵的にこちらの方がいいので貼りました(^^)。
さなりんも、パンとテルモスのコーヒーやめてストーブ買いましょ(持ってたら失礼!)。
さなりん、パンが好きなのです。(#^_^#) 毎食パンでもOKよ。
MSRライトニングアッセントも買えないのにストーブまで買えないよ~。
あっ!zippさん、さなりんの誕生日、2月です。(^-^)
行ってないのです。この前の日曜日は行きそびれたし。それはそうと、竜以降山に行ってますかい?
明日は(もう今日だね)仕事前に行けたら朝熊山に登って、今度の土曜日は休みなので雪たっぷりの山に
行こうと思っています。
あっ、もうこんな時間、(^-^)お(^○^)や(~o~)す(゜o゜)みぃ(- -)。0Oぐう~
☆さなりん☆(*^-^)
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- 記事: 2231
- 登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
zippさん、こんばんは。周回遅れです。
野江俣谷がどうなっているのかと、谷を辿った。
私も気にはなっていたのですが、グーの行けるトコではないと・・・。
【 日 付 】2012年01月22日 江馬小屋橋南詰駐車地 15:50
ひょっとしたら、タッチの差でバッタリできなかったのかな?
林道終点も削り取られて、鉄橋はなんとか流されずに残ってはいるものの、鉄橋までが遠い。
かなり酷くやられていますね。
江馬小屋谷の水流に濁りがないが、野江俣谷は笹濁りだ。
まだ落ち着いていないのですね。
もしかして、土砂ダムができてやしないだろうな?
ソンナ心配をしながらも、突っ込んでいくのですか。
こりゃ、びぃちゃんを連れて歩くわけにはいかないや。
少々濁っても問題ないだろうと谷の水を汲む。
さすが野星人。サバンナのヌーも濁った水を飲んでいます。
おっ、湯が吹きこぼれると火力を落とそうとダイヤルを落とせば、火が消えた。
結局火力調整は、鍋を持って炎から遠ざけるしかないことを改めて知る(^^;。
遊んでいるブンには楽しいでしょうが、なんとも手の焼ける火器です。
木梶・女滝、千石谷・井戸谷、ヌタハラ谷・夫婦滝前の土石流現場を見たが、この野江俣の崩壊はその何倍、いや何十倍もの大規模なものであろう。
遠目でもそう思います。
蓮川を埋め尽くし、砂利止めダムを乗り越えた土砂のほとんどがここからの供給でしょう。
細かい砂利ばかりで、大岩は無いのでしょうか?
握りこぶしほどの石がすぐ横に落ちてきた。退却!である。
わぉ! 恐ろしい。
台風6号・マーゴンが7月20日に、この土石流を起こしていたのだ。
さらに9月の大雨台風タラスによって、さらなる崩落が起こり、
2段階の崩落でしたか。まだこの先も大崩れするのかな?
グー(伊勢山上住人)
野江俣谷がどうなっているのかと、谷を辿った。
私も気にはなっていたのですが、グーの行けるトコではないと・・・。
【 日 付 】2012年01月22日 江馬小屋橋南詰駐車地 15:50
ひょっとしたら、タッチの差でバッタリできなかったのかな?
林道終点も削り取られて、鉄橋はなんとか流されずに残ってはいるものの、鉄橋までが遠い。
かなり酷くやられていますね。
江馬小屋谷の水流に濁りがないが、野江俣谷は笹濁りだ。
まだ落ち着いていないのですね。
もしかして、土砂ダムができてやしないだろうな?
ソンナ心配をしながらも、突っ込んでいくのですか。
こりゃ、びぃちゃんを連れて歩くわけにはいかないや。
少々濁っても問題ないだろうと谷の水を汲む。
さすが野星人。サバンナのヌーも濁った水を飲んでいます。
おっ、湯が吹きこぼれると火力を落とそうとダイヤルを落とせば、火が消えた。
結局火力調整は、鍋を持って炎から遠ざけるしかないことを改めて知る(^^;。
遊んでいるブンには楽しいでしょうが、なんとも手の焼ける火器です。
木梶・女滝、千石谷・井戸谷、ヌタハラ谷・夫婦滝前の土石流現場を見たが、この野江俣の崩壊はその何倍、いや何十倍もの大規模なものであろう。
遠目でもそう思います。
蓮川を埋め尽くし、砂利止めダムを乗り越えた土砂のほとんどがここからの供給でしょう。
細かい砂利ばかりで、大岩は無いのでしょうか?
握りこぶしほどの石がすぐ横に落ちてきた。退却!である。
わぉ! 恐ろしい。
台風6号・マーゴンが7月20日に、この土石流を起こしていたのだ。
さらに9月の大雨台風タラスによって、さらなる崩落が起こり、
2段階の崩落でしたか。まだこの先も大崩れするのかな?
