【鈴鹿】初登り 辰年は竜ヶ岳から
Posted: 2012年1月04日(水) 18:51
【日 付】2012年1月3日(火)
【山 域】鈴鹿中部 竜ヶ岳
【天 候】曇り
【メンバー】通風山さん、りゅうさん、とっちゃん、柳川洞吹さん、山日和
【コース】宇賀渓8:26---9:35ナナツノヤマ尾根取付---12:50竜ヶ岳---13:15クラ手前14:16---15:30青川分岐---
16:30遠足尾根登山口---16:53宇賀渓
2012年。辰年の初登りはやはり竜ヶ岳だろう。ただ、ここしばらく雪が降っていないようなので、雪山らしさが味わえる
かが心配だ。
宇賀渓では無料駐車場に車を止めても入山料を徴収されるようになった。1人200円。駐車料金が500円だから、3人い
れば有料駐車場に止める方が得である。
しかし鈴鹿の山で入山料とは恐れ入る。地元財産区の持ち山らしいので文句は言えないようだが、なにか釈然としない
ものを感じる。無料駐車場から5人乗り合わせて有料駐車場へ移動。これでおひとり様100円也である。
見上げる山頂方向は厚い雲に覆われて、展望は期待できそうにない。
[attachment=4]P1040585_3_1.JPG[/attachment]
林道上には雪はない。背中のスノーシューザックの重しに終わらないだろうか。
新しく拓かれた遠足尾根の登山口はホタガ谷コースのすぐ手前にあった。立派な標識と軽トラが走れそうな道があり、こ
のコースに力を入れているのがわかる。
本流沿いの登山道は金山尾根の都立を過ぎたあたりから雪も増え、徐々に雪山ムードになってきた。
通さんのザックが他のメンバーよりかなり小さめで、「何も入ってないんじゃない?」とみんなから攻撃の的になっていた。
その分たっぷりと着込んでいて、暑くなってフリースを脱いでもまだ3枚着ているというから驚きだ。
本日のルートはナナツノヤマ尾根。蛇谷とヨコ谷の中間尾根である。西尾本でその名を知ったこの尾根は8年前の冬に
一度踏んでいる。
急登しばしで尾根に乗った。常緑の潅木主体のすっきりしない尾根だが、テープを見かけることもなく、バリハイルートら
しい尾根だろう。
何ヶ所か現われるちょっとした岩場がいいアクセントになっている。独立した巨岩を3つ並べたようなところもあり面白い。
[attachment=3]P1040600_1_1.JPG[/attachment]
800mあたりから雪が深くなってきた。ヒザ下程度のラッセルで、雪質からするとスノーシューが有効だろうが、ヤブで取
り回しに苦労しそうなのでじっと我慢のラッセルを続ける。
途中でりゅうさんに代わってもらったが、最近はあまり山に登ってないといいながらもさすがのパワフルな登り。グイグイと
雪を踏んで行く。
ちなみにりゅうさんは年男。辰年の竜ヶ岳に年男のりゅう(竜)さんと、これ以上ない取り合わせだ。
急登が終わったところでやっとヤブっぽさもなくなり、スノーシューの出番となった。やはりスノーシューは魔法の雪山グ
ッズ。これまでのガボリが嘘のように楽に足が出る。
左手にロープの張られたガレが見えると中道の登山道と合流する。ここからが一番いいところ。右手からの浅い谷の源
頭にはブナ主体の疎林が広がり、実にいい雰囲気である。
樹林帯を抜けるとササ原に変わる。積雪量はまだ少なく、ササが雪面から頭を出している状態だ。遮るものがなくなる
と風もまともに体にぶつかる。たまらずアウターを着込むが、洞吹さんだけは「暑い」とラガーシャツ1枚で歩いている。
[attachment=2]P1040639_1_1.JPG[/attachment]
曇ってはいるが、雲は高く見通しが利かないという状態ではない。もうすぐそこに近付いた山頂に向かって一面の雪原
にトレースを刻む。山頂直下でとっちゃんと洞吹さんを待って、Gメン75ばりに5人並んで竜ヶ岳の山頂を踏んだ。
先発した登山者はすでに下山したようで、北に向かってツボ足やスノーシューの様々なトレースが残されていた。
強風吹きすさぶという状況ではないが、ランチタイムを楽しむにはちょっと落ち着かない。クラ方面へ歩いて適当な場所を
探そう。
竜ヶ岳の北斜面から蛇谷の源頭には冬衣の白いヒツジが遊んでいるが、今日の毛の色はちょっとグレーなのが残念だ。
それでもそばに近寄ればそれなりに美しい。
下界に目をやれば伊勢平野が明るく光っている。街はいい天気なのだろう。こちらも下から見たよりは想像以上に悪く
ない天気だ。
[attachment=1]P1040662_1_1.JPG[/attachment]
クラ手前の斜面のシロヤシオの林の中に陣取った。りゅうさんが手早く雪を掻いてランチ場所を設営してくれた。
スノーシューで雪掻きを終わったところで通さんのザックからヒップソリが登場。「遅い~」と非難の声が上がる。小さい割
