【比良】鵜川 12月初冬、雨の渓歩きと琵琶湖展望の尾根
Posted: 2011年12月04日(日) 23:48
~ 鵜川左股シャワーと市境界尾根から琵琶湖対岸の山稜展望 ~
【 日 付 】 '11/12/04
【 山 域 】 比良北部
【 天 候 】 曇り時々晴れ十数回小雨
【コースタイム】自宅7:45-P8:20
P8:40-ダム入渓8:48-二股9:10-CS2m・5m・ナメ・6mナメ・
3段10m斜瀑10:00-ランチ11:48/1315-市境界尾根13:17-P542 13:39
-二股14:50-P15:14
比良 口の深谷で敗退を余儀なくされたのは一月半前、リベンジはかなわないが、渓への想いは醒めやらない。
師走の声を聞き、不順な空模様の中、なだらかな渓を選んだ。
立派な林道のゲートは、獣避けのもので鍵はかかっておらず開け閉め自由、しっかり閉めて相棒を走らせる。
送電線を目安に入渓地点を定め、近くの空き地に駐車した。
途端に雨が降り出した。
自宅出がけの雨が道中止んで歓喜したのはぬか喜びやったんかいなぁ。
しばらくの待機で小雨になったところで、沢装束を纏う。
「来季までお預けのはずが、この時期この装備で歩ける幸せ感たっぷり」
林道を少し下り、大きな堰堤の上流側斜面を滑り降りて川に入る。
二股まではちょっとしたナメがあるだけでチャプチャプ川歩きだ。
これがまたうれしい。 左股に入ると3mの連瀑、CS2mそして5mと次の6mをシャワー気味で登ればどちらも規模は
小さいが美しいナメが迎えてくれる。 さらに、3段の10m斜瀑は傾斜が緩く、水線直近を飛沫を浴びながら登る。
「イヤー気持ちエエがなぁ~」
これらの滝は標高200から300mの間、とは言え、この時期の水流、老体にはかなり厳しいと言わざるを得ない。
が、そこは装備でカバー、FT社の上下を着込んで果敢に攻めたのだ。 さてここから先は早くも源流様のせせらぎをひたすら登る。
なだらかに登るのでしんどくはないが、植林が出てきて興をそぐ。
山の幸を頂きながらゆるゆると登った。
比良の北東部、滝山と嘉嶺ヶ岳の間のコルのポコに出て、鍋ランチとした。
帰りは市境界尾根を行く。
この尾根へは、たくさんの標識で「入るな」とありエアリアにも示されていないが、極めて明瞭なしかも
大展望の快適ルートだった。
敢えて言えば、渓の情景をこの尾根道の展望が凌駕していた。
終始、琵琶湖と伊吹、霊仙、鈴鹿の山並み、沖島、奥島、湖南の山稜を眺めながらの気持ちのいい下りだった。
ただ、植生は常緑樹がほとんどなのが残念だった。
二股からは右岸の古道を降り、大堰堤を渡って、駐車地へと辿り着いた。
早く、雪が降ってくれないと渓への想いは冷めやらないようだ。
SHIGEKI