グー(伊勢山上住人)
Re: 【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
さなりん、こんばんは。
zippさんにまで伝染しちゃったね。(^-^; 山ピーはデンセンマン?
おぉっ、新たなキャラ登場! デンセンマン山び~!!
そういう意味だったんですか。ジプリン物知りだぁ~。
物知りと云うより、検索かな(^^;。しかしジブリンって云いにくい~。
破線道もですか・・。確かに針葉樹と広葉樹マークはあれ?って思ったことあります。
山中の破線道はテキトーなのが多いというのが実感です。空中撮影ではわからないもの。実際に歩かなくては。
ジプリン、どこに貼ったの?(^・_・^ )( ^・_・^)(^・_・^ )( ^・_・^)キョロキョロ
なに探してまんねん?
青い炎のは貼ってまへんよ(^^)。
さなりん、パンが好きなのです。(#^_^#) 毎食パンでもOKよ。
MSRライトニングアッセントも買えないのにストーブまで買えないよ~。
あっ!zippさん、さなりんの誕生日、2月です。(^-^)
そうかっ、さなりんには、法被バスディツーユーと云って、パンをプレゼントすればいいんだね。安上がりでいいや(^^)。
行ってないのです。この前の日曜日は行きそびれたし。
明日は(もう今日だね)仕事前に行けたら朝熊山に登って、今度の土曜日は休みなので雪たっぷりの山に
行こうと思っています。
今度の土曜って、明日だよね。
雪たっぷり、って藤原かな?木和田尾~大貝戸の周回ならたっぷり楽しめるだろうね。
ただ、天気予報だと青空は望めそうもないけど。楽しんできてください。
あっ、もうこんな時間、(^-^)お(^○^)や(~o~)す(゜o゜)みぃ(- -)。0Oぐう~
また、こんな時間まで! お肌、ボロボロを目指してんやね(^^;。
zipp
Re: 【台高】崩落の谷・野江俣を見にゆく。
グーさん、こんばんは。
私も気にはなっていたのですが、グーの行けるトコではないと・・・。
まぁ、イガミ滝を不動滝前から大巻きしちゃえば、問題ないとこでしょう。
是非、ヒルが出る前に、大雨の降った翌日にでも・・・。(^^;
「【 日 付 】2012年01月22日 江馬小屋橋南詰駐車地 15:50」
ひょっとしたら、タッチの差でバッタリできなかったのかな?
グーさんのレポ見たら、あってても不思議じゃない時間だけど…、グーさんは後ろを走ってたのかな?
かなり酷くやられていますね。
江馬小屋谷出合から下流部は、かなり崩壊してます。
しかしいまだ、橋渡った先の倒木を除けないのは、なんで?ここは、千石林道より入るでしょうに。
「江馬小屋谷の水流に濁りがないが、野江俣谷は笹濁りだ。」
まだ落ち着いていないのですね。
あの土砂に埋まった谷では、当分雨降れば、濁るでしょう。
「もしかして、土砂ダムができてやしないだろうな?」
ソンナ心配をしながらも、突っ込んでいくのですか。
雨の降り方によっては、まだ土砂ダムできるかも?です。流木いっぱいあるしね。
「少々濁っても問題ないだろうと谷の水を汲む。」
さすが野星人。サバンナのヌーも濁った水を飲んでいます。
サバンナのヌーだかグーだかと一緒にしないでおくれ(^^;。
遊んでいるブンには楽しいでしょうが、なんとも手の焼ける火器です。
ホワイトガソリンの蓄えがあるんで、この冬場はファイァジェットと遊びます(^^)。
遠目でもそう思います。
蓮川を埋め尽くし、砂利止めダムを乗り越えた土砂のほとんどがここからの供給でしょう。
細かい砂利ばかりで、大岩は無いのでしょうか?
まだ、崩壊地下の谷には、たんまり残っているのだけど…。まだ泥っぽいから土砂だったから、まだまだ供給するでしょう。
「握りこぶしほどの石がすぐ横に落ちてきた。退却!である。」
わぉ! 恐ろしい。
しばらくは、崩壊地すぐ上の廊下には入れません。この廊下右岸の巻きも無理です。
2段階の崩落でしたか。まだこの先も大崩れするのかな?
下から見る限り、広大な崩壊地には崩れそうな所見当たらなかったけど…、グーさんも崩壊地の上の部分は滝見尾根から見ているでしょ。
まだ可能性はありますよね~。
[attachment=0]谷中のサワグルミ_800.jpg[/attachment]
zipp