に意外なものが出てくるザックである。
それぞれ思い思いの食事を取る。正月らしく、とっちゃんから手作りのおせちと自家搗きの餅が回って舌鼓みを打った。
文明堂のしること、これまたとっちゃんが点ててくれた抹茶で仕上げしてランチタイムは終了。すっかりいい時間になった。
帰路は今や一番安全なコースになった遠足尾根を選んだ。これまでの一般コースであるホタガ谷(裏道)にしてもヨコ谷
(中道)にしても、安全な登山道とは言い難い。特に冬は危険が多いコースである。竜ヶ岳は鈴鹿の中でも遭難事故の多
い山だ。そのほとんどがこの両コースで発生しているのではないだろうか。
りゅうさんの案内で登山道ラインを避けて牛道ルートを歩く。クラ北尾根の分岐あたりから北面をトラバースするように歩
くコースはブナ林が美しい、いいルートだ。こちら側は歩いたことがなかったので思わぬ収穫だった。
ホタガ谷源頭にはミニ雪庇ができており、りゅうさんとふたりで踏み抜き実演で遊ぶ。
下からみた雪庇はただの庇ではなくソフトクリームが溶けかけたような複雑なカーブを描いて美しい。「みんな下りて来な
いとこの美しさはわからんで~」とりゅうさんがけしかける。
[attachment=0]P1040696_1.JPG[/attachment]
今日の登山者は全員遠足尾根だったようで、ホタガ谷や金山尾根にはトレースがなかった。
うるさいほどテープと番号札の標識が付けられたこのルートは迷いようもないだろう。
釈迦ヶ岳山頂の雲が取れて、雲の流れとともに光のカーテンが流れていくようで美しい。藤原岳の山頂部はまだ雲の中。
静ヶ岳や銚子岳ははっきり見えることからすれば、1100mあたりが雲のラインというところだろうか。
青川への尾根を分けた少し先に新登山道の分岐があった。大日向三角点の手前である。ここから遠足尾根を離れてホ
タガ谷登山道の入口へ支尾根を下る。植林帯の登山道は雪が融けてグチャグチャの泥道。歩きにくいことこの上ない。
なんとか全員転ばず(たぶん)に林道に着地。途中の水場で泥を洗い流して駐車場へ向かう。
当然ながら最後の一台となった駐車場は、管理のおじさんもお役御免となって人影はない。りゅうさんが朝提出した登山
届を回収して初登りは終わった。辰年の初頭を飾るにふさわしい、いい山だった。
山日和
【山 域】鈴鹿中部 竜ヶ岳
【天 候】曇り
【メンバー】通風山さん、りゅうさん、とっちゃん、柳川洞吹さん、山日和
【コース】宇賀渓8:26---9:35ナナツノヤマ尾根取付---12:50竜ヶ岳---13:15クラ手前14:16---15:30青川分岐---
16:30遠足尾根登山口---16:53宇賀渓
2012年。辰年の初登りはやはり竜ヶ岳だろう。ただ、ここしばらく雪が降っていないようなので、雪山らしさが味わえる
かが心配だ。
宇賀渓では無料駐車場に車を止めても入山料を徴収されるようになった。1人200円。駐車料金が500円だから、3人い
れば有料駐車場に止める方が得である。
しかし鈴鹿の山で入山料とは恐れ入る。地元財産区の持ち山らしいので文句は言えないようだが、なにか釈然としない
ものを感じる。無料駐車場から5人乗り合わせて有料駐車場へ移動。これでおひとり様100円也である。
見上げる山頂方向は厚い雲に覆われて、展望は期待できそうにない。
[attachment=4]P1040585_3_1.JPG[/attachment]
林道上には雪はない。背中のスノーシューザックの重しに終わらないだろうか。
新しく拓かれた遠足尾根の登山口はホタガ谷コースのすぐ手前にあった。立派な標識と軽トラが走れそうな道があり、こ
のコースに力を入れているのがわかる。
本流沿いの登山道は金山尾根の都立を過ぎたあたりから雪も増え、徐々に雪山ムードになってきた。
通さんのザックが他のメンバーよりかなり小さめで、「何も入ってないんじゃない?」とみんなから攻撃の的になっていた。
その分たっぷりと着込んでいて、暑くなってフリースを脱いでもまだ3枚着ているというから驚きだ。
本日のルートはナナツノヤマ尾根。蛇谷とヨコ谷の中間尾根である。西尾本でその名を知ったこの尾根は8年前の冬に
一度踏んでいる。
急登しばしで尾根に乗った。常緑の潅木主体のすっきりしない尾根だが、テープを見かけることもなく、バリハイルートら
しい尾根だろう。
何ヶ所か現われるちょっとした岩場がいいアクセントになっている。独立した巨岩を3つ並べたようなところもあり面白い。
[attachment=3]P1040600_1_1.JPG[/attachment]
800mあたりから雪が深くなってきた。ヒザ下程度のラッセルで、雪質からするとスノーシューが有効だろうが、ヤブで取
