【鈴鹿】藤原岳の静と騒
Posted: 2012年1月05日(木) 06:58
【日 付】2012年1月4日(水)
【山 域】鈴鹿
【コース】藤原簡易P7:44---11:33頭陀ヶ平---12:19天狗岩---12:45藤原小屋---14:27林道終点---14:54藤原簡易P
【メンバー】単独
新年恒例の藤原岳スノーシューハイクに出かけた。年間を通して藤原岳のテーブルランドが静寂を取り戻す貴重な時期だけに外せない。
藤原簡易パーキングに駐車する。山はどんより曇っていて寒そうな感じ。国道の100円自動販売機が置かれている所を左折し道なりに歩いていくと植林地の左手に中電の巡視路の黄色の矢印が見えて来る。ここから上るのがいつものコース。山口配水地からの登山道よりこちらの方が歩きやすいように思う。
数日前のトレースが出ては消えを繰り返す。あんまり使われてないみたいだ。曇っていて日光があたらないのと風があるので寒く感じる。寒そうやなと思いながら歩いていたら小向井山を過ぎたのも気づかなかった。登山道が合流してくる鉄塔をすぎると雪が舞いだした。雪はたいして沈み込むこともなく白船峠分岐に到着。ここから、頭陀ヶ平までは雪が吹き溜まる場所なので、スノーシューをつける。
中電小屋手前の吹溜まり地帯もたいして沈み込むことなく通過。真っ白な霊仙岳が見えるものの伊吹山は姿すら見えなかった。そして、左手に鉄塔を見ながら上って行く。次の鉄塔からは県境稜線が目の前に見える。同じラインの鉄塔が右手に見えるが頭陀ヶ平の鉄塔は左手の方だ。ここからの上りではスノーシューが力を発揮してくれる。ここも吹き溜まる場所だが、最後の頑張りどころ。結局ここから天狗岩までトレースは無かった。鉄塔に向かって上っていると、下の鉄塔付近に本日第一号の人発見。スキーをつけて上ってきたようだ。男性はしばらく考えて右手の鉄塔に上がっていった。
[attachment=4]IMG_4678.jpg[/attachment]
頭陀ヶ平では樹氷が見られた。御池岳が正面に見えるもののテーブルランドはガスで見えない。樹氷のついた藤原岳天狗岩方面がよく見える。頭陀ヶ平からは流レ洞の源頭部を左側に巻くように進む。だれも歩いていないテーブルランドを歩くのは気持ちがいい。源頭部の樹林帯を歩くと何かに抱かれているような心持ちがするのは、なぜだろう。それも、人のいないこの時期に強く感じる。
さまよい歩き丘を越えると、三重県側からのゆるやかな谷の源頭部と正面にはゆるやかな丘が見える。登山道は源頭部を巻いていき、正面の丘を上ると天狗岩に着く。今回は、そのまま上って行く。天狗岩が近づくにつて樹氷が多くなる。天狗岩からは、テーブルランドのガスが消えた御池岳、正面には藤原岳の展望丘が見え、その奥には竜ヶ岳が白く輝いていた。頭陀ヶ平からここまで人には会わず、藤原小屋から天狗岩の登山道には一人のトレースがあるのみだった。藤原って人が多そうだけど、そうでもないのかなと思いながら小屋に向かう。ここでも、会ったのは一人だけ。
小屋につくと満杯状態。しかも展望丘から下りてくる人たちもたくさんいる。どうやら大貝戸道を使い展望丘に上る人ばかりで、天狗岩すら見向きもされないという事らしい。長居は無用とそのまま冬道を下る。雪が多いのと気温が低いので、登山道はどろどろにはなっていなかった。カレンフェルトが多くなる冬道に入る前にスノーシューを脱ぎ八合目からは聖宝寺道に入る。だれも歩いていないようだ。少し下ると数日前のトレースが一人あるのみ、裏道すら見向きもされないのかと思いながらカレンフェルトの尾根を横に見ながら下る。六合目に到着。聖宝寺道分岐からここまではロープでしっかり整備がされているのにもったいない。
[attachment=1]IMG_4705.jpg[/attachment]
