【台高】庵ノ谷の氷瀑と迷いの尾根で雪遊び。
Posted: 2012年1月19日(木) 23:07
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【 日 付 】2012年01月15日
【 山 域 】台高北部 庵ノ谷 迷い池
【メンバー】びぃ zipp
【 天 候 】曇天
【 ルート 】《庵ノ谷を詰めて稜線、迷い池、1195標高点西尾根山腹道》
08:00 林道が庵ノ谷を離れる架線場広場(co560m)駐車地--- 08:40~08:55 右から枝谷(co770m)--- 09:15~09:40 コウセン滝見学--- 10:25 庵の主(トチノキの大木)--- 10:45~10:50 稜線コル(co1110m)--- 11:25~14:05 迷い池(大池横のコバ)--- 迷い池北1195標高点西--- 1195西尾根山腹道--- 15:40 尾根道合流点(コウセン滝遠望地)--- 16:00 駐車地
国道から見る栗ノ木岳が雪が付いている。あれ?いつ雪が降ったんだっけ??
昨日も今日も、暖かな朝だ。そろそろ氷瀑見物もいい頃かと思うけど、この暖かさじゃ。それに雪がたくさん付くと氷瀑の見栄えも悪いし・・・。
んで、考えた。この時期確実に凍っている滝ってどこだろう?
風折滝は凍ってはいるだろうけど、きっとそれほど氷瀑は発達していない。それにあのボロボロのトラロープじゃ、あの滝横の岩場は登れそうもない。
喜平小屋谷やヌタハラ源流部の滝は凍っているだろうけど、この積雪の中わざわざ行くところじゃないし。
で、庵ノ谷になったのだ。コウセン滝は水量少なく、標高も高い。それに日陰の滝だ。
庵ノ谷林道は、下部はコンクリ道。この道が凍っていると難儀するんだが、今日は雪もほとんどなくって助かった。それでも架線場の駐車場所は、うっすら積雪。
最初の砂防で庵ノ谷右岸に渡り、杣道で谷を遡る。
下部の小滝が連続するところには、ツララのカケラさへ見えない。この調子じゃ氷瀑は無理かも。
左から支流が入って、道は左岸に続く。庵ノ谷本谷では最大の三段滝である30m(?)で、やっとツララが少し付いた(川崎実氏の「秘瀑」で右股大滝として紹介されている滝)。
流れが平流になって河原に降りると、くるぶしほどの積雪。これから続くゴーロの谷を行くにはちょっと厄介な積雪だ。ヘンなところに足をつっこめば、捻挫などの怪我は間違いなしだ。びぃちゃんに、足跡を辿るよう声をかける。
そうして、右から支流が入る谷を見上げると、どの滝も凍っていてビックリ。
今日のお目当ての滝は、さらに奥の支流の滝・コウセン滝だ。ちょっとだけこの谷を見てさらに本流を辿る。
左に大きな嵓、そして枝を落とした木々の向こうに青い光を放つ氷瀑が見えてきた。予想以上に凍っていそうだ。
出合にザックをデポしてコウセン滝に向かう。
谷も凍りつき、足場に苦労しながら近づくと、人間ほどの大きさの青い氷柱がゴロゴロ転がっている。すでにコウセン滝では、氷瀑が一度崩壊しているんだ。
コウセン滝は、大きくハングアップした滝口から迸る40m程の滝。
滝下には大きな氷塊ができ、その上に覆いかぶさるように滝口から氷柱が成長してきている。下に落ちていた大きな氷柱は、滝口にできていた氷柱の一部なんだろう。
この滝がさらに氷結すれば、どんな姿になるのだろう?
本谷をさらに辿る。一ヶ所イヤらしい所があったと思うが、わからぬまま左から岩壁で入る枝谷。ここも見事に凍っている。さらに左からの枝谷を見ると谷はおだやかになる。水を汲み休憩だ。
このまま、二次林をさまよい歩きながら迷い池に登るも面白いんだが、折角ここまで谷を辿ってきたのだからと、谷を詰め上がることにした。
もう一つ上流に8m程の滝があったはずだと登るも、「庵の主」のプレートのかかった大トチ、ここは本谷の最初の水が湧きだすところ。
そうだ、8m滝は、コウセン滝の上流の滝であることを思いだした。ワタシもボケてきた?
[attachment=2]大台ケ原方面_925.jpg[/attachment]
轟轟と梢が呻るなか、稜線に登り、稜線の向こうに飛び込む。
稜線は地肌が見えているが、稜線の南側はたっぷりの雪、強風は頭上を越えていく。
稜線を迷岳方向に辿り、co1260ピークの展望場まで行くと、高い所にある熊野灘の水平線に大台ケ原までよく見える。今日は終始うす曇りながらも展望はいい。
手前に見える白倉、八景、古ヶ丸はもちろんのこと、嘉茂助谷ノ頭も仙千代ヶ峰も雪をかぶっている。
ピークを巻いて谷地から迷いの尾根を目指そうとしたらたっぷりの雪。胸辺りまで雪に埋もれて降りていく。
迷い大池近くの窯跡にツェルトを張る。ここはそもそも風は当らないのだが、ツェルトの中で煮炊きするのと外でするのでは、暖かさは雲泥の差だ。
スルメや天ぷらを焼いてぐび。この暖かさはどうだ。…と思ってたら魚から煙がモクモクでゲホゲホッ。ツェルトの入り口を開ければ、一気に煙も暖かな空気も出て行った。
で、きょうのランチは、茶碗蒸し。そんなもの山でできるのか不安だったけど、びぃちゃんは予行演習してきたと自信なのだ。
だし汁にタマゴを溶き、材料を入れたコッヘルを見ると、四角く切った伊勢はんぺんが表面に浮いているのに不安を覚える。
材料の入ったコッヘルをさらに大きな湯を張ったコッヘルに入れて蒸すという。
でっ、時間かけて出来上がったのは、……コッヘルから飛び出さんばかりに膨張したはんぺん入り、おいしいタマゴスープである(^^)。
[attachment=1]迷い池_925.jpg[/attachment]
迷い池の尾根は、予想外のたっぷりの雪を抱かえている。シリセードゲレンデもたっぷりだ。
スノーシュ・ワカンを履き、シリセードを交えながら、北の1195標高点に向かう。
1195の西の緩斜面を降りて庵ノ谷の左股に向かう尾根に乗る。尾根はやがて植林となり、杣道が出てきてそれを辿る。その時この杣道は、庵ノ谷の二俣639標高点辺りに降りるであろうと思っていた。
それが、なかなか高度を下げようとしない、山腹を巻いていくばかり。
植林から若い自然林(ヤブ)となって思いだした。地形図の崩壊地を横切る道だ。
この道は少しだけ歩いた記憶のある道、何処に繋がっているのか気になってた道だ。
そしてこの道は、尾根の943標高点の先に登る杣道と合流する道、その合流点近くでは、観に行ったコウセン滝や本谷の30m滝が展望できる道だ。
望遠したコウセン滝の氷瀑は、朝のまま、となりの支谷の氷瀑もよく見えている。
尾根道と合流し、シカネットの扉を開閉して、見事に間伐材が無くなった植林の杣道を降りていく。
途中の嵓の穴に供えられている二つのお社(山ノ神と?)には、新しい注連飾り。手を合わせ、今日の無事を感謝した。
[attachment=0]コウセン滝_925.jpg[/attachment]
あっ、一番乗りです!