り回しに苦労しそうなのでじっと我慢のラッセルを続ける。
途中でりゅうさんに代わってもらったが、最近はあまり山に登ってないといいながらもさすがのパワフルな登り。グイグイと
雪を踏んで行く。
ちなみにりゅうさんは年男。辰年の竜ヶ岳に年男のりゅう(竜)さんと、これ以上ない取り合わせだ。
急登が終わったところでやっとヤブっぽさもなくなり、スノーシューの出番となった。やはりスノーシューは魔法の雪山グ
ッズ。これまでのガボリが嘘のように楽に足が出る。
左手にロープの張られたガレが見えると中道の登山道と合流する。ここからが一番いいところ。右手からの浅い谷の源
頭にはブナ主体の疎林が広がり、実にいい雰囲気である。
樹林帯を抜けるとササ原に変わる。積雪量はまだ少なく、ササが雪面から頭を出している状態だ。遮るものがなくなる
と風もまともに体にぶつかる。たまらずアウターを着込むが、洞吹さんだけは「暑い」とラガーシャツ1枚で歩いている。
[attachment=2]P1040639_1_1.JPG[/attachment]
曇ってはいるが、雲は高く見通しが利かないという状態ではない。もうすぐそこに近付いた山頂に向かって一面の雪原
にトレースを刻む。山頂直下でとっちゃんと洞吹さんを待って、Gメン75ばりに5人並んで竜ヶ岳の山頂を踏んだ。
先発した登山者はすでに下山したようで、北に向かってツボ足やスノーシューの様々なトレースが残されていた。
強風吹きすさぶという状況ではないが、ランチタイムを楽しむにはちょっと落ち着かない。クラ方面へ歩いて適当な場所を
探そう。
竜ヶ岳の北斜面から蛇谷の源頭には冬衣の白いヒツジが遊んでいるが、今日の毛の色はちょっとグレーなのが残念だ。
それでもそばに近寄ればそれなりに美しい。
下界に目をやれば伊勢平野が明るく光っている。街はいい天気なのだろう。こちらも下から見たよりは想像以上に悪く
ない天気だ。
[attachment=1]P1040662_1_1.JPG[/attachment]
クラ手前の斜面のシロヤシオの林の中に陣取った。りゅうさんが手早く雪を掻いてランチ場所を設営してくれた。
スノーシューで雪掻きを終わったところで通さんのザックからヒップソリが登場。「遅い~」と非難の声が上がる。小さい割
に意外なものが出てくるザックである。
それぞれ思い思いの食事を取る。正月らしく、とっちゃんから手作りのおせちと自家搗きの餅が回って舌鼓みを打った。
文明堂のしること、これまたとっちゃんが点ててくれた抹茶で仕上げしてランチタイムは終了。すっかりいい時間になった。
帰路は今や一番安全なコースになった遠足尾根を選んだ。これまでの一般コースであるホタガ谷(裏道)にしてもヨコ谷
(中道)にしても、安全な登山道とは言い難い。特に冬は危険が多いコースである。竜ヶ岳は鈴鹿の中でも遭難事故の多
い山だ。そのほとんどがこの両コースで発生しているのではないだろうか。
りゅうさんの案内で登山道ラインを避けて牛道ルートを歩く。クラ北尾根の分岐あたりから北面をトラバースするように歩
くコースはブナ林が美しい、いいルートだ。こちら側は歩いたことがなかったので思わぬ収穫だった。
ホタガ谷源頭にはミニ雪庇ができており、りゅうさんとふたりで踏み抜き実演で遊ぶ。
下からみた雪庇はただの庇ではなくソフトクリームが溶けかけたような複雑なカーブを描いて美しい。「みんな下りて来な
いとこの美しさはわからんで~」とりゅうさんがけしかける。
[attachment=0]P1040696_1.JPG[/attachment]
今日の登山者は全員遠足尾根だったようで、ホタガ谷や金山尾根にはトレースがなかった。
うるさいほどテープと番号札の標識が付けられたこのルートは迷いようもないだろう。
釈迦ヶ岳山頂の雲が取れて、雲の流れとともに光のカーテンが流れていくようで美しい。藤原岳の山頂部はまだ雲の中。
静ヶ岳や銚子岳ははっきり見えることからすれば、1100mあたりが雲のラインというところだろうか。
青川への尾根を分けた少し先に新登山道の分岐があった。大日向三角点の手前である。ここから遠足尾根を離れてホ
タガ谷登山道の入口へ支尾根を下る。植林帯の登山道は雪が融けてグチャグチャの泥道。歩きにくいことこの上ない。
なんとか全員転ばず(たぶん)に林道に着地。途中の水場で泥を洗い流して駐車場へ向かう。
当然ながら最後の一台となった駐車場は、管理のおじさんもお役御免となって人影はない。りゅうさんが朝提出した登山
届を回収して初登りは終わった。辰年の初頭を飾るにふさわしい、いい山だった。
山日和
【コース】宇賀渓8:26---9:35ナナツノヤマ尾根取付---12:50竜ヶ岳---13:15クラ手前14:16---15:30青川分岐---