ここから登山道をはずれP597の尾根を下る。気持ちよく下れる尾根だ。六合目の登山道をはずれるやいなや獣たちの足跡だらけで、彼らの幹線道路になっている。白石とアサノセメントの杭を見ながら広い尾根を下っていくと鎮守の木のような均整のとれた木があらわれる。こんな木あったかなと地図を見ると、左側の広い尾根に入りかけている。獣道を使いながら右の尾根に移る。尾根に乗る少し下に赤い道が見える。近づくと獣の血だ。人間と犬の足跡もあるので、猟師にウサギが打たれたようだ。しばらく下ると猟師の黄色のテープが木につけられており、ここから林道に下る。植林地の下りはまだ良かったのだが、自然林に入ると獣たちの足跡だらけでぐちゃぐちゃでよくすべる。立木に捕まりながらなんとか林道終点に着いた。
このあたりは、以前林道工事の目印のための青いビニールテープがたくさん巻きつけられていた所だ。現在は、かわりに品の良い青い杭が打たれていた。真新しい林道だけにのり面も高いので、林道終点に下りないと苦労するだろう。新たなのり面工事の場所をすぎると林道が二つに分かれている。一方は聖宝寺方面、一方は坂本の大堰堤方面に向かっている。駐車地方面の坂本側に下る。予想どうり堰堤の前に出た。新しい林道は、上流部の堰堤工事の取り付け道路として作られているようだ。P597の尾根は、林道終点から上れば聖宝寺道六合目に直接着くので便利かもしれない。ただ下りに使うのは、ピンポイントで林道終点に下りないと面倒なので、考えるところだ。しかも、狩猟期は猟師の道として使われている尾根なので、注意が必要になる。
広大なテーブルランドを持つ藤原岳の静寂と喧騒の両面を見た山行だった。メインルートと小屋のみの楽しみ方では、あまりにももったいないなと思いながら吹雪の帰路についた。
【山 域】鈴鹿
【コース】藤原簡易P7:44---11:33頭陀ヶ平---12:19天狗岩---12:45藤原小屋---14:27林道終点---14:54藤原簡易P
【メンバー】単独
新年恒例の藤原岳スノーシューハイクに出かけた。年間を通して藤原岳のテーブルランドが静寂を取り戻す貴重な時期だけに外せない。
藤原簡易パーキングに駐車する。山はどんより曇っていて寒そうな感じ。国道の100円自動販売機が置かれている所を左折し道なりに歩いていくと植林地の左手に中電の巡視路の黄色の矢印が見えて来る。ここから上るのがいつものコース。山口配水地からの登山道よりこちらの方が歩きやすいように思う。
数日前のトレースが出ては消えを繰り返す。あんまり使われてないみたいだ。曇っていて日光があたらないのと風があるので寒く感じる。寒そうやなと思いながら歩いていたら小向井山を過ぎたのも気づかなかった。登山道が合流してくる鉄塔をすぎると雪が舞いだした。雪はたいして沈み込むこともなく白船峠分岐に到着。ここから、頭陀ヶ平までは雪が吹き溜まる場所なので、スノーシューをつける。
中電小屋手前の吹溜まり地帯もたいして沈み込むことなく通過。真っ白な霊仙岳が見えるものの伊吹山は姿すら見えなかった。そして、左手に鉄塔を見ながら上って行く。次の鉄塔からは県境稜線が目の前に見える。同じラインの鉄塔が右手に見えるが頭陀ヶ平の鉄塔は左手の方だ。ここからの上りではスノーシューが力を発揮してくれる。ここも吹き溜まる場所だが、最後の頑張りどころ。結局ここから天狗岩までトレースは無かった。鉄塔に向かって上っていると、下の鉄塔付近に本日第一号の人発見。スキーをつけて上ってきたようだ。男性はしばらく考えて右手の鉄塔に上がっていった。
[attachment=4]IMG_4678.jpg[/attachment]
頭陀ヶ平では樹氷が見られた。御池岳が正面に見えるもののテーブルランドはガスで見えない。樹氷のついた藤原岳天狗岩方面がよく見える。頭陀ヶ平からは流レ洞の源頭部を左側に巻くように進む。だれも歩いていないテーブルランドを歩くのは気持ちがいい。源頭部の樹林帯を歩くと何かに抱かれているような心持ちがするのは、なぜだろう。それも、人のいないこの時期に強く感じる。
さまよい歩き丘を越えると、三重県側からのゆるやかな谷の源頭部と正面にはゆるやかな丘が見える。登山道は源頭部を巻いていき、正面の丘を上ると天狗岩に着く。今回は、そのまま上って行く。天狗岩が近づくにつて樹氷が多くなる。天狗岩からは、テーブルランドのガスが消えた御池岳、正面には藤原岳の展望丘が見え、その奥には竜ヶ岳が白く輝いていた。頭陀ヶ平からここまで人には会わず、藤原小屋から天狗岩の登山道には一人のトレースがあるのみだった。藤原って人が多そうだけど、そうでもないのかなと思いながら小屋に向かう。ここでも、会ったのは一人だけ。
小屋につくと満杯状態。しかも展望丘から下りてくる人たちもたくさんいる。どうやら大貝戸道を使い展望丘に上る人ばかりで、天狗岩すら見向きもされないという事らしい。長居は無用とそのまま冬道を下る。雪が多いのと気温が低いので、登山道はどろどろにはなっていなかった。カレンフェルトが多くなる冬道に入る前にスノーシューを脱ぎ八合目からは聖宝寺道に入る。だれも歩いていないようだ。少し下ると数日前のトレースが一人あるのみ、裏道すら見向きもされないのかと思いながらカレンフェルトの尾根を横に見ながら下る。六合目に到着。聖宝寺道分岐からここまではロープでしっかり整備がされているのにもったいない。
[attachment=1]IMG_4705.jpg[/attachment]
ここから登山道をはずれP597の尾根を下る。気持ちよく下れる尾根だ。六合目の登山道をはずれるやいなや獣たちの足跡だらけで、彼らの幹線道路になっている。白石とアサノセメントの杭を見ながら広い尾根を下っていくと鎮守の木のような均整のとれた木があらわれる。こんな木あったかなと地図を見ると、左側の広い尾根に入りかけている。獣道を使いながら右の尾根に移る。尾根に乗る少し下に赤い道が見える。近づくと獣の血だ。人間と犬の足跡もあるので、猟師にウサギが打たれたようだ。しばらく下ると猟師の黄色のテープが木につけられており、ここから林道に下る。植林地の下りはまだ良かったのだが、自然林に入ると獣たちの足跡だらけでぐちゃぐちゃでよくすべる。立木に捕まりながらなんとか林道終点に着いた。
このあたりは、以前林道工事の目印のための青いビニールテープがたくさん巻きつけられていた所だ。現在は、かわりに品の良い青い杭が打たれていた。真新しい林道だけにのり面も高いので、林道終点に下りないと苦労するだろう。新たなのり面工事の場所をすぎると林道が二つに分かれている。一方は聖宝寺方面、一方は坂本の大堰堤方面に向かっている。駐車地方面の坂本側に下る。予想どうり堰堤の前に出た。新しい林道は、上流部の堰堤工事の取り付け道路として作られているようだ。P597の尾根は、林道終点から上れば聖宝寺道六合目に直接着くので便利かもしれない。ただ下りに使うのは、ピンポイントで林道終点に下りないと面倒なので、考えるところだ。しかも、狩猟期は猟師の道として使われている尾根なので、注意が必要になる。
広大なテーブルランドを持つ藤原岳の静寂と喧騒の両面を見た山行だった。メインルートと小屋のみの楽しみ方では、あまりにももったいないなと思いながら吹雪の帰路についた。
国道の100円自動販売機が置かれている所を左折し道なりに歩いていくと植林地の左手に中電の巡視路の黄色の矢印が見えて来る。ここから上るのがいつものコース。山口配水地からの登山道よりこちらの方が歩きやすいように思う。